JP2003150372A - 乱数発生回路 - Google Patents

乱数発生回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より完全な乱数を短時間に且つ確実に発生さ
せることができる乱数発生回路を提供する。 【解決手段】 カスケード接続されたCゲート1,2が
第2の方形波Sの立上がり時点以降における第1の方形
波Fの立下がり時点を検出し、カスケード接続されたC
ゲート3,4が第2の方形波Sの立上がり時点以降にお
ける第1の方形波Fの立上がり時点を検出し、第2の方
形波Sの立上がり時点で第1の方形波Fの値が1の場
合、NANDゲート5が0を出力し、第2の方形波Sの
立上がり時点で第1の方形波Fの値が0の場合、NAN
Dゲート6が0を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の周波数を有
する第1の信号の値を第1の周波数より低い第2の周波
数を有する第2の信号を用いて検出し、検出された第1
の信号の値に基づいて乱数を発生させる乱数発生回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、遺伝病や成人病等の遺伝子レベル
での診断および治療等を目的として、世界的に大規模な
ゲノムの塩基配列解析が行われている。ここで、ゲノム
とは、生命活動を行う上で必要なすべての遺伝子を持っ
た1組の染色体であり、人の場合、2組の染色体を有し
ており、2つのゲノムを持っている。1つのゲノムは、
約30億個の塩基対からなり、1つの細胞内にある約6
0億個の塩基対の総延長距離は、約1.8mであり、そ
のDNA(デオキシリボ核酸)が人の細胞約60億個の
すべてに存在する。
【0003】上記のように非常に多くのDNAを解析し
て膨大なゲノムデータを統合および分類し、機能的に関
連のある遺伝子群からなる遺伝子ネットワークを解析す
る作業を実際に行ったのでは、あまりにも長時間を要
し、現実的ではないため、遺伝子ネットワーク等を化学
反応シミュレーションにより解析することが考えられ
る。
【0004】このような化学反応シミュレーションを行
うため、例えば、モンテカルロシミュレーションを用い
て化学反応の反応速度等を乱数によって表現することが
考えられるが、シミュレーションを正確且つ高速に行う
ためには、この乱数がより完全な乱数であるとともに、
短時間に且つ確実に発生される必要がある。
【0005】一方、より完全な乱数を短時間に発生させ
る乱数発生方法としては、例えば、図4に示すように、
周波数の高い第1の方形波Fの値を第1の方形波Fより
周波数の低い第2の方形波Sの立ち上がりタイミングで
ラッチ(サンプリング)することが考えられる。具体的
には、DフリップフロップのD入力端子に第1の方形波
Fを入力するとともに、クロック入力端子に第2の方形
波Sを入力する。このとき、図4中に破線の両矢印で示
すように、第1の方形波F及び第2の方形波Sの少なく
とも一方が熱雑音等により揺らげば、より完全な乱数を
短時間に発生させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
Dフリップフロップを用いた乱数発生回路では、第1の
方形波F及び第2の方形波Sの信号変化が近い場合、す
なわち第2の方形波Sを基準にしてDフリップフロップ
のセットアップ時間及びホールド時間内に第1の方形波
Fの値が変化した場合、出力信号が不安定となるメタス
テーブルが発生する。メタステーブルが発生した場合、
出力信号が安定するまでの時間は、第1の方形波F及び
第2の方形波Sの信号変化の近さに依存するとともに、
確率的に変化するため、乱数を確実に発生させることが
できない。
【0007】本発明の目的は、より完全な乱数を短時間
に且つ確実に発生させることができる乱数発生回路を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係る乱数発生回路は、第1の周波数を有す
る第1の信号の値を第1の周波数より低い第2の周波数
を有する第2の信号を用いて検出し、検出された第1の
信号の値に基づいて乱数を発生させる乱数発生回路であ
って、第2の信号に応じて第1の信号の第1のタイミン
グを検出する第1の検出手段と、第2の信号に応じて第
1のタイミングと異なる第1の信号の第2のタイミング
を検出する第2の検出手段と、第1及び第2の検出手段
により検出された第1及び第2のタイミングのうちメタ
ステーブルが発生していない検出手段により検出された
タイミングに応じて乱数の値を決定する乱数決定手段と
を備えるものである。
【0009】本発明に係る乱数発生回路においては、第
1の検出手段により第2の信号に応じて第1の信号の第
1のタイミングが検出され、第2の検出手段により第2
の信号に応じて第1のタイミングと異なる第1の信号の
第2のタイミングが検出され、検出された第1及び第2
のタイミングのうちメタステーブルが発生していない検
出手段により検出されたタイミングに応じて乱数の値が
決定される。
【0010】このように、第1及び第2の検出手段の検
出タイミングが異なるので、メタステーブルが発生する
検出手段を第1及び第2の検出手段のうちの一方に限定
することができ、検出タイミングが異なる2系統の検出
手段を競争させてメタステーブルが発生していない検出
手段により検出されたタイミングに応じて乱数を発生さ
せることができる。この結果、メタステーブルの影響を
受けることなく、乱数を発生させることができるので、
より完全な乱数を短時間に且つ確実に発生させることが
できる。
【0011】(2)第2の発明 第2の発明に係る乱数発生回路は、第1の発明に係る乱
数発生回路の構成において、第1の信号は、第1の周波
数を有する第1の矩形波を含み、第2の信号は、第2の
周波数を有する第2の矩形波を含み、第1の検出手段
は、第2の矩形波が第1のレベルから第2のレベルへ遷
移するサンプリングタイミング以降において第1の矩形
波が第3のレベルから第4のレベルへ遷移する第1の遷
移タイミングを検出し、第2の検出手段は、サンプリン
グタイミング以降において第1の矩形波が第4のレベル
から第3のレベルへ遷移する第2の遷移タイミングを検
出し、乱数決定手段は、第1及び第2の検出手段の出力
のうち先に入力された出力を用いて自身の出力を決定す
るインターロック回路を含む。
【0012】この場合、第2の矩形波が第1のレベルか
ら第2のレベルへ遷移するサンプリングタイミング以降
において第1の矩形波が第3のレベルから第4のレベル
へ遷移する第1の遷移タイミングが第1の検出手段によ
り検出され、上記のサンプリングタイミング以降におい
て第1の矩形波が第4のレベルから第3のレベルへ遷移
する第2の遷移タイミングが第2の検出手段により検出
され、インターロック回路により第1及び第2の検出手
段の出力のうち先に入力された出力に応じて乱数が決定
される。
【0013】このように、第1及び第2の検出手段の検
出タイミングとなる第1及び第2の遷移タイミングが異
なるので、メタステーブルが発生する検出手段を第1及
び第2の検出手段のうちの一方に限定することができる
とともに、インターロック回路により第1及び第2の検
出手段の出力のうち先に入力された出力に応じて乱数が
決定されるので、メタステーブルが発生していない検出
手段の検出タイミングに応じて乱数を発生させることが
できる。
【0014】(3)第3の発明 第3の発明に係る乱数発生回路は、第2の発明に係る乱
数発生回路の構成において、第1の検出手段は、第1及
び第2の矩形波が入力される第1のMullerCゲー
トと、第1の矩形波の反転信号及び第1のMuller
Cゲートの出力が入力される第2のMullerCゲー
トとを含み、第2の検出手段は、第1の矩形波の反転信
号及び第2の矩形波が入力される第3のMullerC
ゲートと、第1の矩形波及び第3のMullerCゲー
トの出力が入力される第4のMullerCゲートとを
含む。
【0015】この場合、第1及び第2のMullerC
ゲートにより第2の矩形波が第1のレベルから第2のレ
ベルへ遷移するサンプリングタイミング以降において第
1の矩形波が第3のレベルから第4のレベルへ遷移する
第1の遷移タイミングを検出することができるととも
に、第3及び第4のMullerCゲートにより上記の
サンプリングタイミング以降において第1の矩形波が第
4のレベルから第3のレベルへ遷移する第2の遷移タイ
ミングを検出することができるので、簡略な回路構成で
より完全な乱数を短時間に且つ確実に発生させることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態によ
る乱数発生回路について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による乱数発生回路の構
成を示す回路図である。
【0017】図1において、乱数発生回路は、Mull
er(ミューラー)Cゲート(MullerのC要素、
以下「Cゲート」と称す)1〜4及びNANDゲート
5,6を備える。ここで、Cゲート1〜4となるMul
lerのC要素について詳細に説明する。
【0018】図2は、MullerのC要素を説明する
ための論理回路記号、等価回路及び真理値表を示す図で
ある。MullerのC要素は、図2の(a)に示す論
理回路記号により表され、待合せ回路、合流回路又は最
終入力応答回路ともいわれ、双安定素子であり、ヒステ
リシス現象と同様の動作を行う。
【0019】また、図2の(a)に示すMullerの
C要素は、図2の(b)に示すように、3入力の多数決
論理回路の出力Qを1つの入力に戻した形となり、両入
力I1,I2の値が揃うのを待つ自己同期機能を有し、
真理値表は図2の(c)に示すようになる。すなわち、
すべての入力I1,I2が1になった後だけ出力Qが1
となり、すべての入力I1,I2が0になった後だけ出
力Qが0となり、入力I1,I2の一方が0で他方が1
の場合、出力Qは出力Qの直前の値Q’となる。なお、
Cゲート1〜4は、論理回路を組み合わせて構成しても
よいし、FPGA(Field Programmable Gate Array)
のLUT(Look Up Table)等を用いて実現してもよ
い。
【0020】再び、図1を参照して、第1の方形波Fは
周波数の高い矩形波であり、第2の方形波Sは第1の方
形波Fより周波数の低い矩形波であり、第1の方形波F
及び/又は第2の方形波Sは熱雑音等により揺らぐ信号
である。Cゲート1には第1の方形波F及び第2の方形
波Sが入力され、Cゲート2には第1の方形波Fの反転
信号及びCゲート1の出力信号が入力され、Cゲート
1,2により第2の方形波Sの立上がり時点(0→1)
以降における第1の方形波Fの立下がり時点(1→0)
が検出される。
【0021】一方、Cゲート3には第2の方形波S及び
第1の方形波Fの反転信号が入力され、Cゲート4には
第1の方形波F及びCゲート3の出力信号が入力され、
Cゲート3,4により第2の方形波Sの立上がり時点以
降における第1の方形波Fの立上がり時点が検出され
る。
【0022】NANDゲート5の一方の入力にはCゲー
ト2の出力が入力され、他方の入力にはNANDゲート
6の出力が入力され、NANDゲート6の一方の入力に
はCゲート4の出力が入力され、他方の入力にはNAN
Dゲート5の出力が入力される。したがって、NAND
ゲート5,6によりRSフリップフロップが構成され、
第2の方形波Sの立上がり時点で第1の方形波Fの値が
1のときにNANDゲート5の出力は0となり、逆に、
第2の方形波Sの立上がり時点で第1の方形波Fの値が
0のときにNANDゲート6の出力は0となる。なお、
Cゲート1〜4による第1の方形波Fの立下がり及び立
上がり時点の検出前はNANDゲート5,6ともに1を
出力する。
【0023】本実施の形態では、Cゲート1,2が第1
の検出手段に相当し、Cゲート3,4が第2の検出手段
に相当し、NANDゲート5,6が乱数決定手段及びイ
ンターロック回路に相当する。
【0024】図3は、図1に示す乱数発生回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。なお、図3
では、説明を容易にするために各ゲート1〜6の信号遅
延を無視している。
【0025】まず、第2の方形波Sが0(Lレベル)か
ら1(Hレベル)へ立上がるR1点において第1の方形
波Fが0になっている場合について説明する。図3に示
すように、第2の方形波Sが立上がるR1点において第
1の方形波Fが0になっている場合、Cゲート3の出力
はR1点における第2の方形波Sの立上がりに応答して
0から1へ立上がる。次に、第1の方形波F及びCゲー
ト3の出力がCゲート4に入力され、Cゲート4の出力
はA1点における第1の方形波Fの立上がりに応答して
0から1へ立上がる。このようにカスケード接続された
Cゲート3,4に入力される第1の方形波Fを1段毎に
反転させることにより、R1点以降における第1の方形
波Fの立上がりタイミングすなわちA1点を検出するこ
とができる。
【0026】一方、第2の方形波Sが立上がるR1点に
おいて第1の方形波Fが0になっている場合、Cゲート
1の出力はA1点における第1の方形波Fの立上がりに
応答して0から1へ立上がる。次に、第1の方形波Fの
反転信号及びCゲート1の出力がCゲート2に入力さ
れ、Cゲート2の出力はB1点における第1の方形波F
の立下がりに応答して0から1へ立上がる。このように
カスケード接続されたCゲート1,2に入力される第1
の方形波Fを1段毎に反転させることにより、R1点以
降における第1の方形波Fの立下がりタイミングすなわ
ちB1点を検出することができる。
【0027】ここで、NANDゲート6の一方の入力に
Cゲート4の出力が入力されているので、NANDゲー
ト6の出力がA1点におけるCゲート4の出力の立上が
りに応答して1から0へ立下がる。このとき、NAND
ゲート5の出力は変化せず、また、NANDゲート5,
6はCゲート2の出力の立上がりに応答せず、NAND
ゲート5,6の出力は変化しない。
【0028】次に、C1点において第1の方形波F及び
第2の方形波Sが1から0へ立下がると、Cゲート1の
出力は1から0へ立下がり、Cゲート2,3の出力もD
1点において1から0に立下がる。このとき、NAND
ゲート5,6はCゲート2の出力の立下がりに応答せ
ず、NANDゲート5,6の出力は変化しない。
【0029】次に、E1点において第1の方形波Fが1
から0へ立下がると、Cゲート4の出力が1から0へ立
下がり、NANDゲート6の出力がCゲート4の出力の
立上がりに応答して0から1へ立上がる。このとき、N
ANDゲート5の出力は変化しない。
【0030】上記の動作により、第2の方形波Sの立上
がり時点で第1の方形波Fの値が0の場合にNANDゲ
ート5は1を出力し、NANDゲート6は0を出力す
る。
【0031】次に、第2の方形波Sが0から1へ立上が
るR2点において第1の方形波Fが1になっている場合
について説明する。図3に示すように、第2の方形波S
が立上がるR2点において第1の方形波Fが1になって
いる場合、Cゲート1の出力はR2点における第2の方
形波Sの立上がりに応答して0から1へ立上がる。次
に、第1の方形波Fの反転信号及びCゲート1の出力が
Cゲート2に入力され、Cゲート2の出力はB2点にお
ける第1の方形波Fの立下がりに応答して0から1へ立
上がり、カスケード接続されたCゲート1,2によりR
2点以降における第1の方形波Fの立下がりタイミング
すなわちB2点を検出することができる。
【0032】一方、第2の方形波Sが立上がるR2点に
おいて第1の方形波Fが1になっている場合、Cゲート
3の出力はB2点における第2の方形波Sの立下がりに
応答して0から1へ立上がる。次に、第1の方形波F及
びCゲート3の出力がCゲート4に入力され、Cゲート
4の出力はA2点における第1の方形波Fの立上がりに
応答して0から1へ立上がり、カスケード接続されたC
ゲート3,4によりR2点以降における第1の方形波F
の立上がりタイミングすなわちA2点を検出することが
できる。
【0033】ここで、NANDゲート5の一方の入力に
Cゲート2の出力が入力されているので、NANDゲー
ト5の出力がB2点におけるCゲート2の出力の立上が
りに応答して0から1へ立上がる。このとき、NAND
ゲート6の出力は変化せず、また、NANDゲート5,
6はCゲート4の出力の立上がりに応答せず、NAND
ゲート5,6の出力は変化しない。このように、第2の
方形波Sの立上がり時点で第1の方形波Fの値が1のと
きにNANDゲート5は0を出力し、NANDゲート6
は1を出力する。
【0034】上記の動作により、サンプリングタイミン
グとなる第2の方形波Sの立上がり時点における第1の
方形波Fの値に応じてNANDゲート5,6が0又は1
を出力することができるので、この出力を乱数として用
いることができる。
【0035】このとき、Cゲート1,2とCゲート3,
4とでは動作タイミングが異なるので、例えば、初段の
Cゲート1にメタステーブルが発生した場合でも、Cゲ
ート3,4はメタステーブルを免れることができ、逆
に、初段のCゲート3にメタステーブルが発生した場合
でも、Cゲート1,2はメタステーブルを免れることが
できる。また、2段目のCゲート2とCゲート4とでゲ
ートが開くタイミングが確実にずれているので、メタス
テーブルの影響を受けることなく、ハードウエアを用い
て乱数を発生させることができ、より完全な乱数を短時
間に且つ確実に発生させることができる。
【0036】なお、本発明による乱数発生回路の具体的
構成は、上記の例に特に限定されず、種々の変更が可能
であり、例えば、カスケード接続されたCゲートの最終
段(例えば、図1では、Cゲート2,4)をANDゲー
ト等に置き換えてもよく、インターロック回路も、上記
のRSフリップフロップに特に限定されず、他のインタ
ーロック回路を用いてもよい。また、カスケード接続さ
れるCゲートの段数も、上記の2段に特に限定されず、
3段以上にしてもよく、この場合、より後ろの信号変化
を検出することができる。
【0037】また、本発明による乱数発生回路は、生化
学反応等の化学反応シミュレーションに好適に用いるこ
とができるが、この例に特に限定されず、乱数を用いる
他の用途のシミュレーション又はシミュレーション以外
の用途にも用いることができ、同様の効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による乱数発生回路の構
成を示す回路図である。
【図2】MullerのC要素を説明するための論理回
路記号、等価回路及び真理値表を示す図である。
【図3】図1に示す乱数発生回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図4】従来の乱数発生方法を説明するためのタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1〜4 MullerCゲート 5,6 NANDゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数を有する第1の信号の値を
    前記第1の周波数より低い第2の周波数を有する第2の
    信号を用いて検出し、検出された第1の信号の値に基づ
    いて乱数を発生させる乱数発生回路であって、 前記第2の信号に応じて前記第1の信号の第1のタイミ
    ングを検出する第1の検出手段と、 前記第2の信号に応じて前記第1のタイミングと異なる
    前記第1の信号の第2のタイミングを検出する第2の検
    出手段と、 前記第1及び第2の検出手段により検出された第1及び
    第2のタイミングのうちメタステーブルが発生していな
    い検出手段により検出されたタイミングに応じて乱数の
    値を決定する乱数決定手段とを備えることを特徴とする
    乱数発生回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号は、前記第1の周波数を
    有する第1の矩形波を含み、 前記第2の信号は、前記第2の周波数を有する第2の矩
    形波を含み、 前記第1の検出手段は、前記第2の矩形波が第1のレベ
    ルから第2のレベルへ遷移するサンプリングタイミング
    以降において前記第1の矩形波が第3のレベルから第4
    のレベルへ遷移する第1の遷移タイミングを検出し、 前記第2の検出手段は、前記サンプリングタイミング以
    降において前記第1の矩形波が前記第4のレベルから前
    記第3のレベルへ遷移する第2の遷移タイミングを検出
    し、 前記乱数決定手段は、前記第1及び第2の検出手段の出
    力のうち先に入力された出力を用いて自身の出力を決定
    するインターロック回路を含むことを特徴とする請求項
    1記載の乱数発生回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の検出手段は、 前記第1及び第2の矩形波が入力される第1のMull
    erCゲートと、 前記第1の矩形波の反転信号及び前記第1のMulle
    rCゲートの出力が入力される第2のMullerCゲ
    ートとを含み、 前記第2の検出手段は、 前記第1の矩形波の反転信号及び前記第2の矩形波が入
    力される第3のMullerCゲートと、 前記第1の矩形波及び前記第3のMullerCゲート
    の出力が入力される第4のMullerCゲートとを含
    むことを特徴とする請求項2記載の乱数発生回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106470024A (zh) * 2015-08-18 2017-03-01 飞思卡尔半导体公司 使用穆勒c元件的无假信号时钟切换电路
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