JP2003149319A - 測位サービスの提供方法 - Google Patents

測位サービスの提供方法

Info

Publication number
JP2003149319A
JP2003149319A JP2001352528A JP2001352528A JP2003149319A JP 2003149319 A JP2003149319 A JP 2003149319A JP 2001352528 A JP2001352528 A JP 2001352528A JP 2001352528 A JP2001352528 A JP 2001352528A JP 2003149319 A JP2003149319 A JP 2003149319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
position correction
electronic coupon
correction information
positioning service
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352528A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Yamada
隆亮 山田
Yoji Ikeda
洋二 池田
Hitoshi Tomita
仁志 冨田
Takashi Doi
隆志 土肥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001352528A priority Critical patent/JP2003149319A/ja
Publication of JP2003149319A publication Critical patent/JP2003149319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度測位サービスにおいては、衛星電波の受
信状況などにより測位精度が劣化しうるため、サービス
の提供に対して、一回、二回という単純な計量ができな
かった。 【解決手段】位置補正情報を無線で受信する移動局10
7は、事前に電子クーポン108を購入する。電子クー
ポン108により、衛星101電波の受信状況などを考
慮したアカウント管理を行い、回数券、定期券、特別利
用券という3種類の電子クーポンによる高精度測位サー
ビスを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS(Global Po
sitioning System)等の衛星測位システムを用いた移動
体の位置の測位サービスの提供方法、特に、位置補正情
報を利用した高精度測位サービスの提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関わる下記の従来技術について
説明する。 ・移動通信技術 ・衛星測位技術 ・衛星測位技術の課題 ・高精度測位サービス (1)移動通信技術 携帯電話などに用いられる、セルラー方式のデジタル移
動通信網について説明する。セルラー方式におけるデジ
タル移動通信網は、無線基地局と交換局から構成され
る。電話機(移動局)に電波を発信し、また電話機から
の電波の受信を行うのを無線基地局という。ひとつの無
線基地局がもつ電波の発着ゾーンをセル(Cell:細胞)
とよび、サービスエリアは、多数のセルによってカバー
される。一方現在のセル半径は、1.5km〜数kmで
ある。PHS(PersonalHandy Phon
e)方式の場合は、マイクロセルで100m〜数100
mである。
【0003】移動通信網により、移動局は、無線基地
局、交換局を仲介して、移動体同士あるいは、別の通信
サービスとの間で情報通信ができる。無線基地局の送信
側において、元データに対して、暗号化、誤り訂正符号
化、伝送符号化、パルス成形、多重化処理、変調、発信
の処理を行う。一方、受信側の移動体端末においては、
発信側と逆の流れをとり、受信、復調、多重化逆処理、
パルス判定、伝送符号の復号、誤り訂正の復号、暗号解
読の処理を経て、データを受け取ることができる。
【0004】(2)衛星測位技術 衛星測位システムとは、カーナビなどの移動体通信端末
で地図上の自分の位置を特定(測位)するシステムであ
る。測位を行う方式としては大別して、(1)単独測位
方式、(2)相対測位方式の2種類がある。単独測位方
式においては、単一の衛星電波受信機を用いて、同時に
少なくとも4個の衛星をそれぞれ観測、測位する方式で
ある。具体的には、まずそれぞれの衛星から発信される
電波の伝搬遅延時間に光速を乗じることにより、各GP
S衛星までの擬似距離を求める。なお、受信機の時計と
衛星の時計は、一般に正確に一致していない。このた
め、受信機の時計に基づいた距離計算で得られる距離を
疑似距離という。そして、この4つの測定値から、測定
点の3次元座標と時計誤差という合計四つの測定値
(X、Y、Z、T)を算出することができる。しかし、
単独測位方式は測位精度が粗く、高々100m程度の精
度であった。一方、相対測位方式は複数の衛星電波受信
機を用いる方式である。あらかじめ位置のわかっている
基準局(既知点)の衛星電波受信機を活用することで、
移動局の衛星電波受信機の測位精度を向上させることが
できる。すなわち、既知点のGPS測位装置および未知
点のGPS測位装置により、擬似距離を利用した単独測
位を行って、共通誤差を相殺することができ、測位精度
を数m〜数cmまでに改善するものである。
【0005】相対測位方式の例として、DGPS方式と
RTK−GPS方式がよく知られている。GPS受信機
の測定位置の補正に関して、DGPSの名称のもとで米
国RTCM(Radio Technical Commission for Maritim
e Services)により検討され、補正方法、データフォー
マット等について“RTCM RECOMMENDEDSTANDARDS FOR DI
FFERENTIAL NAVSTAR GPS SERVICE ”なる資料にて公開
されている。更に、DGPSを用いた測位方法について
は、特開平6−342054「GPS受信機」に詳細に
開示されている。DGPSを用いれば、10m程度の測
位精度が得られる。一方、移動しながら測位するキネマ
ティック測位方式では、データ測位が終了した後に基準
局と移動局とのデータより移動位置を計算する事後処理
を行う。更に、移動しながらリアルタイム測位処理がで
きるリアルタイムキネマティック(RTK)方式も実用
化されている。RTK−GPSは、従来からのGPS測
位に無線を組み込むことで、即座に結果(移動局の座
標)が得られる方式である。
【0006】RTK−GPSでは、あらかじめ位置のわ
かっている基準点を用いて、基準点で受信したGPS信
号から得られる補正信号と、移動局で受信したGPS信
号の両方を用いて、信号のゆらぎなどを吸収し、位置を
正確に補正することができる。この補正信号の伝送速度
は高々9600bps程度で実用化されている。
【0007】詳細については、例えば、「RTK−GP
Sを利用する公共測量作業マニュアル」(国土地理院技
術資料 A・1-No.228 平成12年6月)、特開2
000−304843「GPS測位装置およびGPS測
位方法ならびにGPS測位プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体」において、詳細な測位
実現方法が開示されている。RTK−GPSを用いれ
ば、センチメートルオーダーの測位精度が得られる。
【0008】(3)衛星測位技術の課題 衛星測位技術では、測量条件により測量精度が悪くなる
ことがある。GPS衛星の配置が測量精度に及ぼす影響
量は、DOP (Dilution Of Precision)という指標で表
される。DOP 値は、数字が大きくなると精度が低下する
ことを意味している。DOP値に影響を及ぼす要因には
次のようなものが挙げられる。 (a)片寄ったGPS 衛星の配置での観測 (b)GPS 衛星が地平線に隠れる時、あるいは現れる時
などの衛星の配置が大きく変わるときの観測 (c)同一のGPS 衛星がなるべく長い時間観測できない
時刻での観測 (d)むやみに長い観測距離 一方、マルチパスは、GPS 衛星から発信された電波
が、建物等で反射してGPS アンテナに到達する現象
をいう。これによりGPS アンテナでは、GPS 衛星
より直接到達する信号とマルチパスにより遅れて到達す
る信号を受信することになる。この現象は、受信信号強
度の変化、受信する搬送波位相のずれ等の原因となる。
建物等の近傍で測量を行う場合は、衛星の配置(方向)
によっては影響量が大きくなり、都会等の建物の近傍で
行う測量では、いろいろな方向からのマルチパスが考え
られる。
【0009】このため、電波の受信強度が高くても測量
精度は低くなることがある。その影響量そのものを検出
して補正することは困難である。
【0010】(4)高精度測位サービスの課題 RTK−GPSのような高精度測位技術を用いて、高精
度測位サービスを継続するには、利用者から何らかの形
で対価を受け取ることが欠かせない。移動体の位置を高
精度測位するサービスには、対話型サービスと放送型サ
ービスの2種類があり、特に、これらの課金方法に焦点
を当てて説明する。
【0011】まず対話型高精度測位サービスでは、例え
ば、(a)測位するための基準点情報を集める測位セン
ターを設け、(b)利用者は移動体端末からの測位要求
を出し、(c)測位センターは測位要求が正当な要求で
あることを確認するため利用者認証手続きを行い、
(d)移動体端末が受信したGPS観測値、時刻などの
情報を移動体端末から、測位センターに送信し、(e)
測位センターにて精度補正計算を行い、(f)利用者端
末に高精度な位置を通知する。
【0012】対話型高精度測位サービスでは、利用者を
特定して、測位サービスを提供できるため、例えば、無
線通信のキャリアに課金徴収代行してもらうことができ
る。しかし、対話型高精度測位サービスは、移動体端末
の認証手続きなどで、センターとの通信時間が余計にか
かるなど、位置測位方法が煩雑になることが問題であっ
た。
【0013】次に、放送型高精度測位サービスとして、
FM電波を利用したディファレンシャルGPSの例をあ
げる。この場合、(a)FM電波は放送局から一方的
に、位置補正のための補正情報を配信しつづけ、(b)
移動体端末(カーナビ)にて高精度位置測位の要求があ
った時、移動体端末で受信したGPS信号と、FM電波
で搬送されてきた補正信号から解析処理を行い、(c)
高精度な位置測定結果を得る。
【0014】放送型高精度測位サービスでは、測位セン
ターを仲介しないため、位置測位方法が極めて単純な反
面、無差別に放送された補正情報を利用しているユーザ
から直接対価を取ることが難しかった。実際民放TV局
の場合など、放送電波の利用者から直接課金していな
い。
【0015】このため、専用の移動体端末を用いて、入
会金や年会費の形でサービス料金を一括して受け取るこ
としかできなかった。この方式によると、例えば、利用
した分だけ課金するような従量課金ができない。すなわ
ち、利用頻度の少ない利用者にとっては割高なサービス
となるため、利用者数があまり増えないという問題があ
った。
【0016】一方、高精度測位サービスではないが、情
報コンテンツ配信サービスにおいては、放送型サービス
で従量課金する簡易な方法が公開されている。例えば、
特開2000-83001「送受信システム及び方法、受信装置及
び方法」によると、FM文字多重放送等に用いて好適な
課金方法を提供している。
【0017】特開2000-83001によると、「有料の情報を
FM文字多重放送で放送局より放送する。有料情報を受
信するためのICカードを販売する。販売代金は、放送
局又はその口座、及び文字情報を編集するサービスセン
タ又はその口座に振り込まれる。FMラジオ受信機は、
ICカードが装着されて初めて有料情報を受信する際
に、ICカードに有効期限を示す期限情報を書き込む。
以後、FMラジオ受信機は、有料情報を受信する際に、
ICカードが装着されているか否かを判別し、装着され
ていると判断された場合には、現在日時が期限情報が示
す有効期限内か否かを判別する。ICカードが装着され
ており、且つ現在日時が有効期限内であると判断された
場合は、有料情報の受信を可能とする。有効期限をすぎ
ると、そのICカードでの有料文字情報の受信はできな
くなる。」
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の移動通信技
術、衛星測位技術を組み合わせれば、サービス利用形態
が限定された放送型高精度測位サービスを提供すること
ができる。しかし、入会金や年会費の形でサービス料金
の一括支払いは可能であったものの、利用状況に応じた
柔軟な課金/支払方法が実現できなかったため、限られ
た利用者しか利用できなかった。
【0019】特に、位置補正情報を配信する放送型高精
度測位サービスでは、利用環境により、受けられるサー
ビスの質、すなわち、測定精度が変わることが問題であ
った。例えば、電離層の関係などで、衛星が捕捉しにく
い時間帯がある。更に、伝送電波媒体によっては、位置
補正情報を配信していない時間帯もありうる。更に、高
精度測位サービスでは、屋外での作業に用いられること
も多く、危険箇所の測量などでは、梅雨時など天候によ
っては長期間作業できないこともある。
【0020】更に、同じ位置補正情報を受けても、多く
の衛星を捕捉できる感度良好な場所もあれば、場所によ
っては、遮蔽物などがあって、充分な精度が得られない
こともある。
【0021】ここで、従来技術にある情報コンテンツ配
信では、情報を受け取る/受け取らないという境界のは
っきりした2択で従量課金ができる。しかし、位置補正
情報を受信したからといって、測位精度があまり良くな
ならない場合もありうる衛星測位サービスにおいては、
従来技術をそのまま当てはめて、位置補正情報を受信し
たから即課金、とするわけにはいかない。なぜならば、
利用者にとっては、位置補正情報を得ることがサービス
でなく、高精度測位ができることがサービスだからであ
る。
【0022】すなわち、放送型高精度測位サービスにお
いては、従来技術からは容易に想像できない新しいサー
ビス提供方法が必要とされ、より細やかに利用形態に応
じた課金を実現することが求められていた。
【0023】本発明の目的は、高精度測位サービス、特
に放送型高精度測位サービスにおいて、利用者に対し
て、サービス内容に応じた従量課金を行うことである。
言い換えると、本発明の目的は、利用頻度に応じた適切
な対価を徴収することで、高精度測位サービスの利用者
数を増やすことである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的は次のような手
段によって達成される。本発明は、GPS信号などの位置
情報、この位置情報を補正する位置補正情報および位置
補正情報を使用可能にするための電子クーポン情報によ
り、より精度の高い位置情報を提供可能にする。
【0025】本発明の望ましい実施形態においては、高
精度測位サービスは、GPS衛星などの位置情報を発信
するもの、位置の分かっている基準点、位置補正情報配
信センタ、管理センタ、移動局から構成し、次のサービ
スを提供する。
【0026】まず、GPS衛星は衛星軌道から地上に向
けて信号を定期的に配信する。更に、位置補正情報配信
センタは、位置補正情報解析サーバと放送送信装置を備
え、基準点と接続する。ここで、基準点に取り付けられ
たGPSアンテナで集められた信号を位置補正情報解析
サーバにて、位置補正情報に変換し、放送送信装置を用
いて放送する。更に、管理センタは、移動局で利用する
電子クーポンを管理し、無線通信接続装置を介して、移
動局と無線通信する。更に、移動局は、GPS衛星から
の衛星電波、位置補正情報配信センタからの放送電波、
及び管理センタからの無線電波をそれぞれ受信する設
備、電子クーポンを格納する有効判定メモリ、放送解釈
方法と測位計算方法を格納した計算手段を持つ。
【0027】このとき、移動局では、(1)管理センタ
から電子クーポンを購入し、(2)有効判定メモリに格
納し、(3)有効であれば、放送電波を解釈して位置補
正情報を取り出し、(4)GPS電波と合わせて位置測
位を行う。なお、電子クーポンは、サービスが所定回数
利用可能となる回数券、あるいは指定期間有功となる定
期券、及び、利用状況に応じて課金される特別利用券の
3種類を備える。
【0028】本発明の更に別の望ましい実施形態におい
ては、高精度測位サービスは、GPS衛星、基地局、有
線回線網、固定網接続機、管理センタ、移動局から構成
し、次のサービスを提供する。
【0029】まず、管理センタは回線網に接続し、固定
網接続機を介して、複数の基地局と接続する。更に移動
局は最寄りの基地局と無線通信を行う。更にGPS衛星
は衛星軌道から地上に向けて信号を定期的に配信する。
更に基地局は衛星電波情報収集装置を備え、GPS信号
を受信し、管理センタに送る。更に管理センタは位置補
正情報生成配信設備、及び顧客管理設備を装備する。
【0030】更に位置補正情報生成配信設備は、基地局
で受信した衛星電波を用いて位置補正情報を生成、配信
する。更に基地局は衛星電波情報収集装置、及び無線通
信接続装置を具備し、管理センタと移動局の仲立ちも行
う。
【0031】このとき、移動局では、(1)管理センタ
から電子クーポンを購入し、(2)有効判定メモリに格
納し、(3)これが有効であれば、位置補正情報を取り
出し、(4)GPS電波と合わせて位置測位を行う。
【0032】以上の手段により、利用者から適切に対価
を課金可能な高精度測位サービスを提供することができ
る、本発明の目的が達成される。
【0033】
【発明の実施の形態】図1〜図5を使って、第1の実施
例の全体システム構成を詳細に説明する。第1の実施例
の高精度測位サービスを図1を用いて説明する。高精度
測位サービスは、GPS衛星101、位置の分かってい
る基準点102、位置補正情報解析サーバ103、放送
送信装置104、顧客管理サーバ105、移動体通信網
106、移動局107から構成し、移動局を保持する利
用者に対して、高精度測位サービスを提供する。移動体
通信網106は、例えば既存の携帯電話無線通信網を利
用してもよい。ここでは、本実施例の核となる次の構成
について詳細に説明する: ・サービス提供方法の全体像、 ・位置補正情報解析サーバ103、 ・放送送信装置104、 ・顧客管理サーバ105、 ・移動局107。
【0034】(A)サービス提供方法の全体像 まず、GPS衛星101は衛星軌道から地上に向けて衛
星信号を定期的に配信する。次に、基準点102に取り
付けられたGPSアンテナによって集められた衛星信号
を位置補正情報解析サーバ103にて、位置補正情報に
変換し、放送送信装置104を用いて放送する。次に、
顧客管理サーバ105は、移動局107で利用する電子
クーポン108を管理し、移動体通信網106に接続さ
れており、無線通信接続装置119を介して、移動局1
07と無線通信できる。
【0035】次に、移動局107は、GPS衛星101
からの衛星電波、位置補正情報を乗せる放送電波、及び
顧客管理サーバ105からの無線電波をそれぞれ受信で
き、GPS衛星101からの情報、解読した位置補正情
報、購入した電子クーポン108に基づいて、測位を行
う。
【0036】なお、衛星については、位置測位可能な衛
星であれば、GPS衛星101でなくともよい。更に、
基準点102には、国土地理院の電子基準点のように、
衛星受信可能で、かつ位置座標があらかじめ分かってい
る点を複数選定する。高精度測位サービスを提供するエ
リアをカバーするよう、なるべく多くの基準点102を
設ける。更に、ここでは例としてRTK−GPS方式を
用いたが、DGPSや両者の混合方式など他の測位方式
ででも容易に実現できる。
【0037】(B)位置補正情報解析サーバ103 位置補正情報解析サーバ103は、基準点102から集
めたGPS衛星101電波情報を収集、位置補正情報更
新装置111により更新する。このとき、あらかじめ作
成した秘密鍵110を用いて、位置補正情報を暗号化す
る。更に、位置補正情報メモリ112に格納し、これを
暗号化位置補正情報送信装置113により放送送信装置
104に送り出す。
【0038】位置補正情報解析サーバ103で用いるデ
ジタルデータの暗号化技術は、公開鍵暗号方式を用い
る。公開鍵暗号方式では、まず送信者は秘密鍵と公開鍵
を持つ。次に送信者から受信者に公開鍵を渡す。次に、
送信者は、秘密鍵を用いて施錠(暗号化)した暗号化デ
ータを受信者に送信する。最後に、送信者はあらかじめ
受け取ってある公開鍵で、データを開封(復号化)する
ことができる。
【0039】公開鍵暗号方式の実現方法の詳細について
は、例えば、特開2000−98886「公開鍵暗号方
式」に詳細に記載されている。あるいは、別の公知の暗
号化技術を用いてもよい。
【0040】ここで、公開鍵109は電子クーポン10
5に格納し販売するが、秘密鍵110は公開せず、位置
補正情報解析サーバ103で用いる。更に、一旦電子ク
ーポン108内に格納された公開鍵109が一定条件の
下で使えなくなるように、定期的に、あるいはイベント
に応じて鍵を交換(別の秘密鍵で施錠し、対応した公開
鍵でないと開かないようにする)してもよい。
【0041】(C)放送送信装置104 放送送信装置104は、暗号器114、変調器115、
多重化回路116、フィルタ117、発信器118から
構成する。なお、この放送送信装置は、FM放送やTV
放送などで用いられる放送設備と技術的に同等である。
【0042】(D)顧客管理サーバ105 電子クーポン108の販売(送信)は、顧客管理サーバ
105を用いて行う。顧客管理サーバ105は、位置補
正情報を解読するための公開鍵109を格納した電子ク
ーポン108を発行・決済、利用者の購入履歴、更に名
義や利用目的などの利用者属性の管理を行う。なお、電
子クーポン108は、サービスが所定回数利用可能とな
る回数券、あるいは指定期間有功となる定期券、及び、
利用状況に応じて課金される特別利用券の3種類を備え
る。これらの詳細は後述する。
【0043】(E)移動局107 移動局107は、衛星受信装置120、放送受信装置1
21、無線通信接続装置122により、それぞれアンテ
ナを介して、衛星電波、放送電波、無線電波を捕捉する
ことができる。更に、移動局107は、有効判定処理1
23、解読処理124、測位計算処理125、アカウン
ト処理126を実行する手段を備え、これらの演算をサ
ポートするメモリ127を備える。これらの構成のもた
らす作用、すなわち、移動局107での処理の流れにつ
いて、以下で説明する。
【0044】まず、利用者は、無線通信接続装置122
を介して、電子クーポン108を購入、メモリに格納す
る。次に、電子クーポンの有効判定処理123により、
正当な利用であることが認められれば、電子クーポン1
28から公開鍵129を取り出し、一時的にメモリ12
7に格納する。
【0045】次に、放送電波を介して受信した暗号化位
置補正情報を公開鍵129を用いて解読、位置補正情報
130を取り出してメモリ127に格納する。このとき
同時に公開鍵129をメモリ127から消去する。次
に、取り出した位置補正情報130と、衛星電波の観測
結果である衛星情報131から測位計算処理125を行
う。次に、利用状況に応じて、アカウント処理126に
より、メモリ127に格納した電子クーポン128の
「もぎり」を行う。「もぎり」とは、従量課金に相当す
る操作で、詳細は後述する。
【0046】最後に、利用者は、測位結果として、測定
点(現在地)の座標、時間を得る。なお、座標データか
ら住所を検索するサービス、座標データから現在地界隈
の地図を検索するサービスなどと連携することにより、
一連の操作をシームレスに行うことも容易に実現でき
る。更に、カーナビに搭載してナビゲーションに用いる
こともできる。
【0047】図2は、位置補正情報を用いた測定方法の
概念図である。衛星測位には通常4個以上の衛星201
を捕捉することが望ましい。あらかじめ位置のわかって
いる複数の基準点202で受信した衛星信号から位置補
正情報が作成される。位置補正情報は、測定点203に
伝送され、測定点203で受信する衛星信号と合わせて
高精度精度ができる。
【0048】図3は、配信する位置補正情報のデータ構
造の説明図である。位置補正情報301は、識別コード
302、メッセージタイプ303、ステータス304、
パリティ305からなるヘッダー部分とデータ本体から
構成する。識別コード302はこのデータが位置補正情
報であることを示す。メッセージタイプ303はどの種
類のデータを送るかを示す。衛星が何らかの障害などで
送信できない時もあるので、ステータス304は衛星の
健康状態を示す。パリティ305は信号誤り訂正用に用
いる。
【0049】暗号化データ306部分には、基準点差
分、基準点座標値、GPS時間、基準局番号、天文暦、
搬送波位相、疑似距離などのデータを暗号化して格納す
る。このデータは、Radio Technical Commission for M
aritime Service Special Committee Paper No.104、
通称RTCM SC104と称される公開データ規格に
基づいた情報を暗号化した上で配信することが好まし
い。なお、解読には、電子クーポン108内に格納され
た公開鍵109を用いる。
【0050】図4は、販売する電子クーポン108のデ
ータ構造の説明図である。電子クーポン401は、ID
402、種類403、付随情報404、発行者情報40
5、発行日時406、利用開始日時407、利用可能期
間408、利用停止日時409、受信回数上限410、
測位ポイント411、鍵412から構成する。
【0051】ID402は、電子クーポンの識別情報
で、電子クーポンは、最低限、このID402からな
る。種類403は電子クーポンの種別を表し、サービス
が所定回数利用可能となる回数券、指定期間有功となる
定期券、及び、利用状況に応じて課金される特別利用券
の3種類を用いる。
【0052】付随情報404の内容としては、種々のも
のを設定できる。例えば、電子クーポンに関する説明を
内容とする文字、音声、または画像でもよいし、これら
の組み合わせでもよい。
【0053】また、測位エリア近隣の店舗情報などの広
告情報を含んでいてもよい。付随情報は、電子クーポン
を送付する対象となった移動局端末で表示可能な形式に
応じた文法(例えば、コンパクトHTML(CHTM
L))によって記述されることが好ましい。
【0054】発行者情報405は、電子クーポンの提供
者を識別する情報を格納する。発行日時406、利用開
始日時407、利用可能期間408、利用停止日時40
9、は、それぞれ、位置補正情報の利用が許される時間
的範囲を表す。なお、利用可能期間408は利用停止日
時409を明記すれば省略できる。更に、発行日時40
6は利用開始日時407と同一としてもよい。
【0055】受信回数上限410は、位置補正情報の最
大受信許容回数を表す。測位ポイント411は、高精度
測位サービスを受けられるアカウント値を表し、測定条
件により消費アカウントが異なる。鍵412は、前記の
公開鍵109を格納する。公開鍵は128ビット程度の
ビット列を用いてもよい。
【0056】図5は、移動局107において、電子クー
ポン128の有効判定を行い、測位計算を行い、アカウ
ント処理を行う処理フローを示すPAD図である。すな
わち、図1における有効判定処理123、解読処理12
4、測位計算処理125、アカウント処理126を一連
の処理として説明する。
【0057】ステップ501において、電子クーポン1
28を読み込む。ステップ502において、電子クーポ
ン128の種類403を判別し、回数券、定期券、特別
利用券の処理分岐を行う。
【0058】まず、電子クーポン128の種別が回数券
であれば、ステップ503において、電子クーポン12
8内に書き込まれたアカウント411を参照する。ステ
ップ504において、アカウント411が正の値であれ
ば、アカウント411の値を1ポイント減らして、再度
電子クーポン128に書き込む。アカウント411がゼ
ロ以下になっていれば、電子クーポン128を無効とし
て扱う。
【0059】次に、電子クーポン128の種別が定期券
であれば、ステップ505において、現在の時刻を参照
し、電子クーポン128内に書き込まれた利用期限40
9と照合する。このとき、端末内部に備えた時計を参照
してもよいし、衛星電波に含まれる現在時刻情報を参照
してもよい。
【0060】ステップ506において、アカウントの値
を変えずに、再度電子クーポン128に書き込む。
【0061】最後に、電子クーポン128の種別403
が特別利用券であれば、ステップ507において、衛星
の概略位置を取得する。複数のGPS衛星101の位置
は、天文暦により、正確に何月何日何時何分にどの衛星
がどこにあるかが定められている(厳密には微妙なずれ
がおきるので、逐次修正されたものが提供されてい
る)。従って、例えば、位置補正情報として天文暦を配
信することにより、この情報を端末に保持しておくこと
ができる。あるいは、あらかじめ、端末のメモリに保有
しておき、逐次最新の天文暦に更新してもよい。
【0062】ステップ508において、DOP値を計算
する。DOP値は、衛星の電波受信環境の良さ/悪さを
評価する指標で色々な方式があるが、1.0を最良の値
とする実数を用いることが多い。例えば、次の手法によ
りDOP値を算出できる。まず、5つの衛星を測位演算
に用いる場合、現在地からの各衛星の地表からの仰角を
それぞれθ1、θ2、θ3、θ4、θ5とする。衛星は
真上にある方が受信しやすいことを鑑みて、衛星の位置
配置から、(sinθ1+sinθ2+sinθ3+s
inθ4+sinθ5)÷5、という指標により、DOP
値を評価できる。本実施例では、このDOP値に基づいて
アカウント割引きを行うが、受信状況を示す他の指標を
用いてもよい。
【0063】ステップ509において、時間帯評価を行
う。電波状況の悪くなる午後の時間帯について、アカウ
ント割引きを行う。例えば電波状況のいい時間帯であれ
ば、消費アカウントを2倍にする、などの操作を行う。
【0064】ステップ510において、実際のアカウン
ト操作を行う。課金形態は色々考えうる。例えば、DOP
値が0.3以下であれば無料、DOP値が0.3以上0.
6以下であれば1アカウント、DOP値が0.6以上であ
れば2アカウントとすることでもよい。
【0065】ステップ511において、電子クーポン1
28の無効判定を行い、上記ステップ503、ステップ
505において無効と判定されていれば、ステップ51
2において、電子クーポン128を無効化する。例え
ば、電子クーポン128の種別を無効券、とすること
で、以後、ステップ502を経由せず、無効判定ができ
る。この場合、ステップ513にて処理を中断する。
【0066】ステップ511における無効判定の結果、
電子クーポン128が有効であれば、ステップ514に
て電子クーポン128から公開鍵を取り出す。ステップ
515において、位置補正情報を解読する。
【0067】ステップ516において、衛星電波と位置
補正情報を用いて測位計算を行う。なお、原理上、測位
計算は、現在地と時刻(X、Y、Z、T)という4独立変数
を求める連立方程式を解くアルゴリズムため、同時に独
立した4つの衛星からの観測値を用いれば一意に解が定
まる計算である。
【0068】しかし、RTK-GPSなどでは、誤差要素を減
らすために5つ用いることもある。特に高精度測位にお
いては、小さな誤差要素を示す多くの変数を設定し、何
度か衛星電波を受信し、収束計算を行う方式(整数値バ
イアス算出という)が知られている。従って、測定値に
よっては、測位結果の収束状況が悪いこともある。具体
的には、収束するまで、衛星電波を何度も測定すること
が必要であり、利用者にとっては、測位計算に時間がか
かるため、サービスの質の悪化となる。従って、ステッ
プ516において、収束までの時間が所定時間を超える
ようであれば、アカウント割引きを行うような処置を施
しても良いし、収束状況を示す変数を用いてアカウント
割引き処理をしてもよい。
【0069】第2の実施例の高精度測位サービスは、G
PS衛星601と、移動体通信方式にて接続された管理
センタ602、基地局603、移動局604から構成さ
れる。図6を用いて、第2の実施例の構成について説明
する。
【0070】管理センタ602は、位置補正情報生成配
信設備605、顧客管理設備606を備え、有線回線網
607、固定網接続機608を介して全ての基地局60
3と接続している。なお、位置補正情報生成配信設備6
05は、第1の実施例における位置補正情報解析サーバ
103と技術的に同等なものでも良い。なお、顧客管理
設備は、第1の実施例における顧客管理サーバ105と
技術的に同等なものでも良い。
【0071】基地局603は、衛星電波情報収集装置6
07、無線通信接続装置608を備える。各基地局60
3は、第1の実施例における基準点102の役割を担
い、衛星電波情報収集装置607にて、GPS衛星60
1の電波を受信し、これを位置補正情報生成配信設備6
05に送信する。更に、無線通信接続装置608によ
り、移動局604と無線通信を行い、管理センタ602
と移動局604の間の通信の仲立ちを行う。基地局60
3の位置はあらかじめ測位することにより既知とするこ
とができる。
【0072】たとえば、携帯電話会社の既存基地局は主
要エリアで5000〜6000箇所あり、衛星電波情報
収集装置608を設営、あるいは既存の設備を利用すれ
ば、これを未知の測定点とする高精度測位が、既存の測
位技術を用いて容易に可能である。
【0073】移動局604は、現在地の最寄りの基地局
603と無線通信を行う。暗号化された無線通信は、復
調器610、多重化検出手段612、複合器611によ
り複合化され、無線電波に乗せられた情報は、データ再
構成手段613にて取り出すことができる。
【0074】移動局604では、まず、管理センタ60
2から電子クーポンを購入する。次に、管理センタ60
2は電子クーポンを配信する。次に、移動局604では
電子クーポンを受信し、これを有効判定メモリ615に
格納する。この電子クーポンは第一の実施例の電子クー
ポン108と技術的に同等でよい。
【0075】次に、管理センタ602は、各基地局60
3で受信した衛星電波を収集し、位置補正情報を生成す
る。次に、位置補正情報を暗号化して各基地局603か
ら放送する。この時の暗号化は、第一の実施例と技術的
に同等でよい。なお、一般に、基地局には複数の移動局
が接続するよう作るため、複数の通信チャネルがある。
同時に多くの利用者がいない限り、現在の携帯電話基地
局でも「空き」チャネルが存在するので、例えば、この
空きチャネルを利用して放送してもよい。
【0076】次に、移動局604は、暗号化された位置
補正情報を受信し、これを補正データメモリ614に格
納する。なお、無線通信の複合器611では、この暗号
は解読できず、電子クーポンに格納された鍵を用いなけ
ればならない。
【0077】次に、移動局604は、アンテナスイッチ
609を切り替え、衛星信号を受信し、衛星信号メモリ
617に格納する。次に、電子クーポンの有効性を判定
して、位置補正情報を取得する。最後に、衛星信号と位
置補正情報を用いて測位演算を行う。測位演算方法や電
子クーポンの取り扱い方法などについては、図5を用い
て説明した通り、第一の実施例と同等の方法でよい。
【0078】すなわち、第2の実施例では、既存の携帯
電話設備を活用し、上記手段、設備を付加することによ
り、高精度測位サービスを容易に構築できる。
【0079】上記の実施例により、高精度測位サービ
ス、特に位置補正情報を配信するときに、サービス内容
に応じた従量課金を行うなどの多様なサービスを提供す
ることができる。すなわち、サービス提供者にとって
は、利用状況に応じた適切な対価を徴収することによ
り、高精度測位サービスの利用者数を増やすことができ
るようになる。
【0080】更に、サービス利用者にとっては、少ない
利用頻度においても廉価にてサービスを受けることがで
きる。更に、測定精度が十分によくならないような悪環
境化での測定に対しては、無償あるいは廉価にてサービ
スを受けることができる。従って、位置補正情報の受信
料としての課金ではなく、高精度測位サービス料として
の課金が実現できる。
【0081】なお、対価徴収は、電子クーポンにて付与
したポイントの増減にて行う。本発明で提供される電子
クーポンは、高精度測位サービスが所定回数利用可能と
なる回数券、指定期間有功となる定期券、及び、利用状
況に応じて課金される特別利用券の3種類がある。従っ
て、サービス提供者は多様なサービスを構成でき、サー
ビス利用者は、それらのサービスを適切な対価を支払う
ことで利用できるようになる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、より安全性の高い位置
情報提供(測位サービス)が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例における高精度測位サービスの全
体構成図である。
【図2】従来技術における位置補正情報を用いた測定方
法の概念図である。
【図3】位置補正情報の説明図である。
【図4】電子クーポンの構成図である。
【図5】課金方法の説明をするPAD図である。
【図6】第2の実施例における高精度測位サービスの全
体構成図である。
【符号の説明】
101…(人工)衛星、102…基準点、103…位置
補正情報解析サーバ、104…放送送信装置、105…
顧客管理サーバ、106…ネットワーク、108…移動
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 仁志 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 (72)発明者 土肥 隆志 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 Fターム(参考) 5J062 AA01 AA08 AA13 BB05 CC07 DD24 EE04 FF01 HH07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動可能な端末装置の位置を特定するため
    の測位サービス提供方法において、 放送装置から、人工衛星より送信されるGPS信号に対し
    て、当該端末装置の位置を補正する位置補正情報を配信
    するステップ、 前記端末装置の管理者が所定の条件を満たすことによ
    り、前記端末装置へ、前記位置補正情報を利用可能とす
    るための電子クーポン情報を送信するステップと、 前記端末装置が、GPS信号、前記位置補正情報および前
    記電子クーポン情報を受信するステップと、 前記端末装置が、受信された前記電子クーポン情報を用
    いて、受信された前記位置補正情報を使用可能とするス
    テップと、 前記端末装置が、受信された前記GPS信号および使用可
    能とされた前記位置補正情報から、当該端末装置の位置
    情報を計算して、計算された位置情報を出力するステッ
    プとを有することを特徴とする測位サービス提供方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の測位サービス提供方法に
    おいて、 前記配信するステップは、前記位置補正情報として、暗
    号化された位置補正情報を配信し、 前記送信するステップは、前記位置補正情報を復号化す
    る公開鍵を含む前記電子クーポン情報を送信し、 前記使用可能とするステップは、前記暗号化された位置
    補正情報を、前記公開鍵で復号化することを特徴とする
    測位サービス提供方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の測位サービス提
    供方法において、 前記送信するステップは、テレビ放送の帰線期間部分に
    埋め込まれた前記位置補正情報を送信することを特徴と
    する測位サービス提供方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の測位サ
    ービス提供方法において、 前記端末装置が、前記電子クーポン情報の有効性を判定
    するステップを有することを特徴とする測位サービス提
    供方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の測位サービス提供方法に
    おいて、 前記送信するステップは、前記電子クーポン情報の有効
    期限が定められた有効情報を含む前記電子クーポン情報
    を送信し、 前記有効性を判定するステップは、前記有効情報に基づ
    いて、前記電子クーポン情報の有効性を判定することを
    特徴とする測位サービス提供方法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の測位サービス提供方法に
    おいて、 前記送信するステップは、前記電子クーポン情報により
    前記位置補正情報を使用可能にできる回数を示す回数情
    報を含む電子クーポン情報を送信し、 前記有効性を判定するステップは、前記回数情報に定め
    られた回数および前記使用可能とするステップでの処理
    回数に基づいて、有効性を判定することを特徴とする測
    位サービス提供方法。
JP2001352528A 2001-11-19 2001-11-19 測位サービスの提供方法 Pending JP2003149319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352528A JP2003149319A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 測位サービスの提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352528A JP2003149319A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 測位サービスの提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003149319A true JP2003149319A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19164687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352528A Pending JP2003149319A (ja) 2001-11-19 2001-11-19 測位サービスの提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003149319A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005077291A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Nippon Gps Solutions Corp 三次元測位システム
JP2005121394A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Hitachi Ltd 位置算出用データ送受信装置、ならびに位置算出用データ送受信法
JP2005172738A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Denso Corp 相対測位システム
WO2014077984A1 (en) * 2012-11-13 2014-05-22 Trimble Navigation Limited Gnss reference for subscribed precisions
JP2023138172A (ja) * 2022-03-18 2023-10-02 PayPay株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005077291A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Nippon Gps Solutions Corp 三次元測位システム
JP2005121394A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Hitachi Ltd 位置算出用データ送受信装置、ならびに位置算出用データ送受信法
JP2005172738A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Denso Corp 相対測位システム
WO2014077984A1 (en) * 2012-11-13 2014-05-22 Trimble Navigation Limited Gnss reference for subscribed precisions
WO2014113094A3 (en) * 2012-11-13 2014-09-04 Trimble Navigation Limited Gnss rover having subscribed precision
CN104813190A (zh) * 2012-11-13 2015-07-29 天宝导航有限公司 预订精度的gnss参考
JP2023138172A (ja) * 2022-03-18 2023-10-02 PayPay株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7455884B2 (ja) 2022-03-18 2024-03-26 PayPay株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7020555B1 (en) Subscription GPS information service system
US6529830B1 (en) Method and system for providing wide area augmentation systems (WAAS) like corrections using a server and processor on the internet
US6324473B1 (en) Method and apparatus for collecting, processing and distributing differential global positioning system information using the internet
JP5452926B2 (ja) 交通関係料金の自動支払いおよび/または記録
US5754657A (en) Authentication of a message source
CN101689312B (zh) 卫星导航系统信号的处理
US5563607A (en) Time and/or location tagging of an event
CN101620628A (zh) 电子设备
CN101088024B (zh) 在不使用广播星历信息的情况下确定位置
EP0574009A2 (en) DGPS positioning method, DGPS reference station and DGPS positioning apparatus for moving object
US7373152B2 (en) Radio signal strength mapping through a telematics system
KR101041157B1 (ko) 쥐피에스 단말기가 에이-쥐피에스 단말기의 보조 데이터를공유하기 위한 장치 및 방법
US5872539A (en) Method and system for providing a user with precision location information
US7158885B1 (en) Remote subscription unit for GPS information
CN104749595A (zh) 一种基于高精度地基增强系统的定位服务方法及系统
JP2006318294A (ja) 情報配信装置及び情報配信システム
JP4278657B2 (ja) 放送システム、放送用端末機及びその放送視聴方法
JP4170118B2 (ja) データセンター
US6437732B1 (en) Information terminal with positioning function, positioning system, method of positioning, storage medium, and computer program product
CN109743679B (zh) 一种用于卫星导航的差分定位系统及其实现方法
JP4980587B2 (ja) 衛星位置一覧表メッセージ送信
JP2003149319A (ja) 測位サービスの提供方法
KR100879598B1 (ko) 휴대인터넷과 지피에스를 이용한 위치기반 서비스 제공시스템 및 방법
JP3673087B2 (ja) 位置測定方法および地図情報供給方法
JPH09230025A (ja) 差動gps用固定局、移動体用gps測位機、ナビゲ ーション装置、及びgps測位機用ラジオ受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041110

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041112

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060131