JP2003143780A - 非接触電力供給装置 - Google Patents

非接触電力供給装置

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JP2003143780A
JP2003143780A JP2001332684A JP2001332684A JP2003143780A JP 2003143780 A JP2003143780 A JP 2003143780A JP 2001332684 A JP2001332684 A JP 2001332684A JP 2001332684 A JP2001332684 A JP 2001332684A JP 2003143780 A JP2003143780 A JP 2003143780A
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power
coil
power receiving
frequency
inverter
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JP2001332684A
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Koji Ogawa
浩司 小川
Norinaga Kosuge
宣良 小菅
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離トランスを用いた非接触電力供給装置で
は、負荷に安定した電圧を供給する受電部の電圧安定回
路が発熱するため、受電部の小型・軽量化に限界を生じ
る。 【解決手段】 非接触電力供給装置のインバータの発振
周波数は、給電コイルとこの給電コイルに接続される主
コンデンサ、副コンデンサ(又は補助コイル)によって決
まる。受電コイルは受電コンデンサとともに受電共振回
路を形成している。インバータの発振周波数が受電共振
回路と同調すると、給電コイルから受電コイルに電力が
最も効率良く伝送され、インバータの発振周波数が受電
共振回路と離調すると電力伝送の効率が低下する。イン
バータの発振周波数を制御することで、電力伝送効率を
制御して受電部の出力電圧を安定化することで、従来の
電圧安定回路が不必要になり、受電部を小型・軽量化で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給電コイルと受電
コイルとからなる分離トランスによって給電部から受電
部に非接触で電力を供給する非接触電力供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、周囲環境の影響を受けることなく
給電部から受電部に電力を供給できる非接触電力供給装
置が多用されている。具体的には、この種の非接触電力
供給装置は、受電部と給電部とを容易に切り離せる利点
を生かした小型の携帯機器(例えば携帯電話器)や、非
接触電力供給装置を使用することが製品の生産性および
保守に好適な小型機器(例えば、自動車用モジュール部
品等)、さらには給電部と受電部とを切り離して使用す
ることが前提となる電気自動車等に使用される。したが
って、受電部は小型・軽量であることが望まれる。
【0003】こうした非接触電力供給装置では、給電部
は、給電コイルと直流電源から電力の供給を受けて給電
コイルを駆動するインバータとを有し、受電部は、給電
コイルに電磁結合する受電コイルと受電コイルが受電し
た交流電力を整流する整流回路(交流直流変換回路)を
有する。そして、整流回路から出力される直流電力を受
電部に接続された負荷に供給するものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の非接
触電力供給装置では、受電部は、負荷に安定した電圧を
供給するため、整流回路と負荷との間に電圧安定回路を
設けている。この電圧安定回路は、負荷電圧よりも高い
整流回路の出力電圧を入力として動作するので、負荷電
流に起因する発熱を伴う。
【0005】したがって、従来の非接触電力供給装置で
は、直流入力電圧、給電コイルと受電コイルとの距離、
または負荷電流の変化によって生じる整流回路の出力電
圧を安定化して負荷に供給するため、受電部の電圧安定
回路が発熱し、その放熱部品のために、受電部が大型化
するといった問題がある。本発明は、上記問題を解決す
るためになされたものであり、受電部が電圧安定回路を
使用せず負荷に安定した直流電圧を供給することによっ
て、受電部の発熱量を低減し、受電部を小型・軽量化す
ることができる非接触電力供給装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、請求項1では、直流電力を交流電力
に変換するインバータと、前記インバータで駆動される
給電コイルと、前記給電コイルに接続される主コンデン
サと、前記給電コイルに選択接続され前記インバータの
発振周波数を規定する周波数規定手段と、前記周波数規
定手段を前記給電コイルに選択して接続する周波数制御
手段と、前記給電コイルと電磁結合して交流電力を受電
する受電コイルと、前記受電コイルに並列に接続された
受電部コンデンサと、前記受電コイルが受電した交流電
力を直流電力に変換する交流直流変換回路とを備えた非
接触電力供給装置が提供される。
【0007】このような構成を有する非接触電力供給装
置であれば、インバータは給電コイル、主コンデンサさ
らに選択接続された周波数規定手段からなる給電共振回
路の共振周波数で発振して、該発振周波数の交流電力で
給電コイルを駆動する。そして、インバータの発振周波
数と、受電コイルと受電部コンデンサとで形成される受
電共振回路の共振周波数とが一致(同調)すると、該非
接触電力供給装置は、給電コイルから受電コイルに最も
効率よく電力を伝送することができ、交流直流変換回路
の出力電圧も、該非接触電力供給装置が出力し得る最大
電圧となる。
【0008】一方、給電共振回路の共振周波数(インバ
ータの発振周波数)を受電共振回路の共振周波数から離
調すると、交流電力の周波数が受電共振回路の共振周波
数からずれる(離調する)ので、給電コイルから受電コ
イルに伝送される電力が減少し、交流直流変換回路の出
力電圧も低下する。そうすると、インバータの直流入力
電圧、給電コイルと受電コイルとの距離、または負荷電
流の変化によって、受電コイルが受電する電力が変化し
て交流直流変換回路(整流回路)の出力電圧(負荷に供
給される直流電圧)が変化した場合に、周波数制御手段
によって、給電コイルに接続される周波数規定手段を選
択接続すれば、インバータの発振周波数を制御すること
ができ、交流直流変換回路の出力電圧を制御して、受電
部の出力電圧の変化を低減することができる。
【0009】請求項2では、インバータの発振周波数
は、周波数制御手段によって選択されて給電コイルに並
列接続される副コンデンサ(周波数規定手段)によって
変化して、交流直流変換回路の出力電圧が制御され、受
電部の出力電圧の変化を低減することができる。請求項
3では、インバータの発振周波数は、周波数制御手段に
よって選択されて、給電コイルに並列または直列に接続
される補助コイル(周波数規定手段)によって変化し
て、交流直流変換回路の出力電圧が制御され、受電部の
出力電圧の変化を低減することができる。
【0010】請求項4では、周波数制御手段は、インバ
ータの直流入力電圧を検出する入力電圧検出手段の検出
結果に基づき副コンデンサまたは補助コイルを選択し
て、給電コイルに接続し、インバータの発振周波数を制
御するので、インバータの直流入力電圧の変化によって
生じる交流直流変換回路の出力電圧変化が低減され、受
電部の出力電圧の変化を低減できる。
【0011】請求項5では、周波数制御手段は、給電コ
イルと受電コイルの距離を検出する距離検出手段の検出
結果に基づき副コンデンサまたは補助コイルを選択し
て、給電コイルに接続し、インバータの発振周波数を制
御するので、給電コイルと受電コイルの距離の変化によ
って生じる交流直流変換回路の出力電圧変化が低減さ
れ、受電部の出力電圧の変化を低減できる。
【0012】請求項6では、周波数制御手段は、交流直
流変換回路の出力電圧を検出する出力電圧検出手段の検
出結果に基づき副コンデンサまたは補助コイルを選択し
て、給電コイルに接続し、インバータの発振周波数を制
御するので、負荷に流れる電流の変化によって生じる交
流直流変換回路の出力電圧変化が低減され、受電部の出
力電圧の変化を低減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態に係る非接触電力供給装置を説明する。図1
は、本発明に係る非接触電力供給装置の第一の実施形態
の要部概略構成図である。非接触電力供給装置1は給電
部2と受電部3からなる。給電部2から受電部3に電力
を伝送する分離トランス4は、給電コイル5と受電コイ
ル6から構成される。
【0014】給電部2は、給電コイル5と、該給電コイ
ル5に接続されてプッシュ・プル回路を構成するMOS
型電界効果トランジスタ(以下、「MOSトランジス
タ」)Q7a、Q7bを主として構成されるインバータ
回路と、給電コイル5に接続されたコンデンサC8(主
コンデンサ)とを主体に構成される。ここで、給電部2
の直流入力端子2a、2bに図示しない外部直流電源
(例えばバッテリ)が接続され、給電部2はこの外部直
電源から電力の供給を受けて動作する。なお、直流入力
端子2aには外部直流電源の正電圧側(+12V)に接
続され、直流入力端子2bは外部直流電源の負電圧側に
接続され、且つアースに接続される。直流入力端子2a
に印加された正電圧は、チョークコイル12を介して給
電コイル5の中点5c(一端5aと他端5bの中点)に
印加される。
【0015】また、給電コイル5の両端(一端5aと他
端5b)は、インバータ回路を構成するMOSトランジ
スタQ7a、Q7bをそれぞれ介して接地される。特に
MOSトランジスタQ7aのドレインは給電コイル5の
一端5aに接続され、同じくインバータ回路を構成する
MOSトランジスタQ7bのドレインは給電コイル5の
他端5bに接続される。また、MOSトランジスタQ7
bのゲートは、直列接続された抵抗R13aとコンデン
サC14aを介して給電コイル5の一端5aに接続さ
れ、MOSトランジスタQ7aのゲートは、直列接続さ
れた抵抗R13bとコンデンサC14bを介して給電コ
イル5の他端5bに接続されている。
【0016】ここで、抵抗R13aとコンデンサC14
aとは、給電コイル5の一端5aに生じた交流電圧をM
OSトランジスタQ7bのゲートに正帰還する作用を有
し、抵抗R13bとコンデンサC14bとは、給電コイ
ル5の他端5bに生じた交流電圧をMOSトランジスタ
Q7aのゲートに正帰還する作用を有する。したがっ
て、MOSトランジスタQ7a、Q7bは、給電コイル
5と主コンデンサC8とが形成する給電共振回路の共振
周波数f0で発振する。このようにして、外部直流電源
から給電部2に供給された直流電力が周波数f0の交流
電力に変換される。かくして、周波数f0の交流電力が
給電部2の給電コイル5から受電部3の受電コイル6に
伝送される。
【0017】なお、抵抗R15、R16及びR17は、
起動抵抗であり、MOSトランジスタQ7aのゲートに
正電圧のバイアス電圧を印加して、インバータ回路の発
振の起動状態において、先ずMOSトランジスタQ7a
をMOSトランジスタQ7bよりも早く導通状態に設定
し、インバータ回路の発振起動を確実なものとする。ま
た、MOSトランジスタQ7aのゲート・ソース間に接
続されたダイオードD8aは、給電コイル5の他端5b
から正帰還される交流電圧信号で、MOSトランジスタ
Q7aのゲートが負電圧になることを防止して、MOS
トランジスタQ7aをドライブする作用を有する。MO
SトランジスタQ7bのゲート・ソース間に接続された
ダイオードD8bも同様な作用を有する。
【0018】また、給電部2は、本願発明の特徴である
ところの、スイッチを構成するMOSトランジスタQ9
a、Q9bによって給電コイル5に選択接続されるコン
デンサC8a(第1の副コンデンサ)、同じくMOSト
ランジスタQ10a、Q10bによって給電コイル5に
選択接続されるコンデンサC8b(第2の副コンデン
サ)を備え、さらに、インバータ回路の入力直流電圧を
検出して上記スイッチを構成するMOSトランジスタQ
9a〜Q10bを制御する周波数制御手段である周波数
制御回路11を有している。
【0019】具体的には、第1の副コンデンサC8aは
MOSトランジスタQ9aとQ9bとを直列に介して、
給電コイル5の一端5aと他端5bとの間に接続され、
同様に第2の副コンデンサC8bはMOSトランジスタ
Q10aとQ10bとを直列に介して、給電コイル5の
一端5aと他端5bとの間に接続されている。一方、受
電部3は前述した受電コイル6と、該受電コイル6に並
列接続され、受電共振回路を形成する受電コンデンサC
21と、受電コイル6に接続されて両波整流回路を形成
する第1の整流ダイオードD22a、第2の整流ダイオ
ードD22b、平滑コイルL23および平滑コンデンサ
C24を有している。
【0020】受電コイル6の一端6aは第1の整流ダイ
オードD22aに接続され、受電コイル6の他端6bは
第2の整流ダイオードD22bに接続され、ダイオード
D22a、D22bで整流された正極性電圧は平滑コイ
ル23を介して平滑コンデンサC24の+側端子に接続
されている。一方、受電コイル6の中点6c(一端6a
と他端6bの中点)は、平滑コンデンサC24の−側端
子に接続されている。平滑コンデンサC24の+側端子
は受電部3の直流出力端子3aに、平滑コンデンサC2
4の−側端子は受電部3の直流出力端子3bにそれぞれ
接続され、直流出力端子3a側を正電圧とする直流電圧
が出力され、直流出力端子3a、3b間に負荷が接続さ
れる。
【0021】ここで、受電部3の受電コイル6と受電コ
ンデンサC21とで形成される受電共振回路の共振周波
数がf0であると、給電コイル5と受電コイル6とは最
も強力に電磁結合するので、給電コイル5から受電コイ
ル6に最も効率良く交流電力を伝送することができる。
その結果、給電コイル5と受電コイル6とが最も近接し
て、且つ給電コイル5の磁束と受電コイル6の磁束とが
同軸に結合する状態のときには、受電部3の出力電圧は
非接触電力供給装置1が出力し得る最大電圧となる。
【0022】以上説明した非接触電力供給装置1の動作
は、外部直流電源の電圧が12Vの状態におけるものだ
が、外部直流電源の電圧が上昇した場合には、給電部3
のインバータ回路の発振周波数を以下のように制御し
て、受電部3の出力電圧上昇を低減する。給電部2が有
する周波数制御回路11は電圧比較回路からなる。直流
入力端子2aに印加された直流入力電圧は周波数制御回
路11の直流入力電圧検出端子11aにも印加される。
そして、直流入力端子2aの電圧が予め設定した電圧V
1、例えば13.5Vより高くなったときには、周波数
制御回路11は、13.5Vを第1の閾値とし第1の電
圧比較回路(図示せず)によって、この電圧上昇を検出
する。周波数制御回路11は、この電圧上昇を検出する
と、その第1の制御端子11bから、MOSトランジス
タQ9a、Q9bのゲートに接続されたフォトカップラ
9cを駆動し、MOSトランジスタQ9a、Q9bをオ
ン状態にする。そうすると、MOSトランジスタQ9
a、Q9bを介して第1の副コンデンサC8aは給電コ
イル5に並列接続され、給電共振回路の共振周波数が低
下して(この共振周波数をf1とする)、インバータ回
路は前記共振周波数f1で発振することになる。
【0023】一方、受電共振回路の共振周波数はf0で
一定であるから、インバータの発振周波数f1と受電共
振回路の共振周波数f0とのずれ(離調)によって、給
電コイル5と受電コイル6との電磁結合が低下する。そ
の結果、給電部2の直流入力電圧が12Vから13.5
Vまで上昇したにもかかわらず、受電コイル6が電磁結
合で誘起する交流電圧上昇は低減され、受電部3の出力
電圧上昇も低減される。
【0024】さらに、直流入力端子2aの電圧が予め設
定した電圧V2、例えば14Vより高くなったときに
は、周波数制御回路11は、14Vを第2の閾値とし第
2の電圧比較回路(図示せず)によって、この電圧上昇
を検出する。周波数制御回路11は、この電圧上昇を検
出すると、その第2の制御端子11cから、MOSトラ
ンジスタQ10a、Q10bのゲートに接続されたフォ
トカップラ10cを駆動し、MOSトランジスタQ10
a、Q10bをオン状態にする。そうすると、MOSト
ランジスタQ10a、Q10bを介して第2の副コンデ
ンサC8bも給電コイル5に並列接続され、給電共振回
路の共振周波数がさらに低下して(この共振周波数をf
2とする)、インバータ回路は周波数f2で発振するこ
とになる。
【0025】インバータの発振周波数がさらにf2まで
低下したことによって、インバータの発振周波数と受電
共振回路の共振周波数f0とはさら離調し、給電コイル
5と受電コイル6との電磁結合がさらに低下する。その
結果、給電部2の直流入力電圧が12Vから13.5
V、さらに14Vまで上昇したにもかかわらず、受電コ
イル6が電磁結合で誘起する交流電圧上昇は低減され、
受電部3の出力電圧上も低減される。
【0026】このようにして、給電部2の直流入力電圧
が12Vから13.5V、さらに14Vへと上昇して
も、受電部3の出力電圧上昇が低減される。なお、直流
入力電圧が14Vから13.5V、さらに12Vへと低
下する場合には、周波数制御回路11は、副コンデンサ
C8b、C8aを給電コイル5から逐次切り離すことに
よって、受電部3の出力電圧低下を低減する。
【0027】図2は、給電部2の直流入力電圧の変化に
対する受電部3の出力電圧変化の例を示すものであり、
給電部2の直流入力電圧が12Vのときに、受電部3の
出力電圧は13.6Vであり、給電部2の直流入力電圧
が13.5Vのときに、受電部3の出力電圧は13.8
Vであり、給電部2の直流入力電圧が14Vのときに、
受電部3の出力電圧は13.8Vである。
【0028】このように、周波数制御手段は、給電部2
の直流入力電圧の変化を検出し、インバータ回路の発振
周波数を変化させることによって、受電部3の出力電圧
変化を低減する。図3の実線は、給電部の直流入力電圧
を14Vに設定した場合において、上記第一の非接触電
力供給装置と従来の非接触電力供給装置との温度上昇
を、動作開始からの時間の経過と共に測定した温度上昇
特性を示す(同図の実線は上記第一の非接触電力供給装
置の温度上昇であり、破線は従来の非接触電力供給装置
の温度上昇である)。なお、いずれの場合にも、受電部
が負荷に供給している負荷電圧は13.8Vで電流は2
Aである。
【0029】従来の非接触電力供給装置では、電圧安定
回路の発熱分だけ温度上昇が増える。一方、第一の実施
形態の非接触電力供給装置では、電圧安定回路を用いて
いないので、温度上昇が従来の非接触電力供給装置に比
べて少ない。次に、図4は、本発明に係る非接触電力供
給装置の第二の実施形態の要部概略構成図である。な
お、第一の実施形態と同じ機能を有する構成要素につい
ては、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0030】第二の実施形態に係る非接触電力供給装置
1では、給電部2は、周波数制御手段としてマイクロ・
プロセッサ・ユニット(以下、「MPU」)19と、こ
のMPU19に接続される受信回路30とを有してい
る。一方、受電部3は送信回路31を有しており、送信
回路31は受電部3が給電部2から受電して得た直流電
圧で動作して、給電部2側に電波を送信する。
【0031】なお、上記MPU19は、第1の制御端子
19bから、フォトカップラ9cを駆動してMOSトラ
ンジスタQ9a、Q9bのオン/オフを制御し、また第
2の制御端子19cを介して、フォトカップラ10cを
駆動してMOSトランジスタQ10a、Q10bのオン
/オフを制御する。このように構成された非接触電力供
給装置1では、以下に説明するように、給電部2と受電
部3との間の距離による電力伝送の変化を低減して、受
電部3の出力電圧の変化を低減させることができる。
【0032】この非接触電力給電装置1では、給電部2
の受信回路30は、受電部3の送信回路31が送信する
電波を受信して、その電界強度を測定し、この測定デー
タをMPU19のデータ入力端子19dへディジタルデ
ータとして出力する。MPU19は、こうして得た電界
強度の測定データから、給電部2と受電部3との距離を
算出する。たとえば、予め、電波の電界強度に対する電
部2と受電部3との距離の関係を変換テーブルとしてM
PU19の図示しないメモリ回路にメモリしておくこと
で、MPU19は、電波の電界強度データを入力データ
として、給電部2と受電部3との間の距離を算出するこ
とができる。
【0033】たとえば、給電部2と受電部3との距離L
0において電波の電界強度をE0、距離L1において電
波の電界強度をE1、距離L2において電波の電界強度
をE2とする。そして、L0>L1>L2であるとす
る。なおここで、距離L0は、この非接触電力給電装置
1が受電部3から定格出力電圧(例えば13.6V)を
得ることのできる最長距離であるとする。
【0034】給電コイル5と受電コイル6とで最も効率
良く電力を伝送できる状態は、インバータの発振周波数
と受電共振回路の共振周波数が共にf0で一致している
状態である。したがって、最も長い距離である距離L0
において、給電共振回路の共振周波数をf0に制御する
ことで、受電部3の直流出力電圧を定格出力電圧にする
ことができる。上記給電共振周波数の制御は、受信回路
30からの電界強度データE0に基づき、MPU19が
副コンデンサC8a、C8bの給電コイルへの接続をオ
フ状態に制御することで行われる。
【0035】次に、距離L1では、距離L0のときに比
べて、給電コイル5から受電コイル6へ、電力が効率良
く伝送されるので、インバータの発振周波数がf0であ
ると、受電部3の直流出力電圧が定格出力電圧よりも上
昇してしまう。MPU19は、電界強度のデータE1か
ら距離L1を算出すると、第1の制御端子19bを介し
て、フォトカップラ9cを駆動してMOSトランジスタ
Q9a、Q9bを導通させ、副コンデンサC8aを給電
コイル5に並列接続して、給電共振回路の共振周波数を
f1に低下させる。そうすると、インバータ回路の発振
周波数はf0からf1に低下して、給電部2と受電部3
との距離がL0からL1へと近くなったことによる給電
コイル5から受電コイル6へ伝送される電力増加が低減
され、受電部3の出力電圧の上昇が低減される。
【0036】同様に、距離L2において、MPU19
は、電界強度のデータE2から距離L2を算出し、第2
の制御端子19cを介してフォトカップラ10cを駆動
して、MOSトランジスタQ10a、Q10bを導通さ
せ、さらに副コンデンサC8bを給電コイル5に並列接
続させて、給電共振回路の共振周波数をf2に低下させ
る。そうすると、インバータ回路の発振周波数はf1か
らさらにf2に低下して、給電部2と受電部3との距離
がL1からL2へと近くなったことによる給電コイル5
から受電コイル6へ伝送される電力増加が低減され、受
電部3の出力電圧の上昇が低減される。
【0037】なお、距離がL2からL1、そしてL0と
長くなる場合には、MPU19は、給電コイル5から、
副コンデンサC8b、C8aを逐次切り離す。このよう
に、給電部2のMPU19は、給電部2と受電部3との
距離を検出し、インバータ回路の発振周波数を変化させ
ることによって、前記距離の変化にもかかわらず、受電
コイル6が給電コイル5からの電磁結合で伝送される電
力の変化を低減し、受電部3の出力電圧変化を低減す
る。
【0038】なお、給電部2と受電部3との距離の測定
は、電波を用いて測定する場合に限定されず、光波や音
波を用い、それらの強度を測定すること、またはインバ
ータの自励発振周波数の変化を検知することによっても
可能である。次に説明する第三の実施形態に係る非接触
電力供給装置は、第二の実施形態に係る非接触電力供給
装置と同様の構成要素を有しているので、第三の実施形
態についても図4を用いて説明する。
【0039】第三の実施形態に係る非接触電力供給装置
1では、給電部2と受電部3との距離、および給電部2
の直流入力電圧が一定の状態にある場合には、受電部3
の直流出力端子3a、3b間に接続された負荷の消費電
流の増加によって、直流出力端子3a、3b間の出力電
圧が低下する。この非接触電力給電装置1は、以下に説
明するように、負荷の消費電流の変化に起因する受電部
3の出力電圧変化を低減することができる。
【0040】この非接触電力給電装置1では、受電部3
の送信回路31が、受電部3の出力電圧を測定し、その
測定データを給電部2の受信回路30へ送信する。受信
回路30は受信した前記測定データをMPU19のデー
タ入力端子19dへディジタルデータとして出力する。
MPU19は、こうして得た受電部3の出力電圧の測定
データに基づき、以下に説明するように、インバータ回
路の発振周波数を制御して受電部3の出力電圧の変化を
低減する。
【0041】給電コイル5と受電コイル6とで最も効率
良く電力を伝送できる状態は、インバータの発振周波数
と受電共振回路の共振周波数とが共にf0で一致してい
る状態である。したがって、負荷の消費電流が最大定格
負荷電流である状態(受電部3の出力電圧が最も低下す
る状態)において、給電共振回路の共振周波数をf0に
制御することで、受電部3の出力電圧変化を低減するこ
とができる。すなわち、受電部3の出力電圧を測定デー
タによって検知し、受電部3の出力電圧が定格出力電圧
より低下したときに、MPU19が副コンデンサC8
a、C8bの給電コイルへの接続をオープン状態に制御
する。
【0042】次に、受電部3の負荷電流が減少すると、
受電部3の出力電圧が定格出力電圧より上昇する。たと
えば、受電部3の出力電圧が定格電圧より上昇したとき
には、MPU19は、第1の制御端子19bを介して、
フォトカップラ9cを駆動してMOSトランジスタQ9
a、Q9bの導通させ、副コンデンサC8aを給電コイ
ル5に並列接続させて、給電共振回路の共振周波数をf
1に低下させる。そうすると、インバータ回路の発振周
波数はf0からf1に低下して、給電コイル5から受電
コイル6へ電力伝送効率が低下して、受電部3の出力電
圧変化が低減される。
【0043】さらに、受電部3の負荷電流が減少する
と、再び受電部3の出力電圧が定格出力電圧より上昇し
て、MPU19は、給電共振回路の共振周波数をさらに
低下させる。このとき既に、MPU19は副コンデンサ
C8aを給電コイル5に並列接続させているので、MP
U19は、さらに、第2の制御端子19cを介してフォ
トカップラ10cを駆動して、MOSトランジスタQ1
0a、Q10bの導通させ、副コンデンサC8bを給電
コイル5に並列接続させて、給電共振回路の共振周波数
をf2に低下させる。そうすると、インバータ回路の発
振周波数がf1からf2に低下して、給電コイル5から
受電コイル6への電力伝送効率が低下して、受電部3の
出力電圧変化が低減される。
【0044】このようにして、受電部3の負荷電流が減
少しても、受電部3の出力電圧変化が低減される。な
お、負荷電流が増加するときには、受電部3の出力電圧
が定格電圧より低下する度に、MPU19は、副コンデ
ンサC8b、C8aを給電コイルから切り離すことによ
って、受電部3の出力電圧変化を低減できる。
【0045】また、受電部の出力電圧を測定して送信す
る場合、電波の他に、光、音波、または電磁誘導による
近接磁界を用いてもよい。以上、説明した非接触電力供
給装置では、周波数制御手段によって制御される副コン
デンサが2つであるが、副コンデンサの数と、これら副
コンデンサの接続を制御するための基準、たとえば、給
電部の直流入力電圧の変化を検出する閾値の数とを増加
させることによって、給電部の直流入力電圧が広い範囲
で変化しても、受電部3の出力電圧変化を低減すること
ができる。このことは給電部と受電部との距離の変化に
おいても、また受電部の負荷電流の変化においても同様
である。
【0046】また、インバータの発振周波数と受電共振
回路とを離調するために副コンデンサを接続する例を示
したが、副コンデンサをすべて給電コイルに接続した状
態でインバータの発振周波数と受電共振回路の同調をと
り、副コンデンサを切り離すことで離調するようにして
もよい。さらに、副コンデンサではなく、給電コイルに
補助コイルを並列接続して、インバータの発振周波数を
変化させても良い。あるいは、給電コイルに補助コイル
を直列接続して、インバータの発振周波数を変化させて
も良い。なお、プッシュ・プル型のインバータ回路で、
給電コイルに補助コイルを直列接続する場合には、補助
コイルは給電コイルの一端と他端に同時に直列接続する
必要がある。
【0047】また、インバータ回路に関しては、プッシ
ュ・プル型に限らず、発振回路を構成するものであれ
ば、本発明のインバータ回路として使用できることは言
うまでもない。以上、本発明は、その趣旨を逸脱しない
範囲で種々の負荷制御について実施することができ、ま
た、上述した実施形態に限定されるものではなく、その
趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形をして実施すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非接触電
力供給装置によれば、受電部が電圧安定回路を使用せず
負荷に安定した直流電圧を供給することによって、受電
部の発熱量を低減することができるので、受電部を小型
・軽量化することができるという効果が得られる(請求
項1〜3)。
【0049】請求項4では、インバータの直流入力電圧
の変化によっても、受電部が電圧安定回路を使用せず負
荷に安定した直流電圧を供給することができ、受電部の
発熱量を低減して、受電部を小型・軽量化することがで
きるという効果が得られる。請求項5では、給電部と受
電部との距離の変化によっても、受電部が電圧安定回路
を使用せず負荷に安定した直流電圧を供給することがで
き、受電部の発熱量を低減して、受電部を小型・軽量化
することができるという効果が得られる。
【0050】請求項6では、負荷に流れる電流の変化に
よっても、受電部が電圧安定回路を使用せず負荷に安定
した直流電圧を供給することができ、受電部の発熱量を
低減して、受電部を小型・軽量化することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触電力供給装置の第一の実施
形態の要部概略構成図である。
【図2】図1の非接触電力供給装置の直流入力電圧の変
化に対する受電部の出力電圧変化を示す特性図である。
【図3】図1の非接触電力供給装置と従来の非接触電力
供給装置との温度上昇を、動作開始からの時間の経過と
共に測定した温度上昇特性を示す特性図である。
【図4】本発明に係る非接触電力供給装置の第二および
第三の実施形態の要部概略構成図である。
【符号の説明】
1 非接触電力給電装置 2 給電部 3 受電部 5 給電コイル 6 受電コイル C8 主コンデンサ C8a、C8b 副コンデンサ 11 周波数制御手段 19 MPU C21 受電コンデンサ D22a、D22b 整流ダイオード L23 平滑コイル C24 平滑コンデンサ 30 送信回路 31 受信回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA02 AA07 AA14 BB25 BB57 BB67 BB80 DD04 EE03 EE08 FF01 FG09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電力を交流電力に変換するインバー
    タと、 前記インバータで駆動される給電コイルと、 前記給電コイルに接続される主コンデンサと、 前記給電コイルに選択接続され前記インバータの発振周
    波数を規定する周波数規定手段と、 前記周波数規定手段を前記給電コイルに選択して接続す
    る周波数制御手段と、 前記給電コイルと電磁結合して交流電力を受電する受電
    コイルと、 前記受電コイルに並列に接続された受電部コンデンサ
    と、 前記受電コイルが受電した交流電力を直流電力に変換す
    る交流直流変換回路とを備えたことを特徴とする非接触
    電力供給装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数規定手段は、前記周波数制御
    手段によって選択されて前記給電コイルに並列に接続さ
    れる一または二以上の副コンデンサであることを特徴と
    する請求項1に記載の非接触電力供給装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数規定手段は、前記周波数制御
    手段によって選択されて前記給電コイルに並列または直
    列に接続される一または二以上の補助コイルであること
    を特徴とする請求項1に記載の非接触電力供給装置。
  4. 【請求項4】 前記周波数制御手段は、インバータの直
    流入力電圧を検出する入力電圧検出手段の検出結果に基
    づき前記周波数規定手段を選択することを特徴とする請
    求項1に記載の非接触電力供給装置。
  5. 【請求項5】 前記周波数制御手段は、前記給電コイル
    と前記受電コイルの距離を検出する距離検出手段の検出
    結果に基づき前記周波数規定手段を選択することを特徴
    とする請求項1に記載の非接触電力供給装置。
  6. 【請求項6】 前記周波数制御手段は、前記交流直流変
    換回路の出力電圧を検出する出力電圧検出手段の検出結
    果に基づき前記周波数規定手段を選択することを特徴と
    する請求項1に記載の非接触電力供給装置。
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