JP2003143673A - 振動機能付電子機器 - Google Patents
振動機能付電子機器Info
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- JP2003143673A JP2003143673A JP2001336178A JP2001336178A JP2003143673A JP 2003143673 A JP2003143673 A JP 2003143673A JP 2001336178 A JP2001336178 A JP 2001336178A JP 2001336178 A JP2001336178 A JP 2001336178A JP 2003143673 A JP2003143673 A JP 2003143673A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 周囲に音を発することなく情報を取得し、ま
た、コード等を要することなく小さな電源容量で情報を
取得する。 【解決手段】 振動機能付電子機器1は、情報を発生す
る情報発生手段3と、情報発生手段からの情報を表示駆
動する情報表示駆動手段4、情報表示駆動手段からの出
力に基づいて情報を表示する表示手段5及び振動手段6
を備える。電子機器の表面に振動面6Cを露出させ、こ
の振動面6Cを振動手段6によって直接に振動させ、こ
の振動面に接触することによって周囲に音を発すること
なく情報を取得する。振動する部分を電子機器全体では
なく振動面に限定することによって、小さな電源容量に
よる駆動を可能とする。
た、コード等を要することなく小さな電源容量で情報を
取得する。 【解決手段】 振動機能付電子機器1は、情報を発生す
る情報発生手段3と、情報発生手段からの情報を表示駆
動する情報表示駆動手段4、情報表示駆動手段からの出
力に基づいて情報を表示する表示手段5及び振動手段6
を備える。電子機器の表面に振動面6Cを露出させ、こ
の振動面6Cを振動手段6によって直接に振動させ、こ
の振動面に接触することによって周囲に音を発すること
なく情報を取得する。振動する部分を電子機器全体では
なく振動面に限定することによって、小さな電源容量に
よる駆動を可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計や携帯電話
等の携帯自在な電子機器に関し、情報の入出力を振動に
よって行うことができる振動機能を備える振動機能付電
子機器に関する。
等の携帯自在な電子機器に関し、情報の入出力を振動に
よって行うことができる振動機能を備える振動機能付電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】腕時計や携帯電話等の携帯自在な電子機
器は、時間情報、音楽情報、メール情報等の種々の情報
をスピーカから音として出力したり、あるいは表示装置
に画像や文字として表示している。また、情報を入力す
る場合には、マイクや操作キーを用いている。このよう
に、情報を音の形態で入出力する場合には、通常、スピ
ーカやマイクによって空気を媒体として伝達している。
器は、時間情報、音楽情報、メール情報等の種々の情報
をスピーカから音として出力したり、あるいは表示装置
に画像や文字として表示している。また、情報を入力す
る場合には、マイクや操作キーを用いている。このよう
に、情報を音の形態で入出力する場合には、通常、スピ
ーカやマイクによって空気を媒体として伝達している。
【0003】空気の媒体とする振動を利用する情報伝達
では、周囲の騒音によって聞き取りが難しくなったり、
信号対雑音比が悪化するといった問題がある他、周囲に
音が漏れるため、公衆の中での使用が制限されるといっ
た問題がある。そこで、このような問題を解決する一手
法として、骨伝導を利用した電子機器が提案されてい
る。この骨伝導利用者の骨を音の媒体として利用するも
のであり、騒音中や公衆の中等の周囲環境に係わらず音
を伝達することができる。
では、周囲の騒音によって聞き取りが難しくなったり、
信号対雑音比が悪化するといった問題がある他、周囲に
音が漏れるため、公衆の中での使用が制限されるといっ
た問題がある。そこで、このような問題を解決する一手
法として、骨伝導を利用した電子機器が提案されてい
る。この骨伝導利用者の骨を音の媒体として利用するも
のであり、騒音中や公衆の中等の周囲環境に係わらず音
を伝達することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】骨伝導を腕時計に利用
する形態として、音信号を腕時計の装着面である底面板
を介して利用者の骨に伝導する構成が考えられる。しか
しながら、この腕時計の底面板を振動させる構成では、
腕時計が腕の周りでずれるため、底面板と腕との接触状
態が安定しない。そのため、腕時計の底面板は利用者の
骨の部分に必ずしも密着せず、良好な音伝達を行うこと
は難しい。また、手首から耳までの距離を骨伝導で伝達
するにはかなりの振動エネルギーを要するが、腕時計の
ような小型の電子機器では電池容量を大きくとれないた
め充分な出力が得られず、腕時計が発する情報を耳で聞
き取ることは難しいという問題もある。
する形態として、音信号を腕時計の装着面である底面板
を介して利用者の骨に伝導する構成が考えられる。しか
しながら、この腕時計の底面板を振動させる構成では、
腕時計が腕の周りでずれるため、底面板と腕との接触状
態が安定しない。そのため、腕時計の底面板は利用者の
骨の部分に必ずしも密着せず、良好な音伝達を行うこと
は難しい。また、手首から耳までの距離を骨伝導で伝達
するにはかなりの振動エネルギーを要するが、腕時計の
ような小型の電子機器では電池容量を大きくとれないた
め充分な出力が得られず、腕時計が発する情報を耳で聞
き取ることは難しいという問題もある。
【0005】また、携帯電話には振動モータを内蔵する
機種も知られている。しかしながら、この内蔵振動モー
タは、呼出しやメール等の着信を知らせるに過ぎず、ま
た、ボディー全体が振動するものであるため、この振動
によって携帯電話の会話などの文字情報を知ることはで
きない。
機種も知られている。しかしながら、この内蔵振動モー
タは、呼出しやメール等の着信を知らせるに過ぎず、ま
た、ボディー全体が振動するものであるため、この振動
によって携帯電話の会話などの文字情報を知ることはで
きない。
【0006】そのため、従来、上記の問題を解決する一
方法として、電子機器本体と骨伝導スピーカ(アクチュ
エータ)との間をコード等で電気的に接続し、この骨伝
導スピーカを利用者の指に取り付けたり、顔や耳に装着
するといった構成が採用されている。しかしながら、こ
のような構成では、電子機器本体と骨伝導スピーカとを
結ぶコードが必要であるため、コードが邪魔になるなど
装着性に問題がある他、電子機器を使用中であることが
周囲から知られるという問題がある。
方法として、電子機器本体と骨伝導スピーカ(アクチュ
エータ)との間をコード等で電気的に接続し、この骨伝
導スピーカを利用者の指に取り付けたり、顔や耳に装着
するといった構成が採用されている。しかしながら、こ
のような構成では、電子機器本体と骨伝導スピーカとを
結ぶコードが必要であるため、コードが邪魔になるなど
装着性に問題がある他、電子機器を使用中であることが
周囲から知られるという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、従来の課題を解決し
て、電子機器において、周囲に音を発することなく情報
を取得することができることを目的とする。また、コー
ド等を要することなく、また、小さな電源容量で情報を
取得することができることを目的とする。
て、電子機器において、周囲に音を発することなく情報
を取得することができることを目的とする。また、コー
ド等を要することなく、また、小さな電源容量で情報を
取得することができることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動機能を有
する電子機器であって、電子機器の表面に振動面を露出
させ、この振動面を振動手段によって直接に振動させ、
この振動面に接触することによって周囲に音を発するこ
となく情報を取得するものである。また、振動する部分
を電子機器全体ではなく振動面に限定することによっ
て、小さな電源容量による駆動を可能とする。
する電子機器であって、電子機器の表面に振動面を露出
させ、この振動面を振動手段によって直接に振動させ、
この振動面に接触することによって周囲に音を発するこ
となく情報を取得するものである。また、振動する部分
を電子機器全体ではなく振動面に限定することによっ
て、小さな電源容量による駆動を可能とする。
【0009】本発明の振動機能付電子機器は、情報を発
生する情報発生手段と、情報発生手段からの情報を表示
駆動する情報表示駆動手段と、情報表示駆動手段からの
出力に基づいて情報を表示する表示手段と、振動手段と
を備える構成とする。本発明の振動機能付電子機器は、
通常の電子機器と同様に表示手段で情報を表示する他、
振動手段によって表示する。
生する情報発生手段と、情報発生手段からの情報を表示
駆動する情報表示駆動手段と、情報表示駆動手段からの
出力に基づいて情報を表示する表示手段と、振動手段と
を備える構成とする。本発明の振動機能付電子機器は、
通常の電子機器と同様に表示手段で情報を表示する他、
振動手段によって表示する。
【0010】本発明が備える振動手段は振動面を備え
る。この振動面は、電子機器の表示面又は操作面を有す
る表面、この表面に隣接する側面、電子機器の筐体の表
装面などの電子機器の表面部分に露出する。
る。この振動面は、電子機器の表示面又は操作面を有す
る表面、この表面に隣接する側面、電子機器の筐体の表
装面などの電子機器の表面部分に露出する。
【0011】本発明を腕時計に適用した態様では、文字
盤等の表示面を有する表面やその表面に隣接する側面に
振動面を露出させて設ける。この構成によって、腕時計
を装着したままで、表示面に露出した振動面を、額や頬
等の顔面部分に接触させることができ、振動面との接触
によって情報を耳に伝えることができる。また、腕時計
を装着したままで、表示面あるいは側面に露出した振動
面を指や掌で接触することができ、振動面に接触するこ
とによって情報を知覚することができる。本発明の腕時
計の態様によれば、装着面である底面ではなく表側に露
出した振動面を通して行うため、腕時計の装着状態にか
かわらず確実に情報を取得することができる。また、コ
ード等を要することなく情報を取得することができる。
盤等の表示面を有する表面やその表面に隣接する側面に
振動面を露出させて設ける。この構成によって、腕時計
を装着したままで、表示面に露出した振動面を、額や頬
等の顔面部分に接触させることができ、振動面との接触
によって情報を耳に伝えることができる。また、腕時計
を装着したままで、表示面あるいは側面に露出した振動
面を指や掌で接触することができ、振動面に接触するこ
とによって情報を知覚することができる。本発明の腕時
計の態様によれば、装着面である底面ではなく表側に露
出した振動面を通して行うため、腕時計の装着状態にか
かわらず確実に情報を取得することができる。また、コ
ード等を要することなく情報を取得することができる。
【0012】また、本発明を携帯電話に適用した態様で
は、表示面や操作面を有する表面やその表面に隣接する
側面、あるいは携帯電話の筐体の表装面に振動面を露出
させて設ける。この構成によって、表示面や操作面を有
する表面やその表面に隣接する側面に露出した振動面を
指で接触することができ、振動面に接触することによっ
て情報を知覚することができる。また、携帯電話の筐体
の表装面に露出した振動面を、耳の近傍等の顔面あるい
は頭の骨部分に接触させることができ、振動面との接触
によって情報を耳に伝えることができる。
は、表示面や操作面を有する表面やその表面に隣接する
側面、あるいは携帯電話の筐体の表装面に振動面を露出
させて設ける。この構成によって、表示面や操作面を有
する表面やその表面に隣接する側面に露出した振動面を
指で接触することができ、振動面に接触することによっ
て情報を知覚することができる。また、携帯電話の筐体
の表装面に露出した振動面を、耳の近傍等の顔面あるい
は頭の骨部分に接触させることができ、振動面との接触
によって情報を耳に伝えることができる。
【0013】さらに、携帯電話の筐体の表装面に振動面
を露出させる構成によれば、携帯電話の表示面や操作面
と反対側の裏面に振動面を露出させることができる。こ
の構成によれば、振動面を掌で触ることができ、携帯電
話を保持した状態で情報を取得することができる。ま
た、折りたたみ式の携帯電話の筐体の表装面に振動面を
露出した構成によれば、折りたたんだ状態で振動面に接
触して情報を取得することができる。
を露出させる構成によれば、携帯電話の表示面や操作面
と反対側の裏面に振動面を露出させることができる。こ
の構成によれば、振動面を掌で触ることができ、携帯電
話を保持した状態で情報を取得することができる。ま
た、折りたたみ式の携帯電話の筐体の表装面に振動面を
露出した構成によれば、折りたたんだ状態で振動面に接
触して情報を取得することができる。
【0014】振動手段は、振動面を有する振動体と、こ
の振動体と接続する電気機械変換手段を備える。表示手
段と電気機械変換手段、あるいは表示手段と振動面は、
平面上でオフセットさせ互いに重ならないように配置す
る。この配置構成によれば、表示手段と電気機械変換手
段あるいは振動面との干渉を防ぐことができる。
の振動体と接続する電気機械変換手段を備える。表示手
段と電気機械変換手段、あるいは表示手段と振動面は、
平面上でオフセットさせ互いに重ならないように配置す
る。この配置構成によれば、表示手段と電気機械変換手
段あるいは振動面との干渉を防ぐことができる。
【0015】電気機械変換手段は、電気信号から機械信
号にあるいは機械信号から電気信号に変換する手段であ
り、例えば、ボイスコイル型素子、圧電素子、あるいは
振動モータ等とすることができる。本発明が備える電気
機械変換手段は、振動体を振動するアクチュエータや、
振動体の振動で駆動されるピックアップとして使用す
る。アクチュエータとして使用する場合には、情報発生
手段からの情報を駆動手段によって電気信号とし、この
電気信号を機械信号に変換して振動体を振動させる。ま
た、ピックアップとして使用する場合には、振動体の振
動を電気信号に変換する。ピックアップは、変換した電
気信号は情報とすることで、情報発生手段の一部を構成
する。また、アクチュエータとピックアップは、同一の
電子機器にそれぞれ別個に設けることも、あるいは一素
子で構成することもできる。
号にあるいは機械信号から電気信号に変換する手段であ
り、例えば、ボイスコイル型素子、圧電素子、あるいは
振動モータ等とすることができる。本発明が備える電気
機械変換手段は、振動体を振動するアクチュエータや、
振動体の振動で駆動されるピックアップとして使用す
る。アクチュエータとして使用する場合には、情報発生
手段からの情報を駆動手段によって電気信号とし、この
電気信号を機械信号に変換して振動体を振動させる。ま
た、ピックアップとして使用する場合には、振動体の振
動を電気信号に変換する。ピックアップは、変換した電
気信号は情報とすることで、情報発生手段の一部を構成
する。また、アクチュエータとピックアップは、同一の
電子機器にそれぞれ別個に設けることも、あるいは一素
子で構成することもできる。
【0016】振動体は、電子機器の表面に露出し、接触
することによって、アクチュエータの場合には振動を外
部に伝え、ピックアップの場合には外部の振動を電気機
械変換手段に伝える。振動体は、例えば、電子機器の表
示面の少なくとも一部を覆う風防や振動コーンとするこ
とができる。
することによって、アクチュエータの場合には振動を外
部に伝え、ピックアップの場合には外部の振動を電気機
械変換手段に伝える。振動体は、例えば、電子機器の表
示面の少なくとも一部を覆う風防や振動コーンとするこ
とができる。
【0017】また、本発明の電子機器は、電子機器の操
作を入力する操作部材を備える。この操作部材は、電子
機器が備える機能の選択や制御を行う他に振動体を構成
することができる。振動体は、操作部材の操作をトリガ
ーとして振動を開始する構成とすることができる。振動
体を操作部材とする構成では、操作時あるいは操作から
所定の時間後に接触した操作部材自体を通して情報を認
識することができる。
作を入力する操作部材を備える。この操作部材は、電子
機器が備える機能の選択や制御を行う他に振動体を構成
することができる。振動体は、操作部材の操作をトリガ
ーとして振動を開始する構成とすることができる。振動
体を操作部材とする構成では、操作時あるいは操作から
所定の時間後に接触した操作部材自体を通して情報を認
識することができる。
【0018】情報は、時刻情報、文字情報、音楽情報等
とすることができる。時刻情報は、音声あるいは時報音
に変換して振動体を振動させ、また、メール等の文字情
報は音声に変換して振動体を振動させる。音楽情報は、
内蔵する記憶手段中に格納するデータを利用する他、記
録媒体や通信手段を介して外部から取り込むことができ
る。
とすることができる。時刻情報は、音声あるいは時報音
に変換して振動体を振動させ、また、メール等の文字情
報は音声に変換して振動体を振動させる。音楽情報は、
内蔵する記憶手段中に格納するデータを利用する他、記
録媒体や通信手段を介して外部から取り込むことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。本発明の振動機能付電子
機器を腕時計に適用した構成例を図1〜図5を用いて説
明し、携帯電話に適用した構成例を図6,図7を用いて
説明する。また、本発明の振動機能付電子機器の機能の
実施形態について図1,図8〜図14を用いて説明す
る。
参照しながら詳細に説明する。本発明の振動機能付電子
機器を腕時計に適用した構成例を図1〜図5を用いて説
明し、携帯電話に適用した構成例を図6,図7を用いて
説明する。また、本発明の振動機能付電子機器の機能の
実施形態について図1,図8〜図14を用いて説明す
る。
【0020】はじめに、本発明の振動機能付電子機器の
機能構成の一態様について図1のブロック図を用いて説
明する。図1に示すブロック図において、本発明の振動
機能付電子機器1は情報発生手段3を備え、この情報発
生手段3で発生した情報は情報表示駆動手段4によって
表示手段5に表示されると共に、振動手段6によって機
械的振動で表示したり、逆に機械的振動を電気信号とし
て取り込む。なお、情報発生手段3は、基準信号発生手
段2で発生する基準信号を入力し、この基準信号に基づ
いて情報を発生する。例えば、時計機能を有する場合に
は、基準信号発生手段2は基準クロック信号を発生し、
情報発生手段3はこの基準クロック信号を分周するなど
の処理によって時刻情報を発生する。
機能構成の一態様について図1のブロック図を用いて説
明する。図1に示すブロック図において、本発明の振動
機能付電子機器1は情報発生手段3を備え、この情報発
生手段3で発生した情報は情報表示駆動手段4によって
表示手段5に表示されると共に、振動手段6によって機
械的振動で表示したり、逆に機械的振動を電気信号とし
て取り込む。なお、情報発生手段3は、基準信号発生手
段2で発生する基準信号を入力し、この基準信号に基づ
いて情報を発生する。例えば、時計機能を有する場合に
は、基準信号発生手段2は基準クロック信号を発生し、
情報発生手段3はこの基準クロック信号を分周するなど
の処理によって時刻情報を発生する。
【0021】表示手段5は、液晶表示装置や時分針、あ
るいは内臓スピーカを用いて視覚的あるいは聴覚的に表
示する通常の機構であり、例えば時計の場合には時刻表
示を行う。情報表示駆動手段4は情報発生手段3で発生
した情報を表示手段5の表示に適した信号形態に変換す
る機構であり、時刻情報を液晶表示装置のデジタル表示
する場合には、時、分、秒を表す数字を液晶表示装置に
表示する信号列を形成する。
るいは内臓スピーカを用いて視覚的あるいは聴覚的に表
示する通常の機構であり、例えば時計の場合には時刻表
示を行う。情報表示駆動手段4は情報発生手段3で発生
した情報を表示手段5の表示に適した信号形態に変換す
る機構であり、時刻情報を液晶表示装置のデジタル表示
する場合には、時、分、秒を表す数字を液晶表示装置に
表示する信号列を形成する。
【0022】また、振動手段6は、電気機械変換手段6
Aと振動体6Bを備える。電気機械変換手段6Aは、電
気信号から機械信号への変換あるいはその逆に機械信号
から電気信号への変換を行う機構であり、電気信号から
機械信号に変換する場合にはアクチュエータとして動作
し、逆に機械信号から電気信号に変換する場合にはピッ
クアップとして動作する。アクチュエータとして動作す
る場合には、電気機械変換手段6Aは、情報発生手段3
で発生した情報の電気信号を機械信号に変換し、振動体
6Bを振動させる。振動体6Bは振動面6Cを電子機器
の表面に露出しており、利用者はこの振動面6Cに接触
することによって情報を振動として直接に知覚し認識す
る。
Aと振動体6Bを備える。電気機械変換手段6Aは、電
気信号から機械信号への変換あるいはその逆に機械信号
から電気信号への変換を行う機構であり、電気信号から
機械信号に変換する場合にはアクチュエータとして動作
し、逆に機械信号から電気信号に変換する場合にはピッ
クアップとして動作する。アクチュエータとして動作す
る場合には、電気機械変換手段6Aは、情報発生手段3
で発生した情報の電気信号を機械信号に変換し、振動体
6Bを振動させる。振動体6Bは振動面6Cを電子機器
の表面に露出しており、利用者はこの振動面6Cに接触
することによって情報を振動として直接に知覚し認識す
る。
【0023】また、ピックアップとして動作する場合に
は、利用者が振動面6Cに接触することによって振動体
6Bを振動させ、電気機械変換手段6Aはこの振動の機
械信号を電気信号に変換し情報として取り込む。図2〜
図7は、上記機能構成を腕時計あるいは携帯電話に適用
した場合の構成例である。
は、利用者が振動面6Cに接触することによって振動体
6Bを振動させ、電気機械変換手段6Aはこの振動の機
械信号を電気信号に変換し情報として取り込む。図2〜
図7は、上記機能構成を腕時計あるいは携帯電話に適用
した場合の構成例である。
【0024】本発明の振動機能付電子機器を腕時計に適
用した構成例について図2〜図5を用いて説明する。図
2は腕時計の表示面側から見た状態を示し、図3は腕時
計の側面側の断面を示している。また、図4,5は使用
状態を説明するための図である。図2の各(a)〜
(c)に示す構成例は、腕時計の表面に設ける振動体の
各例を示している。
用した構成例について図2〜図5を用いて説明する。図
2は腕時計の表示面側から見た状態を示し、図3は腕時
計の側面側の断面を示している。また、図4,5は使用
状態を説明するための図である。図2の各(a)〜
(c)に示す構成例は、腕時計の表面に設ける振動体の
各例を示している。
【0025】図2(a)及び図3(a)に示す構成例に
おいて、腕時計11は、通常の腕時計と同様に、内部に
時計のムーブメントや前記した情報発生手段3、情報表
示駆動手段4、表示手段5、及び基準信号発生手段2を
内蔵する筐体11aを備え、表面11b及び側面11c
を有すと共に、裏面側に装着時において利用者の手首に
触れる底面板(図では見えていない)を有している。な
お、情報発生手段3は、腕時計のように時刻情報を表示
する場合には時刻情報発生手段となる。また、筐体11
aにはスイッチあるいはリューズ等の操作部材11eが
設けられている。表面11b側には、表示装置5の表示
面11dが形成され、風防11fによって覆われてい
る。なお、図2(a)に示す表示面11dは、表示手段
5を液晶表示装置とした場合の例であり、時刻表示等の
種々表示内容が表示される。
おいて、腕時計11は、通常の腕時計と同様に、内部に
時計のムーブメントや前記した情報発生手段3、情報表
示駆動手段4、表示手段5、及び基準信号発生手段2を
内蔵する筐体11aを備え、表面11b及び側面11c
を有すと共に、裏面側に装着時において利用者の手首に
触れる底面板(図では見えていない)を有している。な
お、情報発生手段3は、腕時計のように時刻情報を表示
する場合には時刻情報発生手段となる。また、筐体11
aにはスイッチあるいはリューズ等の操作部材11eが
設けられている。表面11b側には、表示装置5の表示
面11dが形成され、風防11fによって覆われてい
る。なお、図2(a)に示す表示面11dは、表示手段
5を液晶表示装置とした場合の例であり、時刻表示等の
種々表示内容が表示される。
【0026】本発明を適用した腕時計の例では、表示手
段5と平面的に重ならない位置にオフセットして電気機
械変換手段6Aを配置する。図2(a)では、表示手段
5と電気機械変換手段6Aは平面的に重ならないようオ
フセットして配置される。なお、この配置構成は、図3
の断面図では表示手段5と電気機械変換手段6Aが表示
面11bの下側に併設した構成が示されている。
段5と平面的に重ならない位置にオフセットして電気機
械変換手段6Aを配置する。図2(a)では、表示手段
5と電気機械変換手段6Aは平面的に重ならないようオ
フセットして配置される。なお、この配置構成は、図3
の断面図では表示手段5と電気機械変換手段6Aが表示
面11bの下側に併設した構成が示されている。
【0027】また、表示面11dを覆うように風防11
fが設けられ、軟接合部11h(図3(a)に示す)に
よって筐体11aと接合している。電気機械変換手段6
Aをアクチュエータとして動作させる場合、風防11f
は電気機械変換手段6Aによって振動され振動体6Bと
して動作する。なお、軟接合部11hは、風防11fと
筐体11aとの間を柔軟に接合しているため、電気機械
変換手段6Aは風防11fのみを振動させ、筐体11a
側には振動は伝わりにくい。したがって、電気機械変換
手段6Aは風防11fのみを効率的に振動させることに
なるため、電源の容量が小さい場合であっても十分に振
動させることができる。
fが設けられ、軟接合部11h(図3(a)に示す)に
よって筐体11aと接合している。電気機械変換手段6
Aをアクチュエータとして動作させる場合、風防11f
は電気機械変換手段6Aによって振動され振動体6Bと
して動作する。なお、軟接合部11hは、風防11fと
筐体11aとの間を柔軟に接合しているため、電気機械
変換手段6Aは風防11fのみを振動させ、筐体11a
側には振動は伝わりにくい。したがって、電気機械変換
手段6Aは風防11fのみを効率的に振動させることに
なるため、電源の容量が小さい場合であっても十分に振
動させることができる。
【0028】風防11fの表面は振動体6Bの振動面6
Cを構成し、利用者はこの風防11fの表面に接触する
ことで振動を知覚したり、あるいは逆に振動を電気機械
変換手段6Aに伝えることができる。
Cを構成し、利用者はこの風防11fの表面に接触する
ことで振動を知覚したり、あるいは逆に振動を電気機械
変換手段6Aに伝えることができる。
【0029】風防11fと電気機械変換手段6Aとの接
続は任意の接続方法を適用することができる。図3
(c),(d)は風防11fと電気機械変換手段6Aと
の接続例を説明している。図3(c)に示す接続例は、
ネジ11jによって接続する例である。この例では、ネ
ジ11jを風防11fに設けたネジ孔を通して電気機械
変換手段6Aに固定することで接続を行う。また、図3
(d)に示す接続例は、接着剤11kによって接続する
例である。この例では、接着剤11kを風防11fの下
面と電気機械変換手段6Aの上面との間に注入して固定
することで接続を行う。
続は任意の接続方法を適用することができる。図3
(c),(d)は風防11fと電気機械変換手段6Aと
の接続例を説明している。図3(c)に示す接続例は、
ネジ11jによって接続する例である。この例では、ネ
ジ11jを風防11fに設けたネジ孔を通して電気機械
変換手段6Aに固定することで接続を行う。また、図3
(d)に示す接続例は、接着剤11kによって接続する
例である。この例では、接着剤11kを風防11fの下
面と電気機械変換手段6Aの上面との間に注入して固定
することで接続を行う。
【0030】図2(b)及び図3(b)に示す構成例
は、振動体6Bとして振動コーン11gを備える構成例
である。なお、図2(b)に示す構成例は、腕時計とし
て備える構成は図2(a)とほぼ同様であるが、表示面
11dには液晶表示装置に代えて時針及び分針を備える
表示装置の例を示している。
は、振動体6Bとして振動コーン11gを備える構成例
である。なお、図2(b)に示す構成例は、腕時計とし
て備える構成は図2(a)とほぼ同様であるが、表示面
11dには液晶表示装置に代えて時針及び分針を備える
表示装置の例を示している。
【0031】また、この構成例においても、図2(b)
に示すように、表示手段5と平面的に重ならない位置に
オフセットして電気機械変換手段6Aを配置し、また、
図3(b)に示すように、表示手段5と電気機械変換手
段6Aを表示面11dの下側に併設している。
に示すように、表示手段5と平面的に重ならない位置に
オフセットして電気機械変換手段6Aを配置し、また、
図3(b)に示すように、表示手段5と電気機械変換手
段6Aを表示面11dの下側に併設している。
【0032】この構成例では、電気機械変換手段6Aと
接続する振動コーン11gを備え、振動体6Bを構成し
ている。振動コーン11gは、軟接合部11i(図3
(b)に示す)によって筐体11aあるいは風防11f
と接合し、さらに、振動コーン11gの少なくとも一部
は表面11b上に露出して設けられ、この露出面は振動
面6Cを構成する。なお、図3(b)に示す構成では、
振動コーン11gの露出面は、風防11fの傾斜面に沿
って傾斜させて形成している。
接続する振動コーン11gを備え、振動体6Bを構成し
ている。振動コーン11gは、軟接合部11i(図3
(b)に示す)によって筐体11aあるいは風防11f
と接合し、さらに、振動コーン11gの少なくとも一部
は表面11b上に露出して設けられ、この露出面は振動
面6Cを構成する。なお、図3(b)に示す構成では、
振動コーン11gの露出面は、風防11fの傾斜面に沿
って傾斜させて形成している。
【0033】電気機械変換手段6Aをアクチュエータと
して動作させる場合、振動コーン11gは電気機械変換
手段6Aによって振動され振動体6Bとして動作する。
なお、軟接合部11iは、振動コーン11gと筐体11
aあるいは風防11fとの間を柔軟に接合しているた
め、電気機械変換手段6Aは振動コーン11gを効率的
に振動させ、筐体11a側あるいは風防11fには振動
は伝わりにくい。したがって、電気機械変換手段6Aは
振動コーン11gのみを効率的に振動させることになる
ため、電源の容量が小さい場合であっても十分に振動さ
せることができる。
して動作させる場合、振動コーン11gは電気機械変換
手段6Aによって振動され振動体6Bとして動作する。
なお、軟接合部11iは、振動コーン11gと筐体11
aあるいは風防11fとの間を柔軟に接合しているた
め、電気機械変換手段6Aは振動コーン11gを効率的
に振動させ、筐体11a側あるいは風防11fには振動
は伝わりにくい。したがって、電気機械変換手段6Aは
振動コーン11gのみを効率的に振動させることになる
ため、電源の容量が小さい場合であっても十分に振動さ
せることができる。
【0034】振動コーン11gの表面は振動体6Bの振
動面6Cを構成し、利用者はこの振動コーン11gの表
面に接触することで振動を知覚したり、あるいは逆に振
動を電気機械変換手段6Aに伝えることができる。な
お、振動コーン11gの表面11b上の位置は、表示手
段5と重ならない位置であれば任意に設定することがで
きる。また、振動コーン11gと電気機械変換手段6A
との接続も任意の接続方法を適用することができ、ネジ
や接着材を利用することができる。
動面6Cを構成し、利用者はこの振動コーン11gの表
面に接触することで振動を知覚したり、あるいは逆に振
動を電気機械変換手段6Aに伝えることができる。な
お、振動コーン11gの表面11b上の位置は、表示手
段5と重ならない位置であれば任意に設定することがで
きる。また、振動コーン11gと電気機械変換手段6A
との接続も任意の接続方法を適用することができ、ネジ
や接着材を利用することができる。
【0035】なお、軟接合部11h,11iは、振動体
6Bを支持側と柔軟に接合すると共に、腕時計の内部に
水滴が侵入しないよう防水の役割を持たせることができ
る。図2(a),(b)に示した構成例は、腕時計11
の表面11b部分に風防11fや振動コーン11g等の
振動体6Bを設け、この振動体6Bの振動面6Cを表面
11b上に露出させる構成である。これに対して、図2
(c)に示す構成例は、振動体6Bの振動面6Cを腕時
計11の側面11cに露出させる構成である。なお、図
2(c)に示す構成例において、符号11aから符号1
1eの構成は、前記の図2(a),(b)に示した構成
例と同様とすることができるため、ここでの説明は省略
する。
6Bを支持側と柔軟に接合すると共に、腕時計の内部に
水滴が侵入しないよう防水の役割を持たせることができ
る。図2(a),(b)に示した構成例は、腕時計11
の表面11b部分に風防11fや振動コーン11g等の
振動体6Bを設け、この振動体6Bの振動面6Cを表面
11b上に露出させる構成である。これに対して、図2
(c)に示す構成例は、振動体6Bの振動面6Cを腕時
計11の側面11cに露出させる構成である。なお、図
2(c)に示す構成例において、符号11aから符号1
1eの構成は、前記の図2(a),(b)に示した構成
例と同様とすることができるため、ここでの説明は省略
する。
【0036】符号11lは振動体6Bを構成する接触部
材であり、腕時計11の側面11cの任意の位置に設け
ることができる。接触部材11lは、少なくともその表
面部分を外側に露出させ、この露出面を振動面6Cとし
ている。接触部材11lは、図2(c)に示すように側
面11cから突出させる構成に限らず、その接触面が側
面11cから露出する構成であれば必ずしも突出する必
要はない。接触部材11lは、腕時計11の内部におい
て電気機械変換手段6A(図示していない)と接続して
いる。電気機械変換手段6Aをアクチュエータとして動
作させる場合、接触部材11lは電気機械変換手段6A
によって振動され振動体6Bとして動作する。なお、接
触部材11lは振動コーンで構成することもできる。
材であり、腕時計11の側面11cの任意の位置に設け
ることができる。接触部材11lは、少なくともその表
面部分を外側に露出させ、この露出面を振動面6Cとし
ている。接触部材11lは、図2(c)に示すように側
面11cから突出させる構成に限らず、その接触面が側
面11cから露出する構成であれば必ずしも突出する必
要はない。接触部材11lは、腕時計11の内部におい
て電気機械変換手段6A(図示していない)と接続して
いる。電気機械変換手段6Aをアクチュエータとして動
作させる場合、接触部材11lは電気機械変換手段6A
によって振動され振動体6Bとして動作する。なお、接
触部材11lは振動コーンで構成することもできる。
【0037】なお、接触部材11lは、前記構成と同様
に軟接合部を介して筐体11aとの柔軟に接合し、これ
によって、電気機械変換手段6Aは接触部材11lのみ
を振動させ、筐体11a側には振動は伝わらない。した
がって、電気機械変換手段6Aは接触部材11lのみを
効率的に振動させることになるため、電源の容量が小さ
い場合であっても十分に振動させることができる。
に軟接合部を介して筐体11aとの柔軟に接合し、これ
によって、電気機械変換手段6Aは接触部材11lのみ
を振動させ、筐体11a側には振動は伝わらない。した
がって、電気機械変換手段6Aは接触部材11lのみを
効率的に振動させることになるため、電源の容量が小さ
い場合であっても十分に振動させることができる。
【0038】接触部材11lの表面は振動体6Bの振動
面6Cを構成し、利用者はこの接触部材11lの表面に
接触することで振動を知覚したり、あるいは逆に振動を
電気機械変換手段6Aに伝えることができる。なお、接
触部材11lの側面11c上の位置は、表示手段5と重
ならない位置であれば任意に設定することができる。ま
た、接触部材11lと電気機械変換手段6Aとの接続も
任意の接続方法を適用することができ、ネジや接着材を
利用することができる。
面6Cを構成し、利用者はこの接触部材11lの表面に
接触することで振動を知覚したり、あるいは逆に振動を
電気機械変換手段6Aに伝えることができる。なお、接
触部材11lの側面11c上の位置は、表示手段5と重
ならない位置であれば任意に設定することができる。ま
た、接触部材11lと電気機械変換手段6Aとの接続も
任意の接続方法を適用することができ、ネジや接着材を
利用することができる。
【0039】また、上記した構成例において、振動コー
ン11gや接触部材11lをリューズやスイッチ等の操
作部材11eと兼用することができ、操作部材に接触す
ることで振動を知覚したり、振動を電気機械変換手段6
Aに伝えることができる。
ン11gや接触部材11lをリューズやスイッチ等の操
作部材11eと兼用することができ、操作部材に接触す
ることで振動を知覚したり、振動を電気機械変換手段6
Aに伝えることができる。
【0040】本発明の振動機能付電子機器を腕時計に適
用した構成例の使用状態について、図4,図5を用いて
説明する。図4は、骨伝導によって情報を耳(内耳部
分)に伝える状態を概略的に示している。腕時計型の振
動機能付電子機器を利用する際には、図4に示すよう
に、腕時計11が備える振動面6Cを利用者の額や頬あ
るいはあご等の顔面部分14に接触させる。振動面6C
の振動は、顔面部分14に接触することによって、空気
振動によって鼓膜を介して伝わることなく、利用者の骨
部分を介して内耳部分に直接に伝わる。
用した構成例の使用状態について、図4,図5を用いて
説明する。図4は、骨伝導によって情報を耳(内耳部
分)に伝える状態を概略的に示している。腕時計型の振
動機能付電子機器を利用する際には、図4に示すよう
に、腕時計11が備える振動面6Cを利用者の額や頬あ
るいはあご等の顔面部分14に接触させる。振動面6C
の振動は、顔面部分14に接触することによって、空気
振動によって鼓膜を介して伝わることなく、利用者の骨
部分を介して内耳部分に直接に伝わる。
【0041】したがって、本発明を用いて情報を取得す
るには、図5に示すように、腕時計の上面に露出する振
動面6Cを利用者の額(図5(a))や頬あるいはあご
(図5(b))等の顔面部分14に接触させたり(図5
(a))、あるいは、振動面6Cを指や掌で触ることで
振動を知覚し、コードを用いることなく情報を取得する
ことができる。
るには、図5に示すように、腕時計の上面に露出する振
動面6Cを利用者の額(図5(a))や頬あるいはあご
(図5(b))等の顔面部分14に接触させたり(図5
(a))、あるいは、振動面6Cを指や掌で触ることで
振動を知覚し、コードを用いることなく情報を取得する
ことができる。
【0042】次に、本発明の振動機能付電子機器を携帯
電話に適用した構成例について図6,図7を用いて説明
する。なお、図7は折りたたみ式の携帯電話の構成例を
示している。
電話に適用した構成例について図6,図7を用いて説明
する。なお、図7は折りたたみ式の携帯電話の構成例を
示している。
【0043】図6に示す携帯電話の構成例において、携
帯電話12は筐体12aを備え、内部に携帯電話が通常
備える回路構成や前記した情報発生手段3、情報表示駆
動手段4、表示手段5、及び基準信号発生手段2を内蔵
すると共に、表面12b上に表示手段5の表示面12d
及び操作面12iを有している。表示面12dは透明カ
バー12fで覆われ、操作面12iには携帯電話が通常
備える種々のスイッチやキーの操作部材12eが設けら
れている。
帯電話12は筐体12aを備え、内部に携帯電話が通常
備える回路構成や前記した情報発生手段3、情報表示駆
動手段4、表示手段5、及び基準信号発生手段2を内蔵
すると共に、表面12b上に表示手段5の表示面12d
及び操作面12iを有している。表示面12dは透明カ
バー12fで覆われ、操作面12iには携帯電話が通常
備える種々のスイッチやキーの操作部材12eが設けら
れている。
【0044】なお、情報発生手段3は、携帯電話のよう
に通信情報を表示する場合には、この通信情報の他に、
前記した時刻情報や電話番号や氏名等の通信に係わる情
報やメモ情報等の種々の情報を発生することができる。
また、前記腕時計の構成と同様に、電気機械変換手段6
Aや振動体6B等の振動手段6を備える。
に通信情報を表示する場合には、この通信情報の他に、
前記した時刻情報や電話番号や氏名等の通信に係わる情
報やメモ情報等の種々の情報を発生することができる。
また、前記腕時計の構成と同様に、電気機械変換手段6
Aや振動体6B等の振動手段6を備える。
【0045】携帯電話による構成では、表示面12dを
覆う透明カバー12fや、振動コーン12gあるいは接
触部材12h、あるいは操作部材12eを振動体6Bと
することができる。図6において、振動コーン12gは
表示面12d上に設け、また接触部材12hは操作面1
2iの他、側面12cや筐体12aの上方部分、あるい
は裏面(図示していない)に設けることができる。
覆う透明カバー12fや、振動コーン12gあるいは接
触部材12h、あるいは操作部材12eを振動体6Bと
することができる。図6において、振動コーン12gは
表示面12d上に設け、また接触部材12hは操作面1
2iの他、側面12cや筐体12aの上方部分、あるい
は裏面(図示していない)に設けることができる。
【0046】携帯電話において振動によって情報を取得
する場合には、腕時計と同様に、透明カバー12f、振
動コーン12g、接触部材12h、あるいは操作部材1
2eを頬や顎等の顔面部分に接触させたり、これらの接
触面を指や掌で触り、これによって、振動体6Bの振動
面6Cを介して振動を知覚する。
する場合には、腕時計と同様に、透明カバー12f、振
動コーン12g、接触部材12h、あるいは操作部材1
2eを頬や顎等の顔面部分に接触させたり、これらの接
触面を指や掌で触り、これによって、振動体6Bの振動
面6Cを介して振動を知覚する。
【0047】また、図7は折りたたみ式の携帯電話に適
用した例である。この携帯電話13は、前記図6の構成
の携帯電話と同様に、筐体13aを備え、内部に携帯電
話が通常備える回路構成や前記した情報発生手段3、情
報表示駆動手段4、表示手段5、及び基準信号発生手段
2を内蔵すると共に、開いた各面13bに表示手段5の
表示面13d及び操作面13iを有している。表示面1
3dは透明カバー13fで覆われ、操作面13iには携
帯電話が通常備える種々のスイッチやキーの操作部材1
3eが設けられている。
用した例である。この携帯電話13は、前記図6の構成
の携帯電話と同様に、筐体13aを備え、内部に携帯電
話が通常備える回路構成や前記した情報発生手段3、情
報表示駆動手段4、表示手段5、及び基準信号発生手段
2を内蔵すると共に、開いた各面13bに表示手段5の
表示面13d及び操作面13iを有している。表示面1
3dは透明カバー13fで覆われ、操作面13iには携
帯電話が通常備える種々のスイッチやキーの操作部材1
3eが設けられている。
【0048】また、振動体6Bは、表示面13dを覆う
透明カバー13fや、振動コーン13gあるいは接触部
材13h、あるいは操作部材13eとすることができ
る。図7において、振動コーン13gは表示面13d上
に設け、また接触部材13hは操作面13iの他、側面
13cや筐体13aの上方部分あるいは下方部分、又は
閉じたときの外側となる表面13jに設けることができ
る。
透明カバー13fや、振動コーン13gあるいは接触部
材13h、あるいは操作部材13eとすることができ
る。図7において、振動コーン13gは表示面13d上
に設け、また接触部材13hは操作面13iの他、側面
13cや筐体13aの上方部分あるいは下方部分、又は
閉じたときの外側となる表面13jに設けることができ
る。
【0049】この携帯電話で情報を振動によって取得す
る場合には、前記携帯電話と同様に、透明カバー13
f、振動コーン13g、接触部材13h、あるいは操作
部材13eを頬や顎等の顔面部分に接触させたり、これ
らの接触面を指や掌で触り、これによって振動面6Cを
介して振動を知覚する。この構成によれば、表面13j
に設けた接触部材13hに接触することで、折りたたみ
式の携帯電話において閉じたままで情報を取得すること
ができる。
る場合には、前記携帯電話と同様に、透明カバー13
f、振動コーン13g、接触部材13h、あるいは操作
部材13eを頬や顎等の顔面部分に接触させたり、これ
らの接触面を指や掌で触り、これによって振動面6Cを
介して振動を知覚する。この構成によれば、表面13j
に設けた接触部材13hに接触することで、折りたたみ
式の携帯電話において閉じたままで情報を取得すること
ができる。
【0050】なお、図6,7には、情報発生手段3、情
報表示駆動手段4、表示手段5、基準信号発生手段2、
及び電気機械変換手段6Aは図示していない。次に、本
発明の振動機能付電子機器の機能構成の他の態様につい
て図8〜図14のブロック図を用いて説明する。
報表示駆動手段4、表示手段5、基準信号発生手段2、
及び電気機械変換手段6Aは図示していない。次に、本
発明の振動機能付電子機器の機能構成の他の態様につい
て図8〜図14のブロック図を用いて説明する。
【0051】図8に示す態様は、電気機械変換手段とし
てアクチュエータを備え、アクチュエータによって振動
体を振動させる構成例である。図8に示すブロック図に
おいて、振動機能付電子機器1は、情報発生手段3で発
生した情報を情報表示駆動手段4によって表示手段5に
表示すると共に、情報に基づいて振動手段6を駆動す
る。振動手段6は、アクチュエータ6a及び振動体6B
を備える。アクチュエータ6aは振動駆動手段8によっ
て駆動され、接続する振動体6Bを振動させる。利用者
は、電子機器の表面に露出する振動体6Bの振動面6C
を介して振動を認識することによって情報を取得する。
てアクチュエータを備え、アクチュエータによって振動
体を振動させる構成例である。図8に示すブロック図に
おいて、振動機能付電子機器1は、情報発生手段3で発
生した情報を情報表示駆動手段4によって表示手段5に
表示すると共に、情報に基づいて振動手段6を駆動す
る。振動手段6は、アクチュエータ6a及び振動体6B
を備える。アクチュエータ6aは振動駆動手段8によっ
て駆動され、接続する振動体6Bを振動させる。利用者
は、電子機器の表面に露出する振動体6Bの振動面6C
を介して振動を認識することによって情報を取得する。
【0052】アクチュエータ6aは、例えば、ボイスコ
イル型素子、圧電素子、あるいは振動モータ等を用いる
ことができ、振動駆動手段8から供給される駆動電流に
よって振動する。なお、振動駆動手段8は情報発生手段
3から発せられる情報に基づいて駆動電流を形成する。
イル型素子、圧電素子、あるいは振動モータ等を用いる
ことができ、振動駆動手段8から供給される駆動電流に
よって振動する。なお、振動駆動手段8は情報発生手段
3から発せられる情報に基づいて駆動電流を形成する。
【0053】情報発生手段3で発生した情報を音声ある
いは間欠音によって出力させる場合には、振動駆動手段
8の前段に音声変換手段7を設ける。音声変換手段7
は、情報に基づいて音声信号に変換したり、あるいは、
時刻情報等を所定のルールで定めた間欠音に変換し、こ
の変換信号を振動駆動手段8に送る。振動駆動手段8
は、この変換信号に基づいてアクチュエータを駆動する
駆動信号を形成する。利用者は、振動体6Bのこの振動
面6Cに接触することによって情報を振動として直接に
知覚し認識する。
いは間欠音によって出力させる場合には、振動駆動手段
8の前段に音声変換手段7を設ける。音声変換手段7
は、情報に基づいて音声信号に変換したり、あるいは、
時刻情報等を所定のルールで定めた間欠音に変換し、こ
の変換信号を振動駆動手段8に送る。振動駆動手段8
は、この変換信号に基づいてアクチュエータを駆動する
駆動信号を形成する。利用者は、振動体6Bのこの振動
面6Cに接触することによって情報を振動として直接に
知覚し認識する。
【0054】図9に示す態様は、情報を取り込む構成例
であり、電気機械変換手段としてピックアップを備え、
ピックアップで振動体の振動を拾い上げることによって
情報を取り込む構成例である。
であり、電気機械変換手段としてピックアップを備え、
ピックアップで振動体の振動を拾い上げることによって
情報を取り込む構成例である。
【0055】図9に示すブロック図において、振動機能
付電子機器1は、情報発生手段3で発生した情報を情報
表示駆動手段4によって表示手段5に表示すると共に、
振動手段によって情報の取り込みを行う。振動手段6
は、電気機械変換手段6Aとして、図8に示す構成が備
えるアクチュエータ6aの他にピックアップ6bを備え
る。ピックアップ6bは、振動体6Bの振動を検出して
電気信号に変換する。検出信号は信号増幅手段3Bによ
って信号増幅され、変換手段3Cによって音声情報や符
号情報に変換されて記憶手段3Dに記録される。
付電子機器1は、情報発生手段3で発生した情報を情報
表示駆動手段4によって表示手段5に表示すると共に、
振動手段によって情報の取り込みを行う。振動手段6
は、電気機械変換手段6Aとして、図8に示す構成が備
えるアクチュエータ6aの他にピックアップ6bを備え
る。ピックアップ6bは、振動体6Bの振動を検出して
電気信号に変換する。検出信号は信号増幅手段3Bによ
って信号増幅され、変換手段3Cによって音声情報や符
号情報に変換されて記憶手段3Dに記録される。
【0056】音声情報を記録する場合には、ボイスメモ
として利用することができる。また、符号情報は、例え
ば、ピックアップ6bを叩くことによって入力した信号
の組み合わせを、所定のルールに従って符号化した情報
であり、電子機器が備える機能の選択に利用したり、メ
モとして利用することができる。
として利用することができる。また、符号情報は、例え
ば、ピックアップ6bを叩くことによって入力した信号
の組み合わせを、所定のルールに従って符号化した情報
であり、電子機器が備える機能の選択に利用したり、メ
モとして利用することができる。
【0057】このピックアップ6bは信号増幅手段3B
や変換手段3Cや記憶手段3Dと共に、時刻情報発生手
段3Aと同様に、情報発生手段3の一部を構成する。発
生した情報は、情報表示駆動手段4に入力して表示手段
5に表示することができる。図10に示す態様は、電気
機械変換手段としてアクチュエータ及びピックアップを
備える構成例である。
や変換手段3Cや記憶手段3Dと共に、時刻情報発生手
段3Aと同様に、情報発生手段3の一部を構成する。発
生した情報は、情報表示駆動手段4に入力して表示手段
5に表示することができる。図10に示す態様は、電気
機械変換手段としてアクチュエータ及びピックアップを
備える構成例である。
【0058】図10に示すブロック図において、振動機
能付電子機器1は、情報発生手段3で発生した情報を情
報表示駆動手段4によって表示手段5に表示すると共
に、アクチュエータ6aとピックアップ6bを兼ねる電
気機械変換手段6Aを備える。振動手段6は、アクチュ
エータ6aとして動作する場合には情報に応じて振動体
6Bを振動させ、ピックアップ6bとして動作する場合
には振動体6Bの振動を拾い上げて情報の取り込みを行
う。アクチュエータ6aとピックアップ6bを兼ねる振
動手段6として圧電素子やボイスコイルを用いることが
できる。
能付電子機器1は、情報発生手段3で発生した情報を情
報表示駆動手段4によって表示手段5に表示すると共
に、アクチュエータ6aとピックアップ6bを兼ねる電
気機械変換手段6Aを備える。振動手段6は、アクチュ
エータ6aとして動作する場合には情報に応じて振動体
6Bを振動させ、ピックアップ6bとして動作する場合
には振動体6Bの振動を拾い上げて情報の取り込みを行
う。アクチュエータ6aとピックアップ6bを兼ねる振
動手段6として圧電素子やボイスコイルを用いることが
できる。
【0059】電気機械変換手段6Aをアクチュエータ6
aとして動作させる場合には、電気機械変換手段6Aに
は音声変換手段7及び振動駆動手段8から駆動信号を供
給する。また、電気機械変換手段6Aをピックアップ6
bとして動作させる場合には、電気機械変換手段6Aに
信号増幅手段3B,変換手段3C,及び記憶手段3Dを
接続する。発生した情報は、情報表示駆動手段4に入力
して表示手段5に表示することができる。ピックアップ
6bは、信号増幅手段3Bや変換手段3Cや記憶手段3
Dと共に、時刻情報発生手段3Aと同様に、情報発生手
段3の一部を構成する。
aとして動作させる場合には、電気機械変換手段6Aに
は音声変換手段7及び振動駆動手段8から駆動信号を供
給する。また、電気機械変換手段6Aをピックアップ6
bとして動作させる場合には、電気機械変換手段6Aに
信号増幅手段3B,変換手段3C,及び記憶手段3Dを
接続する。発生した情報は、情報表示駆動手段4に入力
して表示手段5に表示することができる。ピックアップ
6bは、信号増幅手段3Bや変換手段3Cや記憶手段3
Dと共に、時刻情報発生手段3Aと同様に、情報発生手
段3の一部を構成する。
【0060】図11に示す態様は、操作部材の操作した
時点で振動手段6の動作を開始する構成例である。図1
1に示すブロック図において、電子機器はスイッチ等の
操作部材9a,9bを備える。操作部材は、電子機器が
備える機能を選択したり、動作を制御するために設けら
れるもの(図中の操作部材9a)の他、振動手段6が備
える振動体6Bを兼用することができる(図中の操作部
材9b)。この構成例は、この操作部材9を振動手段6
の動作を開始させるためのトリガーとして使用するもの
であり、振動手段6は操作部材9が操作されるまでは動
作停止状態を維持する。
時点で振動手段6の動作を開始する構成例である。図1
1に示すブロック図において、電子機器はスイッチ等の
操作部材9a,9bを備える。操作部材は、電子機器が
備える機能を選択したり、動作を制御するために設けら
れるもの(図中の操作部材9a)の他、振動手段6が備
える振動体6Bを兼用することができる(図中の操作部
材9b)。この構成例は、この操作部材9を振動手段6
の動作を開始させるためのトリガーとして使用するもの
であり、振動手段6は操作部材9が操作されるまでは動
作停止状態を維持する。
【0061】操作部材9a,9bの操作状態は操作検出
手段10Aによって検出される。操作が検出された場合
には、操作信号発生手段10Bから振動駆動手段8に信
号が送られ、アクチュエータ6aの駆動が開始される。
手段10Aによって検出される。操作が検出された場合
には、操作信号発生手段10Bから振動駆動手段8に信
号が送られ、アクチュエータ6aの駆動が開始される。
【0062】なお、操作部材9aの操作は電子機器が備
える機能手段10Cの選択及び制御を行う。電子機器が
時計機能を備える場合には、機能手段10Cとして例え
ばカレンダー機能がある。この構成例によれば、操作部
材9aを操作することによって、カレンダー機能を動作
させて表示手段5に年や月日等のカレンダー情報を表示
させると共に、操作と同期して振動駆動手段8の駆動を
開始させる。振動駆動手段8は、情報発生手段3が発生
する情報あるいはカレンダー機能による情報を用いてア
クチュエータ6aを駆動し振動体6Bを振動させる。
える機能手段10Cの選択及び制御を行う。電子機器が
時計機能を備える場合には、機能手段10Cとして例え
ばカレンダー機能がある。この構成例によれば、操作部
材9aを操作することによって、カレンダー機能を動作
させて表示手段5に年や月日等のカレンダー情報を表示
させると共に、操作と同期して振動駆動手段8の駆動を
開始させる。振動駆動手段8は、情報発生手段3が発生
する情報あるいはカレンダー機能による情報を用いてア
クチュエータ6aを駆動し振動体6Bを振動させる。
【0063】本発明が備える情報発生手段は、時刻情
報、音楽情報、あるいはメール等の文字情報とすること
ができる。以下、図12〜図14を用いて各情報例の構
成例について説明する。
報、音楽情報、あるいはメール等の文字情報とすること
ができる。以下、図12〜図14を用いて各情報例の構
成例について説明する。
【0064】図12は時刻情報を振動によって表示する
構成例である。図12において、情報発生手段3は、時
刻情報発生手段3A及び打音信号作成手段3Eを備え
る。打音信号作成手段3Eは、時刻情報発生手段3Aで
発生した時刻情報に基づいて打音信号を作成する手段で
ある。打音信号は、報時機能や時打機能によって形成さ
れた設定時刻や所定時刻に対応した打数や時間間隔を有
する。アクチュエータ6aは、振動駆動手段8によって
打音信号に基づいて振動体6Bを振動させる。利用者
は、振動体6Bの振動数や間隔によって時刻情報を認識
することができる。
構成例である。図12において、情報発生手段3は、時
刻情報発生手段3A及び打音信号作成手段3Eを備え
る。打音信号作成手段3Eは、時刻情報発生手段3Aで
発生した時刻情報に基づいて打音信号を作成する手段で
ある。打音信号は、報時機能や時打機能によって形成さ
れた設定時刻や所定時刻に対応した打数や時間間隔を有
する。アクチュエータ6aは、振動駆動手段8によって
打音信号に基づいて振動体6Bを振動させる。利用者
は、振動体6Bの振動数や間隔によって時刻情報を認識
することができる。
【0065】図13は音楽情報を振動によって表示する
構成例である。図13において、情報発生手段3は、時
刻情報発生手段3Aの他に、入力インターフェース手段
3F,音楽情報記憶手段3G,及び音楽信号作成手段3
Jを備える。入力インターフェース手段3Fは、外部機
器30やメモリカード等の記録媒体31から音楽情報を
入力し、内蔵するRAM等の音楽情報記憶手段3Gに記
録する。音楽信号作成手段3Jは、音楽情報記憶手段3
Gあるいは入力インターフェース手段3Fを介して記録
媒体31から音楽情報を取り込み、振動駆動手段8がア
クチュエータ6aを駆動するための音楽信号を作成す
る。アクチュエータ6aは、音楽信号を受けた振動駆動
手段8の駆動によって振動体6Bを振動させる。利用者
は、振動体6Bの振動によって音楽情報を認識すること
ができる。
構成例である。図13において、情報発生手段3は、時
刻情報発生手段3Aの他に、入力インターフェース手段
3F,音楽情報記憶手段3G,及び音楽信号作成手段3
Jを備える。入力インターフェース手段3Fは、外部機
器30やメモリカード等の記録媒体31から音楽情報を
入力し、内蔵するRAM等の音楽情報記憶手段3Gに記
録する。音楽信号作成手段3Jは、音楽情報記憶手段3
Gあるいは入力インターフェース手段3Fを介して記録
媒体31から音楽情報を取り込み、振動駆動手段8がア
クチュエータ6aを駆動するための音楽信号を作成す
る。アクチュエータ6aは、音楽信号を受けた振動駆動
手段8の駆動によって振動体6Bを振動させる。利用者
は、振動体6Bの振動によって音楽情報を認識すること
ができる。
【0066】図14は文字情報を振動によって表示する
構成例である。図14において、情報発生手段3は、時
刻情報発生手段3Aの他に、受信手段3I,及び音楽信
号作成手段3Jを備える。受信手段3Iは、携帯電話等
が備える通信機能によって外部からメール等の文字情報
を受信して取り込む。音楽信号作成手段3Jは、受信手
段3Iから受信した文字情報を取り込み、振動駆動手段
8がアクチュエータ6aを駆動するための音声信号を作
成する。アクチュエータ6aは、音声信号を受けた振動
駆動手段8の駆動によって振動体6Bを振動させる。利
用者は、振動体6Bの振動によって文字情報を音声で認
識することができる。
構成例である。図14において、情報発生手段3は、時
刻情報発生手段3Aの他に、受信手段3I,及び音楽信
号作成手段3Jを備える。受信手段3Iは、携帯電話等
が備える通信機能によって外部からメール等の文字情報
を受信して取り込む。音楽信号作成手段3Jは、受信手
段3Iから受信した文字情報を取り込み、振動駆動手段
8がアクチュエータ6aを駆動するための音声信号を作
成する。アクチュエータ6aは、音声信号を受けた振動
駆動手段8の駆動によって振動体6Bを振動させる。利
用者は、振動体6Bの振動によって文字情報を音声で認
識することができる。
【0067】以上述べたように、本発明の実施態様によ
れば、電子機器の少なくとも使用状態において表面部分
に設けられた振動面に触れることによって、外部に音を
発することなく情報を取得することができる。また、逆
に、振動面に触れることで情報を振動機能付電子機器に
入力することができる。また、本発明の実施態様によれ
ば、周囲に気付かれることなく情報を取得することがで
きる。また、本発明の実施態様によれば、視覚や聴覚に
よって情報が得られない状況であっても、振動によって
情報を取得することができる。
れば、電子機器の少なくとも使用状態において表面部分
に設けられた振動面に触れることによって、外部に音を
発することなく情報を取得することができる。また、逆
に、振動面に触れることで情報を振動機能付電子機器に
入力することができる。また、本発明の実施態様によれ
ば、周囲に気付かれることなく情報を取得することがで
きる。また、本発明の実施態様によれば、視覚や聴覚に
よって情報が得られない状況であっても、振動によって
情報を取得することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周囲に音を発することなく情報を取得することができ
る。また、コード等を要することなく、小さな電源容量
で情報を取得することができる。
周囲に音を発することなく情報を取得することができ
る。また、コード等を要することなく、小さな電源容量
で情報を取得することができる。
【図1】本発明の振動機能付電子機器の機能構成の一態
様を説明するためのブロック図である。
様を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の振動機能付電子機器を腕時計に適用し
た構成例を腕時計の表示面側から見た状態を示す図であ
る。
た構成例を腕時計の表示面側から見た状態を示す図であ
る。
【図3】本発明の振動機能付電子機器を腕時計に適用し
た構成例の腕時計の側面側の断面図である。
た構成例の腕時計の側面側の断面図である。
【図4】本発明の振動機能付電子機器を腕時計に適用し
た構成例の使用状態を説明するための図である。
た構成例の使用状態を説明するための図である。
【図5】本発明の振動機能付電子機器を腕時計に適用し
た構成例の使用状態を説明するための図である。
た構成例の使用状態を説明するための図である。
【図6】本発明の振動機能付電子機器を携帯電話に適用
した構成例を示す図である。
した構成例を示す図である。
【図7】本発明の振動機能付電子機器を携帯電話に適用
した構成例を示す図である。
した構成例を示す図である。
【図8】本発明の振動機能付電子機器のアクチュエータ
を備える機能構成例を説明するブロック図である。
を備える機能構成例を説明するブロック図である。
【図9】本発明の振動機能付電子機器のピックアップを
備える機能構成例を説明するブロック図である。
備える機能構成例を説明するブロック図である。
【図10】本発明の振動機能付電子機器のアクチュエー
タ及びピックアップを備える機能構成例を説明するブロ
ック図である。
タ及びピックアップを備える機能構成例を説明するブロ
ック図である。
【図11】本発明の振動機能付電子機器の操作部材をト
リガーとする機能構成例を説明するブロック図である。
リガーとする機能構成例を説明するブロック図である。
【図12】本発明の振動機能付電子機器の時刻情報を振
動によって表示する機能構成例を説明するブロック図で
ある。
動によって表示する機能構成例を説明するブロック図で
ある。
【図13】本発明の振動機能付電子機器の音楽情報を振
動によって表示する機能構成例を説明するブロック図で
ある。
動によって表示する機能構成例を説明するブロック図で
ある。
【図14】本発明の振動機能付電子機器の文字情報を振
動によって表示する機能構成例を説明するブロック図で
ある。
動によって表示する機能構成例を説明するブロック図で
ある。
1 振動機能付電子機器
2 基準信号発生手段
3 情報発生手段
3A 時刻情報発生手段
3B 信号増幅手段
3C 変換手段
3D 記憶手段
3E 打音信号作成手段
3F 入力インターフェース手段
3G 音楽情報記憶手段
3H 音楽信号作成手段
3I 受信手段
3J 音楽信号作成手段
4 情報表示駆動手段
5 表示手段
6 振動手段
6A 電気機械変換手段
6B 振動体
6C 振動面
6a アクチュエータ
6b ピックアップ
7 音声変換手段
8 振動駆動手段
9a,9b 操作部材
10A 操作検出手段
10B 操作信号発生手段
10C 機能手段
11 腕時計
11a 筐体
11b 表面
11c 側面
11d 表示面
11e 操作部材
11f 風防
11g 振動コーン
11h,11i 軟接合部
11j ネジ
11k 接着剤
11l 接触部材
12,13 携帯電話
12a,13a 筐体
12b,13b 表面
12c,13c 側面
12d,13d 表示面
12e,13e 操作部材
12f,13f 透明カバー
12g,13g 振動コーン
12h,13h 接触部材
12i,13i 操作面
13j 表面
14 顔面部分
30 外部機器
31 記録媒体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04R 1/02 103 H04R 1/02 103G
Fターム(参考) 5B068 BB21 BD11 CD06
5D107 BB08 CC01 CC08 CC09
5K027 AA11 FF01 FF21 HH00
Claims (11)
- 【請求項1】 情報を発生する情報発生手段と、前記情
報発生手段からの情報を表示駆動する情報表示駆動手段
と、前記情報表示駆動手段からの出力に基づいて情報を
表示する表示手段と、振動手段とを備え、前記振動手段
の振動面は、電子機器の表示面又は操作面を有する表
面、あるいは当該表面に隣接する側面、又は筐体の表装
面の少なくとも何れか一つの面に露出することを特徴と
する、振動機能付電子機器。 - 【請求項2】 前記振動手段は、前記振動面を有する振
動体及び当該振動体と接続する電気機械変換手段を備え
ることを特徴とする、請求項1に記載の振動機能付電子
機器。 - 【請求項3】 前記表示手段と前記電気機械変換手段、
あるいは前記表示手段と前記振動面は、平面上でオフセ
ットして配置することを特徴とする、請求項2に記載の
振動機能付電子機器。 - 【請求項4】 前記電気機械変換手段は振動体を振動す
るアクチュエータを含み、前記情報発生手段からの情報
に基づいて当該アクチュエータを駆動する駆動手段を備
えることを特徴とする、請求項2又は3に記載の振動機
能付電子機器。 - 【請求項5】 前記電気機械変換手段は振動体の振動で
駆動されるピックアップを含み、当該ピックアップは前
記情報発生手段の一部を構成することを特徴とする、請
求項2乃至4の何れか一つに記載の振動機能付電子機
器。 - 【請求項6】 前記電気機械変換手段は、振動体を振動
するアクチュエータと振動体の振動で駆動されるピック
アップを一素子に備えることを特徴とする、請求項2又
は3に記載の振動機能付電子機器。 - 【請求項7】 前記振動体は、電子機器の表示面の少な
くとも一部を覆う風防、及び又は振動コーンであること
を特徴とする、請求項2乃至6の何れか一つに記載の振
動機能付電子機器。 - 【請求項8】 当該電子機器の操作を入力する操作部材
を備えることを特徴とする、請求項1乃至7に記載の振
動機能付電子機器。 - 【請求項9】 前記操作部材の少なくとも一部は前記振
動体を構成することを特徴とする、請求項8に記載の振
動機能付電子機器。 - 【請求項10】 前記振動体は前記操作部材の操作時、
あるいは操作から所定の時間後に振動することを特徴と
する、請求項8又は9に記載の振動機能付電子機器。 - 【請求項11】 前記情報は、時刻情報、文字情報、音
楽情報の少なくとも何れか一つであることを特徴とす
る、請求項1乃至10に記載の振動機能付電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336178A JP2003143673A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 振動機能付電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336178A JP2003143673A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 振動機能付電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143673A true JP2003143673A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19151044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336178A Withdrawn JP2003143673A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 振動機能付電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003143673A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011070508A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Kyocera Corp | 電子機器 |
JP2012161068A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Vonia Corp | 骨伝導機能つき通信端末機 |
JP2013236137A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-21 | Kyocera Corp | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
JP2014197854A (ja) * | 2006-01-26 | 2014-10-16 | 日本電気株式会社 | 電子機器及び音響再生方法 |
CN112469510A (zh) * | 2018-07-26 | 2021-03-09 | 日本电产三协株式会社 | 致动器 |
JPWO2021220339A1 (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336178A patent/JP2003143673A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014197854A (ja) * | 2006-01-26 | 2014-10-16 | 日本電気株式会社 | 電子機器及び音響再生方法 |
JP2011070508A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Kyocera Corp | 電子機器 |
JP2012161068A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Vonia Corp | 骨伝導機能つき通信端末機 |
JP2013236137A (ja) * | 2012-05-02 | 2013-11-21 | Kyocera Corp | 電子機器、制御方法、及び制御プログラム |
CN112469510A (zh) * | 2018-07-26 | 2021-03-09 | 日本电产三协株式会社 | 致动器 |
CN112469510B (zh) * | 2018-07-26 | 2022-03-22 | 日本电产三协株式会社 | 致动器 |
JPWO2021220339A1 (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |