JP2003142853A - ソケットの固定構造 - Google Patents

ソケットの固定構造

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JP2003142853A
JP2003142853A JP2001339715A JP2001339715A JP2003142853A JP 2003142853 A JP2003142853 A JP 2003142853A JP 2001339715 A JP2001339715 A JP 2001339715A JP 2001339715 A JP2001339715 A JP 2001339715A JP 2003142853 A JP2003142853 A JP 2003142853A
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socket
pin
slider
substrate
pressure receiving
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JP2001339715A
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Azusa Shiratori
梓 白鳥
Noriyuki Matsuoka
則行 松岡
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Yamaichi Electronics Co Ltd
Original Assignee
Yamaichi Electronics Co Ltd
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  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に対する電子機器用ソケットの固定作業
の効率化、省力化を図ることができるソケットの固定構
造の提供。 【解決手段】 本発明によるソケットの固定構造は、電
子機器用ソケット1から延出すると共に受圧面14を有
するピン10と、基板2に形成されたピン10を挿通さ
せるための孔部3と、ピン10を差し込むための差込口
23、差込口23に連なるスリット24、および、スリ
ット24に沿うように形成されてピン10の受圧面14
と当接可能な押圧面25を有するスライダ20とからな
る。ピン10の受圧面14およびスライダ20の押圧面
25のうち、押圧面25は傾斜している。この固定構造
では、基板2の孔部3に挿通されたピン10を差込口2
3に差し込むと共に、スライダ20をスリット24に沿
って移動させることにより、ソケット1を基板2に固定
する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソケットの固定構
造に関し、特に、各種電子機器用ソケットを基板に固定
するためのソケットの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばLGA(Land G
rid Array)パッケージIC等をプリント回路
基板(PCB)に接続・固定するための、いわゆる電子
機器用ソケットとして、ICソケット、実装用ソケッ
ト、テスト・アンド・バーンイン・ソケット、クラムシ
ェル・タイプ・ソケット、オープントップ・タイプ・ソ
ケット等が知られている。これら電子機器用ソケット
は、基板に対して、複数のねじを用いて固定されるのが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般
に、サイズが小さい電子機器用ソケットを基板にねじ止
めする作業には、手間と時間が要求される。特に、1体
の基板に対して多数のソケットを固定するような場合、
ねじの数もかなりの数に上るため、ソケットの固定作業
は極めて煩雑となる。このため、従来から、基板に対す
るソケットの固定作業を省力化して、作業効率を高める
ことが求められている。
【0004】そこで、本発明は、基板に対する電子機器
用ソケットの固定作業の効率化、省力化を図ることがで
きるソケットの固定構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるソケットの
固定構造は、各種電子機器用ソケットを基板に固定する
ためのものである。この固定構造において、電子機器用
ソケットには、受圧面を有するピンが設けられる一方、
基板には、ピンを挿通させる孔部が形成される。更に、
この固定構造には、スライダが備えられる。スライダ
は、ピンを差し込むための差込口と、差込口に連なるス
リットと、スリットに沿うように形成されてピンの受圧
面と当接可能な押圧面とを有する。そして、ピンの受圧
面およびスライダの押圧面のうち、少なくとも何れか一
方は傾斜させられている。
【0006】上述のソケットを基板に固定する場合、ま
ず、基板の孔部にソケットのピンを挿通させる。また、
基板の孔部に挿通されたピンは、スライダの差込口に差
し込まれる。この状態から、スライダは、ピンをガイド
として用いながら、スリットに沿って移動され、これに
より、スライダの押圧面は、やがてピンの受圧面と当接
する。
【0007】ここで、ピンの受圧面およびスライダの押
圧面のうち、少なくとも何れか一方は傾斜させられてい
る。従って、更にスライダを移動させていくことによ
り、基板とピンの受圧面との間に楔を打ち込んだ場合と
同様の効果が得られ、電子機器用ソケットは、基板に対
して強固に固定されることになる。このように、このソ
ケットの固定構造によれば、ねじを用いることなく、容
易かつ短時間のうちに電子機器用ソケットを基板に対し
て強固に固定することができる。また、ピンの受圧面お
よびスライダの押圧面のうち、傾斜している面をある程
度広く設定しておけば、同一のスライダを用いて、異な
る厚さの基板にソケットを固定することができる。この
結果、基板に対する電子機器用ソケットの固定作業の効
率化、省力化を図ることが可能となる。
【0008】また、ピンは、略L字形状を呈しており、
電子機器用ソケットから延出しているシャフト部と、受
圧面を定める遊端部とを含むものであると好ましい。こ
の場合、ピンのシャフト部からは、基板の孔部に挿通さ
れた際に、ソケット(基板)と対向するように遊端部が
延出される。そして、遊端部の面のうち、基板と対向す
る面が受圧面とされる。このような構成を採用すれば、
ソケットを基板に対して強固に固定するためのピンを容
易に形成可能となる。
【0009】更に、ピンは、受圧面を定める凹部を含む
ものであってもよい。この場合、凹部はピンの側部に形
成され、凹部を画成する面のうち、基板と対向する面が
受圧面とされる。このような構成を採用しても、ソケッ
トを基板に対して強固に固定するためのピンを容易に形
成可能となる。
【0010】また、スライダは、弾性体から略ばね座金
状に形成されており、スリットが螺旋状に延在すると共
に、押圧面が螺旋状に傾斜していると好ましい。このよ
うな構成のもとでは、スライダは、例えば、帯板状の弾
性体を螺旋状に曲げたような形態をとり、その厚さ方向
(ピンの軸方向)において弾性的に収縮可能となる。す
なわち、このスライダは、それ自体、ばね(コイルば
ね)として機能する。この場合、差込口は、当該弾性体
の一端と他端との間に形成され、当弾性体の内周に沿っ
てスリットが形成される。当該弾性体からは、ピンの幅
とスリットの幅とを対応させるために、スライダの中心
に位置するようにガイド部が延出されていると好まし
い。そして、当該弾性体の一方の面(基板とは対向しな
い面)が傾斜している押圧面とされる。
【0011】このようなスライダを用いる場合、基板の
孔部に挿通されたピンが、スライダの差込口に差し込ま
れ、これにより、スライダは、ピンの受圧面と基板との
間に挟まれた状態となる。この状態から、スライダは、
ピンをガイドとして用いながら、スリットに沿って回転
移動される。この際、スライダは、押圧面がピンの受圧
面と当接することによって、基板に向けて圧縮される一
方、基板とピンの受圧面とに対して、ピンの軸方向の力
(復元力)を加える。これにより、基板とピンの受圧面
との間に楔を打ち込んだ場合と同様の効果が得られ、電
子機器用ソケットは、基板に対して強固に固定されるこ
とになる。また、このような構成のスライダを利用すれ
ば、基板はスライダの復元力によりソケットに対して常
時付勢されることになるので、ソケットと基板との固定
状態は良好に維持される。
【0012】更に、スライダは、スリットおよび押圧面
が真っ直ぐに延びるように形成された弾性を有する第1
のプレートと、第1のプレートの一端から片持ち式に延
出されており、スリットおよび押圧面に対応するように
開口部が形成された弾性を有する第2のプレートとを含
むものであると好ましい。このようなスライダでは、第
2のプレートが第1プレートの一端から延出されてお
り、第2プレートの遊端部と第1プレートとの間には、
所定の間隔が形成される。これにより、このスライダ
も、それ自体、ばね(板ばね)として機能する。また、
スライダの差込口は、ピンが第1プレートおよび第2プ
レートの双方を挿通できるように、第1プレートのスリ
ットと第2プレートの開口部とによって画成される。
【0013】このようなスライダを用いる場合、基板の
孔部に挿通されたピンが、スライダの差込口に差し込ま
れ、これにより、スライダを構成する第1プレートと第
2プレートとは、ピンの受圧面と基板との間に挟まれた
状態となる。この状態から、スライダは、ピンをガイド
として用いながら、スリットに沿って真っ直ぐに移動さ
れる。この際、スライダは、押圧面がピンの受圧面と当
接することによって、基板に向けて圧縮される一方、基
板とピンの受圧面とに対して、ピンの軸方向の力(復元
力)を加える。これにより、基板とピンの受圧面との間
に楔を打ち込んだ場合と同様の効果が得られ、電子機器
用ソケットは、基板に対して強固に固定されることにな
る。また、このような構成のスライダを利用すれば、基
板はスライダの復元力によりソケットに対して常時付勢
されることになるので、ソケットと基板との固定状態は
良好に維持される。
【0014】また、電子機器用ソケットからはピンが複
数延出されており、スライダは、各ピンに対応するよう
に、差込口、スリットおよび押圧面を有すると好まし
い。このような構成を採用すれば、1体のスライダによ
って、ソケットを基板に対して複数箇所で固定可能とな
る。従って、極めて容易かつ短時間のうちに電子機器用
ソケットを基板に対して強固に固定可能となる。
【0015】更に、押圧面には、差込口側の領域とは異
なる傾斜角度をもった返し面が含まれていると好まし
い。このような構成を採用すれば、ピンの受圧面と、ス
ライダの返し面とが当接するまでスリットに沿ってスラ
イダを押し込むことにより、ピンが返し面から差込口側
に戻る方向へのスライダの移動を確実に防止することが
できる。すなわち、スライダを押し込んだ位置に確実に
維持することが可能となるので、ソケットと基板との固
定状態が極めて良好に維持されることになる。
【0016】本発明による他の形態のソケットの固定構
造も、各種電子機器用ソケットを基板に固定するための
ものである。このソケットの固定構造は、基板に形成さ
れた孔部と、電子機器用ソケットから延出する金属製の
ピンとを備える。ピンは、基板の孔部に挿通させること
ができると共に、孔部の周辺で基板と係合可能とされ
る。例えば、ピンは、弾性を有する金属によって、外方
に張り出す係止部を先端に有すると共に内方に収縮でき
るように形成される。そして、孔部に挿通されたピンの
先端は、基板に対して半田付けされる。これにより、ね
じを用いることなく、容易かつ短時間のうちに電子機器
用ソケットを基板に対して強固に固定可能となる。この
結果、このソケットの固定構造によっても、基板に対す
る電子機器用ソケットの固定作業の効率化、省力化を図
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるソ
ケットの固定構造の好適な実施形態について詳細に説明
する。
【0018】〔第1実施形態〕図1は、本発明によるソ
ケットの固定構造の第1実施形態が適用される電子機器
用ソケット(以下、単に「ソケット」という)を概略的
に示す側面図であり、図2は、図1に示すソケットの底
面図である。これらの図面に示すソケット1は、例えば
LGAパッケージIC等をプリント回路基板2(図6お
よび図7参照、以下、単に「基板」という)に接続・固
定するために用いられるものである。ソケット1は、例
えば、ICソケット、実装用ソケット、テスト・アンド
・バーンイン・ソケット、クラムシェル・タイプ・ソケ
ット、オープントップ・タイプ・ソケット等として構成
可能である。
【0019】図1および図2に示されるように、ソケッ
ト1の底面からは、複数のピン10が延出されている。
本実施形態では、各ピン10は、略L字形状を呈してお
り、矩形断面を有するシャフト部11と、矩形断面を有
すると共にシャフト部11の先端から延出する遊端部1
2とを含む。また、各ピン10は、例えば、遊端部12
が放射状に外方を向くように、ソケット1の底面四隅等
に設けられる。なお、ピン10は、ソケット1と一体に
形成されてもよい。また、プラスチックや金属等から別
体として形成されたピン10が、ソケット1に植え込ま
れてもよい。このような構成を採用すれば、ソケット1
を基板2に対して強固に固定するためのピン10を容易
に形成可能となる。
【0020】このようなソケット1を固定する基板2に
は、ソケット1の各ピン10に対応するように孔部3が
形成される(図6および図7参照)。孔部3は、ピン1
0の遊端部12側が通り抜け可能となるように、そのサ
イズが定められる。この場合、ピン10の遊端部12
は、ソケット1の裏面と対向するように、すなわち、基
板2の孔部3に挿通された際に基板2の裏面と対向する
ように延出される。そして、遊端部12の面のうち、ソ
ケット1の底面(基板2の裏面)と対向する面が受圧面
14とされる(図1参照)。
【0021】上述したピン10と共に本発明によるソケ
ットの固定構造を構成するスライダ20を図3〜図5に
示す。これらの図面に示されるように、スライダ20
は、プラスチックや金属等の弾性体から略ばね座金状に
形成されている。すなわち、スライダ20は、図3に示
されるように、帯板状の弾性体21を螺旋状に曲げたよ
うな形態をとっている。そして、図4および図5に示さ
れるように、弾性体21の一端と他端とは、スライダ2
0の厚さ方向(図5における一点鎖線参照)において所
定高さhだけずらされている。これにより、スライダ2
0は、その厚さ方向(結果的には、ピン10の軸方向)
において弾性的に収縮可能となる。すなわち、このスラ
イダは、それ自体、ばね(コイルばね)として機能す
る。
【0022】また、図3に示されるように、弾性体21
の一端と他端とは、所定の間隔W1を隔てて対向してい
る。また、弾性体21からは、スライダ20の中心に位
置するように、略円形のガイド部22が延出されてい
る。これにより、スライダ20には、弾性体21の一端
と他端との間に幅W1の差込口23が画成されると共
に、差込口23に連なって弾性体21の内周に沿って延
びる幅W2のスリット24が形成される。なお、差込口
23の幅W1と、スリット24の幅W2とは、ピン10
のシャフト部11(および遊端部12)が余裕を持って
スライドできるように定められ、両者はほぼ等しい長さ
となる。
【0023】そして、弾性体21の一方の面(図3〜図
5では、下面であり、基板2とは対向しない面)がスラ
イダ20の押圧面25とされる。上述したように、スラ
イダ20は、略ばね座金状に形成されていることから、
その厚さ方向を垂直にした際、押圧面25は、図4およ
び図5に示されるように、螺旋状に傾斜することにな
る。また、スライダ20には、差込口23の反対側に位
置するように、つまみ26が設けられている。
【0024】次に、図6および図7を参照しながら、上
述したピン10やスライダ20を利用してソケット1を
基板2に固定する手順について説明する。
【0025】この場合、まず、ソケット1の各ピン10
を基板2の各孔部3に挿通させる。この際、基板2の裏
面と、ピン10の受圧面14との間には、弾性体21の
厚さよりも大きな間隔が形成される。そして、図6の左
下側に示されるように、スライダ20をピン10に近づ
け、基板2の孔部3を挿通したピン10を、スライダ2
0の差込口23に差し込む。更に、ピン10のシャフト
部11をスリット24に導くと共に、スライダ20の押
圧面25と、ピン10の受圧面14とを接触(係合)さ
せて、スライダ20を、ピン10の受圧面14と基板2
との間に挟み込む(図6の右下側参照)。この状態か
ら、ピン10をガイドとして用いながら、スライダ20
をスリット24に沿って予め定められた角度だけ回転移
動させる。
【0026】このように、スライダ20をスリット24
に沿って回転移動させていくと、スライダ20は、押圧
面25がピン10の受圧面14と当接することによっ
て、基板2に向けて圧縮され、押圧面25の傾斜の度合
いが次第に基板2と平行な状態に近づいていく。これと
同時に、スライダ20は、基板2とピン10の受圧面1
4とに対して、ピン10(シャフト部11)の軸方向の
力(復元力)を加える。この結果、基板2とピン10の
受圧面14との間に楔を打ち込んだ場合と同様の効果が
得られ、電子機器用ソケット1は、図7に示されるよう
に、基板2に対して強固に固定されることになる。
【0027】このように、本発明の第1実施形態に係る
ソケットの固定構造によれば、ねじを用いることなく、
容易かつ短時間のうちに電子機器用ソケット1を基板2
に対して強固に固定することができる。この結果、基板
2に対する電子機器用ソケット1の固定作業の効率化、
省力化を図ることが可能となる。また、スライダ20
は、押圧面25の長さ(広さ)に応じて、その厚さ方向
に収縮可能であることから、同一のスライダ20を用い
て、異なる厚さの基板2にソケット1を固定することが
できる。更に、それ自体ばね(コイルばね)として機能
するスライダ20を利用すれば、基板2はスライダ20
の復元力によりソケット1に対して常時付勢されること
になる。従って、ソケット1と基板2との固定状態は良
好に維持される。
【0028】なお、上述した略L字状を呈するピン10
については、遊端部12の受圧面14をスライダ20,
20A側に合わせて傾斜させてもよい。これにより、ス
ライダ20,20Aとピン10との当接(係合)状態を
より一層良好に保つことが可能となる。
【0029】図8〜図11に、本発明の第1実施形態に
おける第1変形例を示す。これらの図面に示されるよう
に、第1実施形態の変形例に係るスライダ20Aは、図
3〜図5に示したスライダ20と基本的に同様の構成を
有するが、押圧面25に、返し面27が含まれている点
でスライダ20と異なっている。返し面27は、押圧面
25のうち、スリット24に沿って差込口23から最も
遠ざかる領域に(図9参照)、差込口23側の領域とは
異なる傾斜角度を有するように形成される(図10参
照)。
【0030】このように構成されたスライダ20Aを用
いて、ソケット1を基板2に対して固定した場合、図1
1に示されるように、ピン10の受圧面14と返し面2
7とが当接するまでスリット24に沿ってスライダ20
Aを回転移動させておけば、ピン10が返し面27と差
込口23側の領域との境界28を越えて差込口23側に
戻る方向(図11において左方向)へのスライダ20A
の移動を確実に防止することができる。すなわち、この
ような構成によれば、スライダ20Aが、それ自体の弾
性によって、ソケット1の固定作業時の回転方向とは逆
方向に回転してしまうことを防止できる。この結果、ス
ライダ20Aを押し込んだ位置に確実に維持することが
可能となり、ソケット1と基板2との固定状態を極めて
良好に維持することができる。
【0031】図12〜図16に、本発明の第1実施形態
における第2変形例を示す。これらの図面に示す第1実
施形態の第2変形例は、ピンの構成に関するものであ
る。すなわち、図12〜図14に示されるように、第2
変形例では、ピン10Aは、図1等に示したピン10の
ように略L字状には形成されておらず、略円形の断面形
状を有すると共に、先端側(図13および図14におけ
る下端側)に形成された所定深さdの凹部15を有す
る。そして、この場合、凹部15の画成する面のうち、
ソケット1の底面(基板2の裏面)と対向する面が受圧
面14Aとされる。このようなピン10Aも、ピン10
と同様に、容易に形成可能である。
【0032】スライダ20Aを用いて、ピン10Aを備
えたソケット1を基板2に固定する場合には、図15に
示されるように、スライダ20Aをピン10Aに近づ
け、基板2の孔部3を挿通したピン10Aを、スライダ
20Aの差込口23に差し込む。更に、ピン10Aをス
リット24に導くと共に、スライダ20Aの押圧面25
と、ピン10Aの凹部15によって定められる受圧面1
4Aとを接触(係合)させて、スライダ20Aを、ピン
10Aの受圧面14Aと基板2との間に挟み込む。そし
て、図16に示されるように、凹部15の受圧面14A
と返し面27とが当接するまでスリット24に沿ってス
ライダ20Aを回転移動させる。これにより、ねじを用
いることなく、容易かつ短時間のうちに電子機器用ソケ
ット1を基板2に対して強固に固定することができる。
また、スライダ20Aを押し込んだ位置に確実に維持す
ることが可能となり、ソケット1と基板2との固定状態
は極めて良好に維持される。なお、図15および図16
は、ピン10Aが、返し面27を有するスライダ20A
と共に用いられている例を示しているが、これに限られ
るものではない。すなわち、ピン10Aは、返し面を有
していない図3〜図5のスライダ20と共に用いられて
もよい。
【0033】〔第2実施形態〕以下、図17〜図26を
参照しながら、本発明によるソケットの固定構造の第2
実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形
態に関連して説明された要素と同一の要素には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0034】図17〜図19に示されるように、本発明
によるソケットの固定構造の第2実施形態は、スライダ
の構成に関して、上述した第1実施形態と異なってい
る。図17〜図19に示すスライダ30は、それぞれ、
プラスチック等の弾性体から形成されて略矩形状を呈す
る第1プレート31および第2プレート32とからなる
ものである。図18に示されるように、第1プレート3
1は、その一端側(図19における右端)に孔部33を
有する。また、第1プレート31には、孔部33に連な
ると共に、その長手方向に沿って直線状に延びるスリッ
ト34が形成されている。これにより、孔部33とスリ
ット34とは、図18に示されるように、略L字状の開
口部を形成する。
【0035】更に、第1プレート31には、スリット3
4と平行に延在する傾斜部35が設けられている。傾斜
部35は、孔部33側から第1プレート31の他端側
(図19における左端)に向かうにつれて徐々に厚さを
増すように形成されている。そして、この傾斜部35の
傾斜面(図19中の下面)が押圧面36とされる。
【0036】一方、第2プレート32は、第1プレート
31とほぼ同一のサイズを有し、図19に示されるよう
に、第1プレート31の一端から、一体かつ片持ち式に
延出されている。これにより、第2プレート32の遊端
と第1プレート31との間には、図19に示されるよう
に、所定の間隔が形成される。これにより、スライダ3
0は、それ自体、ばね(板ばね)として機能することに
なる。また、第2プレート32には、上方から見た際
に、第1プレート31の孔部33、スリット34および
傾斜部35が露出されるように開口部37が形成されて
いる。この開口部37の一端側(図18における右端)
の領域と、第1プレート31の孔部33とによって、上
述したピン10,10Aを挿通させるための差込口38
が画成される。
【0037】次に、図20および図21を参照しなが
ら、上述したスライダ30を利用してソケット1を基板
2に固定する手順について説明する。ここでは、ソケッ
ト1に第1実施形態に関連して説明されたピン10が備
えられているものとして説明する。
【0038】この場合、まず、ソケット1の各ピン10
を基板2の各孔部3に挿通させる。この際、基板2の裏
面と、ピン10の受圧面14との間には、第1プレート
31および第2プレート32それぞれの厚さの合計より
も大きな間隔が形成される。そして、図20に示される
ように、スライダ30をピン10に近づけ、基板2の孔
部3を挿通したピン10を、スライダ30の差込口38
に差し込む。更に、ピン10を、第2プレート32の開
口部37および第1プレート31のスリット34に導く
と共に、スライダ30の傾斜部35すなわち押圧面36
と、ピン10の受圧面14とを接触(係合)させて、ス
ライダ30を、ピン10の受圧面14と基板2との間に
挟み込む。この状態から、ピン10をガイドとして用い
ながら、スライダ30をスリット34に沿って図21に
おいて矢印で示す方向に真っ直ぐ移動させる。
【0039】このように、スライダ30をスリット24
に沿って移動させていくと、スライダ30の第1プレー
ト31および第2プレート32とは、押圧面36がピン
10の受圧面14と当接することによって、図21に示
されるように基板2に向けて圧縮され、互いに平行をな
す状態に近づいていく。これと同時に、スライダ30の
第1プレート31および第2プレート32は、基板2と
ピン10の受圧面14とに対して、ピン10の軸方向の
力(復元力)を加えることになる。この結果、基板2と
ピン10の受圧面14との間に楔を打ち込んだ場合と同
様の効果が得られ、電子機器用ソケット1は、基板2に
対して強固に固定されることになる。
【0040】このように、本発明の第2実施形態に係る
ソケットの固定構造によっても、ねじを用いることな
く、容易かつ短時間のうちに電子機器用ソケット1を基
板2に対して強固に固定することができる。この結果、
基板2に対する電子機器用ソケット1の固定作業の効率
化、省力化を図ることが可能となる。また、スライダ2
0は、傾斜部35すなわち押圧面36の長さ(広さ)に
応じて、その厚さ方向に収縮可能であることから、同一
のスライダ30を用いて、異なる厚さの基板2にソケッ
ト1を固定することができる。更に、それ自体ばねとし
て機能する第1プレート31および第2プレート32と
からなるスライダ30を利用すれば、基板2は、スライ
ダ30の復元力によりソケット1に対して常時付勢され
ることになる。従って、ソケット1と基板2との固定状
態は良好に維持される。
【0041】なお、図20〜図21においては、スライ
ダ30を構成する第1プレート31の傾斜部35は、差
込口38から遠ざかるにつれて第2プレート32から離
間するように傾斜する押圧面36を有するものとして説
明されたが、これに限られるものではない。すなわち、
図22に示されるように、スライダ30の押圧面36
に、差込口38側の領域とは異なる傾斜角度をもった返
し面39を設けられてもよい。
【0042】このように構成されたスライダ30を用い
て、上述したピン10を有するソケット1を基板2に対
して固定する場合、図22に示されるように、ピン10
の受圧面14と返し面39とが当接するまでスリット3
4に沿ってスライダ30を移動させる。これにより、ピ
ン10が返し面39と差込口38側の領域との境界40
を越えて差込口23側に戻る方向(図22において左方
向)へのスライダ30の移動を確実に防止することがで
きる。すなわち、このような構成によれば、スライダ3
0が、それ自体の弾性によって、ソケット1の固定作業
時の移動方向とは逆方向に戻ってしまうことを防止でき
る。この結果、スライダ30を押し込んだ位置に確実に
維持することが可能となり、ソケット1と基板2との固
定状態を極めて良好に維持することができる。
【0043】なお、この場合も、略L字状を呈するピン
10の受圧面14をスライダ30の押圧面36に合わせ
て傾斜させてもよい。これにより、スライダ30とピン
10との当接(係合)状態をより一層良好に保つことが
可能となる。
【0044】次に、図23〜図26に、本発明の第2実
施形態における変形例を示す。これらの図面は、第1実
施形態に関連して説明された凹部15を有するピン10
Aと組み合わせることを意図されたスライダ30Aを示
している。スライダ30Aは、基本的に上述したスライ
ダ30と同様の構成を有するが、ピン10Aに対応させ
るために、次のような改良が施されている。すなわち、
スライダ30Aでは、図24に示されるように、傾斜部
35の幅が、ピン10Aの凹部15の深さdとほぼ一致
するか僅かに大きくなるように定められている。
【0045】スライダ30Aを用いて、ピン10Aを備
えたソケット1を基板2に固定する場合には、スライダ
30Aをピン10Aに近づけ、基板2の孔部3を挿通し
たピン10Aを、スライダ30Aの差込口38に差し込
む。更に、ピン10Aをスリット34に導くと共に、ス
ライダ30Aの押圧面36と、ピン10Aの凹部15に
よって定められる受圧面14Aとを接触(係合)させ
て、スライダ30Aを、ピン10Aの受圧面14Aと基
板2との間に挟み込む。そして、図26に示されるよう
に、凹部15の受圧面14Aと返し面39とが当接する
までスリット34に沿ってスライダ30Aを真っ直ぐに
移動させる。これにより、ねじを用いることなく、容易
かつ短時間のうちに電子機器用ソケット1を基板2に対
して強固に固定することができる。また、スライダ30
Aを押し込んだ位置に確実に維持することが可能とな
り、ソケット1と基板2との固定状態は極めて良好に維
持される。
【0046】なお、図23〜図26には、返し面39を
有するスライダ30Aが示されているが、これに限られ
るものではない。すなわち、スライダ30Aから返し面
39を省略してもよい。
【0047】〔第3実施形態〕以下、図27〜図32を
参照しながら、本発明によるソケットの固定構造の第3
実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形
態等に関連して説明された要素と同一の要素には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0048】図27および図28は、本発明の第3実施
形態に係るソケット1を示す。これらの図面に示される
ソケット1は、基本的に、図1および図2に示されたも
のと同様の構成を有するが、図28に示されるように、
傾斜した受圧面14Bを有するピン10Bを有してい
る。また、4本のピン10Bは、それぞれの遊端部12
がソケット1の何れか一辺(図27における右側縦方向
の辺)を向くように、ソケット1の底面四隅から延出し
ている。
【0049】一方、このようなピン10Bと共にソケッ
トの固定構造を構成するスライダ50は、図29および
図30に示されるように、プラスチック等の弾性体によ
り薄板状に形成されている。そして、スライダ50は、
ソケット1に設けられている複数(4本)のピン10B
のそれぞれに対応するように、差込口51、スリット5
2および傾斜部53の組を複数箇所(4箇所)に有す
る。各傾斜部53は、差込口51側から遠ざかるにつれ
て徐々に厚さを増すように形成されており、この傾斜部
53の傾斜面(図30中の下面)が押圧面54とされ
る。
【0050】上述のように構成されたスライダ50を用
いて、上述したピン10Bを有するソケット1を基板2
に対して固定する場合、スライダ50を各ピン10Bに
近づけ、基板2の孔部3を挿通した各ピン10Bを、対
応する差込口51に差し込む。更に、スライダ50を横
にずらして各ピン10Bをスリット52に導くと共に、
スライダ50の押圧面54と、ピン10Bの受圧面14
Bとを接触(係合)させ、スリット52に沿ってスライ
ダ50を真っ直ぐに移動させる。
【0051】これにより、1体のスライダ50によっ
て、ソケット1を基板2に対して複数箇所(本実施形態
では4箇所)で固定可能となる。従って、極めて容易か
つ短時間のうちに電子機器用ソケット1を基板2に対し
て強固に固定可能となる。また、このスライダ50の傾
斜部35すなわち押圧面36は、比較的長く形成されて
いることから、ソケット1および基板2に対するスライ
ダ50の移動量を変化させることにより、図31および
図32に示されるように、1種類のスライダ50を用い
て異なる厚さの基板2にソケット1を固定することがで
きる。
【0052】なお、図29および図30に示された例で
は省略されているが、スライダ50の各押圧面54に、
図22等に関連して説明した返し面を設けてもよい。ま
た、スライダ50は、傾斜部53の幅を適切に設定する
ことにより、図1および図2に関連して説明された、傾
斜していない受圧面14を有するピン10と共に用いる
ことも可能であり、図12〜図14等に関連して説明さ
れた凹部15を備えたピン10Aと共に用いることも可
能である。
【0053】〔第4実施形態〕以下、図33〜図36を
参照しながら、本発明によるソケットの固定構造の第4
実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形
態等に関連して説明された要素と同一の要素には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0054】本発明による第4実施形態に係るソケット
の固定構造も、各種電子機器用ソケット1を基板2に固
定するためのものである。本実施形態において、図33
および図44に示されるように、ソケット1の底面四隅
から複数(4本)の金属製のピン60が延出されてい
る。各ピン60は、基板2の孔部3に挿通させることが
できると共に、孔部3の周辺で基板2と係合可能なもの
である(図35参照)。すなわち、ピン60は、弾性を
有する金属によって形成された一対のピン半部61から
なる。ピン半部61の先端には、外方に張り出す係止部
62が形成されている。係止部62は、図33に示され
るように、先端(図33における下端)から基端に向か
うにつれて外方への(左右両側への)張出量が大きくな
るように形成されている。
【0055】上述のソケット1を基板2に固定するに際
しては、各ピン60を基板2の各孔部3に押し込む。こ
れにより、各ピン60は、内方に収縮して孔部3を挿通
し、係止部62と基板2とが互いに係合し合う。そし
て、ピン60の先端(係止部62)を、はんだSを用い
て基板2に対して固定(半田付け)する。これにより、
ねじを用いることなく、容易かつ短時間のうちに電子機
器用ソケット1を基板2に対して強固に固定可能とな
る。このように、第4実施形態に係るソケットの固定構
造によっても、基板2に対する電子機器用ソケット1の
固定作業の効率化、省力化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によるソケットの固定構造は、以
上説明されたように、電子機器用ソケットから延出する
と共に受圧面を有するピンと、基板に形成されたピンを
挿通させるための孔部と、ピンを差し込むための差込口
と、差込口に連なるスリットと、スリットに沿うように
形成されてピンの受圧面と当接可能な押圧面とを有する
スライダとを備え、受圧面および押圧面のうちの少なく
とも何れか一方が傾斜している。そして、本発明では、
基板の孔部に挿通されたピンを差込口に差し込むと共
に、スライダをスリットに沿って移動させることによ
り、電子機器用ソケットを基板に固定する。この結果、
基板に対する電子機器用ソケットの固定作業の効率化、
省力化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるソケットの固定構造の第1実施形
態に係るソケットを示す側面図である。
【図2】図1に示されたソケットの底面図である。
【図3】本発明によるソケットの固定構造の第1実施形
態に係るスライダを示す平面図である。
【図4】図3に示されたスライダの側面図である。
【図5】図3に示されたスライダの正面図である。
【図6】図3〜図5に示されたスライダを用いて図1の
ソケットを基板に固定する手順を説明するための模式図
である。
【図7】図3〜図5に示されたスライダを用いて図1の
ソケットを基板に固定する手順を説明するための模式図
である。
【図8】本発明によるソケットの固定構造の第1実施形
態に係るスライダの変形例を示す側面図である。
【図9】図8に示されたスライダの底面図である。
【図10】図8におけるX部の拡大図である。
【図11】図8〜図10に示されたスライダを用いて図
1のソケットを基板に固定する手順を説明するための模
式図である。
【図12】本発明によるソケットの固定構造の第1実施
形態に係るソケットの変形例を示す底面図である。
【図13】図12のソケットに備えられたピンの拡大図
である。
【図14】図12のソケットに備えられたピンの拡大図
である。
【図15】図12〜図14に示すソケットを基板に固定
する手順を説明するための模式図である。
【図16】図12〜図14に示すソケットを基板に固定
する手順を説明するための模式図である。
【図17】本発明によるソケットの固定構造の第2実施
形態に係るスライダを示す正面図である。
【図18】図17に示されたスライダの平面図である。
【図19】図18におけるXIX−XIX線についての断面図
である。
【図20】図17〜図19に示されたスライダを用いて
ソケットを基板に固定する手順を説明するための模式図
である。
【図21】図17〜図19に示されたスライダを用いて
ソケットを基板に固定する手順を説明するための模式図
である。
【図22】図17〜図19に示されたスライダの変形例
を示す要部拡大図である。
【図23】本発明によるソケットの固定構造の第2実施
形態に係るスライダの変形例を示す正面図である。
【図24】図23に示されたスライダの平面図である。
【図25】図24におけるXXV−XXV線についての断面図
である。
【図26】図23〜図25に示されたスライダを用いて
図12〜図14に示されたソケットを基板に固定する手
順を説明するための模式図である。
【図27】本発明によるソケットの固定構造の第3実施
形態に係るソケットを示す底面図である。
【図28】図27に示されたソケットの要部を示す模式
図である。
【図29】本発明によるソケットの固定構造の第3実施
形態に係るスライダを示す平面図である。
【図30】図29におけるXXX−XXX線についての断面図
である。
【図31】図29および図30に示されたスライダを用
いて、図27および図28に示されたソケットを基板に
固定した状態を示す模式図である。
【図32】図29および図30に示されたスライダを用
いて、図27および図28に示されたソケットを他の基
板に固定した状態を示す模式図である。
【図33】本発明によるソケットの固定構造の第4実施
形態に係るソケットを示す側面図である。
【図34】図33に示されたソケットの底面図である。
【図35】図33に示されたソケットを基板に固定した
状態を示す要部拡大図である。
【図36】図33に示されたソケットを基板に固定した
状態を示す底面図である。
【符号の説明】
1 電子機器用ソケット 2 基板 3 孔部 10,10A,10B,60 ピン 11 シャフト部 12 遊端部 14,14A,14B 受圧面 15 凹部 20,20A,30,30A,50 スライダ 21 弾性体 22 ガイド部 23,38,51 差込口 24,34,52 スリット 25,36,54 押圧面 27,39 返し面 31 第1プレート 32 第2プレート 35,53 傾斜部 37 開口部 61 ピン半部 62 係止部
フロントページの続き Fターム(参考) 4E353 AA05 AA16 BB05 DD05 DD11 DD14 DR09 DR34 DR36 GG09 GG16 GG24 5E023 AA16 AA22 BB01 BB22 CC21 HH18 5E348 AA03 CC05 CC08 CC09 EE29 EF04 EF26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種電子機器用ソケットを基板に固定す
    るためのソケットの固定構造であって、 前記電子機器用ソケットから延出しており、受圧面を有
    するピンと、 前記基板に形成されており、前記ピンを挿通させること
    ができる孔部と、 前記ピンを差し込むための差込口と、前記差込口に連な
    るスリットと、前記スリットに沿うように形成されて前
    記ピンの前記受圧面と当接可能な押圧面とを有するスラ
    イダとを備え、 前記受圧面および前記押圧面のうちの少なくとも何れか
    一方が傾斜しており、前記基板の前記孔部に挿通された
    前記ピンを前記差込口に差し込むと共に、前記スライダ
    を前記スリットに沿って移動させることにより、前記電
    子機器用ソケットを前記基板に固定することを特徴とす
    るソケットの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記ピンは、略L字形状を呈しており、
    前記電子機器用ソケットから延出しているシャフト部
    と、前記受圧面を定める遊端部とを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のソケットの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記ピンは、前記受圧面を定める凹部を
    含むことを特徴とする請求項1に記載のソケットの固定
    構造。
  4. 【請求項4】 前記スライダは、弾性体から略ばね座金
    状に形成されており、前記スリットが螺旋状に延在する
    と共に、前記押圧面が螺旋状に傾斜していることを特徴
    とする請求項1〜3の何れか一項に記載のソケットの固
    定構造。
  5. 【請求項5】 前記スライダは、前記スリットおよび前
    記押圧面が真っ直ぐに延びるように形成された弾性を有
    する第1のプレートと、前記第1のプレートの一端から
    片持ち式に延出されており、前記スリットおよび前記押
    圧面に対応するように開口部が形成された弾性を有する
    第2のプレートとを含むことを特徴とする請求項1〜3
    の何れか一項に記載のソケットの固定構造。
  6. 【請求項6】 前記電子機器用ソケットからは前記ピン
    が複数延出されており、前記スライダは、前記各ピンに
    対応するように、前記差込口、前記スリットおよび前記
    押圧面を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか
    一項に記載のソケットの固定構造。
  7. 【請求項7】 前記押圧面には、前記差込口側の領域と
    は異なる傾斜角度をもった返し面が含まれていることを
    特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のソケット
    の固定構造。
  8. 【請求項8】 各種電子機器用ソケットを基板に固定す
    るためのソケットの固定構造であって、 前記基板に形成された孔部と、 前記電子機器用ソケットから延出しており、前記基板の
    孔部に挿通させることができると共に前記孔部の周辺で
    前記基板と係合可能な金属製のピンとを備え、 前記孔部に挿通された前記ピンの先端を前記基板に対し
    て半田付けすることによって、前記電子機器用ソケット
    を前記基板に固定することを特徴とするソケットの固定
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10601180B2 (en) 2017-11-21 2020-03-24 Fanuc Corporation Lock mechanism

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