JP2003142141A - バナジウムレドックスフロー電池の運転方法 - Google Patents

バナジウムレドックスフロー電池の運転方法

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JP2003142141A JP2001341283A JP2001341283A JP2003142141A JP 2003142141 A JP2003142141 A JP 2003142141A JP 2001341283 A JP2001341283 A JP 2001341283A JP 2001341283 A JP2001341283 A JP 2001341283A JP 2003142141 A JP2003142141 A JP 2003142141A
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vanadium
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誠司 荻野
Nobuyuki Tokuda
信幸 徳田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス発生を抑制し、電極の劣化を防止するこ
とができるレドックスフロー電池の運転方法を提供す
る。 【解決手段】 正極において充電時に4価のバナジウム
イオンから5価のバナジウムイオンに変化し、放電時に
はその逆の反応を起こす正極活物質を含むバナジウムレ
ドックスフロー電池の運転方法である。充電終了時にお
いて、正極活物質中の5価のバナジウムイオンが85%以
下になるように運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レドックスフロー
電池の運転方法に関するものである。特に、ガス発生を
抑制し、電極の劣化を防止することができるレドックス
フロー電池の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレドックスフロー電池の運転方法
として、次の2つが知られている。
【0003】(1)特開平8-138718号公報 この公報は、電極の劣化防止を目的として、充電終了時
において、正極活物質中の5価のバナジウムイオンが90
%以下になるように運転を行うことを開示している。正
極活物質の充電を90%以下にした場合、電極の劣化が少
なくなり、析出を抑えることができる。
【0004】(2)特開平9-270266号公報 電池システムの停止時、電池セルへ放電電解液を送り込
むことで充電深度を下げ、システム停止時の自己放電を
抑制してシステムの効率向上を図る技術が開示されてい
る。セル内に残存した充電状態の電解液中、特に5価バ
ナジウムは酸化力が大きく、電池構成素材の劣化に強く
影響し、システムの停止時にも、その劣化を促進させ
る。放電状態の電解液を電池セルへ送り込むことで、電
解液の充電深度を下げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の各技術
には、次のような問題があった。
【0006】(1)特開平8-138718号公報では、正極側
のみについて、比較的初期にあらわれる電極の劣化と析
出だけで評価を行っており、活物質をどの程度まで充電
すればよいかに関してより明確な指針がなかった。
【0007】正極活物質を充電しすぎると、水の分解反
応により酸素が発生し、電極の酸化劣化を招いて、ひい
ては電圧効率が低下する。また、5価バナジウムは析出
しやすく、充電深度を高めると析出物が多くなるという
問題もある。しかし、以前は充放電開始初期(10日間ぐ
らい)に現れる劣化に特に注目しており、より長期的な
評価は不十分だった。また、副反応に伴う発生ガスの種
類や発生量についても前述した酸素の発生を除いて明確
な知見が得られていない。特に、負極側については、発
生ガスに関して何らの知見も得られていない。発生ガス
が長期的に蓄積すると、タンク耐圧に問題が生じる。ガ
スが水素であれば最悪の場合、発火、爆発の可能性もあ
る。また、ガスが二酸化炭素であれば電極が分解してお
り、電池効率低下としてあらわれる前に劣化が進行して
いることになる。
【0008】(2)特開平9-270266号公報では、放電液
を電池セルに供給するシステムは、システムが複雑でコ
ストアップにつながると言う問題がある。すなわち、放
電液を貯える正極放電液タンクおよび負極放電液タンク
が必要になり、システムが複雑で大掛かりになる。
【0009】従って、本発明の主目的は、ガス発生を抑
制し、電極の劣化を防止することができるレドックスフ
ロー電池の運転方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
正極において充電時に4価のバナジウムイオンから5価の
バナジウムイオンに変化し、放電時にはその逆の反応を
起こす正極活物質を含むバナジウムレドックスフロー電
池の運転方法に関する。ここで、充電終了時において、
前記正極活物質中の5価のバナジウムイオンが85%以下
になるように運転を行うことを特徴とする。
【0011】5価のバナジウムイオン濃度を85%以下と
して運転することで、ガスの発生および電極の劣化を抑
制し、長期的に安定した電池性能を維持することができ
る。ここで、正極活物質中の5価のバナジウムイオン濃
度は、次の式で表される。 V(5価)/{V(5価)+V(4価)} V:濃度(mol/l)
【0012】本発明の第2の特徴は、負極において充電
時に3価のバナジウムイオンから2価のバナジウムイオン
に変化し、放電時にはその逆の反応を起こす負極活物質
を含むバナジウムレドックスフロー電池の運転方法に関
する。ここで、充電終了時において、前記負極活物質中
の2価のバナジウムイオンが85%以下になるように運転
を行うことを特徴とする。
【0013】2価のバナジウムイオン濃度を85%以下と
して運転することで、ガスの発生および電極の劣化を抑
制し、長期的に安定した電池性能を維持することができ
る。ここで、負極活物質中の2価のバナジウムイオン濃
度は、次の式で表される。 V(2価)/{V(3価)+V(2価)} V:濃度(mol/l)
【0014】本発明の第3の特徴は、正極でのガス発生
と電極の劣化を抑制できる状態を容易に検知できるよう
に、主セルとモニターセルを用い、モニターセルの電極
を分析することを特徴とする。
【0015】すなわち、本発明方法は、正極において充
電時に4価のバナジウムイオンから5価のバナジウムイオ
ンに変化し、放電時にはその逆の反応を起こし、負極に
おいて充電時に3価のバナジウムイオンから2価のバナジ
ウムイオンに変化し、放電時にはその逆の反応を起こす
主セルと、主セルに接続されたモニターセルとを用い
る。そして、モニターセルの正極電極を分析して炭素に
結合する基の比率を算出し、O-C=O基の比率が7%超で、
かつC-C基の比率が74%未満になることで正極の劣化を
判断する。
【0016】O-C=O基の比率とC-C基の比率とを分析する
ことで、正極電極の劣化状態を正確に把握することがで
き、ガス発生を抑制した運転を行うことができる。
【0017】本発明の第4の特徴は、負極でのガス発生
を抑制できる状態を容易に検知できるように、主セルと
モニターセルを用い、モニターセルの電極を分析するこ
とを特徴とする。すなわち、本発明方法は、正極におい
て充電時に4価のバナジウムイオンから5価のバナジウム
イオンに変化し、放電時にはその逆の反応を起こし、負
極において充電時に3価のバナジウムイオンから2価のバ
ナジウムイオンに変化し、放電時にはその逆の反応を起
こす主セルと、主セルに接続されたモニターセルとを用
いる。そして、モニターセルの負極電極を分析して炭素
に結合する基の比率を算出し、C-O基の比率が11%超に
なることで負極の劣化を判断する。
【0018】C-O基の比率を分析することで、負極電極
の劣化状態を正確に把握することができ、ガス発生を抑
制した運転を行うことができる。
【0019】上記の第3および第4の特徴において、主セ
ルとモニターセルは、同一構造のもので良い。また、炭
素に結合する基の比率を算出する具体的手法としては、
XPS(X‐ray Photo-electronic Spectroscopy:X線
光電子分光法)が好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 (試験例1)まず、バナジウム系レドックスフロー電池
を充放電した際に、正負極でどのようなガスが発生する
かを調べた。試験に用いた電池仕様、充電方法、放電方
法、測定方法は次の通りである。
【0021】<電池仕様> 反応面積:1000cm2×10セル 電解液:V;1.7(mol/l)、硫酸;2.6(mol/l)の電解液を
正負極で各25リットル
【0022】<充電方法>まず100Aで定電流充電を始
め、次に上限充電電圧:1.60V/セルの条件で90%の充電
深度まで充電を行う。充電深度は次式で表される。 V(5価)/{V(5価)+V(4価)} V:濃度(mol/l) V(2価)/{V(3価)+V(2価)} V:濃度(mol/l)
【0023】<放電方法>100Aで定電流放電を行う。下
限放電電圧:1.0V/セルに達したところで放電を終了す
る。
【0024】<測定・評価方法>10日間にわたって上記
の連続充放電サイクルを行う。そして、発生ガスをガス
クロマトグラフィー法にて分析する。
【0025】試験結果を表1に示す。表1から明らかなよ
うに、正極には酸素、二酸化炭素、一炭化炭素が発生
し、負極には水素のみ発生することがわかった。また、
正極では二酸化炭素が最も多いこともわかる。
【0026】
【表1】
【0027】また、充電深度と開放電位の関係を調べた
ところ、図1のグラフに示すように相関関係があること
がわかった。開放電位は電池の充放電を停止することに
より得ることができる。従って、開放電位を測定して充
電深度を検知することができる。
【0028】(試験例2)次に、試験例1における充電
深度を変えて、ガス発生量に変化があるかどうかを調べ
た。正極における二酸化炭素と負極における水素の発生
量を図2のグラフに示す。
【0029】このグラフで明らかなように、充電深度が
80%まではほぼ一定のガス発生量である。しかし、充電
深度が85%になると若干ガス発生量が増え、90%以上に
なると急激にガス発生量が増加することがわかる。以上
のことから、充電深度を85%以下とすることが好ましい
ことがわかった。
【0030】(試験例3)さらに、より長期間の運転に
おけるガス発生量の変化を調べてみた。ここでは、充電
深度を85%、90%、95%の3通りとして40日間試験例1
に示す充放電サイクルを行い、1〜10日間の発生ガス量
と31〜40日間の発生ガス量を測定した。正極は二酸化炭
素の発生量を、負極は水素の発生量を測定した。
【0031】併せて、電池効率の低下についても調べて
みた。電池効率は、{放電電圧(V)×放電電流(A)×放電
時間(h)}/{充電電圧(V)×充電電流(A)×充電時間(h)}
で表される。1日目における電池効率に対して10日目お
よび40日目の電池の効率がどの程度低下しているかで評
価した。低下が1%未満のものを「○」、1〜3%未満の
ものを「△」、3%以上のものを「×」とした。これら
試験結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】表2から明らかなように、充電深度が85%
の場合は、正極負極共に1〜10日間と31〜40日間でガス
の発生量にあまり違いがないが、同90%ではガス発生量
が増加し、95%では大幅にガス発生量の増えていること
がわかる。
【0034】また、電池効率の低下も、85%の充電深度
では問題にならないものの、90%では若干低下し、95%
では3%以上大幅に低下していることがわかる。
【0035】以上のことから、長期的なガス発生量の点
と電池効率の点からも充電深度を85%以下とすることが
好ましいと言える。
【0036】(試験例4)次に、カーボンフェルト製電
極の表面結合基の分析を行った。分析方法はXPSとし、
炭素の1s電子軌道の結合エネルギーを測定する。炭素に
結合する基の種類によって結合エネルギーが変化する。
スペクルトル分析(波形分離)によって結合基の比率を
導出する。
【0037】図3は充放電前の電極をXPSで分析した際の
スペクトルを示すグラフである。ピークAは結合基O-C=O
(-O)を、ピークBは結合基O-C=Oを、ピークCは結合基C=O
を、ピークDは結合基C-Oを、ピークEは結合基C-Cを示し
ている。そして、このピークの面積比率を求める。この
ような面積比率の算出を充放電前の電極と充電深度の8
5、90または95%で40日充放電後の電極について実施す
る。ここでは、40日経過後に電池を分解し、電極を取り
出して正極負極のそれぞれについて分析を行った。その
結果を表3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】表3から明らかなように、正負極で変化す
るピークが違う。正極はC-C結合が切れ、O-C=0の結合状
態に変化していると考えられる。また、負極はC-C結合
が切れずに、C-O以外の結合基がC-Oの状態に変化してい
るように思われる。この表3から、正極はO-C=O基の比率
が7%超で、かつC-C基の比率が74%未満になることでガ
ス発生が増加しており、負極はC-O基の比率が11%超に
なることでガス発生が増加することがわかる。
【0040】(試験例5)次に、モニターセルを用いた
本発明運転方法を説明する。試験例4では、電池のセル
を分解して電極を分析したが、セルを分解することは実
用的ではない。そこで、充放電を行う主セルの他に、電
極を分析するためのモニターセルを別途設けて、このモ
ニターセルの電極をXPSにて分析することで電極状態を
検知することができる。
【0041】図4は本発明方法に用いるレドックスフロ
ー電池システムの構成図である。ここでは、主セル10に
モニターセル20を並列に接続したレドックスフロー電池
システムを用いる。主セル10、モニターセル20のいずれ
も、特開平4-4568号公報や特開2001-43883号公報に示さ
れるセル構造を持っている。本例では、主セル10および
モニターセル20のいずれも多数のセルを積層して、セル
スタックとして構成している。
【0042】図4の具体例では、正極用電解液と負極用
電解液の各々を独立したタンク31、32に貯留した構成で
ある。各タンク31、32と主セル10およびモニターセル20
との間は往路配管41で、主セル10およびモニターセル20
と各タンク31、32との間は復路配管42で接続されてい
る。各タンク31、32から、まず主セル10およびモニター
セル20に電解液を供給し、再度各タンク31、32に電解液
を復帰させ、この循環サイクルを繰り返す。電解液の循
環は、例えば各タンク31、32と主セル10との間に設けた
ポンプ(図示せず)で行えば良い。
【0043】通常の充放電運転は主セルより行う。そし
て、電極の分析は、モニターセルの電極を取り出して行
う。このように主セルとは別にモニターセルを設けるこ
とで、主セルを分解することなく電極の分析を行うこと
ができ、電極の劣化程度をより正確に把握して効率的な
運転を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明運転方法に
よれば、充電深度を85%以下として運転することで、ガ
ス発生を少なくし、電極の劣化を抑制することができ
る。
【0045】また、モニターセルを用いることで、主セ
ルを分解することなく電極を分析することができ、電極
の劣化程度をより正確に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】充電深度と開放電位の関係を示すグラフであ
る。
【図2】充電深度とガス発生量との関係を示すグラフで
ある。
【図3】XPSによる電極の分析結果を示すグラフであ
る。
【図4】本発明方法に用いるモニターセル付き電池シス
テムの概略図である。
【符号の説明】
10 主セル 20 モニターセル 31 正極電解液用タンク 32 負極電解液用タンク 41 往路配管 42 復路配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 信幸 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA10 HH00 HH05 HH06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極において充電時に4価のバナジウム
    イオンから5価のバナジウムイオンに変化し、放電時に
    はその逆の反応を起こす正極活物質を含むバナジウムレ
    ドックスフロー電池の運転方法であって、 充電終了時において、前記正極活物質中の5価のバナジ
    ウムイオンが85%以下になるように運転を行うことを特
    徴とするバナジウムレドックスフロー電池の運転方法。
  2. 【請求項2】 負極において充電時に3価のバナジウム
    イオンから2価のバナジウムイオンに変化し、放電時に
    はその逆の反応を起こす負極活物質を含むバナジウムレ
    ドックスフロー電池の運転方法であって、 充電終了時において、前記負極活物質中の2価のバナジ
    ウムイオンが85%以下になるように運転を行うことを特
    徴とするバナジウムレドックスフロー電池の運転方法。
  3. 【請求項3】 正極において充電時に4価のバナジウム
    イオンから5価のバナジウムイオンに変化し、放電時に
    はその逆の反応を起こし、負極において充電時に3価の
    バナジウムイオンから2価のバナジウムイオンに変化
    し、放電時にはその逆の反応を起こす主セルと、 主セルに接続されたモニターセルとを用い、 モニターセルの正極電極を分析して炭素に結合する基の
    比率を算出し、 O-C=O基の比率が7%超で、かつC-C基の比率が74%未満
    になることで正極の劣化を判断することを特徴とするレ
    ドックスフロー電池の運転方法。
  4. 【請求項4】 正極において充電時に4価のバナジウム
    イオンから5価のバナジウムイオンに変化し、放電時に
    はその逆の反応を起こし、負極において充電時に3価の
    バナジウムイオンから2価のバナジウムイオンに変化
    し、放電時にはその逆の反応を起こす主セルと、 主セルに接続されたモニターセルとを用い、 モニターセルの負極電極を分析して炭素に結合する基の
    比率を算出し、 C-O基の比率が11%超になることで負極の劣化を判断す
    ることを特徴とするレドックスフロー電池の運転方法。
  5. 【請求項5】 X線光電子分光法により電極を分析し
    て、各ピークの面積比率より炭素に結合する基の比率を
    算出することを特徴とする請求項3または4に記載のレド
    ックスフロー電池の運転方法。
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