JP2003138494A - ツインワイヤ式抄紙機 - Google Patents

ツインワイヤ式抄紙機

Info

Publication number
JP2003138494A
JP2003138494A JP2001333096A JP2001333096A JP2003138494A JP 2003138494 A JP2003138494 A JP 2003138494A JP 2001333096 A JP2001333096 A JP 2001333096A JP 2001333096 A JP2001333096 A JP 2001333096A JP 2003138494 A JP2003138494 A JP 2003138494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
wire
pressure
dehydration
shoe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001333096A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Makino
哲夫 牧野
Masanobu Matsumoto
正信 松本
Hiroshi Iwata
弘 岩田
Haruyoshi Fujiwara
治義 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001333096A priority Critical patent/JP2003138494A/ja
Publication of JP2003138494A publication Critical patent/JP2003138494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ツインワイヤ式抄紙機において、2枚のワイ
ヤ間でマットの形成が行われる繊維質懸濁液にかかる脱
水圧力を適切に把握し、これに基づき同脱水圧力の調整
を図ることが出来るようにしたものを提供することを課
題とする。 【解決手段】 繊維マットを成長させて紙匹を形成する
フォーミング部に配置された脱水機器に、同フォーミン
グ部に供給された繊維質懸濁液にかかる脱水圧力を検知
する装置を設けて同脱水圧力を把握し、これに基づいて
脱水要素の位置、同脱水要素が摺接するワイヤへの押し
付け力、同摺接するワイヤに対する角度、同脱水要素の
先端形状の選択等の調整を行い、前記脱水圧力を調整し
て要求される紙の品質を迅速、容易に確保するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれループを
なして対向する一対のワイヤ間に繊維質懸濁液を供給
し、脱水して紙匹を形成するようにしたツインワイヤ式
抄紙機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ツインワイヤ式抄紙機のフォーミング部
に於いては、それぞれループを成す2枚のフォーミング
ワイヤ(単にワイヤとも言う)の間にヘッドボックスか
ら繊維質懸濁液を供給し、この繊維質懸濁液が前記フォ
ーミングワイヤと共に走行する間に脱水圧力を加える種
々の脱水機器によって繊維質懸濁液から水を脱水し、同
脱水に従って繊維マットを成長させて紙匹を形成する。
【0003】この後、紙匹はバキュームにより更に濃縮
され、プレス部で圧搾脱水され、次いでドライヤで乾燥
された後、カレンダ部で表面処理をし、リール部で巻取
られて紙となる。
【0004】この様にして出来上った紙は、用途に応じ
て種々の品質・特性が要求されるが、同要求される品
質、及び特性の多くは、紙の基本的構造を決める繊維マ
ット形成過程に大きく影響される。
【0005】繊維マットは2枚のフォーミングワイヤ間
に挟まれている繊維質懸濁液が脱水機器によって加えら
れる圧力によって流れを起し、この流れによって平面方
向に移動して繊維分散状態が変ったり、又厚み方向に運
ばれて繊維がフォーミングワイヤ上、或いは更にフォー
ミングワイヤ上の繊維の上にとどまったりして繊維マッ
トとして成長して行くものであるから、繊維マットの構
造は繊維質懸濁液に流れを起す圧力によって左右される
ということができる。
【0006】紙品質要求のうち最も基本的なものとして
繊維の均一分散があるが、繊維質懸濁液がヘッドボック
スから供給された状態から紙匹としてマットの形成を終
えるまでの間に脱水機器により加えられた圧力の変化に
よりフォーミングワイヤ間で懸濁液が動かされ、繊維分
散がどの様に影響され繊維マットが成長したかを示す指
針として、ジョー・ケレケス氏(Zhao-Kerekes)らによ
って提唱された一般式(下記の(1)式)があり、この
式の値ΔLが大きくなるに従い、繊維分散(地合:Form
ation)が良くなることが認められている。
【0007】 ΔL=∫|V0 −Vf |dt=∫(|V0 −Vf |/V0 )dx‥(1)式 (但し、積分の上限:∞、積分の下限:−∞) ここで、 ΔL:相対変位長さ(Displacement Distance) V0 :ワイヤ速度(Wire Speed) Vf :ワイヤ間の懸濁液速度(Suspension Speed Betwe
en Wires) dx :滞留距離(Duration Distance ) dt :滞留時間(Duration Time ) 前記の(1)式を配慮して改良、改善が進められた結
果、種々の形式のツインワイヤ式抄紙機が出現したが、
このうちツインワイヤロールフォーマとシューブレード
式ツインワイヤフォーマの代表例を図4及び図5に、そ
してそれぞれのフォーマのパイロットマシンにおいて計
測した初期脱水部の圧力波形を、図6及び図7に示す。
【0008】即ち、図4はツインワイヤロールフォーマ
の模式的な構成図、図5はシューブレード式ツインワイ
ヤフォーマの模式的な構成図である。ここでツインワイ
ヤロールフォーマは、第1ワイヤ5のループ内に配置さ
れたフォーミングロール3と、第2ワイヤ6のループ内
に配置されたブレストロール4とで、ヘッドボックス1
から供給される繊維質懸濁液を受け入れるフォーミング
部の入口を形成し、これに続いて第2ワイヤ6又は第1
ワイヤ5のループ内にフォーミングシュー8、サクショ
ンクーチロール11、又はサクションボックス10等の
脱水機器を配置して構成されている。
【0009】他方、シューブレード式ツインワイヤフォ
ーマは、前記ツインワイヤロールフォーマにおけるフォ
ーミングロールとブレストロールはなく、第2ワイヤ6
又は第1ワイヤ5のループ内に配置されたフォーミング
シュー25、サクションボックス27、29、サクショ
ンクーチロール11、又はデフレクタ26、バキューム
デフレクタ28等の脱水機器によりフォーミング部を構
成されている。
【0010】そして図6は図4に示すツインワイヤロー
ルフォーマに於ける繊維質懸濁液挟み込み部の脱水圧力
分布を示す説明図、図7は図5に示すシューブレード式
ツインワイヤフォーマに於ける懸濁液挟み込み部の脱水
圧力分布を示す説明図である。
【0011】図6と図7の比較から明らかの様に、図7
の圧力波形は図6のものより変化が大きく、このため前
記(1)式の値が大きくなり、シューブレードフォーマ
の地合はツインワイヤロールフォーマに比べて格段に良
くなる。
【0012】他方、ツインワイヤロールフォーマは、脱
水圧力レベルが高く持続時間を長くとれることから脱水
能力が大きいため、抄紙機の高速化には都合がよいとい
う性質がある。
【0013】そこで両者を兼ね合せた形式のものとし
て、ツインワイヤロールフォーマの抱き角を少なくし
て、初期マットを形成した後シューブレード形式の脱水
機器でマット形成を継続する形式のものが実用化されて
いるが、最初の5°の抱角でヘッドボックスからの繊維
質懸濁液中の水の50〜70%が脱水されるケースが多
く、この時期に形成されたマットの繊維分散はツインワ
イヤロールフォーマと同レベルである。
【0014】更なる改善を目指して、特開昭55−13
7294号公報とか、特開平6−235185号公報等
に示される様に、フォーミングロール上でシューを働か
せ図6の圧力波形に図7のものを加えた波形にするもの
も提案されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記の様な試行錯誤が
重ねられた結果、図3に示す様に、フォーミングロール
3の外で、第2ワイヤ6のループ内に配置され同フォー
ミングロール3に対峙したフォーミングロールシュー7
を設けたものも提案された。
【0016】これは基本的にはツインワイヤロールフォ
ーマの形態であり、前記フォーミングロールシュー7に
続いて第2ワイヤ6のループ内にはフォーミングシュー
8、サクションクーチロール11を、そして第1ワイヤ
5のループ内には、カウンタフォーミングシュー9、サ
クションボックス10等の脱水機器を設けたものであ
る。
【0017】この装置では、前記フォーミングロール3
の外に設けたフォーミングロールシュー7により繊維分
散に効果があったが、初期脱水部に於ける第2ワイヤ6
のフォーミングロール3からの距離は、繊維質懸濁液の
量、繊維濃度、脱水性、運転速度等により変化する為フ
ォーミングロールシュー7がフォーミングロール3に対
して同一位置或いは同一の力で押し付けられていても発
生するパルスが異なり、効果に差異があることが判明し
た。
【0018】なお、好適な圧力パルスは、原料の種類、
微細繊維の割合、叩解度、抄紙濃度等の条件で変わる
が、例えば新聞原料において好適な紙品質が得られる概
略の圧力パルスのレベルは、フォーミングロールシュー
7では1000〜3000mmAq、フォーミングシュー8では
2000〜4000mmAq、そしてカウンタフォーミングシュ
ー9では3000〜6000mmAqである。
【0019】ここで本件の発明者等は、種々の運転条件
即ち懸濁液厚み、繊維濃度、脱水性他の原料性状、紙
種、運転速度に対して、最適なフォーミングロールシュ
ーの使用条件を早く把握するためには、マット形成が行
われるメカニズムである懸濁液にかかっている圧力状況
を動的に、そして好ましくは即時に知ることが大いに役
立つ情報となる、という知見を得た。
【0020】また、前記フォーミングロールシュー7の
みならず、フォーミングシュー8の区域に於いても、カ
ウンタフォーミングシュー9のワイヤ5に対する押付力
とか、フォーミングシュー8に対する位置によって、2
枚のワイヤ(第1ワイヤ5、第2ワイヤ6)の間に挟ま
れている原料(繊維質懸濁液)に影響があるが、前記フ
ォーミングロールシュー7の場合と同様にフォーマの運
転条件によって影響度が変ることが判明した。
【0021】従って、同発明者等は、フォーマの種々の
運転条件に対してカウンターフォーミングシュー9等の
脱水機器の最適な使用条件を早く把握するためには、2
枚のワイヤ(第1ワイヤ5、第2ワイヤ6)間の原料
(繊維質懸濁液)に働いている圧力の状況を即時に知る
ことが大いに有用な情報となる、という知見を得た。
【0022】本発明は、前記の知見に基づきなされたも
ので、2枚のワイヤ間でマットの形成が行われる繊維質
懸濁液にかかる脱水圧力を適切に把握し、これに基づき
同脱水圧力の調整を図ることが出来るようにしたツイン
ワイヤ式抄紙機を提供することを課題とするものであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、その第1の手段として、そ
れぞれループをなす2つのワイヤ間に繊維質懸濁液を供
給し、各種脱水機器を設置して形成したフォーミング部
をワイヤと共に走行させ、同脱水機器の脱水要素により
前記繊維質懸濁液に脱水圧力を加えて脱水し、繊維マッ
トを成長させて紙匹を形成するツインワイヤ式抄紙機に
おいて、前記フォーミング部の入口から出口の間で前記
脱水機器の1つに、前記繊維質懸濁液にかかる脱水圧力
を検知する装置を設置し、同装置で検知した圧力信号に
基づき脱水要素の位置、同脱水要素が摺接するワイヤへ
の押し付け力、同摺接するワイヤに対する角度、同脱水
要素の先端形状の選択等の調整により、前記脱水圧力を
調整する様に構成したツインワイヤ式抄紙機を提供する
ものである。
【0024】すなわち、同第1の手段によれば、繊維マ
ットを成長させて紙匹を形成するフォーミング部に配置
された脱水機器に、同フォーミング部に供給された繊維
質懸濁液にかかる脱水圧力を検知する装置を設けて同脱
水圧力を把握し、これに基づいて脱水機器の脱水要素の
位置、同脱水要素が摺接するワイヤへの押し付け力、同
摺接するワイヤに対する角度、同脱水要素の先端形状の
選択等の調整により、前記脱水圧力を調整することによ
り、要求される紙の品質を迅速、容易に確保し、生産効
率の向上を図るようにしたものである。
【0025】また、本発明は第2の手段として、前記第
1の手段において、前記フォーミング部の入口にフォー
ミングロールを配置し、同フォーミングロールの表面に
圧力センサーを埋め込んで前記脱水圧力を検知する装置
を構成したツインワイヤ式抄紙機を提供するものであ
る。
【0026】すなわち、同第2の手段によれば、フォー
ミング部に供給された繊維質懸濁液にかかる脱水圧力
を、フォーミングロールの表面に埋め込んだ圧力センサ
ーにより検知し、これに基づいて脱水圧力の調整へ反映
させるが、フォーミング部における脱水量を大きく支配
するフォーミングロール上において脱水圧力を検知する
ことにより脱水圧力の調整をより適切に行い、要求され
る紙の品質に的確に反映させるようにしたものである。
【0027】また、本発明は第3の手段として、前記第
1の手段において、前記フォーミング部で、一方のワイ
ヤループ内にフォーミングシューを配置し、他方のワイ
ヤループ内にカウンターフォーミングシューを配置して
各ワイヤループを互いに相手のワイヤループ側に押し込
んで千鳥状に支持し、前記フォーミングシュー又はカウ
ンターフォーミングシューの何れか一方の表面に細孔を
あけ、同表面の圧力を検出する手段を設けて前記脱水圧
力を検知する装置を構成したツインワイヤ式抄紙機を提
供するものである。
【0028】すなわち、同第3の手段によれば、フォー
ミング部に供給された繊維質懸濁液にかかる脱水圧力
を、フォーミングシュー又はカウンターフォーミングシ
ュー等の表面に設けた細孔等を介して検知し、この検知
情報を脱水圧力の調整へ反映させるが、前記フォーミン
グシュー又はカウンターフォーミングシューは、前記に
も説明した様にその構造上脱水圧力変化が大きいので、
この部位における脱水圧力の把握はフォーミング部の脱
水圧力の調整を適切に行い、紙の品質に的確に反映させ
るようにしたものである。
【0029】また、本発明は第4の手段として、前記第
1の手段において、前記フォーミング部の入口にフォー
ミングロールを配置すると共に、同フォーミングロール
を巻いたワイヤに対向するワイヤのループ内に前記フォ
ーミングロールと対峙してフォーミングロールシューを
配置し、同フォーミングロールシューの表面に細孔をあ
け、同表面の圧力を検出する手段を設けて前記脱水圧力
を検知する装置を構成したツインワイヤ式抄紙機を提供
するものである。
【0030】すなわち、同第4の手段によれば、フォー
ミングロールに対峙したフォーミングロールシューの表
面に細孔をあけ、同表面の圧力を検出する手段を設けて
前記脱水圧力を検知する装置を構成し、フォーミング部
に供給される繊維質懸濁液にかかる脱水圧力を検知し、
この検知情報を脱水圧力の調整へ反映させるが、同脱水
圧力の検知は、フォーミング部の脱水量を大きく支配す
るフォーミングロール上の位置で、かつ、構造上脱水圧
力変化が大きく現れるフォーミングロールシューの表面
で行うことにより、脱水圧力の調整をより適切に行い、
要求される紙の品質に的確に反映させるようにしたもの
である。
【0031】更にまた、本発明は第5の手段として、前
記第2又は第4の手段において、前記脱水圧力を検知す
る装置の信号と、前記フォーミングロール回転信号を取
り出して表示する表示器を設け、繊維質懸濁液が脱水さ
れて繊維マットを形成させる過程に発生する脱水圧をフ
ォーミングロール表面との位置関係を含めて可視化した
ツインワイヤ式抄紙機を提供するものである。
【0032】すなわち、同第5の手段によれば、フォー
ミングロールの表面に埋め込んだ圧力センサーにより構
成された脱水圧力を検知する装置、又はフォーミングロ
ールと対峙したフォーミングロールシューの表面に細孔
をあけて構成された脱水圧力を検知する装置により検知
した脱水圧力を、前記フォーミングロール回転信号とと
もに表示器に表示して可視化することにより、瞬時にヴ
ィジュアル情報として脱水圧力を把握でき、要求される
紙の品質に的確、適切に反映させるようにしたものであ
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態について
図1に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るツ
インワイヤ式抄紙機において、ツインワイヤロールフォ
ーマのフォーミングロール部分を概略的に示す説明図で
ある。
【0034】なお、説明が冗長とならないように、前記
した各種のツインワイヤフォーマと共通する部位につい
ては図面中共通の符号を付して示すことにより前記した
説明を援用し、重複する説明を極力省略して本実施の形
態に特有の事項を重点的に説明する。
【0035】すなわち、本実施の形態においては、フォ
ーミングロール3の表面に、同フォーミングロール3と
第1ワイヤ5、第2ワイヤ6を介して対峙して配置した
脱水機器のフォーミングロールシュー7において、脱水
要素となるブレードの巾以下の寸法の圧力センサー12
を埋め込み、かつ、フォーミングロール3の軸端からス
リップリング13等を経て前記圧力センサー12で検知
した圧力信号を取り出して増巾器14に入力する。
【0036】一方、フォーミングロール3の駆動用モー
タ19から減速機18を介してフォーミングロール3に
至る駆動系を構成する駆動軸33から近接スイッチ16
等によりフォーミングロール3の1回転に1つの信号を
取り出して、圧力信号の増巾器出力と共にPCカード1
5に入力する。
【0037】PCカード15からはパーソナルコンピュ
ータ等の表示器17で原料液である繊維質懸濁液がフォ
ーミングロールシュー7のブレード前後を通過する時に
受けた圧力としてフォーミングロール3の表面で計測し
たものを表示する。
【0038】このデータを、別途パーソナルコンピュー
タ等に収録した過去のデータ又は設定データとつき合せ
て、フォーミングロールシュー7に連接した図示省略の
適宜の調整機構に伝え、同調整機構により必要とする紙
品質が得られる圧力パルスとなる様に前記ブレードのフ
ォーミングロール3からの位置又は押付力、角度或いは
形状の選択を行うことが出来るように構成されている。
【0039】すなわち、フォーミングロールシュー7に
は、脱水要素となる複数のブレードが設けられている
が、このブレードは図示省略の適宜の調整機構により、
第2ワイヤ6に対して個々に位置を調整可能にされてお
り、複数のブレードの中から第2ワイヤ6に摺接するも
のを選択することにより、この選択に応じて圧力パルス
を変えることができる。
【0040】また、前記ブレードが摺接する第2ワイヤ
6への押し付け力は、例えば後述する図2等に示すよう
に、ブレードの取付け根部に膨張変形可能なチューブ状
部材を配置し、この膨張変化によりブレードを移動させ
て前記押し付け力を変える様にしてもよい。
【0041】更に、摺接する第2ワイヤ6に対するブレ
ードの角度変化は、例えば特開2001−172891
号公報等に示される楔角制御装置等を採用して行うこと
もできるものであり、また、前記第2ワイヤ6に対する
摺接部位の形状、角度が異なる複数のブレードを予め用
意しておき、その中から必要なものを選んで必要な位置
に組み込み、フォーミングロールシュー7を形成するこ
とにより、前記同様な調整が得られるものである。
【0042】この様に脱水要素を調整可能とした脱水機
器に対して、前記フォーミングロール3の表面に埋込む
圧力センサー12は歪ゲージ式のものでよいが、前記フ
ォーミングロールシュー7の前後の圧力波形を十分把握
するためには小径のものがよく、外径数ミリ程度のもの
が適当であり、応答性は5kHz以上のものが望まし
い。なお、これに代えて更に応答性の良い圧電素子タイ
プの圧力計とか半導体式歪ゲージを使用することもでき
る。
【0043】また、前記圧力センサー12はフォーミン
グロール3のセルに穴をあけて埋込むため、高速マシン
用としてはダイナミックバランスを配慮して、180°
位相の異なった位置に、同じ性能のものを同様に埋込む
ことが望ましい。
【0044】また、この埋込位置は、プレーンフォーミ
ングロールの場合はロール表面と面一とするが、表面に
シュリンクワイヤをかぶせたオープンタイプ又はサクシ
ョンロール表面にシュリンクワイヤをかぶせたオープン
サクションロールの場合には、紙にマークを付けない様
にするためにシュリンクワイヤの下のロールセル表面と
面一にする。
【0045】なお、フォーミングロール3が1回転する
毎に計測した圧力波形を、表示器17上で前記フォーミ
ングロールシュー7との位置関係を一定として表示する
ため、フォーミングロール3の軸端に設けたキー34を
近接スイッチ16で検知してトリガー用フォーミングロ
ール回転信号を取出す様にしている。
【0046】しかしながらこの回転信号の検出位置は、
フォーミングロール3の駆動用モータ19からフォーミ
ングロール3そのものまでの駆動系ならばどこでもよ
く、また、検出方法も近接スイッチ16に限らずフォー
ミングロール3の端面に反射テープを貼り付けてフォト
・スイッチで検出するようにしてもよい。
【0047】なお、ここでは圧力波形を可視化する装置
としての表示器17は、CRTモニター付きのコンピュ
ータを用いた例を示しているが、これに限定されるもの
ではなく、そしてまた、フォーミングロール3の表面に
埋込んだ圧力センサー12からの信号は、スリップリン
グ13を使用した例を示したが、これに代えてFM発信
器等を使って無線で伝送し、これを表示することもでき
る。
【0048】以上実施の第1形態の構成を中心に説明し
たが、通常、紙の品質を論ずる際には、地合(Formatio
n)と称呼されている繊維の分散度合をはじめ、縦−横
引張り強度比、表裏差、印刷適性等多数の評価項目があ
るが、その多くは繊維質懸濁液からマットが形成される
フォーミング部での影響が大きいものである。
【0049】しかしながら、これらの品質の評価項目を
フォーミング部で直接計測できる適切な計測器が実在し
ていないため、前記フォーミング部の後工程のプレス、
ドライヤ、カレンダを通してリール部で巻取った紙をサ
ンプリングしてはじめて品質チェックが可能となるのが
実態であった。
【0050】他方、抄紙機は、前記したようにフォーミ
ング部からプレス、ドライヤ等々を経てリール部に至る
所謂プラント設備と称される部類の大型機械であるため
に、その設備費用が高額となり、これにより時間当りの
運転コストが高価となるので、操業に際しては短時間で
各部の最適化調整を行うことが要求されている。
【0051】そして前記の様に、紙の品質に大きく影響
するフォーミング部で繊維質懸濁液からマットを形成す
るのは、2枚のフォーミングワイヤで挟んだ懸濁液に圧
力を加えてフォーミングワイヤから脱水を行うのが基本
であることからして、マットがどの様に形成されるかと
云うことはどの様に脱水されていったかと云うことであ
り、更にどの様に脱水されたかと云うことはどの様な圧
力が加えられたかと云う(プロセス)過程によって必然
的に決定されることである。
【0052】従って本実施の形態では前記したように繊
維マットが形成される本質的な要因である脱水圧力を的
確、かつ詳細に把握し、しかもこれを表示器等により瞬
時に可視化して情報提供を行い、この情報に基づいて適
宜の調整機構により、脱水要素の位置、同脱水要素が摺
接するワイヤへの押し付け力、同摺接するワイヤに対す
る角度、同脱水要素の先端形状の選択等の調整を行っ
て、前記脱水圧力を調整して要求される紙の品質を容易
に確保できる様に、同フォーミング部の最適化調整を図
ることが出来たものである。
【0053】この様にフォーミング部の最適化調整を図
る本実施の形態は、紙の種類が如何様なものであっても
有益であるが、特に多品種小量生産が本質的に要求され
る上質紙、情報用紙等に於いては抄紙機の生産効率の向
上のためには重要なものとなる。
【0054】次に本発明の実施の第2形態について、図
2に基づいて説明する。図2は本実施の形態に係るツイ
ンワイヤ式抄紙機において、ツインワイヤ部フォーミン
グ区間の脱水要素を概略的に示す説明図である。
【0055】本実施の形態において、ツインワイヤフォ
ーマの基本的な構成は前記に説明したものと本質的に差
はないので、ツインワイヤフォーマ全体としての説明は
省略し、本実施の形態に特有の点について重点的に説明
する。
【0056】すなわち、本実施の形態においては、フォ
ーミングシュー8の区域に於いて、第2ワイヤ6に摺接
する脱水ブレード20の表面に直径1〜2mmの細孔を
あけ、清浄水ヘッダ、フィルタ、減圧弁、圧力計等を含
む清浄水供給源24から、絞り弁23、パージライン3
1を通して水をパージする様に構成している。
【0057】そして絞り弁23と前記細孔との間に前記
パージする水の圧力を検知する圧力センサー22を設
け、同圧力センサー22の信号により第1ワイヤ5と第
2ワイヤ6間の繊維質懸濁液の脱水圧力を感知し、即ち
これを脱水圧力の検知装置として、この信号により脱水
ブレード20に接続したロードチューブ30の圧力を調
節して脱水ブレード20の第2ワイヤ6に対する押付力
を調節したり、脱水ブレード20を取付けているフレー
ム位置を図示省略のネジジャッキ等により移動させるこ
とにより脱水ブレード20の位置調節を行ったり、又は
脱水ブレード20の第2ワイヤ6に対する角度を変えた
り、或いは先端形状の異なった他の脱水ブレードに交換
したりして脱水ブレード20による脱水圧力を望ましい
ものにする。
【0058】なお、ここでは清浄水供給源24に連なる
細孔は脱水ブレード20の表面に設ける例を示している
が、これは第1ワイヤ5に摺接する脱水ブレード21に
設けてもよいことは勿論である。
【0059】また、第2ワイヤ6との摺接面に細孔をあ
けて脱水圧力を検出する脱水ブレード20は、ロードチ
ューブ30の接続により位置或いは加圧力が可変の構造
のもので説明したが、位置固定の脱水ブレードに設ける
ことも可能である。
【0060】また、前記実施の第1形態として説明した
フォーミングロールシューに前記細孔等による脱水圧力
の検知装置を採用することも出来るが、その場合には脱
水ブレードの前後に於ける脱水圧力は計測できないが、
脱水ブレード上の脱水圧力は簡便に知ることができるこ
とになる。
【0061】なお、本実施の形態において、脱水ブレー
ド20のワイヤ摺接面に細孔をあけて脱水圧力の検知装
置を構成する場合には、同細孔の孔径は1〜2mmが適
当であり、かつまた、ワイヤに対するこの脱水ブレード
20の設置又は加圧力が可変の脱水ブレード20にパー
ジライン31を接続する場合には、配管の一部分を可撓
性部分32として構成することが必要である。
【0062】かくして本実施の形態においても、前記実
施の第1形態と同様に脱水圧力を調整して要求される紙
の品質を容易に確保できる様に、同フォーミング部の最
適化調整を図ることが出来たものである。
【0063】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】以上、本出願の請求項1に記載の発明に
よれば、それぞれループをなす2つのワイヤ間に繊維質
懸濁液を供給し、各種脱水機器を設置して形成したフォ
ーミング部をワイヤと共に走行させ、同脱水機器の脱水
要素により前記繊維質懸濁液に脱水圧力を加えて脱水
し、繊維マットを成長させて紙匹を形成するツインワイ
ヤ式抄紙機において、前記フォーミング部の入口から出
口の間で前記脱水機器の1つに、前記繊維質懸濁液にか
かる脱水圧力を検知する装置を設置し、同装置で検知し
た圧力信号に基づき脱水要素の位置、同脱水要素が摺接
するワイヤへの押し付け力、同摺接するワイヤに対する
角度、同脱水要素の先端形状の選択等の調整により、前
記脱水圧力を調整する様にしてツインワイヤ式抄紙機を
構成しているので、前記脱水圧力を検知する装置で把握
した繊維質懸濁液にかかる脱水圧力に基づいて脱水機器
の脱水要素の位置、同脱水要素が摺接するワイヤへの押
し付け力、同摺接するワイヤに対する角度、同脱水要素
の先端形状の選択等の調整を行って前記脱水圧力を調整
し要求される紙の品質を迅速、容易に確保し、生産効率
の向上を達成した好適なツインワイヤ式抄紙機を得るこ
とが出来たものである。
【0065】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記フォーミング部
の入口にフォーミングロールを配置し、同フォーミング
ロールの表面に圧力センサーを埋め込んで前記脱水圧力
を検知する装置としてツインワイヤ式抄紙機を構成して
いるので、フォーミング部における脱水量を大きく支配
するフォーミングロール上において脱水圧力を検知する
ことにより脱水圧力の調整をより適切に行い、要求され
る紙の品質に的確に反映させ、生産性の向上に寄与する
好適なツインワイヤ式抄紙機を得ることが出来たもので
ある。
【0066】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記フォーミング部
で、一方のワイヤループ内にフォーミングシューを配置
し、他方のワイヤループ内にカウンターフォーミングシ
ューを配置して各ワイヤループを互いに相手のワイヤル
ープ側に押し込んで千鳥状に支持し、前記フォーミング
シュー又はカウンターフォーミングシューの何れか一方
の表面に細孔をあけ、同表面の圧力を検出する手段を設
けて前記脱水圧力を検知する装置としてツインワイヤ式
抄紙機を構成しているので、構造上脱水圧力変化が大き
いフォーミングシュー又はカウンターフォーミングシュ
ーの表面において脱水圧力を検知することにより、繊維
質懸濁液にかかる脱水圧力の調整を適切に行い、紙の品
質に的確に反映させ、生産性の向上に寄与する好適なツ
インワイヤ式抄紙機を得ることが出来たものである。
【0067】また、請求項4に記載の発明によれば、前
記請求項1に記載の発明において、前記フォーミング部
の入口にフォーミングロールを配置すると共に、同フォ
ーミングロールを巻いたワイヤに対向するワイヤのルー
プ内に前記フォーミングロールと対峙してフォーミング
ロールシューを配置し、同フォーミングロールシューの
表面に細孔をあけ、同表面の圧力を検出する手段を設け
て前記脱水圧力を検知する装置としてツインワイヤ式抄
紙機を構成しているので、フォーミング部の脱水量を大
きく支配するフォーミングロール上で、かつ、構造上脱
水圧力変化が大きく現れるフォーミングロールシューの
表面で脱水圧力を検知することにより、繊維質懸濁液に
かかる脱水圧力の調整をより適切に行い、要求される紙
の品質に的確に反映させ、生産性の向上に寄与する好適
なツインワイヤ式抄紙機を得ることが出来たものであ
る。
【0068】更にまた、請求項5に記載の発明によれ
ば、前記請求項2又は4に記載の発明において、前記脱
水圧力を検知する装置の信号と、前記フォーミングロー
ル回転信号を取り出して表示する表示器を設け、繊維質
懸濁液が脱水されて繊維マットを形成させる過程に発生
する脱水圧をフォーミングロール表面との位置関係を含
めて可視化してツインワイヤ式抄紙機を構成しているの
で、脱水圧力を検知する装置により検知した脱水圧力
を、前記フォーミングロール回転信号とともに表示器に
表示して可視化することにより、瞬時にヴィジュアル情
報として脱水圧力を把握でき、要求される紙の品質に的
確、適切に反映させ、生産性の向上に寄与する好適なツ
インワイヤ式抄紙機を得ることが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係るツインワイヤ式
抄紙機において、ツインワイヤロールフォーマのフォー
ミングロール部分を概略的に示す説明図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係るツインワイヤ式
抄紙機において、ツインワイヤ部フォーミング区間の脱
水要素を概略的に示す説明図である。
【図3】ツインワイヤロールフォーマのフォーミングロ
ール脱水区間に脱水圧力変化を与える脱水エレメントを
設けた場合の模式的な構成図である。
【図4】ツインワイヤロールフォーマの模式的な構成図
である。
【図5】シューブレード式ツインワイヤフォーマの模式
的な構成図である。
【図6】図4に示すツインワイヤロールフォーマに於け
る繊維質懸濁液挟み込み部の脱水圧力分布を示す説明図
である。
【図7】図5に示すシューブレード式ツインワイヤフォ
ーマに於ける懸濁液挟み込み部の脱水圧力分布を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 ヘッドボックス 2 繊維質懸濁液 3 フォーミングロール 4 ブレストロール 5 第1ワイヤ 6 第2ワイヤ 7 フォーミングロールシュー 8 フォーミングシュー 9 カウンタフォーミングシュー 10 サクションボックス 11 サクションクーチロール 12 圧力センサー 13 スリップリング 14 増巾器 15 PCカード 16 近接スイッチ 17 表示器 18 減速機 19 駆動用モータ 20、21 脱水ブレード 22 圧力センサー 23 絞り弁 24 清浄水供給源 25 フォーミングシュー 26 デフレクタ 27、29 サクションボックス 28 バキュームデフレクタ 30 ロードチューブ 31 パージライン 32 可撓性部分 33 駆動軸 34 キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 弘 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社紙・印刷機械事業部内 (72)発明者 藤原 治義 広島県三原市宮浦1丁目355番地の4 Fターム(参考) 4L055 CD08 CE56 CE60 FA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれループをなす2つのワイヤ間に
    繊維質懸濁液を供給し、各種脱水機器を設置して形成し
    たフォーミング部をワイヤと共に走行させ、同脱水機器
    の脱水要素により前記繊維質懸濁液に脱水圧力を加えて
    脱水し、繊維マットを成長させて紙匹を形成するツイン
    ワイヤ式抄紙機において、前記フォーミング部の入口か
    ら出口の間で前記脱水機器の1つに、前記繊維質懸濁液
    にかかる脱水圧力を検知する装置を設置し、同装置で検
    知した圧力信号に基づき脱水要素の位置、同脱水要素が
    摺接するワイヤへの押し付け力、同摺接するワイヤに対
    する角度、同脱水要素の先端形状の選択等の調整によ
    り、前記脱水圧力を調整する様に構成したことを特徴と
    するツインワイヤ式抄紙機。
  2. 【請求項2】 前記フォーミング部の入口にフォーミン
    グロールを配置し、同フォーミングロールの表面に圧力
    センサーを埋め込んで前記脱水圧力を検知する装置を構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のツインワイヤ
    式抄紙機。
  3. 【請求項3】 前記フォーミング部で、一方のワイヤル
    ープ内にフォーミングシューを配置し、他方のワイヤル
    ープ内にカウンターフォーミングシューを配置して各ワ
    イヤループを互いに相手のワイヤループ側に押し込んで
    千鳥状に支持し、前記フォーミングシュー又はカウンタ
    ーフォーミングシューの何れか一方の表面に細孔をあ
    け、同表面の圧力を検出する手段を設けて前記脱水圧力
    を検知する装置を構成したことを特徴とする請求項1に
    記載のツインワイヤ式抄紙機。
  4. 【請求項4】 前記フォーミング部の入口にフォーミン
    グロールを配置すると共に、同フォーミングロールを巻
    いたワイヤに対向するワイヤのループ内に前記フォーミ
    ングロールと対峙してフォーミングロールシューを配置
    し、同フォーミングロールシューの表面に細孔をあけ、
    同表面の圧力を検出する手段を設けて前記脱水圧力を検
    知する装置を構成したことを特徴とする請求項1に記載
    のツインワイヤ式抄紙機。
  5. 【請求項5】 前記脱水圧力を検知する装置の信号と、
    前記フォーミングロール回転信号を取り出して表示する
    表示器を設け、繊維質懸濁液が脱水されて繊維マットを
    形成させる過程に発生する脱水圧をフォーミングロール
    表面との位置関係を含めて可視化したことを特徴とする
    請求項2又は4に記載のツインワイヤ式抄紙機。
JP2001333096A 2001-10-30 2001-10-30 ツインワイヤ式抄紙機 Pending JP2003138494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001333096A JP2003138494A (ja) 2001-10-30 2001-10-30 ツインワイヤ式抄紙機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001333096A JP2003138494A (ja) 2001-10-30 2001-10-30 ツインワイヤ式抄紙機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003138494A true JP2003138494A (ja) 2003-05-14

Family

ID=19148420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001333096A Pending JP2003138494A (ja) 2001-10-30 2001-10-30 ツインワイヤ式抄紙機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003138494A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118079A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006118076A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006118077A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006118078A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006132012A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006132013A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118079A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006118076A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006118077A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006118078A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006132012A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備
JP2006132013A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Daio Paper Corp 塗工紙の製造方法及び製造設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0311507B1 (en) Process for continuous determination of paper strength
CA2564391C (en) Nip press sensing system including a sensor strip having sensor interface electronics associated therewith and methods of operating the same
EP0939843B1 (en) Method and apparatus for the detection of holes and plugged spots
US5104488A (en) System and process for continuous determination and control of paper strength
US20020179270A1 (en) Shoe press belt with system for detecting operational parameters
CN102144149B (zh) 用于在制浆工艺中控制浆渣处理的方法和设备
CA2570391A1 (en) A reeling method and system as well as an measuring apparatus
JP2009185442A (ja) ティッシュ材料のウェブの作製方法
FI121081B (fi) Menetelmä ja laitteisto paperikoneen tai paperirainan jälkikäsittelylaitteen yhteydessä
JP2003138494A (ja) ツインワイヤ式抄紙機
US4880499A (en) Method for measurement of the permeability to water
US6352615B1 (en) Method and equipment in a paper/board machine for regulation of the difference of draw
US6860030B1 (en) Control system for gap measuring
US20020117283A1 (en) Method to improve the formation of a paper or paperboard web by pre-pressing in a twin-wire former
US8323452B2 (en) Method for optimizing the energy balance in forming sections in machines for the production of fibrous webs, and forming section using control elements associated with dewatering units
US6929716B2 (en) Method for the manufacture or treatment of a material web
CA2318974C (en) Paper stock shear and formation control
US8070916B2 (en) Device for producing a web of tissue
EP1342843B1 (en) Method and system for controlling the web formation
JP2001115386A (ja) 抄紙に用いる脱水方法及びツインワイヤフォーマに備えられる脱水部材の制御装置
Linna et al. Variation of the web tension at the roll change in the printing press
JPH03152290A (ja) 製紙機械のプレスセクション及びプレスセクションのニップの振動低減方法
JP2008240161A (ja) 抄紙機フォーマの脱水方法及び装置
JPH06341090A (ja) ツインワイヤ装置
EP1353008A1 (en) Method and apparatus for measuring the hardness or compactness of a clothing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417