JP2003134101A - 暗号処理用の素子とその暗号処理に用いる情報とを有する復号装置の製造方法、復号装置が有する情報と素子とを供給する供給システム、および前記製造方法において製造される復号装置。 - Google Patents
暗号処理用の素子とその暗号処理に用いる情報とを有する復号装置の製造方法、復号装置が有する情報と素子とを供給する供給システム、および前記製造方法において製造される復号装置。Info
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- JP2003134101A JP2003134101A JP2002212912A JP2002212912A JP2003134101A JP 2003134101 A JP2003134101 A JP 2003134101A JP 2002212912 A JP2002212912 A JP 2002212912A JP 2002212912 A JP2002212912 A JP 2002212912A JP 2003134101 A JP2003134101 A JP 2003134101A
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Abstract
造する場合に、組立部において復号鍵のセキュリティを
管理する特殊な環境が必要である。本発明は、組立部に
おいて特殊な環境の不必要な製造方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 変換部3において、セキュリティが管理
された状態で、復号鍵を秘密に取得して、取得された前
記復号鍵に所定の暗号処理を施した暗号化復号鍵を含む
変換情報を生成して出力する。組立部4において、出力
された前記変換情報を前記復号装置に組み込まれるべき
不揮発性メモリに書き込み、前記暗号化復号鍵に前記所
定の暗号処理に対応する復号処理を施して前記復号鍵を
得る回路と当該復号鍵を用いて復号処理を施す回路とが
集積された1個の集積素子を含む前記復号装置を組み立
てる。
Description
持つAVディジタル機器などのように、暗号処理用の素
子とその暗号処理に用いる情報とを有する復号装置の製
造方法、復号装置が有する情報と素子とを供給する供給
システム、および前記製造方法において製造される復号
装置に関する。
のディジタル化が進み、映画や音楽などの有料コンテン
ツ配信サービスや、ディジタル放送の限定放送といった
各種サービスが実現されている。そういったサービスを
実現するためには、配信あるいは放送するAVコンテン
ツに対して暗号処理を施して不正な視聴を防止する必要
がある。例えば、AVコンテンツを記録媒体に記録させ
て配布する場合や、インターネットや放送網などによっ
てAVコンテンツを配信する場合には、記録あるいは配
信されるAVコンテンツは暗号化される。この暗号化さ
れたAVコンテンツは、視聴料を払った特定のユーザま
たは視聴者だけが復号化でき再生できる仕組みとなって
いる。
化されたコンテンツの復号化などを行うための暗号処理
回路と鍵情報とを備える必要がある。このような再生機
器の製造過程においては、通常のAVデコーダ機器の製
造工程に加えて、暗号処理回路の製造、及び暗号処理に
用いる鍵情報の書き込み、といった工程が必要である。
配布方式の構成を示す図である。有料コンテンツ記録媒
体15は、例えば光ディスクといった大容量のディジタ
ルコンテンツデータを記録できる記録媒体であり、暗号
化コンテンツ鍵データを記録する暗号化コンテンツ鍵デ
ータ記録領域17と暗号化コンテンツデータを記録する
暗号化コンテンツデータ記録領域18とを備える。暗号
化コンテンツ鍵データは、有料コンテンツを購入したユ
ーザが有する再生機器に固有の機器固有秘密情報を用い
て、コンテンツ鍵を暗号化することで得られ、暗号化コ
ンテンツデータは、コンテンツ鍵データを用いてコンテ
ンツデータを暗号化することで得られる。また、有料コ
ンテンツ再生機器16は、有料コンテンツ記録媒体15
に記録されている有料コンテンツデータを再生するため
の再生機器であり、暗号処理に必要な機器固有秘密情報
を記録する不揮発性メモリ19と、有料コンテンツデー
タを復号化するための暗号処理を行う暗号処理用LSI
20とを備える。ここで、機器固有秘密情報とは、機器
ごとに固有な秘密情報として与えられるものである。有
料コンテンツ再生機器16が、有料コンテンツ記録媒体
15に記録されている有料コンテンツデータを再生する
際の処理は以下の通りである。
ンテンツ鍵データ記録領域17から暗号化コンテンツ鍵
データ、そして暗号化コンテンツデータ記録領域18か
ら暗号化コンテンツデータを読み出す。さらに暗号処理
用LSI20が、不揮発性メモリ19に記録された機器
固有秘密情報を用いて、一連の復号処理を行って暗号化
コンテンツデータを復号化する。
暗号化コンテンツを復号化するには、コンテンツ鍵デー
タが必要である。そのコンテンツ鍵データを復号化する
には機器固有秘密情報が必要がある。したがって有料コ
ンテンツを購入したユーザが所有する有料コンテンツ再
生機器16だけが有料コンテンツを再生することがで
き、他のユーザの不正な再生が防止される。
有料コンテンツ配信方式の構成を示す図である。図7の
例で有料コンテンツ記録媒体15から読み出していた暗
号化コンテンツ鍵データ及び暗号化コンテンツデータ
は、図8の例では有料コンテンツ配信局21の有料コン
テンツ配信手段23から通信路を介して有料コンテンツ
再生機器22に伝送される。有料コンテンツ配信局21
は、インターネットを利用した有料コンテンツ配信の場
合には、コンテンツプロバイダであり、放送網を利用し
た配信の場合には、放送局である。また、図8の場合の
有料コンテンツ再生機器22は、有料コンテンツを購入
したユーザが受信した有料コンテンツを再生するための
PCあるいはディジタルセットトップボックスなどのこ
とである。暗号化コンテンツ鍵データ及び暗号化コンテ
ンツデータを受信した後の処理は、図7の例における有
料コンテンツ再生機器16の処理と同様である。
に含まれる暗号処理用LSI25の内部構成を示す図で
ある。暗号処理用LSI25はコンテンツ鍵復号回路2
51とコンテンツ復号回路252とを含む。図9を用い
て、暗号処理用LSI25の処理について説明する。ま
ず、暗号化コンテンツ鍵復号回路251は、不揮発性メ
モリ24から読み出した機器固有秘密情報を用いて、外
部から入力される暗号化コンテンツ鍵データに対して所
定の復号処理を行い、コンテンツ鍵を得る。そして、コ
ンテンツ復号回路252は、そのコンテンツ鍵を用いて
外部から入力される暗号化コンテンツデータを復号化す
る。
Iとを備える有料コンテンツ再生機器の製造方法に関す
る従来の構成を示す図である。秘密情報発行部26は、
有料コンテンツ再生機器に実装するための暗号技術の使
用を機器製造部27に許可するライセンス機関により運
営されている。秘密情報発行部26により発行された機
器固有秘密情報は、秘密に、機器の製造を許可された機
器製造部27に送付される。図10の機器製造部27
は、組立部271とLSI製造部272とを備える。組
立部271は、送付された機器固有秘密情報を、不揮発
性メモリ24に書き込む。この不揮発性メモリ24は、
LSI製造部272で製造された暗号処理用LSI25
などと共に組立てられて、有料コンテンツ再生機器が製
造される。なお、有料コンテンツ再生機器には、上記の
他にAVコンテンツデータの復号などに必要な回路が組
み込まれているが、それらは本発明とは直接関係がない
のでここでは割愛している。
止するため、発行されてから完成品として組み立てられ
るまで機密性が保持されなければならない。したがって
組立部271において、施錠可能なドアと仕切りによっ
て区切られた作業スペースを確保し、その中での作業者
をごく限られた者だけに限定する等の措置が行われる。
うな措置は上記の特殊な環境を構築するための費用がか
かり、また作業者も限定されるので生産性が低下すると
いう問題がある。さらに、一般に組立部は、機種ごとに
異なる工場に置かれることが多い。そのため、上記の特
殊な環境の構築はそれぞれの工場で必要となり、構築費
用はますます増大してしまうという問題がある。
生産性の低下を防ぎ、機器固有秘密情報を有する有料コ
ンテンツ再生機器を製造する製造方法、有料コンテンツ
再生機器に機器固有秘密情報とLSIとを供給する供給
システムおよび前記製造方法において製造される有料コ
ンテンツ再生機器を提供することを目的とする。
方法は、復号鍵を用いて復号処理を施す復号装置の製造
方法であって、セキュリティが管理された状態において
前記復号鍵を秘密に取得する取得ステップと、前記セキ
ュリティが管理された状態において、取得された前記復
号鍵に所定の暗号処理を施した暗号化復号鍵を含む変換
情報を生成して出力する変換情報出力ステップと、出力
された前記変換情報を、前記復号装置に組み込まれるべ
き不揮発性メモリに書き込む書き込みステップと、前記
暗号化復号鍵に、前記所定の暗号処理に対応する復号処
理を施して前記復号鍵を得る回路と当該復号鍵を用いて
復号処理を施す回路とが集積された1個の集積素子を含
む前記復号装置を組み立てる組み立てステップとを含む
ことを特徴とする。
せず、一旦暗号処理を施した暗号化復号鍵が、書き込み
ステップと組み立てステップとにおいて使用されてい
る。それゆえこれらのステップは、セキュリティの管理
された場所において実施する必要がない。また、素子内
部にて復号処理を施された復号鍵は、素子の外部に出力
されることがないので機密性は保持される。
ステップとを含む復号装置の組立部において、復号鍵の
機密性を保持するための特殊な環境を構築するための費
用の増大と、作業者が限定されることによる生産性の低
下とを防ぐ製造方法を提供することができる。また、上
記目的を達成する供給システムは、復号装置に書き込ま
れる情報を供給する情報供給装置と、当該復号装置に組
み込まれる集積素子を供給する集積素子供給装置とから
なる供給システムであって、前記情報供給装置は、セキ
ュリティの管理された状態で設けられ、前記復号装置に
おいて復号処理に用いられる復号鍵を秘密に取得する取
得手段と、前記取得手段により取得された前記復号鍵に
所定の暗号処理を施した暗号化復号鍵を含む変換情報を
生成して、当該変換情報を前記復号装置を組み立てる組
立部に出力する変換情報出力手段とを備え、前記集積素
子供給装置は、前記暗号化復号鍵に前記所定の暗号処理
に対応する復号処理を施して前記復号鍵を得る回路と、
当該復号鍵を用いて復号処理を施す回路とが集積された
1個の集積素子を製造する製造手段と、前記製造手段に
より製造された集積素子を前記組立部に供給する集積素
子供給手段とを備えることを特徴とする。
ュリティの管理された場所に設けられ、復号鍵に一旦暗
号処理を施して暗号化復号鍵を生成する。その暗号鍵復
号鍵は変換情報に含められて組立部に供給される。した
がって、復号装置の組立部において、復号鍵の機密性を
保持するための特殊な環境を構築するための費用の増大
と、作業者が限定されることによる生産性の低下とを防
ぐ供給システムを提供することができる。
号鍵を用いて復号処理を施す復号装置であって、前記復
号鍵に、所定の暗号処理を施した暗号化復号鍵を含む変
換情報が書き込まれている不揮発性メモリと、前記暗号
化復号鍵に、前記所定の暗号処理に対応する復号処理を
施して前記復号鍵を得る回路と当該復号鍵を用いて復号
処理を施す回路とを含む1個の集積素子とを備えること
を特徴とする。
ず、一旦暗号処理を施した暗号化復号鍵を扱うことで、
装置の組み立て時に、セキュリティの管理された場所に
おいて実施する必要がない。また、素子内部にて復号処
理を施された復号鍵は、素子の外部に出力されることが
ないので機密性は保持される。したがって、復号装置の
組立部において、復号鍵の機密性を保持するための特殊
な環境を構築するための費用の増大と、作業者が限定さ
れることによる生産性の低下とを防ぐことができる。
おける機器固有秘密情報を有する有料コンテンツ再生機
器の製造方法に関する実施の形態1の構成を示す図であ
る。秘密情報発行部1は、機器製造の許可を受けた機器
製造部2に機器固有秘密情報を発行して送付する。
る有料コンテンツ再生機器を製造し、変換部3、組立部
4およびLSI製造部5を備える。変換部3は、セキュ
リティの管理された場所で、機器固有秘密情報に対して
所定の暗号処理を施して暗号化固有情報を生成する。生
成された暗号化固有情報は組立部4に送付される。
は、施錠可能なドアと仕切りによって区切られた作業ス
ペースのような、機密性の保持された場所を指す。ま
た、所定の暗号処理としては、DES(Data En
cryption Standard)暗号の64ビッ
ト(パリティビット8ビットを含む)の秘密鍵を用いた
暗号処理を用いる。なお、DESについては、例えば、
岡本栄司著「暗号理論入門」(共立出版)に詳しく書か
れている。
不揮発性メモリに書き込み、LSI製造部5で製造され
た暗号処理用LSIなどを組み立てて、有料コンテンツ
再生機器を製造する。図2は有料コンテンツを再生する
場合の不揮発性メモリと暗号処理用LSIとの構成を示
す図である。
号化固有情報が書き込まれ、暗号処理用LSI7と接続
されて有料コンテンツ再生機器に組み込まれる。暗号処
理用LSI7は、LSI製造部5において製造されたも
ので、秘密情報復号回路71、コンテンツ鍵復号回路7
2およびコンテンツ復号回路73を有し、機器固有秘密
情報を復号鍵として送付される暗号化コンテンツ鍵デー
タを復号化し、さらに当該コンテンツ鍵を用いて、暗号
化コンテンツデータを復号化する。
て機器固有秘密情報に施した所定の暗号処理に対応する
復号処理を行う回路である。これによって、暗号化固有
情報は機器固有秘密情報に復号化される。具体的には、
64ビット(パリティ8ビットを含む)の秘密鍵を用い
たDES暗号の復号処理を用い、秘密鍵は変換部3で用
いられている暗号処理と同じものを用いる。
号回路71で復号化されて得た機器固有秘密情報を用い
て、外部から入力される暗号化コンテンツ鍵データに対
する復号処理を行う。コンテンツ復号回路73は、コン
テンツ鍵復号回路72で復号化されたコンテンツ鍵を用
いて、外部から入力される暗号化コンテンツデータを復
号化してコンテンツデータを得る。
有する有料コンテンツ再生機器の製造工程の手順を示す
図である。次に実施の形態1における有料コンテンツ再
生機器の製造工程の手順を図3を用いて説明する。秘密
情報発行部1が、機器製造の許可を受けた機器製造部2
に機器固有秘密情報を発行して送付する(ステップ:S
11)。
所で、送付された機器固有秘密情報を秘密に取得し(ス
テップ:S12)、機器固有秘密情報に対して所定の暗
号処理を施して暗号化固有情報を生成する(ステップ:
S13)。生成された暗号化固有情報は組立部4に送付
される。組立部4が、送付された暗号化固有情報を不揮
発性メモリに書き込み(ステップ:S14)、LSI製
造部5で製造された暗号処理用LSIなどを組み立てて
(ステップ:S15)、有料コンテンツ再生機器を製造
する。
された暗号化固有情報は、秘密情報復号回路71におい
て元の機器固有秘密情報に復号化され、コンテンツ鍵復
号回路72に入力される。したがって、暗号化コンテン
ツ鍵データの復号処理は、秘密情報発行部1で発行され
た機器固有秘密情報と同じものを用いて行われるので、
以降のコンテンツ復号処理は正しく行われる。
報の状態で組立部4に送付される。暗号化固有情報は、
所定の暗号処理により変換された後のデータであるか
ら、機器固有秘密情報のように機密性を保持する必要は
ない。したがって、組立部4において、不揮発性メモリ
に書き込み、及び組み立て作業の際に機密性を保持する
ための特殊な環境を構築する必要がない。即ち、組立部
4における特殊な環境の構築費用の増大や生産性の低下
は生じない。
器固有秘密情報を有する有料コンテンツ再生機器の製造
方法に関する実施の形態2の構成を示す図である。実施
の形態2では、変換部10において所定の暗号処理が複
数種類の暗号処理から選択されたものであることが特徴
となっており、その他については実施の形態1と同様で
あるので説明を省略する。
固有秘密情報を送付する。機器製造部9は、変換部1
0、組立部11およびLSI製造部12を備える。変換
部10は、セキュリティの管理された場所において、機
器固有秘密情報に複数種類の暗号処理のいずれかの暗号
処理を施して暗号化固有情報を生成する。変換部10
は、さらに、いずれの変換を選んだかを示すパラメータ
情報と暗号化固有情報とを組立部11に送付する。具体
的には、複数種類の暗号処理は、生成された64ビット
の秘密鍵を16種類選んだDES暗号の暗号処理とし、
それぞれの秘密鍵に1から16までの番号を割り当て、
この番号をパラメータ情報とする。
暗号化固有情報とパラメータ情報とを不揮発性メモリに
書き込み、LSI製造部12で製造された暗号処理用L
SIなどを組み立てて、有料コンテンツ再生機器を製造
する。図5は有料コンテンツを再生する場合の不揮発性
メモリと暗号処理用LSIとの構成を示す図である。
パラメータ情報とが書き込まれ、暗号処理用LSI14
と接続されて有料コンテンツ再生機器に組み込まれる。
暗号処理用LSI14は、LSI製造部12において製
造されたもので、パラメータ記憶手段141、秘密情報
復号回路142、コンテンツ鍵復号回路143及びコン
テンツ復号回路144を有する。
が有する複数種類の暗号処理のそれぞれに対応したパラ
メータ情報を記憶している。具体的には、先ほど述べた
16種類の秘密鍵を用いたDES暗号の復号処理と1か
ら16の番号とを対応させた形で記録している。秘密情
報復号回路142は、不揮発性メモリ13から暗号化固
有情報とパラメータ情報とを読み取り、パラメータ情報
を元に選んだ復号処理を暗号化固有情報に施すことによ
って、機器固有秘密情報を得る。
有する有料コンテンツ再生機器の製造工程の手順を示す
図である。次に実施の形態2における有料コンテンツ再
生機器の製造工程の手順を図6を用いて説明する。秘密
情報発行部8が、機器製造の許可を受けた機器製造部9
に機器固有秘密情報を発行して送付する(ステップ:S
21)。
場所で、送付された機器固有秘密情報を秘密に取得する
(ステップ:S22)。さらに変換部10が、複数種類
の暗号処理の中からいずれかを選択し(ステップ:S2
3)、機器固有秘密情報に対して選択された暗号処理を
施して暗号化固有情報を生成する(ステップ:S2
4)。その後、選択された所定の暗号処理を示すパラメ
ータ情報と生成された暗号化固有情報とが、組立部11
に送付される。
と暗号化固有情報とを不揮発性メモリ13に書き込み
(ステップ:S25)、LSI製造部12で製造された
暗号処理用LSIなどを組み立てて(ステップ:S2
6)、有料コンテンツ再生機器を製造する。実施の形態
2においても、実施の形態1と同様、機密性を保持する
必要のある機器固有秘密情報は、暗号化固有情報に変換
されて組立部11に送付されるので、組立部11におい
て機密性を保持するための特殊な環境の必要がない。し
たがって、特殊な環境を構築する費用の増大や生産性の
低下は生じない。また、機器固有秘密情報の暗号処理が
固定的でなく、同じ機器固有秘密情報であっても選択す
る暗号処理を変えることで暗号化固有情報を異ならせる
ことができるので、実施の形態1よりも機器固有秘密情
報の機密性が向上している。
おいて用いる所定の暗号処理は、64ビットの秘密鍵を
用いたDES暗号処理を用い、その暗号処理に対応する
復号処理は、同じ固定鍵を用いたDES復号処理を用い
ているが、これは暗号処理と復号処理との関係にある変
換であれば何でもよい。同様に、実施の形態2におい
て、変換部10において用いる複数種類の所定の暗号処
理は、16種類の64ビットの秘密鍵を用いたDES暗
号処理を用いているが、これも暗号処理と復号処理との
関係にある変換であれば何でもよい。また、暗号処理の
個数は16個に限定されないことはいうまでもない。
0において用いる複数種類の暗号処理は、16種類の秘
密鍵を用いたDES暗号変換を用いているが、この16
種類の秘密鍵は、予め決めた固定の値とする必要はな
く、例えば、LSIのロットが変わる毎に異なる鍵を用
いてもよい。また、実施の形態1および実施の形態2に
おいて、機器製造部にある組立部は、1つだけの構成と
なっているが、これは複数あってもよい。さらに、変換
部やLSI製造部も1つだけである必要はなく、これら
も複数あってもよい。
おいて、機器製造部に変換部、組立部およびLSI製造
部がある構成になっているが、この構成に限られるもの
ではない。例えば、機器の組み立てを行う組立会社とL
SI製造を行うLSI製造会社との2つの会社に分かれ
ている場合には、LSI製造会社に変換部とLSI製造
部とがあり、LSI製造会社は暗号化固有情報と暗号処
理用LSIとを組立会社に送付し、組立会社において、
暗号化固有情報を不揮発性メモリに書き込み、暗号処理
用LSIなどと組み立てるという構成でもよい。
れる暗号化固有情報は機密性を保持する必要がないの
で、組立会社では、機密性を保持する特殊な環境を構築
せずに組立が行える。また、このときLSI製造会社や
組立会社は複数あってもよい。なお、実施の形態1およ
び実施の形態2において、不揮発性メモリは、いわゆる
ROMだけのことを指すのではなく、ハードロジック、
印刷パターン、ヒューズなどの様にデータを蓄える場合
に揮発性のものではないことを指す。
て復号処理を施す復号装置の製造方法であって、セキュ
リティが管理された状態において、前記復号鍵を秘密に
取得する取得ステップと、前記セキュリティが管理され
た状態において、取得された前記復号鍵に所定の暗号処
理を施した暗号化復号鍵を含む変換情報を生成して出力
する変換情報出力ステップと、出力された前記変換情報
を、前記復号装置に組み込まれるべき不揮発性メモリに
書き込む書き込みステップと、前記暗号化復号鍵に、前
記所定の暗号処理に対応する復号処理を施して前記復号
鍵を得る回路と当該復号鍵を用いて復号処理を施す回路
とが集積された1個の集積素子を含む前記復号装置を組
み立てる組み立てステップとを含むことを特徴とする。
せず、一旦暗号処理を施した暗号化復号鍵が、書き込み
ステップと組み立てステップとにおいて使用されてい
る。それゆえこれらのステップは、セキュリティの管理
された場所において実施する必要がない。また、素子内
部にて復号処理を施された復号鍵は、素子の外部に出力
されることがないので機密性は保持される。
ステップとを含む復号装置の組立部において、復号鍵の
機密性を保持するための特殊な環境を構築するための費
用の増大と、作業者が限定されることによる生産性の低
下とを防ぐ製造方法を提供することができる。また、前
記書き込みステップは、前記セキュリティが管理された
状態よりもセキュリティレベルの低い状態で実施されて
もよい。
なところとを差別化することで、復号装置の組立部にお
いて、復号鍵の機密性を保持するための特殊な環境を構
築するための費用の増大と、作業者が限定されることに
よる生産性の低下とがない製造方法を実現することがで
きる。また、前記所定の暗号処理は、秘密鍵を用いた秘
密鍵暗号方式であり、前記変換情報出力ステップは、所
定の固定値の秘密鍵を用いて前記復号鍵に暗号処理を施
すこととしてもよい。
とにより、公開鍵暗号方式に比べて暗号化および復号化
にかかる処理の単純化を図ることができる。また、前記
変換情報出力ステップは、複数種類の暗号処理から1個
を選択して、前記所定の暗号処理とする選択サブステッ
プと、前記選択サブステップにより選択された前記所定
の暗号処理を示す選択情報を生成する選択情報生成サブ
ステップと、前記復号鍵に前記所定の暗号処理を施して
暗号化復号鍵を生成する暗号処理サブステップと、前記
暗号化復号鍵と前記選択情報とを含む変換情報を生成す
る変換情報生成サブステップとを含み、前記集積素子
は、さらに、前記選択情報に基づいて、選択された前記
所定の暗号処理を特定する特定回路を含むこととしても
よい。
のいずれか1個の暗号処理を施される。したがって、暗
号処理が1種類だけの場合に比べて復号鍵の機密性を高
めることができる。また、選択情報を変換情報に含めて
不揮発性メモリに書き込むことで、素子は、復号鍵が複
数種類の暗号処理のいずれを用いて変換されたかを特定
することができる。
いた秘密鍵暗号方式であり、前記選択サブステップは、
複数の秘密鍵から1個の秘密鍵を選択し、前記選択情報
生成サブステップは、選択された前記秘密鍵を示す選択
情報を生成し、前記暗号処理サブステップは、選択され
た前記秘密鍵を用いて、前記復号鍵に暗号処理を施して
暗号化復号鍵を生成し、前記変換情報生成サブステップ
は、前記暗号化復号鍵と前記選択情報とを含む変換情報
を生成し、前記特定回路は、前記選択情報に基づいて、
選択された前記秘密鍵を特定することとしてもよい。
とにより、公開鍵暗号方式に比べて暗号化および復号化
にかかる処理の単純化を図ることができる。また、選択
情報を変換情報に含めて不揮発性メモリに書き込むこと
で、素子は、復号鍵が複数種類の暗号処理のいずれを用
いて変換されたかを特定することができる。
に、前記複数の秘密鍵を生成する鍵生成サブステップを
含み、前記選択サブステップは、当該鍵生成サブステッ
プにより生成された前記複数の秘密鍵から1個の前記秘
密鍵を選択することとしてもよい。これによって複数の
秘密鍵を生成することができる。また、秘密鍵を変更す
ることができるので、機密性が向上する。
固有の復号鍵を取得することとしてもよい。このよう
に、復号鍵は復号装置毎に個々に割り当てられ、復号装
置と復号鍵とを1対1で対応させることができる。ま
た、本発明に係る供給システムは、復号装置に書き込ま
れる情報を供給する情報供給装置と、当該復号装置に組
み込まれる集積素子を供給する集積素子供給装置とから
なる供給システムであって、前記情報供給装置は、セキ
ュリティの管理された状態で設けられ、前記復号装置に
おいて復号処理に用いられる復号鍵を秘密に取得する取
得手段と、前記取得手段により取得された前記復号鍵に
所定の暗号処理を施した暗号化復号鍵を含む変換情報を
生成して、当該変換情報を前記復号装置を組み立てる組
立部に出力する変換情報出力手段とを備え、前記集積素
子供給装置は、前記暗号化復号鍵に、前記所定の暗号処
理に対応する復号処理を施して前記復号鍵を得る回路
と、当該復号鍵を用いて復号処理を施す回路とが集積さ
れた1個の集積素子を製造する製造手段と、前記製造手
段により製造された集積素子を前記組立部に供給する集
積素子供給手段とを備えることを特徴とする。
ュリティの管理された場所に設けられ、復号鍵に一旦暗
号処理を施して暗号化復号鍵を生成する。その暗号鍵復
号鍵は変換情報に含められて組立部に供給される。した
がって、復号装置の組立部において、復号鍵の機密性を
保持するための特殊な環境を構築するための費用の増大
と、作業者が限定されることによる生産性の低下とを防
ぐ供給システムを提供することができる。
いた秘密鍵暗号方式であり、前記変換情報出力手段は、
所定の固定値の秘密鍵を用いて前記復号鍵に暗号処理を
施すこととしてもよい。このように、秘密鍵暗号方式を
採用することにより、公開鍵暗号方式に比べて暗号化お
よび復号化にかかる処理の単純化を図ることができる。
また、前記変換情報出力手段は、複数種類の暗号処理か
ら1個を選択して、前記所定の暗号処理とする選択手段
と、前記選択手段により選択された前記所定の暗号処理
を示す選択情報を生成する選択情報生成手段と、前記復
号鍵に前記所定の暗号処理を施して暗号化復号鍵を生成
する暗号処理手段と、前記暗号化復号鍵と前記選択手段
とを含む変換情報を生成する変換情報生成手段とを含
み、前記集積素子は、さらに、前記選択情報に基づい
て、選択された前記所定の暗号処理を特定する特定回路
を含むこととしてもよい。
のいずれか1個の暗号処理を施される。したがって、暗
号処理が1種類だけの場合に比べて復号鍵の機密性を高
めることができる。また、選択情報を変換情報に含めて
不揮発性メモリに書き込むことで、素子は、復号鍵が複
数種類の暗号処理のいずれを用いて変換されたかを特定
することができる。
いた秘密鍵暗号方式であり、前記選択手段は、複数の秘
密鍵から1個の秘密鍵を選択し、前記選択情報生成手段
は、選択された前記秘密鍵を示す選択情報を生成し、前
記暗号処理手段は、選択された前記秘密鍵を用いて、前
記復号鍵に暗号処理を施して暗号化復号鍵を生成し、前
記変換情報生成手段は、前記暗号化復号鍵と前記選択手
段とを含む変換情報を生成し、前記特定回路は、前記選
択情報に基づいて、選択された前記秘密鍵を特定するこ
ととしてもよい。
とにより、公開鍵暗号方式に比べて暗号化および復号化
にかかる処理の単純化を図ることができる。また、選択
情報を変換情報に含めて不揮発性メモリに書き込むこと
で、素子は、復号鍵が複数種類の暗号処理のいずれを用
いて変換されたかを特定することができる。
前記複数の秘密鍵を生成する鍵生成手段を含み、前記選
択手段は、当該鍵生成手段により生成された前記複数の
秘密鍵から1個の前記秘密鍵を選択することとしてもよ
い。これによって複数の秘密鍵を生成することができ
る。また、秘密鍵を変更することができるので、機密性
が向上する。
の復号鍵を取得することとしてもよい。このように、復
号鍵は復号装置毎に個々に割り当てられ、復号装置と復
号鍵とを1対1で対応させることができる。また、本発
明に係る復号装置は、復号鍵を用いて復号処理を施す復
号装置であって、前記復号鍵に、所定の暗号処理を施し
た暗号化復号鍵を含む変換情報が書き込まれている不揮
発性メモリと、前記暗号化復号鍵に、前記所定の暗号処
理に対応する復号処理を施して前記復号鍵を得る回路と
当該復号鍵を用いて復号処理を施す回路とを含む1個の
集積素子とを備えることを特徴とする。
ず、一旦暗号処理を施した暗号化復号鍵を扱うことで、
装置の組み立て時に、セキュリティの管理された場所に
おいて実施する必要がない。また、素子内部にて復号処
理を施された復号鍵は、素子の外部に出力されることが
ないので機密性は保持される。したがって、復号装置の
組立部において、復号鍵の機密性を保持するための特殊
な環境を構築するための費用の増大と、作業者が限定さ
れることによる生産性の低下とを防ぐことができる。
いた秘密鍵暗号方式であり、前記不揮発性メモリは、所
定の固定値の秘密鍵を用いて、前記復号鍵に秘密鍵暗号
方式の暗号処理を施した暗号化復号鍵を含む変換情報が
書き込まれており、前記集積素子は、前記暗号化復号鍵
に、前記秘密鍵を用いて復号処理を施して前記復号鍵を
得る回路と当該復号鍵を用いて復号処理を施す回路とを
含むこととしてもよい。
とにより、公開鍵暗号方式に比べて暗号化および復号化
にかかる処理の単純化を図ることができる。また、前記
不揮発性メモリは、複数種類の暗号処理から1個を選択
して前記所定の暗号処理とし、選択された前記所定の暗
号処理を示す選択情報と前記暗号化復号鍵とを含む変換
情報が書き込まれており、前記集積素子は、さらに、前
記選択情報に基づいて、選択された前記所定の暗号処理
を特定する特定回路を含むこととしてもよい。
のいずれか1個の暗号処理を施される。したがって、暗
号処理が1種類だけの場合に比べて復号鍵の機密性を高
めることができる。また、選択情報を変換情報に含めて
不揮発性メモリに書き込むことで、素子は、復号鍵が複
数種類の暗号処理のいずれを用いて変換されたかを特定
することができる。
いた秘密鍵暗号方式であり、前記不揮発性メモリは、複
数の秘密鍵から1個の秘密鍵を選択し、選択された前記
秘密鍵を示す選択情報と、前記秘密鍵を用いて秘密鍵暗
号方式の暗号処理を施した暗号化復号鍵とを含む変換情
報が書き込まれており、前記集積素子は、前記選択情報
に基づいて、選択された前記秘密鍵を特定する前記特定
回路を含むこととしてもよい。
とにより、公開鍵暗号方式に比べて暗号化および復号化
にかかる処理の単純化を図ることができる。また、選択
情報を変換情報に含めて不揮発性メモリに書き込むこと
で、素子は、復号鍵が複数種類の暗号処理のいずれを用
いて変換されたかを特定することができる。
に固有の復号鍵に、所定の暗号処理を施した暗号化復号
鍵を含む変換情報が書き込まれていることとしてもよ
い。このように、復号鍵は復号装置毎に個々に割り当て
られ、復号装置と復号鍵とを1対1で対応させることが
できる。
コンテンツ再生機器の製造方法に関する実施の形態1の
構成を示す図である。
リと暗号処理用LSIとの構成を示す図である。
コンテンツ再生機器の製造工程の手順を示す図である。
コンテンツ再生機器の製造方法に関する実施の形態2の
構成を示す図である。
リと暗号処理用LSIとの構成を示す図である。
コンテンツ再生機器の製造工程の手順を示す図である。
構成を示す図である。
ンツ配信方式の構成を示す図である。
る。
る有料コンテンツ再生機器の製造方法に関する従来の構
成を示す図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 復号鍵を用いて復号処理を施す復号装置
の製造方法であって、 セキュリティが管理された状態において、前記復号鍵を
秘密に取得する取得ステップと、 前記セキュリティが管理された状態において、取得され
た前記復号鍵に所定の暗号処理を施した暗号化復号鍵を
含む変換情報を生成して出力する変換情報出力ステップ
と、 出力された前記変換情報を、前記復号装置に組み込まれ
るべき不揮発性メモリに書き込む書き込みステップと、
前記暗号化復号鍵に、前記所定の暗号処理に対応する復
号処理を施して前記復号鍵を得る回路と当該復号鍵を用
いて復号処理を施す回路とが集積された1個の集積素子
を含む前記復号装置を組み立てる組み立てステップとを
含むことを特徴とする製造方法。 - 【請求項2】 前記書き込みステップは、 前記セキュリティが管理された状態よりもセキュリティ
レベルの低い状態で実施されることを特徴とする請求項
1に記載の製造方法。 - 【請求項3】 前記所定の暗号処理は、秘密鍵を用いた
秘密鍵暗号方式であり、 前記変換情報出力ステップは、 所定の固定値の秘密鍵を用いて前記復号鍵に暗号処理を
施すことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記変換情報出力ステップは、 複数種類の暗号処理から1個を選択して、前記所定の暗
号処理とする選択サブステップと、前記選択サブステッ
プにより選択された前記所定の暗号処理を示す選択情報
を生成する選択情報生成サブステップと、 前記復号鍵に前記所定の暗号処理を施して暗号化復号鍵
を生成する暗号処理サブステップと、前記暗号化復号鍵
と前記選択情報とを含む変換情報を生成する変換情報生
成サブステップとを含み、 前記集積素子は、さらに、前記選択情報に基づいて、選
択された前記所定の暗号処理を特定する特定回路を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項5】 前記所定の暗号処理は、秘密鍵を用いた
秘密鍵暗号方式であり、 前記選択サブステップは、 複数の秘密鍵から1個の秘密鍵を選択し、 前記選択情報生成サブステップは、 選択された前記秘密鍵を示す選択情報を生成し、 前記暗号処理サブステップは、 選択された前記秘密鍵を用いて、前記復号鍵に暗号処理
を施して暗号化復号鍵を生成し、 前記変換情報生成サブステップは、 前記暗号化復号鍵と前記選択情報とを含む変換情報を生
成し、 前記特定回路は、前記選択情報に基づいて、選択された
前記秘密鍵を特定することを特徴とする請求項4に記載
の製造方法。 - 【請求項6】 前記変換情報出力ステップは、さらに、
前記複数の秘密鍵を生成する鍵生成サブステップを含
み、 前記選択サブステップは、 当該鍵生成サブステップにより生成された前記複数の秘
密鍵から1個の前記秘密鍵を選択することを特徴とする
請求項5に記載の製造方法。 - 【請求項7】 前記取得ステップは、 復号装置毎に固有の復号鍵を取得することを特徴とする
請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項8】 復号装置に書き込まれる情報を供給する
情報供給装置と、当該復号装置に組み込まれる集積素子
を供給する集積素子供給装置とからなる供給システムで
あって、 前記情報供給装置は、セキュリティの管理された状態で
設けられ、 前記復号装置において復号処理に用いられる復号鍵を秘
密に取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記復号鍵に所定の暗号
処理を施した暗号化復号鍵を含む変換情報を生成して、
当該変換情報を前記復号装置を組み立てる組立部に出力
する変換情報出力手段とを備え、 前記集積素子供給装置は、前記暗号化復号鍵に、前記所
定の暗号処理に対応する復号処理を施して前記復号鍵を
得る回路と、当該復号鍵を用いて復号処理を施す回路と
が集積された1個の集積素子を製造する製造手段と、前
記製造手段により製造された集積素子を前記組立部に供
給する集積素子供給手段とを備えることを特徴とする供
給システム。 - 【請求項9】 前記所定の暗号処理は、秘密鍵を用いた
秘密鍵暗号方式であり、 前記変換情報出力手段は、 所定の固定値の秘密鍵を用いて前記復号鍵に暗号処理を
施すことを特徴とする請求項8に記載の供給システム。 - 【請求項10】 前記変換情報出力手段は、 複数種類の暗号処理から1個を選択して、前記所定の暗
号処理とする選択手段と、 前記選択手段により選択された前記所定の暗号処理を示
す選択情報を生成する選択情報生成手段と、 前記復号鍵に前記所定の暗号処理を施して暗号化復号鍵
を生成する暗号処理手段と、 前記暗号化復号鍵と前記選択手段とを含む変換情報を生
成する変換情報生成手段とを含み、 前記集積素子は、さらに、前記選択情報に基づいて、選
択された前記所定の暗号処理を特定する特定回路を含む
ことを特徴とする請求項8に記載の供給システム。 - 【請求項11】 前記所定の暗号処理は、秘密鍵を用い
た秘密鍵暗号方式であり、 前記選択手段は、 複数の秘密鍵から1個の秘密鍵を選択し、 前記選択情報生成手段は、 選択された前記秘密鍵を示す選択情報を生成し、 前記暗号処理手段は、 選択された前記秘密鍵を用いて、前記復号鍵に暗号処理
を施して暗号化復号鍵を生成し、 前記変換情報生成手段は、 前記暗号化復号鍵と前記選択手段とを含む変換情報を生
成し、 前記特定回路は、前記選択情報に基づいて、選択された
前記秘密鍵を特定することを特徴とする請求項10に記
載の供給システム。 - 【請求項12】 前記変換情報出力手段は、さらに、 前記複数の秘密鍵を生成する鍵生成手段を含み、 前記選択手段は、 当該鍵生成手段により生成された前記複数の秘密鍵から
1個の前記秘密鍵を選択することを特徴とする請求項1
1に記載の供給システム。 - 【請求項13】 前記取得手段は、 復号装置毎に固有の復号鍵を取得することを特徴とする
請求項8に記載の供給システム。 - 【請求項14】 復号鍵を用いて復号処理を施す復号装
置であって、 前記復号鍵に、所定の暗号処理を施した暗号化復号鍵を
含む変換情報が書き込まれている不揮発性メモリと、 前記暗号化復号鍵に、前記所定の暗号処理に対応する復
号処理を施して前記復号鍵を得る回路と当該復号鍵を用
いて復号処理を施す回路とを含む1個の集積素子とを備
えることを特徴とする復号装置。 - 【請求項15】 前記所定の暗号処理は、秘密鍵を用い
た秘密鍵暗号方式であり、 前記不揮発性メモリは、 所定の固定値の秘密鍵を用いて、前記復号鍵に秘密鍵暗
号方式の暗号処理を施した暗号化復号鍵を含む変換情報
が書き込まれており、 前記集積素子は、 前記暗号化復号鍵に、前記秘密鍵を用いて復号処理を施
して前記復号鍵を得る回路と当該復号鍵を用いて復号処
理を施す回路とを含むことを特徴とする請求項14に記
載の復号装置。 - 【請求項16】 前記不揮発性メモリは、 複数種類の暗号処理から1個を選択して前記所定の暗号
処理とし、選択された前記所定の暗号処理を示す選択情
報と前記暗号化復号鍵とを含む変換情報が書き込まれて
おり、 前記集積素子は、さらに、前記選択情報に基づいて、選
択された前記所定の暗号処理を特定する特定回路を含む
ことを特徴とする請求項14に記載の復号装置。 - 【請求項17】 前記所定の暗号処理は、秘密鍵を用い
た秘密鍵暗号方式であり、 前記不揮発性メモリは、 複数の秘密鍵から1個の秘密鍵を選択し、選択された前
記秘密鍵を示す選択情報と、前記秘密鍵を用いて秘密鍵
暗号方式の暗号処理を施した暗号化復号鍵とを含む変換
情報が書き込まれており、 前記集積素子は、前記選択情報に基づいて、選択された
前記秘密鍵を特定する前記特定回路を含むことを特徴と
する請求項16に記載の復号装置。 - 【請求項18】 前記不揮発性メモリは、 復号装置毎に固有の復号鍵に、所定の暗号処理を施した
暗号化復号鍵を含む変換情報が書き込まれていることを
特徴とする請求項14に記載の復号装置。
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- 2002-07-22 JP JP2002212912A patent/JP4181812B2/ja not_active Expired - Fee Related
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