JP2003132293A - 資金移動システム、方法及びプログラム - Google Patents

資金移動システム、方法及びプログラム

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JP2003132293A
JP2003132293A JP2001322093A JP2001322093A JP2003132293A JP 2003132293 A JP2003132293 A JP 2003132293A JP 2001322093 A JP2001322093 A JP 2001322093A JP 2001322093 A JP2001322093 A JP 2001322093A JP 2003132293 A JP2003132293 A JP 2003132293A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーケットメーカーにおける電子商取引にお
いて、買い手から売り手への代金支払いのための効率的
で低コストの資金移動システムを提供する。 【解決手段】 資金移動システムが、複数の買い手の各
々に対応する複数の入金口と、入金口の各々に対応する
複数の配分口と、複数の売り手の各々に対応する複数の
売手口座と、電子商取引の取引記録データに基づきマー
ケットメーカーにより作成された口座振替データを受信
する手段と、口座振替データを登録する手段と、買い手
から入金口に振り込まれた資金の金額が適正であるか否
かを口座振替データに基づいて判断する手段と、資金の
金額が適正である場合に入金口から配分口へ資金移動す
る手段と、配分口へ移動させた資金を口座振替データに
基づいて複数の売手口座の各々へ配分すると共に配分口
から売手口座へ振り替える手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マーケットメーカ
ーを利用した電子商取引において、買い手から売り手へ
の代金支払いのための資金移動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、インターネットを介して電子商取
引の場を提供するマーケットメーカー(マーケットプレ
イス)が広く利用されるようになってきた。一般的に
は、特定の業種及び企業間取引を対象とするものを指す
場合が多い。マーケットメーカー)を利用する企業の主
な目的は、直接的な受発注システムにより物流、決済、
人件費等のコストを低減することである。
【0003】図7は、従来のマーケットメーカー40で
の取引完了後の決済システムの一例を概略的に示す構成
図である。図中矢印は、データ又は資金の流れを示す。
マーケットメーカー40での取引においては、通常、多
数の売り手1、2...mと買い手1、2...nが存在す
る。これらの売り手及び買い手は予めマーケットメーカ
ー40へ登録した後、取引を行う。取引においては、例
えば、マーケットメーカーのウェブサイト経由にて買い
手が発注し、売り手が受注して取引成立した後、売り手
から買い手へ物流業者50による商品等の納品及び検収
が行われ取引が完了する。マーケットメーカー40は、
売り手と買い手の間での注文の仲介、物流業者への手
配、検収の確認等のサービスを提供する。さらに、取引
完了後の決済のために買い手に対して請求明細を発行す
る(S101)。請求明細データは、例えば、月毎に取
引記録データを集計することにより作成され、複数の売
り手の各々へ支払うべき金額、支払方法、取引明細等の
情報が含まれる。
【0004】図7の例の支払方法は、銀行等の金融機関
10の売手口座1、2...mへの振込による。従って、
マーケットメーカーから買い手への請求明細データに
は、振込用の売手口座を指定する情報が含まれる。例え
ば、買い手1は、売り手1、2...mの各々と取引があ
った場合には、売手口座1、2...mのそれぞれへ支払
金額を振り込むと共に、マーケットメーカー(MM)及び
物流業者への手数料もそれぞれの口座へ振り込む(S1
02)。一方、売り手は、金融機関10からの通知等に
より振込があったことを認知したならば、その振込人
(買い手)と振込金額が適正であるか否かを確認する
(S103)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マーケ
ットメーカーにおける取引は、極めて多数の売り手と買
い手の間で行われることが多く、ときには数千、数万の
相手との取引となることもある。そのような場合、買い
手は多数の売り手の各々の口座へ適正な金額を振り込ま
なければならず、また、売り手は多数の買い手の各々か
らの振込金額が適正であるかを逐一確認して売掛金の消
し込みを行わなければならない。また、買い手からの振
込金額が適正でなかった場合、売り手はその買い手にそ
の旨を通知し、不足の場合は不足分を要求したり、過剰
の場合は過剰分を返却したりしなければならない。いず
れにとっても非常に煩雑で負担が大きく、コスト上昇の
要因となる。
【0006】以上の問題点に鑑み本発明は、マーケット
メーカーを利用した電子商取引において、買い手から売
り手への代金支払いのための効率的で低コストの資金移
動システム、方法及びプログラムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く本発明は、以下の資金移動システム、方法及びプログ
ラムを提供する。
【0008】(1)本発明による資金移動システムは、
マーケットメーカーにおける電子商取引に係る支払のた
めに買い手から売り手へ金融機関を介し資金を移動する
システムである。実質的には金融機関におけるサーバに
より実行されるシステムであり、次の構成要素を有す
る。 (a)複数の買い手の各々に対応して設けられた複数の入
金口 (b)前記複数の入金口の各々に対応して設けられた複数
の配分口 (c)複数の売り手の各々に対応して設けられた複数の売
手口座 (d)前記電子商取引に関する取引記録データに基づき前
記マーケットメーカーにより作成された口座振替データ
を該マーケットメーカーから受信する手段 (e)前記受信した口座振替データを登録する手段 (f)前記買い手から前記入金口に振り込まれた資金の金
額が適正であるか否かを前記口座振替データに基づいて
判断する手段 (g)前記資金の金額が適正である場合に前記入金口から
前記対応する配分口へ該資金を移動する手段 (h)前記配分口へ移動させた該資金を前記口座振替デー
タに基づいて前記複数の売手口座の各々へ配分すると共
に該配分口から各売手口座へ振り替える手段
【0009】(2)上記(1)のシステムの(f)におい
て前記資金の金額が適正でないと判断された場合のため
に次の構成要素をさらに有する。 (i)前記資金が適正な額より超過しているか不足してい
るかを判断する手段 (j)前記資金が超過している場合に前記適正な額のみを
前記配分口へ移動する手段 (k)前記資金が不足している場合に前記買い手に対し通
知しかつ再振込を依頼する手段
【0010】(3)本発明による資金移動方法は、マー
ケットメーカーにおける電子商取引に係る支払のために
買い手から売り手へ金融機関を介し資金を移動する方法
であり、次の各ステップを有する。 (a)複数の買い手の各々に対応して複数の入金口を設け
るステップ (b)前記複数の入金口の各々に対応して複数の配分口を
設けるステップ (c)複数の売り手の各々に対応して複数の売手口座を設
けるステップ (d)前記電子商取引に関する取引記録データに基づき前
記マーケットメーカーにより作成された口座振替データ
を該マーケットメーカーから受信するステップ (e)前記受信した口座振替データを登録するステップ (f)前記買い手から前記入金口に振り込まれた資金の金
額が適正であるか否かを前記口座振替データに基づいて
判断するステップ (g)前記資金の金額が適正である場合に前記入金口から
前記対応する配分口へ該資金を移動するステップ (h)前記配分口へ移動させた該資金を前記口座振替デー
タに基づいて前記複数の売手口座の各々へ配分すると共
に該配分口から各売手口座へ振り替えるステップと
【0011】(4)上記(3)の方法の(f)において前
記資金の金額が適正でないと判断された場合のために次
のステップをさらに有する。 (i) 前記資金が適正な額より超過しているか不足して
いるかを判断するステップ (j)前記資金が超過している場合に前記適正な額のみを
前記配分口へ移動するステップ (k)前記資金が不足している場合に前記買い手に対し通
知しかつ再振込を依頼するステップ
【0012】(5)本発明による資金移動プログラム
は、マーケットメーカーにおける電子商取引に係る支払
のために買い手から売り手へ金融機関を介し資金を移動
する処理を実行するサーバに対し、次の各機能を実現さ
せる。 (a)複数の買い手の各々に対応して複数の入金口を設け
る機能 (b)前記複数の入金口の各々に対応して複数の配分口を
設ける機能 (c)複数の売り手の各々に対応して複数の売手口座を設
ける機能 (d)前記電子商取引に関する取引記録データに基づき前
記マーケットメーカーにより作成された口座振替データ
を受信する機能 (e)前記口座振替データを登録する機能 (f)前記買い手から前記入金口に振り込まれた資金の金
額が適正であるか否かを前記口座振替データに基づいて
判断する機能 (g)前記資金の金額が適正である場合に前記入金口から
前記対応する配分口へ該資金を移動する機能 (h)前記配分口へ移動させた該資金を前記口座振替デー
タに基づいて前記複数の売手口座の各々へ配分しかつ該
配分口から各売手口座へ振り替える機能
【0013】(6)上記(5)のプログラムにおいて前
記資金の金額が適正でないと判断された場合のために次
の機能をさらに有する。 (i)前記資金が適正額より超過しているか不足している
かを判断する機能 (j)前記資金が超過している場合に前記適正額のみを前
記配分口へ移動する機能 (k)前記資金が不足している場合に前記買い手に対し通
知しかつ再振込を依頼する機能
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。 1)システム構成概要 図1は、本発明による資金移動システムの概略的かつ模
式的構成図である。図中矢印は、データ又は資金(実際
の資金及びデータとしての資金を含む。以下同様)の流
れを示し、S1〜S6は、後述する本システムの処理フ
ローにおける主要なステップを示す。
【0015】本発明では、マーケットメーカー40にお
ける複数の売り手1、2...mと買い手1、2...nの間
での取引完了(納品及び検収の完了)後の決済が、基本
的に銀行等の金融機関10を通して行われる。従って、
本発明による資金移動システムは、主として金融機関1
0により提供されるシステムであり、実質的には、金融
機関10における適宜のサーバ(コンピュータ)により
実施され、すなわち当該サーバに対して本システムの所
定の機能を実現させるプログラムにより実施されること
になる。
【0016】口座振替データ受信手段11は、マーケッ
トメーカー40から口座振替データを受信する手段であ
る。好適例では、適宜の通信ネットワーク及び通信手段
により当該データを受信し、後述する口座振替データ登
録手段12へ渡す。口座振替データは、マーケットメー
カー40により作成される。マーケットメーカー40
は、前述の従来技術と同様に、一定期間毎に取引記録デ
ータを集計し買い手に対して請求明細データを送るが、
口座振替データは、この請求明細と同じ取引記録データ
に基づくもので金融機関10向けに作成される。口座振
替データには、金融機関10において買い手1、2...
nにそれぞれ割り当てられた入金口1、2...nに対
し、各買い手が振り込むべき資金の総額、当該資金の振
込後の配分情報が含まれる。配分情報は、配分先と配分
金額からなる。配分先としては、売り手1、2...mに
加えてマーケットメーカー40及び物流業者50が含ま
れ、配分金額は、各売り手への支払金額、マーケットメ
ーカー40への手数料及び物流業者への配送料である。
以下の説明において、買い手からの資金の配分先として
「売り手」と云うときは、「マーケットメーカー」及び
「物流業者」も含む場合がある。
【0017】口座振替データ登録手段12は、マーケッ
トメーカー40から受け取った口座振替データを登録し
保管するための記憶手段であり、例えば、適宜の構造を
具備するデータベースである。本システムの処理フロー
において必要に応じてその登録内容を参照される。
【0018】振込用入金口座13としては、買い手1、
2...nの各々に対応して設けられる入金口1、2...n
が予め設けられている。
【0019】入金確認及び移動手段14は、入金口座1
3の各入金口に振込があった場合に、口座振替データ登
録手段12を参照することにより、登録された口座振込
データの内容と実際に振り込まれた資金の金額(総額)
が一致するか否かを判断する。振込金額が適正であれ
ば、後述する配分口座15の各配分口への資金移動を行
う。適正でない場合は、後述する金額相違処理手段18
による処理を実行する。
【0020】配分口座15としては、入金口1、2...
nの各々に対応して設けられる配分口1、2...nが予
め設けられている。入金口への振込資金の金額評価後に
当該資金を直ちに移動するための口座である。
【0021】資金配分及び振替手段16は、配分口座1
5の各配分口に資金移動があった場合に、口座振替デー
タ登録手段12を参照することにより、登録された口座
振込データの内容に基づいて各配分口の資金を配分し、
後述する振替口座17の各売手口座1、2...m、MM
口座及び物流業者口座へそれぞれ適正な金額を振り替え
る。
【0022】振替口座17としては、売り手1、2...
mの各々に対応して設けられる売手口座1、2...mが
予め設けられている。
【0023】金額相違処理手段18は、前述の入金確認
及び移動手段14による処理において入金口へ振り込ま
れた資金の金額が適正でないと判断された場合の処理を
行う。振込金額が適正でない場合としては、振込金額が
不足する場合と、超過する場合が含まれる。不足する場
合には、買い手に対して不足分の再振込を依頼し、超過
する場合は、買い手への返却(買い手指定口座への振込
等)を行う。
【0024】2)システム処理フローの概要 以下、 本システムの処理フローにおける主要なステッ
プを説明する。図2は、マーケットメーカーによる請求
明細データ発行処理(図1のS1)を概略的に示す流れ
図である。
【0025】・ブロック111:マーケットメーカーで
取引を行う売り手と買い手は予め当該マーケットメーカ
ーに登録されている。マーケットメーカーは、登録され
た売り手と買い手の間の個々の取引記録データをデータ
ベースで管理している。
【0026】・ブロック112:マーケットメーカー
は、例えば毎月1回のように一定期間毎に取引記録デー
タを集計し、各買い手に対して請求明細データを発行す
る。請求明細データは、少なくとも当該買い手に割り当
てられた金融機関入金口へ振り込むべき資金の金額(総
額)情報を含むことが必要であるが、さらに詳細な明細
情報(各売り手に対する支払額)を含めることが買い手
の便宜のために好適である。尚、振込資金総額には、マ
ーケットメーカー及び物流業者への手数料も含む。マー
ケットメーカーは、請求明細データを各買い手へ送信す
る。送信には、通常、適宜通信ネットワーク及び通信手
段が用いられる。
【0027】・ブロック113:マーケットメーカー
は、金融機関向けの口座振替データを作成する。口座振
替データは、買い手向けの請求明細データと同じく取引
記録データに基づいて作成されるが、各買い手の入金口
へ振込資金総額に加えて、各売り手の売手口座及びMM
口座等への資金配分情報も作成される。マーケットメー
カーは、口座振替データを金融機関へ送信する。送信に
は、通常、適宜通信ネットワーク及び通信手段が用いら
れる。
【0028】図3は、金融機関による口座振替データの
登録処理(図1のS2)を概略的に示す流れ図である。
【0029】・ブロック121:金融機関は、マーケッ
トメーカーから口座振替データを受信する。
【0030】・ブロック122:口座振替データを適宜
のデータベースに登録する。
【0031】図4は、金融機関による入金確認及び資金
移動処理(図1のS3)を概略的に示す流れ図である。
【0032】・ブロック131:買い手による入金口へ
の入金すなわち振込が行われる。この入金口への振込
は、当該入金口への直接振込以外に、他の金融機関を介
した振込も含むものとする。買い手は、複数の売り手へ
の支払いを行う場合であっても請求明細データに基づい
て振込資金総額を固有の入金口へ振り込むのみで足り、
各売り手への個別の支払額を意識する必要はない。
【0033】・ブロック132:金融機関は、データベ
ースに登録された口座振替データを参照することによ
り、入金口へ振り込まれた資金の金額が口座振替データ
の内容と一致するか否かを判断する。一致する場合は、
適正な振込が行われたものとしてブロック133の処理
へ進む。一致しない場合は、振込が不適正であるとして
後述する金額相違処理へ進む。
【0034】・ブロック133:適正な振込が行われた
と判断した場合は、直ちに入金口から対応する配分口へ
資金を移動する。
【0035】図5は、金融機関による金額相違処理(図
1のS4)を概略的に示す流れ図である。
【0036】・ブロック141:S3のブロック132
で振込が不適正であると判断された場合、振り込まれた
資金を入金口から一時的な処理口へ一旦移動させる。そ
して先ず、不適正な振込が、金額超過又は金額不足のい
ずれであるかを判断する。
【0037】・ブロック142:金額超過の場合は、口
座振替データに基づく適正な金額のみを配分口へ資金移
動させる。
【0038】・ブロック143:超過分については、買
い手への返却処理を行う。例えば予め買い手により指定
された口座への振込等により超過分を返却する。
【0039】・ブロック144:金額不足の場合は、買
い手に対してその旨の通知を行い、不足分の再振込を依
頼する。この通知及び依頼は、金融機関が直接買い手へ
行ってもよいがマーケットメーカーを介して行ってもよ
い。尚、入金口へ不足分が再振込されたならば、当該不
足分を最初の振込金額と合わせ再びS3のブロック13
2で口座振替データとの照合を行い、適正な振込と判断
されたならば通常の処理へ戻る。
【0040】図6は、金融機関による資金配分及び振替
処理(図1のS5)を概略的に示す流れ図である。
【0041】・ブロック151:金融機関は、データベ
ースに登録された口座振替データを参照することによ
り、配分口にある資金を、各売り手、マーケットメーカ
ー及び物流業者へ支払うべき金額に配分する。通常、こ
の配分においては、1つの配分口から複数の売り手へ、
そして、1つの売り手に対して複数の配分口から資金配
分されることになる。そして、配分口から、各配分先の
口座である売手口座、MM口座及び物流業者口座への振
替処理をそれぞれ行う。これにより買い手から売り手へ
の資金移動が完了する。
【0042】・ブロック152:任意であるが、買い手
からの入金及び売り手への振替の完了状況を入出金明細
データとしてマーケットメーカーへ通知してもよい。マ
ーケットメーカーが入出金明細データを受信した場合
は、先に作成した請求明細データとの照合を行い、入金
が適正と判断されたならばマーケットメーカーが売り手
及び物流業者へ入金通知を行ってもよい。あるいは、金
融機関が直接売り手への入金通知を行ってもよい。
【0043】3)その他 本システムの実施において、入金口座から配分口座への
資金移動、及び、配分口座から振替口座への資金移動
は、金融機関における既存の自動引落システムを援用す
ることが好適である。入金口座は、買い手毎に割り当て
られる仮想口座であっても実口座であってもよい。ま
た、その口座名義は、金融機関、マーケットメーカー、
買い手のいずれであってもよい。配分口座は、通常、金
融移管名義の仮想口座又は実口座である。売手口座は、
売り手名義の口座である。
【0044】
【発明の効果】本発明による資金移動システムによれ
ば、マーケットメーカーにおける取引に係る決済に関
し、買い手は複数の売り手へ支払うべき総額を1つの入
金口へ振り込むだけでよく、各支払先へそれぞれの金額
を振り込む煩雑さと負担が解消される。
【0045】一方、売り手は、複数の買い手からの入金
額が適正であるか否かを自ら調べる煩雑さと負担が解消
される。また超過金及び不足金がある場合の通知や管理
の負担も解消される。これにより、売掛金の消し込み処
理を迅速に行うことができる。
【0046】また、マーケットメーカー及び物流業者に
とっても手数料金額が適正であるか否かを自ら調べる煩
雑さと負担が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による資金移動システムの概略的かつ模
式的構成図である。
【図2】マーケットメーカーによる請求明細データ発行
処理(図1のS1)を概略的に示す流れ図である。
【図3】金融機関による口座振替データの登録処理(図
1のS2)を概略的に示す流れ図である。
【図4】金融機関による入金確認及び資金移動処理(図
1のS3)を概略的に示す流れ図である。
【図5】金融機関による金額相違処理(図1のS4)を
概略的に示す流れ図である。
【図6】金融機関による資金配分及び振替処理(図1の
S5)を概略的に示す流れ図である。
【図7】従来のマーケットメーカーでの取引確定後の決
済システムの一例を概略的に示す構成図である。
【符号の説明】
10 金融機関 11 口座振替データ受信手段 12 口座振替データ登録手段 13 入金口座 14 入金確認及び移動手段 15 配分口座 16 資金配分及び振替手段 17 振替口座 18 金額相違処理手段 20 売り手1、2...m 30 買い手1、2...n 40 マーケットメーカー 50 物流業者

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーケットメーカーにおける電子商取引
    に係る支払のために買い手から売り手へ金融機関を介し
    資金を移動するシステムにおいて、 複数の買い手の各々に対応して設けられた複数の入金口
    と、 前記複数の入金口の各々に対応して設けられた複数の配
    分口と、 複数の売り手の各々に対応して設けられた複数の売手口
    座と、 前記電子商取引に関する取引記録データに基づき前記マ
    ーケットメーカーにより作成された口座振替データを該
    マーケットメーカーから受信する手段と、 前記受信した口座振替データを登録する手段と、 前記買い手から前記入金口に振り込まれた資金の金額が
    適正であるか否かを前記口座振替データに基づいて判断
    する手段と、 前記資金の金額が適正である場合に前記入金口から前記
    対応する配分口へ該資金を移動する手段と、 前記配分口へ移動させた該資金を前記口座振替データに
    基づいて前記複数の売手口座の各々へ配分すると共に該
    配分口から各売手口座へ振り替える手段とを有すること
    を特徴とする資金移動システム。
  2. 【請求項2】 前記資金の金額が適正でない場合、 前記資金が適正な額より超過しているか不足しているか
    を判断する手段と、 前記資金が超過している場合に前記適正な額のみを前記
    配分口へ移動する手段と、 前記資金が不足している場合に前記買い手に対し通知し
    かつ再振込を依頼する手段とをさらに有することを特徴
    とする請求項1に記載の資金移動システム。
  3. 【請求項3】 マーケットメーカーにおける電子商取引
    に係る支払のために買い手から売り手へ金融機関を介し
    資金を移動する方法において、 複数の買い手の各々に対応して複数の入金口を設けるス
    テップと、 前記複数の入金口の各々に対応して複数の配分口を設け
    るステップと、 複数の売り手の各々に対応して複数の売手口座を設ける
    ステップと、 前記電子商取引に関する取引記録データに基づき前記マ
    ーケットメーカーにより作成された口座振替データを該
    マーケットメーカーから受信するステップと、 前記受信した口座振替データを登録するステップと、 前記買い手から前記入金口に振り込まれた資金の金額が
    適正であるか否かを前記口座振替データに基づいて判断
    するステップと、 前記資金の金額が適正である場合に前記入金口から前記
    対応する配分口へ該資金を移動するステップと、 前記配分口へ移動させた該資金を前記口座振替データに
    基づいて前記複数の売手口座の各々へ配分すると共に該
    配分口から各売手口座へ振り替えるステップとを有する
    ことを特徴とする資金移動方法。
  4. 【請求項4】 前記資金の金額が適正でない場合、 前記資金が適正な額より超過しているか不足しているか
    を判断するステップと、 前記資金が超過している場合に前記適正な額のみを前記
    配分口へ移動するステップと、 前記資金が不足している場合に前記買い手に対し通知し
    かつ再振込を依頼するステップとをさらに有することを
    特徴とする請求項3に記載の資金移動方法。
  5. 【請求項5】 マーケットメーカーにおける電子商取引
    に係る支払のために買い手から売り手へ金融機関を介し
    資金を移動する処理を実行するサーバに対し、 複数の買い手の各々に対応して複数の入金口を設ける機
    能と、 前記複数の入金口の各々に対応して複数の配分口を設け
    る機能と、 複数の売り手の各々に対応して複数の売手口座を設ける
    機能と、 前記電子商取引に関する取引記録データに基づき前記マ
    ーケットメーカーにより作成された口座振替データを受
    信する機能と、 前記口座振替データを登録する機能と、 前記買い手から前記入金口に振り込まれた資金の金額が
    適正であるか否かを前記口座振替データに基づいて判断
    する機能と、 前記資金の金額が適正である場合に前記入金口から前記
    対応する配分口へ該資金を移動する機能と、 前記配分口へ移動させた該資金を前記口座振替データに
    基づいて前記複数の売手口座の各々へ配分しかつ該配分
    口から各売手口座へ振り替える機能とを実現させること
    を特徴とする資金移動プログラム。
  6. 【請求項6】 前記資金の金額が適正でない場合、 前記資金が適正額より超過しているか不足しているかを
    判断する機能と、 前記資金が超過している場合に前記適正額のみを前記配
    分口へ移動する機能と、 前記資金が不足している場合に前記買い手に対し通知し
    かつ再振込を依頼する機能とをさらに実現させることを
    特徴とする請求項5に記載の資金移動プログラム。
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