JP2003132237A - 新事業企画請負システム - Google Patents

新事業企画請負システム

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JP2003132237A
JP2003132237A JP2001323739A JP2001323739A JP2003132237A JP 2003132237 A JP2003132237 A JP 2003132237A JP 2001323739 A JP2001323739 A JP 2001323739A JP 2001323739 A JP2001323739 A JP 2001323739A JP 2003132237 A JP2003132237 A JP 2003132237A
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JP
Japan
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JP2001323739A
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English (en)
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Akio Kobayashi
昭雄 小林
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GREEN GOLD BIOSYSTEM Inc
Nisshoku Corp
Original Assignee
GREEN GOLD BIOSYSTEM Inc
Nisshoku Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新事業企画請負システムを提供する。 【解決手段】 それぞれ得意とする知識または技術分野
を有する複数の実践部隊2と、各実践部隊2を有機的に
取り込んで機能させるプラットフォーム3と、当該2者
間の情報のやり取りを行なうネットワーク4と、このネ
ットワーク4を介して情報の収集および配信を行なうサ
ーバ5とからなり、このサーバ5が各実践部隊2に関す
るデータをリスト12にして登録する実践部隊登録機能
と、取り扱う新事業企画10を新事業企画リストにして
登録する企画登録機能と、この企画への参加案内情報を
各実践部隊2に配信する参加案内機能と、各企画毎にこ
れを実践する実践部隊2からの参加申込みを受け付け
て、それぞれ少なくとも一つの実践部隊2を選出する実
践部隊選出機能と、選出された各実践部隊に対する予め
決められた配分比率による資産11の配分を算出する利
益配分演算機能とを有機的に統括する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンチャービジネ
スなどの新事業の企画(プロジェクト)を請け負う新事
業企画請負システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特にベンチャービジネスの展開が
望まれている。すなわち、活力のあるベンチャービジネ
スの展開によって、景気回復を図ることが社会的急務と
なっている。そこで、現在、国や公共団体もベンチャー
育成のための支援事業を展開しつつあり、インターネッ
トなどによって、ベンチャービジネスへの呼びかけが行
われている。つまり、ベンチャービジネスを計画する企
業に対する技術的援助、金銭的援助、経営指導、販路開
拓援助、情報提供、人材育成などが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現状では的
確な目標が掲げられた新産業(新事業)の技術的要素を
容易に見いだすことが困難であり、これによって新事業
の展開を難しくしていた。また、新事業の技術を持つ潜
在力を的確に評価するための手段が欠如しており、その
ために確実な投資の対象になりにくかった。また、新事
業を切り開くことができる有能な人材は、より確実な仕
事を求めるので、不安定要素のある新事業に参加する意
欲を持ちにくいという実情もあった。つまり、安定した
収入が得られる専門家は、敢えて過剰労働となるベンチ
ャービジネスに参加することに魅力を感じることができ
なかった。
【0004】このような状況にあって、未だに景気の低
迷が生じており、有能な人材であっても退職または辞職
することがあり、一旦退職した人材は年齢制限などの問
題から専門的知識や技術を生かした再就職が難しいとい
う状況も生じている。すなわち、退職者や辞職者にとっ
て、自らの技術や知識を生かせる場がないために、活用
可能な未利用の潜在能力が無駄となりつつある状況であ
る。
【0005】また、近年執行されている、いわゆる科学
技術基本法に基づく大型研究予算が計上された研究プロ
ジェクトなどにおいても、それらの事業を支援するシス
テムが明確でなく、十分でないために、これを産業へ結
びつけるシステムが脆弱であるため労働集中、労働確保
が難しく、その効果が十分に発揮されていなかった。そ
して、それらを計画し指導する知識人に対する付加的労
働を報酬に反映させるシステムも設けられていなかっ
た。
【0006】本発明は、上記の点を考慮に入れてなされ
たものであって、その目的とするところは、個別の企画
(プロジェクト)毎に事業展開が可能であり、新事業の
発展を阻害しているあらゆる要因を無くすことができる
と共に未利用である知的・技術資源の活用を可能とする
新事業企画請負システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1発明の新事業企画請負システムは、それぞれ得
意とする知識または技術分野を有する複数の実践部隊
と、各実践部隊を有機的に取り込んで機能させるプラッ
トフォームと、各実践部隊とプラットフォーム間の情報
のやり取りを行なうネットワークと、このネットワーク
を介して情報の収集および配信を行なうサーバとからな
り、このサーバが各実践部隊に関するデータをリストに
して登録する実践部隊登録機能と、取り扱う新事業企画
を新事業企画リストにして登録する企画登録機能と、こ
の企画への参加案内情報を各実践部隊に配信する参加案
内機能と、各企画毎にこれを実践する実践部隊からの参
加申込みを受け付けて、それぞれ少なくとも一つの実践
部隊を選出する実践部隊選出機能と、選出された各実践
部隊に対する予め決められた配分比率による資産の配分
を算出する利益配分演算機能とを有機的に統括すること
を特徴としている。
【0008】また、第2発明の新事業企画請負システム
は、それぞれ得意とする知識または技術分野を有する複
数の実践部隊と、各実践部隊を有機的に取り込んで機能
させるプラットフォームと、各実践部隊とプラットフォ
ーム間の情報のやり取りを行なうネットワークと、この
ネットワークを介して情報の収集および配信を行なうサ
ーバとからなり、このサーバが各実践部隊の得意とする
知識または技術分野を分野リストにして登録する実践部
隊登録機能と、取り扱う新事業企画を新事業企画リスト
にして登録する企画登録機能と、前記技術分野リストを
用いた選出によって新事業の企画を果たすに足りる技術
分野を持っているとされた各実践部隊に対して、この企
画への参加案内情報を配信する参加案内機能と、各企画
毎にこれを実践する実践部隊からの参加申込みを受け付
けて、少なくともそれぞれ一つの実践部隊を選出する実
践部隊選出機能と、選出された各実践部隊に対する予め
決められた配分比率による資産の配分を算出する利益配
分演算機能とを有機的に統括することを特徴としてい
る。
【0009】したがって、各実践部隊は、自らの得意と
する知識分野または技術分野に属する企画が発生したと
きに、この企画に参加することができる。(なお、第2
発明の場合、各実践部隊は自らの得意とする知識分野ま
たは技術分野を分野リストに登録しておくことができ
る。あるいは、新事業企画に最適な実践部隊および実践
の場を新たに探索し、新たに分野リストに登録すること
により、この企画に参加することができる。)また、実
践部隊は企画に携わることにより資産の配分比率に従っ
た額の報酬を受けることができる。
【0010】つまり、安定度の高い大企業志向性が強い
社会においても、独自の技術を有する実践部隊は、新し
い先進的な知識を実践するための場を得ることができ、
ベンチャーの育成を効果的に援助することができる。こ
れは換言すると、従来は未利用であった知識および技術
を有効に活用することが可能となる。また、プラットフ
ォームの活用は新人材育成のためのシステムであり、実
践部隊がこの新事業企画請負システムによって得る多重
経験はベンチャー戦士(ベンチャー従事者)の質を高め
るものとなる。
【0011】各実践部隊が企画の推進に当たって必要と
する総務を担当する管理者を有し、この管理者に資産の
配分比率を定める場合には、管理者が新事業企画請負シ
ステムの中枢機関として機能し、必要経費の管理などの
経理や、必要物品の購入、さらには、人事、書類整理、
人材教育のための場を開催することなど企画推進に係わ
る様々な業務を行うことにより、実践部隊を企画の実践
以外の種々の業務から開放することができる。したがっ
て、各実践部隊は自らが得意とする知識分野または技術
分野を用いた研究開発に集中できると共に、管理者が全
体としての企画の進行を統括することができる。つま
り、各実践部隊がベンチャー企業に成長するのを助ける
ことができる。
【0012】前記管理者が新事業の企画を発案し、この
企画をサーバを用いて新事業企画リストに登録し、か
つ、サーバがインターネットを介して新事業企画リスト
に登録された企画を開示することにより、言わば各企画
のショーウィンドウをインターネット上に形成し、この
企画を販売することができる。そして、この企画に必要
となる資産を出資可能である依頼者を募集する企画受付
機能を有する場合には、言わば新事業の企画を依頼者に
所定額の金銭、土地、施設などによって販売することが
でき、これらの資産を企画の推進のために用いることが
できる。
【0013】サーバが依頼者からの新事業の企画および
企画に必要となる資産をネットワークを介して受け付
け、この企画を新事業企画リストに登録する受付機能を
有する場合には、依頼者は新事業企画請負システムに登
録された実践部隊が持つ高度な知識または技術(既存リ
ストが不十分な場合は新たにこれを組織して)を効果的
に活用して、自らの企画を達成させるためにプラットフ
ォームと実践部隊とからなる実践ステージを結成するこ
とができ、これによって利益を得ることができる。
【0014】つまり、新事業の企画および/または資産
を有しながら、適切な知識または技術を持たない依頼者
は目的とする企画を達成できる一方、社会で活用されて
いない未利用の潜在的な知識または技術を有する実践部
隊の構成員は、自らの得意とする技術または知識を有効
に活用するための明確な目標が掲げられると共に必要な
資産を得て企画を進行させることができ、これによって
利益を得ることができる。すなわち、活力のあるベンチ
ャービジネスの展開を促して景気回復を図ることができ
る。また、政府などによる資金援助がなされる場合に
も、これを明確な企画促進のために活用することがで
き、確実にベンチャービジネスを支えることができる。
【0015】前記新事業企画リストに登録された各企画
を検討し、この企画を達成するため実現可能である詳細
な企画を派生させると共に、各詳細企画に適切な資産の
配分比率を決定する企画リーダを有し、この企画リーダ
に対しても適切な資産の配分比率を設定する一方、前記
サーバが派生させた詳細企画と各詳細企画に対する資産
の配分比率を詳細企画リストに登録する企画細分化機能
を有する場合には、新事業の企画を複数の実践部隊で分
担して請け負うことができ、これによって仕事の分配を
行うことができるだけでなく、各実践部隊が最も得意と
する技術分野または知識分野に対応する詳細企画を担当
することができ、それだけ質のよい企画の進行を達成で
きる。また、詳細企画の設定や資産の配分比率の設定を
適正に行うことができると共に、この企画リーダも適切
な資産の配分を受けることができる。
【0016】前記利益配分演算機能が、実践部隊による
詳細企画の達成に伴う成功報酬および/またはこの企画
の実践によって得られた資産を前記配分比率に合わせて
配分する継続的配当を算出する機能を含む場合には、各
実践部隊は自らが達成した詳細企画によって、二次的な
資産の配分を利益として得ることができ、これによって
安定した収入を得ることができる。つまり、高度な技術
や知識を有する実践部隊はベンチャービジネスを安定し
て実行することができる。二次資産の個人蓄積がベンチ
ャービジネスに就労するものの志気を高め安心感をもた
らすことができる。
【0017】前記実践部隊が、詳細企画の達成に伴う研
究開発を行なう研究者集団と、この研究者集団による研
究開発に基づいて詳細企画を達成させる実働部隊とを有
している場合には、詳細企画を達成するための適切な研
究開発と、実働を両立することができる。
【0018】前記サーバが、各種の特殊労働を行なうた
めに必要とされる実践の場を登録してなる場リストを有
し、各実践部隊の要請に基づいて場リストから実践の場
を選択する場選択機能を有する場合には、特殊な施設や
装置を必要とする研究開発も実践の場を借りることによ
り行うことができる。つまり、高度な教育を受けた人材
の育成によって、高度な技術の発展を達成する職場を提
供することが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の新事業企画請負シス
テム1の全体構成を説明する図である。図1において、
2(2a,2b,2c,…)はそれぞれ得意とする知識
分野または技術分野を有する複数の知的頭脳集団や高度
技術者集団からなる実践部隊、3は実践部隊2を有機的
に取り込んで機能させるプラットフォーム(研究開発
部)、4は実践部隊2とプラットフォーム3間の情報の
やり取りを行なうネットワーク(以下、代表的なネット
ワークの例としてのインターネットを例示する)、5は
このインターネット4を介して情報の収集および配信を
行なうプラットフォーム3側のサーバである。
【0020】6はこのサーバ5が登録・管理する実践の
場であって、大学、研究機関、会社などの施設、圃場、
林野などの実践の場を示している。7はこの新事業企画
請負システム1を用いて新事業の企画(プロジェクト)
を依頼する依頼者であって、個人、地方自治体、国、会
社など、個別のプロジェクトに関心を示し、このプロジ
ェクトが円滑に進むように、単独であるいは、他の組織
と協働で必要経費、物品を提供するものである。依頼者
は実践の場6の所有者であっても、資金や土地などの資
産を提供する提供者であってもよい。
【0021】8は依頼者7が所有するインターネット4
に接続可能なコンピュータ、9(9a,9b,…)は各
実践部隊2a,2b,…が所有するインターネット4に
接続可能なコンピュータである。また、10は依頼者か
らの新事業の企画の内容を表わしており、11はこの企
画10に取りかかるための初期費用を賄うための手付金
を示している。
【0022】また、Aはこれらの新事業企画請負システ
ム1の全体を管理する管理者であり、サーバ5を操作
し、後述の企画リーダ3a,3b,…と密に情報を交換
しながら各企画の達成に必要な経費の計算や、必要物資
の確保、各種書類の作成や、税金に係わる各種の管理な
どを受け持つことにより、各企画リーダ3a,3b,…
および実践部隊2が企画の実践のために十分な注意を集
中できる環境を整えるものである。したがって、管理者
Aが存在することによって新事業企画請負システム1は
その全体としての円滑な管理を行うことができる。
【0023】前記実践部隊2は、例えば物品の製造に関
する種々の研究開発を行なう研究者集団2Aと、研究者
集団2Aによって開発された物品を製造する実働部隊2
Bとを有し、両者2A,2Bは、例えば萌芽的な幼児期
にあるベンチャー起業集団の開発部と生産部である。な
お、一般的に、研究者集団2Aとは、研究に対して、し
かるべき知識および技能を有する者の集まりであって、
具体的には、大学、研究所などに属する知的情報および
高度な技術を有する者の集まりを示している。また、一
般的に、実働部隊2Bは、高度技術者集団であって、専
門的技術を有する技術者の集団である。すなわち、実践
部隊2は、各企画を実践する場所、機関、あるいは、組
織を運用できる者の集団、およびその所属する機関を示
している。
【0024】前記プラットフォーム3には、サーバ5を
操作して各依頼者7からの新事業企画10の受け入れ、
企画への参加案内処理、および、新事業企画10を達成
するための組織化を行ない研究先導者として働くための
知能集団(企画リーダ)3a,3b,…を有している。
また、知能集団である企画リーダ3a,3b…は、主と
して官庁、学業、産業に在籍する者、あるいは、これら
の構成員からなる専門家組織であって、各実践部隊2に
対して指導、助言も行なう。
【0025】つまり、前記企画リーダ3a,…は新事業
企画10の管理者としても働き、プロジェクトの契約、
経費管理、人事管理を行なう。そして、前記管理者Aが
プラットフォーム3で行なう業務は研究やイベントな
どの企画・立案・実行、複数国・地方公共団体(これ
に準ずる団体)および、個人、会社などのニーズに則し
た課題の企画、立案・実行である。
【0026】以下に示す本明細書では特に依頼者7のニ
ーズに則した新事業企画10の実行を例示して説明す
る。そして、依頼者7は新事業企画10を新事業企画請
負システム1を介して管理者Aに依頼すると、管理者A
はこの依頼者7から企画10を実践するための資産(資
金や実践の場6)の提供を受け、この資産は、システ
ム管理者、研究に関与した者、実践の場の提供者に
対して分配される。
【0027】また、以下の例では依頼者7から資金とし
て、先ず手付金、次いで成功報酬、そして、利益の配当
が段階的に供給される例を示しているが、本発明はこの
点を限定するものではない。すなわち、資産は新事業企
画10の実践に伴う全ての必要経費および配当を含めた
全ての資金や実践の場6として、供給されてもよい。と
りわけ、政府などがベンチャービジネスの支援を行うた
めに依頼者7となる場合には、まとめた資産の供給がな
されることを期待できる。
【0028】さらに、管理者Aがプラットフォーム3を
用いて積極的に新事業の企画の立案やイベントの開催を
行うことも考えられる。この場合、専門的な知識や技術
を有する実践部隊2および企画リーダ3a,3b,…と
密に連絡を取っている管理者Aは、比較的容易に新規性
のある事業の企画を立てることができ、有用な新事業企
画を提案することができる。ついで、発案した新事業企
画は秘密保持契約を結んだ依頼者7などに対して有償で
公開し、企画に加わる依頼者7を募ることができる。つ
まり、この場合、管理者Aが新事業企画を作成し、依頼
者7がそれを購入するシステムを提供することになる。
【0029】また、前記サーバ5はインターネット4を
介して限られた依頼者7および実践部隊2などの本新事
業企画請負システム1に加わる者と安全に情報の受け渡
しを行うためのファイアーウォール5aを有している。
本新事業企画請負システム1に加わるものとしては、資
金を有する者、知的・技術的能力を有する者、実践の場
6を提供できる者、情報(社会的シーズやニーズ情報)
を提供し情報管理ができる者、マネージ技術(人事、経
理、物品管理等ができるもの)を供給できる者、ネット
ワークを所有または構築可能な者が含まれている。
【0030】上記何れの者との情報交換であっても、以
下の説明におけるインターネット4を用いた情報のやり
取りは全てこのファイアーウォール5aによって保護さ
れた環境において、秘密保持契約下において行われるこ
とにより安全性を確保することができる。
【0031】図2は前記サーバ5による処理の内容を説
明するために、サーバ5がアクセス可能なデータベース
に蓄積されるデータおよびサーバ5によって実行される
プログラムの内容の一例を示す図である。なお、本発明
のプラットフォーム3による管理方法は、以下に詳述す
るものに限定されるものではない。
【0032】図2において、12は各実践部隊2のID
12aに対応して少なくとも得意とする知識または技術
分野のシーズ情報12bなどを記録する分野リストであ
り、図3はこの分野リスト12の具体例を示す図であ
る。つまり、分野リスト12はID12aおよびシーズ
情報12bに加えて、経験12cおよび成功率12dな
どの情報を有している。
【0033】図2において、13は受け付けられた各新
事業企画10のニーズ情報13aに対応する手付金額1
3bなどを記録する新事業企画リストであり、図4はこ
の新事業企画リスト13の具体例を示す図である。つま
り、新事業企画リスト13はニーズ情報13aおよび手
付金額13bに加えて、成功報酬13c、利益の配当率
13d、詳細企画13e、配分比率13f、担当する企
画リーダ3a,3b,…のID13g、企画10を実現
させるために必要とされる時間(期間)13hなどの情
報を有する。
【0034】また、図2において、14はこの新事業企
画リスト13を基に細分化して設定されるより具体的な
詳細企画のニーズ情報14aに対応して必要とされる知
識分野または技術分野14bなどの詳細企画リストであ
り、図5はこの詳細企画リスト14の具体的な例を示す
図である。すなわち、詳細企画リスト14はニーズ情報
14aおよび必要分野14bに加えて、担当する実践部
隊2a,2b,…のID14c、手付金,成功報酬,配
当の契約配分比14d,14e,14fなどの情報を有
する。
【0035】図2において、15は各実践部隊2が利用
可能な大学、研究機関、会社などの施設名15aに対応
する分野15bなどの実践の場リストであり、図6はこ
の実践の場リスト15の具体的な例を示している。つま
り、実践の場リスト15は、施設名15aや分野15b
のみならず、利用費15c、所在地15dなどの詳細情
報を有する。
【0036】16はサーバ5が前記インターネット4を
介して各実践部隊2を受け付けて前記分野リスト12に
登録する(実践部隊登録機能)ための実践部隊登録処理
プログラム、17は各利用者7を受け付けて新事業企画
リスト13に登録するための企画受付プログラム、18
はこの新事業企画リスト13に登録された新事業企画1
0ごとに、担当する各企画リーダ3a,…が企画の細分
化を行い、幾らかのより具体的で実現可能な詳細企画1
4aに分離して、詳細企画リスト14を作成するための
企画細分化処理プログラムである。
【0037】19は前記サーバ5が詳細企画リスト14
において細分化された各詳細企画14aを果たすに足り
るシーズ12bを有する実践部隊2を、前記分野リスト
12を用いて選択し、この実践部隊2に対して詳細企画
への参加案内を配信するための参加案内処理プログラ
ム、20は各実践部隊2からの詳細企画14aへの参加
をインターネット4などを介して受け付けると共に、最
も適切な実践部隊2を選択して選出するための実践部隊
選出処理プログラムである。
【0038】21は実践部隊2が企画を実践するときに
用いることができる研究室や加工場などの実践の場6の
名称15aおよびこの場6を借りて実践できる技術の分
野15bや、利用費15cなどを前記実践の場リスト1
5に登録すると共に、各実践部隊2がインターネット4
を介してアクセスすることにより、実践の場リスト15
に登録された各実践の場6を利用可能とするための実践
支援プログラムである。
【0039】また、22は新事業企画10に所定期間参
加した実践部隊2に対して前記配分比率14dに従って
手付金額の配分を算出すると共に、前記配分比率14
e,14fに従って新事業企画請負システム1を用いた
新事業企画10の達成に伴う成功報酬および/または新
事業企画の展開によって得られた利潤の配分を行なうた
めの利益配分演算処理プログラムである。
【0040】以下、図1〜6を参照しながら、簡単な一
例を用いて、本発明の新事業企画請負システム1による
一つの新事業企画(以下、プロジェクトという)10の
請け負い例およびこのプロジェクト10の達成例を説明
する。なお、本発明の新事業企画請負システム1は一つ
だけでなく複数の新事業企画10を同時進行可能である
ことはいうまでもない。
【0041】先ず、依頼者7は自らの利益推進のため
に、例えば「冬でも緑を保つ日本芝を張る」というプロ
ジェクト10を、手付金として例えば一千万円、成功報
酬として二千万円、事業が成功した場合の配当金として
利益の5%として新事業企画請負システム1に依頼した
とする。
【0042】なお、依頼者7は予め新事業企画請負シス
テム1のサーバ5に対して登録を行っており、ファイヤ
ーウォール5aを通ってインターネット4からサーバ5
にアクセスするための権利を獲得して秘密保持契約を管
理者Aと結んでおり、パソコン8などを介して新事業企
画請負システム1に対する依頼を行なう。
【0043】ここで言う秘密保持契約は新事業企画請負
システム1によって得られた考えや知識を部外者に漏ら
さないことを意味しており、とりわけ、管理者Aが発案
したプロジェクト10を依頼者7などに公開し、プロジ
ェクト10をインターネット4を介して販売するときに
必要となる。また、管理者Aが発案したプロジェクト1
0などを依頼者7に公開するときには、幾らかのランク
分けをすることが望ましい。
【0044】すなわち、例えばトップシークレットレベ
ル、セカンドシークレットレベル、一般レベルなどと技
術/知識レベルにランクを付けて、一般レベルの閲覧料
を支払う依頼者7にはセカンドシークレットレベルおよ
びトップシークレットレベルのプロジェクト10は公開
しないようにすることができる。つまり、プロジェクト
10の公開レベルに段階を設けることにより重要なプロ
ジェクト10に対する保護をさらに強化することができ
る。
【0045】同様に、各実践部隊2もインターネット4
などを介することにより前記登録処理プログラム16を
用いて、予め新事業企画請負システム1に登録すること
により、自らのID12aを得、そのシーズ情報12b
などを登録するとともに、ファイヤーウォール5aを通
ってサーバ5にアクセスする権利を獲得する。また、実
践部隊2もID12aの獲得と共に、秘密保持契約を結
んでおくことが望ましい。
【0046】プラットフォーム3側では、サーバ5が新
事業企画受け付けプログラム17によって各プロジェク
ト10を受け付けて前記新事業企画リスト13に追加を
行い、担当の企画リーダ3a,…(以下は、仮に企画リ
ーダ3aが割り当てられたものとして説明する)を定め
て、これを担当者13gとして登録する。つまり、この
企画受付プログラム17が依頼者7からの企画を登録す
る機能(企画登録機能)を構成するものである。
【0047】また、登録された企画リーダ3aは、この
依頼がどの程度実現可能なものであるか、実現させるた
めに要する時間(期間)13hを判断すると共に、前記
企画細分化処理プログラム18を用いて、プロジェクト
10を実現するために必要とされる幾つかの詳細企画1
3eを立て、適当と考える利益の配分比率13fを設定
し、これらを新事業企画リスト13に登録する。つま
り、この企画細分化処理プログラム18が企画リーダ3
a,…などによる詳細企画を登録する機能(企画登録機
能)を構成する。
【0048】本例では、図4,5に示すように、たとえ
ば「冬でも保温性に優れた土壌の開発」、「耐寒性の日
本芝の開発」、「凍結防止水路の開発」、「冬季に緑を
保つために必要な肥料の開発」という4つの詳細企画1
3eを立てて、それぞれ例えば20%の配分比率13f
を設定する。なお、企画リーダ3aは残りの内の10%
を企画推進の管理費として自らが受け取るものと設定
し、さらに残る10%を管理者Aおよび新事業企画請負
システム1の維持管理の必要経費として設定する。なお
この配分比率13fは単なる一例を示すものであるか
ら、この数値を限定するものではないことはいうまでも
ない。
【0049】そして、担当の企画リーダ3aは依頼者7
にプロジェクト10実現の可能性、実現のために必要な
時間(期間)13hおよび設定した各詳細企画13eの
内容を電子メールやファクシミリなど様々な方法を用い
て通知し、依頼を続行するかどうかを確認する。
【0050】依頼を続行する場合、企画リーダ3aは前
記企画細分化処理プログラム18を用いて詳細企画リス
ト14に登録された各詳細企画14aに必要とされる知
識または技術分野14bを登録し、前記参加案内処理プ
ログラム19を実行する。サーバ5が参加案内処理プロ
グラム19を実行すると、詳細企画リスト14に登録さ
れた各詳細企画14aに必要とされる知識または技術分
野14bを有する実践部隊2a,…を前記分野リスト1
2の中から抽出し、その実践部隊2a,…の責任者に詳
細企画14aへの参加を促す電子メールやファクシミリ
などを送信する。また、分野リスト12に適当なものが
ない場合は、新たに検索することもある。
【0051】なお、前記知識または技術分野12b,1
4bは特許分類コードのような各知識分野または技術分
野を細分化した分類コードで表現されていることによ
り、分野リスト12の中からの自動抽出を容易なものと
することができる。また、各実践部隊2は複数の分野1
2bを登録することが可能であり、詳細企画14aに必
要とされる分野14bも複数設定することが可能であ
る。
【0052】また、詳細企画14aの応募期間に例えば
1〜2週間の所定の期限を設けておくことにより、企画
14aの進行をスムーズに行うことができる。
【0053】詳細企画14aへの参加案内を受け取った
実践部隊2は自らのパソコン9a,…などを介してサー
バ5にアクセスし、実践部隊選出処理プログラム20を
用いて詳細企画14aへの参加依頼を提出することがで
きる。サーバ5が実行する実践部隊選出処理プログラム
20は最初に参加依頼のあった実践部隊2に対して、設
定された配分比率13fに基づく手付金額,成功報酬,
利益の配分比率14d,14e,14fなどをそれぞれ
設定して、詳細企画リスト14に登録すると共に現在の
配分比率14d,14e,14fを実践部隊2に示し、
実践部隊2の責任者が自らの手付金額,成功報酬,利益
の配分比率14d,14e,14fなどを順次変更して
依頼できるようにプログラムされている。
【0054】つまり、実践部隊選出処理プログラム20
は各詳細企画14aに参加する実践部隊2の選出にあた
って、各実践部隊2がそれぞれ定めた配当金の額を判断
基準とすることが可能である。さらには、各実践部隊2
の持つ経歴として、これまで依頼を受けた経験数12c
および成功率12dを判断基準として、担当する実践部
隊2を選択してもよい。そして、この判断基準を依頼者
7の設定によって変更できるようにしてもよい。
【0055】何れにしても、実践部隊選出処理プログラ
ム20は所定の期間内に参加依頼のあった実践部隊2の
中から例えばそれぞれ一つの担当する実践部隊2を選出
し、これを詳細企画リスト14に登録する。なお、抽出
される実践部隊2は1つだけであることに限られるもの
ではなく、複数の実践部隊2…を用いてチームを結成し
て詳細企画14aを達成するようにしてもよいことはい
うまでもない。
【0056】実践部隊の選出期間が終了する時点で、定
められた各詳細企画14aの全て(本例の場合4つ)に
担当する実践部隊2が決定されている場合は、それぞれ
が設定した手付金額の配分比率14dを用いて、最終的
に必要とされる手付金額が算出できる。ここで、余った
費用は各担当する実践部隊2への特別給付金としても、
新事業企画請負システム1の維持費にプール金として加
算しても、依頼者7に返金してもよい。逆に不足が生じ
た場合は依頼者7に追加請求を行えばよい。
【0057】一方、詳細企画14aの全て(本例の場合
4つ)に担当する実践部隊2が決定されていない場合に
は、手付金額,成功報酬,利益の配当13b,13c,
13dの増加を依頼者7に要請してもう一度参加者を募
集することも可能である。
【0058】詳細企画14aの全て(本例の場合4つ)
に担当する実践部隊2が決定されると、このプロジェク
ト10に関する実践部隊2の編成が行われたことにな
る。この時点で、各実践部隊2には自分が関与するプロ
ジェクト10の全体的な進行状況を知るためのパスワー
ドが配信されると共に、特にプロジェクト10の秘密保
持および配分比率14d,14e,14fに関する秘密
保持契約を交わす。
【0059】そして、各実践部隊2は自らのパスワード
を用いてサーバ5にアクセスすることにより、前記実践
支援プログラム21を介して新事業企画請負システム1
から様々なサービスを受ける。
【0060】例えば、新事業企画請負システム1は予め
実践の場リスト15に複数の実践の場6を登録してお
り、各実践部隊2は実践支援プログラム21を介してこ
の実践の場リスト15の中から必要とする施設が揃って
いる実践の場6を分野15bや所在地15dなどを用い
て検索したり、適切な実践の場6を借りて使用するため
の手続きを行うことが可能である。つまり、前記実践支
援プログラム21には、場選択機能が備わっており、こ
の場選択機能を用いて各実践部隊2が活用しやすい現実
の場を提供する。また、その場の利用費は実践部隊2が
全額を支払っても、プラットフォーム3が部分的に負担
してもよい。
【0061】なお、前記実践の場6の提供のみならず、
各実践部隊2および企画リーダ3a,3b,…が企画の
実践に伴って必要となる購入物品などの必要物および資
金は実践支援プログラム21を介して管理者Aに要求す
ることにより、予算に定められた範囲内で管理者Aから
供給される。このとき、伝票整理などの総務の一切合切
を管理者Aが引き受けることにより、各実践部隊2およ
び企画リーダ3a,…などの関係者にかける負担を必要
最小限に抑えることができ、実践部隊Aや企画リーダ3
a,…は自らに課せられた企画の実践に集中することが
できる。
【0062】また、各実践部隊2は前記実践支援プログ
ラム21を介して、自らが実践している詳細企画の進行
状況を定期的に記録したり、同じプロジェクト10に属
する他の詳細企画14を実践している実践部隊2の進行
状況を閲覧できるように構成している。したがって、各
実践部隊2はプロジェクト10の全体において、自分た
ちが実践している詳細企画がどのように関係しているの
かを認識することができ、全体としてまとまりのあるプ
ロジェクト10の遂行を促進できる。
【0063】さらに、前記サーバ5が前記利益配分演算
処理プログラム22を実行することにより、各実践部隊
2は詳細企画を実践するに当たって当面必要とする費用
として手付金額の配分比率14dによって設定した金額
の配当を受けることができる。したがって、実践部隊2
は決められた所定の期間詳細企画に携わるだけで、手付
金額の配当を受けることができ、これによって利益を得
ることができる。
【0064】また、各実践部隊2は決められた期間内に
自らに課せられた詳細企画を達成するときに、最初に成
功報酬の配分比率14eによって設定した金額の配当を
受けることができると共に、分野リスト12内に記録さ
れている自らの経験12dに成功例を記録できると共
に、成功率12cを引き上げることができる。この成功
率12cや経験12dは次回の詳細企画への参加におい
て、優遇に繋がる判断の基準となる。逆に、詳細企画を
達成するための決められた期日を越えた場合や達成でき
なかった場合には、その記録も成功率12cや経験12
dに残されることにより、冷遇の対象となる。つまり、
ここでの評価が、ベンチャー戦士としてのクオリティー
として定量化につながり、外部からの人材登録の尺度と
なる。
【0065】なお、各実践部隊2が守秘義務に違反して
秘密事項を外部に漏らす場合などには、プロジェクト1
0に対して何らかの不利益を起こした場合には、これに
応じた賠償責任を負うことを前記契約の内容に含めるこ
とも可能である。
【0066】すなわち、各実践部隊2が定まった期間内
に達成可能である詳細企画を多く実践し、これを順次確
実に果たしていくことにより、実践部隊2の評価を高く
することができ、有能なベンチャー企業の育成を図るこ
とができる。また、施設や資金のないベンチャー企業で
あっても、技術や知識が十分にあれば、これによってベ
ンチャービジネスを育成し、成功させることができる場
を提供することができる。
【0067】全ての詳細企画13eが実現されると、各
詳細企画13eを纏めてプロジェクト10を全体として
完成することができる。なお、この時点でプロジェクト
10が全体として有用なものであるとき、このプロジェ
クト10の内容を特許出願または実用新案登録出願する
ことにより、依頼者7は付随する利益を得ることができ
る。また、このときの権利者としてプロジェクト10に
参加した実践部隊2の研究者集団2Aや実践の場6の提
供者などを選択することも可能である。
【0068】さらに、前記プロジェクト10の実施に伴
って得られた利潤のうち、前記配当率13dによって定
められた率の配当金のうち、配分比率14fによって定
められた金額が継続的配当として、前記サーバ5による
前記利益配分演算処理プログラム22の実行によって算
出され、これが、各実践部隊2に定期的に配分される。
したがって、各実践部隊2は多くのプロジェクト10に
参加すればするほど多くの配当金を受けることができ、
これによって安定した収入を受けることができる。
【0069】そして、前記プラットフォーム3では複数
のプロジェクト10…が同時に進行しており、一つの実
践部隊2が複数のプロジェクト10…に並行して参加す
ることも可能である。すなわち、各実践部隊2は積極的
にプロジェクト10…に参加し続けることにより、安定
した仕事の流れを得ることができる。
【0070】一方、依頼者7は本発明の新事業企画請負
システム1に属する各実践部隊2が持つ高度な技術や知
識を活用して、自らの発案するプロジェクト10を実現
できるので、このプロジェクト10をを即ビジネスに用
いることができる。
【0071】さらに、各実践部隊2がベンチャービジネ
スを展開するための新事業企画を発案した場合には、そ
の実践部隊2が依頼者7として、この新事業企画請負シ
ステム1を利用することも可能である。この企画をショ
ーケース(ネットを通じて各企画のショーウィンドウを
閲覧する閲覧室)に陳列し、依頼者を募ることも可能で
ある。また、政府などの公共機関から何らかの資金援助
を受ける場合には、プラットフォーム3に支払われる手
付金11や成功報酬などの援助を受けることにより、こ
の金銭を有効に活用して具体的で明確なプロジェクトの
進展を図ることができる。
【0072】また、前記プラットフォーム3は、依頼者
7または実践部隊2がプロジェクトを立ち上げるための
予備的調査のための専門家研究会、また、イベント企画
のための専門家集会を開くことによってもベンチャービ
ジネスの展開を促進する。前記ショーケースに陳列する
企画は、例えば、政治家やタレントなどからの無形な知
的企画も含まれる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明の新事業企画
請負システムによれば、安定度の高い大企業志向性が強
い社会的において、新しい先進的な知識を実践するため
の場を提供し、ベンチャーの育成を援助することができ
る。また、高度な教育を受けた人材の育成によって、高
度な技術の発展を達成する職場を提供することができ
る。社会的には、多くの未利用な知的・技術的資産が存
在するが、この新事業企画請負システムを活用すること
によって、経済の活性化をもたらすことができ、この新
事業企画請負システムの下では参加者は高い意欲を維持
した状態で職務を遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の新事業企画請負システムの全体的な構
成を示す図である。
【図2】前記新事業企画請負システムによる企画の請け
負い方法を説明するための図である。
【図3】図2の要部の具体的な例を説明する図である。
【図4】図2の要部の具体的な例を説明する図である。
【図5】図2の要部の具体的な例を説明する図である。
【図6】図2の要部の具体的な例を説明する図である。
【符号の説明】
1…新事業企画請負システム、2(2a,2b,…)…
実践部隊、2A…研究者集団、2B…実働部隊、3…プ
ラットフォーム、3a,3b,…企画リーダ、4…ネッ
トワーク、5…サーバ、6…実践の場、7…依頼者、1
0…新事業企画、11…手付金、12…分野リスト、1
2b…知識または技術分野、13…新事業企画リスト、
13b…手付金額、13c…成功報酬、13d…利益の
配当率、13e,14a…詳細企画、13f,14d,
14e,14f…配分比率、15…場リスト、16…登
録処理プログラム、17…企画受付プログラム、18…
企画細分化処理プログラム、19…参加案内処理プログ
ラム、20…実践部隊選出処理プログラム、21…実践
支援処理プログラム、22…利益配分演算処理プログラ
ム、A…管理者。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 昭雄 大阪府豊中市上野坂1丁目10番22号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ得意とする知識または技術分野
    を有する複数の実践部隊と、各実践部隊を有機的に取り
    込んで機能させるプラットフォームと、各実践部隊とプ
    ラットフォーム間の情報のやり取りを行なうネットワー
    クと、このネットワークを介して情報の収集および配信
    を行なうサーバとからなり、このサーバが各実践部隊に
    関するデータをリストにして登録する実践部隊登録機能
    と、取り扱う新事業企画を新事業企画リストにして登録
    する企画登録機能と、この企画への参加案内情報を各実
    践部隊に配信する参加案内機能と、各企画毎にこれを実
    践する実践部隊からの参加申込みを受け付けて、それぞ
    れ少なくとも一つの実践部隊を選出する実践部隊選出機
    能と、選出された各実践部隊に対する予め決められた配
    分比率による資産の配分を算出する利益配分演算機能と
    を有機的に統括することを特徴とする新事業企画請負シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 それぞれ得意とする知識または技術分野
    を有する複数の実践部隊と、各実践部隊を有機的に取り
    込んで機能させるプラットフォームと、各実践部隊とプ
    ラットフォーム間の情報のやり取りを行なうネットワー
    クと、このネットワークを介して情報の収集および配信
    を行なうサーバとからなり、このサーバが各実践部隊の
    得意とする知識または技術分野を分野リストにして登録
    する実践部隊登録機能と、取り扱う新事業企画を新事業
    企画リストにして登録する企画登録機能と、前記技術分
    野リストを用いた選出によって新事業の企画を果たすに
    足りる技術分野を持っているとされた各実践部隊に対し
    て、この企画への参加案内情報を配信する参加案内機能
    と、各企画毎にこれを実践する実践部隊からの参加申込
    みを受け付けて、少なくともそれぞれ一つの実践部隊を
    選出する実践部隊選出機能と、選出された各実践部隊に
    対する予め決められた配分比率による資産の配分を算出
    する利益配分演算機能とを有機的に統括することを特徴
    とする新事業企画請負システム。
  3. 【請求項3】 各実践部隊が企画の推進に当たって必要
    とする総務を担当する管理者を有し、この管理者に資産
    の配分比率を定める請求項1または2に記載の新事業企
    画請負システム。
  4. 【請求項4】 前記管理者が新事業の企画を発案し、こ
    の企画をサーバを用いて新事業企画リストに登録し、か
    つ、サーバがインターネットを介して新事業企画リスト
    に登録された企画を開示することにより、この企画に必
    要となる資産を出資可能である依頼者を募集する企画受
    付機能を有する請求項3に記載の新事業企画請負システ
    ム。
  5. 【請求項5】 サーバが依頼者からの新事業の企画およ
    び企画に必要となる資産をネットワークを介して受け付
    け、この企画を新事業企画リストに登録する受付機能を
    有する請求項1〜4の何れかに記載の新事業企画請負シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記新事業企画リストに登録された各企
    画を検討し、この企画を達成するため実現可能である詳
    細な企画を派生させると共に、各詳細企画に適切な資産
    の配分比率を決定する企画リーダを有し、この企画リー
    ダに対しても適切な資産の配分比率を設定する一方、前
    記サーバが派生させた詳細企画と各詳細企画に対する資
    産の配分比率を詳細企画リストに登録する企画細分化機
    能を有する請求項1〜5の何れかに記載の新事業企画請
    負システム。
  7. 【請求項7】 前記利益配分演算機能が、実践部隊によ
    る詳細企画の達成に伴う成功報酬および/またはこの企
    画の実践によって得られた資産を前記配分比率に合わせ
    て配分する継続的配当を算出する機能を含む請求項1〜
    6の何れかに記載の新事業企画請負システム。
  8. 【請求項8】 前記実践部隊が、詳細企画の達成に伴う
    研究開発を行なう研究者集団と、この研究者集団による
    研究開発に基づいて詳細企画を達成させる実働部隊とを
    有している請求項1〜7の何れかに記載の新事業企画請
    負システム。
  9. 【請求項9】 前記サーバが、各種の特殊労働を行なう
    ために必要とされる実践の場を登録してなる場リストを
    有し、各実践部隊の要請に基づいて場リストから実践の
    場を選択する場選択機能を有する請求項1〜8の何れか
    に記載の新事業企画請負システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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