JP2003132146A - 医療過誤防止システム - Google Patents

医療過誤防止システム

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JP2003132146A
JP2003132146A JP2002206084A JP2002206084A JP2003132146A JP 2003132146 A JP2003132146 A JP 2003132146A JP 2002206084 A JP2002206084 A JP 2002206084A JP 2002206084 A JP2002206084 A JP 2002206084A JP 2003132146 A JP2003132146 A JP 2003132146A
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medical
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malpractices
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JP2002206084A
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Takayuki Saito
喬之 齋藤
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YOURS BRAIN KK
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YOURS BRAIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療過誤の防止又は低減を、各医療過誤の発
生に対策を講じるシステムを提供する。 【解決手段】 医療改善方針に従って発生可能性のある
医療過誤を洗い出してこの医療過誤の内容をレコード単
位としたデータベースを作成し、評価基準に基づく発生
可能性のランク付けにより特定ランク以上となった医療
過誤の対策活動を立案してデータベースの対応レコード
に付記するA対策立案過程と、前記対策活動を実施して
特定ランク以上の医療過誤の発生可能性の低減を図りな
がら、この対策活動の結果をデータベースの対応レコー
ドに追記するB対策実践過程と、前記対策活動の結果を
評価するC活動評価過程と、対策活動の実施及び評価を
経た特定ランク以上の医療過誤について現状医療行為を
見直すD結果反映過程とを繰り返すことで医療過誤の発
生可能性を低減し、この医療過誤の発生を未然に防止又
は皆無に向けて低減する医療過誤防止システムである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、医療過誤を防止又
は皆無に向けて低減する医療過誤防止システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術】近年、複雑化する医療技術と熟練医療従
事者の相対的減少など、複合的な要因から、医療過誤が
頻繁に発生するに至っている。医療過誤を発生させない
ことが望ましいことはもちろんであるが、実際には、前
記記載の要因や、やはり人が介在する行為であることも
あり、医療過誤を根絶することは難しい。更に言えば、
医療過誤の発生場面があまりにも多様であり、また現在
は各病院や医療施設毎に異なる対応をしているため、な
かなか医療過誤の防止又は低減が難しい状況が存在す
る。こうした状況下、システム的な医療過誤対策は講じ
られていないのが実情である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】医療過誤の直接的な原
因を逐一洗い出して完全な対策を講じることは事実上不
可能であり、また労力の割には効果が低いと思われる。
しかしながら、医療の現場にあっては、少なからず医療
過誤を招く虞れのある行為や体制が感得できる。すなわ
ち、こうした医療過誤の発生可能性に対し、システム的
に対策を講じれば、医療過誤の発生を間接的に防止し、
又は低減できると考えられる。そこで、こうした医療過
誤の防止又は低減を、各医療過誤の発生可能性に着目し
て実効的に対策を講じるシステムを開発するため、検討
した。 【0004】 【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、医療改善方針に従って発生可能性のある医療過誤を
洗い出してこの医療過誤についての情報をレコード単位
としたデータベースをコンピュータネットワーク上にお
けるサーバに保存する電子データ形式で作成し、評価基
準に基づく発生可能性のランク付けにより特定ランク以
上となった医療過誤の対策活動を立案してデータベース
の対応レコードに付記するA対策立案過程と、前記対策
活動を実施して特定ランク以上の医療過誤の発生可能性
の低減を図りながら、この対策活動の結果をデータベー
スの対応レコードに追記するB対策実践過程と、前記対
策活動の結果を評価するC活動評価過程と、対策活動の
実施及び評価を経た特定ランク以上の医療過誤について
現状医療行為を見直すD結果反映過程とからなり、前記
記載順にA〜D過程を繰り返すことで医療過誤の発生可
能性を低減し、この医療過誤の発生を未然に防止又は低
減する医療過誤防止システムである。本発明は、医療過
誤を直接的に捉えるのではなく、間接的に医療過誤の発
生を未然に防止又は皆無に向けて低減するため、発生可
能性の低減を4段階の過程の繰り返し(サイクル)で実現
する。 【0005】A対策立案過程は、最初に医療改善方針を
作成する(A-1方針作成過程)。医療改善方針はシステ
ムサイクルの方向性を決定づける。続いて、前記医療改
善方針に従って発生可能性のある医療過誤を洗い出し、
この医療過誤の内容をレコード単位としたデータベース
を作成する(A-2現状確認過程)。医療改善方針が異な
れば、このA-2現状確認過程で洗い出せる医療過誤の
種類が変わる。データベースは、医療過誤を一覧にして
客観的かつ明確にする。データベースはコンピュータ上
で作成することが望ましいが、書面又は書類上の文書又
は表でもよい。このデータベースは、以後の低減活動の
準備、実践、結果及び評価を管理し、前記管理の履歴を
新たな医療過誤対策の対策立案資料として利用できる。
また、病院相互又は医療過誤データバンク等へ公開又は
共用し、相互に情報交換の基礎として利用できる。こう
して一覧にした医療過誤は、評価基準に基づく発生可能
性のランク付けにより選別し、特定ランク以上となった
医療過誤の対策活動を立案してデータベースの対応レコ
ードに追記する(A-3対象選別過程)。ランク付けによ
り、対策活動を立案する医療過誤を選別するわけである
が、すべての対策活動を立案、実践してもよい。すべて
の医療過誤に対策活動を立案する場合は、特定ランク
(ランク付けの閾値)は最低ランクとなる。 【0006】ここで、特にA-3対象選別過程でのラン
ク付けが重要となる。そこで、本発明では、(a)医療過
誤は定常時過誤、非常時過誤及び異常時過誤の3種類か
らなり、評価基準に基づいて前記種類別に各医療過誤の
発生可能性をランク付けする、また(b)評価基準は診療
行為別、診療指示体系別及び管理運営体制別の3種類か
らなり、前記種類別の評価基準に基づいて各医療過誤の
発生可能性をランク付けする。(a)医療過誤の分類は、
各医療過誤の内容をより詳細に把握して評価基準による
ランク付けの信頼度を向上させる。また、(b)評価基準
の分類は、多面的な医療行為を各面(病院の経営者、医
者又は看護婦等)から見た個別行為に分類して、それぞ
れから見た医療過誤の内容を明瞭にし、各面それぞれに
適した対策活動の立案を容易にする意味を有する。こう
した医療過誤の分類及び評価基準の分類は、ランク付け
の精度を向上させ、本発明のシステムの実効性を高める
働きを有する。 【0007】B対策実践過程は、立案された対策活動を
実施する段階で、例えば上記のように医療過誤又は評価
基準の分類を用いれば、各面(病院の経営者、医者又は
看護婦等)でそれぞれ異なるアプローチの対策活動があ
り、それぞれが個別に対策活動を実施することになる。
特に、複数人がそれぞれ異なる対策活動を実施する場
合、これら対策活動の結果をデータベースの対応レコー
ドに追記することは、相互確認のほか、C活動評価過程
において対策活動の結果を評価する際に重要である。こ
の対策活動の結果の評価は、対策活動自体の見直しや対
策活動の具体的な取り組みの見直しの契機となる。D結
果反映過程は、対策活動の実施及び評価を経た特定ラン
ク以上の医療過誤について現状医療行為を見直す段階
で、この段階で医療過誤の発生可能性がランク付けにお
ける特定ランクより低くなれば改善されたとみなすこと
ができ、残る医療過誤の発生可能性を低減するため、再
びA対策立案過程からサイクルを繰り返すことになる。
2サイクル目以降では、特段の変更がない限りA-1方
針作成過程は不要であり、新たな医療過誤が発見されな
い場合はA-2現状確認過程も省略することができる。
すなわち、A-3対象選別過程から始めることになる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を参照しながら説明する。図1は本発明のシステムに
基づく1サイクルを表したフローチャート図、図2は洗
い出した医療過誤を過誤種類別、評価基準別に分類する
フローチャート図、図3は作成したデータベース1の例
を表す画面表示の正面図で、図4は本システムを構成す
る病院内でのシステム構成図である。本発明は4段階の
A〜D過程を繰り返すことが骨子であり、本例はその一
例に過ぎず、病院の規模や最初に打ち出す医療改善方針
によってシステム構成(書面ベース又はコンピュータベ
ース)やデータベースの態様(病院単独又は複数の病院相
互共用)も大きく変化する。 【0009】A対策立案過程では、図1に見られるよう
に、まずA-1方針作成過程において、医療改善方針を
決定する。病院には、専門病院と総合病院があり、また
専門病院も分野毎に改善すべき医療が異なるので、この
医療改善方針がシステム全体の方向性を決定付けること
になる。この医療改善方針の決定に際しては、現実の医
療環境の把握が重要であり、専門の対策チームを構成し
てもよいが、例えば院長又は経営者が自ら医療改善方針
を示すことで、対外的に好印象を与え、この好印象がシ
ステムの働きをよりよくする効果が期待できる。 【0010】次に、A-2現状確認過程では、把握した
現実の医療環境の意味を確認して医療過誤の具体的洗い
出し及び発生可能性の特定を図ると共に、客観的に定ま
る法的及びその他の要求事項を明らかにする。医療過誤
については、図2に見られるように、最初に過誤種類別
に分類し、次いで評価基準別にランク付けし、対策活動
を立案すべき発生可能性をランク付けできる。ランク付
けは、過誤種類別、評価基準別でもよいし、全医療過誤
を一体にしてもよい。医療過誤の具体的洗い出し及び発
生可能性の特定が済めば、この段階で基本的なデータベ
ース1(図3及び図4参照)の構築が可能である。A-3
対象選別過程では特定ランク以上の医療過誤を選別し、
対策活動を講じてデータベース1に明記した後、各医療
過誤に応じた体制を構築して、対策活動を具体的に実践
していく。データベース1には、対策活動、結果及び評
価それぞれの責任者を明記しておくことで、緊急事態へ
の対応を明確化する。 【0011】本例では、図3に見られるように、ランク
付けによりBランク以上の医療過誤の対策を立案し、B
対策実践過程以降を実施する。このため、Cランクとな
ったNo.3の医療過誤は、責任者の決定も見送ってい
る。こうしたランク付けによる取り扱う医療過誤の選別
は、各医療過誤における重要度を改めて認識させると共
に、医療過誤に注ぎ込む労力を抑えながら効率的に医療
過誤を低減していく効果を生む。最初のサイクルで対象
外となったCランク以下の医療過誤については、本シス
テムの繰り返しの中でランク付けが変化し、次のサイク
ル以降で対策活動を立案することもある。また、医療過
誤に対する資料としての意味も含めて、対策立案しなか
った低ランクの医療過誤についてもデータベースには登
録しておくことが望ましい。こうしたデータベースは、
外部に公開した際に、病院相互の情報提供の基礎として
意義がある。 【0012】B対策実践過程では、データベース1にお
いて明らかにされた対策活動の責任者を中心に、各対策
活動の体制及びその体制内での責任の分担を明確にし、
各体制内において訓練、自覚及び能力の育成や、体制内
の各人相互による協議及びコミュニケーションを図りな
がら、対策活動を実践していく。この対策活動の実践
は、データベース1における結果の記入によってコンピ
ュータ上のデータ又は書面として文書化、管理する。前
記管理は、対策活動実践途中のみならず、対策活動完了
後、評価が出された後も、資料として長期にわたって管
理するほか、外部へ公開すれば他病院からのフィードバ
ックが期待でき、よりよい対策活動の立案を容易にす
る。また、実際の対策活動の実践上においても、適宜体
制内で各人相互の対応を管理しあうと好ましい。このほ
か、対策活動の対象となる医療過誤や対策活動そのもの
についても、突発的な緊急事態が考えられるので、各体
制において緊急事態への準備及び対応が必要である。こ
の緊急事態への準備及び対応も対策活動の内容として予
め決定し、データベース1に盛り込んでおいてもよい。 【0013】各対策活動の実践は、本発明のシステムに
おける1サイクル内で何度も繰り返される場合もある
し、一度で終了する場合もある。対策活動に対する結果
は、実践単位毎にデータベース1に記入し、それぞれに
評価を加えるのが最も好ましい。すなわち、繰り返し実
践される場合はその都度結果を記入して評価を受ける
し、一度で終了する場合は一度結果を記入して評価を受
ける。1サイクルの期間内であれば、実践終了を経て評
価を受けた後も、引き続き対象となった医療過誤の発生
の有無等をモニターするとよい。 【0014】C活動評価過程では、上記のような対策活
動の実践単位毎に実施して、対策活動の結果から、対策
活動の内容及び結果を点検し、必要があれば対策活動自
体を是正したり、対策活動とは別に対象となる医療過誤
の発生可能性を抑制するための是正措置を実行する。ま
た、評価には、対策活動の結果から対策活動の効果を判
定し、その効果の持続性を継続監視することも含まれ
る。更には、全体としての取り組みをシステムの効率面
から、監査するとよりよい。こうした評価についても、
逐次データベース1に反映しておくことが好ましい。 【0015】各対策活動に要する期間が長短様々である
から、必ずしも同列に対策活動を終了することはできな
いが、基本的には最初に1サイクルの終期を定めてお
き、この終期においてD結果反映過程を実施する。ここ
では、対策活動を経て得られた結果や評価から、各現場
での事故、事故誘因、不適合に対する是正又は予防措置
を講じるほか、より全体的な対策として経営者又は院長
によって医療改善方針の見直しもあり得る。こうして1
サイクルを終えるわけであるが、このD結果反映過程の
有り様によって、次のサイクルは、A-1方針作成過
程、A-2現状確認過程又はA-3対象選別過程のいずれ
かから開始することになる。A-1方針作成過程及びA-
2現状確認過程に戻る場合は、先のデータベースに追記
又は流用して次サイクル用のデータベースを構築し、A
-3対象選別過程に戻る場合は、先のデータベースを流
用することになる。これらデータベースは、サイクル毎
に保存して後日の医療改善の資料とするほか、外部に対
して公開することにより、病院相互又は医療過誤データ
バンク等との情報交換によって広範囲にわたって共用可
能な医療過誤対策の立案に寄与できる。 【0016】データベース1は、コンピュータネットワ
ーク2(イントラネットやインターネット等)上における
サーバ3に保存する電子データ形式が、管理及び外部へ
の公開の観点から最も使い勝手がよい。例えば、図4に
見られるように、データベース1を経営者が管理するサ
ーバ3上に設け、医者a及びbや看護婦a〜cは、それ
ぞれクライアント4(コンピュータや携帯端末)を通じて
データベース1を確認できる。こうしたコンピュータネ
ットワーク2を用いたシステム構築では、各人はそれぞ
れのコンピュータや携帯端末を通じて、いつでもどこで
でも結果、評価の記入やそれらを閲覧できる利点があ
る。必要により、データベース1へのアクセス制限を設
けておけば、それぞれに必要な内容だけの記入や閲覧が
できるので、情報の流れの整理が容易でもある。逆に、
広く外部に公開すれば、より多くの人が医療過誤につい
ての情報を共有できるようになり、安全対策の面から好
ましい。 【0017】また、データベース1を書面5として起こ
した場合、評価基準別にファイル化して、記入や閲覧の
ために回覧すればよい。書面からなるデータベース1を
用いた場合、本発明のシステムにおける1サイクルを構
成する各過程で、情報が集約されるように、定期的に書
面を回収して別途保存ファイルにまとめるとよい。こう
したデータベースの取扱については制限はなく、コンピ
ュータを用いてもスタンドアローンで利用しても構わな
いし、コンピュータと書面とを併用しても差し支えな
い。病院の規模や医療改善方針等に適したデータベース
の構築が肝要と言える。 【0018】本発明の第一義的効果は、病院側から見た
医療過誤の防止又は皆無に向けての低減という安全面の
向上であり、第二義的効果は患者側から見た安心感の向
上及び医療(特に病院)に対する信頼感の醸成にある。こ
れらの効果は、本発明のシステムを適用することにより
結果として得られるのではなく、システムを適用して医
療過誤の対策活動を立案して実践する各段階から様々な
態様で得られる。こうした段階的な効果が、総じて患者
側から見た安心感や信頼感をもたらすわけである。こう
した患者側から見た効果について、表1にまとめる。 【0019】 【表1】【0020】 【発明の効果】本発明の医療過誤防止システムにより、
暫時医療過誤の発生可能性を低減して、事実上医療過誤
の防止を図ることができるようになる。また、こうした
システムの構築は、一方で医療過誤に臨む病院関係者の
あり方を明確にし、医療過誤に対する意識改革をもたら
し、他方で患者に対しては安心感を与える利点がある。
現在の医療過誤の問題は、医療過誤の発生自体もさるこ
とながら、医療過誤防止の体制が不明確な点によるとこ
ろが大きい。本発明のシステムは、こうした不明確さを
なくし、組織横断的な医療過誤抑制の体制作りを実現
し、病院関係者のみならず、患者に対しても安心感を与
える点に効果がある。 【0021】また、医療過誤に対する取り組みを定型化
して、手順を定めることで、医療過誤防止の対策活動を
効率的に実施できるようにする効果もある。過誤種類や
評価基準に種類を設けることで、全体としては医療過誤
を一括に取り扱いながら、それぞれの医療過誤に対する
対策を適切に立案でき、実施に対する評価も容易であ
る。そして、これら一連の流れを各段階でデータベース
に蓄積できるため、以後の医療改善にも役立つ資料を作
成できる利点もある。特に、こうしたデータベースをコ
ンピュータ上で構築すると、病院相互又は医療過誤デー
タバンク等との容易な情報交換又は情報の共有が可能と
なり、よりよい対策立案を可能としたり、多数の病院に
おける共通の対策を実施して医療界全体としての医療過
誤低減に寄与できる。このように、本発明のシステム
は、病院における医療をシステマティックに解析し、更
には病院相互の連携を促進することにより、よりよい医
療提供を可能にする効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のシステムに基づく1サイクルを表した
フローチャート図である。 【図2】洗い出した医療過誤を過誤種類別、評価基準別
に分類するフローチャート図である。 【図3】作成したデータベースの例を表す画面表示の正
面図である。 【図4】本システムを構成する病院内でのシステム構成
図である。 【符号の説明】 1 データベース 2 コンピュータネットワーク 3 サーバ 4 クライアント 5 書面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 医療改善方針に従って発生可能性のある
    医療過誤を洗い出して該医療過誤についての情報をレコ
    ード単位としたデータベースをコンピュータネットワー
    ク上におけるサーバに保存する電子データ形式で作成
    し、評価基準に基づく発生可能性のランク付けにより特
    定ランク以上となった医療過誤の対策活動を立案してデ
    ータベースの対応レコードに付記する対策立案過程と、
    前記対策活動を実施して特定ランク以上の医療過誤の発
    生可能性の低減を図りながら、該対策活動の結果をデー
    タベースの対応レコードに追記する対策実践過程と、前
    記対策活動の結果を評価する活動評価過程と、対策活動
    の実施及び評価を経た特定ランク以上の医療過誤につい
    て現状医療行為を見直す結果反映過程とからなり、前記
    記載順に各過程を繰り返すことで医療過誤の発生可能性
    を低減し、該医療過誤の発生を未然に防止又は皆無に向
    けて低減する医療過誤防止システム。
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