JP2003130616A - 3次元形状計測装置および3次元形状計測方法 - Google Patents

3次元形状計測装置および3次元形状計測方法

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JP2003130616A JP2001324666A JP2001324666A JP2003130616A JP 2003130616 A JP2003130616 A JP 2003130616A JP 2001324666 A JP2001324666 A JP 2001324666A JP 2001324666 A JP2001324666 A JP 2001324666A JP 2003130616 A JP2003130616 A JP 2003130616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計測対象の側面の起伏が大きい場合でも、計測
対象の3次元形状が計測可能な装置及び方法を提供す
る。 【解決手段】計測対象7の側面形状をレーザ変位計1を
用いて斜方から計測することで、計測対象7の側面の測
定ポイントを見失うことなく計測できることと、計測対
象の複数方向からの側面形状データの合成を、上方から
計測した計測対象の形状を基準として行うことにより、
計測対象7の側面の起伏が大きい場合でも3次元形状の
計測を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体の3次元形状を
計測する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の光切断法を用いた3次元
形状計測装置の一例である特開平6−323820号公
報に示される構成図である。図4に示す従来の光切断法
を用いた3次元形状計測装置は、計測対象201と、計
測対象201の姿勢を変更するステージ200と、計測
対象201にスリット光203を照射するスリット光源
202と、計測対象表面に貼り付けられたスリット光2
03を反射しないマーク208と、スリット光203に
よって計測対象201の表面上に形成された光切断線2
05を撮像するテレビカメラ204と、テレビカメラ2
04の画像から得られた計測対象201の形状データを
用いて、ステージ200から得られた計測対象の姿勢デ
ータとテレビカメラ204から得られたスリット光20
3のマーク208による切れ目に基づいて複数の姿勢状
態における計測対象201の3次元形状データを合成す
るデータ処理装置207とで構成されている。
【0003】次に、従来の光切断法を用いた3次元形状
計測装置の動作について説明する。スリット光源202
から出射されたスリット光203は、計測対象201の
表面で光切断線205を形成する。テレビカメラ204
で光切断線205を撮像し、テレビカメラ204の画面
座標系における光切断線205の像の2次元画像データ
を、ステージ200から得た変換位置データを用いて、
スリット光203面を含む測定座標系における光切断線
205の2次元形状データに変換する。
【0004】これら2次元形状データを合成することで
計測対象201の各姿勢状態における3次元形状データ
を得る。次に、テレビカメラ204がマーク208を撮
像できる範囲内で計測対象201の姿勢をステージ20
0により変更する。マーク208の位置から計測対象2
01の各姿勢データを求め、各姿勢状態における計測対
象201の各計測方向についての3次元形状データを合
成することを特徴とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の3次元
形状計測方法において、計測対象の表面の起伏が大きい
場合に、テレビカメラから計測対象の表面上に形成され
た光切断線を撮像した時、テレビカメラと光切断線との
間に突起部があれば、光切断線一部が撮像できず、計測
対象の正確な形状を得ることができない。
【0006】或いはデータ処理装置が光切断光のうち撮
像できなかった部分をスリット光を反射しないマークで
あると判断し、2次元形状データの合成ができない。つ
まり従来技術の第1の問題点は、計測対象の表面の起伏
が大きい時に、形状データを得ることができない場合が
あることである。
【0007】また、計測対象に異物を取り付けられない
場合や、計測対象がごく微細な場合には、計測対象の姿
勢データを得る為のスリット光を反射しないマークを計
測対象に設置することができず、2次元形状データの合
成を行うことができない。つまり従来技術の第2の問題
点は、マークを取り付けることができない場合に、形状
の計測ができないことである。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解消して計測対象の3次元形状を計測することので
きる装置及び方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、計測対
象の表面形状を表す3次元位置データを取得する3次元
形状計測装置であって、基準面上に置かれた前記計測対
象の距離を計測する1次元位置計測器と、前記1次元位
置計測器と前記計測対象との距離を平面に沿って相対的
に走査する為のXYステージ手段と、前記XYステージ
手段を前記計測対象が置かれた前記基準面の法線に対し
て所定の角度に傾ける第1の手段と、前記第1の手段の
回転中心点を中心として該第1の手段を前記計測対象が
置かれた前記基準面に対して垂直な軸回りの回転をする
第2の手段と、前記1次元位置計測器と前記計測対象と
の距離を前記XYステージ手段で相対的に走査して得ら
れる各XY位置における距離のデータを形状データとし
て出力する形状データ計測手段と、該形状データを受け
て該形状データが前記第1の手段が傾斜しない状態で得
られた形状データであった場合にはそのまま変換済み形
状データとして出力し、前記第1の手段が傾斜した状態
で得られた形状データであった場合には座標変換を行い
前記第1の手段を傾斜させない状態で得られた形状デー
タと同一座標系に変換して変換済み形状データとして出
力する形状データ変換手段と、前記第1の手段を傾斜し
ない状態で得られた形状データと前記第1の手段を傾斜
した状態で得られた変換済み形状データを受けてこれら
を合成し計測対象の3次元形状データとして出力する形
状データ合成手段と、前記3次元形状データを受けて計
測対象の形状を表示する形状データ表示手段とを備える
3次元形状計測装置にある。
【0010】ここで、前記第1の手段はθx傾斜ステー
ジであり、前記第2の手段はθz回転ステージであるこ
とが好ましい。この場合、前記θx傾斜ステージは計測
対象の姿勢を任意の角度に調整可能なθx傾斜ステージ
であり、前記θz回転ステージは計測対象の姿勢を任意
の角度に調整可能なθz回転ステージであることができ
る。
【0011】あるいは、前記第1および第2の手段は前
記XYステージを計測対象を中心とする球面上で任意の
位置に移動させることが可能な球状ガイドであることが
できる。この場合、前記球状ガイドは計測対象の姿勢を
任意の角度に調整可能な球状ガイドであることができ
る。
【0012】また、前記XYステージ手段は前記1次元
位置計測機器を搭載して走査するXYステージであるこ
とが好ましい。あるいは、前記XYステージ手段は前記
計測対象を搭載して走査するXYステージであることが
好ましい。
【0013】本発明の他の特徴は、計測対象の形状を計
測する3次元形状計測方法であって、1次元位置計測器
を用いて基準面上に置かれた計測対象の基準面に対して
鉛直上方からの形状データを計測し上方データとするス
テップと、θxステージにて前記1次元位置計測器の計
測角度を斜方に変更するステップと、前記計測対象の斜
方からの形状データを計測し、その方向から計測可能な
計測対象の上面及び側面の形状データを有効データとし
て第1の斜方データとするステップと、θz回転ステー
ジにて前記1次元位置計測器の測定方向を変更するステ
ップと、θz回転ステージにて1次元位置計測器の測定
方向を変更する前記ステップと、計測対象の斜方からの
形状データを計測する前記ステップとを所定測定方向に
ついて行い、各々で得られた斜方データを第nの斜方デ
ータとするステップと、前記第1〜nの斜方データを前
記上方データと同じ座標系、測定格子点間隔に変換して
第1〜nの変換済み斜方データとするステップと、前記
上方データの前記計測対象の基準面からの高さに対し
て、前記第1〜nの変換済み斜方データの前記計測対象
の基準面からの高さが一致するように、前記第1〜nの
変換済み斜方データの各点の基準面からの高さにオフセ
ットをかけるステップと、前記上方データの前記計測対
象の所定方向の側面位置と、前記第1〜nの変換済み斜
方データの前記計測対象の側面位置が一致するように、
前記第1〜nの変換済み斜方データを前記所定方向に平
行移動させるステップと、前記第1〜nの変換済み斜方
データの計測対象の第1の所定高さ以下かつ第2の所定
高さ以上のデータを有効とするステップと、前記第1〜
の変換済み斜方データのうち有効なデータを前記上方デ
ータに重ね合わせ、同一XY位置に対しデータが2つ存
在する場合はその平均値をとり、前記計測対象の3次元
形状データとする計測対象の形状を計測する3次元形状
計測方法にある。
【0014】ここで、前記上方データの前記計測対象の
側面位置と、前記第1〜nの変換済み斜方データの前記
計測対象の側面位置が一致するように、前記第1〜nの
変換済み斜方データを平行移動させるステップの代わり
に、前記上方データの前記計測対象の所定高さ以上であ
るデータの重心位置と、前記第1〜nの変換済み斜方デ
ータの前記計測対象の所定高さ以上であるデータの重心
位置とが一致するように、前記第1〜nの変換済み斜方
データを平行移動させるステップを有することができ
る。
【0015】この場合、前記上方データの前記計測対象
の高さに対して、第1〜nの変換後の斜方データの前記
計測対象の高さが一致するように、前記第1〜nの変換
後の斜方データの高さを調整するステップにおいて、前
記基準面を基準とした前記計測対象の高さに対して、高
さデータが所定割合以上である前記上方データの平均値
と高さデータが所定割合以上である前記第1〜nの変換
後の斜方データの平均値が一致するように前記第1〜n
の変換後の斜方データの高さを調整することができる。
【0016】さらに、前記第1〜nの変換済み斜方デー
タの前記計測対象の側面位置が一致するように、前記第
1〜nの変換済み斜方データを平行移動させるステップ
の代わりに、前記上方データの所定割合の高さ位置にお
ける前記第1〜nの変換済み斜方データに対応する方向
の側面形状の輪郭と、前記第nの変換済み斜方データの
側面形状の輪郭を抽出するステップと、前記第nの変換
済み斜方データの側面形状の輪郭が前記上方データの側
面形状の輪郭に最も一致するそれぞれの並行移動量を最
小二乗法により求めるステップと、前記第1〜nの変換
済み斜方データを、それぞれに対応する並行移動量で並
行移動させるステップとすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態を示す構
成図であり、(A)は一部断面を含む側面図、(B)上
面図である。また、図3は本発明の第1の実施の形態に
おいて、計測対象の3次元形状を計測する方向を示す模
式図である。
【0019】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態の3次元形状計測装置は、基準面16上の計測中心
点17に置かれた計測対象7との距離を計測するレーザ
変位計(レーザ測長計)1と、レーザ変位計1を平面に
沿って走査する為のXYステージ2と、XYステージ2
を基準面16の法線に対して計測中心17を中心に所定
の角度に傾けるθx傾斜ステージ3と、基準面16上に
スペーサ6を介して設定されたベース5上に設けられ、
計測中心点17を中心としてθx傾斜ステージ3を基準
面16の法線まわりでで回転させるθz回転ステージ4
と、レーザ変位計1をXYステージ2で走査して得られ
る各XY位置における距離のデータである位置データ1
2を受けて形状データ13として出力する形状データ計
測手段8と、形状データ13を受けて形状データ13が
θx傾斜ステージ3が傾斜しない状態で得られた形状デ
ータであった場合には何も処理をしないで変換済み形状
データ14として出力し、θx傾斜ステージ3が傾斜し
た状態で得られた形状データであった場合には座標変換
を行いθx傾斜ステージ3を傾斜させない状態で得られ
た形状データと同一座標系に変換して変換済み形状デー
タ14として出力する形状データ変換手段9と、θx傾
斜ステージ3を傾斜しない状態で得られた形状データ1
3とθx傾斜ステージ3を傾斜した状態で得られた変換
済み形状データ13を受けてこれらを合成し前記計測対
象7の3次元形状データ15として出力する形状データ
合成手段10と、3次元形状データ15を受けて計測対
象7の形状を表示する形状データ表示手段11とを含ん
で構成される。
【0020】このように構成された第1の実施の形態の
3次元形状計測装置の動作について説明する。
【0021】基準面16上の計測中心点17に設置され
た計測対象7に対して、まずレーザ変位計1をXYステ
ージ2で計測中心点17を中心として基準面16に並行
な面内で走査し、形状データ計測手段8は計測対象7及
びその周辺の位置データを受けて、これを上方データと
する。
【0022】次にθx傾斜ステージ3によりレーザ変位
計1をXYステージ2ごと所定角度まで傾斜させる。こ
の時、レーザ変位計1の計測位置の方向は計測中心点1
7を向いている。この状態で、レーザ変位計1をXYス
テージ2で計測中心点17を中心として走査し、形状デ
ータ計測手段8は計測対象7及びその周辺の位置データ
を受けて、これを第1の斜方データとする。
【0023】次に、この状態で、θz回転ステージ4に
よりレーザ変位計1とXYステージ2とθx傾斜ステー
ジ3ごと所定角度まで回転させ、レーザ変位計1をXY
ステージ2で計測中心点17を中心として走査し、形状
データ計測手段8は計測対象7及びその周辺の位置デー
タを受けて、第2の斜方データとする。
【0024】さらにθz回転ステージ4を所定角度間で
回転させ、計測対象7及びその周辺の位置データを取得
する動作を繰り返し、形状データ計測手段8が第nの斜
方データまで受け終えた後に形状データ13として出力
する。
【0025】形状データ変換手段9は形状データ13を
受けて、第1〜nの斜方データの座標系・計測格子点間
隔を上方データと同一になるように変換し、これらを第
1〜nの変換後の斜方データとして出力する。
【0026】従来の3次元形状計測方法の場合では、計
測対象7の表面に大きな起伏が有り、計測対象7の側面
を照射するスリット光が起伏の陰にかくれてテレビカメ
ラで撮像できない場合には、その箇所の形状データが欠
落し、正確な形状データを得ることができなくなるだけ
でなく、形状データの欠落部分をマークであると判断し
て誤った位置でデータの合成を行ってしまう。
【0027】そこで本発明においては、従来技術のマー
クの位置で形状データを合成する代わりに、形状データ
合成手段10が変換済み形状データ14を受けて、第1
〜nの変換後の斜方データのそれぞれが上方データの外
形に最も一致するように、形状データの上面高さと側面
の輪郭形状を基準に合成し、3次元形状データ15を出
力する。
【0028】合成の方法は、まず、形状データの高さ方
向の位置調整は、上方データと第1〜nの変換後の斜方
データのうち、計測対象の高さの所定割合以上の高さで
ある高さデータの平均値をそれぞれ算出する。
【0029】上方データの計測対象の高さの所定割合以
上の高さである高さデータの平均値に第1〜nの変換後
の斜方データの計測対象の高さの所定割合以上の高さで
ある高さデータの平均値が一致するように、第1〜nの
変換後の斜方データの全体の高さをオフセットさせる。
【0030】次に、第nの変換後の斜方データの計測対
象の側面形状と、第1〜nの変換後の斜方データの計測
方向に対応する方向の上方データの計測対象の側面形状
について、側面形状が最もよく合致する第1〜nの変換
後の斜方データのそれぞれの平行移動量を最小二乗法に
より求め、平行移動させる。次に第1〜nの変換済み斜
方データの計測対象の所定高さ以下かつ基準高さ以上の
データを有効とし、第1〜の変換済み斜方データのうち
有効なデータを上方データに合成する。
【0031】最後に、形状データ表示手段11は3次元
形状データ15を受けて、計測対象7の3次元形状デー
タを出力することで、3次元形状計測データを得ること
を可能にする。
【0032】尚、レーザ変位計1は、計測対象に接触す
る接触型変位計でも良い。また、θx傾斜ステージ3と
θz回転ステージ4の代わりに、XYステージ2を球面
上で任意の位置に移動させることが可能な球状ガイドを
用いても良い。
【0033】また、θx傾斜ステージ3と前記θz回転
ステージ4や、球状ガイドの代わりに、計測対象の姿勢
を任意の角度に調整可能なθx傾斜ステージとθz回転
ステージを用いても良い。
【0034】また、球状ガイドの代わりに、計測対象の
姿勢を任意の角度に調整可能な球状ガイドを用いても良
い。また、レーザ変位計1を走査するXYステージ2の
代わりに、計測対象7を平行移動させるXYステージを
用いても良い。
【0035】さらに、形状データ計測手段8と、形状デ
ータ変換手段9と、形状データ合成手段10と、形状デ
ータ表示手段11は、パソコンやロジック回路を用いて
も良い。
【0036】図2は、本発明の第2の実施の形態の3次
元形状計測方法を示すフローチャートである。図2を参
照すると、本発明の第2の実施の形態は、第1のステッ
プ101で基準面上の前記計測中心点に設置された計測
対象に対して、レーザ変位計をXYステージで計測中心
点を中心として基準面に並行な面内で走査し、計測対象
およびその周辺の位置データを取得して、これを上方デ
ータとする。次に第2のステップ102でθx傾斜ステ
ージによりレーザ変位計をXYステージごと所定角度ま
で傾斜させる。この時、前記レーザ変位計の計測位置の
方向は前記計測中心点を向いている。
【0037】この状態で、第3のステップ103でレー
ザ変位計をXYステージで計測中心点を中心として走査
し、計測対象及びその周辺の位置データを取得して、こ
れを第1の斜方データとする。この状態で、第4のステ
ップ104でθz回転ステージによりレーザ変位計とX
Yステージごとθx傾斜ステージを所定角度まで回転さ
せる。
【0038】第5のステップ105で、θz回転ステー
ジにて1次元位置計測器の測定方向を変更する第4のス
テップ104と、計測対象の斜方からの形状データを計
測する第3のステップとを複数回所定測定方向について
行い、各々で得られた斜方データを第nの斜方データと
する。
【0039】第6のステップ106で、第1〜nの斜方
データの座標系・計測格子点間隔を前記上方データと同
一になるように形状データ変換手段を用いて変換し、こ
れらを第1〜nの変換後の斜方データとする。
【0040】第7のステップ107で、上方データの計
測対象の基準面からの高さに対して、第1〜nの変換後
の斜方データの計測対象の基準面からの高さが一致する
ように第1〜nの変換後の斜方データの高さにオフセッ
トをかける。
【0041】第8のステップ108で、上方データの計
測対象の所定方向の側面位置と、第1〜nの変換後の斜
方データの計測対象の前記所定方向の側面位置が一致す
るように、第1〜nの変換後の斜方データを前記所定方
向に平行移動させる。
【0042】第9のステップ109で、第1〜nの変換
後の斜方データのうち、計測対象の側面データに相当す
る、第1の所定高さ以上、第2の所定高さ未満である高
さデータを有効とする。
【0043】第10のステップ110で、第1〜nの変
換後の斜方データの有効な高さデータを上方データに重
ね合わせ、同一XY位置に対しデータが2つ以上存在す
る場合にはその平均をとることで、計測対象の3次元形
状データを得ることが可能となる。
【0044】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、計測対象の表面
の起伏が大きい場合でも、計測対象の3次元形状データ
を得ることができる事である。その理由は、1次元位置
計測器を用いて計測対象の斜方から計測することで、計
測対象側面の起伏によって測定ポイントを見失うことな
く計測することができる為である。
【0045】第2の効果は、計測対象に特別な印などを
設置することなく、3次元形状データを得ることができ
ることである。その理由は、計測対象の複数方向からの
側面形状データの合成を、上方から計測した計測対象の
形状を基準として行う為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の第1の実施の形態において、計測対象
の3次元形状を計測する方向を示す模式図である。
【図4】従来技術の3次元形状計測方法の一例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 レーザ測長計(レーザ変位系) 2 XYステージ 3 θx傾斜ステージ 4 θz回転ステージ 5 ベース 6 スペーサ 7 計測対象 8 形状データ計測手段 9 形状データ変換手段 10 形状データ合成手段 11 形状データ表示手段 12 位置データ 13 形状データ 14 変換済み形状データ 15 3次元形状データ 101 第1のステップ 102 第2のステップ 103 第3のステップ 104 第4のステップ 105 第5のステップ 106 第6のステップ 107 第7のステップ 108 第8のステップ 109 第9のステップ 110 第10のステップ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA53 BB05 FF11 HH04 HH13 MM04 MM06 MM07 PP22 2F078 CA08 CC20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測対象の表面形状を表す3次元位置デ
    ータを取得する3次元形状計測装置であって、基準面上
    に置かれた前記計測対象の距離を計測する1次元位置計
    測器と、前記1次元位置計測器と前記計測対象との距離
    を平面に沿って相対的に走査する為のXYステージ手段
    と、前記XYステージ手段を前記計測対象が置かれた前
    記基準面の法線に対して所定の角度に傾ける第1の手段
    と、前記第1の手段の回転中心点を中心として該第1の
    手段を前記計測対象が置かれた前記基準面に対して垂直
    な軸回りの回転をする第2の手段と、前記1次元位置計
    測器と前記計測対象との距離を前記XYステージ手段で
    相対的に走査して得られる各XY位置における距離のデ
    ータを形状データとして出力する形状データ計測手段
    と、該形状データを受けて該形状データが前記第1の手
    段が傾斜しない状態で得られた形状データであった場合
    にはそのまま変換済み形状データとして出力し、前記第
    1の手段が傾斜した状態で得られた形状データであった
    場合には座標変換を行い前記第1の手段を傾斜させない
    状態で得られた形状データと同一座標系に変換して変換
    済み形状データとして出力する形状データ変換手段と、
    前記第1の手段を傾斜しない状態で得られた形状データ
    と前記第1の手段を傾斜した状態で得られた変換済み形
    状データを受けてこれらを合成し計測対象の3次元形状
    データとして出力する形状データ合成手段と、前記3次
    元形状データを受けて計測対象の形状を表示する形状デ
    ータ表示手段とを備えることを特徴とする3次元形状計
    測装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の手段はθx傾斜ステージであ
    り、前記第2の手段はθz回転ステージであることを特
    徴とする請求項1に記載の3次元形状計測装置。
  3. 【請求項3】 前記θx傾斜ステージは計測対象の姿勢
    を任意の角度に調整可能なθx傾斜ステージであり、前
    記θz回転ステージは計測対象の姿勢を任意の角度に調
    整可能なθz回転ステージであることを特徴とする請求
    項2に記載の3次元形状計測装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の手段は前記XYス
    テージを計測対象を中心とする球面上で任意の位置に移
    動させることが可能な球状ガイドであることを特徴とす
    る請求項1に記載の3次元形状計測装置。
  5. 【請求項5】 前記球状ガイドは計測対象の姿勢を任意
    の角度に調整可能な球状ガイドであることを特徴とする
    請求項2に記載の3次元形状計測装置。
  6. 【請求項6】 前記XYステージ手段は前記1次元位置
    計測機器を搭載して走査するXYステージであることを
    特徴とする請求項1に記載の3次元形状計測装置。
  7. 【請求項7】 前記XYステージ手段は前記計測対象を
    搭載して走査するXYステージであることを特徴とする
    請求項1に記載の3次元形状計測装置。
  8. 【請求項8】 計測対象の形状を計測する3次元形状計
    測方法であって、1次元位置計測器を用いて基準面上に
    置かれた計測対象の基準面に対して鉛直上方からの形状
    データを計測し上方データとするステップと、θxステ
    ージにて前記1次元位置計測器の計測角度を斜方に変更
    するステップと、前記計測対象の斜方からの形状データ
    を計測し、その方向から計測可能な計測対象の上面及び
    側面の形状データを有効データとして第1の斜方データ
    とするステップと、θz回転ステージにて前記1次元位
    置計測器の測定方向を変更するステップと、θz回転ス
    テージにて1次元位置計測器の測定方向を変更する前記
    ステップと、計測対象の斜方からの形状データを計測す
    る前記ステップとを所定測定方向について行い、各々で
    得られた斜方データを第nの斜方データとするステップ
    と、前記第1〜nの斜方データを前記上方データと同じ
    座標系、測定格子点間隔に変換して第1〜nの変換済み
    斜方データとするステップと、前記上方データの前記計
    測対象の基準面からの高さに対して、前記第1〜nの変
    換済み斜方データの前記計測対象の基準面からの高さが
    一致するように、前記第1〜nの変換済み斜方データの
    各点の基準面からの高さにオフセットをかけるステップ
    と、前記上方データの前記計測対象の所定方向の側面位
    置と、前記第1〜nの変換済み斜方データの前記計測対
    象の側面位置が一致するように、前記第1〜nの変換済
    み斜方データを前記所定方向に平行移動させるステップ
    と、前記第1〜nの変換済み斜方データの計測対象の第
    1の所定高さ以下かつ第2の所定高さ以上のデータを有
    効とするステップと、前記第1〜の変換済み斜方データ
    のうち有効なデータを前記上方データに重ね合わせ、同
    一XY位置に対しデータが2つ存在する場合はその平均
    値をとり、前記計測対象の3次元形状データとすること
    を特徴とする計測対象の形状を計測する3次元形状計測
    方法。
  9. 【請求項9】 前記上方データの前記計測対象の側面位
    置と、前記第1〜nの変換済み斜方データの前記計測対
    象の側面位置が一致するように、前記第1〜nの変換済
    み斜方データを平行移動させるステップを省略して、前
    記上方データの前記計測対象の所定高さ以上であるデー
    タの重心位置と、前記第1〜nの変換済み斜方データの
    前記計測対象の所定高さ以上であるデータの重心位置と
    が一致するように、前記第1〜nの変換済み斜方データ
    を平行移動させるステップを有することを特徴とする請
    求項8に記載の3次元形状計測方法。
  10. 【請求項10】 前記上方データの前記計測対象の高さ
    に対して、第1〜nの変換後の斜方データの前記計測対
    象の高さが一致するように、前記第1〜nの変換後の斜
    方データの高さを調整するステップにおいて、前記基準
    面を基準とした前記計測対象の高さに対して、高さデー
    タが所定割合以上である前記上方データの平均値と高さ
    データが所定割合以上である前記第1〜nの変換後の斜
    方データの平均値が一致するように前記第1〜nの変換
    後の斜方データの高さを調整することを特徴とする請求
    項8または請求項9に記載の3次元形状計測方法。
  11. 【請求項11】 前記第1〜nの変換済み斜方データの
    前記計測対象の側面位置が一致するように、前記第1〜
    nの変換済み斜方データを平行移動させるステップを省
    略して、前記上方データの所定割合の高さ位置における
    前記第1〜nの変換済み斜方データに対応する方向の側
    面形状の輪郭と、前記第nの変換済み斜方データの側面
    形状の輪郭を抽出するステップと、前記第nの変換済み
    斜方データの側面形状の輪郭が前記上方データの側面形
    状の輪郭に最も一致するそれぞれの並行移動量を最小二
    乗法により求めるステップと、前記第1〜nの変換済み
    斜方データを、それぞれに対応する並行移動量で並行移
    動させるステップとすることを特徴とする計測対象の形
    状を計測する請求項8乃至請求項10のいずれかに記載
    の3次元形状計測方法。
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