JP2003129763A - 防火断熱ドア - Google Patents
防火断熱ドアInfo
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- JP2003129763A JP2003129763A JP2001331926A JP2001331926A JP2003129763A JP 2003129763 A JP2003129763 A JP 2003129763A JP 2001331926 A JP2001331926 A JP 2001331926A JP 2001331926 A JP2001331926 A JP 2001331926A JP 2003129763 A JP2003129763 A JP 2003129763A
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Abstract
することができるものでありながら、防火基準をも十分
に満足させる構造とし、耐火建築物への採用を視野に入
れた防火断熱ドアをを提供する。 【解決手段】 表パネル1aと裏パネル1bとの間に断
熱材7を充填して断熱ドア(ドア本体1)を構成する
に、上記表裏パネル1a、1b間に内装されるドア用機
構部材は、全て断熱性樹脂ライナー10、11、15、
20を介して表裏パネル1a、1bの各内面1a´、1
b´に面着固定されている。
Description
伝導を有効に遮断し得る断熱ドアに関する。 【0002】 【従来の技術】従来からビル、住宅等の建築物は、建築
基準法第2条第九号の二に掲げる基準に適合する耐火性
を有していることが重要であり、その主要構造部(建物
の骨組)は、「耐火構造であること」の他に、 (1)当該建築物の構造、建築設備及び用途に応じて屋内
において発生が予測される火災による火熱に当該火災が
終了するまで耐えること。 (2)当該建築物の周囲において発生する通常の火災によ
る火熱に当該火災が終了するまで耐えること。 等の技術的基準に適合するものであることが要件となっ
ている。 【0003】そして、上述のような耐火建築物で延焼の
おそれのある部分にある開口部(窓・出入口)には、火
災を最小限に押さえるために防火戸の取り付けが義務付
けられており、防火戸の種類としては、銀行などの出入
口のスチールシャッターやマンションのドアなどに使用
される「甲種防火戸」の他に、 スチールサッシ又はアルミサッシに網入りガラスをい
れたもの 骨組を鉄製とし、厚さ0.8mm以上1.5mm未満
のもの 鉄骨コンクリート製又は鉄筋コンクリート製で厚さ
3.5cm未満のもの 骨組を防火塗料を塗布した木材製とし、屋内面に厚さ
1.2cm以上の木毛セメント版又は0.9cm以上の
石膏ボードを張り、屋外面に亜鉛鉄板を張ったもの 等の乙種防火戸がある。 【0004】一方、ドアを介して区画された二室間での
断熱を第一の目的とした断熱ドアにおいては、上記した
乙種防火戸としての防火基準を満足させるものは従来か
ら存在しておらず、需要者から断熱機能と防火機能を併
せ持った防火断熱ドアの出現が熱望されていた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の如き
実状に鑑み断熱ドアの機能向上を目指す研究、開発の過
程で創案されたものであって、その目的とするところ
は、室内側と室外側との間の熱伝導を十分に遮断するこ
とができるものでありながら、防火基準をも十分に満足
させる構造とし、耐火建築物への採用を視野に入れた防
火断熱ドアを提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明が採用した技術的手段は、表パネルと裏パネル
との間に断熱材を充填して断熱ドアを構成するに、上記
表裏パネル間に内装されるドア用機構部材は、全て断熱
性樹脂ライナーを介して表裏パネルの各内面に面着固定
されていることを特徴とするものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付した
図面に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3におい
て、1は防火断熱ドアのドア本体であり、該ドア本体1
は、表パネル1aと裏パネル1bとからなる両面フラッ
シュドア構造を有して構成されていると共に、ドア本体
1の上辺には吊り元側2に近接して後述するドアクロー
ザ3の取付部4が内装され、また戸先側5の上下位置に
は錠前機構6a、6bを収納する収納部6が内装されて
いる。 【0008】上記ドア本体1は、表裏パネル1a、1b
の内面1a´、1b´間に断熱材7を充填し、かつ吊り
元側2および戸先側5に位置する断面コ字形の力骨8、
9は、それぞれ断熱性樹脂ライナー10、11を介して
上記内面1a´、1b´間に面着固定されるようになっ
ている。 【0009】すなわち、上記力骨8は、断面コ字形に成
形された断熱性樹脂ライナー10をドア本体1の全高に
渡って延設し、各表裏パネル1a、1bの突き合わせ端
面1a´´、1b´´との間で螺子12により止着され
る。また、戸先側5に位置する力骨9は、内面1a´、
1b´との間に断面L字形に成形された1組の断熱性樹
脂ライナー11、11をドア本体1の全高に亘って対向
状に離間延設すると共に、各表裏パネル1a、1bの戸
先側端面に形成した開口部13の収納部6は、図3に示
すように、断面L字形の断熱性樹脂ライナー11、11
と、錠前機構6a、6bが貫通する貫通孔14を穿設し
た錠前用断熱性樹脂ライナー15を介して表裏パネル1
a、1b間に内装され、当該開口部13を全高に亘る戸
当りエッジ16で封鎖することによりドア本体1が構成
される。なお、17、17は表裏パネル1a、1bの各
外面から突出する取手部である。 【0010】また、上記吊り元側2の上辺位置に内装さ
れるドアクローザ3の取付部4は、当該上辺位置に横設
した下向きコ字形の枠材18内に、断面コ字形に曲成し
てなる収納ブラケット19の垂辺19aを嵌入固定して
構成されていると共に、上記収納ブラケット19の下端
縁に垂設した垂辺19bと、上記枠材18の外面および
収納ブラケット19の表パネル1a側には、前述の断面
L字形に成形された断熱性樹脂ライナー11、断面コ字
形に成形された断熱性樹脂ライナー10およびシート状
の断熱性樹脂ライナー20が、各表裏パネル1a、1b
の内面1a´、1b´との間に介装されて、ドアクロー
ザ3を開口部21に取付るようになっている。 【0011】図5は前記力骨8と表裏パネル1a、1b
の周辺構成を拡大して示すものであって、断面コ字形に
成形された断熱性樹脂ライナー10には、突き合わせ端
面1a´´、1b´´間に臨む突条部10aが一体形成
されており、この突条部10aを挟んで上記突き合わせ
端面1a´´、1b´´の端縁を離間させた状態でドア
本体1を構成することにより、表裏パネル1a、1b間
での熱伝導を阻止することが可能となる上、突き合わせ
端面1a´´、1b´´の小口を隠すことができる。ま
た、同図(c)に示すように、突条部10´aの先端で
両側方に張り出すモール部10´b、10´bを一体形
成することにより、端面1a´´、1b´´の機械加工
におけるキズ、変形等をも積極的に隠し得て、美観の向
上に寄与することができる。 【0012】また、上記力骨8の角部8a、8aに位置
する断熱性樹脂ライナー10の内角部位には、当該角部
8a、8aに面接しないようにポケット部22が一体形
成されており、これにより力骨8と断熱性樹脂ライナー
10との嵌合においてスムーズでがたつきのない嵌着構
造を得ることができると共に、力骨8が製造過程でやや
大きめに曲成されている場合でも、上記ポケット部22
に角部8a、8aが進入することで安定した嵌着構造を
可能とすることができる。 【0013】本発明は叙上の如く構成されているから、
ドア本体1を構成するに際して、表パネル1aと裏パネ
ル1bが直接接触することがなく、また表裏パネル1
a、1b間に内装されるドア用機構部材、すなわちドア
クローザ3の取付部4、錠前機構6a、6bは、全て断
熱性樹脂ライナー10、11、15および20を介して
内面1a´、1b´に面着固定する構成としたので、表
パネル1aと裏パネル1bとの間での熱伝導率は極めて
低くなり、しかもドア本体1内には断熱材7が充填され
ているから、当該ドア本体1を通じての熱伝導を有効に
遮断することができる。 【0014】図6および図7は、網入りガラス23をは
め込んだ窓枠24付きのドア本体1´を示すものであっ
て、該ドア本体1´の窓枠24は、表パネル1aと裏パ
ネル1bに外側方から四周枠状に嵌着されると共に、上
記窓枠24の嵌着位置近傍には、前記断熱性樹脂ライナ
ー11、11が離間対向状に介装されており、断熱性樹
脂ライナー10、15等を介して熱伝導率の低い両面フ
ラッシュドア構造を有して構成されている。 【0015】 【発明の効果】これを要するに本発明は、表パネルと裏
パネルとの間に断熱材を充填して断熱ドアを構成する
に、上記表裏パネル間に内装されるドア用機構部材は、
全て断熱性樹脂ライナーを介して表裏パネルの各内面に
面着固定されているいるから、室内側と室外側との間の
熱伝導を十分に遮断することができるものでありなが
ら、断熱ドアを構成するに際して、表パネルと裏パネル
が直接接触する箇所が全くなく、かつ表裏パネル間に内
装されるドア用機構部材も全て断熱性樹脂ライナーを介
して断熱ドア内に面着固定することができると共に、表
裏パネル間での熱伝導率を容易に低下させ、かつ充填さ
れる断熱材と相俟って断熱ドアを通じての熱伝導を有効
に遮断することができ、防火基準をも十分に満足させる
構造を容易になし得て、耐火建築物への採用を視野に入
れた防火断熱ドアとすることができる、という極めて有
用な新規的効果を奏するものである。
(b)は同上A−A線断面図である。 【図3】(a)は断熱性ライナーの要部平面図である。
(b)は同上正面図である。 【図4】防火断熱ドアの要部縦断面図である。 【図5】(a)はドア本体の端面部位を拡大して示す要
部断面図である。(b)は突条部の要部拡大側面図であ
る。(c)は他の構成の突条部の要部拡大側面図であ
る。 【図6】防火断熱ドアの他の構成を示す全体正面図であ
る。 【図7】(a)は図6におけるB−B線断面図である。
(b)は同上A−A線断面図である。 【符号の説明】 1 ドア本体 1a 表パネル 1b 裏パネル 1a´ 内面 1b´ 内面 3 ドアクローザ 6a 錠前機構 6b 錠前機構 7 断熱材 10 断熱性樹脂ライナー 11 断熱性樹脂ライナー 15 断熱性樹脂ライナー 20 断熱性樹脂ライナー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表パネルと裏パネルとの間に断熱材を充
填して断熱ドアを構成するに、上記表裏パネル間に内装
されるドア用機構部材は、全て断熱性樹脂ライナーを介
して表裏パネルの各内面に面着固定されていることを特
徴とする防火断熱ドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331926A JP2003129763A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 防火断熱ドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331926A JP2003129763A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 防火断熱ドア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003129763A true JP2003129763A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19147423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001331926A Pending JP2003129763A (ja) | 2001-10-30 | 2001-10-30 | 防火断熱ドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003129763A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58143986U (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-28 | 近畿車輌株式会社 | 防火・断熱扉 |
JP2001170195A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-06-26 | Matsushita Electric Works Ltd | 地下室用防火扉 |
-
2001
- 2001-10-30 JP JP2001331926A patent/JP2003129763A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58143986U (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-28 | 近畿車輌株式会社 | 防火・断熱扉 |
JP2001170195A (ja) * | 1999-12-22 | 2001-06-26 | Matsushita Electric Works Ltd | 地下室用防火扉 |
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