JP2003126021A - ライトガイド付内視鏡 - Google Patents

ライトガイド付内視鏡

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JP2003126021A
JP2003126021A JP2001329850A JP2001329850A JP2003126021A JP 2003126021 A JP2003126021 A JP 2003126021A JP 2001329850 A JP2001329850 A JP 2001329850A JP 2001329850 A JP2001329850 A JP 2001329850A JP 2003126021 A JP2003126021 A JP 2003126021A
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JP
Japan
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light guide
endoscope
light
mirror
illumination
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001329850A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Watanabe
由隆 渡邊
Yoshikazu Okada
芳和 岡田
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DOCTORS IDEAL SUPPLY KK
Original Assignee
DOCTORS IDEAL SUPPLY KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外科手術に際して、切開部から患部などを観
察する内視鏡において、観察部位を照明する光源を外部
光源と切り離して確保し、内視鏡の操作性を向上する 【解決手段】 グリップ11から延長した支持部12先
端にミラー15を取り付けた内視鏡10において、内視
鏡軸線に沿ってミラー近傍に至る透明体からなるライト
ガイド20を設け、該ライトガイドの側面及び/又はグ
リップ側端面を照明光入射側、他端及び/又は他端周面
を出射側として、切開部5周囲を照明する高輝度のビー
ム状の照明光Rをライトガイド内に取り込み、他端に伝
送してミラー15の視野周辺患部A近傍を照明r1、r
2する。上記ライトガイドの材質に制約はないがアクリ
ル樹脂が好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、外科手術の際に切
開部内に挿入して、視野を妨げられて直接見ることので
きない個所を映して観察するための内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内や頭部の外科手術の際、切開部か
ら内部を広く観察する必要があり、特に脳外科手術にお
いては、該切開部から見るため狭い視野にある対象個所
を輝度の高い光源からビーム状に照明光を照射して患部
を直接或いは顕微鏡視野で観察するが、何分狭い切開部
からの観察であるため視野が限られ、患部周辺を隈なく
観察することは困難である。このため、他の臓器や血管
などの影になって見えない個所を観察するために図3に
示すようにグリップ11から延長された細い支持部12
先端にミラー15をセットした内視鏡10を用い、顕微
鏡視野でミラーを介して見ることが行われる。図におい
て、切開部5から挿入された内視鏡のミラーは、切開部
を通る視線から直接見ることのできない患部Aを映し、
顕微鏡Mの視野内で観察することができる。ところが、
ミラーによって障害物を迂回して視野を確保しても、狭
い切開部に対して、術者の視線、照明光及びミラーなど
の器具の挿入方向などもほぼ平行に同じ切開部から患部
に向けられており、光は直進するため当該部位は術者や
器物、或いは他の臓器などの影となって照明光が到達せ
ず、肝心な観察部位は暗くなって明瞭に見ることができ
ない。このような個所の照明用として光ファイバーを切
開部外の光源に接続してライトガイドとして用い、その
一端部から導入した照明光を観察部位に向けたその先端
部から射出して照明することが行われている。
【0003】しかしながら、これらの照明手段によれば
観察部位の照明は確保できるものの、このようなライト
ガイドは、内視鏡によって今現在観察している部位に常
にその先端を向けて照明光を確保するため、光ファイバ
ーからなるライトガイドが光源から内視鏡と共に切開部
を通してセットされており、内視鏡を扱って手術部内部
を隈なく観察する際にはこれらの手元から光源まで延長
されたライドガイドは操作の邪魔であり、手際の要求さ
れるこれら脳外科などの措置においては負担となるもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡視野を照明する
光源を外部光源と切り離して確保し、内視鏡の操作性を
向上する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、グリップから
延長した支持部先端にミラーを取り付けた内視鏡におい
て、内視鏡軸線に沿ってミラー近傍に至る透明体からな
るライトガイドを設け、該ライトガイドの側面及び/又
はグリップ側端面を照明光入射側、他端及び/又は他端
周面を出射側としたライトガイド付内視鏡であり、特
に、上記ライトガイドがアクリル樹脂からなる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、光源として手
術部位に向けられた輝度の高いビーム状の照明を利用
し、その照明光をライトガイドに取り込んで、観察部位
に臨むミラーやその周辺に向けて射出光として観察部位
を照明する。以下、図1によって本発明の具体的形態及
び原理を説明する。図1において、本発明の上記従来の
構造と変わらない構造は同じ番号によって示すが、本発
明においてはライトガイド20が内視鏡グリップ11の
取り扱いの邪魔にならない位置に設けられた支持部13
によって取り付けられ、他端をミラーに近接する位置に
配置している。
【0007】内視鏡を用いて切開部から患部周辺を観察
する際には、高輝度の照明Rがビーム状にこれらの個所
に向けられており、このため手術部位周辺、特に切開部
から患部方向に向けて極めて明るく、充分な光量のある
環境にある。この高輝度の照明光はほぼ観察部位方向に
向けられているため、照明の当たる部位は明瞭に識別で
きるが、開口部からの限られた方向からの照明であるた
め内部組織の影となって照明光の達しない部位が生じ、
しかも術者の視野方向も上記した条件からこの照明光と
ほぼ同じ方向となるため、これらの個所を観察すること
ができない。内視鏡のミラーは、このような条件下で任
意の視野を与えるものであるが、これらの個所は上記の
ように照明光が達しない領域であるため、ミラーによっ
ても充分に観察することはできない。本発明のライトガ
イド付き内視鏡の使用に際して、このような照明条件下
において切開部から内視鏡を挿入すると、そのライトガ
イドのグリップ側端面及びその側面の多くがこれらの照
明光の中にあり、しかもこれらの照明光の方向は内視鏡
の軸線方向、即ちライトガイドの方向に沿っており、ま
た内視鏡はビーム状照明光の照射方向にほぼ沿う方向で
操作される。
【0008】従って、その端面に照射された照明光Rは
その端面に垂直に近い角度で入射するため効率良く取り
込まれ、入射後のライトガイド内では浅い角度で反射を
繰り返すため、その一部は全反射条件を満たして効率的
に他端部に向けて伝送r1される。また、ライトガイド側
面に照射された照明光Rは、浅い角度で入射するため反
射rされ易いが、入射後のライトガイド中の反射角度が
全反射条件に近いこと及び照射面積が広いため、上記の
照明条件のもとで取り込まれる光量は多く、入射光の一
部が伝送条件を満たすとしても、ライトガイド中に取り
込まれて伝送される光r2は全体としてミラーの視野周辺
の照明には充分な光量となる。これらのライトガイド中
を伝送される光は、ライトガイドのミラーに近接する他
端を透過、或いは反射されるため、その端面の角度を適
当に調整することにより、ミラーに直接入射して反射、
或いは端面で反射されて外周側面周辺から散乱光となっ
て出射し、ミラーの視野範囲を効果的に照明することが
できる。
【0009】図において、患部Aなどの観察部位をこれ
らの照明光によってミラー15の視野に捉え、顕微鏡M
の視野において観察するが、図から明らかなように本発
明のライトガイドは、内視鏡のグリップ及び支持部に沿
って近接して取り付けられ、その先端もミラーの支持部
取り付け側と視線を結ぶ線内にほぼ収まることができる
ため、ミラーと観察部位との間で視野を遮ることはな
い。また、その形態から、ライトガイドはミラーより突
出した位置とならないため、取り扱い上通常の内視鏡と
同様に操作することができる。本発明の内視鏡使用時に
照明光との角度関係や周辺との関係で照明光が充分に取
り込まれない場合にも、内視鏡の向きや位置を僅かにず
らすなどの操作によって容易に調整することができる。
これらの取り込まれた光量自体は直接照明光に比較する
と少ないが、ミラーの狭い視野を照明するには充分であ
り、そのハンディ且つ軽量な構造から限られた切開部内
部を手早く、容易に観察する手段として極めて優れた機
能性を発揮することができる。
【0010】図2に示すものは、本発明のライトガイド
の一例であるが、断面三角形をなし、比較的幅の広い一
辺を内視鏡の上方に向けてセットする。ライトガイドの
手元側端面からの照明光Rは、ライトガイド内を反射r
1して他端に導かれ、またライトガイド側面に照射され
たRも一部が反射rされるが、入射した光r2、特に全
反射条件を満たす光は効率的に他端に向けて導かれる。
ライトガイド他端に達した入射光r1、r2は、その端
面から出射、或いは反射されて側面から散乱光として出
射する。この出射光は、端面の角度を適宜に設けること
により、ミラーに向ける光量、周辺に向ける光量をそれ
ぞれ調節することができ、またその照明方向や範囲を任
意に変えることができる。
【0011】本発明のライトガイドは、透明で透光性が
良ければ特に材質を問わないが、安全性、堅牢性などか
らアクリル樹脂、エポキシ樹脂やナイロン樹脂などの高
分子樹脂が適しており、またこれらの高分子樹脂におい
ても熱硬化性や熱可塑性などの性質は格別問わない。実
用上は、ライトガイドの側面の反射特性が影響するため
屈折率の外、表面の平滑性、ひいては研磨性が影響する
ものと考えられ、実験の結果アクリル樹脂を用いた場合
が最も良い照明効果が得られた。また、ライトガイドの
形状も上記の例のような断面形状のものに限らず、円形
断面や異型断面としても良い。ライトガイド端面の形状
も、上記実施例のように入射端を軸方向に垂直とし、他
方の出射端側を斜めにするほか、照明条件やミラーの視
野に合わせて適宜に変更することができる。更に、ライ
トガイドの取付け形態も、上記実施例のようにグリップ
に支持部を介して取りつけるほか、十分な視野を確保す
るためにライトガイドを直接グリップ及び支持部細線に
固着したり、或いは、ライトガイドをグリップに直接取
付け、ミラーを取付けた細線をライトガイドに埋め込む
などして直結することもできる。このようなライトガイ
ド取付け構造とすることにより、内視鏡からの突出部を
極力少なくして、切開部から観察するための視野を充分
に取ると共に、内視鏡の操作性を確保することができ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明のライトガイド付き内視鏡は、従
来のように光源と直結した光ファイバーからなるライト
ガイドなどの扱いにくい照明手段による必要はなく、こ
れらの照明手段を用いた場合のような拘束力の作用しな
い、或いはこれらによって視野を妨げられることなく、
手軽に患部を観察することができる。このため、繊細且
つ緻密でしかも緊急性を要する外科手術において、使い
易くかつ安全である。近年、これらの高度医療の著しい
進歩により、種々のケースに対応する術式も開発され、
応用されるに至っているが、本発明のライトガイド付き
内視鏡は、これら、特に脳外科領域において優れた医療
効果を発揮することが見込まれ、これらの分野の産業の
発展に寄与することが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のライトガイド付き内視鏡
【図2】本発明のライトガイド動作原理図
【図3】従来例
【符号の説明】
5 10 内視鏡 11 グリップ 12 ミラー支持部 13 ライトガイド支柱 15 ミラー 20 ライトガイド M 顕微鏡 R ビーム状照明光 r 反射光 r1、r2 ライトガイド内伝送光 A 患部(観察部位)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 BA07 BA45 2H040 BA10 BA14 CA11 CA12 4C061 CC01 JJ06 QQ10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップから延長した支持部先端にミラ
    ーを取り付けた内視鏡において、内視鏡軸線に沿ってミ
    ラー近傍に至る透明体からなるライトガイドを設け、該
    ライトガイドの側面及び/又はグリップ側端面を照明光
    入射側、他端及び/又は他端周面を出射側としたことを
    特徴とするライトガイド付内視鏡。
  2. 【請求項2】 上記ライトガイドがアクリル樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1記載のライトガイド付内視
    鏡。
JP2001329850A 2001-10-26 2001-10-26 ライトガイド付内視鏡 Pending JP2003126021A (ja)

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JP2001329850A JP2003126021A (ja) 2001-10-26 2001-10-26 ライトガイド付内視鏡

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