JP2003124186A - プラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理方法

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JP2003124186A
JP2003124186A JP2001312139A JP2001312139A JP2003124186A JP 2003124186 A JP2003124186 A JP 2003124186A JP 2001312139 A JP2001312139 A JP 2001312139A JP 2001312139 A JP2001312139 A JP 2001312139A JP 2003124186 A JP2003124186 A JP 2003124186A
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JP
Japan
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substrate
gas
vacuum container
plasma processing
processing method
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JP2001312139A
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English (en)
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Masafumi Morita
雅史 森田
Yoshihiro Yanagi
義弘 柳
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板表面に帯電する剥離電荷による静電破壊
や静電吸着による搬送不可などを防止することが可能な
プラズマ処理方法を提供する。 【解決手段】 アッシング処理終了後、真空容器内に不
活性ガスを導入することで解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶用トランジス
タ素子形成などに利用されるプラズマ処理方法に関し、
特に当該デバイスの静電破壊を防止する方法に特徴があ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体などの電子デバイスは、急
速に細密化が進んでおり、高精度の加工処理が求められ
ている。このような微細加工技術では、プラズマ処理方
法を利用した加工処理が一般的となっており、例えば、
ドライエッチング法(以下「D/E法」と称す)、スパ
ッタリング法、プラズマCVD法などが用いられる。
【0003】以下、前述したプラズマ処理方法のうち、
特にD/E法を一例として取り上げ、ドライエッチング
処理終了後におけるアッシング処理を説明する。
【0004】以下、図2を参照しながら、従来技術にお
けるアッシング処理を説明する。
【0005】まず、真空容器7内にガス供給装置11か
らO2又はH2Oの単一ガスや、それらのガスにCF4
スやN2ガスを混合させたアッシングガスを導入し、同
時にガス排気装置9で真空容器内7の排気を行う。
【0006】更に、真空容器7内を所定の圧力に制御し
ながら、高周波電源13から基板保持台12に高周波電
力を供給することで、真空容器7内にプラズマが発生
し、このプラズマの作用によって、基板2にアッシング
処理を施す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板2
はプラズマの発生によって帯電しやすい状態にあり、ア
ッシング処理終了後、突き上げ機構(図示せず)などに
よって基板2を基板保持台12から離脱させることが困
難となり、無理に離脱させようとすると基板2を破損さ
せてしまう可能性が高くなる。
【0008】また、基板2と基板保持台12との間に
は、図3に示すようなスパーク放電14が発生すること
で、放電が起きた個所は破損し、その後の諸工程を経て
この基板2から液晶用デバイスなどを生成した場合、破
損した個所を含む液晶用デバイスが組込まれた液晶装置
は、不良品とされてしまうという問題を有することにも
なり兼ねない。
【0009】なお、発明者らの実験結果によると、O2
ガスに少量のCF4を混合させたガスを用いてアッシン
グ処理を終了した後、300×400mmの基板2の表
面電位を測定したところ、基板2を基板保持台12に載
置させた状態で−20〜+20V程度であり、基板2を
基板保持台12から離脱させた状態で+500V以上と
なっており、アッシング終了後の基板2表面における帯
電量(電位)は非常に大きいことが分かっている。
【0010】本発明は上記従来の問題に鑑み、アッシン
グ処理工程終了後、基板表面の帯電量を低減させ、生産
性を損なわず歩留まりを高めることが可能なプラズマ処
理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載されたプラズマ処理方法は、真空
容器内にO2ガス、H2Oガスの少なくとも一方のガスを
含有するガスを供給しつつ排気し、真空容器内を所定の
圧力に制御しながら、基板を載置する基板保持台に高周
波電力を印加することにより、真空容器内にプラズマを
発生させ、基板をアッシング処理するプラズマ処理方法
であって、アッシング処理が終了した後、不活性ガスを
導入することで、前記基板の帯電除去を行うことを特徴
とする。
【0012】また、請求項2に記載されたプラズマ処理
方法は、請求項1におけるプラズマ処理方法において、
真空容器内に導入する不活性ガスがヘリウムガスである
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1及び2を参照しなが
ら、本実施形態に係るプラズマ処理方法を説明する。
【0014】図1は、本発明のプラズマ処理方法を実施
するプラズマ処理装置の全体構成を模式的に示したもの
であり、1は基板カセット、2は基板、3は基板上下
台、4はカセット昇降装置、5は基板移載ハンド、6は
ロードロック室、7は真空容器である。また、8と9は
ガス排気装置、10と11はガス供給装置であり、それ
ぞれロードロック室6と真空容器7に繋がっている。
【0015】以下、基板2がアッシング処理され、一連
の処理工程が完了するまでの具体的な作業手順を説明す
る。
【0016】まず、基板カセット1より取り出された基
板2は、基板上下台3を経てロードロック室6に移さ
れ、基板移載ハンド5上に乗り移る。その後、ロードロ
ック室6内の真空引きを行う。真空引きが行われた後、
基板2は基板移載ハンド5によって真空容器7に移さ
れ、ここでエッチング処理が行われる。
【0017】エッチング処理が行われた後、基板2は基
板移載ハンド5によって、再度、ロードロック室6に移
される。一方、真空容器7では、ガス排気装置9を動作
することで、エッチング処理時に使用したガスを完全に
排気する。更に、ガス供給装置11を切り替え、アッシ
ングガスを導入できるようにする。真空容器7でアッシ
ング処理の準備ができると、ロードロック室6に一時待
機させていた基板2は、基板移載ハンド5を介して真空
容器7に移され、アッシング処理が行われる。
【0018】なお、本実施形態では、ドライエッチング
処理を行う真空容器と、アッシング処理を行う真空容器
とを、同一容器とする例で説明しているが、アッシング
処理を行う真空容器を別構成としてもよい。
【0019】以降、アッシング処理を具体的に説明す
る。
【0020】まず、真空容器7内にガス供給装置11か
らアッシングガスとしてO2ガスとCF4ガスの混合ガス
を導入し、同時にガス排気装置9で真空容器7の排気を
行う。更に、真空容器7内を所定の圧力に制御しなが
ら、高周波電源13から基板保持台12に高周波電力を
供給することで、真空容器7内にプラズマが発生し、こ
のプラズマの作用によって、基板保持台12上に載置さ
れた基板2をアッシング処理する。
【0021】アッシング終了後は、ガス排気装置9を動
作させることで、アッシングガスを真空引きした後、ガ
ス供給装置11を切り替えることで、Heガスを真空容
器7に導入する。このとき、高周波電源13から基板保
持台12に印加する高周波電力は、O2ガスとCF4ガス
の混合ガスでアッシング処理した際の高周波電力よりも
低いパワーで供給することで、真空容器7内にプラズマ
が発生させ、基板2表面の帯電除去を行った後、突き上
げ機構(図示せず)を作動させることで、基板2を基板
保持台12から離脱させる。
【0022】そして、再び基板2は基板移載ハンド5に
よってロードロック室6に搬送され、ロードロック室6
を大気圧まで排気することで一連のプラズマ処理工程が
完了する。
【0023】上記処理工程の中で、1)アッシング処理
終了後、基板2が基板保持台12に載置されている状態
と、2)基板2を基板保持台12から離脱した状態にお
ける基板2表面の帯電量を電位に換算して測定したとこ
ろ、1)アッシング処理終了後における電位は−10V
程度で、2)基板4を基板保持台12から離脱した場合
では−20V程度であり、表1のように本実施形態にお
ける方法は、従来技術に比べ効果が高いことが分かる。
【0024】
【表1】
【0025】この結果は、基板2に帯電する電位は所望
の設定値(半導体や液晶などの部品の歩留まりを高める
ことが可能な限界値)である±100Vの範囲内である
ことから、有効な結果であると言える。
【0026】なお、本実施形態では、特に、図2のよう
な真空容器7内に一対の電極が配置されるプラズマ処理
装置を一例として説明したが、図4のように真空容器7
の外側にコイル15を有し、このコイル15に高周波電
力16を印加することで電磁界を発生させ、導入窓17
を介して前記電磁界を真空容器7内に導入させること
で、プラズマを発生させる誘導結合型プラズマ処理装置
であってもよい。
【0027】以上のように、アッシング終了後、Heガ
スを反応室内に導入することで、前記基板に帯電する帯
電量を低減させることが可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明のプラズマ処理方法によれば、ア
ッシング処理終了後、反応室内に不活性ガスを導入する
ことで、基板に帯電する帯電量を低減させることがで
き、基板の生産性を損なわず歩留まりを高めることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するプラズマ処理装置
の全体構成図
【図2】一般的なプラズマ処理装置の基本構成図
【図3】スパーク放電の様子を示す図
【図4】本発明の実施形態に係る誘導結合型プラズマ処
理装置の概略図
【符号の説明】
2 基板 6 ロードロック室 7 真空容器 9 ガス排気装置 11 ガス導入装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器内にO2ガス、H2Oガスの少な
    くとも一方のガスを含有するガスを供給しつつ排気し、
    真空容器内を所定の圧力に制御しながら、基板を載置す
    る基板保持台に高周波電力を印加することにより、真空
    容器内にプラズマを発生させ、基板をアッシング処理す
    るプラズマ処理方法であって、 アッシング処理が終了した後、不活性ガスを導入するこ
    とで、前記基板の帯電除去を行うことを特徴とするプラ
    ズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 真空容器内に導入する不活性ガスがヘリ
    ウムガスであることを特徴とする請求項1記載のプラズ
    マ処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004140153A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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