JP2003120326A - ターボシャフトエンジン - Google Patents
ターボシャフトエンジンInfo
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- JP2003120326A JP2003120326A JP2001322339A JP2001322339A JP2003120326A JP 2003120326 A JP2003120326 A JP 2003120326A JP 2001322339 A JP2001322339 A JP 2001322339A JP 2001322339 A JP2001322339 A JP 2001322339A JP 2003120326 A JP2003120326 A JP 2003120326A
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- compressor
- combustor
- engine
- air passage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱効率が良好なターボシャフトエンジンを提
供するものである。 【解決手段】 本発明に係るターボシャフトエンジン
は、圧縮機11からの圧縮空気A2を燃焼器12に供給
して燃料と共に燃焼させ、その燃焼によって生じた燃焼
ガスA3で、圧縮機11と連結した圧縮機駆動タービン
13及び出力軸15と連結したパワータービン14を駆
動させるターボシャフトエンジンであり、圧縮機11の
後段に、前方から順にパワータービン14、圧縮機駆動
タービン13、及び燃焼器12を設け、それらの各ター
ビン14,13及び燃焼器12を収容した円筒状のケー
シング16の外側に、圧縮機11から吐出された圧縮空
気A2を燃焼器12へと導く圧縮空気通路21を同心状
に設けたものである。
供するものである。 【解決手段】 本発明に係るターボシャフトエンジン
は、圧縮機11からの圧縮空気A2を燃焼器12に供給
して燃料と共に燃焼させ、その燃焼によって生じた燃焼
ガスA3で、圧縮機11と連結した圧縮機駆動タービン
13及び出力軸15と連結したパワータービン14を駆
動させるターボシャフトエンジンであり、圧縮機11の
後段に、前方から順にパワータービン14、圧縮機駆動
タービン13、及び燃焼器12を設け、それらの各ター
ビン14,13及び燃焼器12を収容した円筒状のケー
シング16の外側に、圧縮機11から吐出された圧縮空
気A2を燃焼器12へと導く圧縮空気通路21を同心状
に設けたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボシャフトエ
ンジンに係り、特に、排熱の回収が可能なターボシャフ
トエンジンに関するものである。
ンジンに係り、特に、排熱の回収が可能なターボシャフ
トエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一方、図4に示すように、航空用のジェ
ットエンジンの一種であるターボシャフトエンジン40
は、圧縮機(Comp.)41内に取り込んだ空気A1
を圧縮し、その圧縮空気を燃焼器(Comb.)42で
燃料(図示せず)と共に燃焼させ、その燃焼によって生
じた燃焼ガスで、圧縮機41と連結した圧縮機駆動ター
ビン(ガスジェネレータタービン(以下、GGTと示
す))43及びパワータービン(以下、PTと示す)4
4を駆動させている。このPT44の吐出側(図4中で
は右側)には出力軸45aが連結されており、この出力
軸45aが減速装置(図示せず)を介してヘリコプター
のロータなど連結されている。ここで、ターボプロップ
エンジンの、大型のものについては、PT44の吸込側
(図4中では左側)に出力軸45bが連結される。
ットエンジンの一種であるターボシャフトエンジン40
は、圧縮機(Comp.)41内に取り込んだ空気A1
を圧縮し、その圧縮空気を燃焼器(Comb.)42で
燃料(図示せず)と共に燃焼させ、その燃焼によって生
じた燃焼ガスで、圧縮機41と連結した圧縮機駆動ター
ビン(ガスジェネレータタービン(以下、GGTと示
す))43及びパワータービン(以下、PTと示す)4
4を駆動させている。このPT44の吐出側(図4中で
は右側)には出力軸45aが連結されており、この出力
軸45aが減速装置(図示せず)を介してヘリコプター
のロータなど連結されている。ここで、ターボプロップ
エンジンの、大型のものについては、PT44の吸込側
(図4中では左側)に出力軸45bが連結される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、軸出力を得
るガスタービンエンジンは、ガスタービン表面からの放
熱により熱損失が多いと共に、熱回収が困難であるた
め、燃費(熱効率)が悪い。このため、地上用及び船舶
用のガスタービンエンジンについては、一般に熱交換器
が設けられている。この熱交換器を用いて排熱の回収を
行うことで、燃費の向上を図っている。
るガスタービンエンジンは、ガスタービン表面からの放
熱により熱損失が多いと共に、熱回収が困難であるた
め、燃費(熱効率)が悪い。このため、地上用及び船舶
用のガスタービンエンジンについては、一般に熱交換器
が設けられている。この熱交換器を用いて排熱の回収を
行うことで、燃費の向上を図っている。
【0004】一方、軸出力を得る航空用のガスタービン
エンジンであるターボシャフトエンジンにおいては、燃
費の向上を図るために熱交換器を設けると、エンジン重
量増及び容積増を招いてしまうことから、ターボシャフ
トエンジンに熱交換器は殆ど採用されていない。
エンジンであるターボシャフトエンジンにおいては、燃
費の向上を図るために熱交換器を設けると、エンジン重
量増及び容積増を招いてしまうことから、ターボシャフ
トエンジンに熱交換器は殆ど採用されていない。
【0005】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、熱効率が良好なターボシャフトエンジンを提供
することにある。
目的は、熱効率が良好なターボシャフトエンジンを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るターボシャフトエンジンは、圧縮機からの圧
縮空気を燃焼器に供給して燃料と共に燃焼させ、その燃
焼によって生じた燃焼ガスで、圧縮機と連結した圧縮機
駆動タービン及び出力軸と連結したパワータービンを駆
動させるターボシャフトエンジンにおいて、圧縮機の後
段に、前方から順にパワータービン、圧縮機駆動タービ
ン、及び燃焼器を設け、それらの各タービン及び燃焼器
を収容した円筒状のケーシングの外側に、圧縮機から吐
出された圧縮空気を燃焼器へと導く圧縮空気通路を同心
状に設けたものである。
発明に係るターボシャフトエンジンは、圧縮機からの圧
縮空気を燃焼器に供給して燃料と共に燃焼させ、その燃
焼によって生じた燃焼ガスで、圧縮機と連結した圧縮機
駆動タービン及び出力軸と連結したパワータービンを駆
動させるターボシャフトエンジンにおいて、圧縮機の後
段に、前方から順にパワータービン、圧縮機駆動タービ
ン、及び燃焼器を設け、それらの各タービン及び燃焼器
を収容した円筒状のケーシングの外側に、圧縮機から吐
出された圧縮空気を燃焼器へと導く圧縮空気通路を同心
状に設けたものである。
【0007】以上の構成によれば、ケーシングの外側に
圧縮空気通路を配置することで、圧縮空気の層によって
ケーシングからの放熱を低減することができ、熱効率が
良好となる。
圧縮空気通路を配置することで、圧縮空気の層によって
ケーシングからの放熱を低減することができ、熱効率が
良好となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基いて説明する。
を添付図面に基いて説明する。
【0009】本発明に係るターボシャフトエンジンの一
形態を示す概略図を図1に、図1の2−2線断面図を図
2に示す。
形態を示す概略図を図1に、図1の2−2線断面図を図
2に示す。
【0010】図1,図2に示すように、第1の実施の形
態に係るターボシャフトエンジン10は、圧縮機(Co
mp.)11からの圧縮空気A2を燃焼器(Com
b.)12に供給して燃料(図示せず)と共に燃焼さ
せ、その燃焼によって生じた燃焼ガスA3で、圧縮機1
1と連結したGGT13及び出力軸15と連結したPT
14を駆動させるものであり、圧縮機11の後段(図1
中では右側)に、前方(図1中では左方)から順にPT
14、GGT13、及び燃焼器12を設け、それらの各
タービン14,13及び燃焼器12を収容した円筒状の
ケーシング16の外側に、圧縮機11から吐出される圧
縮空気A2を燃焼器12へと導くリング状の圧縮空気通
路21を同心状に設けたものである。ここで、圧縮空気
通路21の上流側は圧縮機11の吐出側に、下流側は燃
焼器12の吸込側に接続されている。
態に係るターボシャフトエンジン10は、圧縮機(Co
mp.)11からの圧縮空気A2を燃焼器(Com
b.)12に供給して燃料(図示せず)と共に燃焼さ
せ、その燃焼によって生じた燃焼ガスA3で、圧縮機1
1と連結したGGT13及び出力軸15と連結したPT
14を駆動させるものであり、圧縮機11の後段(図1
中では右側)に、前方(図1中では左方)から順にPT
14、GGT13、及び燃焼器12を設け、それらの各
タービン14,13及び燃焼器12を収容した円筒状の
ケーシング16の外側に、圧縮機11から吐出される圧
縮空気A2を燃焼器12へと導くリング状の圧縮空気通
路21を同心状に設けたものである。ここで、圧縮空気
通路21の上流側は圧縮機11の吐出側に、下流側は燃
焼器12の吸込側に接続されている。
【0011】また、PT14から排出される燃焼排ガス
A4を後段側(図1中では右側)へ導くと共に排出する
リング状の排気通路22を、圧縮空気通路21の外側に
同心状に設けている。ここで、排気通路22の上流側は
PT14の吐出側に、下流側は排気口に接続されてい
る。また、燃焼排ガスA4を排気通路22から直接排出
する代わりに、排気通路22に排気ダクト(排気口)2
3を設け、排気ダクト23を介して燃焼排ガスA4を排
出してもよい。
A4を後段側(図1中では右側)へ導くと共に排出する
リング状の排気通路22を、圧縮空気通路21の外側に
同心状に設けている。ここで、排気通路22の上流側は
PT14の吐出側に、下流側は排気口に接続されてい
る。また、燃焼排ガスA4を排気通路22から直接排出
する代わりに、排気通路22に排気ダクト(排気口)2
3を設け、排気ダクト23を介して燃焼排ガスA4を排
出してもよい。
【0012】圧縮機11、燃焼器12、GGT13、及
びPT14については、特に限定するものではなく、タ
ーボシャフトエンジンに慣用的に用いられるものであれ
ば適用可能である。
びPT14については、特に限定するものではなく、タ
ーボシャフトエンジンに慣用的に用いられるものであれ
ば適用可能である。
【0013】次に、本実施の形態に係るターボシャフト
エンジン10の作用を説明する。
エンジン10の作用を説明する。
【0014】先ず、圧縮機11内に取り込んだ空気A1
を圧縮し、その圧縮空気(温度:約400〜500℃、
圧力比:10〜20)A2を圧縮空気通路21を介し
て、燃焼器12の後段側から供給する。
を圧縮し、その圧縮空気(温度:約400〜500℃、
圧力比:10〜20)A2を圧縮空気通路21を介し
て、燃焼器12の後段側から供給する。
【0015】燃焼器12で圧縮空気A2と燃料(図示せ
ず)を共に燃焼させ、その燃焼によって生じた燃焼ガス
(温度:約1200〜1500℃)A3で、圧縮機11
と連結したGGT13及びPT14を駆動させる。この
場合、燃焼ガスA3は前段側(図1中では左側)に排出
される。また、PT14の駆動による回転は、後段側へ
取り出すことができないため径方向に取り出し、かさ歯
車(ベベルギア)25を介して出力軸15に伝達され、
ヘリコプターのロータなどに連結される。
ず)を共に燃焼させ、その燃焼によって生じた燃焼ガス
(温度:約1200〜1500℃)A3で、圧縮機11
と連結したGGT13及びPT14を駆動させる。この
場合、燃焼ガスA3は前段側(図1中では左側)に排出
される。また、PT14の駆動による回転は、後段側へ
取り出すことができないため径方向に取り出し、かさ歯
車(ベベルギア)25を介して出力軸15に伝達され、
ヘリコプターのロータなどに連結される。
【0016】PT14を駆動させた燃焼ガスA3は、P
T14から燃焼排ガス(温度:約600〜700℃)A
4として前段側に排出されるが、排気通路22によって
流れ方向を変え、排気ダクト23から後段側に排出され
る。
T14から燃焼排ガス(温度:約600〜700℃)A
4として前段側に排出されるが、排気通路22によって
流れ方向を変え、排気ダクト23から後段側に排出され
る。
【0017】ここで、本実施の形態によれば、ケーシン
グ16の外側に、圧縮空気通路21を同心状に設けるこ
とで、圧縮空気A2の層によってケーシング16からの
放熱を低減することができる。その結果、本実施の形態
のターボシャフトエンジン10は、従来のターボシャフ
トエンジンと比較して、ケーシング16からの熱損失が
減少(熱効率が向上)する。
グ16の外側に、圧縮空気通路21を同心状に設けるこ
とで、圧縮空気A2の層によってケーシング16からの
放熱を低減することができる。その結果、本実施の形態
のターボシャフトエンジン10は、従来のターボシャフ
トエンジンと比較して、ケーシング16からの熱損失が
減少(熱効率が向上)する。
【0018】また、圧縮空気通路21の外側に、排気通
路22を同心状に設けることで、燃焼排ガスA4の層に
よって圧縮空気通路21からの放熱を低減することがで
きる。その結果、本実施の形態のターボシャフトエンジ
ン10は、従来のターボシャフトエンジンと比較して、
ケーシング16からの熱損失が更に減少(熱効率が更に
向上)する。
路22を同心状に設けることで、燃焼排ガスA4の層に
よって圧縮空気通路21からの放熱を低減することがで
きる。その結果、本実施の形態のターボシャフトエンジ
ン10は、従来のターボシャフトエンジンと比較して、
ケーシング16からの熱損失が更に減少(熱効率が更に
向上)する。
【0019】以上より、本実施の形態のターボシャフト
エンジン10は、従来のターボシャフトエンジンと比較
して熱損失が少ないため、同じ出力を出すのに少ない燃
料で済む(低燃費である)。
エンジン10は、従来のターボシャフトエンジンと比較
して熱損失が少ないため、同じ出力を出すのに少ない燃
料で済む(低燃費である)。
【0020】また、本実施の形態のターボシャフトエン
ジン10は、圧縮空気通路21及び排気通路22を備え
ていることから、従来のターボシャフトエンジンと比較
して装置重量、即ちエンジン重量が上昇する。しかし、
この時、エンジン重量の上昇分が、燃費向上による搭載
燃料重量の減少分よりも小さければ、結果的に、機体全
体(例えば、ヘリコプター全体)の重量は軽くなること
になる。このことから、本実施の形態のターボシャフト
エンジン10は、長距離輸送機などへの適用が好まし
い。
ジン10は、圧縮空気通路21及び排気通路22を備え
ていることから、従来のターボシャフトエンジンと比較
して装置重量、即ちエンジン重量が上昇する。しかし、
この時、エンジン重量の上昇分が、燃費向上による搭載
燃料重量の減少分よりも小さければ、結果的に、機体全
体(例えば、ヘリコプター全体)の重量は軽くなること
になる。このことから、本実施の形態のターボシャフト
エンジン10は、長距離輸送機などへの適用が好まし
い。
【0021】次に、本発明の他の実施の形態を添付図面
に基いて説明する。
に基いて説明する。
【0022】前実施の形態のターボシャフトエンジン1
0は、ケーシング16及び圧縮空気通路21からの放熱
を、圧縮空気通路21、即ち圧縮空気A2の層及び排気
通路22、即ち燃焼排ガスA4の層によって低減するも
のであった。
0は、ケーシング16及び圧縮空気通路21からの放熱
を、圧縮空気通路21、即ち圧縮空気A2の層及び排気
通路22、即ち燃焼排ガスA4の層によって低減するも
のであった。
【0023】そこで、第2の実施の形態のターボシャフ
トエンジン20は、前実施の形態のターボシャフトエン
ジン10の熱効率を更に向上させるべく、圧縮空気通路
21(又は排気通路22)に熱交換手段24を設けたも
のである。
トエンジン20は、前実施の形態のターボシャフトエン
ジン10の熱効率を更に向上させるべく、圧縮空気通路
21(又は排気通路22)に熱交換手段24を設けたも
のである。
【0024】具体的には、熱交換手段24は、図3に示
すように、リング状の圧縮空気通路21内を周方向に仕
切る多数のストラット31で構成される。ストラット3
1は、その一端が圧縮空気通路21の内側ケーシング3
2に、他端が圧縮空気通路21の外側ケーシング33に
接続されており、その内部が空洞になっている。また、
PT14の吐出側と圧縮空気通路21の内側ケーシング
32が接続ダクト34で接続され、圧縮空気通路21の
外側ケーシング33と排気通路22の上流側が接続され
る。
すように、リング状の圧縮空気通路21内を周方向に仕
切る多数のストラット31で構成される。ストラット3
1は、その一端が圧縮空気通路21の内側ケーシング3
2に、他端が圧縮空気通路21の外側ケーシング33に
接続されており、その内部が空洞になっている。また、
PT14の吐出側と圧縮空気通路21の内側ケーシング
32が接続ダクト34で接続され、圧縮空気通路21の
外側ケーシング33と排気通路22の上流側が接続され
る。
【0025】ここで、熱交換手段24としては特に限定
するものではなく、慣用の熱交換手段であれば全て適用
可能であるが、熱交換手段24による重量増及び容量増
を防ぐために、軽量、かつ、コンパクトであるものが好
ましい。
するものではなく、慣用の熱交換手段であれば全て適用
可能であるが、熱交換手段24による重量増及び容量増
を防ぐために、軽量、かつ、コンパクトであるものが好
ましい。
【0026】熱交換手段24を設けたことで、PT14
から排出された熱交換前の燃焼排ガスA4は、接続ダク
ト34を介して各ストラット31の内部を通る。この
時、圧縮空気通路21内を流れる圧縮空気A2と、各ス
トラット31の内部を通る燃焼排ガスA4の熱交換が行
われる。熱交換後の圧縮空気A2は燃焼器12に供給さ
れ、熱交換後のは排気通路22に導かれる。
から排出された熱交換前の燃焼排ガスA4は、接続ダク
ト34を介して各ストラット31の内部を通る。この
時、圧縮空気通路21内を流れる圧縮空気A2と、各ス
トラット31の内部を通る燃焼排ガスA4の熱交換が行
われる。熱交換後の圧縮空気A2は燃焼器12に供給さ
れ、熱交換後のは排気通路22に導かれる。
【0027】本実施の形態のターボシャフトエンジン2
0によれば、圧縮空気通路21に熱交換手段24を設け
て圧縮空気A2と燃焼排ガスA4の熱交換を行うこと
で、燃焼排ガスA4の顕熱を用いて圧縮空気A2を積極
的に予熱することができ、前実施の形態のターボシャフ
トエンジン10と比較して、熱効率がより一層向上す
る。
0によれば、圧縮空気通路21に熱交換手段24を設け
て圧縮空気A2と燃焼排ガスA4の熱交換を行うこと
で、燃焼排ガスA4の顕熱を用いて圧縮空気A2を積極
的に予熱することができ、前実施の形態のターボシャフ
トエンジン10と比較して、熱効率がより一層向上す
る。
【0028】以上、本発明の実施の形態は、上述した実
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
【0029】また、本発明の実施の形態においては、タ
ーボシャフトエンジンについて説明を行ってきたが、本
発明の適用はターボシャフトエンジンに限定されるもの
ではなく、ターボプロップエンジンやターボファンエン
ジン等にも適用可能である。
ーボシャフトエンジンについて説明を行ってきたが、本
発明の適用はターボシャフトエンジンに限定されるもの
ではなく、ターボプロップエンジンやターボファンエン
ジン等にも適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。 (1) ケーシングの外側に圧縮空気通路を配置するこ
とで、圧縮空気の層によってケーシングからの放熱を低
減することができ、熱効率が向上する。 (2) 圧縮空気通路の外側に燃焼排ガスの排気通路を
配置することで、燃焼排ガスの層によって圧縮空気通路
からの放熱を低減することができ、熱効率が更に向上す
る。
な優れた効果を発揮する。 (1) ケーシングの外側に圧縮空気通路を配置するこ
とで、圧縮空気の層によってケーシングからの放熱を低
減することができ、熱効率が向上する。 (2) 圧縮空気通路の外側に燃焼排ガスの排気通路を
配置することで、燃焼排ガスの層によって圧縮空気通路
からの放熱を低減することができ、熱効率が更に向上す
る。
【図1】本発明に係るターボシャフトエンジンの一形態
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】従来のターボシャフトエンジンの概略図であ
る。
る。
10,20 ターボシャフトエンジン
11 圧縮機
12 燃焼器
13 GGT(圧縮機駆動タービン)
14 PT(パワータービン)
15 出力軸
16 ケーシング
21 圧縮空気通路
22 排気通路
23 排気ダクト(排気口)
24 熱交換手段
A2 圧縮空気
A3 燃焼ガス
A4 燃焼排ガス
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機からの圧縮空気を燃焼器に供給し
て燃料と共に燃焼させ、その燃焼によって生じた燃焼ガ
スで、圧縮機と連結した圧縮機駆動タービン及び出力軸
と連結したパワータービンを駆動させるターボシャフト
エンジンにおいて、圧縮機の後段に、前方から順にパワ
ータービン、圧縮機駆動タービン、及び燃焼器を設け、
それらの各タービン及び燃焼器を収容した円筒状のケー
シングの外側に、圧縮機から吐出された圧縮空気を燃焼
器へと導く圧縮空気通路を同心状に設けたことを特徴と
するターボシャフトエンジン。 - 【請求項2】 パワータービンから吐出された燃焼排ガ
スを排気口へと導く排気通路を、圧縮空気通路の外側に
同心状に設けた請求項1記載のターボシャフトエンジ
ン。 - 【請求項3】 圧縮機から吐出された圧縮空気とパワー
タービンから吐出された燃焼排ガスの熱交換を行うべ
く、圧縮空気通路又は排気通路に熱交換手段を設けた請
求項1又は2に記載のターボシャフトエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001322339A JP2003120326A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | ターボシャフトエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001322339A JP2003120326A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | ターボシャフトエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003120326A true JP2003120326A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19139404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001322339A Pending JP2003120326A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | ターボシャフトエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003120326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013527357A (ja) * | 2009-09-17 | 2013-06-27 | ターボメカ | 平行シャフトを有するターボシャフトエンジン |
-
2001
- 2001-10-19 JP JP2001322339A patent/JP2003120326A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013527357A (ja) * | 2009-09-17 | 2013-06-27 | ターボメカ | 平行シャフトを有するターボシャフトエンジン |
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