JP2003119592A - カセット形ロール自動脱着装置 - Google Patents

カセット形ロール自動脱着装置

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JP2003119592A
JP2003119592A JP2001316961A JP2001316961A JP2003119592A JP 2003119592 A JP2003119592 A JP 2003119592A JP 2001316961 A JP2001316961 A JP 2001316961A JP 2001316961 A JP2001316961 A JP 2001316961A JP 2003119592 A JP2003119592 A JP 2003119592A
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spindle
roll
chuck
driving
extension
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JP2001316961A
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English (en)
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Tatsuo Shigeta
龍男 重田
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Think Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Think Laboratory Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロールチャックの先端部をロボットによって簡
単に交換できるアタッチメント構造としたカセット形中
空ロール自動脱着装置。 【解決手段】吊り上げフレーム16に駆動側スピンドル
19と軸方向移動自在な反駆動側スピンドル19を設け
て、各スピンドル19に摺動自在に筒状プッシャー2
2,22を被嵌し、ロールチャック交換ツールT,Tを
備えて被製版ロールRを両端チャックする。ロールチャ
ックツールTは、駆動側及び反駆動側のスピンドル19
の先端小径部に延長スピンドル26にロールチャック2
7を被嵌し、ばね28を取り付け、筒状プッシャー22
により押圧されるとロールチャック27に被さるように
移動する防液キャップ29とを備える。先端小径部19
aに接続すると該先端小径部19aに形成された係合凹部
19a’に係合してロック状態になりまた防液キャップ
29をロールチャック時のストローク以上にスライドさ
せると係合凹部19a’に対する係合を解除するロック
機構30を備え、スピンドル19から延長スピンドル2
6に回転伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ロールチャックの
先端部をロボットハンド等によって簡単に交換できる簡
易構造のアタッチメント方式として、用意する台数を少
なくすることができて製作コストを低く抑えられ、チャ
ック寸法の最大長さと最小長さの差を従来の二倍に大き
く確保できる、カセット形中空ロール自動脱着装置を提
供することを目的としている。 【0002】 【従来の技術】図4は、特公昭57-36995号公報に示すカ
セット形中空ロール自動脱着装置と実質的に同一の装置
を示すもので、メッキ装置Yの上にカセット形中空ロー
ル自動脱着装置Xを載置してメッキを行う。図4に示す
メッキ装置Yの構造は全く同一でかつ同一寸法である。
図4に示すカセット形中空ロール自動脱着装置Xは、構
造が全く同一であるが、チャックできる被製版ロールR
の長さが異なっている。メッキ装置Yの上にカセット形
中空ロール自動脱着装置Xを載置すると、メッキ装置Y
に備えたモータ1により走行駆動されるチェーン巻掛け
装置のチェーン2に、カセット形中空ロール自動脱着装
置Xの駆動側のスピンドル3に被嵌固定したスプロケッ
ト4が係合する。モータ1の駆動により被製版ロールR
を回転して被製版ロールRとメッキ金属ボールBとの間
にメッキ電流を流してメッキを行う。カセット形中空ロ
ール自動脱着装置Xは、吊り上げフレーム5の両端より
設けられ互いに対向する一対のスピンドル3、6の先端
に付設した一対の通電可能な截頭円錐形のロールチャッ
ク7、8により、被製版ロールRの両端の円錐孔を支持
するとともに、各スピンドル3、6に被嵌された一対の
防液キャップ9、10を移動して被製版ロールRの端面
に当接して通電を行なうロールチャック7,8への処理
液の進入を防止する構成である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】メッキ装置Yとの関係
寸法の制約から、一種類のカセット形中空ロール自動脱
着装置で長大なストロークを確保することはできない。
従って、長さが大小様々な被製版ロールRをメッキする
製版工場では、カセット形中空ロール自動脱着装置Xを
いずれか一種類では足りず、二ないし四種類についてそ
れぞれ複数台用意していたので、その分、コスト高にな
っていた。 【0004】一種類のカセット形中空ロール自動脱着装
置Xにより被製版ロールRをチャックできる最小長さと
最大長さとの差を大きく取るには、駆動側のスピンドル
3についてもストロークできる構造にすることが考えら
れる。 【0005】特公昭57-36995号に示すカセット形中空ロ
ール自動脱着装置は、駆動側のスピンドル3が移動自在
である場合も権利範囲に含んでいた。しかし、実際上、
スピンドル3はスプロケット4により回転を伝達される
必要があるので、該スピンドル3をエアシリンダ装置に
より移動できる構造にすることは、構造が複雑になると
ともに、スプロケット4の大きさを大きく変更するか、
スプロケット4の取り付け位置とモータ1及びチェーン
巻掛け装置の位置を大きく変更しなければならず、メッ
キ装置Yとの関係上困難であった。また、該スピンドル
3をエアシリンダ装置により移動できる構造にしようと
すると、構造が複雑になるため、製作コストが大幅に増
加するという問題点があった。 【0006】特開2000-34597は、上述した点に鑑み案出
したもので、駆動側のスピンドルをエアシリンダ装置を
用いないで軸方向に移動してロックできる構造として、
チャック寸法の最大長さと最小長さの差を大きく確保で
きて、用意する台数を従来の半分にすることができるカ
セット形中空ロール自動脱着装置である。しかしなが
ら、この装置は、駆動側のスピンドルを移動する構成と
したことで、カセット形中空ロール自動脱着装置及び装
置本体がともに複雑化したことで製作コストが高くつい
た。又、反駆動側については、従前と変わらぬストロー
クなので、チャック寸法の最大長さと最小長さの差を大
きくすることに限界があった。 【0007】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、ロールチャックの先端部をロボットハンド等によっ
て簡単に交換できる簡易構造のアタッチメント方式とし
て、用意する台数を少なくすることができて製作コスト
を低く抑えられ、チャック寸法の最大長さと最小長さの
差を従来の二倍に大きく確保できる、カセット形中空ロ
ール自動脱着装置を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】本願発明は、両端に端面
板を備えた吊り上げフレームと、前記吊り上げフレーム
の一方の端面板の下部に軸線が水平になるように設けた
軸受部に軸方向移動不能に軸支された通電可能な駆動側
スピンドルと、処理ラインを構成する各装置本体に設け
られる回転駆動手段に係合して前記駆動側スピンドルを
回転するスプロケットと、前記吊り上げフレームの他一
方の端面板の下部に軸線が水平になるように設けたエア
シリンダ装置21のピストンロッドに形成される軸受部
に軸支されかつエアシリンダ装置により軸方向移動自在
である通電可能な反駆動側スピンドルと、各スピンドル
に摺動自在に被嵌された絶縁性を有する筒状プッシャー
と、各スピンドルとそれに被嵌する筒状プッシャーとの
間に形成されたシリンダ室へスピンドル内に形成された
流路を通して圧力流体を供給して筒状プッシャーをスピ
ンドルの先端方向に移動できるように構成されたプッシ
ャー駆動手段と、各スピンドルの先端にロールの長さに
応じて所要長さのものが交換接続される被製版ロールを
両端チャックする一対のロールチャックツールとからな
り、前記の各ロールチャックツールは、前記駆動側スピ
ンドル又は前記反駆動側スピンドルの先端小径部に被嵌
接続する筒部を有する通電可能な延長スピンドルと、前
記延長スピンドルの先端部分に固着され被製版ロールの
端面の被チャック孔をチャックし通電し得るロールチャ
ックと、前記延長スピンドルに摺動自在に被嵌しかつ前
記ロールチャックに被さらないようにばねの付勢により
後退した位置にあって前記筒状プッシャーにより押圧さ
れるとロールチャックに被さるように移動してロールチ
ャックにチャックされる被製版ロールの端面に当接して
ロールチャックへの処理液の進入を防止する防液キャッ
プと、前記延長スピンドルの筒部に付設されていて該筒
部を前記駆動側スピンドル又は前記反駆動側スピンドル
の先端小径部に接続すると該先端小径部に形成された係
合凹部に係合してロック状態になりまた防液キャップを
ロールチャック時のストローク以上にスライドさせると
前記係合凹部に対する係合を解除するロック機構を備
え、前記スピンドルから前記延長スピンドルに回転伝達
されるように構成されていることを特徴とするカセット
形ロール自動脱着装置を提供するものである。 【0009】 【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態に係るカセ
ット形ロール自動脱着装置を図1、図2、図3を参照し
て説明する。図1に示すように、ツール交換装置Vは、
カセット形ロール自動脱着装置Xを載置できる構成であ
る。ツール交換装置Vは、カセット形ロール自動脱着装
置Xを吊り下ろすだけで位置決め状態に載置できるよう
に、上端に案内板11を付設した左右一対のフレーム1
2,12を有する。フレーム12,12の中側には、モ
ータ13と、減速機14と、水平方向に若干寸法離れる
二つのゴムロール15(図では1つしか示していない)
とからなるスピンドル遅速回転装置を備えていて、カセ
ット形ロール自動脱着装置Xをツール交換装置Vに載置
すると、カセット形ロール自動脱着装置Xの駆動側スピ
ンドル19及び反駆動側スピンドル19がそれぞれ二つ
のゴムロール15に載るようになっており、二つのゴム
ロール15による摩擦回転によりを載置できる駆動側ス
ピンドル19及び反駆動側スピンドル19を遅速回転で
きるように構成されている。 【0010】図1に示すように、カセット形ロール自動
脱着装置Xは、スタッカクレーンによって吊り上げ搬送
される吊り上げフレーム16を有する。吊り上げフレー
ム16は、横フレーム16cの両端に端面板16a,1
6bを備えてなる。横フレーム16cは鋼管よりなり高
圧タンクを兼ねている。端面板16a,16bはツール
交換装置Vの左右のフレーム12a,12bに載るよう
に対応している。高圧タンク16cは、図示しない圧力
計により圧力を検知できる。高圧タンク16cは、カセ
ット形ロール自動脱着装置Xがストック装置(図示しな
い)に載置されたときに、ストック装置に付設される高
圧空気注入口(図示せず)と、カセット形ロール自動脱
着装置Xに付設される高圧空気受入口(図示せず)とが
ドッキングして、図示しないコンプレッサにより生成さ
れる高圧空気が供給される。端面板16a,16bに
は、スタッカクレーンによって吊り上げるための吊り金
具16d、16dが付設されている。 【0011】図1、図2、図3に示すように、カセット
形ロール自動脱着装置Xは、前記吊り上げフレーム16
の一方の端面板16aの下部に軸線が水平になるように
設けた軸受部18aに軸方向移動不能に軸支された通電
可能な駆動側スピンドル19と、前記駆動側スピンドル
19と同心一体に設けられ処理ラインを構成する各装置
本体に設けられる回転駆動手段の走行チェーンに係合し
て回転するスプロケット20と、前記吊り上げフレーム
16の他一方の端面板16bの下部に軸線が水平になる
ように設けたエアシリンダ装置21のピストンロッド2
1aに形成される軸受部18bに軸支されかつエアシリン
ダ装置21により軸方向移動自在である通電可能な反駆
動側スピンドル19と、各スピンドル19に摺動自在に
被嵌された絶縁性を有する筒状プッシャー22と、各ス
ピンドル19とそれに被嵌する筒状プッシャー22との
間に形成されたシリンダ室23へスピンドル内に形成さ
れた流路24を通して高圧タンクを兼ねている横フレー
ム16c内の圧力流体を供給してシリンダ室23を膨張
させて筒状プッシャー22をスピンドルの先端方向に所
要ストローク移動することができてまた圧力流体をシリ
ンダ室から流出しうるようにするとばね25の付勢によ
り筒状プッシャー22をスピンドルの基端方向に復帰移
動するように構成されたプッシャー駆動手段と、各スピ
ンドル19の先端にロールの長さに応じて所要長さのも
のが交換接続される両端面に被チャック孔を有する被製
版ロールを両端チャックする一対のロールチャック交換
ツールT,Tとからなる。 【0012】吊り上げフレーム16と、軸受部18aに
よる駆動側スピンドル19の支持構造と、スプロケット
20と、軸受部18bによる反駆動側スピンドル19の
支持構造と、エアシリンダ装置21による反駆動側スピ
ンドル19に往復動を行なわせる構造と、駆動側及び反
駆動側の筒状プッシャー22,22に高圧空気とばねに
より往復動を行なわせる構造は、図4に示す特公昭57-3
6995号公報に示すカセット形中空ロール自動脱着装置と
実質的に同一の構成である。本願発明では、駆動側及び
反駆動側のスピンドル19及び筒状プッシャー22の張
出端部分が図2及び図3に示すように途中で切除されて
いて、長さが異なるように複数用意されたものの中から
被製版ロールRの長さに応じて適切な長さのものを選択
して接続するロールチャック交換ツールTに替わってい
る。 【0013】図2、図3に示すように、前記の各ロール
チャックツールTは、前記駆動側スピンドル19又は前
記反駆動側スピンドル19の先端小径部に被嵌する筒部
26aを有しかつ筒部26a内の端面がスピンドル先端小
径部の端面に当接して接続される通電可能な延長スピン
ドル26と、前記延長スピンドル26の先端部分に固着
され被製版ロールRの端面の被チャック孔をチャックし
通電し得るロールチャック27と、前記延長スピンドル
26に摺動自在に被嵌しかつ前記ロールチャック27に
被さらないようにばね28の付勢により後退した位置に
あって前記筒状プッシャー22により押圧されるとロー
ルチャック27に被さるように移動して被製版ロールR
の端面に当接してロールチャック27への処理液の進入
を防止する防液キャップ29とを備え、前記延長スピン
ドル26の筒部26aに付設されていて該筒部26aを前
記駆動側スピンドル19又は前記反駆動側スピンドル1
9の先端小径部19aに接続すると該先端小径部19aに
形成された係合凹部19a’に係合してロック状態にな
りまた防液キャップ29をロールチャック時のストロー
ク以上にスライドさせると前記係合凹部19a’に対す
る係合を解除するロック機構30を備え、前記スピンド
ル19から前記延長スピンドル26に回転伝達されるよ
うに構成されている。 【0014】ロック機構30は、延長スピンドル26の
筒部26aにスリット31を設けて、該スリット31に
レバー32を収容してレバー32の中程をピン33で枢
支してレバー32の延長スピンドル先端寄り端部下面に
キーロック34を固定し、レバー32の他端下面を筒部
26aとの間に設けたばね35により持上げることによ
り、キーロック34がスリット31より筒部26a内に
所要寸法入り込むようになっており、又、防液キャップ
29に内嵌したリング状のストライカー36がレバー3
2の外側に被さるように移動すると、レバー32が揺動
してキーロック34が筒部26a内に突出する位置から
スリット31内に引っ込むようになっている。 【0015】ロールチャックツールTを前記駆動側スピ
ンドル19又は前記反駆動側スピンドル19の先端小径
部19aに被嵌接続するのは、図1に示すツール交換装
置Vにカセット形ロール自動脱着装置Xを載置した状態
で行なう。この接続は、キーとキー溝の接続のように、
キーロック34と、反駆動側スピンドル19の先端小径
部19aに形成された係合凹部19a’に連設形成された
ガイド溝19a”との回転方向の位置合わせを行なう必
要がある。そこで、ゴムロール15を駆動側スピンドル
19及び反駆動側スピンドル19に押し当ててモータ1
3を駆動して駆動側スピンドル19及び反駆動側スピン
ドル19を遅速回転させる。ロボットハンド(図示しな
い)によりロールチャックツールTの防液キャップ29
を把持して延長スピンドル26の筒部26aを前記駆動
側スピンドル19又は前記反駆動側スピンドル19の先
端小径部19aに同心に合わせてから軸線方向に移動し
て被嵌して嵌合寸法を所要大きくした時点で、モータ1
3を駆動して、嵌合しようとしている前記駆動側スピン
ドル19又は前記反駆動側スピンドル19を遅速回転さ
せる。引き続いて、嵌合寸法を所要大きくていくと、、
キーロック34が先端小径部19aに当接すると、キー
ロック34が前記駆動側スピンドル19又は前記反駆動
側スピンドル19の先端小径部19aに形成された係合
凹部19a’に連設形成されたガイド溝19a”に合致
し、この時点より延長スピンドル26が回りながらキー
ロック34が該ガイド溝19a”を進入して係合凹部1
9a’に係合する。なお、他の手段としては、ロボット
ハンドによりロールチャックツールTを遅速回転させ、
被嵌接続する。あるいは、キーロック34と係合凹部1
9a’の位相を予め合わせる手段を講じる。さらに、キ
ーロック34がガイド溝19a”に合致した時点をセン
サで検知してモータ13を駆動停止してもよい。 【0016】レバー32とピン33とキーロック34の
強度を十分に確保すると、これらの部材が、前記スピン
ドル19から前記延長スピンドル26に回転力を伝達す
る役目を担う。レバー32とピン33とキーロック34
に回転力を伝達する役目を担わせないで、別途にスプラ
イン結合等により回転力を伝達する役目を担わせても良
い。その場合には、図示しないが、例えば、先端小径部
19aにガイド溝19a”を避けてスプラインを形成する
とともに筒部26aの奥行端にスプライン溝を形成し、
キーロック34がガイド溝19a”に合致して進行中に
スプラインがスプライン溝に遅れて嵌合するように構成
するのが好ましい。 【0017】図2、図3において、符号37,38はス
ライド軸受であり、防液キャップ29に内嵌されていて
延長スピンドル26に対して防液キャップ29をスライ
ド自在にする役目を果たしている。符号39,40は高
い耐磨耗性を有する防水用ゴムリングである。符号41
はロールチャック27を延長スピンドル26に固定して
いるボルトである。符号42は筒状プッシャー22に位
置修正可能に被嵌しているゴム性の跳ね水遮断フランジ
である。 【0018】上記のように、ツール交換装置Vにカセッ
ト形ロール自動脱着装置Xを載置して図3に示す長さの
異なるロールチャックツールTを取りつければ、エアシ
リンダ装置21のストロークが短くても、被製版ロール
Rの長さが大きくても小さくてもチャックできる機能を
備えることになる。 【0019】図2に示すように、カセット形ロール自動
脱着装置Xにより被製版ロールRをチャックするには、
カセット形ロール自動脱着装置Xを載置又は吊り上げ支
持できるとともに、被製版ロールRの高さをスピンドル
19,19の軸線に合わせることができる単一の装置ま
たは複数の装置間で行なう。被製版ロールRの一端の被
チャック孔をカセット形ロール自動脱着装置Xの駆動側
のロールチャックツールTのロールチャック27に嵌合
し、この状態でエアシリンダ装置21を伸張作動する
と、反駆動側のスピンドル19がチャック方向に移動し
て反駆動側のロールチャックツールTのロールチャック
27が被製版ロールRの一端の被チャック孔に嵌合し、
もって、両端チャックが行なわれる。次いで、各側のシ
リンダ室23へスピンドル内に形成された流路24を通
して横フレーム16c内の圧力流体を供給してシリンダ
室23を膨張させて筒状プッシャー22をスピンドルの
先端方向に所要ストローク移動すると、防液キャップ2
9が筒状プッシャー22により押動されて被製版ロール
Rの端面に当接して内側へ処理液が浸入しないように密
封する。この状態で、カセット形ロール自動脱着装置X
による被製版ロールRの両端チャックが完了する。カセ
ット形ロール自動脱着装置Xは、スタッカクレーンによ
り搬送され、所要の工程順に処理装置本体に載置され
る。カセット形ロール自動脱着装置Xがメッキ装置本体
に載置されるときは、メッキ電流が駆動側及び反駆動側
のスピンドル19の基端側部分に摺接する給電端子によ
り給電され、延長スピンドル26を通って被製版ロール
Rに給電される。 【0020】カセット形ロール自動脱着装置Xによる被
製版ロールRのチャックを解除するには、被製版ロール
Rを落ちないように支持してから、先に、両側の筒状プ
ッシャー22を後退させてから、続いて、エアシリンダ
装置21を縮小作動する。筒状プッシャー22が後退す
ると、防液キャップ29がばね28の蓄勢復帰力で筒状
プッシャー22から離れないように後退する。又、エア
シリンダ装置21を縮小作動すると、ロック機構30に
より連結された反駆動側のスピンドル19と延長スピン
ドル26が一体的に後退する。反駆動側のロールチャッ
ク27が被製版ロールRの端面から離れたら、被製版ロ
ールRを反駆動側へ移動して駆動側のロールチャック2
7との嵌合を解除する。これで、カセット形ロール自動
脱着装置Xによる被製版ロールRのチャック解除が完了
し、以後、カセット形ロール自動脱着装置Xをスタッカ
クレーンにより他所へ搬送する。 【0021】カセット形ロール自動脱着装置Xからロー
ルチャックツールTを取り外すには、カセット形ロール
自動脱着装置Xをツール交換装置Vに載置して行なう。
ロボットハンドでロールチャックツールTの防液キャッ
プ29を掴んでチャック方向に移動すると、防液キャッ
プ29がばね28を圧縮してロールチャック27に被さ
るように移動されると、ストライカー36がレバー32
の外側に係合してレバー32が揺動し、キーロック34
が凹部19a’より脱出し、ガイド溝19a”を通るよう
に位置すると、ばね28の蓄勢復帰力により延長スピン
ドル26がスピンドル19から離れるように移動され
る。もって、ロールチャックツールTを取り外すことが
できる。又、ロボットハンドでロールチャックツールT
の防液キャップ29を受け取れるように包み込んで待機
して、筒状プッシャー22をチャック方向に移動する
と、防液キャップ29がロールチャック時よりも大きく
移動されることになり、このため、ストライカー36が
レバー32の外側に係合してレバー32が揺動し、キー
ロック34が凹部19a’より脱出し、ガイド溝19a”
を通るように位置するから、ロールチャックツールTを
取り外すことができる。 【0022】 【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明のカ
セット形ロール自動脱着装置によれば、長さの異なるロ
ールチャックツールを複数用意してロールの長さに応じ
て適切な長さのロールチャックツールを選択して脱落の
惧れがないようにロック状態になるように簡単に取り付
けることができ、ロールチャックの先端部をロボットハ
ンド等によって簡単に交換できる簡易構造のアタッチメ
ント方式として、用意する台数を少なくすることができ
て製作コストを低く抑えられ、チャック寸法の最大長さ
と最小長さの差を従来よりもはるかに大きく確保でき、
もって、ラインの長さを短くすることができ、設備コス
トを低減できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本願発明の実施の形態に係り、カセット形ロー
ル自動脱着装置をツール交換装置に載置してロールチャ
ックツールを交換・着脱する状態を示す縦断面図。 【図2】要部拡大縦断面図。 【図3】本願発明のカセット形ロール自動脱着装置に交
換・着脱するロールチャックツールの縦断面図。 【図4】従来の被製版ロールをチャックしたカセット形
ロール自動脱着装置をメッキ装置に載置した状態を示す
縦断面図。 【符号の説明】 X・・・カセット形ロール自動脱着装置、Y・・・メッ
キ装置、R・・・被製版ロール、3・・・スピンドル、
3a・・・大径軸部、3b・・・小径軸部、4・・・ス
プロケット、5・・・吊り上げフレーム、6・・・スピ
ンドル、7,8・・・ロールチャック、9,10・・・
防液キャップ、V・・・ツール交換装置、11・・・案
内板、12・・・フレーム、13・・・モータ 14・
・・減速機15・・・ゴムロール、16・・・吊り上げ
フレーム、16c・・・横フレーム=高圧タンク、16
a,16b・・・端面板、16d、16d・・・吊り金
具、18a・・・軸受部、18b・・・軸受部、19・・
・駆動側スピンドル及び反駆動側スピンドル、19a・
・・先端小径部、19a’・・・係合凹部、19a”・・
・ガイド溝、20・・・スプロケット、21・・・エア
シリンダ装置、21a・・・ピストンロッド、22・・
・筒状プッシャー、23・・・シリンダ室、24・・・
流路、25・・・ばね、T・・・ロールチャック交換ツ
ール、26・・・延長スピンドル、26a・・・筒部、
27・・・ロールチャック、28・・・ばね、29・・
・防液キャップ、30・・・ロック機構、31・・・ス
リット、32・・・レバー、33・・・ピン、34・・
・キーロック、35・・・ばね、36・・・ストライカ
ー、37,38・・・スライド軸受、39,40・・・
防水用ゴムリング、41・・・ボルト、42・・・跳ね
水遮断フランジ、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】両端に端面板を備えた吊り上げフレーム
    と、前記吊り上げフレームの一方の端面板の下部に軸線
    が水平になるように設けた軸受部に軸方向移動不能に軸
    支された通電可能な駆動側スピンドルと、処理ラインを
    構成する各装置本体に設けられる回転駆動手段に係合し
    て前記駆動側スピンドルを回転するスプロケットと、前
    記吊り上げフレームの他一方の端面板の下部に軸線が水
    平になるように設けたエアシリンダ装置21のピストン
    ロッドに形成される軸受部に軸支されかつエアシリンダ
    装置により軸方向移動自在である通電可能な反駆動側ス
    ピンドルと、各スピンドルに摺動自在に被嵌された絶縁
    性を有する筒状プッシャーと、各スピンドルとそれに被
    嵌する筒状プッシャーとの間に形成されたシリンダ室へ
    スピンドル内に形成された流路を通して圧力流体を供給
    して筒状プッシャーをスピンドルの先端方向に移動でき
    るように構成されたプッシャー駆動手段と、各スピンド
    ルの先端にロールの長さに応じて所要長さのものが交換
    接続される被製版ロールを両端チャックする一対のロー
    ルチャックツールとからなり、 前記の各ロールチャックツールは、前記駆動側スピンド
    ル又は前記反駆動側スピンドルの先端小径部に被嵌接続
    する筒部を有する通電可能な延長スピンドルと、前記延
    長スピンドルの先端部分に固着され被製版ロールの端面
    の被チャック孔をチャックし通電し得るロールチャック
    と、前記延長スピンドルに摺動自在に被嵌しかつ前記ロ
    ールチャックに被さらないようにばねの付勢により後退
    した位置にあって前記筒状プッシャーにより押圧される
    とロールチャックに被さるように移動してロールチャッ
    クにチャックされる被製版ロールの端面に当接してロー
    ルチャックへの処理液の進入を防止する防液キャップ
    と、前記延長スピンドルの筒部に付設されていて該筒部
    を前記駆動側スピンドル又は前記反駆動側スピンドルの
    先端小径部に接続すると該先端小径部に形成された係合
    凹部に係合してロック状態になりまた防液キャップをロ
    ールチャック時のストローク以上にスライドさせると前
    記係合凹部に対する係合を解除するロック機構を備え、
    前記スピンドルから前記延長スピンドルに回転伝達され
    るように構成されていることを特徴とするカセット形ロ
    ール自動脱着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115153083A (zh) * 2022-06-15 2022-10-11 重庆中烟工业有限责任公司 一种具有气动锁紧装置的卷烟机胶辊轴
CN115153083B (zh) * 2022-06-15 2023-09-19 重庆中烟工业有限责任公司 一种具有气动锁紧装置的卷烟机胶辊轴

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