JP2003116885A - 歯科用光重合器 - Google Patents

歯科用光重合器

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JP2003116885A
JP2003116885A JP2001313595A JP2001313595A JP2003116885A JP 2003116885 A JP2003116885 A JP 2003116885A JP 2001313595 A JP2001313595 A JP 2001313595A JP 2001313595 A JP2001313595 A JP 2001313595A JP 2003116885 A JP2003116885 A JP 2003116885A
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JP
Japan
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light
resin
wavelength region
red
light source
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Application number
JP2001313595A
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English (en)
Inventor
Masakazu Shoji
正和 東海林
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Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジンを硬化させる波長領域の光に赤色光の
波長領域の光を含ませ、その温熱効果により、歯肉の血
行を促進させて歯周病の予防をも行い得るようにする。 【解決手段】 光重合器10は、光源11と、一端より
光源11からの光が導入され、導入された光が他端より
照射される光導体14とを有し、該光導体14の先端1
4aより照射される光によりレジン等の光重合を行う。
フィルター13は光源11からの光を選択して透過させ
るが、該フィルター13は、レジンを光重合する波長領
域の光に加えて赤色光の波長領域の光を照射する。赤色
光を歯肉に照射すると、その温熱効果により、歯肉の血
行を促進し、歯周病の予防になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】歯科治療において、例えば、
歯牙の修復治療等において、該歯牙に光硬化性レジンを
接着した後、該レジンに光を照射して該レジンを硬化さ
せることが行われるが、本発明は、前記レジンに光を照
射する光重合器に関し、より詳細には、前記レジンを硬
化させる光に、該レジンを硬化させる波長領域の光に加
えて赤色光の波長領域の光を含ませ、その(赤色光の)
温熱効果により、歯肉の血行を促進させて歯周病の予防
をも行い得るようにした歯科用光重合器に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科治療においては、歯牙修復材として
光重合レジンを用いるが、この光重合レジンは、例え
ば、歯牙の破損箇所へ接着した後、光を照射して硬化さ
せ、硬化後、切削,研磨等を行って、元の歯牙と一体化
させて破損前の歯牙の審美性を持たせて修復するもので
ある。
【0003】図1は、本発明が適用される光重合器の一
例としての従来の光照射器の一例を説明するための概略
構成図で、図中、10は光重合器、11は光源、12は
楕円反射ミラー、13はフィルター、14はライトガイ
ド(光ファイバー、石英、プラスチック等の光導体)、
15はリード線で、周知のように、光源11は楕円反射
ミラー12の焦点位置にあり、該光源11からの光を楕
円反射ミラー12で反射する。この反射光は、前記楕円
反射ミラーの焦点と対をなす他方の焦点位置近傍にその
受光端が配設されたライトガイド14内に導入され、該
ライトガイド14を通して伝送されて、光重合レジンに
照射される。なお、フィルター13は、光源11からの
光のうち、光重合に必要な光波長成分の光のみを通過さ
せるもので、例えば、400〜500nm(より具体的
には、478nm)の波長成分の光を透過させる。
【0004】図2は、光重合器の一使用例を説明するた
めの要部概略構成図で、図中、10は図1に示したごと
き、従来より周知の光重合器、14はライトガイド、1
4aは該ライトガイド14の先端面で、該ライトガイド
14の先端面14aからは、前述のようにして、光重合
用の光が、例えば、歯牙1に詰められた光硬化性レジン
2に向けて照射され、該レジン2を硬化させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き歯科用光重合レジンを硬化させるのに使用する光重合
器において、該光重合器より照射させる光にレジン硬化
波長領域400〜500nm(具体的には、478nm
の青色光)に加えて500nm以上の赤色の光成分を含
ませ、レジン硬化時、患者の歯肉部をも同時に照射し、
光硬化レジンで歯牙の修復作業を行うと同時に、前記赤
色光成分の光によって歯肉部を温め(温熱効果)、歯肉
の血行を促進させて歯周病の予防をも行うようにするこ
とを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光源
と、一端より前記光源からの光が導入され、導入された
光が他端より照射される光導体とを有し、該光導体から
照射される光によりレジン等の光重合を行う歯科用光重
合器において、前記光導体は、前記レジンを光重合する
波長領域と赤色光の波長領域の光を照射するものである
ことを特徴としたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記光導体は、少なくとも500nmから780n
mの波長領域の一部を含む光を照射するものであること
を特徴としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、図1、図2に示したご
とき従来より周知の歯科用光重合器において、レジンを
硬化させる光の波長域400〜500nm(具体的に
は、現状では、478nm)の光に加えて、赤色光、例
えば、500nmを超える波長成分の光をも含ませ、レ
ジン硬化時、歯肉部にも同時に光を照射し、この赤色光
の熱線により該歯肉部を温め、その温熱効果により、歯
肉部の血行を促進させ、歯周病の予防をも同時に行い得
るようにしたものである。
【0009】なお、上述のごとき赤色光の波長成分を含
む光を照射させるのには、例えば、図1に示した光重合
器においては、フィルター13に500nm以上の波長
成分の光をも透過させるものを用いればよい。しかし、
最近では、光源として、多数のLEDを用いることが提
案されているが、その場合には、LEDの中に、青色L
EDに加えて赤色LEDを含ませておくとよい。
【0010】更に、以上には、現在用いられているレジ
ン(青色硬化性レジン)に本発明による光重合器を適用
した例について説明したが、レジンとして、更に、赤色
寄りの波長成分の光で硬化するレジンを用いると、更に
効果的に、レジンの硬化と歯肉の血行の促進とを同時に
行うことができる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、光効果レジンを用いる歯牙の修復治療におい
て、レジンを硬化する波長成分の光に加えて赤色波長成
分の光を含む光を照射するようにしたので、レジンの硬
化時、同時に、歯肉にも光を照射することにより、歯肉
の血行を促進し、歯周病を予防することができる。ま
た、その際、光硬化レジンとして、より赤色に近い光で
硬化するレジンを用いれば、より効果的に、レジンの硬
化と歯周病の予防とを同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される光重合器の一例として
の、従来の光重合器の一例を説明するための要部構成図
である。
【図2】 図1に示した光重合器の使用例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1…歯牙、2…光硬化性レジン、10…光重合器、11
…光源、12…楕円反射ミラー、13…フィルター、1
4…ライトガイド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、一端より前記光源からの光が導
    入され、導入された光が他端より照射される光導体とを
    有し、該光導体から照射される光によりレジン等の光重
    合を行う歯科用光重合器において、前記光導体は、前記
    レジンを光重合する波長領域と赤色光の波長領域の光を
    照射するものであることを特徴とする歯科用光重合器。
  2. 【請求項2】 前記光導体は、少なくとも500nmか
    ら780nmの波長領域の一部を含む光を照射するもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の歯科用光重合
    器。
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