JP2003116095A - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

Info

Publication number
JP2003116095A
JP2003116095A JP2001308282A JP2001308282A JP2003116095A JP 2003116095 A JP2003116095 A JP 2003116095A JP 2001308282 A JP2001308282 A JP 2001308282A JP 2001308282 A JP2001308282 A JP 2001308282A JP 2003116095 A JP2003116095 A JP 2003116095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
video data
video
partial
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001308282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4045768B2 (ja
JP2003116095A5 (ja
Inventor
Hiroki Yoshimura
宏樹 吉村
Kazuki Hirata
和貴 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001308282A priority Critical patent/JP4045768B2/ja
Publication of JP2003116095A publication Critical patent/JP2003116095A/ja
Publication of JP2003116095A5 publication Critical patent/JP2003116095A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4045768B2 publication Critical patent/JP4045768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像処理装置で、映像データの部分とデータ
とを関連付けて当該関連付けデータの存在を提示する。 【解決手段】 映像処理装置1では、部分映像データ特
定手段12が映像データから当該映像データの部分であ
る部分映像データを特定し、データ関連付け手段13が
特定した部分映像データに対してデータを当該データの
存在を提示可能なように関連付け、関連データ提示手段
14が部分映像データに関連付けられたデータの存在を
示すデータを映像データ中の当該部分映像データと視覚
的に関連付けて提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像処理装置にお
ける映像データに対するリンクの提示に関する装置また
は方法に関し、特に、作業領域を確保して、映像データ
から部分映像データを抽出し、当該部分映像データに対
して、テキスト・データ、音声データ、画像データ、関
連資料ファイルデータ、映像データなどをリンク・デー
タの内容として、リンク・データを利用者または利用者
間で容易かつ適切に関連付けさせることが可能な映像処
理装置および映像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを介してマルチメ
ディア・データを利用した意思伝達のためのコミュニケ
ーション・ツールや会議システム情報共有が個人や企業
において進展している。その中で、従来の印刷物にマー
カーやメモの書き込みを行うのと同様にデジタル・ドキ
ュメントやビデオ映像にテキスト注釈を付加するシステ
ムが提案されている。特開平8−272989号公報
「映像仕様による資料作成支援システム」では、公報で
テキスト情報と映像情報とを関連付けて資料として取り
扱うことが可能である。以下、この技術を第1の従来技
術と呼ぶことにする。
【0003】次に、特開2000−250864号公報
「協調作業支援システム」では、さまざまな形式の注釈
が可能な技術として、プレゼンテーション資料などスト
リーミング・データに対して、メモや質問などのテキス
ト・データが付加可能でかつ複数のクライアント間で共
有可能である。以下、この技術を第2の従来技術と呼ぶ
ことにする。
【0004】また、特開平6−274552号公報「マ
ルチメディアデータリンク方式」では、画面に表示され
ている動画像中の任意エリアまたは一連の動画像データ
中の任意画面を指定することにより、当該画面にデータ
を表示可能である。以下、この技術を第3の従来技術と
呼ぶことにする。
【0005】さらに、Y.Yamamto,CHI2001「Time-ART」
では、ビデオや音声データを視聴中に自由にクリッピン
グできるユーザ・インターフェイスを備え、テキストに
よる注釈機能を持ったツールが提案されている。以下、
この技術を第4の従来技術と呼ぶことにする。一方、特
開平10−21029号公報「テロップ表示装置」で
は、テロップを簡単に利用者が作成でき、音声情報や画
像情報を付加情報として簡単に追加できる表示装置が存
在する。以下、この技術を第5の従来技術と呼ぶことに
する。
【0006】また、従来、ワールド・ワイド・ウェブを
閲覧するためのウェブ・ブラウザでホーム・ぺ一ジを閲
覧する場合、そのホーム・ぺ一ジにいわゆるイメージ・
マップとしてリンク情報が埋め込まれる場合がある。利
用者はウェブ・ブラウザで提示されるホーム・ぺ一ジの
イメージ・マップを構成している領域上にマウスを移動
させ、マウスをクリックすることにより、リンクされて
いる情報にアクセスすることが可能である。以下、この
技術を第6の従来技術と呼ぶことにする。
【0007】特開平8−329096号公報「画像デー
タ検索装置」では、画像データに、付加情報として、そ
の画像の特徴を簡潔に表すアイコンを設定する手段を有
し、そのアイコンを1次元以上の軸を有するマップ上の
所定の位置に配置し、そのアイコンを用いて係るアイコ
ンに関連する画像データを検索する画像データ検索装置
の技術が公開されている。以下、この技術を第7の従来
技術と呼ぶことにする。
【0008】さらに、特開平8−329097号公報
「画像データ検索装置」では、画像データに、付加情報
として、その画像に対するキーワードを設定する手段を
有し、そのキーワードを用いて、画像データを検索する
画像データ検索装置の技術が公開されている。以下、こ
の技術を第8の従来技術と呼ぶことにする。
【0009】また、特開平8−329098号公報「画
像データ検索装置」では、1次元以上の軸を有する第1
のマップ上の画像データと1次元以上の軸を有する第2
のマップ上の付加情報とを関連付けて、画像データを検
索することができる画像データ検索装置の技術が公開さ
れている。以下、この技術を第9の従来技術と呼ぶこと
にする。
【0010】特開平11−39120号公報「コンテン
ツ表示・選択装置およびコンテンツ表示・選択方法、並
びにコンテンツ表示・選択方法のプログラムが記録され
た記録媒体」では、HTML文書コンテンツを二次元配
列に配置することにより、マウス・ポインタなしでブラ
ウジング(内容の一覧)を可能とする技術が公開されて
いる。以下、この技術を第10の従来技術と呼ぶことに
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、以下に示すような種々な問題があった。ま
ず、上述した第1から第5までの従来システムの共通な
問題点として、利用者は映像データの再生中に別の画面
に部分映像データを抽出して、当該映像データの内容
に、音声データなどから参照しながらリンク・データを
付加することができないという問題があった。
【0012】また、部分映像データに付加したリンク・
データについて、部分映像データ上の任意の場所にリン
ク・データを付加することができず、どこに付加したの
か分からないという問題があった。例えば、映像データ
に、人物と資料などのオブジェクトが複数映っていると
きに、当該部分映像データに対して、リンク・データを
付加する場合、従来技術では、リンク・データのコメン
トが、どのオブジェクトを指しているか判別できないと
いった問題があった。さらに、関連するリンク・データ
の付加情報を部分画像データの任意指定部分に、複数リ
ンク・データの重ね合わせができないという問題点があ
った。
【0013】次に、前記の第6の従来技術では、イメー
ジ・マップを含むHTML文書コンテンツを利用者に提
示する場合、利用者がブラウザ内のイメージ・マップを
含むHTML文書コンテンツの領域上にマウスを移動し
なければ、イメージ・マップの存在を利用者が知ること
はできなかった。
【0014】次に、第7、第8および第9の従来技術
は、画像データに対して、アイコンやテキスト・データ
あるいは付加情報などを関連付けられるものの、利用者
に対してリンクの視覚的なフィードバックを与える技術
ではなく、同一の画像データに対して、複数のリンクを
付加した場合に、利用者に視覚的なフィードバックを与
えて、各リンクを区別し、リンクされた情報を利用でき
るものではない。
【0015】同じく、第10の従来技術を用いても、利
用者はHTML文書コンテンツ中、特に画像データや映
像データ中に表現されている人や物など特定領域に関連
付けられたイメージ・マップの存在を利用者に提示でき
ないという問題があった。また、第6から第10までの
従来技術のいずれを用いても、映像データ中に表現され
ている人や物などの特定領域といわゆる電子掲示板シス
テムあるいは電話など通話・通信システムと連携して利
用することはできないという問題があった。
【0016】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、映像データから特定される部
分映像データに対して当該部分映像データに関連付けら
れたデータの存在を提示することに関して有効な映像処
理装置などを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る映像処理装置では、部分映像データ特
定手段が映像データから当該映像データの部分である部
分映像データを特定し、データ関連付け手段が特定した
部分映像データに対してデータを当該データの存在を提
示可能なように関連付ける。従って、映像データから部
分映像データを特定して当該部分映像データに対してデ
ータをその存在が提示可能な態様で関連付けることがで
き、これにより、当該部分映像データに関連付けられた
データの存在を提示可能とすることができる。
【0018】ここで、映像処理装置としては、種々な装
置として構成されてもよく、例えばコンピュータを用い
て構成することができる。また、映像データとしては、
例えば時間的に連続した映像データが用いられ、具体的
には、フレーム内の平面的な画像データが時間的に連続
して変化していくようなデータが用いられ、この場合、
フレーム内の位置を表す座標(横軸及び縦軸)の値と時
間軸の値とで映像データ中の一点を示すことができる。
【0019】また、部分映像データとしては、種々なデ
ータが用いられてもよく、例えば、1つのフレームの画
像データや、1つのフレームの画像データ中の特定の対
象のデータや、時間幅を有したフレームの画像データつ
まり時間的に連続した複数のフレームの画像データや、
時間幅を有した特定の対象のデータなどを用いることが
できる。
【0020】また、部分映像データを特定する仕方とし
ては、種々な仕方が用いられてもよく、例えばユーザか
らの指定に基づいて特定する仕方や、映像処理装置が予
め定められた手順で自動的に特定する仕方や、これら両
方を併用する仕方などを用いることができる。
【0021】また、部分映像データに対して関連付ける
データとしては、種々なデータが用いられてもよく、テ
キストのデータや、音声のデータや、画像のデータなど
を用いることができる。また、部分映像データに対して
関連付けるデータの数としては、単数であってもよく、
複数であってもよい。
【0022】また、本発明に係る映像処理装置では、部
分映像データ特定手段は、映像データに含まれる同一の
対象のデータについての時間幅を有する部分映像データ
を特定する。従って、映像データに含まれる時間幅を有
する同一の対象のデータに対してデータを関連付けるこ
とができる。
【0023】ここで、同一の対象のデータとしては、種
々な対象のデータが用いられてもよく、例えば人物を対
象とするデータや、物を対象とするデータや、フレーム
内の所定の領域を対象とするデータなどを用いることが
できる。なお、同一の対象を特定する仕方としては、種
々な仕方が用いられてもよく、例えば静止しているもの
については同一の場所に存するものを同一の対象とみな
す仕方を用いることができ、動作を行うものについては
同一の形状などの特徴を有するものを同一の対象とみな
す仕方を用いることができる。また、時間幅としては、
種々な時間幅を用いることができる。
【0024】また、本発明に係る映像処理装置では、映
像データは音声データと対応している。そして、部分映
像データ特定手段は、映像データに含まれる単数又は複
数の人物のデータについて、当該人物のデータに対応し
た音声データが有効である時間幅を有する部分映像デー
タを特定する。従って、単数又は複数の人物を対象とし
て、当該対象に対応した音声が有効である時間幅を有す
るデータを部分映像データとして特定することができ
る。
【0025】ここで、音声データとしては、例えば対応
する映像データ中の人物などにより発せられる音声のデ
ータが用いられ、例えば当該映像データと時間軸で対応
する。また、単数の人物のデータについては、例えば当
該人物が発するとみなされる音声が連続的に続く間の時
間幅或いは所定の閾値未満の無音声期間を除いて当該人
物が発するとみなされる音声が連続的に続く間の時間幅
などを、当該人物のデータに対応した音声データが有効
である時間幅として決定することができる。
【0026】同様に、複数の人物のデータについては、
例えばこれら複数の人物の中の少なくとも一人の人物が
音声を発しているとみなされる状態が連続的に続く間の
時間幅或いは所定の閾値未満の無音声期間を除いてこの
ような状態が連続的に続く間の時間幅などを、当該複数
の人物のデータに対応した音声データが有効である時間
幅として決定することができる。
【0027】また、本発明に係る映像処理装置では、部
分映像データ特定手段は、映像データのフレーム内で部
分映像データが位置する領域を特定するデータを用いて
当該部分映像データを特定する。従って、例えばフレー
ム内での座標位置のデータなどを用いることにより、部
分映像データを構成する各フレーム内の画像領域を特定
して当該部分映像データを特定することができる。
【0028】また、本発明に係る映像処理装置では、部
分映像データ特定手段は、部分映像データ候補特定手段
により複数の部分映像データの候補を特定し、部分映像
データ指定受付手段により特定した部分映像データ候補
に含まれる部分映像データの指定をユーザから受け付
け、そして、指定を受け付けた部分映像データを特定し
た部分映像データとする。従って、映像処理装置により
自動的に部分映像データの候補を複数特定した後に、こ
れら複数の候補の中からユーザにより部分映像データを
指定する仕方により、当該指定された部分映像データを
最終的に特定した部分映像データとすることができる。
【0029】ここで、部分映像データの候補の数として
は、種々な数が用いられてもよく、例えば単数である場
合があってもよい。また、部分映像データの候補を特定
する仕方としては、種々な仕方が用いられてもよく、例
えば映像データのフレーム内に存する各対象毎のデータ
をそれぞれ部分映像データの候補として特定することが
できる。また、部分映像データ指定受付手段としては、
例えばユーザにより操作されるキーボードやマウスなど
を用いることができる。
【0030】また、本発明に係る映像処理装置では、関
連部分映像データ特定手段が、部分映像データに関連付
けられたデータから当該部分映像データを特定する。従
って、例えば部分映像データに関連付けられたデータが
ユーザにより指定された場合などに、当該データが関連
付けられた当該部分映像データを特定することができ
る。
【0031】また、本発明に係る映像処理装置では、関
連データ提示手段が、部分映像データに関連付けられた
データの存在を示すデータを、映像データ中の当該部分
映像データと視覚的に関連付けて提示する。従って、部
分映像データに関連付けられたデータの存在を当該部分
映像データと視覚的に関連付けて提示することができ、
これにより、当該関連付けられたデータの存在や当該関
連付けをユーザに対して視覚的に把握可能とすることが
できる。
【0032】ここで、部分映像データに関連付けられた
データの存在を示すデータとしては、例えばアイコンの
データを用いることができ、また、後述するように種々
なデータを用いることができる。また、部分映像データ
に関連付けられたデータの存在を示すデータと当該部分
映像データとを視覚的に関連付ける仕方としては、種々
な仕方が用いられてもよく、例えばこれらのデータを近
隣に配置する仕方や、これらのデータの一部を重ねて配
置する仕方などを用いることができる。また、提示の仕
方としては、例えば画面に表示出力する仕方や、紙面に
印刷出力する仕方などを用いることができる。
【0033】また、本発明に係る映像処理装置では、関
連データ提示手段は、部分映像データに関連付けられた
データの存在を示すデータとして、当該部分映像データ
の形状に基づく形状を有するデータを提示する。従っ
て、部分映像データの形状に基づく形状を有するデータ
を提示することにより、当該データと当該部分映像デー
タとの関連付けをユーザにより視覚的に把握し易くする
ことができる。
【0034】ここで、部分映像データの形状に基づく形
状を有するデータとしては、種々なデータが用いられて
もよく、例えば部分映像データの形状に基づく形状を有
する影のデータなどを用いることができる。
【0035】また、本発明に係る映像処理装置では、関
連データ提示手段は、部分映像データに関連付けられた
データの存在を示すデータとして、映像データのフレー
ムの外側であって当該フレームの外側に設けられた枠の
内側に、当該部分映像データのフレーム内での水平位置
を示すデータ及び垂直位置を示すデータを提示する。従
って、映像データのフレーム内ではなくフレーム外に設
けられた枠に、部分映像データに関連付けられたデータ
の存在を示すデータが提示されるため、フレーム内の画
像をそのまま見易いものとすることができる。また、提
示されるデータにより、部分映像データのフレーム内で
の水平位置及び垂直位置を示すことができる。
【0036】映像データのフレームの外側に設けられた
枠としては、種々な枠が用いられてもよく、例えば映像
データのフレームと比べて一回り大きいような枠が用い
られ、当該フレームの外側であって当該枠の内側には映
像データは提示されない。また、部分映像データは、そ
の水平位置での垂直線とその垂直位置での水平線とが直
交する位置に存することとなる。
【0037】また、本発明に係る映像処理装置では、部
分映像データに関連付けられたデータの存在を示すデー
タと所定の処理とが対応付けられている。そして、提示
データ指定受付手段が提示されたデータ(部分映像デー
タに関連付けられたデータの存在を示すデータ)の指定
をユーザから受け付け、提示データ対応処理実行手段が
指定を受け付けたデータに対応付けられた処理を実行す
る。従って、ユーザは、提示されたデータを指定するこ
とにより、当該データに対応付けられた処理を実行させ
ることができる。
【0038】ここで、所定の処理としては、種々な処理
が用いられてもよく、例えば提示されたデータに関連す
る文書処理やメールやインターネットなどに関するプロ
グラムを起動する処理や、これにより提示されたデータ
に関連するデータを表示や送信などする処理などを用い
ることができ、更に具体的には、例えば提示されたデー
タに関連するデータを画面上に表示する処理や、当該デ
ータを電子メールにより設定されたアドレスに対して送
信する処理や、当該データを電話により設定された電話
番号に対して音声送信する処理などを用いることができ
る。また、提示データ指定受付手段としては、例えばユ
ーザにより操作されるキーボードやマウスなどを用いる
ことができる。
【0039】また、本発明に係る映像処理装置では、複
数の端末装置により同一の映像データに関する操作を実
行することが可能である。従って、例えば一つの端末装
置(例えば一人のユーザ)により同一の映像データに関
する操作を実行することばかりでなく、複数の端末装置
(例えば複数のユーザ)により同一の映像データに関す
る操作を実行することができ、これにより、同一の映像
データに関する部分映像データや当該部分映像データに
関連付けられるデータなどを共有することや共同で編集
することなどができる。
【0040】ここで、端末装置としては、種々な装置が
用いられてもよく、例えばコンピュータを用いることが
できる。また、複数の端末装置の数としては、種々な数
が用いられてもよい。また、同一の映像データに関する
操作としては、種々な操作が用いられてもよく、例えば
映像データから部分映像データを特定する操作や、特定
された部分映像データにデータを関連付ける操作などを
用いることができる。
【0041】また、一構成例として、複数の端末装置は
有線や無線のネットワークなどを介して通信可能に接続
され、これら複数の端末装置によりアクセス可能な共通
の記憶装置が設けられて、当該記憶装置に操作対象とな
るデータが保存される。
【0042】また、本発明に係る映像処理装置では、複
数関連データ提示手段が、映像データから特定された当
該映像データの部分である部分映像データに関連付けら
れた複数のデータの存在を示すデータを、当該映像デー
タ中の当該部分映像データと視覚的に関連付けて提示す
る。従って、部分映像データに関連付けられた複数のデ
ータの存在を当該部分映像データと視覚的に関連付けて
提示することができ、これにより、当該関連付けられた
複数のデータの存在や当該関連付けをユーザに対して視
覚的に把握可能とすることができる。
【0043】ここで、部分映像データに関連付けられた
複数のデータの数としては、種々な数が用いられてもよ
い。また、部分映像データに関連付けられた複数のデー
タの存在を示すデータとしては、例えば部分映像データ
に単数のデータが関連付けられた場合とは異なるデータ
が用いられ、更に好ましい態様例として、部分映像デー
タに関連付けられた複数のデータの数を表すデータが用
いられる。
【0044】また、本発明に係る映像処理装置では、複
数関連データ提示手段は、部分映像データに関連付けら
れた複数のデータの存在を示すデータとして、当該関連
付けられたデータの数と同数のデータを提示する。従っ
て、部分映像データに関連付けられたデータの数をユー
ザにより視覚的に把握可能に提示することができる。
【0045】ここで、部分映像データに関連付けられた
データの数と同数のデータとしては、好ましい態様例と
してそれぞれが同一又は類似の形状を有するデータを用
いることができ、或いは、例えばそれぞれが異なる形状
を有するデータが用いられてもよい。
【0046】また、本発明に係る映像処理装置では、複
数関連データ提示手段は、部分映像データに関連付けら
れた各データの存在を示すデータを当該関連付けられた
各データ毎に識別可能な態様で提示する。従って、部分
映像データに関連付けられた各データ毎に、その存在を
示すデータをユーザにより視覚的に識別可能とすること
ができる。
【0047】ここで、部分映像データに関連付けられた
各データ毎にその存在を示すデータが識別可能な態様と
しては、例えば当該各データ毎にその存在を示すデータ
の形状や色や輝度や配置位置などを異ならせるような態
様を用いることができる。
【0048】なお、以上に示した本発明と同様に同一の
画像のデータに関連付けられた複数のデータの存在を示
すデータを当該画像データと視覚的に関連付けて提示す
る技術や当該複数と同数のデータを提示する技術や当該
各データ毎に識別可能とする技術などは、必ずしも映像
データから特定された部分映像データに限られずに、種
々な画像データに適用することが可能であり、例えば当
該画像データとして静止画像のデータに適用することも
可能である。
【0049】また、本発明では、以上に示したような各
種の処理を実現する映像処理方法を提供する。例えば、
本発明に係る映像処理方法では、映像データから当該映
像データの部分である部分映像データを特定し、特定し
た部分映像データに対してデータを当該データの存在を
提示可能なように関連付ける。また、本発明に係る映像
処理方法では、映像データから特定された当該映像デー
タの部分である部分映像データに関連付けられた複数の
データの存在を示すデータを、当該映像データ中の当該
部分映像データと視覚的に関連付けて提示する。
【0050】また、本発明では、以上に示したような各
種の処理を実現するプログラムを提供する。なお、本発
明では、このようなプログラムを格納した記憶媒体を提
供することも可能である。例えば、本発明に係るプログ
ラムでは、映像データから当該映像データの部分である
部分映像データを特定する処理と、特定した部分映像デ
ータに対してデータを当該データの存在を提示可能なよ
うに関連付ける処理とをコンピュータに実行させる。ま
た、本発明に係るプログラムでは、映像データから特定
された当該映像データの部分である部分映像データに関
連付けられた複数のデータの存在を示すデータを当該映
像データ中の当該部分映像データと視覚的に関連付けて
提示する処理をコンピュータに実行させる。
【0051】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施例を図面を参照
して説明する。まず、本発明の第1実施例に係る映像処
理装置や映像処理方法を説明する。図1は、本発明に係
る映像処理装置の一例を示すブロック図である。映像処
理装置1は、記憶部11と、リンク対象領域指定部12
と、リンク生成部13と、映像提示部14と、リンク管
理部15とから構成される。
【0052】記憶部11は、一般的な記憶装置から構成
され、リンク(関連付け)される一方の対象となる映像
データ(以下、単に映像データと記述することもある)
およびリンク・データ(関連付けに関するデータ)並び
にリンクされるもう一方の対象となる被リンク・データ
を保持する。リンク対象領域指定部12は、マウスやデ
ジタイザなどの座標入力装置から構成され、利用者(ユ
ーザ)から映像データ中のリンク対象となる領域の座標
データ(以下、リンク対象領域座標データと記述するこ
ともある)を入力し、係るリンク対象領域座標データを
リンク生成部13に出カする。
【0053】リンク生成部13は、利用者からダイアロ
グ形式のユーザ・インタフェースによって入カされる被
リンク・データの識別子あるいは名前を入力する。ま
た、リンク生成部13は、リンク対象領域指定部12か
ら入カされたリンク対象領域座標データと利用者から入
力された被リンク・データとをリンクしてリンク・デー
タとして記憶部11に出力する。映像提示部14は、デ
ィスプレイから構成され、視覚化されたリンク・データ
および映像データを利用者に提示する。リンク管理部1
5は、記憶部11、リンク対象領域指定部12、リンク
生成部13、映像提供部14を管理し、制御する。
【0054】本例では、映像データは、動画データおよ
び音声データが組み合わされたデータ、または、動画デ
ータまたは音声データのいずれか一方のデータを意味す
ることとして、説明を行う。また、本例では、部分映像
データは、映像データ中の時間的または空間的(領域
的)な一部分のデータを意味する。なお、本発明に言う
映像データは、例えば画像のみのデータから構成され、
また、例えば当該画像データに対して音声などのデータ
が対応付けられる場合も含む。
【0055】図2は、図1の映像処理装置を詳細化した
ブロック図である。図2に示すように、記憶部11は、
映像記憶装置21およびリンク・データ記憶装置26か
ら構成される。リンク対象領域指定部12は、(任意)
部分映像データ指定装置23および部分映像データ提示
装置24から構成される。リンク生成部13は、リンク
・データ付加装置25から構成される。映像提示部14
は、映像データ提示装置22、部分映像データ提示装置
24、およびリンク・データ提示装置27から構成され
る。
【0056】映像記憶装置21は、一般的なメモリで構
成され、入力された映像データを保持する。映像データ
提示装置22は、ディスプレイで構成され、映像記憶装
置21に保持されている映像データを利用者に提示す
る。
【0057】部分映像データ指定装置23は、マウスな
どの座標入カ装置によって構成され、映像データ提示装
置22によって提示されている映像データの任意の一部
を指定し、その指定された部分映像データを、部分映像
データ提示装置24に転送する。部分映像データ提示装
置24は、部分映像データ指定装置23から転送された
部分映像データを提示する。
【0058】リンク・データ付加装置25は、部分映像
データ提示装置24によって提示されている部分映像デ
ータに対して、リンク・データを付加し、リンク・デー
タ記憶装置26に転送する。リンク・データ記憶装置2
6は、リンク・データ付加装置25によって付加された
リンク・データ、及び部分映像データを保持する。リン
ク・データ提示装置27は、リンク・データ付加装置2
5によって付加されたリンク・データならびにリンク・
データ群を提示する。
【0059】ここで、映像データ中の任意の部分映像デ
ータの抽出について説明する。映像データから部分映像
データを抽出する形態としては、利用者が映像データ処
理装置1の提供するユーザ・インタフェースを通して、
人手で部分映像データの画像上の外形(輪郭)もしくは外
接矩捗を指定することによって部分映像データを抽出す
る方法や、映像処理装置1により自動的に抽出された部
分映像データの侯補を利用者が選択する方法などの形態
がある。
【0060】ここでは、映像処理装置1が自動的に部分
映像データの候補を抽出する場合における部分映像デー
タの抽出方法について説明する。部分映像データを抽出
するべき映像データが図3に示されるような場合を想定
する。つまり、映像データ(Video.mpg)31の或るフ
レーム(本例では、フレーム番号120から150まで
の31フレーム)のフレーム上の矩形領域(x-y直交
座標の表現で{(1O,30),(1O,10),(20,10),(20,30)})の内
部に部分映像データの候補として抽出されるべき人が記
録されているとする。なお、同図には、水平方向を表す
x座標の軸と、垂直方向を表すy座標の軸と、時間の流
れを表す時間tの軸を示してある。
【0061】この部分映像データ抽出手続きは、図4に
示すように、各フレームにおける輪郭抽出処理(ステッ
プS1)、各フレームにおける外接矩形計算処理(ステ
ップS2)、フレーム間差分算出処理(ステップS
3)、部分映像データ検出処理(ステップS4)、部分
映像データ候補提示処理(ステップS5)からなる。
【0062】具体的には、まず、各フレームにおける輪
郭抽出処理では、部分映像データの矩形領域を特定する
ために、映像処理装置1は、映像データ31中の各フレ
ームにおいて輪郭抽出処理を行う(ステップS1)。輪
郭抽出は、通常の画像処理で用いられるいわゆる微分フ
ィルタを用いることにより人の画像のエッジを抽出し、
そのエッジを連結することで輪郭を抽出することが可能
である。また、輪郭抽出処理によって、人が複数の小領
域に分割されている場合でも、従来の領域分割・統合処
理によって人単位の領域(輪郭)を抽出することが可能
である。
【0063】次に、この人単位の輪郭を抽出した後、各
フレームにおける外接矩形計算処理において当該輪郭を
包含する外接矩形33を算出する(ステップS2)。こ
こで、この外接矩形算出処理によって、フレーム番号1
20から150までの31フレームにおいて、フレーム
上の座標表現で{(10,30),(10,10),(20,10),(20,30)}の
外接矩形33を計算することができる。
【0064】続いて、フレーム間差分算出処理および部
分映像データ検出処理において、各フレームを比較し
て、同一の部分映像データ中の人を単一のオブジェクト
(部分映像データ)として取り扱えるか否かの検査を行
う(ステップS3、ステップS4)。つまり、MPEG
2などで用いられているような各フレーム間のフレーム
差分を計算することによって、或るフレームと次のフレ
ームで記録されているものが同一か否かを判断する。
【0065】具体的には、フレーム間差分算出処理にお
いて(ステップS3)、フレーム番号119のフレーム
とフレーム番号120とのフレーム差分では、フレーム
番号119のフレームには人が記録されず、フレーム番
号120のフレームには人が記録されているため、フレ
ーム差分の結果(例えば、各画素の差分の総和)は大き
な値を持つことになる。同じように、フレーム番号15
0のフレームとフレーム番号151のフレームとのフレ
ーム差分も大きな値を持つことになる。それに対して、
フレーム番号120から150までのフレームでは、先
の同一の矩形領域33に人が記録されているため、その
フレームにおけるフレーム差分は小さな値を持つ。
【0066】部分映像データ検出処理において(ステッ
プS4)、以上のフレーム差分の値と矩形領域33が存
在するか否かの情報から、フレーム番号120から15
0までのフレームには、部分映像データの候補となる人
が記録されていることが分かる。そこで、部分映像デー
タ候補提示処理において、それらのフレームの当該矩形
領域33の部分を単一の部分映像データ32として映像
処理装置1の利用者に提示する。
【0067】次に、図5に示すように、本例に係る映像
処理装置1の処理手順について説明する。この処理手順
は、映像の提示(ステップS11)、部分映像の指定
(ステップS12)、部分映像の提示(ステップS1
3)、リンク・データ付加(ステップS14)、および
リンク・データ保存(ステップS15)からなる。
【0068】まず、映像提示においては、映像データ提
示装置22は映像処理装置1の映像記憶装置21に保持
されている映像データを提示する(ステップS11)。
次に、部分映像の指定においては、部分映像データ指定
装置23を使って利用者によって指定される映像データ
のいわゆるタイム・コードまたはフレーム番号、および
座標データを取得する(ステップS12)。
【0069】続いて、部分映像の提示においては、部分
映像データ提示装置23は、利用者によって指定された
部分映像データを提示する(ステップS13)。リンク
・データ付加においては、利用者は部分映像データ提示
装置23により提示された部分映像データに対して、リ
ンク・データ付加装置25を使って、関連するデータ
(リンク・データ)を付加する(ステップS14)。最
後に、リンク・データ保存においては、リンク・データ
記憶装置26は、利用者によって付加されたリンク・デ
ータ、および映像データのいわゆるタイム・コードまた
はフレーム番号、および座標データを保持する(ステッ
プS15)。
【0070】図6は、リンク・データ記憶装置26に記
憶されるデータのデータ構造を示す。また、図7は、リ
ンク・データ記憶装置26に記憶されるデータの拡張さ
れたデータ構造を示す。リンク・データ記憶装置26
は、部分画像データのタイム・コード41を保持し、リ
ンク・データ付加装置25によって入力された被リンク
対象データ43、部分映像データ提示装置24で指定さ
れた任意の座標データ42、記憶装置名44、部分画像
アイコン・データ45を格納し、拡張されたデータ構造
では、更に、協調作業などを行うために利用者データ4
6を格納する。
【0071】例えば、タイム・コード41には、或るフ
レームの静止画像部分からリンク・データが付加される
場合は、部分映像データ提示装置24の映像データのそ
の地点のタイム・コードが記録される。また、「ここか
らここまで」という指定の場合は、リンク・データを付
加する開始点と終了点の情報がタイム・コード41に記
録される。
【0072】座標データ42は、部分映像データ提示装
置24に、リンク対象領域座標として(x1,y1)、(x1,y
2)、(x2,y2)、( x2,y1)の2次元座標を与え、マウスな
どの入力装置によってプロットされたテキスト・データ
や部分画像アイコンを、(x1,y1)、(x1,y2)、(x2,y2)、
(x2,y1)として、リンク対象領域座標の2次元座標値を
保持する。被リンク対象データ43は、コメントや電子
データファイルの情報や、テキスト・データやファイル
格納先の情報を保持する。
【0073】次に、図8の本例に係るユーザ・インタフ
ェース例を用いて操作手順について説明する。利用者
は、映像データ提示画面51に提示されている映像か
ら、リンク・データを付加したい部分映像を指定するこ
とにより、部分映像データ提示画面52に、指定した部
分映像が映し出される。
【0074】部分映像データ提示画面52上の利用者が
指定した任意の場所において、リンク・データ付加画面
53から、当該提示画像に複数のテキスト・データによ
るコメントや電子データファイルを部分画像アイコン6
1a〜61cとして付加することが可能である。この場
合、図6や図7が示すとおり、リンク・データが付加さ
れる指定時間をタイム・コード41で保存し、部分映像
データ提示画面52上のどの部分に利用者がリンク・デ
ータを付加したかを示す場所情報を座標データ42で保
持し、付加したテキスト・データによるコメントや電子
データファイルを被リンク対象データ43として保持し
て、これら3つを1つのデータとして保持するデータ構
造を持つ。
【0075】図9は、部分映像データにリンク・データ
が付加された後のデータ構造を示す。図9は、タイム・
コード(00:01:00.00)において、3つのリンク・データ
(「質問について」ならびに「このコメントがポイン
ト」のコメント(テキスト・データ)と“abc.mpg"という
名称の関連映像データ)を保持していることを示す。こ
のように、指定した任意の部分映像データ毎にデータが
保持されているので、一時的に付加されたリンク・デー
タを部分映像データ上から消去することも可能な構造を
持つ。
【0076】また、保管先として、記憶装置先を指定で
きる。これは、リンク・データを付加した映像データを
記憶装置名44のように公開(Public)サーバまたは非
公開(Private)サーバに保管する場合、および複数の
利用者間で同一の映像データに対して協調してリンク・
データの付加作業を行う場合に利用される。
【0077】さらに、図8に示されるように、部分映像
データ提示画面52上の指定した任意の領域に同一の関
連したデータとしてリンク・データを付加する場合、テ
キスト・データのコメントや関連電子データなどのリン
ク・データの重ね合わせが可能である。ここでは、座標
位置に対して、アイコンやコメントが重なるだけでな
く、関連したリンク・データをグループとして登録する
ことも可能である。図9のリンク・データの“*"を付
したものが、グループ化された情報で保持される。
【0078】図10に示すように、部分映像データ提示
画面52上の人物のオブジェクト71や場所のオブジェ
クト72に対してリンク・データを付加した場合、当該
オブジェクト71、72にリンク・データを付加すると
メッセージを送ることが可能である。例えば、人物71
に対してリンク・データを付加する場合は、人物用メッ
セージ送付用リンク・データ73を用いる。これによる
と、会議を行った映像データに対して或る参加者に質問
するには、利用者は、部分映像データ提示画面上に表示
される参加者に対してコメントと電子メールアドレスを
付加することにより、当該参加者にメッセージを送るこ
とが可能である。また、当該メッセージを送付する場
合、コメントのみならず利用者がリンク・データを付加
した当該リンク・データも送付することが可能である。
これにより、どのような状況での質問であるかや、指定
時間やその場の状況を端的かつ適切に把握することが可
能となる。
【0079】また、場所のオブジェクトに対してリンク
・データを付加する場合は、場所空間用メッセージ送付
用リンク・データ74を用いる。利用方法としては次の
ような想定をしている。すなわち、指定した任意の部分
映像データが重要な人物のコメントを保持していて、そ
の情報を未来の会議で利用したい場合に、会議が行われ
る場所に対して電子メールのようなメッセージサービス
を利用してデータを送付する。実際に利用するときは、
当該場所にある端末または利用者の端末を利用して開示
する。
【0080】被リンク対象データ提示画面54には、当
該映像データの中で利用者によって付加されたリンク・
データ付きの部分映像データ提示画面62a〜62eが
複数提示されている。また、被リンク対象データ提示画
面54に提示されたリンク・データ群として、当該映像
データから抽出したリンク・データのみならず、当該映
像データ以外のリンク・データも指定可能である。
【0081】次に、複数の利用者間でネットワークを介
して映像データやリンク・データを付加する手順につい
て説明する。図11は、複数の利用者間で利用する場合
に主に利用される装置およびユーザ・インタフェースの
一例を示す。利用者Aおよび利用者Bは、映像記憶装置
21から映像データを取り出して、リンク・データを付
加する任意の部分映像データを指定する。
【0082】図11では、同じ部分映像データに対し
て、利用者Aは、リンク・データ付加用入カダイアログ
(リンク・データ付加画面)53を用いて、1個のリン
ク・データ「この人はX氏」を付加し、利用者Bは、リ
ンク・データ付加用入カダイアログ53を用いて、2個
のリンク・データ「この会話の関連映像」(テキスト・
データ)と“xyz.mpg"(映像データ)を付加することを示
している。これらデータは、リンク・データ記憶装置2
6に保持される。そのデータ構造は図12で表され、利
用者Aおよび利用者Bのタイム・コードや座標データな
どがそれぞれ保持されている。図13は、利用者Aおよ
び利用者Bが付加したリンク・データを表現する部分画
像アイコン81a、83a〜83cを同時に提示したイ
メージ図を示す。なお、各利用者A、Bの被リンク対象
データ提示画面53には、それぞれのリンクデータ付き
の部分画像データ82a〜82c、84a〜84dが示
される。
【0083】また、事前に利用者Aがリンク・データを
付加する部分映像データを指定して、後で利用者Bに対
して、当該部分映像データの存在場所を電子メールなど
で伝えて、リンク・データを付加するような、非同期的
な協調作業が可能である。さらに、利用者単体もしくは
複数の利用者間で、リンクデータ記憶装置26にアクセ
スして、事前に作成した部分映像データやリンク・デー
タの再編集が可能である。
【0084】また、利用者単体または複数の利用者間
で、リンク・データを付加、保持ならびに提示可能とす
るために、図14のような構成を用いることが可能であ
る。この構成では、利用者Aの端末装置と、利用者Bの
端末装置と、利用者間で共有されるリンク・データ記憶
装置98と、利用者間で共有される映像記憶装置97と
がネットワークを介して接続されている。また、各利用
者A、Bの装置には、それぞれ、映像データ提示装置9
1a、91bと、(任意)部分映像データ指定装置92
a、92bと、部分映像データ提示装置93a、93b
と、リンク・データ付加装置94a、94bと、リンク
・データ提示装置95a、95bと、リンク・データ記
憶装置96a、96bとが備えられている。
【0085】図15および図16を参照して、被リンク
対象データと映像データで構成される事前に作成した映
像データ1と映像データ2を再利用して合成された映像
データを作成する場合について説明する。図15は、映
像データ101に被リンク対象データ102がリンクさ
れている様子を示す。
【0086】図16は、本例の映像処理装置1を用い
て、映像データを再利用して編集する例を示す。或る会
議が開催される前に会議の主催者などは、これまでの経
緯を短時間のうちに理解ならびに参加者間で共有するた
めに、この会議に関連する事前に作成した映像データ1
と映像データ2にアクセスして、個々の被リンク対象デ
ータ114a、115a、115b、116a〜116
c、124a、125a〜125c、126aである会
議議事録や資料を閲覧しながら、複数ある映像データ1
11〜113、121〜123の中からもっとも関連す
る映像データを取り出して並べ替えなどの編集を行っ
て、合成された映像データを制作することが可能であ
る。
【0087】続いて、映像データからリンク・データの
対象となる映像フレームを自動抽出する処理について説
明する。リンク・データ付加装置25は、前述のとおり
利用者が部分映像データを指定することを可能とする以
外に、指定した任意の部分映像データの後の映像データ
中の動画データや当該動画データ中の動画オブジェクト
ならびに音声データを解析して、リンク・データを指定
した部分映像データの当該フレーム上で、同一人物の発
言と推定される部分音声データならびに複数の人物間の
対話で同一の内容であると推定される部分音声データを
抜き出して、抜き出した部分音声データに対応した部分
の映像データ(部分映像データ)とリンク・データを付
加する。
【0088】例えば、図17は、同一人物の発言推測の
開始点と終了点を抽出する一例である。この場合、時間
tの軸に対して連続した複数のフレームF1〜F7の中
で、被リンク対象データを付加したいフレーム(例え
ば、フレームF1或いはフレームF4)の音声データが
次のフレーム(例えば、フレームF2或いはフレームF
7)をまたがっていてそして音声データが途切れるとこ
ろまでを発言推測箇所T1、T2として提示して、その
音声データの開始点と終了点にあたる映像フレームを被
リンク対象データを付加するフレームとする。
【0089】図18は、複数の人物間の対話推測の開始
点と終了点を抽出する一例である。この場合も、時間t
の軸に対して連続した複数のフレームF11〜F17の
中で、図17の場合と同様に、対話推測箇所T11〜T
14を抽出する。ただし、本例では、この場合には、対
話中に生じる会話T21、T22の間の部分の時間をΔ
tとして、図19に示すとおり、当該Δtが或る一定の
間隔より短ければ、これを同一の対話部分と推測する。
【0090】次に、本発明の第2実施例に係る映像処理
装置や映像処理方法を説明する。なお、本例の映像処理
装置1の概略的な構成や動作は、例えば上記した第1実
施例で示したものと同様であり、本例では、異なる部分
について詳しく説明する。
【0091】図20は、本例に係るリンク・データのデ
ータ構造の一例を示すブロック図である。本例のリンク
・データは、識別子131、映像データのファイル名1
32、フレーム開始番号133、フレーム終了番号13
4、リンク対象領域座標135、被リンク対象データ名
(例えばURL)136、および視覚的フィードバック
・データ137から構成される。
【0092】識別子131は、リンク・データ自身を区
別するためのデータであり、リンク管理部15によっ
て、リンク・データ毎に割り当てられる。映像データの
ファイル名132は、リンクの対象となる映像データを
特定する。フレーム開始番号133は、係る映像データ
のリンク対象となるフレームの開始番号である。フレー
ム終了番号134は、係る映像データのリンク対象とな
るフレームの終了番号である。
【0093】リンク対象領域座標135は、利用者によ
って指定される映像データ中のリンク対象となる座標デ
ータである。被リンク対象データ名136は、係る映像
データにリンクされるデータの名前である。視覚的フィ
ードバック・データ137は、映像データに対してリン
クが存在することを利用者に視覚的にフィードバックす
るために利用されるデータである。
【0094】ここで、識別子131は、リンク管理部1
5によって設定される。映像データ名132、フレーム
開始番号133、フレーム終了番号134、およびリン
ク対象領域座標135は、リンク対象領域指定部12に
よって利用者から入カされる。また、被リンク対象デー
タ名136は、リンク生成部13によって利用者からダ
イアログ形式のユーザ・インタフェースを使って入力さ
れる。視覚的フィードバック・データ137は、リンク
生成部13によって生成される。
【0095】図21は、本例に係る主要なユーザ・イン
タフェースを示す図である。主要なユーザ・インタフェ
ース141は、映像提示画面142、映像再生ボタン1
43、映像停止ボタン144、リンク開始ボタン14
5、リンク終了ボタン146、被リンク対象データ名入
カダイアログ147から構成される。
【0096】映像提示画面142は、記憶部11に保持
されている映像データを利用者に対して提示する。映像
再生ボタン143は、利用者がマウスなどでクリックす
ることにより、係る映像データの再生を開始することを
可能とする。映像終了ボタン17は、利用者がマウスなど
でクリックすることにより、係る映像データの再生を停
止することを可能とする。
【0097】リンク開始ボタン145は、利用者がマウ
スなどでクリックすることにより、リンクされるべき係
る再生中の映像データの開始フレームを指定することを
可能とする。リンク終了ボタン146は、利用者がマウ
スなどでクリックすることにより、リンクされるべき係
る再生中の映像データの終了フレームを指定することを
可能とする。被リンク対象データ名入カダイアログ14
7は、利用者が係る映像データに対して、リンクされる
べき被リンク対象データ名をダイアログを通して入力す
ることを可能とする。
【0098】図22は、本例の映像処理装置1のリンク
付け処理の一例を示すフローチャート図である。図22
に示すように、リンク付け処理は、初期化処理(ステッ
プS21)、映像再生検知処理(ステップS22)、リ
ンク開始検知処理(ステップS23)、リンク終了検知
処理(ステップS24)、リンク対象領域定義処理(ス
テップS25)、被リンク対象入力処理(ステップS2
6)、リンク生成処理(ステップS27)、リンク提示
処理(ステップS28)、および映像停止検知処理(ス
テップS29)から構成される。
【0099】続いて、図22のフローチャート図を用い
て、本例の映像処理装置1の処理手順を説明する。ま
ず、初期化処理においては、映像処理装置1の記憶部1
1、リンク対象領域指定部12、リンク生成部13、映
像提示部14、およびリンク管理部15の各部が初期化
される(ステップS21)。
【0100】つまり、まず、リンク管理部15によって
リンク・データが生成され、初期化される。具体的に
は、ダイアログ入力を用いるなどして、記憶部11に保
持されている利用する映像データのファイル名を映像デ
ータ名132の値としてリンク・データに設定する。ま
た、リンク・データの識別子131は、リンク管理部1
5により、当該映像処理装置1に固有な識別子が設定さ
れる。リンク・データのフレーム開始番号133および
フレーム終了番号134は既定値として0などの値がリ
ンク管理部15によって設定される。同じく、リンク・
データのリンク対象領域座標135、被リンク対象デー
タ名136、および視覚的フィードバック・データ13
7の既定の値がリンク管理部15によって設定される。
リンク管理部15によって生成されたリンク・データは
記憶部11によって保持される。
【0101】次に、映像再生検知処理においては、利用
者によって指定された映像データに対して、利用者から
のマウスまたはタブレットを使用した映像再生ボタン1
43のクリックを検知することによって再生を開始する
(ステップS22)。続いて、リンク開始検知処理にお
いては、リンク管理部15は、利用者からのリンク開始
ボタン145のクリックを検知することにより、映像デ
ータに対するリンク領域を定義するためのフレーム開始
番号を決定し、その値をリンク・データのフレーム開始
番号133として設定する(ステップS23)。
【0102】続いて、リンク終了検知処理においては、
リンク管理部15は、利用者からのリンク終了ボタン1
46のクリックを検知することにより、映像データに対
するリンク領域を定義するためのフレーム終了番号を決
定し、その値をリンク・データのフレーム終了番号13
4として設定する(ステップS24)。ここで、リンク
管理部15は、映像データの再生を一時停止する。
【0103】リンク対象領域定義処理においては、リン
ク管理部15は、まず、利用者に対して、映像提示画面
142にリンク対象領域の定義が可能であることを、そ
のメッセージと映像データを重ね合わせるなどして通知
する。また、リンク対象領域指定部12は、利用者から
のマウスによる指定によって映像提示画面142に提示
されている映像データのリンク対象となる領域の座標デ
ータを取得する。ここで、リンク対象領域指定部12
は、利用者の指定した領域を白線で囲むなどの視覚的フ
ィードバックを利用者に与える。リンク対象領域指定部
12は、利用者から取得したリンク対象領域を定義する
座標データ(以下、リンク対象領域定義座標データと記
述することもある。)を、記憶部11に保持されている
リンク・データのリンク対象領域座標135の値として
設定する(ステップS25)。
【0104】被リンク対象入力処理においては、リンク
管理部15は、利用者から被リンク対象データ名入カダ
イアログによって指定される被リンク対象データ名を取
得し、記憶部11に保持されているリンク・データの被
リンク対象データ名136の値として設定する(ステッ
プS26)。リンク生成処理においては、リンク生成部
13は、記憶部11に保持されているリンク・データの
リンク対象領域座標135の値およびフレーム開始番号
133からフレーム終了番号134までに対応する映像
データから、利用者に対する視覚的フィードバック用の
画像データおよび関連座標データを生成する。当該画像
データおよび関連座標データをリンク・データの視覚的
フィードバック・データとして設定する(ステップS2
7)。
【0105】リンク提示処理においては、リンク・デー
タの視覚的フィードバック・データ137の関連座標デ
ータを用いて、映像データに係る画像データを重ね合わ
せて映像提示画面142に提示する(ステップS2
8)。映像停止検知処理においては、利用者が映像停止
ボタンをマウスでクリックしたか否かを検知し、クリッ
クした場合においては、映像データの提示を停止し、リ
ンク付け処理を終了する(ステップS29)。一方、ク
リックをしていない場合においては、再度、リンク開始
検知処理以降の処理を行う(ステップS23〜ステップ
S29)。
【0106】ここで、図23から図31を用いて、リン
ク対象領域定義処理(ステップS25)およびリンク生
成処理(ステップS27)を詳述する。図23は、部分
映像データとしてリンクされる映像オブジェクト(文字
「Y」のロゴ)151の例を示す。この図23は、記憶
部11に保持されているフレーム開始番号133からフ
レーム終了番号134までに対応する映像データ(各フ
レームにおいては、静止画像データ)を示す。
【0107】図24は、利用者によるマウス操作によっ
て、当該映像オブジェクト151が選択されている様子
を枠152によって映像提示画面142を使って利用者
に提示している図を示す。図25は、当該映像オブジェ
クト151を画像処理により斜めに倒した映像オブジェ
クト153の図を示す。図26は、図25の斜めにされ
た映像オブジェクト153をエッジ抽出(境界抽出)お
よび色変換の画像処理により影データ154を生成した
図を示す。
【0108】図27は、図23のオリジナルの映像オブ
ジェクト151と図26の影データ154とを合成した
図を示す。図28は、映像提示画面142を使って利用
者に提示すべき領域を図27のデータから抽出した図を
示す。
【0109】リンク対象領域定義処理(ステップS2
5)では、前述したように、まず、映像オブジェクトに
対してリンク付け可能であることを、映像提示画面14
2の枠の色を変更するあるいはリンク開始ボタン145
の色を変更するなどして、利用者に通知する。次に、利
用者は映像提示画面142に提示されている図23の映
像オブジェクト151を参照しつつ、マウスを操作し
て、リンク付けを行うべき映像オブジェクト(ここで
は、「Y」のロゴ)151を選択する。選択結果は、図
24に示す枠152で示される。
【0110】この枠152を表現する座標(例えば、左
上角および右下角の座標)はリンク対象領域定義座標デ
ータとして、記憶部11に保持されているリンク・デー
タのリンク対象領域座標135に設定される。続いて、
リンク生成処理においては(ステップS27)、図24
の画像を射影変換するなどの画像処理を行い図23のオ
リジナルの映像オブジェクト151と区別可能にする。
さらに、斜めにされた映像オブジェクト153に対する
微分フィルタを用いた輪郭抽出などをして、映像オブジ
ェクト153と背景の境界を決定し、映像オブジェクト
153の領域の色変換を行うことによって、影データ1
54を生成する。
【0111】さらに、図23のオリジナルの映像オブジ
ェクト151と生成した影データ154を合成すること
によって図27の画像を得る。最後に、利用者に対して
映像提示画面142に提示すべき領域のクリッピング処
理を行うことによって視覚的フィードバック・データ1
37を生成する。当該クリッピングされた影データ15
5の背景ないしオリジナルの映像オブジェクト151と
の境界の座標値を関連座標データとして、影データ15
4とともに記憶部11において保持されている視覚的フ
ィードバック・データ137として設定する。続いて、
リンク生成処理では(ステップS27)、図28の映像
を映像提示画面142に提示する。
【0112】ここで、1つの映像オブジェクトに複数の
リンク付けをする場合のリンク生成処理(ステップS2
7)について説明する。1つの映像オブジェクトに対し
てリンク付けを複数行う場合には、図29に示すよう
に、異なる角度で斜めにした映像オブジェクトを複数生
成し、影の色を変更するなどしてそれぞれの影データ1
56a、156bを生成することにより、利用者にそれ
ぞれのリンクを区別可能とする。その影データ156
a、156bを図30に示すように図23のオリジナル
の映像データ151と重ね合わせ、さらに図31のよう
にクリッピング処理を行うことによって、当該クリッピ
ング処理後の映像157a、157bを用いて視覚的フ
ィードバック・データ137を生成する。
【0113】続いて、利用者が視覚的フィードバックに
よって提示されている影データをマウスによって指定す
ることでリンク対象提示を指示した場合のユーザ・イン
タフェースの様子について説明する。まず、映像提示画
面142に提示されている映像オブジェクトにリンクが
関連付けられている場合、前述したように影データが重
ね合わせて表示されている。利用者がマウスを用いてこ
の影データをクリックした場合、リンク管理部15は、
リンク・データ中の識別子131、映像データ名13
2、フレーム開始番号133、フレーム終了番号13
4、および視覚的フィードバック・データ137に一致
ないし包含されるか否かを判断し、一致ないし包含され
ている場合、被リンク対象データ名136の値を被リン
ク対象データ名入カダイアログ147に表示することに
よって、利用者が被リンク対象データにアクセス可能と
する。あるいは、被リンク対象データ名136の内容を
別のウィンドウないしディスプレイに(例えば、映像提
示画面142を画面分割して、その1つの画面に)提示
する。
【0114】以上の説明においては、映像データおよび
被リンク対象データが同一の映像処理装置1の記憶部1
1に保持されていることを前提に説明したが、映像デー
タまたは被リンク対象データが例えばネットワークを介
して係る映像処理装置1に接続されて、映像処理装置1
から当該映像データまたは被リンク対象データにアクセ
スするように構成することも可能である。この場合、図
20の映像データ名132または被リンク対象データ名
136は、それぞれ、映像データのアクセス先を表現す
るいわゆるURLまたは被リンク対象データのアクセス
先を表現するURLとして構成することができる。
【0115】また、映像データおよび被リンク対象デー
タが同一の映像処理装置1の記憶部11に保持されてい
ることを前提に説明したが、図32に示すように、クラ
イアント161およびサーバ162がネットワーク16
3を介して接続され、クライアント161またはサーバ
162に前述した映像処理装置1の各部の機能を分離配
置し、リンク付けを行うように構成することができる。
例えば、図32に示すように、リンク生成部173をサ
ーバ162に配置し、他の処理部である記憶部171、
リンク対象指定部172、映像指示部174、リンク管
理部175をクライアント161に配置する構成とする
ことも可能である。
【0116】図33は、ネットワークに伝送されるリン
ク・データの形式の例を示す。図33に示すように図2
0のリンク・データの構造を例えばいわゆるXML形式
に変換してネットワークに伝送することによって、図3
2のようなクライアント161とサーバ162をネット
ワーク163を介して接続した場合にリンク・データを
転送して利用することが可能となる。
【0117】同じく、図34は、ネットワークに伝送さ
れるリンク・データの形式の他の例を示す。図34で
は、被リンク対象データとして、リンク・データが指定
されている様子を示す。具体的には、〈resource-nam
e〉要素として、LlNK001のリンク・データの識別子が設
定されている。このように被リンク対象データとしてリ
ンク・データを指定した場合、リンク管理部175は、
図34のXML形式のリンク・データ(識別子がLINK00
3のリンク・データ)を解釈し、L1NK001のリンク・デー
タを取得する。さらに、リンク管理部175は、図33
のXML形式のリンク・データ(識別子がLlNKOO1のリ
ンク・データ)を解釈し、<audiovisual-data>要素にVi
deo.mpgのデータが設定され、かつ<resource-name>要素
にAnnotation.txtのデータが設定されていることを検知
する。
【0118】続いて、リンク管理部175は、利用者に
対してVideo.mpgのデータかAnnotation.txtのデータか
のいずれを利用するかを選択させ、選択されたデータを
映像提示画面142に提示する。仮に〈resource-nam
e〉要素として、さらにリンク・データの識別子が設定
されている場合には、同様の動作を繰り返して、リンク
をたどっていく。このように、被リンク対象データ名1
36または〈resource-name〉要素にリンク・データの
識別子を設定することによって、リンク・データを再利
用することができる。また、XML形式化されたリンク
・データを電子メールなどで転送し、転送された利用者
の映像処理装置1で当該XML形式化されたリンク・デ
ータを利用することにより、リンク・データを再利用す
ることも可能である。
【0119】次に、リンクされたテキスト・データ、音
声データ、または映像データなどの電子データからリン
クされる任意の部分映像データを特定する手段およびス
テップについて説明する。ここで、図35に示すような
リンク・データが記憶部11に保持されているとする。
つまり、リンク識別子131に“LlNK001”の値が設定
され、映像データ名132に“Video.mpg”の値が設定
され、フレーム開始番号133に“120”の値が設定
され、フレーム終了番号134に“150”の値が設定さ
れ、リンク対象領域座標135に“{(1O,30),(10,10),
(20,10),(20,30)}”の値が設定され、被リンク対象デー
タ名136に“Annotation.txt”の値が設定され、視覚
的フィードバック・データ137に“Visual.dat”が設
定されていたとする。
【0120】利用者がリンクされたテキスト・データ、
音声データまたは映像データなどの電子データから任意
の部分映像データを特定する場合、まず、利用者は図2
1の被リンク対象データ名入カダイアログ147から所
望の被リンク対象データ名(当該電子データの名前)を
入力する。つまり、利用者は被リンク対象データ名入カ
ダイアログ147を使って“Annotation.txt”を入力す
る。被リンク対象データ名入カダイアログ147から被
リンク対象データ名が入力されると、映像処理装置1の
リンク管理部15は、記憶装置11に保持されているリ
ンク・データの中から、被リンクデータ名の値が一致す
るリンク・データを検索し、取得する。
【0121】次に、リンク管理部15は、当該リンク・
データの映像データ名132を参照し、映像データ名に
一致する映像データを記憶部11から取得する。つま
り、リンク管理部15は、当該リンク・データ中の映像
データ名132の値“Video.mpg”を参照し、当該“Vid
eo.mpg”に一致する映像データを記憶部11から取得す
る。
【0122】続いて、リンク管理部15は、リンク・デ
ータ中のフレーム開始番号133およびフレーム終了番
号134の値“120”および“150”を参照して、
映像データ中から抽出すべきフレーム、すなわち、フレ
ーム番号120から150までのフレームを抽出する。
さらに、リンク管理部15は、リンク・データを参照し
てリンク対象領域座標135を参照し、リンク対象領域
座標として“{(10,30),(1O,1O),(20,1O),(20,30)}”の
値を得る。
【0123】そこで、リンク管理部15は、前述の抽出
した各フレームのリンク対象領域座標に一致する領域、
ここでは(10,30),(10,10),(20,10),(20,30)の各座標に
囲まれる領域に対して、リンク・データの視覚的フィー
ドバック・データ137に対応するデータを配置し、映
像提示画面142に提示する。そこで、利用者は、被リ
ンク対象データ名“Annotation.txt”に対応した、映像
データ“Video.mpg”中の視覚的フィードバックで示さ
れる領域を特定することができる。
【0124】次に、リンクされたテキスト・データ、音
声データまたは映像データなどの電子データを電子掲示
板システムまたは電話などの通話ないし通信システムに
転送し、リンクされた任意の部分映像データに関連する
対象に当該電子データを引き渡す手段およびステップに
ついて説明する。
【0125】図36は、図1の映像処理装置1と同様に
記憶部191とリンク対象領域指定部192とリンク生
成部193と映像提示部194とリンク管理部195と
を備えた構成に、リンク・データ転送部196および電
話通話部197を付加した拡張した映像処理装置181
の一例を示すブロック図である。
【0126】リンク・データ転送部196は、CPUお
よびバッファ記憶装置から構成され、記憶部191から
転送すべき被リンク対象データを入力し、電話通話部1
97に転送する。電話通話部197は、通常の電話の通
話機能を有するサブシステムであり、リンク・データ転
送部196から入力された被リンク対象データを外部の
電話に送信する。
【0127】ここで、図37に示すようなリンク・デー
タが記憶部191に保持されているとする。つまり、リ
ンク識別子131に“LlNK002”の値が設定され、映像
データ名132に“Video.mpg”の値が設定され、フレ
ーム開始番号133に“120”の値が設定され、フレ
ーム終了番号134に“150”の値が設定され、リン
ク対象領域座標135に“{(10,30),(10,10),(20,1O),
(20,30)}”の値が設定され、被リンク対象データ名13
6に“Voice.dat”の値が設定され、視覚的フィードバ
ック・データ137に“Visual2.dat”が設定されてい
たとする。また、音声データであるVoice.datは記憶部
191に保持され、“Voice.dat”と組み合わせて、当
該音声データ“Voice.dat”に対応する通話用の電話番
号“O120-123-4567”が同じく記憶部191に保持され
ているとする。
【0128】利用者が映像提示画面142に提示されて
いる視覚的フィードバックにより、識別子“Link002”
で識別されるリンク・データをマウスを使って選択した
とする。リンク管理部195は、記憶部191に保持さ
れているリンク・データを参照し、被リンク対象データ
が音声データである“Voice.dat”であることを特定す
ると、当該“Voice.dat”に対応する通話用の電話番号
“O120-123-4567”を取得する。
【0129】次に、リンク管理部195は、“Voice.da
t”をリンク・データ転送部196に転送する。続い
て、電話通話部197は、取得した電話番号“0120-123
-4567”を使って通話先を呼び出し、呼び出しがあった
場合、“Voice.dat”を音声データとして再生し、通話
を完了する。
【0130】ここでは、通常の公衆電話網の電話に接続
することを想定したが、電話通話部197に代えて、デ
ータ送出機能を準備し、被リンク対象データがテキスト
・データである場合には、電子掲示板に転送するように
構成することもできる。同じく、通常の電話機能に代え
て、いわゆるインターネット電話機能を持つデータ送出
機能を準備し、インターネット電話に対して被リンク対
象データを送出するように構成することも可能である。
【0131】次に、本発明の第3実施例に係る映像処理
装置や映像処理方法を説明する。図38および図39
は、本例の映像処理装置1の映像提示画面201に映像
オブジェクト203が1個である映像データおよび枠2
02並びに視覚的フィードバック204a、204b、
205a、205b、206a、206bが提示されて
いるユーザ・インタフェースの例を示す図である。図4
0は、本例の映像処理装置1の映像提示画面201に映
像オブジェクト203、207が2個である映像データ
および枠202並びに視覚的フィードバック205a、
205b、206a、206b、208a、208bが
提示されているユーザ・インタフェースの例を示す図で
ある。
【0132】図38は、映像オブジェクト(“Y”のロ
ゴ)203に対して、1個のリンクが設定されている場
合を示す。一方、図39は、同一の映像オブジェクト
(“Y”のロゴ)203に対して、2個のリンクが設定
されている場合を示す。このように複数のリンクが設定
されている場合には、相異なる色の図形を映像提示画面
201の枠202に提示することにより、リンクを区別
することが可能となる。
【0133】図38、図39、および図40に示すよう
に、リンクが設定されている映像オブジェクト(“Y”
のロゴ)203、207から距離が短い枠202の二辺
であって当該映像オブジェクト203、207の水平位
置(例えば、横軸)及び垂直位置(例えば、縦軸)に対
応する位置にそれぞれリンクを示す図形204a、20
4b、205a、205b、206a、206b、20
8a、208bを配置することにより、利用者はリンク
の存在を示す視覚的フィードバックを得ることが可能と
なる。
【0134】以上のように、本発明の実施例に係る映像
処理装置や映像処理方法では、映像データ中の任意の部
分映像データを指定する手段と、映像データと指定した
任意の部分映像データを同時に提示する手段と、指定し
た任意の部分映像データに対してリンク・データを付加
する手段と、指定した任意の部分映像データ上にリンク
される対象データを提示する手段を備えた構成におい
て、指定した任意の部分映像データに対して1個以上の
関連するリンク・データを付加し、当該リンク・データ
を示す1個以上の部分画像アイコンを重ねて提示する、
または、隣接してもしくは重ね合わせて視覚的にリンク
の存在を提示する手段を備えた。
【0135】そして、映像データに対してテキスト・デ
ータによるコメントや利用された関連した資料などを付
加して映像データを提示し、注釈を付加する任意の部分
映像データを指定し、当該映像データと指定した部分映
像データを同時に提示し、指定した部分映像データに対
してリンク・データを付加し、付加したリンク・データ
をリンクされる任意の部分映像データに隣接してまたは
重ね合わせて視覚的にリンクの存在を提示する。
【0136】従って、リンク・データをリンクされる任
意の部分映像データに隣接してまたは重ね合わせて視覚
的にリンクの存在を提示することによって、任意の部分
映像データにリンク・データが存在していることを利用
者に対して視覚的にフィードバックすることができる。
また、利用者は指定したフレームを抽出する部分映像デ
ータについて、リンク・データを付加したい当該部分映
像データに対して、テキスト・データ、音声データ、画
像データ、関連資料ファイルデータ、動画像データなど
を容易かつ適切に関連付けることが可能となる。また、
関連付けを行うユーザ・インタフェースは、映像データ
と任意部分映像データを両方表示して、当該映像データ
を再生することにより、利用者は抽出した部分映像デー
タを参照しながらリンク・データを付加することが可能
となる。
【0137】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンク・データは部分映像データ
の時間範囲を含み、リンク・データを付加する手段は当
該部分映像データの時間範囲を指定する手段を備えた。
従って、リンク・データを付加する部分映像データの指
定範囲として、映像データの時間範囲も指定することが
できる。
【0138】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンク・データ或いは部分映像デ
ータは部分映像データの映像データにおける領域情報を
含み、リンク・データを付加する手段は、部分映像デー
タ上の領域情報を取得し、リンク・データを構成する。
従って、リンク・データを付加する手段により、部分映
像データ上の領域情報を含んだリンク・データを構成す
ることが可能となる。
【0139】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンク・データの提示手段は、1
個以上の部分画像アイコンを時間軸上、映像データ上
(空間軸上)に提示する。従って、1個以上の部分画像
アイコンを時間軸上、映像データ上(空間軸上)に提示
することが可能となる。
【0140】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンクされる任意の部分映像デー
タに隣接してまたは重ね合わせて視覚的にリンクの存在
を提示する手段は、係る任意の部分映像データまたは当
該領域中の映像対象の影、または類似する形状の輝度変
化によって、視覚的にリンクの存在を提示する。従っ
て、係る任意の部分映像データまたは当該領域中の映像
対象の影または類似形状の輝度変化による視覚的フィー
ドバックを利用者に提供することによって、係る任意の
部分映像データまたは当該領域中の映像対象の形状に対
応した影または類似形状の輝度変化による視覚的フィー
ドバックを利用者に提供することができる。
【0141】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、映像の任意部分データ中にある任
意の場所に対して、複数の関連するデータを示す場合
に、部分画像を重ねて付加する手段を備えた。従って、
映像データ中の任意の部分データ中にある任意の映像対
象に対して、複数のリンク・データが関連する場合に、
部分画像アイコンなどによってリンク・データを重ね合
わせて付加することが可能となる。
【0142】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、任意の部分映像データまたは当該
領域中の映像対象の影または類似形状の輝度変化として
は、当該任意の部分映像データまたは当該領域中の映像
対象の形状から提示すべき影の形状または類似した形状
などを生成する。従って、任意の部分映像データまたは
当該領域中の映像対象の影または類似形状の輝度変化と
して、当該任意の部分映像データまたは当該領域中の映
像対象の形状から提示すべき影の形状または類似した形
状などを生成することによって、オリジナルの映像デー
タに対して違和感のない視覚的フィードバックを利用者
に提供することができる。
【0143】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、同一の画像データに対して複数の
リンクを付加した場合に、利用者に視覚的なフィードバ
ックを与えて、各リンクを区別し、リンクされた情報を
有効に利用させることができる。
【0144】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンクされる任意の部分映像デー
タに隣接してまたは重ね合わせて視覚的にリンクの存在
を提示する手段は、任意の部分映像データ内の輝度変化
から映像対象を抽出する手段を備えた。従って、任意の
部分映像データの映像対象を、当該任意の部分映像デー
タ内の輝度から抽出することができる。
【0145】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンク・データを付加する手段
は、映像データの輝度変化などから抽出された映像デー
タ中の映像対象を利用者により選択させる。従って、映
像データの輝度変化などから抽出された映像データ中の
映像対象を利用者が選択することが可能となる。
【0146】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンクされる任意の部分映像デー
タに隣接してまたは重ね合わせて視覚的にリンクの存在
を提示する手段は、2つ以上のリンクを提示する場合
に、係る任意の部分映像データまたは当該領域中の映像
対象の相異なる影または相異なる類似形状の輝度変化も
しくは色の変化などによって、視覚的にリンクの存在を
提示する。従って、同一の部分映像データに複数のリン
ク・データが付加された場合に、これら複数のリンクを
識別可能に提示することができる。
【0147】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、任意部分映像データに指定したリ
ンク・データを付加すると同時に、部分映像データにリ
ンク・データを単独ならびに重ね合わせて提示すること
により、任意の部分映像データの指定部分画像に対し
て、関連するリンク・データを付加することに加えて、
リンク・データを指定部分画像に重ね合わせることが可
能となる。
【0148】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、付加されたリンク・データは、他
の任意の部分映像データや他の任意の部分映像データに
付加されたリンク・データに対して、リンク・データの
リンク・データを生成する手段を備えた。従って、付加
されたリンク・データにより、他の任意の部分映像デー
タや他の任意の部分映像データに付加されたリンク・デ
ータに対して、関連付けが可能となる。
【0149】このように、本発明の実施例に係る映像処
理装置や映像処理方法では、映像データ中の同一の領域
または当該領域中の同一の映像対象に対して複数のリン
クを関連付けることができ、また、リンク・データが付
加された指定した任意の部分映像データを、映像データ
中の他の任意の部分映像データや他のリンク・データに
対して関連付けることが可能となる。
【0150】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンク・データの内容として、テ
キスト・データ、音声データもしくは映像データなどの
電子データや、電子ファイルまたはリンク・データなど
をリンク対象とすることを記述する。従って、映像デー
タにリンクされるデータの内容として、テキスト・デー
タ、音声データまたは映像データなどの電子データなど
をリンクすることができる。
【0151】このように、本発明の実施例に係る映像処
理装置や映像処理方法では、指定した任意の部分映像デ
ータに、関連する電子メールなどの既存の電子文書や、
会議で用いられた画像データ、関連した部分音声デー
タ、映像データなどの電子ファイルを関連付けさせるこ
とができる。
【0152】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、単独または複数の利用者がリンク
・データを付加、共有、提示または配布する手段を備え
た。従って、例えば、利用者は、保存されたリンク・デ
ータについて、情報携帯端末およびリンク・データを付
加、共有、提示または配布する手段を利用して、リンク
・データを取得し、リンクされた映像データに対してリ
ンクを付加するなどの種々な再編集を行うことが可能と
なる。また、利用者は、複数の利用者間でリンク・デー
タを付加、共有、提示または配布する手段を利用してリ
ンク・データならびにリンク・データが付加された映像
データまたは被リンク対象データを取得して、これによ
り、リンク・データ、リンク・データが付加された映像
データまたは被リンク対象データを合成するなどの種々
な再編集を行うことが可能となる。
【0153】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンク・データを付加する手段
は、指定した任意の部分映像データ中の単一または複数
の人物に対して、音声データが有効であるときに、当該
動画データおよび音声データから部分映像データの時間
範囲を抽出する手段を備えた。従って、リンク・データ
を付加する手段により、指定された任意の部分映像デー
タ中の音声データなどを解析して、同一人物の発言の部
分やあるいは質疑応答などの複数人物間の対話で同一の
内容である部分を推測して切り出し、当該部分のデータ
に相当する部分映像データを抽出して、当該部分映像デ
ータに対してリンク・データを付加することが可能とな
る。
【0154】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、リンクされたテキスト・データ、
音声データまたは映像データなどの電子データなどから
リンクされる任意の部分映像データを特定する手段を備
えた。従って、リンクされたテキスト・データ、音声デ
ータまたは映像データなどの電子データなどからリンク
される任意の部分映像データを特定することにより、リ
ンクされた電子データなどからリンクされる任意の部分
映像データを参照することが可能となる。
【0155】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、利用者が部分映像データまたは部
分映像データ内の映像対象を指定することによって、リ
ンクされたテキスト・データ、音声データまたは映像デ
ータなどの電子データなどを電子掲示板システムや、電
話または電子メールなどの通話ないし通信システムに転
送し、リンクされた任意の部分映像データに関連する対
象に当該電子データなどを引き渡す手段を備えた。従っ
て、任意の部分映像データから、係る電子掲示板システ
ムまたは電話ないし通信システムを利用して、任意の部
分映像データに関連する相手側のデータを参照すること
や、当該相手に対して当該電子データなどを通知ないし
転送することが可能となる。
【0156】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
や映像処理方法では、映像データを提示し、当該映像デ
ータに対してリンク・データを保持し、処理する構成に
おいて、リンク・データがリンクされる任意の部分映像
データに対応して、映像データの外枠に視覚的にリンク
の存在を提示する手段を備えた。従って、提示される映
像データを邪魔することなく、その外枠を用いて部分映
像データに対するリンクの存在を提示することができ
る。
【0157】以上のように、本発明の実施例に係る映像
処理装置や映像処理方法では、リンク・データがリンク
された映像データを利用者に提示する場合に、例えば利
用者が映像処理装置内の映像提示画面に提示されている
映像データの領域上にマウスを移動しなくても、利用者
に対してリンクの視覚的なフィードバックを与えること
ができ、単数または複数のリンクの存在を利用者に知ら
せることができる。また、リンクされたテキスト・デー
タ、音声データまたは映像データなどの電子データなど
から任意の部分映像データを参照することが可能とな
る。さらに、視覚的なフィードバックを通して、任意の
部分映像データから、電子掲示板システムまたは電話な
いし通信システムを介して、当該任意の部分映像データ
に関連する対象を参照または利用すること、などが可能
となる。
【0158】なお、本発明の実施例に係る映像処理装置
などでは、映像データから部分映像データを特定するリ
ンク対象領域指定部12などの機能により部分映像デー
タ特定手段が構成されており、部分映像データと他のデ
ータとを関連付ける(リンクする)リンク生成部13な
どの機能によりデータ関連付け手段が構成されている。
また、本発明の実施例に係る映像処理装置などの部分映
像データ特定手段では、部分映像データの候補を特定す
る機能により部分映像データ候補特定手段が構成されて
おり、当該候補の中から部分映像データの指定をユーザ
から受け付ける機能により部分映像データ指定受付手段
が構成されている。
【0159】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
などでは、部分映像データに関連付けられたデータから
当該部分映像データを特定するリンク管理部15などの
機能により関連部分映像データ特定手段が構成されてお
り、部分映像データに関連付けられたデータの存在を示
すデータ(視覚的フィードバック・データ)を当該部分
映像データと視覚的に関連付けて提示する映像提示部1
4などの機能により関連データ提示手段が構成されてい
る。
【0160】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
などでは、視覚的フィードバック・データと所定の処理
とが記憶部11において対応付けられており、提示され
た視覚的フィードバック・データの指定をユーザから受
け付ける映像提示部14などの機能により提示データ指
定受付手段が構成されており、指定を受け付けた視覚的
フィードバック・データに対応付けられた処理を実行す
るリンク管理部15などの機能により提示データ対応処
理実行手段が構成されている。
【0161】また、本発明の実施例に係る映像処理装置
などでは、部分映像データに関連付けられた複数のデー
タの存在を示す例えば複数の視覚的フィードバック・デ
ータを当該部分映像データと視覚的に関連付けて提示す
る映像提示部14などの機能により複数関連データ提示
手段が構成されている。
【0162】ここで、本発明に係る映像処理装置や映像
処理方法などの構成や態様としては、必ずしも以上に示
したものに限られず、種々な構成や態様が用いられても
よい。また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上
に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用
することが可能なものである。
【0163】また、本発明に係る映像処理装置や映像処
理方法などにおいて行われる各種の処理としては、例え
ばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源にお
いてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納さ
れた制御プログラムを実行することにより制御される構
成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行す
るための各機能手段が独立したハードウエア回路として
構成されてもよい。また、本発明は上記の制御プログラ
ムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD
(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み
取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把
握することもでき、当該制御プログラムを記録媒体から
コンピュータに入力してプロセッサに実行させることに
より、本発明に係る処理を遂行させることができる。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る映像
処理装置や映像処理方法などでは、例えば、映像データ
から当該映像データの部分である部分映像データを特定
し、特定した部分映像データに対してデータを当該デー
タの存在を提示可能なように関連付けるようにしたた
め、当該部分映像データに関連付けられたデータの存在
を提示可能とすることができる。つまり、本発明に係る
映像処理装置や映像処理方法などでは、例えば、部分映
像データに関連付けられたデータの存在を示すデータ
を、映像データ中の当該部分映像データと視覚的に関連
付けて提示するようにしたため、当該関連付けられたデ
ータの存在や当該関連付けをユーザに対して視覚的に把
握可能とすることができる。
【0165】また、本発明に係る映像処理装置や映像処
理方法などでは、例えば、映像データから特定された当
該映像データの部分である部分映像データに関連付けら
れた複数のデータの存在を示すデータを、当該映像デー
タ中の当該部分映像データと視覚的に関連付けて提示す
るようにしたため、当該関連付けられた複数のデータの
存在や当該関連付けをユーザに対して視覚的に把握可能
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る映像処理装置の構成例を示す図
である。
【図2】 本発明に係る映像処理装置の詳細な構成例を
示す図である。
【図3】 映像データから部分映像データを抽出する様
子を示す図である。
【図4】 部分映像データを抽出する処理の手順の一例
を示す図である。
【図5】 部分映像データにリンク・データを付加する
処理の手順の一例を示す図である。
【図6】 リンク・データ付加記憶装置のデータ構造の
一例を示す図である。
【図7】 リンク・データ付加記憶装置の拡張されたデ
ータ構造の一例を示す図である。
【図8】 ユーザ・インタフェースの一例を示す図であ
る。
【図9】 部分映像データにリンク・データを付加した
後のデータ構造の一例を示す図である。
【図10】 リンク・データ付加提示のユーザ・インタ
フェースの一例を示す図である。
【図11】 協調作業における装置構成とユーザ・イン
タフェースの具体例を示す図である。
【図12】 部分映像データにリンク・データを付加し
た後のデータ構造の他の一例を示す図である。
【図13】 複数の利用者により付加されたリンク・デ
ータを表現する部分画像アイコンを提示した一例を示す
図である。
【図14】 編集作業を行うシステムの構成例を示す図
である。
【図15】 被リンク・対象データと映像データの構造
の一例を示す図である。
【図16】 複数の映像データの部分から合成した映像
データを生成する様子の一例を示す図である。
【図17】 リンク・データ付加時における発言推測の
一例を示す図である。
【図18】 リンク・データ付加時における対話推測の
一例を示す図である。
【図19】 リンク・データ付加時における対話推測の
仕方の一例を説明するための図である。
【図20】 リンク・データのデータ構造の一例を示す
図である。
【図21】 ユーザ・インタフェースの一例を示す図で
ある。
【図22】 リンク付け処理の手順の一例を示す図であ
る。
【図23】 映像オブジェクトの一例を示す図である。
【図24】 映像オブジェクトを枠で囲んだものの一例
を示す図である。
【図25】 映像オブジェクトを斜めに倒したものの一
例を示した図である。
【図26】 影データの一例を示した図である。
【図27】 映像オブジェクトと影データとを合成した
ものの一例を示す図である。
【図28】 映像オブジェクトと影データの提示すべき
領域を抽出したものの一例を示す図である。
【図29】 複数の影データの一例を示す図である。
【図30】 映像オブジェクトと複数の影データとを合
成したものの一例を示す図である。
【図31】 映像オブジェクトと複数の影データの提示
すべき領域を抽出したものの一例を示す図である。
【図32】 ネットワークを介してリンク付け処理を行
う構成の一例を示す図である。
【図33】 ネットワークに伝送されるリンク・データ
の形式の一例を示す図である。
【図34】 ネットワークに伝送されるリンク・データ
の形式の他の一例を示す図である。
【図35】 リンク・データの値の一例を示す図であ
る。
【図36】 拡張した映像処理装置の構成例を示す図で
ある。
【図37】 リンク・データの値の一例を示す図であ
る。
【図38】 映像処理装置の映像提示画面に映像オブジ
ェクトが1個である映像データ及び枠並びに視覚的フィ
ードバックが提示されているユーザ・インタフェースの
一例を示す図である。
【図39】 映像処理装置の映像提示画面に映像オブジ
ェクトが1個である映像データ及び枠並びに視覚的フィ
ードバックが提示されているユーザ・インタフェースの
一例を示す図である。
【図40】 映像処理装置の映像提示画面に映像オブジ
ェクトが2個である映像データ及び枠並びに視覚的フィ
ードバックが提示されているユーザ・インタフェースの
一例を示す図である。
【符号の説明】
1、181・・映像処理装置、 11、171、191
・・記憶部、12、172、192・・リンク対象領域
指定部、13、173、193・・リンク生成部、1
4、174、194・・映像提示部、15、175、1
95・・リンク管理部、 21、97・・映像記憶装
置、22、91a、91b・・映像データ提示装置、2
3、92a、92b・・任意部分映像データ指定装置、
24、93a、93b・・部分映像データ提示装置、2
5、94a、94b・・リンク・データ付加装置、2
6、96a、96b、98・・リンク・データ記憶装
置、27、95a、95b・・リンク・データ提示装
置、31、101、111〜113、121〜123、
F1〜F7、F11〜F17・・映像データ、32・・
部分映像データ、 33・・外接矩形、 41・・タイ
ム・コード、42・・座標データ、43、102、11
4a、115a、115b、116a、116b、11
6c、124a、125a、125b、125c、12
6a・・被リンク対象データ、44・・記憶装置名、
45・・部分画像アイコン・データ、46・・利用者デ
ータ、 51・・映像データ提示画面、52・・部分映
像データ提示画面、 53・・リンク・データ付加画
面、54・・被リンク対象データ提示画面、62a〜6
2e、82a〜82c、84a〜84d・・リンク・デ
ータ付きの部分映像データ、71、72・・オブジェク
ト、73、74・・メッセージ送付用リンク・データ、
81a、83a〜83c・・部分画像アイコン、T1、
T2・・発言推測箇所、T11〜T14、T21、T2
2・・対話推測箇所、 131・・識別子、132・・
映像データ名、 133・・フレーム開始番号、134
・・フレーム終了番号、 135・・リンク対象領域座
標、136・・被リンク対象データ名、137・・視覚
的フィードバック・データ、141・・ユーザ・インタ
フェース、 142、201・・映像提示画面、143
・・映像再生ボタン、 144・・映像停止ボタン、1
45・・リンク開始ボタン、 146・・リンク終了ボ
タン、147・・被リンク対象データ名入力ダイアロ
グ、151、203、207・・映像オブジェクト、
152・・枠、153・・斜めに倒した映像オブジェク
ト、154、156a、156b、157a、157b
・・影データ、155・・影データの提示すべき領域を
抽出したもの、161・・クライアント、 162・・
サーバ、 163・・ネットワーク、196・・リンク
・データ転送部、 197・・電話通話部、202・・
映像提示画面の枠、204a、204b、205a、2
05b、206a、206b、208a、208b・・
視覚的フィードバック、
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 5/91 C 5/92 L 5/92 H Fターム(参考) 5C025 AA30 BA28 CA09 CB10 DA10 5C053 FA14 GB06 GB11 JA01 JA16 LA06 LA11 5C082 AA01 AA31 BA02 BA12 BB01 CA76 CB05 DA87 DA89 MM09 MM10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像データから当該映像データの部分で
    ある部分映像データを特定する部分映像データ特定手段
    と、 特定した部分映像データに対してデータを当該データの
    存在を提示可能なように関連付けるデータ関連付け手段
    と、 を備えたことを特徴とする映像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の映像処理装置におい
    て、 部分映像データ特定手段は、映像データに含まれる同一
    の対象のデータについての時間幅を有する部分映像デー
    タを特定する、ことを特徴とする映像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の映像処理装置におい
    て、 映像データは音声データと対応しており、 部分映像データ特定手段は、映像データに含まれる単数
    又は複数の人物のデータについて、当該人物のデータに
    対応した音声データが有効である時間幅を有する部分映
    像データを特定する、 ことを特徴とする映像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の映像処理装置において、 部分映像データ特定手段は、映像データのフレーム内で
    部分映像データが位置する領域を特定するデータを用い
    て当該部分映像データを特定する、 ことを特徴とする映像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の映像処理装置において、 部分映像データ特定手段は、複数の部分映像データの候
    補を特定する部分映像データ候補特定手段と、特定した
    部分映像データ候補に含まれる部分映像データの指定を
    ユーザから受け付ける部分映像データ指定受付手段とを
    有し、指定を受け付けた部分映像データを特定した部分
    映像データとする、 ことを特徴とする映像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の映像処理装置において、 部分映像データに関連付けられたデータから当該部分映
    像データを特定する関連部分映像データ特定手段を備え
    た、 ことを特徴とする映像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の映像処理装置において、 部分映像データに関連付けられたデータの存在を示すデ
    ータを映像データ中の当該部分映像データと視覚的に関
    連付けて提示する関連データ提示手段を備えた、 ことを特徴とする映像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の映像処理装置におい
    て、 関連データ提示手段は、部分映像データに関連付けられ
    たデータの存在を示すデータとして、当該部分映像デー
    タの形状に基づく形状を有するデータを提示する、 ことを特徴とする映像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の映像処理装置におい
    て、 関連データ提示手段は、部分映像データに関連付けられ
    たデータの存在を示すデータとして、映像データのフレ
    ームの外側であって当該フレームの外側に設けられた枠
    の内側に、当該部分映像データのフレーム内での水平位
    置を示すデータ及び垂直位置を示すデータを提示する、 ことを特徴とする映像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至請求項9のいずれか1項
    に記載の映像処理装置において、 部分映像データに関連付けられたデータの存在を示すデ
    ータと所定の処理とが対応付けられており、 提示された部分映像データに関連付けられたデータの存
    在を示すデータの指定をユーザから受け付ける提示デー
    タ指定受付手段と、 指定を受け付けたデータに対応付けられた処理を実行す
    る提示データ対応処理実行手段と、 を備えたことを特徴とする映像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれか1
    項に記載の映像処理装置において、 複数の端末装置により同一の映像データに関する操作を
    実行することが可能である、 ことを特徴とする映像処理装置。
  12. 【請求項12】 映像データから特定された当該映像デ
    ータの部分である部分映像データに関連付けられた複数
    のデータの存在を示すデータを当該映像データ中の当該
    部分映像データと視覚的に関連付けて提示する複数関連
    データ提示手段を備えたことを特徴とする映像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の映像処理装置にお
    いて、 複数関連データ提示手段は、部分映像データに関連付け
    られた複数のデータの存在を示すデータとして、当該関
    連付けられたデータの数と同数のデータを提示する、 ことを特徴とする映像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の映像処理装置にお
    いて、 複数関連データ提示手段は、部分映像データに関連付け
    られた各データの存在を示すデータを当該関連付けられ
    た各データ毎に識別可能な態様で提示する、 ことを特徴とする映像処理装置。
  15. 【請求項15】 映像データから当該映像データの部分
    である部分映像データを特定し、特定した部分映像デー
    タに対してデータを当該データの存在を提示可能なよう
    に関連付けることを特徴とする映像処理方法。
  16. 【請求項16】 映像データから特定された当該映像デ
    ータの部分である部分映像データに関連付けられた複数
    のデータの存在を示すデータを当該映像データ中の当該
    部分映像データと視覚的に関連付けて提示することを特
    徴とする映像処理方法。
  17. 【請求項17】 映像データから当該映像データの部分
    である部分映像データを特定する処理と、特定した部分
    映像データに対してデータを当該データの存在を提示可
    能なように関連付ける処理とをコンピュータに実行させ
    ることを特徴とするプログラム。
  18. 【請求項18】 映像データから特定された当該映像デ
    ータの部分である部分映像データに関連付けられた複数
    のデータの存在を示すデータを当該映像データ中の当該
    部分映像データと視覚的に関連付けて提示する処理をコ
    ンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2001308282A 2001-10-04 2001-10-04 映像処理装置 Expired - Fee Related JP4045768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308282A JP4045768B2 (ja) 2001-10-04 2001-10-04 映像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308282A JP4045768B2 (ja) 2001-10-04 2001-10-04 映像処理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003116095A true JP2003116095A (ja) 2003-04-18
JP2003116095A5 JP2003116095A5 (ja) 2005-06-23
JP4045768B2 JP4045768B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=19127618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001308282A Expired - Fee Related JP4045768B2 (ja) 2001-10-04 2001-10-04 映像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4045768B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006049141A1 (ja) * 2004-11-01 2006-05-11 Sony Corporation 情報管理方法、情報管理プログラムおよび情報管理装置
JP2007018198A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Sony Corp リンク情報付きインデックス情報生成装置、タグ情報付き画像データ生成装置、リンク情報付きインデックス情報生成方法、タグ情報付き画像データ生成方法及びプログラム
JP2007079809A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 電子ペーパシステム
JP2007271653A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法及びプログラム
US7382699B2 (en) 2003-11-10 2008-06-03 Sony Corporation Recording device, playback device, and contents transmission method
US8055076B2 (en) * 2005-07-06 2011-11-08 Sony Corporation Tag information production apparatus, tag information production method and recording medium
JP2016154028A (ja) * 2010-05-17 2016-08-25 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド 選択的コンテンツ提示エンジン
JP2017027186A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 沖電気工業株式会社 コミュニケーション支援装置、コミュニケーション支援方法およびプログラム
JP2017169222A (ja) * 2017-05-10 2017-09-21 合同会社IP Bridge1号 リンク先指定用インタフェース装置、視聴者用インタフェース装置、及びコンピュータプログラム
US10622024B2 (en) 2013-12-09 2020-04-14 Godo Kaisha Ip Bridge 1 Interface apparatus and recording apparatus

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101176021B1 (ko) * 2003-11-10 2012-08-24 소니 주식회사 기록장치, 재생장치 및 컨텐츠 전송방법
US7382699B2 (en) 2003-11-10 2008-06-03 Sony Corporation Recording device, playback device, and contents transmission method
JP2006127367A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Sony Corp 情報管理方法、情報管理プログラムおよび情報管理装置
WO2006049141A1 (ja) * 2004-11-01 2006-05-11 Sony Corporation 情報管理方法、情報管理プログラムおよび情報管理装置
US7820901B2 (en) 2004-11-01 2010-10-26 Sony Corporation Information management method, information management program, and information management device
JP2007018198A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Sony Corp リンク情報付きインデックス情報生成装置、タグ情報付き画像データ生成装置、リンク情報付きインデックス情報生成方法、タグ情報付き画像データ生成方法及びプログラム
US8019183B2 (en) 2005-07-06 2011-09-13 Sony Corporation Production apparatus for index information with link information, production apparatus for image data with tag information, production method for index information with link information, production method for image data with tag information and recording medium
US8055076B2 (en) * 2005-07-06 2011-11-08 Sony Corporation Tag information production apparatus, tag information production method and recording medium
JP2007079809A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Fuji Xerox Co Ltd 電子ペーパシステム
US7920112B2 (en) 2005-09-13 2011-04-05 Fuji Xerox Co., Ltd. Electronic paper system, image processing apparatus for electronic paper system storage medium storing image processing program, and image writing method using image processing apparatus
JP2007271653A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法及びプログラム
JP2016154028A (ja) * 2010-05-17 2016-08-25 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド 選択的コンテンツ提示エンジン
US10127195B2 (en) 2010-05-17 2018-11-13 Amazon Technologies, Inc. Selective content presentation engine
US10622024B2 (en) 2013-12-09 2020-04-14 Godo Kaisha Ip Bridge 1 Interface apparatus and recording apparatus
US11074940B2 (en) 2013-12-09 2021-07-27 Paronym Inc. Interface apparatus and recording apparatus
JP2017027186A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 沖電気工業株式会社 コミュニケーション支援装置、コミュニケーション支援方法およびプログラム
JP2017169222A (ja) * 2017-05-10 2017-09-21 合同会社IP Bridge1号 リンク先指定用インタフェース装置、視聴者用インタフェース装置、及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4045768B2 (ja) 2008-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3546705B2 (ja) アプリケーション・ウインドウにアノテーション・データを対応付ける方法及び装置、システム、アプリケーション・ウインドウへのアノテーション・データの対応付けを制御するプログラムを格納した記憶媒体
US6473096B1 (en) Device and method for generating scenario suitable for use as presentation materials
CN107534704B (zh) 一种经由通信网络连接的信息处理方法、设备和介质
US7356563B1 (en) Methods of annotating a collaborative application display
US7562302B1 (en) System and method for automatic generation of visual representations and links in a hierarchical messaging system
US7640502B2 (en) Presentation facilitation
JP3280330B2 (ja) 通信方法、クライアント端末、サーバ、通信システム、通信を制御するためのソフトウエア・プロダクトを格納した記録媒体
US20030182375A1 (en) Rich multi-media format for use in a collaborative computing system
JP2001312478A (ja) 共同作業オブジェクトのオーナ識別方法、コンピュータシステムおよびコンピュータ可読な記録媒体
JPH11134327A (ja) 電子メモ処理装置、電子メモ処理方法、および電子メモ処理プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
US20070204047A1 (en) Shared telepointer
KR20110134940A (ko) 애플리케이션 공유
WO1999046702A1 (en) Apparatus and method for collaborative dynamic video annotation
JP2008084110A (ja) 情報表示装置、情報表示方法及び情報表示プログラム
JP2836550B2 (ja) シナリオ編集装置
JP4045768B2 (ja) 映像処理装置
JP2019053566A (ja) 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
JP2011054096A (ja) 情報処理装置
JP2000099524A (ja) マルチメディア情報視聴装置
WO2009067889A1 (fr) Système d&#39;affichage et procédé pour panneau d&#39;affichage
JP3601314B2 (ja) マルチメディア情報処理装置
JP4348831B2 (ja) 手書き入力データ表示システム,座標データ入力装置,表示装置及び手書き入力データ表示装置
JP2000267639A (ja) 情報処理装置
JP4686990B2 (ja) コンテンツ処理システム及びコンテンツ処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2003111042A (ja) 会議支援装置、情報処理装置、電子会議システムおよびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070719

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20071003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees