JP2003115868A - クライアント特定型ミラーサーバ選択方法及びコンテンツルータ - Google Patents

クライアント特定型ミラーサーバ選択方法及びコンテンツルータ

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JP2003115868A
JP2003115868A JP2001310411A JP2001310411A JP2003115868A JP 2003115868 A JP2003115868 A JP 2003115868A JP 2001310411 A JP2001310411 A JP 2001310411A JP 2001310411 A JP2001310411 A JP 2001310411A JP 2003115868 A JP2003115868 A JP 2003115868A
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proxy
network address
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JP2001310411A
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Yoshiyuki Hamaoka
快之 濱岡
Kazuhiko Osada
和彦 長田
Takenori Okuya
武則 奥谷
Kazuhiro Matsuda
和浩 松田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ミラーサーバのサービス及びデータに接続要求
を行うクライアントのネットワークアドレスを特定で
き、クライアントに最も近いミラーサーバを選択するこ
とを確実に保証できる、クライアント特定型ミラーサー
バ選択方法及びコンテンツルータの提供。 【解決手段】共通の代表ホスト名name(H1),…
に関連付けられた同一のアプリケーションサービス及び
データを提供するミラーサーバ3と、アプリケーション
サービス及びデータを要求するクライアント2と、クラ
イアント2が利用する代理ネームサーバ1を接続する通
信網5に対して、新たにコンテンツルータ6を配備し
て、コンテンツルータ6がクライアント2から代表ホス
ト名に関連付けられたデータ又はサービスへの接続要求
を誘導する機能を具備する特徴的構成手段。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
の広域ネットワークに分散して設置された複数のミラー
サーバの中から、クライアントが最も良い通信状況にて
データを取得できるサーバを選択可能にする、クライア
ント特定型ミラーサーバ選択方法及びその実施に直接使
用するコンテンツルータに関する。
【0002】即ち、広域ネットワークに分散して設置さ
れた複数のミラーサーバの中から、クライアントに最も
応答時間が短いサーバを選択する技術としては、クライ
アントのネットワーク位置を特定する技術と、ネットワ
ーク及びサーバの品質情報を収集する技術と、クライア
ントのネットワーク位置、ネットワークの品質情報及び
サーバの品質情報を考慮して最も応答時間が短いサーバ
を選択する技術とにより構成されるところ、本発明は、
主としてクライアントのネットワーク位置を特定する技
術に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の技術の前提となる通信網の構成を
図6に示し、それに対するシーケンス図を図7に示す。
図中の符号の、1xは代理ネームサーバ(Px)、1l
は代理ネームサーバ(Pl)、21はクライアント(C
1)、22はクライアント(C2)、2zはクライアン
ト(Cz)、3yPxはミラーサーバ(Hy−<Px
>)、3yCzはミラーサーバ(Hy-<Cz>)、4
はネームサーバ(D)、5は通信網である(尚、後述す
る様に、l、x、y、zは任意の自然数である。また、
変数に対応するように符号を付けている。)。
【0004】本明細書及び図面における表記として、n
ame(X),addr(X)は各装置のホスト名、ネ
ットワークアドレスを其々示すものとして用いる(Xは
変数)。例えば、X=H1−1とした時、name(H
1−1)は、ミラーサーバ(H1−1)のホスト名であ
り、addr(H1−1)は、ミラーサーバ(H1−
1)のネットワークアドレスを示す。
【0005】通信網5は、共通の代表ホスト名name
(H1),name(H2),…,name(Hm)に
関連付けられた同一のアプリケーションサービス及びデ
ータを提供するミラーサーバ(H1−1、H1−2、
…、H2−1、H2−2、…、Hm−1、Hm−2、
…)3yPx、3yCzの集合と、アプリケーションサ
ービス及びデータを要求するクライアント(C1、C
2、…Cz)21、22、2zと、クライアントが利用
する代理ネームサーバ(P1、P2、…Ps)、1x、
1l、ネームサーバ(D)4を接続している。
【0006】ところで、広域ネットワークにおいて、ホ
スト名をネットワークアドレスに変換する標準仕様とし
て、DNS(Domain Name Servic
e)が広く利用されており、現在のDNSの仕様は、I
ETF(The Internet Engineer
ing Task Force)のRFC(Reque
st for Comments)として、RFC10
34、RFC1035に規定されている。
【0007】また、ホスト名にそれぞれ対するホスト名
解決要求を応答する権限を持つネームサーバ4を、NS
(x)と示すことにし、例えば、X=H1とした時、N
S(name(H1))は、代表ホスト名name(H
1)に対するホスト名解決要求を応答する権限を持つネ
ームサーバ4となる。
【0008】以下、従来技術であるネームサーバ4を用
いたミラーサーバ選択方法について説明する。ここで
は、全ての代表ホスト名name(H1),name
(H2),…name(Hm)に対するホスト名解決要
求を応答する権限を、ネームサーバ4が持つことを前提
とする。即ち、D=NS(name(H1))=NS
(name(H2))=…=NS(name(Hm))
である。
【0009】ネームサーバ4は、各代表ホスト名に対す
る複数のミラーサーバ3の組を、ミラーリングテーブル
に保持する。即ち、 「 name(H1):H1−1,H1−2,… name(H2):H2−1,H2−2,… … name(Hm):Hm−1,Hm−2,… 」 を保持する。
【0010】ここで、図7に示すシーケンスを説明す
る。クライアント2zは、代表ホスト名name(H
y)のサービス及びデータを接続要求するときに、最初
に、代表ホスト名name(Hy)のaddr(nam
e(Hy))を取得する為に、代表ホスト名name
(Hy)のホスト名解決を、クライアント2zが利用す
る代理ネームサーバ1xに依頼する(STEP1)。
【0011】ネームサーバ4は、代理ネームサーバ1x
から、代理ホスト名name(Hy)に対するホスト名
解決要求を受信した(STEP2)とき、ミラーリング
テーブル内の代表ホスト名name(Hy)のエントリ
を検索して、複数のミラーサーバ3の中から、代理ネー
ムサーバ1xのネットワークアドレスaddr(Px)
に最も近いミラーサーバ3yPxを選択して(STEP
3)、代表ホスト名name(Hy)のネットワークア
ドレスとして、addr(Hy−<Px>)を代理ネー
ムサーバ1xに対して応答する(STEP4)。
【0012】代理ネームサーバ1xは、ネームサーバ4
から受信したaddr(Hy−<Px>)を、クライア
ント2zに応答する(STEP5)。以上の手順でもっ
て、クライアント2zは、ネットワークアドレスHy−
<Px>を持つミラーサーバ3yPxに対して、代表ホ
スト名name(Hy)のサービス及びデータの接続要
求(STEP6)を開始する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術に基
づくネームサーバ4を用いてサーバ選択を行うと、以下
説明するような問題がある。
【0014】従来技術に基づくネームサーバ4は、クラ
イアント2zのネットワークアドレスaddr(Cz)
ではなく、クライアント2zが利用している代理ネーム
サーバ1xのネットワークアドレスaddr(Px)に
最も近いミラーサーバ3yPxを選択していることにな
る。
【0015】ところが、クライアント1zと代理ネーム
サーバ1xとは近い位置にあるとは限らないことから、
クライアント2zに最も近いミラーサーバ3yCzと、
代理ネームサーバ1xに最も近いミラーサーバ3yPx
は、一般には異なることになる。このことから、従来技
術に基づくネームサーバ4は、必ずしもクライアント2
に最も近いミラーサーバ3を選択できない。
【0016】また、代理ネームサーバ1からネームサー
バ4に送信されるホスト名解決要求の内容を含んたあら
ゆる通信内容の内には、クライアント2のネットワーク
アドレスを示す情報はない。よって、従来技術に基づく
ネームサーバ4を用いたサーバ選択においては、ミラー
サーバ3のサービス及びデータに接続要求を行うクライ
アント2のネットワークアドレスを特定することができ
ない。
【0017】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は以下の通りである。
【0018】本発明の第1の目的は、ミラーサーバのサ
ービス及びデータに接続要求を行うクライアントのネッ
トワークアドレスを特定できる、クライアント特定型ミ
ラーサーバ選択方法及びコンテンツルータを提供するこ
とにある。
【0019】本発明の第2の目的は、クライアントに最
も近いミラーサーバを選択することを保証できる、クラ
イアント特定型ミラーサーバ選択方法及びコンテンツル
ータを提供することにある。
【0020】本発明の第3の目的は、代理ネームサーバ
及びクライアントを従来のまま用いることのできる、ク
ライアント特定型ミラーサーバ選択方法及びコンテンツ
ルータを提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に
特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明ら
かとなろう。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、上記課題
の解決に当たり、共通の代表ホスト名に関連付けられた
同一のデータ又はサービスを保持し、かつそれぞれのホ
スト名及びネットワークアドレスを持つ複数のミラーサ
ーバと、当該データ又はサービスに接続要求する1つ以
上のクライアントと、ホスト名解決要求及びその応答を
当該クライアントとコンテンツルータ間で送受信する代
理ネームサーバとが通信網に接続された環境下で行われ
るサーバ選択方法であって、ネームサーバ用アドレス及
び複数の一時受信用アドレスで構成される複数のネット
ワークアドレスを用いて当該通信網に接続可能な当該コ
ンテンツルータが、第一に、当該ネームサーバ用アドレ
スにて当該代理ネームサーバから当該代表ホスト名の当
該ホスト名解決要求を受信すると、当該クライアントの
ネットワークアドレスを特定して、自己の保持するとこ
ろの、当該代表ホスト名と関連付けられた複数のミラー
サーバのホスト名又はネットワークアドレスの組で構成
されるエントリの集合であるミラーリングテーブルを参
照して、当該代表ホスト名に関連付けられたミラーサー
バの中からクライアントに最も近いミラーサーバを選択
し、当該受信したホスト名解決要求に対して、ミラーサ
ーバのホスト名又はネットワークアドレスを応答し、第
二に、当該クライアントからの接続要求を受信すると、
ミラーサーバへの再接続指示を応答する、特徴的構成手
法を講じる。
【0023】本発明ルータは、上記課題の解決に当た
り、共通の代表ホスト名に関連付けられた同一のデータ
又はサービスを保持し、かつそれぞれのホスト名及びネ
ットワークアドレスを持つ複数のミラーサーバと、当該
データ又はサービスに接続要求する一以上のクライアン
トと、当該クライアントが利用し、ホスト名解決要求を
なす一以上の代理ネームサーバとを接続する通信網に接
続され、かつ、当該代理ネームサーバからホスト名解決
要求を受けその応答をなすルータであって、インターフ
ェースを行うネットワークインターフェース部と、当該
代表ホスト名と関連付けられた複数のミラーサーバのホ
スト名又はネットワークアドレスの組で構成されるエン
トリの集合であるミラーリングテーブルを記憶する記憶
部と、当該記憶部のミラーリングテーブルを参照して当
該クライアントのネットワークアドレスを元にミラーサ
ーバを選択するサーバ選択処理を行うサーバ選択処理部
と、ネームサーバ用アドレスにて当該ネットワークイン
ターフェース部を介して当該代理ネームサーバから当該
代表ホスト名の当該ホスト名解決要求を受信すると、当
該クライアントのネットワークアドレスを特定して、当
該サーバ選択処理部で当該サーバ選択処理を行わせ当該
選択されたミラーサーバのホスト名又はネットワークア
ドレスを、当該ネットワークインターフェース部を介し
て応答させるネームサーバ部と、当該クライアントから
の接続要求を当該ネットワークインターフェース部を介
して受信すると、ミラーサーバへの再接続指示を応答す
る再接続処理部とを具備する特徴的構成手段を講じる。
【0024】更に、具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法
又は手段を採用することにより、上記目的を達成するよ
うに為される。
【0025】本発明方法の第1の特徴は、共通の代表ホ
スト名に関連付けられた同一のデータ又はサービスを保
持し、かつそれぞれのホスト名及びネットワークアドレ
スを持つ複数のミラーサーバと、当該データ又はサービ
スに接続要求する1つ以上のクライアントと、ホスト名
解決要求及びその応答を前記クライアントとコンテンツ
ルータ間で送受信する代理ネームサーバとが通信網に接
続された環境下で行われるサーバ選択方法であって、ネ
ームサーバ用アドレス及び複数の一時受信用アドレスで
構成される複数のネットワークアドレスを用いて前記通
信網に接続可能な前記コンテンツルータが、第一に、前
記ネームサーバ用アドレスにて前記代理ネームサーバか
ら前記代表ホスト名の前記ホスト名解決要求を受信する
と、前記クライアントのネットワークアドレスを特定し
て、自己の保持するところの、前記代表ホスト名と関連
付けられた複数の前記ミラーサーバのホスト名又はネッ
トワークアドレスの組で構成されるエントリの集合であ
るミラーリングテーブルを参照して、当該代表ホスト名
に関連付けられた前記ミラーサーバの中からクライアン
トに最も近いミラーサーバを選択し、前記受信したホス
ト名解決要求に対して、当該ミラーサーバのホスト名又
はネットワークアドレスを応答し、第二に、前記クライ
アントからの接続要求を受信すると、前記ミラーサーバ
への再接続指示を応答してなるクライアント特定型ミラ
ーサーバ選択方法の構成採用にある。
【0026】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記サーバ選択方法が、前記コ
ンテンツルータが、前記代理ネームサーバから前記ネー
ムサーバ用アドレスにて前記代表ホスト名のホスト名解
決要求を受信すると、当該ホスト名解決要求を送信した
前記代理ネームサーバのネットワークアドレスを用い
て、前記代理ネームサーバのネットワークアドレスと、
当該代理ネームサーバを利用する前記クライアントのネ
ットワークアドレスの組で構成されるエントリの集合で
ある代理ネームサーバテーブルを検索して、前記受信し
た代理ネームサーバのネットワークアドレスに対するエ
ントリがない場合には、前記代表ホスト名のネットワー
クアドレスとして前記コンテンツルータの一時受信用ア
ドレスの一つを応答し、当該一時受信用アドレスにて前
記クライアントからの前記データ又はサービスへの接続
要求を受信可能にしてなるクライアント特定型ミラーサ
ーバ選択方法の構成採用にある。
【0027】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第2の特徴における前記サーバ選択方法が、前記ホ
スト名解決要求に対して応答する一時受信用アドレス
は、前記代理ネームサーバ毎に異なるアドレスであり、
その異なる一時受信用アドレスにて前記クライアントか
ら前記データ又はサービスへの接続要求を受信すること
により、当該受信した接続要求をなしたクライアントが
利用する代理ネームサーバを特定してなるクライアント
特定型ミラーサーバ選択方法の構成採用にある。
【0028】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第3の特徴における前記サーバ選択方法が、前記コ
ンテンツルータが、前記異なる一時受信用アドレスにて
前記クライアントから前記データ又はサービスへの接続
要求を受信すると、前記受信した接続要求をなしたクラ
イアントが利用する代理ネームサーバを特定後、前記代
理ネームサーバテーブルに、前記代理ネームサーバのネ
ットワークアドレスに対する、前記クライアントのネッ
トワークアドレスの組を、新たなエントリとして登録し
てなるクライアント特定型ミラーサーバ選択方法の構成
採用にある。
【0029】本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方
法の第2、第3又は第4の特徴における前記サーバ選択
方法が、前記コンテンツルータが、前記代理ネームサー
バからの前記ホスト名解決要求として応答した、一時受
信用アドレスにて、前記クライアントから前記データ又
はサービスへの接続要求を受信すると、当該接続要求さ
れた代表ホスト名に対して前記ミラーリングテーブルに
登録された複数の前記ミラーサーバの中から、前記クラ
イアントのネットワークアドレスを用いて、当該クライ
アントに最も近い位置に存在するミラーサーバを選択し
て、前記接続要求を送信したクライアントに対して、前
記選択したミラーサーバのネットワークアドレス又はホ
スト名に再接続指示を行ってなるクライアント特定型ミ
ラーサーバ選択方法の構成採用にある。
【0030】本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記サーバ選択方法が、前記コ
ンテンツルータが、前記代理ネームサーバから前記ネー
ムサーバ用アドレスにて前記代表ホスト名のホスト名解
決要求を受信すると、当該ホスト名解決要求を送信した
前記代理ネームサーバのネットワークアドレスを用い
て、前記代理ネームサーバのネットワークアドレスと、
当該代理ネームサーバを利用する前記クライアントのネ
ットワークアドレスの組で構成されるエントリの集合で
ある代理ネームサーバテーブルを検索して、前記受信し
た代理ネームサーバのネットワークアドレスに対するエ
ントリがある場合には、当該エントリを用いて、前記ホ
スト名解決要求を送信した代理ネームサーバを利用する
クライアントのネットワークアドレスを特定してなるク
ライアント特定型ミラーサーバ選択方法の構成採用にあ
る。
【0031】本発明方法の第7の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第6の特徴における前記サーバ選択方法
が、前記コンテンツルータが、前記代理ネームサーバか
ら前記ネームサーバ用アドレスにて前記代表ホスト名の
ホスト名解決要求を受信すると、当該ホスト名解決要求
を送信した前記代理ネームサーバのネットワークアドレ
スを用いて、前記代理ネームサーバのネットワークアド
レスと、当該代理ネームサーバを利用する前記クライア
ントのネットワークアドレスの組で構成されるエントリ
の集合である代理ネームサーバテーブルを検索して、前
記受信した代理ネームサーバのネットワークアドレスに
対するエントリがある場合には、前記代理ネームサーバ
テーブルのうちの前記エントリにおけるクライアントの
ネットワークアドレスを用いて、接続要求された代表ホ
スト名に対して、前記ミラーリングテーブルに登録され
た複数のミラーサーバの中から当該クライアントに最も
近い位置に存在するミラーサーバを選択して、前記ホス
ト名解決要求を送信した代理ネームサーバに対して、前
記選択したミラーサーバのネットワークアドレス又はホ
スト名を応答してなるクライアント特定型ミラーサーバ
選択方法の構成採用にある。
【0032】一方、本発明ルータの第1の特徴は、共通
の代表ホスト名に関連付けられた同一のデータ又はサー
ビスを保持し、かつそれぞれのホスト名及びネットワー
クアドレスを持つ複数のミラーサーバと、当該データ又
はサービスに接続要求する一以上のクライアントと、当
該クライアントが利用し、ホスト名解決要求をなす一以
上の代理ネームサーバとを接続する通信網に接続され、
かつ、前記代理ネームサーバからホスト名解決要求を受
けその応答をなすルータであって、前記通信網と送受信
を行うネットワークインターフェース部と、前記代表ホ
スト名と関連付けられた複数のミラーサーバのホスト名
又はネットワークアドレスの組で構成されるエントリの
集合であるミラーリングテーブルを記憶する記憶部と、
前記記憶部のミラーリングテーブルを参照して前記クラ
イアントのネットワークアドレスを元にミラーサーバを
選択するサーバ選択処理を行うサーバ選択処理部と、ネ
ームサーバ用アドレスにて前記ネットワークインターフ
ェース部を介して前記代理ネームサーバから前記代表ホ
スト名の前記ホスト名解決要求を受信すると、前記クラ
イアントのネットワークアドレスを特定して、前記サー
バ選択処理部で前記サーバ選択処理を行わせ前記選択さ
れたミラーサーバのホスト名又はネットワークアドレス
を、当該ネットワークインターフェース部を介して応答
させるネームサーバ部と、前記クライアントからの接続
要求を前記ネットワークインターフェース部を介して受
信すると、ミラーサーバへの再接続指示を応答する再接
続処理部とを具備してなるクライアント特定型ミラーサ
ーバ選択コンテンツルータの構成採用にある。
【0033】本発明ルータの第2の特徴は、上記本発明
ルータの第1の特徴における前記ルータが、前記代理ネ
ームサーバのネットワークアドレスと、当該代理ネーム
サーバを利用する前記クライアントのネットワークアド
レスの組で構成されるエントリの集合である代理ネーム
サーバテーブルをも記憶する前記記憶部と、前記代表ホ
スト名のホスト名解決要求を受信すると、当該ホスト名
解決要求を送信した前記代理ネームサーバのネットワー
クアドレスを用いて、前記代理ネームサーバテーブルを
検索して、当該受信した代理ネームサーバのネットワー
クアドレスに対するエントリがない場合には、当該代表
ホスト名のネットワークアドレスとして、一時受信用ア
ドレスにて前記クライアントからの前記データ又はサー
ビスへの接続要求を受信可能にする、コンテンツルータ
の一時受信用アドレスの一つを応答することもできる前
記ネームサーバ部を具備してなるクライアント特定型ミ
ラーサーバ選択コンテンツルータの構成採用にある。
【0034】本発明ルータの第3の特徴は、上記本発明
ルータの第2の特徴における前記ネームサーバ部が、前
記代理ネームサーバ毎に異なる前記一時受信用アドレス
を、前記ホスト名解決要求に対して前記応答する機能構
成をも具備してなるクライアント特定型ミラーサーバ選
択コンテンツルータの構成採用にある。
【0035】本発明ルータの第4の特徴は、上記本発明
ルータの第3の特徴における前記再接続処理部が、前記
ネットワークインターフェース部を介して、前記異なる
一時受信用アドレスにて前記クライアントから前記デー
タ又はサービスへの接続要求を受信すると、当該受信し
た接続要求をなしたクライアントが利用する代理ネーム
サーバを特定後、前記代理ネームサーバテーブルに、代
理ネームサーバのネットワークアドレスに対する、クラ
イアントのネットワークアドレスの組を、新たなエント
リとして登録する機能構成を具備してなるクライアント
特定型ミラーサーバ選択コンテンツルータの構成採用に
ある。
【0036】本発明ルータの第5の特徴は、上記本発明
ルータの第2、第3又は第4の特徴における前記再接続
処理部が、前記代理ネームサーバからの前記ホスト名解
決要求として応答した、一時受信用アドレスにて、前記
クライアントから前記データ又はサービスへの接続要求
を受信すると、当該クライアントのネットワークアドレ
スを用いて、前記サーバ選択処理部に対して前記サーバ
選択処理を行わせ、当該接続要求を送信したクライアン
トに対して、前記選択したミラーサーバのネットワーク
アドレス又はホスト名に再接続指示を行う機能構成をも
具備してなるクライアント特定型ミラーサーバ選択コン
テンツルータの構成採用にある。
【0037】本発明ルータの第6の特徴は、上記本発明
ルータの第1の特徴における前記ルータが、前記代理ネ
ームサーバのネットワークアドレスと、当該代理ネーム
サーバを利用する前記クライアントのネットワークアド
レスの組で構成されるエントリの集合である代理ネーム
サーバテーブルをも記憶する前記記憶部と、前記代表ホ
スト名のホスト名解決要求を受信すると、当該ホスト名
解決要求を送信した前記代理ネームサーバのネットワー
クアドレスを用いて、前記代理ネームサーバテーブルを
検索して、当該受信した代理ネームサーバのネットワー
クアドレスに対するエントリがある場合には、当該エン
トリを用いて、前記ホスト名解決要求を送信した代理ネ
ームサーバを利用するクライアントのネットワークアド
レスを特定することもできる前記ネームサーバ部とを具
備してなるクライアント特定型ミラーサーバ選択コンテ
ンツルータの構成採用にある。
【0038】本発明ルータの第7の特徴は、上記本発明
ルータの第1又は第6の特徴における前記ルータが、前
記代理ネームサーバのネットワークアドレスと、当該代
理ネームサーバを利用する前記クライアントのネットワ
ークアドレスの組で構成されるエントリの集合である代
理ネームサーバテーブルをも記憶する前記記憶部と、前
記代表ホスト名のホスト名解決要求を受信すると、当該
ホスト名解決要求を送信した前記代理ネームサーバのネ
ットワークアドレスを用いて、前記代理ネームサーバテ
ーブルを検索して、当該受信した代理ネームサーバのネ
ットワークアドレスに対するエントリがある場合には、
当該代理ネームサーバテーブルのうちの前記エントリに
おけるクライアントのネットワークアドレスを用いて、
前記接続要求された代表ホスト名に対して、前記ミラー
リングテーブルに登録された複数のミラーサーバの中か
ら当該クライアントに最も近い位置に存在するミラーサ
ーバを選択する様に、前記サーバ選択処理部にサーバ選
択処理をさせて、当該ホスト名解決要求を送信した代理
ネームサーバに対して、当該選択したミラーサーバのネ
ットワークアドレス又はホスト名を応答することもでき
る前記ネームサーバ部とを具備してなるクライアント特
定型ミラーサーバ選択コンテンツルータの構成採用にあ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、該
当図面を参照して説明する。
【0040】(ルータ例)図1は、本発明ルータをその
適用されるシステム構成として示した図である。この図
の様に、前述の、前提となる通信網5の構成において、
従来技術に基づくネームサーバ(D)4の代わりに(図
6参照)、新たにコンテンツルータ(CR)6を配備し
て、コンテンツルータ6がクライアント2から代表ホス
ト名に関連付けられたデータ又はサービスへの接続要求
を誘導する機能を具備することで、前述した、本発明が
解決しようとする課題を解決できる。
【0041】本発明ルータであるコンテンツルータ6の
内部構成について、それを示した図2を参照して説明す
る。同図において、61はネットワークインターフェー
ス(IF)部、62はネームサーバ部、63は再接続処
理部、64は代理ネームサーバテーブル64a及びミラ
ーリングテーブル64bを記憶する記憶部、65はサー
バ選択処理部である。
【0042】尚、ここでは、全ての代表ホスト名nam
e(H1),name(H2),…,name(Hm)
に対するホスト名解決要求を応答する権限をコンテンツ
ルータ6が持っていること、即ち、CR=NS(nam
e(H1))=NS(name(H2))=…=NS
(name(Hm))を前提とする。
【0043】コンテンツルータ6のミラーリングテーブ
ル64bは、各代表ホスト名に対する複数のミラーサー
バの組を、以下の様に記憶して、保持する。 「 H1:H1−1、H1−2、…、 H2:H2−1、H2−2、…、 Hm:Hm−1、Hm−2、…、」
【0044】更に、コンテンツルータ6は、複数のネッ
トワークアドレス、即ち、ネームサーバ用アドレスad
dr(CR−D)と複数の一時受信用アドレスaddr
(CR−T1),addr(CR−T2),…を持って
いる。また、全ての代表ホスト名に対するホスト名解決
要求及び応答は、ネームサーバ用アドレスaddr(C
R−D)にて送受信する。
【0045】更に、コンテンツルータ6は、代理ネーム
サーバ1のネットワークアドレスと、代理ネームサーバ
1を利用するクライアント2のネットワークアドレスの
組で構成されるエントリの集合を、代理ネームサーバテ
ーブル64aに記憶して保持する。尚、その代理ネーム
サーバテーブル64aは、以下の様になる。 「 addr(Pi):addr(Ca) dddr(Pj):addr(Cb) … 」
【0046】その他の構成要素について、基本的な機能
としては、以下の通りである。ネットワークIF(イン
ターフェース)部61は、外部とのインターフェース、
通信網5と送受信を行う。サーバ選択処理部65は、記
憶部64のミラーリングテーブル64bを参照してクラ
イアント2のネットワークアドレスを元にミラーサーバ
3を選択するサーバ選択処理を行う。
【0047】ネームサーバ部62は、ネームサーバ用ア
ドレスにてネットワークインターフェース部61を介し
て代理ネームサーバ1から代表ホスト名のホスト名解決
要求を受信すると、クライアント2のネットワークアド
レスを特定して、サーバ選択処理部65でサーバ選択処
理を行わせて選択されたミラーサーバ3のホスト名又は
ネットワークアドレスを、ネットワークインターフェー
ス部61を介して応答させる。
【0048】再接続処理部63は、クライアント3から
の接続要求をネットワークインターフェース部61を介
して受信すると、ミラーサーバ3への再接続指示を応答
する。
【0049】更に、以下に示す機能構成をも備えること
が望ましい。ネームサーバ部62は代表ホスト名のホス
ト名解決要求を受信すると、ホスト名解決要求を送信し
た代理ネームサーバ1のネットワークアドレスを用い
て、代理ネームサーバテーブル64aを検索して、受信
した代理ネームサーバ1のネットワークアドレスに対す
るエントリがない場合には、代表ホスト名のネットワー
クアドレスとして、一時受信用アドレスにてクライアン
ト2からのデータ又はサービスへの接続要求を受信可能
にする、コンテンツルータ6の一時受信用アドレスの一
つを応答する。
【0050】更には、以下の機能構成を備えることが望
ましい。ネームサーバ部62は、代理ネームサーバ1毎
に異なる一時受信用アドレスを、ホスト名解決要求に対
して応答する。
【0051】更には、以下の機能構成を備えることが望
ましい。再接続処理部63は、ネットワークインターフ
ェース部61を介して、異なる一時受信用アドレスにて
クライアント2からデータ又はサービスへの接続要求を
受信すると、当該受信した接続要求をなしたクライアン
ト2が利用する代理ネームサーバ1を特定後、代理ネー
ムサーバテーブル64aに、代理ネームサーバ1のネッ
トワークアドレスに対する、クライアント2のネットワ
ークアドレスの組を、新たなエントリとして登録する。
【0052】更には、以下の機能構成を備えることが望
ましい。再接続処理部63は、代理ネームサーバ1から
のホスト名解決要求として応答した、一時受信用アドレ
スにて、クライアント2からデータ又はサービスへの接
続要求を受信すると、当該クライアント2のネットワー
クアドレスを用いて、サーバ選択処理部65に対してサ
ーバ選択処理を行わせ、当該接続要求を送信したクライ
アント2に対して、選択したミラーサーバ3のネットワ
ークアドレス又はホスト名に再接続指示を行う。
【0053】更には、以下の機能構成を備えることが望
ましい。ネームサーバ部62は、代表ホスト名のホスト
名解決要求を受信すると、当該ホスト名解決要求を送信
した代理ネームサーバ1のネットワークアドレスを用い
て、代理ネームサーバテーブル64aを検索して、当該
受信した代理ネームサーバ1のネットワークアドレスに
対するエントリがある場合には、当該エントリを用い
て、このホスト名解決要求を送信した代理ネームサーバ
1を利用するクライアント2のネットワークアドレスを
特定する。
【0054】更には、以下の機能構成を備えることが望
ましい。ネームサーバ部65は、代表ホスト名のホスト
名解決要求を受信すると、当該ホスト名解決要求を送信
した代理ネームサーバ1のネットワークアドレスを用い
て、代理ネームサーバテーブル64aを検索する。
【0055】ネームサーバ部65は、引続き、当該受信
した代理ネームサーバ1のネットワークアドレスに対す
るエントリがある場合には、当該代理ネームサーバテー
ブル64aのうちのエントリにおけるクライアント2の
ネットワークアドレスを用いて、接続要求された代表ホ
スト名に対して、ミラーリングテーブル64bに登録さ
れた複数のミラーサーバ3の中から当該クライアント2
に最も近い位置に存在するミラーサーバ3を選択する様
に、サーバ選択処理部65にサーバ選択処理をさせて、
当該ホスト名解決要求を送信した代理ネームサーバ1に
対して、当該選択したミラーサーバ3のネットワークア
ドレス又はホスト名を応答する。
【0056】図3は、コンテンツルータ6の動作フロー
図である。以下、簡単な説明をするにとどめ、詳細は下
述の方法例にて行う。ST1として、パケットを受信す
る。ST2として、受信したパケットがネームサーバ用
アドレスか否かを判断し、判断結果が肯定の場合にはS
T3へ、判断結果が否定の場合にはST9へそれぞれ移
行する。
【0057】ST3として、代理ネームサーバ1のアド
レスを識別して、代理ネームサーバ64aを検索する。
ST4として、代理ネームサーバテーブル64aにクラ
イアント2が登録されているか否かを判断し、判断結果
が肯定の場合にはST5へ、判断結果が否定の場合には
ST7へそれぞれ移行する。ST5として、クライアン
ト2のネットワークアドレスを元にミラーリングテーブ
ル64bを参照してサーバを選択する。
【0058】ST6として、その選択したミラーサーバ
のネットワークアドレスを応答する。ST7として、代
理ネームサーバ1に関連付けられた一時受信用アドレス
を取得する。ST8として、その一時受信用アドレスの
ネットワークアドレスを応答する。ST9として、クラ
イアント2のネットワークアドレスを元にミラーリング
テーブル64bを参照してサーバを選択する。
【0059】ST10として、一時受信用アドレスに関
連付けられた代理ネームサーバ1のネットワークアドレ
スを識別する。ST11として、代理ネームサーバテー
ブル64aに、代理ネームサーバ1のネットワークアド
レスに対する、クライアント2のネットワークアドレス
の組を新たなエントリとして、登録する。ST12とし
て、S9にて選択したミラーサーバ3に再接続指示を応
答する。
【0060】(方法例)次に、本発明方法である、コン
テンツルータ6が、クライアント2zのネットワークア
ドレスを特定し、クライアント2zのネットワークアド
レスに最も近いミラーサーバ3yCzを選択して、クラ
イアント2zをミラーサーバ3yCzに接続させる手順
を、シーケンスチャートとして、図4に示す。尚、前述
したコンテンツルータ6のフロー(図3)の動作手順も
必要に応じて挿入して、説明する。
【0061】クライアント2zは、代表ホスト名nam
e(Hy)のサービス及びデータを接続要求するとき、
最初に代表ホスト名name(Hy)のaddr(na
me(Hy))を取得する為に、代表ホスト名name
(Hy)のホスト名解決を、クライアント2zが利用す
る代理ネームサーバ1xに依頼する(S1)。
【0062】コンテンツルータ6は、ネームサーバ用ア
ドレスaddr(CR−D)にて代表ホスト名name
(Hy)のホスト名解決要求を受信したとき(S2)
(図3のST1、ST2でYes)、ホスト名解決要求
を送信した代理ネームサーバ1xのネットワークアドレ
スaddr(Px)を用いて、代理ネームサーバテーブ
ル64aを検索する(S3)(図3のST3)。
【0063】引続き、コンテンツルータ6は、代理ネー
ムサーバ1xのネットワークアドレスaddr(Px)
に対するエントリがない場合(図3のST4でNo)、
代表ホスト名name(Hy)のネットワークアドレス
としてコンテンツルータ6の一時受信用アドレスの一つ
addr(T−<Px>)を応答する(S4)(図3の
ST7、ST8)。
【0064】代理ネームサーバPxは、コンテンツルー
タ6から受信したネットワークアドレスaddr(T−
<Px>)を、クライアント2zに応答する(S5)。
【0065】そして、クライアント2zは、代理ネーム
サーバ1xから代表ホスト名name(Hy)に対する
ネットワークアドレスaddr(T−<Px>)を受信
して、代表ホスト名name(Hy)に対するネットワ
ークアドレスaddr(T−<Px>)に対して、サー
ビス及びデータの接続要求を開始する(S6)。
【0066】コンテンツルータ6は、クライアント2z
からのその接続要求を受信すると(図3のST1、ST
2でNo)、クライアント2zから接続要求された代表
ホスト名name(Hy)に対して、ミラーリングテー
ブル64bに登録された複数のミラーサーバ3(Hy−
1、Hy−2、…)の中から、クライアント2zのネッ
トワークアドレスaddr(Cz)を用いて、クライア
ント2zに最も近いミラーサーバ3yCzを選択する
(S7)(図3のST9)。
【0067】さらに、コンテンツルータ6は、最も近い
ミラーサーバ3yCzに再接続指示を行う(S9)(図
3のST12、尚、ここでの説明では、ST10、ST
11の手順処理は行わない。)。そして、クライアント
2zは最も近いミラーサーバ3yCzに接続要求する
(S10)。
【0068】これにより、本発明の課題である、ミラー
サーバ3のサービス及びデータに接続要求を行うクライ
アント2のネットワークアドレスを特定できない点を、
このコンテンツルータ6による一時受信用アドレスを用
いた再接続指示を用いたサーバ選択手法により、基本的
に解決できる。
【0069】ところで、本発明ルータであるコンテンツ
ルータ6による一時受信用アドレスを用いた再接続指示
を毎回用いる場合を、従来の技術でのネームサーバ4を
用いた場合と比較すると、クライアント2がミラーサー
バ3に接続するまでの接続時間がより長くなるという新
たな第一問題、コンテンツルータ6は処理手順がより多
い為、より多くのハードウェア量が必要となり経済性が
悪くなるという新たな第二問題が生じることになる。
【0070】これらの新たな問題を解決すべく、即ち、
接続時間の短縮と経済化を実現する為に、コンテンツル
ータ6は、クライアント2が利用する代理ネームサーバ
1を記録する代理ネームサーバテーブル64aを用いる
ことにより、代表ホスト名のホスト名解決要求を二回目
以降に代理ネームサーバ1から受信したときには、代理
ネームサーバ1を利用するクライアント2のネットワー
クアドレスを特定してサーバ選択を行い、ミラーサーバ
3のネットワークアドレスを応答する機能を具備する。
【0071】この機能として、コンテンツルータ6は、
代理ネームサーバ1毎に異なるネットワークアドレス
(例えば、代理ネームサーバ1xではaddr(T−<
Px>))にて、クライアント2zからの接続要求を受
信するようにする。これにより、クライアント2zから
直接、接続要求を受信する為、クライアント2zが利用
している代理ネームサーバ1xを特定することが可能と
なる(これを利用するのが、図3のST10であ
る。)。
【0072】更には、コンテンツルータ6は、代理ネー
ムサーバテーブル64a内に、代理ネームサーバ1xの
ネットワークアドレスaddr(Px)に対する、前述
により特定されたクライアント2zのネットワークアド
レスaddr(Cz)の組を新たなエントリとして登録
するようにする(これが、図4のS8、図3のST11
である)。即ち、エントリは、 addr(Px):addr(Cz) である。
【0073】ここで、コンテンツルータ6が、ホスト名
解決要求を二回目以降に代理ネームサーバ1xから受信
したときに、前述の追加された機能により、代理ネーム
サーバテーブル64aに登録した、代理ネームサーバ1
xを利用するクライアント2zからのネットワークアド
レスaddr(Cz)を用いて、サーバ選択を行い、ミ
ラーサーバのネットワークアドレスを応答する点につい
て説明する。図5は、そのシーケンス図である。
【0074】クライアント2zは、代表ホスト名nam
e(Hy)のホスト名解決を自己が利用する代理ネーム
サーバ1xに依頼する(S11)。コンテンツルータ6
は、ネームサーバ用アドレスaddr(CR−D)にて
代表ホスト名name(Hy)のホスト名解決要求を受
信すると(S12)(図3のST1、ST2でYe
s)、ホスト名解決要求を送信した代理ネームサーバ1
xのネットワークアドレスaddr(Px)を用いて、
代理ネームサーバテーブル64aを検索する(S13)
(図3のST3)。
【0075】この際、代理ネームサーバ1xのネットワ
ークアドレスaddr(Px)に対するエントリがある
場合に(図3のST4でYes)、そのエントリのクラ
イアント2zのネットワークアドレスaddr(Cz)
は、ホスト名解決要求を送信する代理ネームサーバ1x
を利用していることを特定することが可能となる。
【0076】また、コンテンツルータ6は、ホスト名解
決要求をされた代表ホスト名name(Hy)に対し
て、ミラーリングテーブル64bに登録された複数のミ
ラーサーバ3(Hy−1、Hy−2、…)の中から、ク
ライアント2zのネットワークアドレスを用いて、クラ
イアント2zに最も近いミラーサーバ3yCzを選択し
て(S14)(図3のST5)、最も近いミラーサーバ
3yCzのネットワークアドレスaddr(Hy−<C
z>)を代理ネームサーバ1xに対して、応答するよう
にする(S15)(図3のST6)。
【0077】それにより、代理ネームサーバ1xは、コ
ンテンツルータ6から受信したネットワークアドレスa
ddr(Hy−<Cz>)を、クライアント2zに応答
する(S16)。
【0078】それにより、クライアント2zは、代理ネ
ームサーバ1xから代表ホスト名name(Hy)に対
するネットワークアドレスaddr(Hy−<Cz>)
を受信して、代表ホスト名name(Hy)に対するネ
ットワークアドレスaddr(Hy−<Cz>)に対し
て、サービス及びデータの接続要求を開始する(S1
7)。
【0079】以上、説明したように、コンテンツルータ
6が、代表ホスト名のホスト名解決要求を二回目以降に
代理ネームサーバ1から受信したときに、代理ネームサ
ーバ1を利用するクライアント2のネットワークアドレ
スを特定してサーバ3選択を行うことにより、前述の新
たな問題を解決して接続時間の短縮及び経済化を実現で
きることになる。
【0080】以上、本発明の実施の形態を説明したもの
の、本発明の目的を達し、下記する効果を奏する範囲に
おいて、適宜変更して実施可能である。
【0081】ここで、本発明の有効性について、前述し
たコンテンツルータ6及びそれを用いたケースと、従来
のネームサーバ4及びそれを用いたケースとを比較検討
することにより、説明する。
【0082】従来のネームサーバ4を用いてネットワー
クアドレスを特定するには、第一の方法として、代理ネ
ームサーバ1がネームサーバ4に送信するホスト名解決
要求を拡張して、ホスト名解決を要求したクライアント
2のネットワークアドレスを付与して送信する方法が考
えられるものの、この第一の方法では、全ての代理ネー
ムサーバに機能追加が必要となるという問題がある。
【0083】また、第二の方法としては、クライアント
2が代理ネームサーバ1を利用しないで、直接、ネーム
サーバ4にホスト名解決要求を行うように、クライアン
ト2の機能を拡張する方法が考えられるものの、この第
二の方法では、全てのクライアント2に機能追加が必要
となるという問題がある。
【0084】この比較検討から、本発明ルータ、本発明
方法では、代理ネームサーバ1及びクライアント2を従
来のまま用いることができ、クライアント2を特定して
サーバ3選択を行いたい代表ホスト名のみを、ネームサ
ーバ4の代わりにコンテンツルータ6を用いることで可
能となる点で、本発明の有益性は極めて優れている。
【0085】
【実施例】前述の、本発明の実施の形態にて説明したこ
とを前提に、図1乃至5を参照して、実施例として、ク
ライアント2zが代表ホスト名name(Hy)のサー
ビス及びデータに接続要求の為に、代理ネームサーバ1
xにホスト名解決を依頼してから、コンテンツルータ6
がクライアント2に最も近いミラーサーバ3yCzを選
択して、その選択されたミラーサーバ3yCzに接続要
求する一連の手順を、説明する。
【0086】尚、「クライアント2に最も近いミラーサ
ーバ3」とは、クライアント2zとミラーサーバ3yC
zの間の転送ルータの数(=ホップ数)又はRTT(往
復時間)が最小となるミラーサーバである。第一に、ク
ライアント2zが初めて、コンテンツルータ6が権限を
持つ代表ホスト名H1、H2、…Hmの一つに接続要求
する場合(この場合のシーケンスは図4)を説明する。
【0087】クライアント2zは、代表ホスト名nam
e(Hy)のサービス及びデータを接続要求を開始する
とき、先ず、代表ホスト名name(Hy)のaddr
(name(Hy))を取得する為に、代表ホスト名n
ame(Hy)のホスト名解決を、クライアント2zが
利用する代理ネームサーバ1xに依頼する(S1)。
【0088】代理ネームサーバ1xは、クライアント2
zからホスト名解決の依頼を受けると、要求されたホス
ト名解決を行う権限を持つコンテンツルータ6のネーム
サーバ用アドレスaddr(CR−D)に、代表ホスト
名Hyのホスト名解決要求を送信する(S2)。
【0089】コンテンツルータ6は、ネームサーバ用ア
ドレスaddr(CR−D)にて代表ホスト名name
(Hy)のホスト名解決要求を受信したとき(図3のS
T1、ST2でYes)、ホスト名解決要求を送信した
代理ネームサーバ1xのネットワークアドレスaddr
(Px)を用いて、代理ネームサーバテーブル64aを
検索する(S3)(図3のST3)。
【0090】このとき、代理ネームサーバ1xのネット
ワークアドレスaddr(Px)に対するエントリがな
いので、代表ホスト名name(Hy)のネットワーク
アドレスとしてコンテンツルータ6の一時受信用アドレ
スの一つaddr(T−<Px>)を応答する(S4)
(図3のST4でNo、ST7、ST8)。
【0091】代理ネームサーバ1xは、コンテンツルー
タ6から受信したそのネットワークアドレスaddr
(T−<Px>)を、クライアント2zに応答する(S
5)。クライアント2zは、代理ネームサーバ1xから
代表ホスト名name(Hy)に対するネットワークア
ドレスaddr(T−<Px>)を受信して、代表ホス
ト名name(Hy)に対するネットワークアドレスa
ddr(T−<Px>)に対して、サービス及びデータ
の接続要求を開始する(S6)。
【0092】コンテンツルータ6は、クライアント2z
から接続要求を受信したとき(図3のST1、ST2で
No)、代理ネームサーバテーブル64a内に、代理ネ
ームサーバ1xのネットワークアドレスaddr(P
x)に対する、クライアント2zのネットワークアドレ
スaddr(Cz)の組を新たなエントリとして、「a
ddr(Px):addr(Cz)」と登録する(S
8)(図3のST10、ST11)。
【0093】引続き、コンテンツルータ6は、クライア
ント2zから接続要求された代表ホスト名name(H
y)に対して、ミラーリングテーブル64bに登録され
た複数のミラーサーバ3(Hy−1、Hy−2、…)の
中から、クライアント2zのネットワークアドレスad
dr(Cz)を用いて、クライアント2zに最も近いミ
ラーサーバ3yCzを選択して(ST7)(図3のST
9)、その最も近いミラーサーバ3yCzに再接続指示
を行う(S9)。
【0094】尚、この再接続指示は、アプリケーション
に固有のものであり、例えばHTTP(Hyper T
ext Transfer Protocol)の場
合、応答コード302(一時移動)にミラーサーバ3y
Czのホスト名又はネットワークアドレスを含めること
により、行うことができる。
【0095】クライアント2zは、コンテンツルータ6
からそのミラーサーバ3yCzのネットワークアドレス
又はホスト名を含む再接続指示を受けて、クライアント
2zに最も近いミラーサーバ3yCzへの接続要求を開
始する(S10)。以上、クライアント2zが初めて、
コンテンツルータ6が権限持つ代表ホスト名H1、H
2、…、Hmの一つに接続要求する場合を説明した。
【0096】第二に、そのクライアント2zが二回目以
降に、コンテンツルータ6が権限を持つ代表ホスト名H
1、H2、…、Hmの一つに接続要求する場合(この場
合のシーケンスは図5)を説明する。
【0097】クライアント2zは、代表ホスト名nam
e(Hy)のサービス及びデータを接続要求するとき、
最初に代表ホスト名name(Hy)のaddr(na
me(Hy))を取得する為に、代表ホスト名name
(Hy)のホスト名解決を、そのクライアント2zが利
用する代理ネームサーバ1xに依頼する(S11)。
【0098】代理ネームサーバ1xは、クライアント2
zからホスト名解決の依頼を受けると、要求されたホス
ト名解決を行う権限を持つコンテンツルータ6のネーム
サーバ用アドレスaddr(CR−D)に、代表ホスト
名Hyのホスト名解決要求を送信する(S12)。
【0099】コンテンツルータ6は、ネームサーバ用ア
ドレスaddr(CR−D)にて代表ホスト名name
(Hy)のホスト名解決要求を受信したとき(図3のS
T1、ST2でYes)、ホスト名解決要求を送信した
代理ネームサーバ1xのネットワークアドレスaddr
(Px)を用いて、代理ネームサーバテーブル64aを
検索する(図6のST3)。
【0100】代理ネームサーバ1xのネットワークアド
レスaddr(Px)に対するエントリを発見し(図6
のST4でYes)、そのエントリのクライアント2z
のネットワークアドレスaddr(Cz)は、ホスト名
解決要求を送信する代理ネームサーバ1xを利用してい
ることを特定する(S13)。
【0101】更に、コンテンツルータ6は、ホスト名解
決要求をされた代表ホスト名name(Hy)に対し
て、ミラーリングテーブル64bに登録された複数のミ
ラーサーバ3(Hy−1、Hy−2、…)の中から、ク
ライアント2zのネットワークアドレスaddr(C
z)を用いて、クライアント2zに最も近いミラーサー
バ3yCzを選択する(S14)(図3のST5)。
【0102】更に、コンテンツルータ6は、最も近いミ
ラーサーバ3yCzのネットワークアドレスaddr
(Hy−<Cz>)を代理ネームサーバ1xに対して、
応答する(S15)(図3のST6)。代理ネームサー
バ1xは、コンテンツルータ6から受信したネットワー
クアドレスaddr(Hy−<Cz>)を、クライアン
ト2zに応答する(S16)。
【0103】クライアント2zは、代理ネームサーバ1
xから代表ホスト名name(Hy)に対するネットワ
ークアドレスaddr(Hy−<Cz>)を受信して、
代表ホスト名name(Hy)に対するネットワークア
ドレスaddr(Hy−<Cz>)に対して、サービス
及びデータの接続要求を開始する(S17)。
【0104】以上が、クライアント2zが二回目以降
に、コンテンツルータ6が権限を持つ代表ホスト名H
1、H2、…Hmの一つに接続要求する場合について説
明した。尚、実施例で説明したことはあくまでも例示に
過ぎず、適宜変更して実施可能である。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、広域に分散した同一の
アプリケーションサービス及びデータを持つミラーサー
バの中から、クライアントのネットワークアドレスに最
も近いミラーサーバを選択してクライアントに接続させ
ることができる。
【0106】即ち、従来のネームサーバは、クライアン
トのネットワークアドレスではなく、クライアントが利
用する代理ネームサーバのネットワークアドレスに近い
ミラーサーバを選択するので、選択されたミラーサーバ
がクライアントに最も近いとは限らなかったところ、本
発明では、その点が確実に保証されることになる。
【0107】更に、本発明によれば、接続時間を短縮化
でき、しかも経済的ある。更に、本発明によれば、従来
のクライアント及び代理ネームサーバに機能を追加する
必要がなく、クライアントのネットワークアドレスを特
定してサーバ選択を行う必要のある代表ホスト名のホス
ト名解決の権限のみを、従来のネームサーバの代わりに
コンテンツルータへ移行することのみで足りる。
【0108】特に、ブロードバンドサービスにおける広
帯域ストリームや双方向動画サービスの品質向上の為
に、ユーザ−サーバ間のRTT(往復時間)の短縮化及
び帯域保証が重要となり、収容局単位など、より広域に
ミラーサーバを分散させる必要があるところ、現在、イ
ンターネットに接続する日本のホームユーザの大半は、
東京など国内集約拠点に設置された代理DNSサーバを
固定的に利用している為、従来の、ネームサーバを用い
た下での、収容局単位にミラーサーバを設置しても、代
理ネームサーバとの近接性に基づき、東京のミラーサー
バにユーザを誘導してしまう。
【0109】一方、本発明によれば、クライアントの位
置をもとにミラーサーバを選択するので、収容局単位の
ミラーサーバにユーザを誘導することができる。本発明
においては、以上のかような優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態であるコンテンツルータの適用
されるシステム構成図である。
【図2】図1のコンテンツルータの動作フロー図であ
る。
【図3】図1のコンテンツルータの内部構成図である。
【図4】図1のシステム構成における(初回の場合の)
シーケンス図である。
【図5】図1のシステム構成における(二回目以降の場
合の)シーケンス図である。
【図6】従来技術の前提となる通信網の構成図である。
【図7】図6に対するシーケンス図である。
【符号の説明】
1、1x、1l…代理ネームサーバ 2、21、22、2z…クライアント 3、3yPx、3yCz…ミラーサーバ 4…ネームサーバ 5…通信網 6…コンテンツルータ 61…ネットワークインタフェース(IF)部 62…ネームサーバ部 63…再接続処理部 64a…代理ネームサーバテーブル 64b…ミラーリングテーブル 64…記憶部 65…サーバ選択処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥谷 武則 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松田 和浩 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA08 HD09 LB05 LD11 LE03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の代表ホスト名に関連付けられた同一
    のデータ又はサービスを保持し、かつそれぞれのホスト
    名及びネットワークアドレスを持つ複数のミラーサーバ
    と、当該データ又はサービスに接続要求する1つ以上の
    クライアントと、ホスト名解決要求及びその応答を前記
    クライアントとコンテンツルータ間で送受信する代理ネ
    ームサーバとが通信網に接続された環境下で行われるサ
    ーバ選択方法であって、 ネームサーバ用アドレス及び複数の一時受信用アドレス
    で構成される複数のネットワークアドレスを用いて前記
    通信網に接続可能な前記コンテンツルータが、 第一に、前記ネームサーバ用アドレスにて前記代理ネー
    ムサーバから前記代表ホスト名の前記ホスト名解決要求
    を受信すると、 前記クライアントのネットワークアドレスを特定して、
    自己の保持するところの、前記代表ホスト名と関連付け
    られた複数の前記ミラーサーバのホスト名又はネットワ
    ークアドレスの組で構成されるエントリの集合であるミ
    ラーリングテーブルを参照して、当該代表ホスト名に関
    連付けられた前記ミラーサーバの中からクライアントに
    最も近いミラーサーバを選択し、 前記受信したホスト名解決要求に対して、当該ミラーサ
    ーバのホスト名又はネットワークアドレスを応答し、 第二に、前記クライアントからの接続要求を受信する
    と、前記ミラーサーバへの再接続指示を応答する、 ことを特徴とするクライアント特定型ミラーサーバ選択
    方法。
  2. 【請求項2】前記サーバ選択方法は、 前記コンテンツルータが、前記代理ネームサーバから前
    記ネームサーバ用アドレスにて前記代表ホスト名のホス
    ト名解決要求を受信すると、 当該ホスト名解決要求を送信した前記代理ネームサーバ
    のネットワークアドレスを用いて、前記代理ネームサー
    バのネットワークアドレスと、当該代理ネームサーバを
    利用する前記クライアントのネットワークアドレスの組
    で構成されるエントリの集合である代理ネームサーバテ
    ーブルを検索して、 前記受信した代理ネームサーバのネットワークアドレス
    に対するエントリがない場合には、 前記代表ホスト名のネットワークアドレスとして前記コ
    ンテンツルータの一時受信用アドレスの一つを応答し、 当該一時受信用アドレスにて前記クライアントからの前
    記データ又はサービスへの接続要求を受信可能にする、 ことを特徴とする請求項1に記載のクライアント特定型
    ミラーサーバ選択方法。
  3. 【請求項3】前記サーバ選択方法は、 前記ホスト名解決要求に対して応答する一時受信用アド
    レスは、前記代理ネームサーバ毎に異なるアドレスであ
    り、 その異なる一時受信用アドレスにて前記クライアントか
    ら前記データ又はサービスへの接続要求を受信すること
    により、当該受信した接続要求をなしたクライアントが
    利用する代理ネームサーバを特定する、 ことを特徴とする請求項2に記載のクライアント特定型
    ミラーサーバ選択方法。
  4. 【請求項4】前記サーバ選択方法は、 前記コンテンツルータが、前記異なる一時受信用アドレ
    スにて前記クライアントから前記データ又はサービスへ
    の接続要求を受信すると、 前記受信した接続要求をなしたクライアントが利用する
    代理ネームサーバを特定後、 前記代理ネームサーバテーブルに、前記代理ネームサー
    バのネットワークアドレスに対する、前記クライアント
    のネットワークアドレスの組を、新たなエントリとして
    登録する、 ことを特徴とする請求項3に記載のクライアント特定型
    ミラーサーバ選択方法。
  5. 【請求項5】前記サーバ選択方法は、 前記コンテンツルータが、前記代理ネームサーバからの
    前記ホスト名解決要求として応答した、一時受信用アド
    レスにて、前記クライアントから前記データ又はサービ
    スへの接続要求を受信すると、 当該接続要求された代表ホスト名に対して前記ミラーリ
    ングテーブルに登録された複数の前記ミラーサーバの中
    から、前記クライアントのネットワークアドレスを用い
    て、当該クライアントに最も近い位置に存在するミラー
    サーバを選択して、 前記接続要求を送信したクライアントに対して、前記選
    択したミラーサーバのネットワークアドレス又はホスト
    名に再接続指示を行う、 ことを特徴とする請求項2、3又は4に記載のクライア
    ント特定型ミラーサーバ選択方法。
  6. 【請求項6】前記サーバ選択方法は、 前記コンテンツルータが、前記代理ネームサーバから前
    記ネームサーバ用アドレスにて前記代表ホスト名のホス
    ト名解決要求を受信すると、 当該ホスト名解決要求を送信した前記代理ネームサーバ
    のネットワークアドレスを用いて、前記代理ネームサー
    バのネットワークアドレスと、当該代理ネームサーバを
    利用する前記クライアントのネットワークアドレスの組
    で構成されるエントリの集合である代理ネームサーバテ
    ーブルを検索して、 前記受信した代理ネームサーバのネットワークアドレス
    に対するエントリがある場合には、 当該エントリを用いて、前記ホスト名解決要求を送信し
    た代理ネームサーバを利用するクライアントのネットワ
    ークアドレスを特定する、 ことを特徴とする請求項1に記載のクライアント特定型
    ミラーサーバ選択方法。
  7. 【請求項7】前記サーバ選択方法は、 前記コンテンツルータが、前記代理ネームサーバから前
    記ネームサーバ用アドレスにて前記代表ホスト名のホス
    ト名解決要求を受信すると、 当該ホスト名解決要求を送信した前記代理ネームサーバ
    のネットワークアドレスを用いて、前記代理ネームサー
    バのネットワークアドレスと、当該代理ネームサーバを
    利用する前記クライアントのネットワークアドレスの組
    で構成されるエントリの集合である代理ネームサーバテ
    ーブルを検索して、 前記受信した代理ネームサーバのネットワークアドレス
    に対するエントリがある場合には、 前記代理ネームサーバテーブルのうちの前記エントリに
    おけるクライアントのネットワークアドレスを用いて、
    接続要求された代表ホスト名に対して、前記ミラーリン
    グテーブルに登録された複数のミラーサーバの中から当
    該クライアントに最も近い位置に存在するミラーサーバ
    を選択して、 前記ホスト名解決要求を送信した代理ネームサーバに対
    して、前記選択したミラーサーバのネットワークアドレ
    ス又はホスト名を応答する、 ことを特徴とする請求項1又は6に記載のクライアント
    特定型ミラーサーバ選択方法。
  8. 【請求項8】共通の代表ホスト名に関連付けられた同一
    のデータ又はサービスを保持し、かつそれぞれのホスト
    名及びネットワークアドレスを持つ複数のミラーサーバ
    と、当該データ又はサービスに接続要求する一以上のク
    ライアントと、当該クライアントが利用し、ホスト名解
    決要求をなす一以上の代理ネームサーバとを接続する通
    信網に接続され、かつ、前記代理ネームサーバからホス
    ト名解決要求を受けその応答をなすルータであって、 前記通信網と送受信を行うネットワークインターフェー
    ス部と、 前記代表ホスト名と関連付けられた複数のミラーサーバ
    のホスト名又はネットワークアドレスの組で構成される
    エントリの集合であるミラーリングテーブルを記憶する
    記憶部と、 前記記憶部のミラーリングテーブルを参照して前記クラ
    イアントのネットワークアドレスを元にミラーサーバを
    選択するサーバ選択処理を行うサーバ選択処理部と、 ネームサーバ用アドレスにて前記ネットワークインター
    フェース部を介して前記代理ネームサーバから前記代表
    ホスト名の前記ホスト名解決要求を受信すると、前記ク
    ライアントのネットワークアドレスを特定して、前記サ
    ーバ選択処理部で前記サーバ選択処理を行わせ前記選択
    されたミラーサーバのホスト名又はネットワークアドレ
    スを、当該ネットワークインターフェース部を介して応
    答させるネームサーバ部と、 前記クライアントからの接続要求を前記ネットワークイ
    ンターフェース部を介して受信すると、ミラーサーバへ
    の再接続指示を応答する再接続処理部と、を具備してな
    る、 ことを特徴とするクライアント特定型ミラーサーバ選択
    コンテンツルータ。
  9. 【請求項9】前記ルータは、 前記代理ネームサーバのネットワークアドレスと、当該
    代理ネームサーバを利用する前記クライアントのネット
    ワークアドレスの組で構成されるエントリの集合である
    代理ネームサーバテーブルをも記憶する前記記憶部と、 前記代表ホスト名のホスト名解決要求を受信すると、当
    該ホスト名解決要求を送信した前記代理ネームサーバの
    ネットワークアドレスを用いて、前記代理ネームサーバ
    テーブルを検索して、当該受信した代理ネームサーバの
    ネットワークアドレスに対するエントリがない場合に
    は、当該代表ホスト名のネットワークアドレスとして、
    一時受信用アドレスにて前記クライアントからの前記デ
    ータ又はサービスへの接続要求を受信可能にする、コン
    テンツルータの一時受信用アドレスの一つを応答するこ
    ともできる前記ネームサーバ部を、 具備する、 ことを特徴とする請求項8に記載のクライアント特定型
    ミラーサーバ選択コンテンツルータ。
  10. 【請求項10】前記ネームサーバ部は、 前記代理ネームサーバ毎に異なる前記一時受信用アドレ
    スを、前記ホスト名解決要求に対して前記応答する機能
    構成をも具備する、 ことを特徴とする請求項9に記載のクライアント特定型
    ミラーサーバ選択コンテンツルータ。
  11. 【請求項11】前記再接続処理部は、 前記ネットワークインターフェース部を介して、前記異
    なる一時受信用アドレスにて前記クライアントから前記
    データ又はサービスへの接続要求を受信すると、当該受
    信した接続要求をなしたクライアントが利用する代理ネ
    ームサーバを特定後、前記代理ネームサーバテーブル
    に、代理ネームサーバのネットワークアドレスに対す
    る、クライアントのネットワークアドレスの組を、新た
    なエントリとして登録する機能構成を具備する、 ことを特徴とする請求項10に記載のクライアント特定
    型ミラーサーバ選択コンテンツルータ。
  12. 【請求項12】前記再接続処理部は、 前記代理ネームサーバからの前記ホスト名解決要求とし
    て応答した、一時受信用アドレスにて、前記クライアン
    トから前記データ又はサービスへの接続要求を受信する
    と、当該クライアントのネットワークアドレスを用い
    て、前記サーバ選択処理部に対して前記サーバ選択処理
    を行わせ、当該接続要求を送信したクライアントに対し
    て、前記選択したミラーサーバのネットワークアドレス
    又はホスト名に再接続指示を行う機能構成を具備した、 ことを特徴とする請求項9、10又は11に記載のクラ
    イアント特定型ミラーサーバ選択コンテンツルータ。
  13. 【請求項13】前記ルータは、 前記代理ネームサーバのネットワークアドレスと、当該
    代理ネームサーバを利用する前記クライアントのネット
    ワークアドレスの組で構成されるエントリの集合である
    代理ネームサーバテーブルをも記憶する前記記憶部と、 前記代表ホスト名のホスト名解決要求を受信すると、当
    該ホスト名解決要求を送信した前記代理ネームサーバの
    ネットワークアドレスを用いて、前記代理ネームサーバ
    テーブルを検索して、当該受信した代理ネームサーバの
    ネットワークアドレスに対するエントリがある場合に
    は、当該エントリを用いて、前記ホスト名解決要求を送
    信した代理ネームサーバを利用するクライアントのネッ
    トワークアドレスを特定することもできる前記ネームサ
    ーバ部とを具備する、 ことを特徴とする請求項8に記載のクライアント特定型
    ミラーサーバ選択コンテンツルータ。
  14. 【請求項14】前記ルータは、 前記代理ネームサーバのネットワークアドレスと、当該
    代理ネームサーバを利用する前記クライアントのネット
    ワークアドレスの組で構成されるエントリの集合である
    代理ネームサーバテーブルをも記憶する前記記憶部と、 前記代表ホスト名のホスト名解決要求を受信すると、当
    該ホスト名解決要求を送信した前記代理ネームサーバの
    ネットワークアドレスを用いて、前記代理ネームサーバ
    テーブルを検索して、当該受信した代理ネームサーバの
    ネットワークアドレスに対するエントリがある場合に
    は、当該代理ネームサーバテーブルのうちの前記エント
    リにおけるクライアントのネットワークアドレスを用い
    て、前記接続要求された代表ホスト名に対して、前記ミ
    ラーリングテーブルに登録された複数のミラーサーバの
    中から当該クライアントに最も近い位置に存在するミラ
    ーサーバを選択する様に、前記サーバ選択処理部にサー
    バ選択処理をさせて、当該ホスト名解決要求を送信した
    代理ネームサーバに対して、当該選択したミラーサーバ
    のネットワークアドレス又はホスト名を応答することも
    できる前記ネームサーバ部とを具備する、ことを特徴と
    する請求項8又は13に記載のクライアント特定型ミラ
    ーサーバ選択コンテンツルータ。
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WO2005006671A1 (ja) * 2003-07-09 2005-01-20 Fujitsu Limited ネットワークにおける特定サービスの最適ルーティング方法並びに同ネットワークに用いられるサーバ及びルーティングノード
JP2009527153A (ja) * 2006-02-18 2009-07-23 華為技術有限公司 メディアリソーススケジューリングシステムおよびその方法

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