JP2003115289A - 円筒型電池の組電池 - Google Patents

円筒型電池の組電池

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JP2003115289A
JP2003115289A JP2001307130A JP2001307130A JP2003115289A JP 2003115289 A JP2003115289 A JP 2003115289A JP 2001307130 A JP2001307130 A JP 2001307130A JP 2001307130 A JP2001307130 A JP 2001307130A JP 2003115289 A JP2003115289 A JP 2003115289A
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Toshimichi Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各単電池1を行列方向に1mmの間隔を開け
て2行3列に配置することにより、容積効率をほとんど
損なうことなく冷却効率の高い円筒型電池の組電池を提
供する。 【解決手段】 6個の円筒型の単電池1を2行3列に配
置した鉛蓄電池の組電池において、これらの6個の単電
池1が、それぞれこの単電池1の外径である49mmの
2%以上、10%以下の距離である1mmだけ隙間を離
して行列方向に順に配置された構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型の単電池を
複数個組み合わせた組電池に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の鉛蓄電池には、樹脂製の方形
容器状の電槽の内部を隔壁によって区切った各セルにそ
れぞれ積層型のエレメントを挿入したものが長年にわた
って用いられて来た。これに対して、最近では、図2に
示すように、鉛蓄電池の円筒型の単電池1を複数個組み
合わせた組電池の利用が検討されている。単電池1は、
巻回型のエレメントを収納した円筒形の電槽をさらに円
筒形のアルミニウム外装缶で覆ったものであり、上端面
から正負の電池端子1aが突出している。6個の単電池
1は、2行3列に並べられてそれぞれ下端部を下枠板2
上の凹部に嵌入される。これら単電池1の上端部には、
上枠板3が嵌め込まれると共に、各電池端子1aが直列
に接続されて、この上枠板3上の組電池の正負の端子3
aに接続されている。また、これらの下枠板2と上枠板
3は、連結棒材4を介して連結固定される。
【0003】上記鉛蓄電池の組電池は、各単電池1に巻
回型のエレメントを使用することにより、薄い極板を用
いて極板面積を広げると共に極間距離を狭めることがで
きるので、鉛蓄電池の高出力化を図ることができる。例
えばこの構成の組電池では、ほぼ倍の容量を持つ積層一
体型の電池と同程度の始動性能を実現することが可能と
なる。
【0004】しかも、積層一体型の鉛蓄電池は、電槽の
中央部に配置されたセルが両側の隣接セルに挟まれるた
めに冷却効率が悪くなるので、この中央部のセルに熱が
籠もって劣化の進行が早まるという欠点があったが、こ
の組電池では、円筒形の各単電池1が個々に比較的独立
して配置されているので、特定の単電池1のみの冷却効
率が極端に悪くなるようなことはなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記組電池は、単電池
1の周側面同士が互いに接触するように配置したとして
も、角部に配置された4個の単電池1は全周側面の3/
4が外周側に露出することになり、これらの間に配置さ
れた2個の単電池1でも全周側面の1/2が外周側に露
出することになるので、積層一体型の鉛蓄電池に比べれ
ば、各単電池1の冷却効率の差はそれほど大きくはなら
ない。しかも、円筒形の単電池1は、このように密接し
て配置した場合にも、湾曲する周側面の間にある程度の
隙間が生じるので、設置時に占有する容積効率は、積層
型に比べて低下する。このため、従来検討されていた鉛
蓄電池の組電池は、容積効率がこれ以上低下するのを避
けるために、各単電池1を密接させて配置していた。
【0006】ところが、この組電池は、自動車始動に代
表されるような高率放電性能に優れていることから、H
EV(ハイブリット電気自動車)等の高率充放電を繰り
返す用途にも適している。そして、この用途では、回生
制動時に大きな充電電流が流れ込むので、電池の発熱も
大きくなる。このため、従来の鉛蓄電池の組電池は、容
積効率を優先することから、放熱が十分になされないと
いう問題が生じていた。
【0007】また、例えば非水電解質二次電池の円筒型
の単電池を組み合わせた組電池では、電池温度の上昇に
よる破壊を防止するために冷却効率を重視するので、各
単電池を例えば千鳥状の極めて広い間隔を開けて配置す
る場合があった。しかし、このように隙間が大きい場合
には、容積効率が悪くなりすぎるので、比較的スペース
に余裕のある施設設置型等の電池にしか利用できないと
いう問題が生じる。
【0008】本発明は、かかる事情に対処するためにな
されたものであり、各単電池を適度に間隔を開けて配置
することにより、容積効率をほとんど損なうことなく、
冷却効率の高い円筒型電池の組電池を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、円筒
型の単電池を複数個組み合わせた組電池において、これ
らの複数個の単電池が、互いにこの単電池の外径の2%
以上の隙間を開け、かつ、10%以下の隙間を介して順
に配置されたことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によれば、各単電池の間に
適度な隙間が設けられて配置されるので、設置時に占有
する容積効率をほとんど低下させることなく、この隙間
を通って外気が各単電池の周側面の全周に行き渡ること
により、冷却効率を十分に高めることができるようにな
る。
【0011】請求項2の発明は、前記単電池の外径が4
0〜70mmであることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、具体的に最適な
単電池の外径の値を示す。
【0013】請求項3の発明は、前記単電池の配置が6
個の単電池を2行3列に配置したものであることを特徴
とする。
【0014】請求項3の発明によれば、具体的に最適な
単電池の配置を示す。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施形態を示すものであ
って、鉛蓄電池の組電池の構成を示す組み立て斜視図で
ある。なお、図2に示した従来例と同様の機能を有する
構成部材には同じ番号を付記する。
【0017】本実施形態は、従来例と同様に、鉛蓄電池
の円筒型の単電池1を6個組み合わせた組電池について
説明する。図1に示す各単電池1は、従来例と同様に、
正負の極板をセパレータを介して巻回した巻回型のエレ
メントを収納した円筒形の電槽をさらに円筒形のアルミ
ニウム外装缶で覆ったものである。本実施形態の単電池
1は、このアルミニウム外装缶の外径が49mmである
ものを用いている。この単電池1は、エレメントを収納
した電槽の上端面から、このエレメントの正負の極板に
接続された電池端子1aが上方に突出している。
【0018】上記6個の単電池1は、2行3列に並べら
れて、それぞれ行方向と列方向に隣接する各単電池1の
間が1mmの間隔となるように配置されている。ただ
し、本発明では、この単電池1の個数は2個以上であれ
ば任意であり、配置配列の態様も限定されない。また、
単電池1の外径も、49mmには限定されない。ただ
し、この単電池1の外径は、40〜70mmの範囲の大
きさのものが最適である。
【0019】上記各単電池1は、最低でもこの単電池1
の外径の2%以上の隙間を開けて配置されなければなら
ないので、49mmの外径を有する本実施形態の単電池
1の場合には、0.98mm以上の隙間を開ける必要が
ある。単電池1を行列方向に配置する場合には、この行
方向と列方向に隣接する各単電池1の間が最短の隙間と
なるので、本実施形態でここが1mmの間隔であれば外
径の2%以上の隙間は確保されることになる。この隙間
が単電池1の外径の2%未満の場合には、この隙間を空
気が抜ける際の流体抵抗が大きくなりすぎるので、実質
的に通気がほとんどなくなり、単電池1の間が密着して
いる従来の場合と変わりがなくなる。
【0020】また、上記各単電池1は、この単電池1の
外径の10%以下の隙間を介して順に配置されていなけ
ればならないので、49mmの外径を有する本実施形態
の単電池1の場合には、4.9mm以下の隙間を介して
連続的に配置されている必要がある。単電池1を行列方
向に配置する場合には、この行方向と列方向に沿って最
短の隙間を介し各単電池1が順に配置されるので、本実
施形態でここが1mmの間隔であれば、隙間が10%を
超えることにはならない。この隙間が単電池1の外径の
10%を超える場合には、ここで十分な通気は得られる
が、これ以上隙間が広がったとしても流体抵抗は十分に
小さくほとんど変化がないので、冷却効率の大きな向上
は望めない。しかし、組電池の設置時に占有する容積
は、この隙間の広がりに比例して確実に大きくなるの
で、容積効率だけが低下することになる。
【0021】ここで、各単電池1が外径の10%以下の
隙間を介して順に配置されているとは、いずれか1個の
単電池1から始まって、隣接するいずれか1個の単電池
1を順に辿り、又は、隣接する2個以上の単電池1に分
岐してそれぞれ順に辿り、全ての単電池1を辿り終える
ことができた場合の一筆書き状の経路上又はツリー状の
分岐経路上で隣接する2個の単電池1の間の隙間が全て
外径の10%以下であるような辿り方が少なくとも1つ
存在することを意味する。つまり、辿り方によっては、
外径の10%を超える広い隙間を有する経路が別に存在
していてもかまわない。例えば、本実施形態の2行3列
の単電池1の場合、行列方向にのみ経路を辿った場合の
隙間が10%以下となり、単電池1を斜め方向に辿った
場合には、この斜めの経路上の単電池1の間の隙間が1
0%を超えることはあり得る。
【0022】上記6個の単電池1は、下枠板2の上面に
形成された各凹部に下端部を嵌入載置することにより一
定の隙間を開けて2行3列に配置される。また、これら
6個の単電池1の上端部には、上枠板3が嵌め込まれ
る。これらの下枠板2と上枠板3は、連結棒材4の上下
の両端部に形成された雄ネジ部をそれぞれ貫通させてナ
ットを螺着することにより、6個の単電池1を挟み込ん
だ状態で互いに連結固定される。上枠板3は、上面に組
電池の正負の端子3aがそれぞれ突設された枠体であ
り、この枠内で6個の単電池1の各電池端子1aが直列
に接続されて、それぞれの接続端が正負の端子3aに接
続されるようになっている。なお、この上枠板3上に
は、図示しない化粧板が貼り付けられて、組電池の正負
の端子3aのみが上方に突出するようになっている。
【0023】上記構成の組電池によれば、各単電池1の
間にこの単電池1の外径の2%以上の隙間が形成される
ので、この隙間を通して組電池の内部にも通気が行われ
る。従って、各単電池1は、周側面の全周から空冷によ
る放熱を行うことができるようになるので、冷却効率を
高めることができるようになる。また、各単電池1は、
この単電池1の外径の10%以下の隙間を介して順に配
置されるので、これによって組電池の設置時に占有する
面積が必要以上に広くなるようなことがなくなり、容積
効率が著しく低下するようなこともなくなる。
【0024】なお、上記実施形態では、鉛蓄電池の組電
池について説明したが、円筒型の単電池を組み合わせた
組電池であれば、鉛蓄電池に限定されるものではなく、
また、巻回型のエレメントを用いた電池に限定されるも
のでもない。さらに、上記実施形態では、エレメントを
収納した円筒形の電槽をさらに円筒形のアルミニウム外
装缶で覆った単電池1について示したが、電池容器の構
成は任意であり、例えば電槽だけで外装したものであっ
てもよい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の円筒型電池の組電池によれば、各単電池の間に適度な
隙間が設けられるので、組電池の容積効率と冷却効率と
の双方を両立させて、実用性を高めることができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、鉛蓄
電池の組電池の構成を示す組み立て斜視図である。
【図2】従来例を示すものであって、鉛蓄電池の組電池
の構成を示す組み立て斜視図である。
【符号の説明】
1 単電池 2 下枠板 3 上枠板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒型の単電池を複数個組み合わせた組
    電池において、 これらの複数個の単電池が、互いにこの単電池の外径の
    2%以上の隙間を開け、かつ、10%以下の隙間を介し
    て順に配置されたことを特徴とする円筒型電池の組電
    池。
  2. 【請求項2】 前記単電池の外径が40〜70mmであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の円筒型電池の組電
    池。
  3. 【請求項3】 前記単電池の配置が6個の単電池を2行
    3列に配置したものであることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の円筒型電池の組電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222066A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 非水電解液二次電池パック
JP2007211394A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Takeuchi Seisakusho:Kk 作業車のバッテリ配置構造
JP2024161880A (ja) * 2023-05-08 2024-11-20 遠景動力技術(江蘇)有限公司 電池モジュール及び電池パック

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