JP2003115071A - 偽造鑑別装置及び方法 - Google Patents

偽造鑑別装置及び方法

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JP2003115071A JP2001310909A JP2001310909A JP2003115071A JP 2003115071 A JP2003115071 A JP 2003115071A JP 2001310909 A JP2001310909 A JP 2001310909A JP 2001310909 A JP2001310909 A JP 2001310909A JP 2003115071 A JP2003115071 A JP 2003115071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非常に信頼性が高く、且つ環境温度に影響され
ること無く再現性の良い蛍光画像を得ることが可能であ
り、従来よりも高精度の真偽鑑別ができるようにした偽
造鑑別装置及び方法を提供する。 【解決手段】鑑別対象物の真偽を鑑別する偽造鑑別装置
において、前記鑑別対象物に紫外線領域の光を照射する
紫外線光源と画像を撮影する画像撮影手段と前記鑑別対
象物の環境温度を測定するための温度測定手段と前記紫
外線領域の光を受光して所定の色で蛍光を発する基準蛍
光体が発する前記蛍光の色情報と温度との相関関数であ
る蛍光色温度相関関数を記憶する記憶手段と前記紫外線
光源により前記鑑別対象物に前記紫外線領域の光を照射
し前記画像撮影手段で前記鑑別対象物の蛍光画像を撮影
する際に、前記温度測定手段により測定した前記環境温
度と前記記憶手段に記憶された前記蛍光色温度相関関数
とに基き、前記鑑別対象物の前記蛍光画像を補正する蛍
光画像補正手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紙幣、有価
証券、パスポート等のような真偽を鑑別する必要が常に
生じる鑑別対象物(このような鑑別対象物を以下に紙葉
類とも称する)の真偽を鑑別する偽造鑑別装置及び方法
に関し、特に、紫外線領域の光を照射することによって
蛍光を発する蛍光インクによる印刷が施されている紙葉
類の真偽を鑑別する偽造鑑別装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紫外線領域の光(紫外光)を照射
することによって蛍光を発する蛍光インクによる印刷が
施されている紙葉類の真偽を鑑別する装置としては、例
えば、特許第2515250号公報や特開平7−311
866号公報に記載されているようなものがある。上述
した公報に記載の装置は、装置内部に配設されている紫
外線光源(例えば、UVランプなど)により紙葉類に紫
外光を照射して得られる画像(蛍光画像)をCCDカメ
ラ等の画像撮影手段により撮影し、表示部に表示された
蛍光画像を目視観察することにより紙葉類の真偽を鑑別
するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、紫外光を照
射することによって紙葉類から発せられる蛍光は、温度
により、そのスペクトル、すなわちその色(蛍光色)が
変化する。また、UVランプなどの紫外線光源から照射
される紫外光の色も、温度により変化する。要するに、
装置を使用している際(つまり、紙葉類の蛍光画像を撮
影している時)の温度により、撮影された紙葉類の蛍光
画像は大きく変化してしまうという問題点があった。
【0004】このような問題点があったにもかかわら
ず、上述いずれの装置においても、紙葉類の真偽を鑑別
するのに用いられる蛍光画像は、上記のような温度によ
る影響を全く考慮しておらず、偽物の紙葉類を間違って
本物の紙葉類として判定してしまい、鑑別精度の低下を
招く可能性がある。
【0005】また、近年、特に紙幣やパスポート等のよ
うな紙葉類の偽造技術が、従来より更に巧妙化している
中、本物の紙葉類における蛍光インクで印刷されている
部分まで、本物の紙葉類と同じにように、偽物の紙葉類
に真似されてしまうと、上述したような鑑別装置を用い
たとしても、鑑別対象物である紙葉類の真偽がまったく
鑑別できない可能性もある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、非常に信頼性が高く、且
つ環境温度に影響されること無くいかなる場合において
も再現性の良い蛍光画像を得ることが可能であり、従来
よりも高精度の真偽鑑別ができるようにした偽造鑑別装
置及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば紙幣や
パスポート等のような真偽鑑別の必要がある鑑別対象物
の真偽を鑑別する偽造鑑別装置及び方法に関する。
【0008】偽造鑑別装置に関しては、本発明の上記目
的は、鑑別対象物の真偽を鑑別する偽造鑑別装置におい
て、前記鑑別対象物に紫外線領域の光を照射する紫外線
光源と、画像を撮影する画像撮影手段と、前記鑑別対象
物の環境温度を測定するための温度測定手段と、前記紫
外線領域の光を受光して所定の色で蛍光を発する基準蛍
光体が発する前記蛍光の色情報と温度との相関関数であ
る蛍光色温度相関関数を記憶する記憶手段と、前記紫外
線光源により前記鑑別対象物に前記紫外線領域の光を照
射し前記画像撮影手段で前記鑑別対象物の蛍光画像を撮
影する際に、前記温度測定手段により測定した前記環境
温度と前記記憶手段に記憶された前記蛍光色温度相関関
数とに基き、前記鑑別対象物の前記蛍光画像を補正する
蛍光画像補正手段とを備えることによって達成される。
また、前記蛍光画像補正手段により補正された前記蛍光
画像を表示する画像表示手段を更に備えることにより、
あるいは赤外線光源および可視光光源を更に備え、前記
鑑別対象物の赤外画像およびフルカラー画像を前記画像
撮影手段により撮影し、前記蛍光画像補正手段により補
正された前記蛍光画像と、撮影された前記赤外画像と、
撮影された前記フルカラー画像とから、前記鑑別対象物
の真偽を鑑別するようにすることによって、より効果的
に達成される。
【0009】一方、偽造鑑別方法に関しては、本発明の
上記目的は、鑑別対象物に紫外線領域の光を照射する紫
外線光源と画像を撮影する画像撮影手段とを備える偽造
鑑別装置に使用され、前記鑑別対象物の真偽を鑑別する
偽造鑑別方法であって、前記紫外線領域の光を受光して
所定の色で蛍光を発する基準蛍光体が発する前記蛍光の
色情報と温度との相関関数である蛍光色温度相関関数を
算出して記憶する記憶ステップと、前記鑑別対象物の環
境温度を測定する温度測定ステップと、前記紫外線光源
により前記鑑別対象物に前記紫外線領域の光を照射し、
前記画像撮影手段で前記鑑別対象物の蛍光画像を撮影す
る際に、前記温度測定ステップにおいて測定した前記環
境温度と前記記憶ステップにおいて記憶された前記蛍光
色温度相関関数とに基き、前記鑑別対象物の前記蛍光画
像を補正する蛍光画像補正ステップとを有することによ
って達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に係る偽造鑑別装置の外観構
成の一例を示す模式図である。図1に示すように、偽造
鑑別装置1は、制御用パーソナルコンピュータ10(以
下制御用PCと称する)と、スキャナ式の画像採取装置
20とから構成されている。制御用PC10と画像採取
装置20とは、相互に通信可能に接続されている。画像
採取装置20は、第一構造部21と第二構造部22とで
構成されている。第二構造部22の上部の水平面(透明
なガラス構造)は鑑別対象物を載せるための鑑別対象物
載置部23になる。
【0012】図2は、図1に示すような外観構成を有す
る偽造鑑別装置1の内部構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0013】すなわち、図2に示すように、制御用PC
10は、自身の中央演算処理装置(CPU)であるPC
側CPU100と、蛍光色温度相関関数111及び後述
する蛍光画像補正式に基く蛍光画像補正プログラム11
2を有する蛍光色温度補正手段110と、必要なデー
タ、プログラムや撮影した画像などの情報を格納するメ
モリ120と、画像や必要な情報などを表示する表示部
11と、必要な操作を入力するためのキーボード12
と、通信I/F130とを備えている。
【0014】また、PC側CPU100は偽造鑑別装置
全体を制御するようになっている。通信I/F130
は、偽造鑑別装置1が外部と情報をやり取りするための
手段であり、要するに、採取した画像を外部へ送信した
り、或は、本物の鑑別対象物(例えば、本物の紙幣やパ
スポートなど)の画像データや必要な情報などを外部か
らダウンロードする時などに使用される。なお、蛍光色
温度相関関数111及び蛍光画像補正プログラム112
はメモリ120に格納されていることはいうまでもな
い。
【0015】一方、画像採取装置20は、画像採取装置
20に備えられているCCDカメラやモータなどを制御
するための装置制御用CPU200と、CCDカメラの
出力の増幅アンプやA/Dコンバータ、画像の一時保存
メモリなどから構成される画像処理ブロック210と、
CCDカメラのタイミングジェネレータなどを備えるC
CDカメラ制御ブロック220と、CCDカメラ230
と、画像読取ヘッドや透過光源ヘッドなどを駆動するた
めのモータ240と、各光源(本例では、UVランプ、
キセノンランプ及びLEDアレイ)の制御を行う光源制
御用CPU300と、各光源(本例では、UVランプ、
キセノンランプ及びLEDアレイ)の切替回路などを備
える光源制御ブロック310と、蛍光画像用の光源であ
るUVランプ320と、フルカラー画像用の光源である
キセノンランプ330と、赤外画像用の光源であるLE
Dアレイ340と、鑑別対象物の環境温度(要は、鑑別
対象物がさらされた場所の外気温度)を測定するための
温度センサ350とを備えている。なお、各光源自身が
持つ温度を排除して鑑別対象物の環境温度だけを測定す
るために、温度センサ350が各光源から離れた位置に
設置されるようになっている。
【0016】また、装置制御用CPU200はPC側C
PU100により制御されるようになっている。また、
温度センサ350としては、サーミスタを使用すること
が好ましい。ここでは、LEDアレイ340としては、
3種類の異なった赤外領域の波長を発する赤外LEDか
ら構成される赤外LEDアレイを用いているが、より多
種類の波長を用いるようにしても良い。
【0017】図3は本発明に係る偽造鑑別装置の光学系
を説明するための模式図である。図3に示すように、偽
造鑑別装置1の光学系は透過光源ヘッド400と画像読
取ヘッド500とを備えている。構造的には、透過光源
ヘッド400は図1に示された第一構造部21に、画像
読取ヘッド500は図1に示された第二構造部22に、
それぞれ取り付けられるようになっている。
【0018】透過光源ヘッド400は、透過画像採取用
の光源であるキセノンランプ410と、キセノンランプ
410からの光を均一化するためにキセノンランプ41
0の前に設置されている拡散板420と、赤外カットフ
ィルタ430と、UVカットフィルタ440とから構成
されている。また、赤外カットフィルタ430は、フル
カラー画像採取時に画質に影響を及ぼすキセノンランプ
410の赤外光をカットする役割を果す。UVカットフ
ィルタ440は、キセノンランプ410及び拡散板42
0が発する蛍光をカットする役割を果す。
【0019】一方、画像読取ヘッド500は、可視光光
源部510と、紫外光光源部520と、赤外光光源部5
30と、画像撮影部540とを備えている。詳しくは、
可視光光源部510はフルカラー画像用の光源であり、
図3に示すように、キセノンランプ511と、フルカラ
ー画像採取時に画質に影響を及ぼすキセノンランプ51
1の赤外光をカットする役割を果す赤外カットフィルタ
512と、キセノンランプ511が発する蛍光をカット
する役割を果すUVカットフィルタ513とから構成さ
れている。
【0020】紫外光光源部520は蛍光画像用の光源で
あり、図3に示すように、UVランプ521と、UVラ
ンプ521の前に設置され、且つ所定波長範囲の紫外光
のみを透過させる帯域フィルタであるUV透過フィルタ
522とから構成されている。
【0021】また、赤外光光源部530は赤外画像用の
光源であり、図3に示すように、3種類の赤外LEDか
らなるLEDアレイ531と、UVランプ521からの
蛍光をカットする役割を果すUVカットフィルタ532
とから構成されている。
【0022】一方、画像撮影部540は、画像を撮影す
るためのCCDカメラ541と、結像レンズ542と、
CCDカメラ541にUVランプ521からの反射紫外
光が入るのを防ぐするために、結像レンズ542の前に
設置されているUVカットフィルタ543とから構成さ
れている。なお、CCDカメラ541としては、必要に
応じて所定の個数のCCD素子(CCD画素)とRGB
3色フィルタを有し、且つ、全てのCCD素子が一次元
に配列されたものを用いている。
【0023】図4は蛍光基準体を説明するための模式図
である。図4(A)は画像採取装置20の第二構造部2
2の上面から見た模式図であり、図4(B)は画像採取
装置20の第二構造部22の側面から見た断面模式図で
ある。蛍光基準体は画像採取装置20の第二構造部22
に備えられている。ここで言う蛍光基準体は、所定の蛍
光を発するものであって、例えば、所定の蛍光を発する
細長い反射板である。
【0024】図4(A)に示すように、蛍光基準体であ
る第一蛍光基準体810及び第二蛍光基準体820は、
L字型になって、CCDカメラ541の読取範囲(つま
りガラス板700)の周囲に配置されるようになってい
る。また、図4(B)に示すように、CCDカメラ54
1は図中の矢印に示された方向に沿って走査するように
なっている。また、図3に示すように、CCDカメラ5
41は、可視光光源部510、紫外光光源部520、赤
外光光源部530と一緒に一体化にして画像読取ヘッド
500として取り付けられているので、実際には、画像
を撮るために、画像読取ヘッド500が走査する。説明
の利便性を考えて、あえてCCDカメラ541が走査す
るという表現を使用した。
【0025】なお、第一蛍光基準体810は、蛍光色温
度相関関数作成及び蛍光画像補正処理のためのものであ
り、一方、第二蛍光基準体820は、光量モニタのため
のものである。
【0026】図5は、蛍光色温度相関関数算出及び蛍光
画像補正処理を説明するための模式図である。図5に示
すように、全てのCCD素子が一列に配置されたライン
状のCCDカメラ541は、全部で(3n+m)個のC
CD素子を有し、図示されるように、端部のm個(本例
では20個)のCCD素子はUVランプ521の光量を
モニタするための光量モニタ用画素として使用され、残
りの3n個のCCD素子(即ち、R〜R、G〜G
、B〜B)は有効画素として使用され、R画素、
G画素、B画素の順になっている。ここでいう有効画素
は図4(A)に示された読取範囲の画像を撮るための画
素を意味する。
【0027】また、図5において、R11はR画素の
1ライン目の出力値を、Rn1はR 画素の1ライン目
の出力値を、R1nはR画素のnライン目の出力値
を、R nnはR画素のnライン目の出力値を、それぞ
れ意味する。G画素及びB画素の添字の意味は、R画素
の添字の意味と同様である。
【0028】図6は蛍光色温度相関関数を算出するため
のフローチャートである。図7は蛍光画像補正処理のフ
ローチャートである。
【0029】図5及び図6を参照しながら、蛍光色温度
相関関数の算出手順を説明する。
【0030】本発明において、蛍光色と温度との相関関
係を蛍光色温度相関関数と定義する。即ち、本発明で言
う蛍光色温度相関関数は、各温度毎に、蛍光基準体が発
する蛍光のR成分、G成分及びB成分と温度との関係を
表す関数である。蛍光色温度相関関数は標準の装置(蛍
光基準体)を使用して算出する。本実施形態では、蛍光
色温度相関関数は、0℃〜50℃という温度範囲におい
て5℃間隔で各温度毎に、UVランプ521で第一蛍光
基準体810に紫外光を照射したときのCCDカメラ5
41の特定の画素(基準画素)の出力値(要は、第一蛍
光基準体810が紫外光に照射された際に発する蛍光の
R成分、G成分、B成分の出力)から算出している。基
準画素は、全部で3個、R成分用、G成分用、B成分用
にそれぞれ1画素ずつ割り当てている。なお、基準画素
として、CCDカメラ541の有効画素であれば、どれ
でも良いが、本例では、図5に示す画素R、G、B
をそれぞれ、R用基準画素、G用基準画素、B用基準
画素とする。
【0031】具体的な手順として、先ず、図3に示され
た温度センサ350から、温度Tを読み取り、記憶する
(ステップS101)。次に、図3に示されたUVラン
プ521を消灯した状態における、三つの基準画素のう
ちのいずれか1つ(例えば、R用基準画素で画素R
の出力ASを記憶する(ステップS102)。要は、ス
テップS102はオフセット出力であるASを測定す
る。
【0032】次に、UVランプ521を点灯して第一基
準蛍光体810に紫外光を照射し、この時のRGB各波
長の基準画素の出力値ER(T)、EG(T)、EB(T)を
読み取り、記憶する(ステップS103)。ここでいう
画素の出力値はA/D変換した値である。なお、R、
G、Bの波長は特に限定しないが、本例ではRが630
nmで、Gが560nmで、Bが460nmである。
【0033】UVランプ521の光量モニタ用画素の出
力を読み取り、光量モニタ出力平均値M(T)を算出して
記憶する(ステップS104)。上述したように、本例
ではCCDカメラ541の端部の20個画素を光量モニ
タ用画素として使用されている。なお、ここでいう光量
モニタ出力は、UVランプ521の紫外光を図4に示さ
れる第二蛍光基準体820に照射し、その反射光に対す
る光量モニタ用画素の出力値である。
【0034】上述したステップS101〜ステップS1
04の手順を各温度にて行う。
【0035】次に、最終的に、各温度における上記ステ
ップS102〜ステップS104にて得られた数値を、
下記(1)式、(2)式及び(3)式を用いて各温度毎
の蛍光基準体に紫外光を照射したときのRGBの標準出
力値として算出する(ステップS105)。
【0036】なお、ここで、温度Tにおいて基準蛍光体
に紫外光を照射したときに発せられる蛍光のRの標準出
力値をSR(T)とし、その蛍光のGの標準出力値をSG
(T)とし、その蛍光のBの標準出力値をSB(T)とす
る。また、UVランプを消灯した状態における基準画素
のうちのいずれか1つ(例えば、R用基準画素)の出力
値をASとする。20℃における光量モニタの出力平均
値をM(20)とし、T℃における光量モニタの出力平均
値をM(T)とする。
【0037】 SR(T) =(ER(T)−AS)× M(20)/M(T) …(1) SG(T) =(EG(T)−AS)× M(20)/M(T) …(2) SB(T) =(EB(T)−AS)× M(20)/M(T) …(3) なお、上記(1)式、(2)式及び(3)式を標準出力
演算式と称する。
【0038】上記のステップS105において、標準出
力演算式を用いて求めた各温度のRGBの標準出力値か
ら、蛍光色温度相関関数を求め、そして記憶する(ステ
ップS106)。また、蛍光色温度相関関数をグラフで
表すと、横軸は温度で、縦軸はそれぞれSR(T)、SG
(T)、SB(T)となる。なお、蛍光色温度相関関数の具
体的な求め方として、例えば多項式近似により求めるよ
うにしても良いが、それに限定するものではなく、他の
方法によって求めることができることはいうまでもな
い。
【0039】以上は蛍光色温度相関関数の算出手順につ
いて説明したが、次に図5及び図7を参照しながら、実
際の偽造鑑別装置使用時における蛍光画像補正処理の手
順を説明する。
【0040】まず、UVランプ521を消灯し、その際
のCCDカメラ541の全有効画素の出力値AR〜A
、AG〜AG、AB〜ABを読み取り、記
憶する(ステップS201)。ステップS201はオフ
セット出力の測定で、全有効画素の1ライン分のデータ
だけを測定する。なお、ここでいう全有効画素は、図5
に示すように、画像データ表示に使用する全ての画素R
〜R、G〜G、B〜Bを意味する。
【0041】次に、UVランプ521を点灯し、蛍光基
準体に紫外光を照射したときの全有効画素の出力値RR
〜RR、GG〜GG、BB〜BBを読み取
り、記憶する(ステップS202)。温度センサにて温
度T(環境温度)を読み取り、記憶する(ステップS2
03)。光量モニタ用画素としてのm個(本例では20
個)画素の出力値を読み取り、その平均値を算出して光
量モニタ出力平均値MMとして記憶する(ステップS2
04)。そして、蛍光色温度相関関数から、上記ステッ
プS203において読み取った温度Tにおける、基準蛍
光体に紫外光を照射したときに発せられた蛍光のR成分
の標準出力値SR(T)、G成分の標準出力値SG(T)、
B成分の標準出力値SB(T)を算出して記憶する(ステ
ップS205)。
【0042】次に、画像読取ヘッド500を図5中の矢
印で示す走査方向に沿って、走査する(ステップS20
6)。その際、全有効画素の出力値CR、CG、CBを
読み取ると共に、光量モニタ用画素の出力値を読み取る
(ステップS207)。
【0043】ここで、例えば、画像読取ヘッド500が
走査したラインが1ライン目である場合に、全有効画素
の出力値CR、CG、CBは、具体的に、CR11〜C
、CG11〜CGn1、CB11〜CBn1にな
る。また、画像読取ヘッド500が走査したラインが6
ライン目である場合に、全有効画素の出力値CR、C
G、CBは、具体的に、CR16〜CRn6、CG16
〜CGn6、CB16〜CBn6になる。画像読取ヘッ
ド500が走査したラインがnライン目である場合に、
全有効画素の出力値CR、CG、CBは、具体的に、C
1n〜CRnn、CG1n〜CGnn、CB1n〜C
nnになる。
【0044】次に、読み取った光量モニタ用画素の出力
値の平均値を算出して、それを光量モニタ出力平均値M
Vとする(ステップS208)。ここで、例えば、画像
読取ヘッド500が走査したラインが1ライン目である
場合に、光量モニタ出力平均値MVは、具体的に、MV
になる。また、画像読取ヘッド500が走査したライ
ンがnライン目である場合に、光量モニタ出力平均値M
Vは、具体的に、MV になる。
【0045】そして、下記(4)式、(5)式及び
(6)式を用いて、全有効画素の出力値CR、CG、C
Bの出力補正値DR、DG、DBを算出して記憶する
(ステップS209)。
【0046】 DR=(CR−AR)× SR(T)/(RR−AR)× MM/MV …(4) DG=(CG−AG)× SG(T)/(GG−AG)× MM/MV …(5) DB=(CB−AB)× SB(T)/(BB−AB)× MM/MV …(6) なお、上記(4)式、(5)式及び(6)式を蛍光画像
補正式と称する。
【0047】具体的に、例えば、画像読取ヘッド500
が走査したラインが1ライン目である場合に、全有効画
素の出力値は、CR11〜CRn1、CG11〜CG
n1、CB11〜CBn1となり、それらの出力補正値
は、DR11〜DRn1、DG 11〜DGn1、DB
11〜DBn1となる。その際、出力補正値を求めるた
めの蛍光画像補正式は次のようになる。
【0048】DR11=(CR11−AR)×SR(T)
/(RR−AR)× MM/MV DG11=(CG11−AG)×SG(T)/(GG−A
)× MM/MV DB11=(CB11−AB)×SB(T)/(BB−A
)× MM/MV DRn1=(CRn1−AR)×SR(T)/(RR−A
)× MM/MV DGn1=(CGn1−AG)×SG(T)/(GG−A
)× MM/MV DBn1=(CBn1−AB)×SB(T)/(BB−A
)× MM/MV また、例えば、画像読取ヘッド500が走査したライン
がnライン目である場合に、全有効画素の出力値は、C
1n〜CRnn、CG1n〜CGnn、CB 1n〜C
nnとなり、それらの出力補正値は、DR1n〜DR
nn、DG1n〜DGnn、DB1n〜DBnnとな
る。その際、出力補正値を求めるための蛍光画像補正式
は次のようになる。
【0049】DR1n=(CR1n−AR)×SR(T)
/(RR−AR)× MM/MV DG1n=(CG1n−AG)×SG(T)/(GG−A
)× MM/MV DB1n=(CB1n−AB)×SB(T)/(BB−A
)× MM/MV DRnn=(CRnn−AR)×SR(T)/(RR−A
)× MM/MV DGnn=(CGnn−AG)×SG(T)/(GG−A
)× MM/MV DBnn=(CBnn−AB)×SB(T)/(BB−A
)× MM/MV 上記ステップS209において、当該ラインの処理が終
わると、画像読取ヘッド500が走査したラインが最終
ラインであるかどうかを判断する(ステップS21
0)。最終ラインでなければ、ステップS206に戻っ
て、画像読取ヘッド500の走査を続け、そして、ステ
ップS207〜ステップS209を実行する。走査した
ラインが最終ラインであれば、画像読取ヘッド500を
停止し、ホームポジションへ戻す(ステップS21
1)。なお、実際は、ステップ207〜ステップ209
の処理は画像読取ヘッド500の走査中に行われてい
る。
【0050】以上は蛍光画像補正処理の手順を説明し
た。このような補正処理により、本発明の偽造鑑別装置
の使用環境温度が変化しても、その使用環境温度の変化
による影響を受けずに、いかなる場合においても正確な
蛍光画像が得られる。また、得られる画像は、従来にお
いて発生が避けられなかったカラーバランスが常に補正
されるようになる。
【0051】つまり、本発明に係る偽造鑑別装置及び方
法の特徴としては、温度による鑑別対象物である紙葉類
の蛍光画像の変化を、蛍光色と温度との相関関数である
蛍光色温度相関関数を用いて補正することで非常に信頼
性が高く、かつ再現性の良い蛍光画像とし、この補正さ
れた蛍光画像により紙葉類の真偽鑑別を行うことであ
る。このようにすることにより、従来よりも非常に高精
度の真偽鑑別を行うことが可能になる。
【0052】なお、上述した実施形態において、本発明
に係る偽造鑑別装置の外観構成を図1に示すようなパー
ソナルコンピュータとスキャナ式の画像採取装置との組
合せを例として説明したが、本発明の外観構成はそれに
限定されるものではなく、図2のブロック図に示すよう
な機能さえ有すれば、他の外観構成を取っても良い。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る偽造鑑別装
置及び方法によれば、温度による鑑別対象物である紙葉
類の蛍光画像の変化を蛍光色温度相関関数を使って補正
することで、非常に信頼性が高く、かつ再現性の良い蛍
光画像とし、この補正された蛍光画像により紙葉類の真
偽鑑別を行うので、従来よりも非常に高精度の真偽鑑別
を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偽造鑑別装置の外観構成の一例を
示す模式図である。
【図2】本発明に係る偽造鑑別装置の内部構成の一例を
示すブロック図である。
【図3】本発明に係る偽造鑑別装置の光学系を説明する
ための模式図である。
【図4】蛍光基準体を説明するための模式図である。
【図5】蛍光色温度相関関数算出及び蛍光画像補正処理
を説明するための模式図である。
【図6】蛍光色温度相関関数を算出するためのフローチ
ャートである。
【図7】蛍光画像補正処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 偽造鑑別装置 10 制御用パーソナルコンピュータ(制御用P
C) 11 表示部 12 キーボード 20 画像採取装置 21 第一構造部 22 第二構造部 23 鑑別対象物載置部 100 PC側CPU 110 蛍光色温度補正手段 111 蛍光色温度相関関数 112 蛍光画像補正プログラム 120 メモリ 130 通信I/F 200 装置制御用CPU 210 画像処理ブロック 220 CCDカメラ制御ブロック 230 CCDカメラ 240 モータ 300 光源制御用CPU 310 光源制御ブロック 320 UVランプ 330 キセノンランプ 340 LEDアレイ 350 温度センサ 400 透過光源ヘッド 410 キセノンランプ 420 拡散板 430 赤外カットフィルタ 440 UVカットフィルタ 500 画像読取ヘッド 510 可視光光源部 511 キセノンランプ 512 赤外カットフィルタ 513 UVカットフィルタ 520 紫外光光源部 521 UVランプ 522 UV透過フィルタ 530 赤外光光源部 531 LEDアレイ 532 UVカットフィルタ 540 画像撮影部 541 CCDカメラ 542 結像レンズ 600 紙葉類 700 ガラス板 710 ガラス板 810 第一蛍光基準体 820 第二蛍光基準体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 邦久 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目4番1 号 兵庫県警察本部内 (72)発明者 下山 昌彦 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目4番1 号 兵庫県警察本部内 Fターム(参考) 2G043 AA04 CA07 DA02 EA01 FA01 GA02 GA04 GB01 JA03 KA03 LA03 MA01 3E041 AA01 AA03 AA10 BA09 BA11 BB03 BB04 BB05 BB06 BC06 CB03 CB07 DA08 EA03 EA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鑑別対象物の真偽を鑑別する偽造鑑別装置
    において、 前記鑑別対象物に紫外線領域の光を照射する紫外線光源
    と、 画像を撮影する画像撮影手段と、 前記鑑別対象物の環境温度を測定するための温度測定手
    段と、 前記紫外線領域の光を受光して所定の色で蛍光を発する
    基準蛍光体が発する前記蛍光の色情報と温度との相関関
    数である蛍光色温度相関関数を記憶する記憶手段と、 前記紫外線光源により前記鑑別対象物に前記紫外線領域
    の光を照射し前記画像撮影手段で前記鑑別対象物の蛍光
    画像を撮影する際に、前記温度測定手段により測定した
    前記環境温度と前記記憶手段に記憶された前記蛍光色温
    度相関関数とに基き、前記鑑別対象物の前記蛍光画像を
    補正する蛍光画像補正手段と、 を備えることを特徴とする偽造鑑別装置。
  2. 【請求項2】前記蛍光画像補正手段により補正された前
    記蛍光画像を表示する画像表示手段を更に備える請求項
    1に記載の偽造鑑別装置。
  3. 【請求項3】赤外線光源および可視光光源を更に備え、
    前記鑑別対象物の赤外画像およびフルカラー画像を前記
    画像撮影手段により撮影し、前記蛍光画像補正手段によ
    り補正された前記蛍光画像と、撮影された前記赤外画像
    と、撮影された前記フルカラー画像とから、前記鑑別対
    象物の真偽を鑑別するようになっている請求項1又は2
    に記載の偽造鑑別装置。
  4. 【請求項4】鑑別対象物に紫外線領域の光を照射する紫
    外線光源と画像を撮影する画像撮影手段とを備える偽造
    鑑別装置に使用され、前記鑑別対象物の真偽を鑑別する
    偽造鑑別方法であって、 前記紫外線領域の光を受光して所定の色で蛍光を発する
    基準蛍光体が発する前記蛍光の色情報と温度との相関関
    数である蛍光色温度相関関数を算出して記憶する記憶ス
    テップと、 前記鑑別対象物の環境温度を測定する温度測定ステップ
    と、 前記紫外線光源により前記鑑別対象物に前記紫外線領域
    の光を照射し、前記画像撮影手段で前記鑑別対象物の蛍
    光画像を撮影する際に、前記温度測定ステップにおいて
    測定した前記環境温度と前記記憶ステップにおいて記憶
    された前記蛍光色温度相関関数とに基き、前記鑑別対象
    物の前記蛍光画像を補正する蛍光画像補正ステップと、 を有することを特徴とする偽造鑑別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN100387973C (zh) * 2003-10-22 2008-05-14 北京友邦联合高新技术有限公司 一种能负载密码的多重色比发光防伪材料的检测方法及其检测器

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