JP2003114564A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003114564A
JP2003114564A JP2001307137A JP2001307137A JP2003114564A JP 2003114564 A JP2003114564 A JP 2003114564A JP 2001307137 A JP2001307137 A JP 2001307137A JP 2001307137 A JP2001307137 A JP 2001307137A JP 2003114564 A JP2003114564 A JP 2003114564A
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JP2001307137A
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English (en)
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Yoshitaka Masuda
義隆 増田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を低下させることなく潜像担持体の長
寿命化を図ることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム1Y,1M、1C,1Kと
転写ローラ8との間を離間可能な搬送ベルト退避ローラ
11を備え、転写ローラ8及び転写用紙搬送ベルト9を
転写ローラ8が付勢力を解除する方向に移動させること
により、転写ローラ8に対応する感光体ドラム1Y,1
M、1C,1Kと転写用紙搬送ベルト9とを接触状態か
ら離間状態とするよう搬送ベルト退避ローラ11を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラープリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ等の画像形成装
置にあっては、ドキュメントのアウトプットもカラー化
の波が押し寄せ、特殊な用途のみならず、一般オフィス
においてもカラー指向が強くなってきた。
【0003】カラーの複写機、プリンタ等の画像形成装
置の方式の一つとして、潜像担持体たる感光体ドラムを
4つ直列に並べた4連タンデム方式がある。
【0004】4連タンデム方式は、4つの感光体ドラム
上に、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラッ
クの複数の色の現像剤たるトナーを用いて各色のトナー
像を形成し、これらのトナー像を1枚の記録材に順次転
写し、カラー画像を得るものである。
【0005】この4連タンデム方式では、感光ドラムに
接触して配設された搬送部材たる搬送ベルトに載せられ
た記録材に、4つの感光体ドラム上のトナーが順次重ね
て転写される。
【0006】又、フルカラー画像の形成以外の、例えば
黒色の画像のみを形成する場合は、イエロー、シアン、
マゼンタの3つの感光体ドラムにはトナー像を形成せ
ず、ブラックのトナーによるトナー画像形成のみを行
う。従って、ブラックのトナーによるトナー画像のみが
記録材に転写され、黒色のみの画像が得られる。
【0007】従来にあっては、単色(黒色)画像形成時
においても、カラー画像形成時と同様に4つの感光体ド
ラムが動作する状態にあると、クリーニングのための弾
性ブレードによる摩擦やバイアス電圧をかけることによ
る感光ドラムの感光層の劣化により、画像形成に寄与し
ていないにもかかわらず必要以上に感光体ドラムの寿命
低下を招いてしまう。
【0008】そこで、それを解決するために、特開平6
−258914では、フルカラー画像形成時以外は黒色
画像形成部以外の記録材搬送手段たる記録材搬送ベルト
ユニットを変位させる発明が提案されている。
【0009】即ち、特開平6−258914による発明
は、この複数の色のトナーによるフルカラー画像を形成
する場合と、単色の画像(例えば黒色)において、単色
画像の場合のみ記録材搬送ベルトを変位させることによ
り、画像形成に関係のない感光体ドラムの長寿命化を図
るものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、記録材搬送ベ
ルトユニット全体を変位させる方法では、ユニット全体
の大きな質量を動かすため、それに必要な動力は当然な
がら非常に大きなものが要求される。
【0011】一般オフィースでの電源事情や、複写機本
体での電源容量には限りがあるため、事実上記録材搬送
ベルトユニットを移動させるためだけに大きな電力を割
くわけにいかず、高いギア比による減速でモーターのト
ルクを稼ぐしかない。そうすると、フルカラー画像と白
黒画像を切り替えるたびに記録材搬送ベルトユニットの
移動が完了するまで画像形成が行えず、生産性の低下を
招いてしまっていた。
【0012】更に、ユニット全体を傾けて退避させるた
め、必要最低限の変位を得るためにもユニット端では長
い移動距離になってしまい大きな空きスペースが必要に
もなってしまう。
【0013】図6に従来の記録材搬送手段たる記録材搬
送ベルトユニットの全体を変位させる例の画像形成装置
を示す。
【0014】かかる画像形成装置は、図6に示すよう
に、潜像担持体たる感光体ドラム1、現像手段たる現像
ユニット2、クリーニングユニット3、搬送部材たる転
写用紙搬送ベルト9、搬送ベルト駆動ローラ10、分離
ツメ13等を備え、記録材搬送ユニットである転写用紙
搬送ユニット21が記録材を転写用紙搬送路22上に沿
って搬送するようになっている。尚、図6において、符
号の添え字(Y,M,C,K)はそれぞれイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックに対応する部位であることを
示している。
【0015】図6において、(A)はフルカラー画像を
得る場合の状態であり、(B)は黒のみの画像を得る場
合の状態である。又、同図は標準的な小型複写機の主要
部を模式化したものである。
【0016】図6においては、感光体ドラム1の各色間
距離を100mmとし、黒色を担当する感光体ドラム1
Kを基準にして、転写用紙搬送ユニット21の反対端
(搬送ベルト駆動ローラ10)までの距離を360mm
とすると、感光体ドラム1Kの隣に位置するシアン担当
感光体ドラム1Cと転写用紙搬送ベルト9のクリアラン
スを2mm以上設けるために必要な移動距離は7.2m
m以上必要であることを示している。
【0017】又、特開平6−258914では「転写ベ
ルトの張設状態を変化させないため、転写ベルトの寿命
を損なうこともない」効果もあると述べられているが、
ベルト形状であり、張設状態が円でない以上、常に屈曲
された状態での使用下にあるため、転写ベルトの張設状
態を変化させずに変位させても転写ベルト寿命延長の効
果は薄い。
【0018】そこで、本発明は、生産性を低下させるこ
となく潜像担持体の長寿命化を図ることができる画像形
成装置の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、異なる複数の色のそれぞれに対応して設けられた
複数の潜像担持体と、各潜像に対応する色の現像剤を各
潜像担持体に付与することにより各潜像を各色の現像剤
像として可視化する現像手段と、該現像手段によって可
視化された各色の現像剤像を各潜像担持体から記録材に
各色毎に順次転写可能な転写手段と、該転写手段による
各潜像担持体から記録材への現像剤像の転写位置に記録
材を搬送する記録材搬送手段とを備える画像形成装置で
あって、記録材搬送手段は、潜像担持体に接触可能に張
設され記録材を担持しながら上記転写位置に記録材を搬
送する帯状の搬送部材を有し、転写手段は、該搬送部材
を介して所定の付勢力をもって各潜像担持体にそれぞれ
圧せられており各潜像担持体に対応するそれぞれの転写
位置で上記搬送部材上の記録材に転写処理を施す複数の
転写部材を有している画像形成装置において、複数の潜
像担持体のうちの少なくとも一つの潜像担持体と搬送部
材との間を離間可能な離間手段を備え、該離間手段は、
転写部材及び搬送部材を該転写部材が付勢力を解除する
方向に移動させることにより、上記転写部材に対応する
各潜像担持体と上記搬送部材とを接触状態から離間状態
とするようになっているという第一の発明によって達成
される。
【0020】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、離間手段は複数の潜像担持体のうちの少
なくとも一つの潜像担持体と搬送部材との間を各潜像担
持体毎に独立して離間可能であるという第二の発明によ
っても達成される。
【0021】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明において、離間手段は複数の転写部材を一体的に
移動可能な移動部材を有するという第三の発明によって
も達成される。
【0022】又、本出願によれば、上記目的は、第三の
発明において、離間手段によって一体的に移動可能な複
数の転写部材以外の他の転写部材に対応する潜像担持体
は、離間手段による離間距離に対応して他の潜像担持体
より搬送部材遠方側に位置しているという第四の発明に
よっても達成される。
【0023】更に、本出願によれば、上記目的は、第四
の発明において、他の潜像担持体より記録材搬送手段遠
方側に位置している一つの潜像担持体は、単色画像形成
時の色に対応しているという第五の発明によっても達成
される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0025】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0026】図1は、本実施形態にかかる画像形成装置
の一例たる、電子写真方式を採用するフルカラー複写機
の概略構成を示す模式図であり、図2は、図1に示すカ
ラー複写機の感光体ドラム1及び転写用紙搬送ユニット
21の部位を拡大したものである。尚、図2において、
各符号の添え字(Y,M,C,K)はそれぞれイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのためのパーツである
ことを示す。
【0027】先ず、このフルカラー複写機の電子写真プ
ロセスについて簡単に説明する。
【0028】かかるフルカラー複写機は、図1又は図2
に示すように、感光体ドラム1、現像ユニット2、クリ
ーニングユニット3、テンションローラ6、テンション
スプリング7、転写ローラ8、転写用紙搬送ベルト9、
搬送ベルト駆動ローラ10、分離ツメ13、原稿台1
6、リーダーユニット17、レーザースキャナユニット
18、定着ユニット19、ポリゴンミラー23、折り返
しミラー24等を備えている。又、かかるカラー複写機
にあっては、記録材搬送手段たる転写用紙搬送ユニット
21が、記録材たる転写用紙を転写用紙搬送路22に沿
って搬送するようになっている。
【0029】原稿台16に置かれた原稿(図示せず)が
リーダーユニット17により光学的に読み取られ、その
画像信号が画像処理制御ユニット(図示せず)を通じて
レーザースキャナユニット18に伝えられる。レーザー
スキャナユニット18は、送られてきた画像信号に基づ
き、レーザー発振ユニット(図示せず)からのレーザー
光を、ポリゴンミラー23にて走査すると共に、幾つか
の光学レンズ(図示せず)を通し折り返しミラー24で
光路を導き感光体ドラム1へ照射する。
【0030】感光体ドラム1は、リーダーユニットによ
り読み取った画像信号と同期回転しながら上記レーザー
スキャナユニット18からの走査レーザー光によって潜
像が形成され、現像手段たる現像ユニット2によってト
ナーによる潜像の可視化(現像)がなされる。
【0031】トナーにより可視化された画像は、順次転
写用紙搬送ユニット21により搬送される記録材たる転
写用紙(図示せず)に、転写ローラ8により転写され
る。
【0032】上記プロセスを連続的に4色の各色毎に行
い、各色のトナーによる画像は、上記転写用紙に順次重
ねて転写された後、上記転写用紙が定着ユニット19で
熱と圧力を加えられることにより転写用紙上に定着され
る。
【0033】ここで更に、図2に基づき本発明を詳細に
説明する。
【0034】感光体ドラム1はイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色毎に設けられたモータ(図示せ
ず)により時計方向に回転し、レーザースキャナユニッ
ト18による露光、現像ユニット2による現像、転写ロ
ーラ8による転写用紙(図示せず)への画像の転写、転
写しきれなかった残りのトナーをクリーニングユニット
3で回収し感光体ドラム1をクリーニングするといった
一連の電子写真プロセスが行なわれる。
【0035】転写用紙搬送ユニット21はシームレスな
転写用紙搬送ベルト9を搬送ベルト駆動ローラ10で駆
動しながら転写用紙(図示せず)を搬送していく。転写
用紙は、静電的に転写用紙搬送ベルト9に貼り付けられ
た状態で逐次感光体ドラム1上に現像されたトナー像を
転写ローラにより転写されながら搬送されて行き、終端
が分離ツメ13により転写用紙搬送ベルト9から分離さ
れ、上述の定着ユニット19へと運ばれて次期プロセス
に供される。
【0036】図2において、(A)は所定の4色全での
画像形成が行われる場合を示し、(B)はイエローのみ
画像形成が行わない場合を示しているが、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色においても同様な動作が行える。
【0037】感光体ドラム1に対向して設けられた転写
ローラ8は、図2(B)に示す矢印8aのように図中下
方へ移動可能に設けられている。テンションスプリング
7の力を伝えるテンションローラ6は、転写用紙搬送ベ
ルト9の所定張力を維持するため、移動した転写ローラ
8の動きに対し、従動的に移動する。
【0038】この動きにより所望の感光体ドラム1と転
写用紙搬送ベルト9の連接を絶つことができる。
【0039】ここで、図3に基づき転写用紙搬送ベルト
9と感光体ベルト1との離間動作について説明する。
【0040】図3において、転写用紙搬送ベルト9の上
に示した二本の一点鎖線はその内側が画像形成に有効な
領域で、それぞれ両端は非画像領域で、移動部材たる搬
送ベルト退避ローラ11は非画像領域に設けられる。
【0041】搬送ベルト退避ローラ11は転写ローラ8
と回転軸を中心に連結され、転写用紙搬送ベルト9を挟
むように配置されている。
【0042】画像形成に関与しない感光体ドラム1に対
向した転写ローラ8が退避すると、転写ローラ8に連結
した搬送ベルト退避ローラ11により転写用紙搬送ベル
ト9は対向する感光体ドラム1から離れる。
【0043】上記、転写ローラ8の動きは画像形成プロ
セスに連動して自動的に行われる。
【0044】つまり、読み取った原稿の画像データか
ら、画像を構成する基本色であるイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックのうち、使用しない色が含まれる場
合、その色に関するレーザースキャナユニット18およ
び感光体ドラム1、転写ローラ8は作像動作せず、その
他の画像に含まれる基本色のみで画像形成することにな
る。
【0045】尚、本実施形態では、本発明を説明するた
めに、フルカラー複写機の構成を図1を用いて説明した
が、本発明は複写機に限定するものではなく、電子写真
プロセスにより画像形成を行うもの、例えばフルカラー
プリンタやフルカラーファクシミリ装置等においても有
効であることを付け加えておく。
【0046】又、光学走査による読み取り系やレーザー
光を走査する書き込み系、熱と圧力により画像を定着さ
せる定着系等も本発明の適応範囲を制限するものではな
く、受光素子が二次元に配列されたエリアセンサによる
読み取り系やLEDによる書き込み系、フラッシュ露光
による定着系などあらゆる手段にも適応できる。
【0047】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態に付いて説明する。尚、上述の第一の実施形態
と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0048】図4は、本実施形態における画像形成装置
の潜像担持体及び搬送部材とその周辺の概略構成を示す
模式的断面図である。
【0049】本実施形態では、各色要素毎の感光体ドラ
ム1に対向してそれぞれ独立した転写用紙搬送ユニット
21が設けられている。
【0050】転写用紙搬送ユニット21は、感光体ドラ
ム1と対向する位置に移動可能な転写ローラ8を、感光
体ドラム1から離れた方向に搬送ベルト駆動ローラ10
と搬送ベルト位置決めローラ25を配置し、感光体ドラ
ム1からさらに離れた位置にテンションローラ6を設
け、それら4つのローラを外接する転写用紙搬送ベルト
9等を有して構成されている。テンションスプリング7
はテンションローラ6を引っ張ることで転写用紙搬送ベ
ルト9に所定の張力を与える。
【0051】搬送ベルト駆動ローラ10と搬送ベルト位
置決めローラ25の位置は、共有する接線が感光体ドラ
ムの配列方向と平行になっており、感光体ドラム1に近
い側の接線と感光体ドラム1との距離が約2mmに設定
されている。
【0052】隣り合った転写用紙搬送ユニット21の間
には分離ツメ13を設け、静電的に張り付けられた転写
用紙(図示せず)を次々に張り付け分離を繰り返しなが
ら搬送する。
【0053】図4において、上述の第一の実施形態同
様、(A)はフルカラー画像形成時を示し、(B)は一
例に画像の色要素としてイエローのみ画像形成をしない
場合を示している。
【0054】形成する画像に含まれる色要素において
は、転写ローラ8が転写用紙搬送ベルト9を押し上げ感
光体ドラム1と連接し、形成する画像に含まれない色要
素では転写ローラ8が下がり、転写用紙搬送ベルト9と
感光体ドラム1の連接は絶たれる。
【0055】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態に付いて説明する。尚、上述の第一の実施形態
と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0056】図5は、本実施形態における画像形成装置
の潜像担持体及び搬送部材とその周辺の概略構成を示す
模式的断面図である。
【0057】本実施形態では、移動用転写ローラユニッ
ト15が、黒色以外を担当する転写ローラを一体で移動
できるようになっている。
【0058】感光体ドラム1が各色要素ごと直列に配置
されているのは上述の第一の実施形態と同じであるが、
黒色の感光体ドラム1Kのみ他の色要素の感光体ドラム
よりも転写用紙搬送ユニット21側に2mmオフセット
した位置に設けられている。
【0059】これに従い、フルカラー画像形成時には、
転写ローラ8の位置も黒色の感光体ドラム1Kに対向す
る転写ローラ8Kのみ他の転写ローラ(8Y,8M,8
C)と2mmオフセットしている。図5中(A)の状態
を示す。
【0060】黒色に対応する転写ローラ8K以外の転写
ローラ(8Y,8M,8C)は移動用転写ローラユニッ
ト15に連結されており、一体で移動可能である。
【0061】それぞれの対応する感光体ドラム(1Y,
1M,1C)から2mm以上平行に変位させることがで
きる。
【0062】そうすることで黒色画像形成時には移動用
転写ローラユニット15を下げれば転写用紙は黒色以外
の感光体ドラムと接触することなく搬送され、画像形成
に関与しない色の感光体ドラム(1Y,1M,1C)は
無駄な動作をする必要がなくなる。
【0063】本実施形態では転写部材を各色独立に変位
させる上記実施形態と異なり、黒色とその他の色に分け
且つその他の色の転写部材を一体で変位させる構成とし
た。
【0064】各色の転写部材を独立に変位制御させれば
どのような画像イメージに関しても無駄のない組み合わ
せを選択することができるが、部品点数増加によるコス
トアップも必須である。
【0065】しかし、一般に存在する原稿は黒単色画像
とフルカラー画像を合わせれば大半をカバーできる。
【0066】本実施形態は、上述の第一の実施形態及び
第二の実施形態のように個々の転写部材を移動させるよ
り、3つの転写部材を一体的に保持するユニットの方が
大きな動力を必要とするという短所もあるが、動力の集
約ができ、平行に待避させることでユニットを傾けるこ
とによる助長距離を無くし、動作時間を短くして生産性
を落とさず且つコスト上昇をおさえた構成を実現でき
る。
【0067】よって、第一の実施形態乃至第三の実施形
態によれば、画像形成に必要な色に対応する転写部材の
みを選択的に搬送部材と連接し、それ以外の転写部材は
転写用紙搬送手段から分離させることで、画像形成に不
必要な潜像担持体の寿命を温存し、且つ、潜像担持体に
対する転写部材の連接や分離に要する動力が従来に比べ
1/4程、移動距離は1/3程ですむため生産性を落と
さずにフルカラー画像とモノクロ画像の切り換えができ
る。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、離間手段は、転写部材及び搬送部材
を該転写部材が付勢力を解除する方向に移動させること
により、上記転写部材に対応する各潜像担持体と上記搬
送部材とを接触状態から離間状態とするようになってい
るので、潜像担持体と搬送部材とを接触状態から離間状
態とする際の動力及び距離を抑え、生産性を低下させる
ことなく潜像担持体の長寿命化を図ることができる。
【0069】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
離間手段は、転写部材及び搬送部材を該転写部材が付勢
力を解除する方向に移動させることにより、上記転写部
材に対応する各潜像担持体と上記搬送部材とを各潜像担
持体毎に独立して接触状態から離間状態とするようにな
っているので、潜像担持体と搬送部材とを接触状態から
離間状態とする際の動力及び距離を抑え、生産性を低下
させることなく潜像担持体の長寿命化を図ることができ
る。
【0070】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、離間手段は、複数の転写部材を一体として転写部材
及び搬送部材を該転写部材が付勢力を解除する方向に移
動させることにより、上記転写部材に対応する各潜像担
持体と上記搬送部材とを接触状態から離間状態とするよ
うになっているので、潜像担持体と搬送部材とを接触状
態から離間状態とする際の動力及び距離を抑え、生産性
を低下させることなく潜像担持体の長寿命化を図ること
ができる。
【0071】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
離間手段は、複数の転写部材を一体として転写部材及び
搬送部材を該転写部材が付勢力を解除する方向に移動さ
せることにより、上記転写部材に対応する各潜像担持体
と上記搬送部材とを接触状態から離間状態とするように
なっているので、潜像担持体と搬送部材とを接触状態か
ら離間状態とする際の動力及び距離を抑え、生産性を低
下させることなく潜像担持体の長寿命化を図ることがで
きる。
【0072】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、離間手段は、複数の転写部材を一体として転写部材
及び搬送部材を該転写部材が付勢力を解除する方向に移
動させることにより、上記転写部材に対応する各潜像担
持体と上記搬送部材とを接触状態から離間状態とするよ
うになっているので、潜像担持体と搬送部材とを接触状
態から離間状態とする際の動力及び距離を抑え、生産性
を低下させることなく潜像担持体の長寿命化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の潜像担持体及び搬送部材
とその周辺の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における離間手段によ
る潜像担持体と搬送部材との離間動作を説明するための
図である。
【図4】本発明の第二の実施形態における画像形成装置
の潜像担持体及び搬送部材とその周辺の概略構成を示す
図である。
【図5】本発明の第三の実施形態における画像形成装置
の潜像担持体及び搬送部材とその周辺の概略構成を示す
図である。
【図6】従来における画像形成装置の潜像担持体及び搬
送部材とその周辺の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(潜像担持体) 2 現像ユニット(現像手段) 8 転写ローラ(転写部材) 9 転写用紙搬送ベルト(搬送部材) 11 搬送ベルト退避ローラ(離間手段) 15 移動用転写ローラユニット(移動部材) 21 転写用紙搬送ユニット(記録材搬送手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA00 AB02 AD05 AD07 AD16 BB02 BB44 BB53 BB63 BB71 2H200 FA09 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GB22 GB25 HA02 HB12 HB22 JA02 JB07 JB32 JB49 LA24 PA12 PA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる複数の色のそれぞれに対応して設
    けられた複数の潜像担持体と、各潜像に対応する色の現
    像剤を各潜像担持体に付与することにより各潜像を各色
    の現像剤像として可視化する現像手段と、該現像手段に
    よって可視化された各色の現像剤像を各潜像担持体から
    記録材に各色毎に順次転写可能な転写手段と、該転写手
    段による各潜像担持体から記録材への現像剤像の転写位
    置に記録材を搬送する記録材搬送手段とを備える画像形
    成装置であって、記録材搬送手段は、潜像担持体に接触
    可能に張設され記録材を担持しながら上記転写位置に記
    録材を搬送する帯状の搬送部材を有し、転写手段は、該
    搬送部材を介して所定の付勢力をもって各潜像担持体に
    それぞれ圧せられており各潜像担持体に対応するそれぞ
    れの転写位置で上記搬送部材上の記録材に転写処理を施
    す複数の転写部材を有している画像形成装置において、
    複数の潜像担持体のうちの少なくとも一つの潜像担持体
    と搬送部材との間を離間可能な離間手段を備え、該離間
    手段は、転写部材及び搬送部材を該転写部材が付勢力を
    解除する方向に移動させることにより、上記転写部材に
    対応する各潜像担持体と上記搬送部材とを接触状態から
    離間状態とするようになっていることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 離間手段は複数の潜像担持体のうちの少
    なくとも一つの潜像担持体と搬送部材との間を各潜像担
    持体毎に独立して離間可能であることとする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 離間手段は複数の転写部材を一体的に移
    動可能な移動部材を有することとする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 離間手段によって一体的に移動可能な複
    数の転写部材以外の他の転写部材に対応する潜像担持体
    は、離間手段による離間距離に対応して他の潜像担持体
    より搬送部材遠方側に位置していることとする請求項3
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 他の潜像担持体より記録材搬送手段遠方
    側に位置している潜像担持体は、単色画像形成時の色に
    対応していることとする請求項4に記載の画像形成装
    置。
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