JP2003111663A - 副葬品としての灯籠 - Google Patents

副葬品としての灯籠

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JP2003111663A
JP2003111663A JP2001311613A JP2001311613A JP2003111663A JP 2003111663 A JP2003111663 A JP 2003111663A JP 2001311613 A JP2001311613 A JP 2001311613A JP 2001311613 A JP2001311613 A JP 2001311613A JP 2003111663 A JP2003111663 A JP 2003111663A
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lantern
shade
fire bag
paper
burial
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JP2001311613A
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Yoshihiro Otani
好弘 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焼却されても有害ガスの発生しない紙材で構成
した副葬品としての灯籠を提供する。 【解決手段】灯籠1の構成部材である宝珠3、笠4、火
袋5、中台6、棹7、基台8が、襞2を形成した紙材で
構成され、火袋5内には紙類を素材とした円筒容器9に
収納した乾電池10と豆電球11とからなる光源体を内
装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は副葬品としての灯籠
に係り、詳しくは遺体と共に納棺されて荼に付された
際、祖先の住む他界へ旅立って死者の霊魂を、灯籠が道
標となって迷わず他界へ導くような雰囲気を醸し出し
て、安らかな成仏を願う遺族や縁者の心情を満たすとと
もに、焼却されてもダイオキシン類の有害ガスの発生も
なく、遺体に損傷を与えることが全くない副葬品として
の灯籠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】葬儀は深い縁に結ばれた人との人生終焉
の厳粛な別離の儀式であるが、仏教では死者は荼に付さ
れて洗骨を受けるまでは一時的に現世にとどまり、その
間、死者の霊魂は祖先の住む他界に入ることができず、
荼に付されて死体が清められ骨部のみが保存されたと
き、はじめて死者の霊魂は祖先の住む他界に入って安住
の地を見いだすものとされている。
【0003】このため、現世に生きる遺族や縁者は、死
者の肉体が荼に付される前は、死者の霊に献花と灯明具
としての灯籠を祭壇に供えて冥福を祈り、遺体が荼に付
される際は、遺体とともに副葬品を納棺するのが慣例と
なっている。
【0004】ところが、従来の副葬品は一般に故人の日
常の愛用品や趣味に使用された愛用品などであって、こ
れらの副葬品は死者の霊魂が祖先の住む他界へ旅立った
とき、その道標となって迷わず他界へ導くような雰囲気
を醸し出すものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
実状に鑑み創案されたものであって、その意図するとこ
ろは、遺体を荼に付する際、死者の冥福を祈るために祭
壇に供えた灯明具としての灯籠を遺体とともに納棺する
ことにより、祖先の住む他界へ旅立つ死者の霊魂が、灯
籠を道標として迷わず他界へ導かれる雰囲気を醸し出
し、安らかな成仏を願う遺族や縁者の心情を満たすこと
ができるようにし、かつ焼却されても環境を汚染するよ
うなダイオキシン類の有害ガスの発生もなく、遺体に損
傷を与えることも全くない副葬品としての灯籠を提供す
ることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明が採用した第1の技術手段は、遺体とともに
荼に付される副葬品としての灯籠であって、該灯籠はそ
の構成部材である宝珠、笠、窓を有する火袋、中台、棹
および基台が襞を形成した紙材で構成され、かつ宝珠お
よび笠と、火袋、中台、棹および基台がそれぞれ一体的
に固着形成されていると共に、頂部に宝珠を固着した笠
が火袋の開口部に遊嵌状に載置されていることを特徴と
するものである。
【0007】本発明が採用した第2の技術手段は、火袋
の開口部には、乾電池と豆電球とからなる光源体を収納
した上部開放状の円筒容器が嵌脱自在に嵌合され、笠の
裏側中心部には、上記円筒容器の周面に遊嵌する環状取
付片が形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基いて詳細に説明する。図1は副葬品としての灯籠の全
体斜視図、図2は笠の裏側を示す斜視図、図3は光源体
を収納した円筒容器の斜視図、図4は笠を取り外した状
態を示す平面図であって、副葬品としての灯籠1は、襞
2を形成した紙材で宝珠3、笠4、窓5aを有する火袋
5、中台6、棹7および基台8で納棺可能の大きさに構
成されている。
【0009】上記灯籠1の素材となる紙材は、クラフト
紙が使用されるが、これに限定されるものではなく、要
は焼却時にダイオキシン類の有害ガスの発生がなく、環
境を汚染する惧れのない紙類であればよい。
【0010】灯籠1は、宝珠3と笠4とが一体的に固着
形成されており、また、火袋5、中台6、棹1、基台8
とが一体的に固着形成されている。そして、火袋5には
窓5aが周壁の三方向に等間隔に開口形成されており、
窓5aには周壁の裏面から和紙5bが貼着されて「灯
窓」としての機能が付与されている。
【0011】9は火袋5の開口部5cに嵌脱自在に嵌合
される上部開放状の円筒容器であって、該容器9には乾
電池10と豆電球11とからなる光源体が収納されてい
る。すなわち、乾電池10は容器9の底部上面に載置保
持されていると共に、豆電球11は上記底部上面に固定
されたソケット12に乾電池10と非導通状態に蝶着さ
れており、豆電球11を導通状態とした際、点灯するよ
うにしてある。
【0012】13は笠4の裏側中心部に形成された環状
取付片であって、笠4は環状取付片13を介して火袋5
の開口部5cに嵌合された円筒容器9の周面に遊嵌して
載置されている。笠4と火袋5との遊嵌構成は、環状取
付片13が円筒容器9の内周面に遊嵌するようにしても
良く、また外周面に遊嵌するようにしても良いが、実施
例では内周面に遊嵌させて笠4を火袋5の上部に載置さ
れている。なお、円筒容器9も環状取付片13も紙類を
素材として形成されている。
【0013】叙上の構成において、いま、死者の冥福を
祈るために、祭壇に供えた灯籠1の豆電球11を点灯す
ると、灯籠1は襞2を形成した紙材で構成されているの
で、窓5aからほのかにもれる灯明が灯籠1の外観形状
に明暗を映し出しながら幽玄な情趣を漂わせ、遺族や縁
者に宗教的な荘重感を与えるばかりでなく、遺体を荼に
付する際には、光源体を取り外して納棺しても、印象と
して祖先の住む他界へ旅立つ死者の霊魂を灯籠1が道標
となって導いてくれるという雰囲気を醸し出すので、安
らかな成仏を願う遺族や縁者の心情を満たすことができ
る。
【0014】そのうえ、灯籠1全体は紙材に襞2が形成
されているので、山部2aと谷部2bとの角度や襞2の
隣接間隔の設定が自由にでき、灯籠1の形状の選定や製
作が容易であるばかりでなく、環境汚染のない紙類で形
成されているので、焼却されてもダイオキシン類の有害
ガスの発生もなく、遺体に損傷を与えることもないの
で、副葬品として好適な灯籠が提供できる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明によれば、襞を形成した紙材で副葬品としての灯籠
を構成したから、荼に付される前は、灯籠からもれる灯
明が明暗を映し出し、宗教的な荘重感を醸し出して死者
の冥福を祈ることができ、遺体が荼に付された際は、祖
先の住む他界へ旅立つ死者の霊魂を、灯籠が道標となっ
て迷わず他界へ導くという雰囲気を醸し出すことがで
き、このため、安らかな成仏を願う遺族や縁者の心情を
満たすことができるばかりでなく、焼却されてもダイオ
キシン類の有害ガスの発生もなく、遺体に損傷を与える
こともないので、副葬品として好適な灯籠を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】副葬品としての灯籠の全体斜視図
【図2】笠の裏側を示す斜視図
【図3】光源体を収納した円筒容器の斜視図
【図4】笠を取り外した状態を示す平面図
【符号の説明】
1 灯籠 2 襞 2a 山部 2b 谷部 3 宝珠 4 笠 5 火袋 5a 窓 5b 和紙 5c 開口部 6 中台 7 棹 8 基台 9 円筒容器 10 乾電池 11 豆電球 12 ソケット 13 環状取付片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遺体とともに荼に付される副葬品として
    の灯籠であって、該灯籠はその構成部材である宝珠、
    笠、窓を有する火袋、中台、棹および基台が襞を形成し
    た紙材で構成され、かつ宝珠および笠と、火袋、中台、
    棹および基台がそれぞれ一体的に固着形成されていると
    共に、頂部に宝珠を固着した笠が火袋の開口部に遊嵌状
    に載置されていることを特徴とする副葬品としての灯
    籠。
  2. 【請求項2】 火袋の開口部には、乾電池と豆電球とか
    らなる光源体を収納した上部開放状の円筒容器が嵌脱自
    在に嵌合され、笠の裏側中心部には、上記円筒容器の周
    面に遊嵌する環状取付片が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の副葬品としての灯籠。
JP2001311613A 2001-10-09 2001-10-09 副葬品としての灯籠 Pending JP2003111663A (ja)

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