JP2003111390A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

Dc/dcコンバータ

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JP2003111390A
JP2003111390A JP2001302572A JP2001302572A JP2003111390A JP 2003111390 A JP2003111390 A JP 2003111390A JP 2001302572 A JP2001302572 A JP 2001302572A JP 2001302572 A JP2001302572 A JP 2001302572A JP 2003111390 A JP2003111390 A JP 2003111390A
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voltage
control
power supply
transformer circuit
circuit
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Jun Takahashi
潤 高橋
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾電池を直流電源として用いる場合でも、電
池の消耗を極力抑えるこが出きるDC/DCコンバータ
を提供する。 【解決手段】 直流電源2に、その直流電源2の電圧を
変える変圧回路1が接続され、さらに変圧回路1の出力
側に出力側の平滑コンデンサ4が接続され、その出力側
の平滑コンデンサ4と並列に出力端子5aが設けられ、
負荷5を接続し得る構造になっている。この変圧回路1
の出力側に第1のスイッチング素子6が接続され、DC
/DCコンバータを作動させないときは、直流電源から
出力端子側に電圧が供給されない構成になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばIC駆動
用電源でモータ駆動などをすることができるように、直
流電源電圧を昇降圧するDC/DCコンバータに関す
る。さらに詳しくは、直流電源として乾電池などを用い
る場合でも、そのリーク電流などを少なくし、乾電池の
寿命を長くすることができるDC/DCコンバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】DC/DCコンバータは、直流電源の電
圧を降圧したり昇圧したりするのに便利であるため、種
々の電子機器に用いられ、たとえば汎用の乾電池を直流
電源として、所望の駆動電圧にしたい場合とか、回路の
中で異なる駆動電圧が必要となる場合などに、回路内に
DC/DCコンバータを形成して、所望の直流電源電圧
を形成することが行われている。従来のこの種のDC/
DCコンバータは、たとえば図3にその回路図の一例が
示されるような構成で形成されている。
【0003】すなわち、図3において、直流電源2の電
圧を平滑コンデンサ3により平滑にして、変圧回路1を
経て、昇圧した電圧を平滑コンデンサ4により保持し、
負荷5に変圧した電圧を印加できるようになっている。
変圧回路1は、たとえば図3に示されるように、コイル
11により電流を供給して出力側の平滑コンデンサ4に
蓄えながら、パルス幅変調(PWM)をするスイッチン
グレギュレータ制御IC12とMOSトランジスタ13
により、平滑コンデンサ4に蓄えられる電圧が所定の電
圧になるようにオンオフを繰り返すことにより、所望の
電圧に変圧する構造になっている。なお、14は、平滑
コンデンサ4に蓄えられた電圧が直流電源2側に逆流し
ないようにするダイオードである。
【0004】この図3に示される例では、スイッチング
レギュレータ制御IC12にスイッチ15が設けられて
おり、スイッチ15をオンにすると昇圧を行い、オフに
すると変圧回路1を作動させない構造になっている。し
かし、変圧回路1を動作させない場合でも、変圧回路1
の出力側、すなわちDC/DCコンバータの出力端子に
は、常に(直流電源2の電圧)−(ダイオード14の順
方向降下電圧VF)の電圧が供給されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、半導体
で構成するDC/DCコンバータは、制御IC12とM
OSトランジスタ13とにより、所定の電圧に昇圧して
いるか否かを検出しながら所定の電圧になれば直流電源
2からの電力の供給を止めて昇圧し過ぎたり、無駄な電
力を消費しないように構成されている。しかし、負荷を
動作させない場合でも、前述のように、常にその出力端
子には直流電源電圧からダイオードの順方向降下電圧V
Fを差し引いた電圧が供給されている。そのため、負荷
によるリークまたは平滑コンデンサによるリークがある
と、電力を消耗することになる。また、制御ICを作動
する制御用電源Vddは、直流電源2から供給されてお
り、制御IC内でリーク電流が少なからず発生してい
る。これらのリーク電流は、一般には非常に僅かな量で
あり、通常の商用電源を利用している直流電源を構成し
ている場合には、殆ど問題にはならないが、直流電源と
して乾電池などを用いると、非常に僅かなリークがあっ
ても、電池の消耗を早めるという問題がある。
【0006】さらに、制御ICを駆動する制御用電源
は、直流電源から直接供給されているが、直流電源に乾
電池などを用いると、その使用状態により電圧が低下し
てくる。制御用電源の電圧が低下すると、変圧回路内に
形成される基準電圧(変圧した電圧が所望の電圧になっ
ているか否かを比較するための電圧)が変動し、制御I
Cの効率が低下するという問題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決し、乾電池
を直流電源として用いる場合でも、電池の消耗を極力抑
えるこが出きるDC/DCコンバータを提供することを
目的とする。
【0008】本発明の他の目的は、直流電源として乾電
池を用い、使用に伴う乾電池の電圧降下が生じても、変
圧回路内の制御ICの効率を低下させないDC/DCコ
ンバータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるDC/DC
コンバータは、直流電源と、該直流電源に接続され、該
直流電源の電圧を変える変圧回路と、該変圧回路の出力
側に接続される平滑コンデンサと、該平滑コンデンサと
並列に設けられる出力端子とからなり、前記変圧回路の
出力側に第1のスイッチング素子が接続されている。
【0010】この構成にすることにより、DC/DCコ
ンバータが組み込まれた電子機器を使用しないときは、
第1のスイッチング素子をオフにすることにより、DC
/DCコンバータの出力端子には一切電圧が供給され
ず、負荷や出力側の平滑コンデンサにリークの要因があ
っても、完全にリーク電流を抑制することができる。そ
の結果、直流電源として、特殊な乾電池ではなく、汎用
の乾電池を使用しても、その寿命を大幅に延ばすことが
できる。
【0011】前記変圧回路内に設けられる制御ICの制
御電源入力端子側に第2のスイッチング素子が設けられ
ることにより、DC/DCコンバータを動作させないと
きは第2のスイッチング素子もオフにしておくことによ
り、制御ICへの電力供給を完全に遮断することがで
き、制御ICに僅かながらリーク要因があっても、その
リークによる電池の消耗も抑制することができる。
【0012】前記制御ICの制御用電源が、前記直流電
源より高い電圧を供給し得るように、前記変圧回路によ
り昇圧された高い電圧に基づいて、高い定電圧を供給し
得る定電圧回路により形成されることにより、制御IC
に常に一定の電圧を供給することができ、制御ICの効
率を高く維持できると共に、電圧を高くすることによ
り、同じ消費電力でも電流が小さくなり、電池の消耗を
小さくすることができる。なお、変圧回路が動作する前
の段階では、昇圧した電圧が得られていないため、直流
電源の電圧で動作するように両電源が接続され、高い方
の電圧が印加されるようになっている。
【0013】本発明によるDC/DCコンバータの他の
形態は、直流電源と、該直流電源の電圧を変える変圧回
路と、該変圧回路の出力側に接続される平滑コンデンサ
と、該平滑コンデンサと並列に設けられる出力端子とか
らなり、前記変圧回路内に制御ICが設けられ、該制御
ICの制御用電源が、前記直流電源より高い電圧が供給
されるように、前記変圧回路により昇圧された高い電圧
に基づいて、高い定電圧を供給し得る定電圧回路により
形成されされている。この構成にすることにより、第1
および第2のスイッチング素子の有無に拘わらず、たと
え直流電源が電池で、消耗によりその電圧が低下してき
ても、その影響を受けることなく、常に安定した電圧の
電力を制御ICに供給することができるため、制御IC
内の基準電圧や基準電圧との比較などを正確に維持する
ことができ、制御ICの効率を低下させるこがなく、安
定した動作をさせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、図面を参照しながら本発
明のDC/DCコンバータについて説明をする。本発明
によるDC/DCコンバータは、図1にその一実施形態
であるブロック図が示されるように、直流電源2に、そ
の直流電源2の電圧を変える変圧回路1が接続され、さ
らに変圧回路1の出力側に出力側の平滑コンデンサ4が
接続され、その出力側の平滑コンデンサ4と並列に出力
端子5aが設けられ、負荷5を接続し得る構造になって
いる。本発明では、変圧回路1の出力側に第1のスイッ
チング素子6が接続されていることに特徴がある。
【0015】第1のスイッチング素子6は、図1に示さ
れる例では、図2に示されるように、pチャネルMOS
(PMOS)トランジスタQ1が、変圧回路1の出力側
と出力端子5a(出力側の平滑コンデンサ4の一端側)
との間に直列に接続されており、そのゲートに機械的な
外部スイッチ8を接続することにより形成されている。
この外部スイッチ8は、PMOSトランジスタQ1とア
ースとの間を接続、非接続にするもので、接続にする
と、ゲートが0電位となりPMOSトランジスタがオン
になる。一方、外部スイッチ8をオープンにすると、P
MOSトランジスタQ1がオフとなり、出力端子には電
圧は一切供給されない。この第1のスイッチング素子6
は、MOSトランジスタに限らない。
【0016】変圧回路1は、従来の変圧回路と同じ構成
で、たとえば図2に示される構成にすることができる。
すなわち、コイル11により直流電源2から入力側の平
滑コンデンサ3により平滑にされた電流を供給し、出力
側の平滑コンデンサ4に電荷を蓄え、電圧を昇圧させ
る。この際、制御IC12のフィードバック端子FBに
変圧回路1の出力電圧をフィードバックし、その電圧と
基準電圧とを比較して、出力電圧が基準電圧より低い場
合には駆動用のNMOSトランジスタQ3により直流電
源2からの電流を供給し続けることにより、また、出力
電圧が基準電圧より高い場合は、直流電源2からの電流
を遮断することにより、出力電圧が所定の電圧になるよ
うにする。このオンオフの制御は、フィードバックされ
る出力を3角波にして、その3角波が基準電圧より低い
時間に相当するパルス幅で駆動トランジスタQ3を駆動
するパルス幅変調(PWM)方式により行われる。
【0017】変圧回路1の出力側には、たとえばショッ
トキーダイオードからなるダイオードSD2が接続さ
れ、昇圧された電圧が入力側に逆流しないようにされて
いる。このダイオードSD2は、できるだけ順方向電圧
降下を防ぐため、ショットキーダイオードを用いている
が、これに限定されるものではなく、スイッチングダイ
オードなど、通常のダイオードでもよい。
【0018】制御ICに供給する制御用電源と、制御I
Cの制御用電圧入力端子Vddとの間には、第2のスイッ
チング素子7が接続され、その第2のスイッチング素子
7を介して、制御用電源電圧が制御ICに供給されるよ
うになっている。すなわち、第2のスイッチング素子7
は、図1に示される例では、図2に示されるように、バ
イポーラトランジスタQ2からなっており、そのベース
に前述の外部スイッチ8が接続され、第1のスイッチン
グ素子6と同時にオンオフが制御されるようになってい
る。
【0019】この構成にすることにより、DC/DCコ
ンバータを動作させないときは、外部スイッチ8をオフ
にすることにより、第1のスイッチング素子6がオープ
ンになってその出力端子5aに何らの電圧も供給され
ず、出力側平滑コンデンサ4および負荷5にリーク要因
があっても電池の消耗がないと共に、制御IC12の制
御用電源電圧も供給が阻止され、制御IC12に少なか
らず存在し得るリークによる電池の消耗もなくなる。
【0020】図1に示される例では、制御IC12の制
御用電源9として、変圧回路1により昇圧された出力を
利用して、直流電源2の電圧より高い電圧を供給できる
定電圧回路が用いられている。すなわち、図1に示され
る例は、電動ポットを持ち運び可能としながら、給湯も
電動で行えるようにモータ駆動用の12VをDC/DC
コンバータにより形成する例であるが、直流電源2は、
通常の単三の乾電池2個を直列に接続した3Vで、昇圧
した12Vを用いて、5Vの定電圧回路により制御用電
源9が構成されている。
【0021】電圧変換回路1が動作する前には12Vが
供給されないため、図1に示されるように、第2のスイ
ッチング素子7の入力側には、直流電源2の電圧と定電
圧回路(制御電源)9の両方の電圧が供給され得るよう
に接続されている。すなわち、直流電源2を作動させた
最初の段階では、ショットキーダイオードSD1を介し
て、第2のスイッチング素子7がオンのとき制御IC1
2に制御用電源電圧が供給されるが、一旦変圧回路1が
機能すると、その変圧回路1により昇圧した12Vを用
いた定電圧回路(制御用電源)9により形成される5V
の定電圧が供給されるようになる。これは、制御用電源
9の電圧が直流電源2の電圧3Vより高いため、優先し
て供給されるためである。直流電源2側に接続されるシ
ョットキーダイオードSD1は、制御用電源9による電
流が直流電源2側に逆流するのを防止するものである。
【0022】このような直流電源2の電圧より高い電圧
の定電圧回路からなる制御用電源9が用いられることに
より、制御IC12を駆動する電圧が高いため、同じ電
力でも、電流を少なくすることができ、電池の消耗を小
さくすることができる。さらに、このような定電圧回路
からなる制御用電源9を用いることにより、乾電池が消
耗して、その能力が落ち出力電圧が低下しても、常に一
定電圧を制御IC12に供給することができる。その結
果、基準電圧の生成や、IC12の動作が非常に安定
し、電圧変換を効率よく行うことができる。なお、制御
用電源の出力電圧は、用いられる制御ICを動作させ得
る電圧のうち、できるだけ高い電圧に設定されること
が、前述のように電池の消耗を防ぐ上からも好ましい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DC/DCコンバータの出力部に第1のスイッチング素
子を設けているため、使用しないときは出力端子への電
力供給を完全に遮断することができ、負荷や出力側の平
滑コンデンサなどにリークの要因があっても消費電力を
非常に小さくすることができる。その結果、汎用の単三
乾電池を直流電源として用いて、たとえば電動ポットの
給湯を電動により行うようにしても、乾電池の寿命を充
分に長くすることができる。また、制御ICに供給する
制御用電源の入力部にも第2のスイッチング素子を設け
ることにより、制御ICで発生し得るリーク電流をも阻
止することができ、より一層電池の消耗を抑制すること
ができる。
【0024】さらに制御用電源電圧を、変換回路により
昇圧した高圧を用いて定電圧回路により供給することに
より、その電圧を高くすることができ、電池の消耗をさ
らに小さくすることができると共に、さらに定電圧で制
御用電源を構成することにより、制御ICを安定した電
圧で動作させることができ、効率よく変圧回路を動作さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDC/DCコンバータの一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】図1の変圧回路部の具体的構成例を示す図であ
る。
【図3】従来のDC/DCコンバータの構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 変圧回路 2 直流電源 4 平滑コンデンサ 5 負荷 6 第1のスイッチング素子 7 第2のスイッチング素子 9 制御用電源 11 コイル 12 制御IC

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、該直流電源に接続され、該
    直流電源の電圧を変える変圧回路と、該変圧回路の出力
    側に接続される平滑コンデンサと、該平滑コンデンサと
    並列に設けられる出力端子とからなり、前記変圧回路の
    出力側に第1のスイッチング素子が接続されてなるDC
    /DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記変圧回路内に制御ICが設けられ、
    該制御ICの制御用電源入力端子側に第2のスイッチン
    グ素子が設けられてなる請求項1記載のDC/DCコン
    バータ。
  3. 【請求項3】 前記制御ICの制御用電源が、前記直流
    電源より高い電圧を供給し得るように、前記変圧回路に
    より昇圧された高い電圧に基づいて、高い定電圧を供給
    し得る定電圧回路により形成されてなる請求項1または
    2記載のDC/DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 直流電源と、該直流電源の電圧を変える
    変圧回路と、該変圧回路の出力側に接続される平滑コン
    デンサと、該平滑コンデンサと並列に設けられる出力端
    子とからなり、前記変圧回路内に制御ICが設けられ、
    該制御ICの制御用電源が、前記直流電源より高い電圧
    が供給されるように、前記変圧回路により昇圧された高
    い電圧に基づいて、高い定電圧を供給し得る定電圧回路
    により形成されてなるDC/DCコンバータ。
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Cited By (4)

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