JP2003111275A - 発電設備運用計画システム及び売電システム - Google Patents

発電設備運用計画システム及び売電システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料費の変動と地球環境に及ぼす影響を考慮
した合理的な発電設備の運用計画システムを決定し実現
する。 【解決手段】発電設備の運用計画システムは、運用方式
評価手段9により、記憶装置10及び通信網1から電力
需要予測データと発電設備データと燃料価格データとを
読み出して、運用期間における電力需要予測に対応して
運用する発電設備の運用方式を検討し、その運用方式ご
との発電コストを算出し、運用期間における最も発電コ
ストが安い運用方式を採用することにより、売電料金の
最低価格を押えることができる。この場合に、各発電設
備から排出される環境負荷に基づいて環境税などの環境
負担費を通信網より得られるデータから算出し、各運用
方式の発電コストに反映することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電設備の運用計
画システム及びその運用計画システムを用いた売電シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】電力の需要量は、昼と夜では大きく差が
あり、気候や季節によっても大きく変化する。さらに
は、社会的なイベントによっても電力の需要量が変化す
る。このような電力需要量の変動に対応して、発電事業
者あるいは売電事業者は発電量を調整するため、季節、
気候及び社会的なイベントをも考慮して1日の電力需要
の変動を予測し、その予測にあわせて系統に属する各発
電設備の運用を計画している。例えば、1日の最小需要
量をベースロードとし、このベースロードに対しては発
電コストが比較的低い原子力発電設備を割り当て、変動
に対しては発電量を急速に可変できる発電設備(例え
ば、天然ガス、重油などを燃料としたガスタービン発電
など)を割り当て、それらの中間に他の発電設備(微粉
炭火力発電、ガスタービンコンバインドサイクル発電、
水力発電など)を割り当てる運用をしている。また、こ
のような発電設備の運転特性に基づく運用に加え、発電
コストを考慮して発電設備を選択して、運用する発電設
備に対する要求発電量LDを決定している。ここで、発
電コストは、発電にかかる燃料費、発電及び売電にかか
る人件費、発送配変電設備の修繕費及び諸経費などの直
接費の他に、発送配変電設備の原価償却費、固定資産
税、支払利息、事業分担費、事業税などの資本及び関連
費で決まる。これら発電コストに関する費用のうち、資
本及び関連費は償却年数を決めれば概ね固定費である。
また、直接費の修繕費や人件費についても、ある程度の
期間単位で考えれば概ね固定費である。これらの固定費
にかかる発電コストは、発電設備の稼動率を向上させる
ことにより低減できる。しかし、電力の需要変動に発電
コストを直接リンクさせると、需要変動の態様によって
発電コストの変動幅が大きくなりすぎるので、電力の安
定供給から好ましくない。そこで、全体の発電設備の平
均稼動率などを基準に対応することになる。したがっ
て、発電コストは主として燃料費の変動によって変るこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電力販売の
自由化に伴い、需要家との間で電力の売買契約を締結す
るに際して、需要家の購入条件を満たす料金で売電可能
か否かを判断するには、その購入時期又は期間における
発電コストを算出する必要が生ずる。特に、燃料費の変
動の影響が大きいので、その時々の燃料価格を反映して
発電コストを算出しなければならない。
【0004】しかしながら、発電系統には、燃料の種類
が異なる発電設備が含まれており、また燃料消費量が発
電設備の効率などの特性よって変ることから、どの発電
設備を、どの程度の発電量で運用すれば、発電コストを
最小化することができるという、発電設備の最適な運用
方式を検討することは容易でない。
【0005】一方、地球の温暖化を抑制する動きの中
で、主としてCO2排出量を削減するため、原子力発電
が見直されるとともに、化石燃料に代えて水力、風力、
太陽熱発電等の再生可能エネルギを利用する技術開発が
進んでいる。しかし、再生可能エネルギを利用する発電
は、燃料費はかからないが、設備費用が高額になるため
に発電コスト面では他の発電方式と競争にならない。そ
のため、再生可能エネルギを利用する発電設備の導入の
動きは必ずしも広がっていない。
【0006】そこで、再生可能エネルギを利用する発電
の導入を促進するため、助成金、優遇税制、CO2排出
権、グリーン証券、環境税、等々の促進策が検討されて
いる。例えば、助成金や優遇税制等で再生可能エネルギ
の発電コストを引き下げる一方、化石燃料等の発電から
生ずるCO2、NO、SOの排出量を規制し、許容
値を超えた場合に環境税を付加することにより、再生可
能エネルギ発電の導入促進を図ることなどが検討されて
いる。例えば、風力発電は適地が限られるので、何れの
発電事業者でも導入できるわけでないから、風力発電設
備を保有する事業者がグリーン証券等の証券を発行し、
風力発電を導入できない事業者はその証券の購入を義務
付けることにより、全体として地球環境を改善する制度
の創設が検討されている。
【0007】このように、将来、発電コストは燃料費だ
けでなく、環境負荷因子によっても変動する余地がある
ことから、環境負荷因子をも考慮して発電コストを算出
する必要がある。
【0008】また、需要家によっては、企業イメージを
考慮して、発電料金が高くても地球環境の改善に寄与す
る再生エネルギで発電された電力を購入することを望む
場合があり、このような場合にも対応できるようにする
ことが望ましい。
【0009】本発明は、(1)燃料費の変動を考慮した
合理的な発電設備の運用計画システムを実現すること、
(2)環境税等の環境負担を考慮した合理的な発電設備
の運用計画システムを実現すること、又は(3)燃料費
の変動を考慮した合理的な発電設備の運用計画システム
を利用して売電する売電システムを実現することを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、次に述べる手
段により、上記課題を解決するものである。
【0011】本発明の発電設備の運用計画システムは、
電力需要予測データと発電設備の種類及び性能等の発電
設備データと発電設備の燃料価格データが記憶される記
憶装置と、該記憶装置から前記電力需要予測データと前
記発電設備データと前記燃料価格データとを読み出し
て、対象期間における電力需要予測に対応して運用する
前記発電設備の運用方式を検討し、その運用方式ごとの
発電コストを算出する運用方式評価手段を構成するコン
ピュータとを備えてなることを特徴とする。
【0012】このように、発電設備の運用方式ごとの発
電コストが得られれば、例えば、対象期間における最も
発電コストが安い運用方式を採用することにより、売電
料金の最低価格を押えることができる。この場合におい
て、前記コンピュータに通信手段を設け、インターネッ
ト等を利用して燃料価格の変動をリアルタイムで記憶装
置に取り込むようにすれば、為替の変動や社会情勢によ
って変化する燃料価格を反映した発電コストを算出する
ことができ、合理的な発電設備の運用を計画することが
できる。
【0013】ここで、燃料価格データは、燃料の種類ご
とに直物価格や先物価格等のデータである。水力、風
力、太陽熱発電等の再生エネルギ発電設備の燃料費は0
である。また、電力需要予測データは、気象や季節等を
考慮して周知の電力需要予測により得られる日単位の電
力需要予測データである。発電設備データは、発電設備
の種類、発電容量、燃料の種類、発電効率などの性能、
運用条件、等である。なお、燃料費以外の発電コストに
関係する費用、例えば、人件費、原価償却費などの資本
及び関連費は固定費として、一定の稼動率を基準にして
ベース発電コストとして記憶装置に設定しておくことが
できる。この場合に、稼動率が基準値より上回る場合
は、発電コストを一定率で低減するようにしてもよい。
【0014】また、環境税などの環境負担を発電コスト
に反映するには、環境負担をベース発電コストに含める
方法、あるいはCO等の環境負荷を排出する発電設備
に、その排出量に基づいて環境負担費を発電コストに上
乗せする方法がある。
【0015】後者の場合は、各発電設備の環境負荷排出
量と環境負担関連費用データを前記記憶装置に記憶して
おき、前記運用方式評価手段は、各発電設備の燃料消費
量(発電量)に相関させて環境負担費を算出して、発電
設備の運用方式ごとの発電コストに加算する等により反
映する。これにより、環境負荷をも考慮した合理的な発
電設備の運用を計画することができる。
【0016】上述した運用計画システムによれば、燃料
費の変動を考慮して、例えば、発電コストが最小な発電
設備の運用方式、あるいは環境負荷をも考慮して発電コ
ストが最小な発電設備の運用方式をコンピュータにより
速やかに計画できるから、インターネット等の通信網を
介してオンラインで、需要家の電力購入引合いに対応す
る売電システムを構築することができる。
【0017】すなわち、上記の発電設備の運用計画シス
テムに相互に通信可能な売電家端末を接続し、該売電家
端末は、回線を介して電力購入条件の入力画面を通信網
に出力し、前記入力画面に入力される電力購入条件を前
記通信網から取り込み、該電力購入条件で規定される購
入期間を前記運用方式評価手段に出力し、前記運用方式
評価手段は、前記売電家端末から入力される前記購入期
間に対応する前記電力需要予測データに基づいて電力需
要量を設定し、該設定した電力需要量に基づいて前記購
入期間において運用する前記発電設備の運用方式を検討
し、その運用方式ごとの発電コストを算出し、算出した
発電コストの最小値を前記売電端末に出力し、前記売電
家端末は、入力される発電コストに基づいて売電条件の
出力画面を前記通信網に出力するように構成する。
【0018】この場合において、環境負荷を考慮して発
電設備の運用を検討する場合は、上述のように、前記運
用方式評価手段は、各発電設備の燃料消費量(発電量)
に相関させて環境負担費を算出して、発電設備の運用方
式ごとの発電コストに加算する等により反映すればよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図を用いて説明する。図1は、本発明の発電設備の
運用計画システムを適用した売電システムの一実施の形
態の全体構成図を示している。同図に示すように、イン
ターネット等の通信網1に売電家端末2、需要家端末
3、監視装置4、発電家端末5、外部データベース6が
相互に通信可能に接続されている。監視装置4は発電設
備群8に通信可能に接続されている。発電家端末5に
は、運用方式評価装置9と記憶装置10が接続されてい
る。なお、発電家と売電家が同一事業者の場合は、発電
家端末5と売電家端末2を専用回線で通信可能に接続し
てもよく、あるいは共用してもよい。また、需要家端末
3に需要家のデータベース11が接続されている。
【0020】発電設備群8は、発電系統を構成する複数
の発電設備G1〜Gnから構成されている。監視装置4
は、それぞれの発電設備G1〜Gnに要求発電量LDの
指令を出力するとともに、それらの運転状態を監視して
運転データを収集する。記憶装置10には、発電設備デ
ータ、燃料価格データ、電力需要予測データ、環境負担
データ、等の最新データが記憶されるようになってい
る。
【0021】発電設備データは、各発電設備G1〜Gn
の発電容量、性能、燃料種類、運転履歴データ、点検履
歴データ、運転性能監視・性能評価データ、環境負荷の
排出量データ、等のデータファイルから構成される。
【0022】燃料価格データは、発電設備G1〜Gnに
用いる各種の燃料価格及び条件(例えば、直物、先物
等)等のデータである。この燃料価格データは、記憶装
置9にだけでなく、通信網1を介して外部データベース
6から直接取り込むこともできる。
【0023】電力需要予測データは、図示していない周
知の電力需要予測装置により予測されたデータであり、
専用通信回線又は通信網1を介して記憶装置9に取り込
むようになっている。
【0024】環境負担データは、環境税データ、優遇税
制・助成金データ、グリーン電力料、等の環境関連の費
用データである。また、気象データ、環境負担データな
どの外部データは、必要に応じて外部データベース6か
ら直接取り込めるようにすることができる。その他のデ
ータとして、基準稼動率に対応するベース発電コスト、
計画稼動率が基準稼動率を超えた場合の発電コストの低
減率等のデータが含まれる。
【0025】次に、図1の売電システムの詳細な構成に
ついて動作とともに説明する。図2に、売電システムの
処理手順の一実施形態を示す。売電家端末2は、例え
ば、通信網1を介して入力される需要家端末3の要求に
基づいて動作を開始し、例えば図3に示す入出力画面の
内容を通信網1に出力する(S1)。これにより、需要
家端末3の表示装置に図3の入出力画面が表示される。
需要家端末3に表示された入出力画面に、「顧客要求購
入単価」及び「購入期間」等の購入条件が入力される
と、売電家端末2はそれらの購入条件を通信網1を介し
て取り込むとともに、通信網1を介して発電家端末5に
転送する(S2)。発電家端末5は、電力購入引合いに
係る購入条件が入力されると、運用方式評価装置9を起
動させる。
【0026】運用方式評価装置9は、起動指令が入力さ
れると、記憶装置10から購入期間に対応する電力需要
予測データを読み出して電力需要量を設定する(S
3)。次いで、記憶装置9から発電設備データと燃料価
格データを読み出し、設定電力需要量を賄うべく発電設
備との運用方式を検討する(S4)。つまり、発電設備
G1〜Gnのどの発電設備を運転するか、またそれら運
転する発電設備の要求発電量LDを検討する。そして、
複数の運用方式A、B、C…について、購入期間におけ
る各発電設備の燃料価格データを記憶装置10から読み
出し、各運用方式ごとの発電コストを算出する(S
5)。次に、運用方式評価装置9は、算出された各運用
方式の発電コストを比較し、例えば、発電コストが最も
低い運用方式を計画運用方式として決定し、発電家端末
5を介して計画運用方式の発電コストを売電家端末2に
送信する(S6)。
【0027】売電家端末2は、発電家端末5から送信さ
れた計画運用方式の発電コストに基づいて、送配変電設
備にかかる費用を勘案して売電価格を決定する(S
7)。そして、売電価格が購入条件で提示された購入価
格を満たしているか否か判断する(S8)。購入条件を
満たしていなければ、ステップS1に戻って、その旨を
需要家端末3に通知して、購入条件の再考を促す。一
方、購入条件を満たしていれば、売電契約を結ぶととも
に、計画運用方式に従った発電設備の運用を行なう(S
9)。そして、発電設備の運用にあたって、契約どおり
に購入条件の実行がなされているか否か監視し(S1
0)、契約に従って電力料金の課金を需要家に対して行
なう。なお、契約実行時に、電力需要量、燃料価格、発
電設備の性能等が計画時と異なるものになった場合は、
図2のステップS3〜S6を適宜実施して運用方式を変
更することができる。
【0028】また、環境税やCO排出権等の環境規制
が導入された場合は、計画運用方式を検討するにあたっ
て、環境負担費を発電コストに加味して最適な計画運用
方式を決定するようにする。
【0029】例えば、環境負荷のみに着目して運用方式
U、V、W、…を抽出し、それらの運転方式の中から環
境負荷を最小とする運用方式を検討する。環境負荷は、
次式により求めることができる。
【0030】環境負荷=燃料消費量×係数 つまり、燃料消費量にほぼ比例するCO、NOx、S
Oxなどの地球環境負荷因子の排出量を環境負荷として
算出する。例えば、記憶装置10から、各発電設備G1
〜Gnの環境負荷排出量を読み出し、各発電設備に割り
当てた要求発電量LDに対応する燃料消費量を求め、求
めた燃料消費量から例えばCO排出量を算出する。各
運用方式のCO排出量を比較し、例えば、図3に示す
ように、最もCO排出量の低い運用方式Zを選択する
ことができる。また、発電コスト(単価)を最小とする
運用方式A、B、C、…と、環境負荷を最小とする運用
方式U、V、W、…とを総合評価して、優れた方式から
順に運用方式α、β、…を決定する。
【0031】また、燃料費及び環境負担費を加味した発
電コスト最小化する運用方式を検討することができる。
この場合も、記憶装置10から各発電設備G1〜Gnの
環境負荷排出量と環境負担関連費用データを読み出し
て、各発電設備の要求発電量LDに対応する燃料消費量
を求め、求めた燃料消費量から環境負荷(例えば、CO
排出量)を算出する。算出した環境負荷とその許容値
に基づいて、環境税の支払いか、助成金の給付を受けら
れるか、あるいは優遇税制の適用があるかを判断し、そ
の判断結果を環境負担費(但し、助成金受給の場合は、
マイナス)として発電コストに加算する。その上で、発
電コストを最小にすることができる運用方式を選択す
る。
【0032】上述したように、本実施形態によれば、燃
料費の変動に対応して発電コストを算出し、発電コスト
が最小の運用方式を選択することができるから、合理的
な運用計画を実現することができる。また、環境負荷を
少なくする運用方式を選択することができる。
【0033】ここで、運用方式評価装置9における具体
的な評価手順について、図4〜図7を用いて説明する。
図4は、典型的な一日の電力需要の推移を示す。需要量
は午前5時ごろに最小値を示した後、午前7から11時
にかけて急激な需要の伸びが発生し、午前11時から午
後5時にかけて最高値を維持した後減少する傾向を示
す。図によれば、需要の最高値は最低値の2倍以上の高
い値となる。最少電力需要量に相当する部分は、発電コ
ストが比較的少なくベースロード運転に適した原子力発
電プラントにより発電されるのが一般的である。したが
って、複数の運用方式の発電コストが重要となる部分
は、需要が最高となる時間帯であり、合理的な発電コス
トを維持しながら、環境負荷を抑制する発電方式の実現
が求められる。
【0034】このような時間帯に適用される発電設備と
しては、微粉炭火力、天然ガスを燃料としたコンバイン
ドサイクルなどの発電方式に加え、水力、風力および太
陽光などの再生エネルギを用いた種々の発電設備が考え
られる。そこで、図5に、発電設備ごとの代表的な単位
発電量に対する発電コストと燃料費を示す。ここで、発
電コストは燃料費、人件費や修繕費などからなる直接
費、及び減価償却費、固定資産税などの資本費から構成
される。このうち、電力需要動向、気象、為替レートな
どの因子により比較的短時間のうちに変動するのは燃料
費であり売電時の発電コストを決定する場合に最も重要
なファクターとなる。なお、燃料費を決定する燃料価格
および発電効率は、その時々の燃料スポット価格情報お
よび遠隔監視システムなどの情報としてインターネット
を経由し入手する。
【0035】一方、直接費や資本費はプラントの稼働率
や建設コストなどに依存するが時間や場所の影響を受け
ることは燃料費に比べ小さく一旦運用が始まるとほぼ一
定と考えられる。そこで、図5に示す典型的な発電方式
のうち、発電方式3を対象に発電コストに及ぼす燃料費
の影響を図6に示す。ここでは、燃料費は燃料価格に正
比例すること、また燃料価格が比較的安定した期間の燃
料価格の変動が±0.3(±30%)であった事例を参
考に、燃料費を±0.3(±30%)の範囲で変化させ
た例を示した。図に示すように、燃料費のみが変化し他
の直接費と資本費は変化しないとする考えから発電コス
トを算定すると、燃料費が±0.3(±30%)変化した
場合、発電コストは0.88から1.08(右上がりの実
線で示した部分)に変化する。また、発電方式1の発電コ
ストも同様の考えに基づき変動するとした場合、2つの
発電方式の発電コストが一致する条件は発電方式1の発
電コストの最大値、中間値および最少値を示す3本の平
行線と発電方式3の発電コストを示す直線との交点C、
B、Aとして決定できる。すなわち、発電方式1の燃料
費が基準である中間値に対し0.3(30%)減少(最
小値)した時は発電方式3の燃料費が約0.18(18
%)以上減少した場合に、発電方式3の発電コストが発
電方式1に比べ少ないことがわかる。発電方式1の燃料費
が変化しない(中間値)時は、発電方式3の燃料費の上
昇率が約0.05(5%)以下の場合に、発電方式3の
発電コストが発電方式1に比べ少ない。発電方式1の燃料
費上昇が0.3(30%)の時は、発電方式3の燃料費
上昇率が約0.3(30%)以下の場合に、発電方式3
の発電コストが発電方式1に比べ少ないとの評価を決定
できる。
【0036】次に、環境負荷を考慮した場合の発電コス
ト算定例を示す。前述したように発電コストは燃料費、
資本費および直接費の合計となる。ここで、発電が環境
負荷量により規制される場合は、助成金、排出権および
環境税など環境関連諸費が発電コストに加算される。こ
の加算額は、環境規制対象物質の量に比例すると考えら
れる。図7は、各発電方式に対し、単位電力を発電した
場合に発生する二酸化炭素(CO)の排出量(CO
排出原単位)を示す。ここでは、再生エネルギ発電方式
2および3の値を基準に無次元化した値を示す。
【0037】図5、図7に示すように、発電方式1と再
生エネルギ発電方式2の発電コストとCO排出原単位
を比較すると、発電コストは発電方式1が1に対し再生
エネルギ発電方式2が1.17であり発電方式1が優れ
ている。しかし、CO排出原単位は発電方式1が43
に対し再生エネルギ発電方式2が1であり、再生エネル
ギ発電方式2が大差で優れている。
【0038】したがって、環境負荷を考慮した総合的な
発電コストはその時点の環境規制と環境関連費の条件に
依存するため、再生エネルギ発電方式2が発電方式1の
コスト以下となる選択も発生する。
【0039】なお、その時々の環境関連規制および諸費
はインターネットを経由し得られる一方、CO排出原
単位は記憶装置および監視装置4の監視データとして入
手できる。これらのデータ及び図6で説明した手順によ
り発電コストを算定できる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、燃
料費の変動を考慮した合理的な発電設備の運用計画シス
テムを実現できる。また、環境税等の環境負担を考慮し
た合理的な発電設備の運用計画システムを実現すること
ができる。さらに、燃料費の変動を考慮した合理的な発
電設備の運用計画システムを利用して売電する売電シス
テムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の発電設備運用計画システムを
用いた売電システムの一実施の形態の全体構成図であ
る。
【図2】図2は、本発明の発電設備運用計画システムを
用いた売電システムの処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図3】図3は、本発明の売電システムの入出力画面の
一例を示す図である。
【図4】図4は、電力の1日の需要変化を説明する線図
である。
【図5】図5は、各種の発電方式の燃料費と発電コスト
の対比を示す図である。
【図6】図6は、燃料費の変動に対する発電方式3の発
電コストの変化を説明する線図である。
【図7】図7は、各種の発電方式のCO2排出量を対比
して示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 秦二 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所火力・水力事業部内 Fターム(参考) 5G066 AA03 AA05 AE07 AE09 HA17 HA30 HB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力需要予測データと発電設備の種類及
    び性能の発電設備データと発電設備の燃料価格データが
    記憶される記憶装置と、該記憶装置から前記電力需要予
    測データと前記発電設備データと前記燃料価格データと
    を読み出して、対象期間における電力需要予測に対応し
    て運用する前記発電設備の運用方式を選定し、その運用
    方式ごとの発電コストを算出する運用方式評価手段を構
    成するコンピュータとを備えてなる発電設備運用計画シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置に前記発電設備の環境負荷
    排出量と環境負担関連費用データを記憶しておき、前記
    運用方式評価手段は、前記環境負荷排出量と前記環境負
    担関連費用データに基づいて前記発電設備の燃料消費量
    に相関させて環境負担費を算出し、該環境負担費を前記
    発電設備の運用方式ごとの発電コストに加算することを
    特徴とする請求項1に記載の発電設備の運用計画システ
    ム。
  3. 【請求項3】 発電設備運用計画システムと該発電設備
    運用計画システムに相互に通信可能に接続された売電家
    端末とを備え、 前記発電設備運用計画システムは、電力需要予測データ
    と発電設備の種類及び性能の発電設備データと発電設備
    の燃料価格データが記憶される記憶装置と、該記憶装置
    から前記電力需要予測データと前記発電設備データと前
    記燃料価格データとを読み出して、対象期間における電
    力需要予測に対応して運用する前記発電設備の運用方式
    を選定し、その運用方式ごとの発電コストを算出する運
    用方式評価手段を構成するコンピュータとを備えてな
    り、 前記売電家端末は、電力購入条件の入力画面を通信網に
    出力し、前記入力画面に入力される電力購入条件を取り
    込み、該電力購入条件で規定される購入期間を前記運用
    方式評価手段に出力し、 前記運用方式評価手段は、前記売電家端末から入力され
    る前記購入期間に対応する電力需要予測データに基づい
    て電力需要量を設定し、該設定した電力需要量に基づい
    て前記購入期間において運用する前記発電設備の運用方
    式を選定し、その運用方式ごとの発電コストを算出し、
    算出した発電コストの最小値を前記売電家端末に出力
    し、 前記売電家端末は、入力される発電コストに基づいて売
    電条件の出力画面を前記通信網に出力するように構成さ
    れることを特徴とする売電システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶装置は、発電設備の環境負荷排
    出量と環境負担関連費用データを記憶し、前記運用方式
    評価手段は、前記環境負荷排出量と前記環境負担関連費
    用データに基づいて前記発電設備の燃料消費量に相関さ
    せて環境負担費を算出し、該環境負担費を前記発電設備
    の運用方式ごとの発電コストに加算することを特徴とす
    る請求項3に記載の売電システム。
  5. 【請求項5】 売電家端末と通信網を介して相互に接続
    される発電設備運用計画システムであって、 前記発電設備運用計画システムは、電力需要予測データ
    と発電設備の種類及び性能の発電設備データと発電設備
    の燃料価格データが記憶される記憶装置と、該記憶装置
    から前記電力需要予測データと前記発電設備データと前
    記燃料価格データとを読み出して、対象期間における電
    力需要予測に対応して運用する前記発電設備の運用方式
    を選定し、その運用方式ごとの発電コストを算出する運
    用方式評価手段を構成するコンピュータとを備えてな
    り、 前記運用方式評価手段は、前記売電家端末から入力され
    る前記購入期間に対応する電力需要予測データに基づい
    て電力需要量を設定し、該設定した電力需要量に基づい
    て前記購入期間において運用する前記発電設備の運用方
    式を選定し、その運用方式ごとの発電コストを算出し、
    算出した発電コストの最小値を前記売電家端末に出力す
    るように構成されることを特徴とする売電システム。
  6. 【請求項6】 需要家が設定する電力購入単価と電力購
    入期間を含む電力購入条件を受信し、 前記受信した電力購入期間に対応する電力需要予測デー
    タから電力需要量を決定し、 発電設備の種類及び性能の発電設備データと発電設備の
    燃料価格データとに基づいて、需要家が設定した電力需
    要を賄う発電設備の運用方式を複数選定し、 前記燃料価格データに基づいて、選定された複数の運用
    方式ごとの発電コストを算出し、 前記算出された発電コストが、需要家が設定した電力購
    入単価を満たしているか否か評価して、発電設備の運用
    方式を決定することを特徴とする発電設備の運用計画方
    法。
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