JP2003109336A - 回転記録装置およびその制御方法 - Google Patents
回転記録装置およびその制御方法Info
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- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5582—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks system adaptation for working during or after external perturbation, e.g. in the presence of a mechanical oscillation caused by a shock
Abstract
処理してフィードフォワード信号を得る回転記録装置に
おいて、実用的な範囲での安定な動作を実現する。 【解決手段】 伝達関数がGで表されるVCM系と伝達
関数がHで表されるコントローラでフィードバックを構
成する回転記録装置において、ショックセンサSの信号
sをバンドパスフィルタFによって帯域制限し、帯域制
限された信号fを用いて適応フィルタFIRの出力(フ
ィードフォワード制御信号ff)を得る。パラメータ適
応アルゴリズムPAAに入力される信号には、位相シフ
トフィルタPによって信号fの位相がシフトされた信号
pを用いる。位相シフトフィルタPの位相は制限された
帯域内でG/(1+GH)の位相と±90度の範囲内で
一致する。
Description
ライブ装置(以下HDDという)等の回転記録装置およ
びその制御方法に関し、特にショックセンサを備えたH
DDのヘッド位置制御に、適応フィルタによるフィード
フォワード制御を適用する技術に関する。
る記録媒体の高容量化に伴い、データ記録のためのトラ
ック幅が狭くなっている。トラック幅の縮小は、外乱に
よるヘッドの機械的振動のレベルをより厳密に抑制する
よう要求する。つまり、トラック幅が広ければ問題にな
らないような外乱振動によってもヘッドのオフトラック
が引き起こされる確率が高くなるため、トラック幅に見
合った振幅レベルの範囲内に外乱によるヘッドの振動レ
ベルを抑制するように要求される。データ読み取り時の
オフトラックはデータリードエラーを引き起こす。より
問題が大きいのはデータ書き込み時のオフトラックであ
り、オフトラックした状態でのデータ書き込みは正常に
データが書き込めないばかりでなく、隣接トラック等の
データを破壊する危険性を内在する。よって、ヘッドの
オフトラックは出来得る限り抑制するよう努力される必
要がある。
るため、HDD等の回転記録装置に加速度センサ等のシ
ョックセンサを備え、このショックセンサの出力をヘッ
ド位置制御に用いる技術が知られている。たとえば、特
開平6−333325号公報(文献1)には、加速度セ
ンサの出力を、ヘッド位置決め制御系の伝達関数から得
られるフィルタを通すことによりヘッド位置を計算し、
所定の位置範囲を超えたと判断された時に書き込み禁止
とする技術が開示されている。この技術によれば、ヘッ
ドがオフトラックするようなセンサ出力を得た場合には
書き込みを禁止し、隣接トラックのデータ破壊等を防止
することが可能となる。
献2)には、ヘッドアクチュエータに入力される加速度
外乱が伝達する系の伝達関数と同様の動特性をもつフィ
ルタにセンサ出力を入力してフィードフォワード制御信
号を生成し、これを用いてヘッドの外乱による振動をキ
ャンセルする技術が開示されている。つまり、予め外乱
によるヘッドの動きをシミュレートできるフィルタを求
め、センサ出力を入力とするこのフィルタの出力信号を
用いてヘッドをフィードフォワード制御するものであ
る。この技術によれば、外乱が作用した時に速やかなヘ
ッド位置制御が実現され、ヘッドのオフトラックの発生
を抑制できる。
た公報記載の従来技術には、以下のような問題がある。
つまり、文献1記載の技術によれば、オフトラックの発
生を予測し、オフトラック発生の蓋然性が高い時には書
き込み禁止することによって甚大なダメージを予防でき
る。ところが、この技術では、外乱によるヘッド位置の
振動を抑制するものではなく、オフトラック自体を防止
することはできない。単にオフトラック発生時の個別に
生ずるであろう障害を未然に防止するに過ぎない。たと
えば周期的な振動等、継続的な外乱が作用している場
合、その外乱作用期間は正常な書き込み等を行うことは
できない。
外乱によるヘッド位置の振動自体を抑制できる。しか
し、前記技術においては、外乱が作用した時のヘッドの
動きを再現できるフィルタが求まっていることを前提と
している。この点に問題がある。つまり、センサ出力が
与えられればヘッドの動きが正確に再現される必要があ
るが、一般にこのような関係を事前に求めることは困難
である。
ラメータが変化し得る系を最適制御する手法に適応アル
ゴリズムを用いた適応信号処理が知られている。この適
応アルゴリズムを用いて前記文献2のフィルタ係数を求
める手段が考え得る。適応アルゴリズムを用いた適応フ
ィルタによれば、最適なパラメータが求まり、センサ出
力による最適なヘッド位置制御を実現するフィードフォ
ワード信号の生成が可能になると期待できる。しかしな
がら、この場合にも以下のような問題が存在する。
的にフィードフォワードする従来方式の制御系の一例を
示したブロック図である。ここではHDDの場合を例示
する。VCM(ボイスコイルモータ)への電流入力(入
力点I)からヘッド位置(目標値との偏差d)までのV
CM系の伝達関数をG、ヘッド位置偏差dからフィード
バックコントロール信号fbまでのコントローラの伝達
関数をHとすると、Gの出力(偏差d)はHを介して入
力点Iにフィードバックされる。一方、外乱efは機構
系MSに作用し外乱起因のヘッド位置偏差defを生
じ、同時にショックセンサに作用して出力sを生じる。
センサ出力sは適応フィルタFIRに入力され、フィー
ドフォワード信号ffとして入力点Iに入力される。こ
のフィードフォワード信号ffが外乱起因のヘッド位置
偏差defをキャンセルするようにパラメータ適応アル
ゴリズムPAAによってFIRのパラメータが決定され
る。パラメータ決定のためには、ヘッド位置偏差dとセ
ンサ出力sを参照する必要があるが、FIR出力(フィ
ードフォワード信号ff)とヘッド位置偏差dの作用す
る位置が相違するため位相補償を行う必要がある。この
位相補償をするためのフィルタが位相シフトフィルタに
なる。位相シフトフィルタはG/(1+GH)を近似し
たものである。
タは、全周波数帯域においてG/(1+GH)を近似し
なければならないことである。特に位相シフトフィルタ
の次数が大きくなると近似は困難になる。位相シフトフ
ィルタが動作周波数帯域においてG/(1+GH)を近
似できなければPAAの安定な動作は保証されず、図8
の制御系は正常に動作することが期待できなくなる。
その出力を適応的に処理してフィードフォワード信号を
得る回転記録装置において、実用的な範囲での安定な動
作を実現することにある。
すれば、以下の通りである。すなわち、本発明の回転記
録装置は、回転駆動される記録媒体から少なくとも情報
の読出しを行うヘッドと、ヘッドを駆動するヘッド駆動
手段と、ヘッドの記録媒体における現位置データを出力
するヘッド位置検出手段と、現位置データと目標位置と
の偏差をその入力とし、ヘッド駆動手段へのフィードバ
ック制御信号を生成するコントローラと、回転記録装置
に作用する外乱を検出するセンサと、センサの出力信号
を所与の周波数帯域で通過させるバンドパスフィルタ
と、バンドパスフィルタの出力信号を入力とし、ヘッド
駆動手段へのフィードフォワード制御信号を生成する適
応フィルタと、バンドパスフィルタの出力信号の位相を
シフトさせる位相シフトフィルタと、偏差および位相シ
フトフィルタの出力信号から適応フィルタの各係数を算
出する適応アルゴリズム手段と、を有する。
ルゴリズムにより、外乱に応答する最適のフィードフォ
ワード制御信号を生成することができるが、特にセンサ
出力をバンドパスフィルタによって帯域制限するため、
安定な動作が可能なシステムを得ることができる。フィ
ードバックループにおける位相と正確に一致する位相シ
フトフィルタを全周波数域で得ることは困難であるが、
帯域制限すれば、その範囲内でフィードバックループの
モデルに一致する位相シフトフィルタを得ることは容易
になる。これにより実用的な回転記録装置を実現でき
る。
タを通過した信号の位相と、伝達関数がG/(1+G
H)で表現されるモデル(ただし、Gはヘッド駆動手段
およびヘッド位置検出手段の伝達関数、Hはコントロー
ラの伝達関数である)を通過した信号の位相との位相差
が、周波数帯域の領域において所与の範囲内にある。所
与の範囲は、たとえば±90度の範囲である。このよう
な範囲にあれば、適応アルゴリズムは安定に動作するこ
とが可能である。なお、この場合、適応アルゴリズムの
方式として最小二乗法(LMS法)を例示できる。
ルの次数より低いものとすることができる。本発明では
制限された帯域内で位相が一致すればよいので、複雑な
(つまり高次の)フィルタを構成する必要がない。次数
には、たとえば2次またはそれ以下を例示できる。
z〜500Hzの範囲を例示できる。200Hz以下の
低周波の振動はフィードバック制御によってヘッド位置
偏差を抑制できるので、フィードフォワードによって補
償する必要性は乏しい。一方、たとえばノートブックパ
ソコン等に搭載するHDDへの適用を想定すれば、50
0Hz以上の高周波で振動を受けている状況下で使用さ
れる可能性は少ない。よって、実用においては200H
z〜500Hzの範囲で安定な動作が得られれば十分で
ある。
タ、位相シフトフィルタ、および、適応アルゴリズム手
段の組は複数有しても良い。各組でのバンドパスフィル
タの通過帯域(当然に位相シフトフィルタもその通過域
に適したように設計される)を適度に分散させれば、広
い周波数範囲にわたって適応アルゴリズムの安定な動作
が可能になる。
の機能を実現する方法の発明としても把握することが可
能である。
基づいて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異な
る態様で実施することが可能であり、本実施の形態の記
載内容に限定して解釈すべきでない。なお、実施の形態
の全体を通して同じ要素には同じ符号を付与するものと
する。
ドディスク装置の一例を示したブロック図である。本実
施の形態のハードディスク装置1は、磁気記録媒体2、
ヘッド3、ボイスコイルモータ(VCM)4、アーム
5、ヘッドプリアンプ6、サーボチャネル7、ハードデ
ィスクコントローラ8、VCMドライバ9、ショックセ
ンサ10、バス11、RAM(random access memory)
12、ROM(read only memory)13、インタフェイ
ス14の各構成要素を有する。
るディスク状の記録媒体であり、たとえばスピンドルモ
ータで回転駆動される。また、磁気記録媒体2には、予
め放射状に位置情報が記録されている。
的に記録し、あるいは記録された磁気的情報を読み出す
機能を持つ。たとえば巨大磁気抵抗(GMR)効果を利
用して磁気情報を電気信号に変換する。
し、アーム5の先端に設置されたヘッド3を磁気記録媒
体2の径方向に移動する。VCM4とアーム5でアクチ
ュエータを構成する。
ナログ信号を増幅し、増幅信号をサーボチャネル7に入
力する。なお、アナログ信号はオートゲインコントロー
ルによって一定レベルに増幅される。
ク装置全体を制御するものであり、たとえばサーボチャ
ネル7からのサーボ信号を受けてVCMドライバ9にヘ
ッド制御信号を出力する。
ローラ8からのヘッド制御信号を受けてVCM4を駆動
するための駆動電流を生成する。なお、一般に電源容量
の関係からこの駆動電流には最大電流の制限がある。
置1に作用する外乱を検出する。たとえば加速度センサ
が例示できる。ショックセンサの出力は通常アナログ出
力であり、図示はしないがA/D変換器等適当な量子化
手段によってサンプリングされる。
12、ROM13、インタフェイス14とバス11を介
して接続される。インタフェイス14はホスト装置15
とインタフェイスする。ROM13には、ハードディス
クコントローラ8内のMPUで処理されるプログラムが
格納され、RAM12には、たとえば前記プログラムが
ROM13からロードされる。あるいはRAM12は、
ホスト装置15に入出力されるデータのバッファとして
機能する。なお、ここでは、RAM12およびROM1
3がインタフェイス14と同一のバスに接続されている
例を示しているが、別途バス11より高速なバスを設
け、この高速バスに接続されるように構成されても良
い。
ーラ8の部分とその周辺の部材をさらに詳しく示したブ
ロック図である。前記した部材あるいは手段のほかに、
以下の部材あるいは手段を有する。すなわち、サーボロ
ジック手段16、位置生成手段17、サーボコントロー
ラ18、MPU19を有する。なお、多くの部材あるい
は手段は、1チップの素子としてハードディスクコント
ローラ8内に構成されるが、これに限られず、ディスク
リート素子として構成されてもよい。
状に位置情報が記録されている。位置情報はサーボアド
レスマーク(SAM)、グレイコード、バーストからな
る。位置情報を含む媒体2上のデータはヘッドにより読
み出され、ヘッドプリアンプ6で増幅されてサーボチャ
ネル7に入力される。SAMは主にヘッドの現トラック
位置の検出に利用され、グレイコードはヘッドのトラッ
ク内におけるトラック中心からの偏位の検出に利用され
る。
のアナログ波形からSAMを検出し、SAMを検出した
時にはそのタイミングでsmf(servo address mark f
ound)信号をサーボロジック手段16に送る。また、S
AMに続くグレイコードをデコードし、バースト信号を
A/D変換する。これらデータはサーボデータラインを
介してサーボロジック手段16にシリアル転送される。
サーボチャネル7は、サーボゲート信号によりアクティ
ブにされる。
ンプリング間隔(制御周期)で媒体2に書込まれたサー
ボパターン(位置情報)を読み込むために、サーボチャ
ネル7をアクティブにするタイミング制御を行う。サー
ボチャネル7から得た情報は、位置生成手段17に転送
する。また、位置情報を取得したタイミングでMPU1
9に対してサーボ割り込みを発生する。同時にサーボロ
ックのステータスを生成する。なお、サーボロジック手
段16には、サーボチャネルでのSAMの検出状況をモ
ニタし、定められた時間ウィンドウ内でSAMが検出さ
れない時にはダミーSAMを生成する機能を持たせても
良い。
現在の位置を生成する。また、位置生成手段は、生成し
た現在位置と目標位置とに基づいて制御に必要な位置偏
差情報を算出する。なお、この位置情報や偏差の生成は
サーボロジック手段16で行っても良い。
置と目標位置との偏差あるいはショックセンサ10から
のセンサ出力に基づいて、VCMドライバ9に入力する
制御信号を生成する。制御信号は、後に説明するように
フィードバック制御信号とフィードフォワード制御信号
である。サーボコントローラ18は、制御信号の生成に
必要な系やフィルタのモデル、パラメータ等を内蔵す
る。
位置生成手段17の出力情報を検査し、サーボコントロ
ーラ18が不連続な出力を行わないようにする機能を持
つ入力最適化手段を設けてもよい。また、サーボコント
ローラ18の後段に、機構系の共振を抑制するノッチフ
ィルタ等デジタルフィルタを備えても良い。前記した位
置生成手段17はサーボコントローラ18で実現されて
も良い。
13に記録されたマイクロコードに従い各種制御を行
う。本実施の形態で特に重要な制御機能として、サーボ
ロジックからの割り込み信号に応じてサーボ制御を行う
機能を持つ。
して例示したブロック図である。VCMドライバ9の入
力Iからヘッド位置検出(ヘッド現位置x)までをVC
M系の伝達関数Gとしてモデル化し、現ヘッド位置xか
らコントローラを介したフィードバック制御信号fbの
生成までをコントローラの伝達関数Hとしてモデル化す
る。
クピッチをP、ヘッドからアクチュエータの回転中心ま
でをL、サンプル時間をT、位置情報をヘッドが読んで
からVCM駆動電流をDAC(D/Aコンバータ)にセ
ットするまでの時間をqTとすると、定電流駆動したV
CM系の離散化した運動方程式は数1のようになる。な
お、以下の説明において、時間の要素はサンプルnで表
す。n=n0からn=n1までの時間は(n1−n0)
Tである。
ク)、ν(n)はn時点のヘッド速度(トラック/サン
プル時間)、u(n)はn時点のVCM電流(A)であ
る。
示すれば、K=0.002Nm/A、J=0.1×10
−7Kgm2、P=1.337×10−6m、L=0.
0161m、T=2.38095×10−4s、q=
0.13となる。
可能なコントローラを数5のように表されるとする。
置)、Xc(n)はコントローラの状態変数である。状
態変数の第1項は積分器、第2項はn−1での位置、第
3項はn−1でのVCM電流、第4項はn−2でのVC
M電流に相当する。
パラメータを数5に適用すると、A c、Bc、Cc、D
cは数6〜数9のようになる。
トローラ(伝達関数H)からなるフィードバック系に外
乱efが作用する場合を考える。外乱efは機構系MS
に作用してヘッド位置の偏差defを生じる。同時に外
乱efはショックセンサSに作用してセンサ出力sを生
じる。本実施の形態では、バンドパスフィルタFを用い
てセンサ出力sに帯域制限を施す。バンドパスフィルタ
Fを適用して帯域制限するため、後に説明する位相シフ
トフィルタによる位相は通過域の帯域範囲内でG/(1
+GH)に合えばよい。このような位相シフトフィルタ
の次数は低くて良く、設計は容易であり実用的である。
ゲイン特性を示したグラフである。200〜400Hz
程度の周波数範囲で通過域を持つ。200Hz以下の周
波数の外乱はフィードバック系により補償が可能であ
り、400Hz以上の周波数で実用されることはあまり
ないので、この周波数範囲で適応フィルタが安定に動作
すれば、十分実用に耐える。
スフィルタより設計され、入力をs(n)、出力をf
(n)としたとき数10のように表される。
る場合には数11〜14に示すとおりである。
ルタFIRに入力されてフィードフォワード制御信号f
fを生成する。ffはフィードバック制御信号fbとと
もに入力Iに入力される。また、フィルタ出力fは位相
シフトフィルタPで位相シフトされ出力pを生ずる。パ
ラメータ適応アルゴリズムPAAは現ヘッド位置xおよ
び位相シフトフィルタ出力pとから適応的に係数を求
め、適応フィルタFIRに適用する。
り、センサ信号が帯域制限されているので、2次程度の
簡単なフィルタでよい。たとえば数15に示すような入
力をf(n)、出力をp(n)とするフィルタを適用で
きる。
ィルタによる位相と、前記クローズドループの伝達関数
G/(1+GH)の位相とを比較したグラフである。曲
線20(実線)がG/(1+GH)の位相を、曲線21
(破線)が位相シフトフィルタを、曲線22(一点鎖
線)がその差を示す。帯域制限した範囲23で位相差は
±90度の範囲におさまっている。LMS方式の適応ア
ルゴリズムの場合、差がゼロになることが好ましいが、
この程度の範囲に位相差が収まっていれば安定に動作す
ることがわかっている。
示したフローチャートである。図6に示す手順はサンプ
リング周期毎に行われる。以下n時点における処理を説
明する。n時点のサンプリング信号を受けると処理を開
始し(ステップ30)。ショックセンサSの出力s
(n)を検出する(ステップ31)。次に、s(n)を
用いてバンドパスフィルタFの出力f(n)を計算する
(ステップ32)。この計算には、数10の式を用い
る。
対するバンドパスフィルタの出力f(n)の比が所与の
値より大きいかを判断する(ステップ33)。ショック
センサSの出力s(n)に対してバンドパスフィルタの
出力f(n)が小さい場合、帯域外の信号が悪影響を及
ぼすことが考えられる。そこで、出力f(n)が小さい
場合には以下のアルゴリズムを適用しないようにするも
のである。なお、前記出力の大小判断には、出力の絶対
値の平均値を用いることができる。たとえばステップ3
3では、バンドパスフィルタの出力f(n)の絶対値の
平均値(Of)をショックセンサSの出力s(n)の絶
対値の平均値(Os)で割り、その値が0.8以上であ
るかを判断して、以下のアルゴリズムを適用している。
(n)が大きい場合)には、位相シフトフィルタの出力
p(n)の計算を行う。この計算には、数15の式を用
いる。
ィルタ出力を求める(ステップ35)。適応フィルタの
係数をr0、r1、・・・、rm−1とすると、これを
行列形式で表す。すなわち、 R(n)=[r0 r1 ・・・ rm−1]。
相シフトフィルタの出力p(n−1)、p(n−2)、
・・・、p(n−m+1)、と今回のサンプリング時に
求めた出力p(n)とから、行列P(n)を生成する。
すなわち、 P(n)=[p(n) p(n−1) ・・・ p(n
−m+1)]。
ば、 R(n)=R(n−1)−2αx(n)P(n)、 となる。
いるバンドパスフィルタの出力f(n−1)、f(n−
2)、・・・、f(n−m+1)、と今回のサンプリン
グ時に求めた出力f(n)とから、行列F(n)を生成
する。すなわち、 F(n)=[f(n) f(n−1) ・・・ f(n
−m+1)]。
ド制御信号である。
コントローラ出力を得る(ステップ36)。コントロー
ラ出力は、数17のようになる。
ステップ34以下の手順を実行せずに、コントローラ出
力の計算を行う(ステップ37)。前記したとおり、バ
ンドパスフィルタFの帯域外の信号がアルゴリズムに悪
影響を与えることを避けるため、ショックセンサSの出
力s(n)に対してバンドパスフィルタの出力f(n)
が小さい場合、アルゴリズムを適用しないようにするも
のである。つまり、ショックセンサSの出力s(n)の
絶対値の平均値(Os)に対してバンドパスフィルタの
出力f(n)の絶対値の平均値(Of)が0.8以下で
ある場合には数18の式を用いたコントローラ出力の計
算を行う。
一例を図7に示す。図7は、外乱として280Hzの正
弦波が加わった場合のヘッド位置を、サンプルを横軸に
示したグラフである。サンプルは、任意のサンプリング
時点を表すものであり、サンプル時間(周期)Tを乗ず
ることによって時間の次元に変換される。曲線40が本
実施の形態のLMS適応フィルタを適用した場合、曲線
41が適用しない場合である。適応フィルタの場合には
フィードフォワードを受けて、次第に外乱の影響が減衰
している様子がわかる。対して、本実施の形態の適応フ
ィルタを用いない場合、外乱の影響を受け続けているこ
とがわかる。
想的に行えない場合であっても、適応フィルタを用いて
フィルタ係数の最適化が可能になる。しかも、センサ出
力を帯域制限するため、位相シフトフィルタとして次数
の低い単純なフィルタを用いることができる。これによ
り、実用的な範囲内において、安定なシステムを容易に
得ることが可能になる。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
次には限られない。制限する帯域幅が狭ければ、1次フ
ィルタであても十分実用的なシステムを構成できる。
タFIRを複数設け、これらを並列に接続しても良い。
この場合、狭い帯域のバンドパスフィルタFであっても
広い帯域を複数のフィルタでカバーできる。なお、この
場合、適応フィルタFIR毎に位相シフトフィルタPお
よびパラメータ適応アルゴリズムPAAを用意すること
はもとよりである。
い。その他学習効果によって適応的にパラメータを変更
するフィルタを適用できる。
本発明を適用した例を示したが、HDDに限らず、CD
(compact disk)、DVD(digital video disk)、光
磁気ディスク等その他の回転型の記録媒体を有する記録
装置に適用できる。
なものによって得られる効果は、以下の通りである。す
なわち、ショックセンサを備え、その出力を適応的に処
理してフィードフォワード信号を得る回転記録装置にお
いて、実用的な範囲での安定な動作を実現できる。
置の一例を示したブロック図である。
辺の部材をさらに詳しく示したブロック図である。
ブロック図である。
性を示したグラフである。
とクローズドループの伝達関数G/(1+GH)の位相
とを比較したグラフである。
チャートである。
ッド位置をサンプル(時間)を横軸に示したグラフであ
る。
フォワードする従来方式の制御系の一例を示したブロッ
ク図である。
ド、4…ボイスコイルモータ(VCM)、5…アーム、
6…ヘッドプリアンプ、7…サーボチャネル、8…ハー
ドディスクコントローラ、9…VCMドライバ、10…
ショックセンサ、11…バス、12…RAM、13…R
OM、14…インタフェイス、15…ホスト装置、16
…サーボロジック手段、17…位置生成手段、18…サ
ーボコントローラ、19…MPU、F…バンドパスフィ
ルタ、FIR…適応フィルタ、G…VCM系の伝達関
数、H…コントローラの伝達関数、I…入力点、MS…
機構系、P…位相シフトフィルタ、PAA…適応アルゴ
リズム、S…ショックセンサ、ef…外乱、fb…フィ
ードバック制御信号、ff…フィードフォワード制御信
号。
Claims (14)
- 【請求項1】 回転駆動される記録媒体から少なくとも
情報の読出しを行うヘッドと、 前記ヘッドを駆動するヘッド駆動手段と、 前記ヘッドの前記記録媒体における現位置データを出力
するヘッド位置検出手段と、 前記現位置データと目標位置との偏差をその入力とし、
前記ヘッド駆動手段へのフィードバック制御信号を生成
するコントローラと、 回転記録装置に作用する外乱を検出するセンサと、 前記センサの出力信号を所与の周波数帯域で通過させる
バンドパスフィルタと、 前記バンドパスフィルタの出力信号を入力とし、前記ヘ
ッド駆動手段へのフィードフォワード制御信号を生成す
る適応フィルタと、 前記バンドパスフィルタの出力信号の位相をシフトさせ
る位相シフトフィルタと、 前記偏差および前記位相シフトフィルタの出力信号から
前記適応フィルタの各係数を算出する適応アルゴリズム
手段と、 を有する回転記録装置。 - 【請求項2】 前記位相シフトフィルタは、前記位相シ
フトフィルタを通過した信号の位相と、伝達関数がG/
(1+GH)で表現されるモデル(ただし、Gは前記ヘ
ッド駆動手段およびヘッド位置検出手段の伝達関数、H
は前記コントローラの伝達関数である)を通過した信号
の位相との位相差が、前記周波数帯域の領域において所
与の範囲内にあるものである請求項1記載の回転記録装
置。 - 【請求項3】 前記所与の範囲は、±90度の範囲であ
る請求項2記載の回転記録装置。 - 【請求項4】 前記位相シフトフィルタの次数は、前記
モデルの次数より低い請求項2記載の回転記録装置。 - 【請求項5】 前記位相シフトフィルタの次数は、2次
またはそれ以下である請求項2記載の回転記録装置。 - 【請求項6】 前記バンドパスフィルタの通過域は、2
00Hz〜500Hzの範囲である請求項1記載の回転
記録装置。 - 【請求項7】 複数組の、前記バンドパスフィルタ、適
応フィルタ、位相シフトフィルタ、および、適応アルゴ
リズム手段を有する請求項1記載の回転記録装置。 - 【請求項8】 回転駆動される記録媒体から少なくとも
情報の読出しを行うヘッドと、前記ヘッドを駆動するヘ
ッド駆動手段と、前記ヘッドの前記記録媒体における現
位置データを出力するヘッド位置検出手段と、前記現位
置データと目標位置との偏差をその入力とし、前記ヘッ
ド駆動手段へのフィードバック制御信号を生成するコン
トローラと、回転記録装置に作用する外乱を検出するセ
ンサと、を有する回転記録装置の制御方法であって、 前記センサの出力をサンプリングして離散化および量子
化されたセンサ出力s(n)を取得するステップと、 前記センサ出力s(n)を用いて、所与の周波数帯域の
通過域を持つバンドパスフィルタの出力f(n)を計算
するステップと、 前記出力f(n)を用いて、位相シフトフィルタの出力
p(n)を計算するステップと、 前記出力p(n)およびそれ以前のサンプリングにおけ
る値を要素とする配列P(n)を用いて、適応フィルタ
の各係数R(n)を計算するステップと、 前記出力f(n)およびそれ以前のサンプリングにおけ
る値を要素とする配列F(n)、および、前記係数R
(n)を用いて、適応フィルタの出力l(n)を計算す
るステップと、 前記出力l(n)を前記フィードバック制御信号に加
え、前記ヘッド駆動手段に入力するステップと、 を含む方法。 - 【請求項9】 前記センサ出力s(n)に対する前記バ
ンドパスフィルタの出力f(n)の比が、所与の値より
大であるかを判断するステップをさらに有し、 前記判断が真の場合には、前記p(n)、R(n)、l
(n)の計算をすることなく、前記出力l(n)を加え
ない前記フィードバック制御信号を前記ヘッド駆動手段
に入力する請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 前記位相シフトフィルタは、前記位相
シフトフィルタを通過した信号の位相と、伝達関数がG
/(1+GH)で表現されるモデル(ただし、Gは前記
ヘッド駆動手段およびヘッド位置検出手段の伝達関数、
Hは前記コントローラの伝達関数である)を通過した信
号の位相との位相差が、前記周波数帯域の領域において
所与の範囲内にあるものである請求項8記載の方法。 - 【請求項11】 前記所与の範囲は、±90度の範囲で
ある請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 前記位相シフトフィルタの次数は、前
記モデルの次数より低い請求項10記載の方法。 - 【請求項13】 前記位相シフトフィルタの次数は、2
次またはそれ以下である請求項10記載の方法。 - 【請求項14】 前記バンドパスフィルタの通過域は、
200Hz〜500Hzの範囲である請求項8記載の方
法。
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