JP2003106821A - 溝深さ計測記録方法及びそのシステム - Google Patents

溝深さ計測記録方法及びそのシステム

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JP2003106821A
JP2003106821A JP2001300264A JP2001300264A JP2003106821A JP 2003106821 A JP2003106821 A JP 2003106821A JP 2001300264 A JP2001300264 A JP 2001300264A JP 2001300264 A JP2001300264 A JP 2001300264A JP 2003106821 A JP2003106821 A JP 2003106821A
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Mikihiro Igawa
幹啓 井川
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Pearl Kogyo Co Ltd
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Pearl Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線状溝底部の残存厚みを溝加工に並行して能
率よく計測できるだけでなく、線状溝が多少蛇行してい
ても、溝最深部に対応する残存厚みを確実かつ高精度に
計測し記録して適確な品質管理に役立てることができる
ようにする。 【解決手段】 樹脂製表皮の表面に切り込み加工された
線状溝にその開口部側からレーザ光を照射しその反射光
をCCDが備えている多数の受光素子で受光出力させる
ことにより所定幅を持つ反射画像を作成し、この反射画
像の画像処理により所定幅の中で最も小さな値を溝最深
部の値として算出し、この算出された溝最深部の値が許
容設定範囲内にあるか否かを判定しそれらの判定結果が
OKの場合のみ溝最深部の値から残存厚みを演算出力
し、かつ、記録するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車用
インスツルメントパネルを形成するところの塩化ビニー
ル(PVC)やポリオレフィン(TPO)、ポリウレタ
ン(TPU)等の樹脂製表皮のエアバック設置箇所に対
応する部分に、一定以上の破壊力が加わったとき、その
箇所に応力を集中させて確実に破断しエアバックの適正
な展開を可能とする線状溝のように、シート状ワークの
所定箇所に切り込み加工された線状溝の深さを計測し
て、その計測値からシート状ワークにおける線状溝底部
の残存厚みを計測し記録する方法及びそのシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シート状ワークに線状溝を切り込み加工
して生産される製品においては、その製品品質を適正に
管理する上で線状溝底部の残存厚みを計測して製品毎の
データとして記録し保存しておくことが重要である。特
に、自動車用樹脂製表皮のエアバック設置箇所に対応す
る部分に加工される線状溝は搭乗者の安全性に密接に関
与するものであることから、一定の破壊抵抗を持つ線状
溝底部を再現性よく加工するためにも線状溝底部の残存
厚みを精度よく計測して製品毎のデータを記録し保存し
ておくことが非常に重要である。
【0003】従来一般には、シート状ワークの表面側に
切り込み加工された線状溝の開口部側から溝底部に向け
て光を照射してワーク裏面側への透過光量を計測するこ
とにより残存厚みを計測する手段が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき光透過型の計測手段では、溝がその長手方向に沿
って許容範囲内で蛇行して加工されているような場合、
光の照射位置を常に溝最深部に特定することが難しくて
照射位置が最深部からずれやすいだけでなく、ワークの
材質変化によっても透過光量が大きく変動しやすいた
め、残存厚みの計測値に誤差を生じやすく、適確な品質
管理を行なうことができない。
【0005】また、光透過型の計測手段の場合は、投光
部と受光部とをシート状ワークの表裏両側に各別に配置
することが必要であるために、加工対象であるシート状
ワークを定盤などの平坦面に密着固定して溝加工を行な
う溝加工装置側の一方向に計測装置を配置することがで
きず、溝加工箇所とは離れた箇所で計測するか、もしく
は、溝加工工程とは分離された別の工程で計測すること
が必要となり、装置的に複雑になりやすいとともに工程
が多くなり、生産性が悪化するという問題があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、線状溝底部の残存厚みを溝加工に並行して能率よく
計測することができるだけでなく、線状溝が多少蛇行し
て加工されていても、溝最深部に対応する残存厚みを確
実かつ高精度に計測しかつ記録して適確な品質管理に役
立てることができる溝深さ計測記録方法及びそのシステ
ムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る溝深さ計測記録方法は、シート状ワー
クの表面に切り込み加工された線状溝の深さを計測し、
その計測値からシート状ワークにおける線状溝底部の残
存厚みを演算出力し記録する方法であって、裏面が平坦
面に密着するように固定保持されたシート状ワーク表面
の線状溝に開口部側から溝底部に向けてのレーザ光を照
射するとともに、その反射光を線状溝の長手方向に直交
する方向に等しい間隔で多数の受光素子を有するCCD
で受信して多数の微小面積が集合した所定幅の反射画像
を作成し、このCCDにより作成された反射画像を画像
処理することにより、所定幅の中で最も小さな値を溝最
深部の値として算出した後、その算出された溝最深部値
が予め設定された許容範囲内にあるか否かを判定し、そ
の判定において、上記算出溝最深部値が設定許容範囲内
にあるとの判定結果が出た場合、算出溝最深部値から残
存厚みを演算出力するとともに、その出力値を記録する
ことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明に係る溝深さ計測記録システ
ムは、シート状ワークの表面に切り込み加工された線状
溝の深さを計測し、その計測値からシート状ワークにお
ける線状溝底部の残存厚みを演算出力し記録するシステ
ムであって、シート状ワークをその裏面が平坦面に密着
するように固定保持する定盤と、シート状ワーク表面の
線状溝の開口部側からレーザ光を照射するとともに、そ
の反射光を線状溝の長手方向に直交する方向に等しい間
隔で配置された多数の受光素子で受光することにより微
小面積が集合した所定幅の反射画像を作成するCCD
と、このCCDにより作成された反射画像の画像処理に
より、所定幅の中で最も小さな値を溝最深部の値として
算出する手段と、その算出された溝最深部値が予め設定
された許容範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
この判定手段において、上記算出溝最深部値が設定許容
範囲内にあるとの判定結果が出た場合、上記算出溝最深
部値から残存厚みを演算出力するとともに、その出力値
を記録する手段とを、具備していることを特徴とするも
のである。
【0009】上記のごとき構成要件を有する本発明によ
れば、裏面が平坦面に密着するように固定保持されてシ
ート状ワーク表面に切り込み加工された線状溝の溝開口
部側からレーザ光を照射してその反射光をCCDの多数
の受光素子で受光させることによって、等しい微小面積
(画素)が集合した所定幅の反射画像が作成されること
になる。このように所定幅に作成された反射画像の画像
処理により所定幅の中で最も小さな値を溝最深部の値と
して算出することで、線状溝が許容される範囲内で多少
蛇行状態に加工されていたとしても、溝最深部の値をミ
スなく確実に計測することが可能である。また、計測さ
れた溝最深部の値が予め設定された許容範囲内にあるか
否かを判定し、その判定結果がOKの場合にのみ残存厚
みを演算し出力して記録することによって、シート状ワ
ーク自体の材質に関係なく、溝最深部に対応する残存厚
みを精度よく計測し記録することが可能であり、その記
録データを次に線状溝を再現性よく加工するためのフィ
ードバック資料に利用することで、製品全体の品質管理
を適確に行なうことが可能である。
【0010】また、レーザ光の反射光を受信するもので
あって、投光部も受光部もシート状ワーク表面側に配置
して一方向からの計測が可能であるから、シート状ワー
クの裏面を定盤などの平坦面に密着固定させて表面に溝
を加工する溝加工装置側に計測装置の全体を近接配置し
溝加工と並行して溝深さを計測することが可能となり、
溝加工及び加工溝深さの計測を一連の工程で能率よく行
なえ、製品の生産性向上も図ることができる。
【0011】上記した本発明に係る溝深さ計測記録シス
テムにおいて、CCDにおける受光素子数、すなわち、
画素数を、請求項4に記載のように、手動で調整可能に
構成する場合は、画像を見ながらその画像に山や谷の部
分があるとき、画素数を減少(絞る)する方向に調整す
ることによって、山や谷部分の計測を排除することが可
能となり、最深部の値の計測精度を一層高めることがで
きる。
【0012】また、本発明に係る溝深さ計測記録及びそ
のシステムが対象とするシート状ワークは、表面に線状
溝が加工されたシート状のものであればなにであっても
よいが、請求項2及び請求項5に記載したように、エア
バッグ設置箇所に対応する部分に所定の肉厚を残存させ
る状態で線状溝が切り込み加工されている自動車用樹脂
製表皮を対象とする場合に特に有効である。この自動車
用樹脂製表皮を対象とする場合は、エアバッグの展開性
能という自動車の搭乗者の安全性確保の面から非常に小
さい誤差範囲内で加工されていることが要求される線状
溝の加工深さを正確に計測し記録することができ、再現
性よい溝加工を行なうためのフィードバック資料の作成
に有効に活用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は自動車用樹脂製表皮を対
象シート状ワークとして本発明方法を実施する際に用い
られる溝深さ計測記録システムの概略構成図である。同
図において、1はその裏面が定盤2の平坦上面2aに密
着するように載置された自動車用樹脂製表皮であり、そ
の表面でエアバッグ設置箇所に対応する部分には、例え
ば超音波加工装置やレーザ加工装置、あるいは高周波加
工装置等の各種の溝加工装置(図示省略する)によっ
て、その底部に所定厚みtの肉厚を残存させる状態で線
状溝3が切り込み加工されている。
【0014】4は上記樹脂製表皮1の表面の上方部に設
置されたレーザ正反射CCD変位センサであって、これ
は溝加工装置と一体的に移動するように設置されてい
る。5はそのレーザ正反射CCD変位センサ4のCCD
受信画像をNTSC方式の出力部6及び送像系統7を介
して取り込んで画像処理を行なう画像処理部(通常はパ
ソコンが使用される)を持った視覚認識装置であって、
この視覚認識装置5で算出された値を出力する通信ポー
ト8が接続されている。
【0015】上記レーザ正反射CCD変位センサ4は、
図2の動作原理図で示すように、樹脂製表皮1における
線状溝3の開口部側の斜め上方から微小径の多数のレー
ザ光Loを照射してその反射光Lrを受光レンズ9を通
してCCD10で受信する。このCCD10は、線状溝
3の長手方向に直交する方向に等しい間隔で多数の受光
素子(周知であるため、図示省略する)が配置されてい
るとともに、その多数の受光素子数を手動で任意に調整
可能に構成されており、これら多数の受光素子で反射光
Lrを受光することにより、微小面積の画素が集合した
所定幅Wの反射画像を作成する。このCCD10によっ
て作成された画像は上記視覚認識装置5に取り込まれ
て、そのモニタ画面Mには図3に明示するような画像P
が表示される。
【0016】上記視覚認識装置5の画像処理部は、モニ
タ画面Mに表示された図3に示す画像Pの画像処理によ
り所定幅Wの中で最も小さな値を溝最深部の値t(距
離)として算出する手段及び樹脂製表皮1の厚み値t
(距離)を算出する手段、その算出された溝最深部の値
dを予め設定入力された最深部の最小値dmin及び最
大値dmaxとそれぞれ比較して算出された溝最深部の
値が許容範囲内にあるか否かを判定する手段、樹脂製表
皮1の厚み値tを予め設定入力された最小厚み値tmi
nと比較して算出された樹脂製表皮1の厚み値tが設定
最小厚み値tminを超えているか否かを判定する手
段、それら両判定手段による判定結果を総合して良品で
あるか不良品であるかを判定する総合判定手段、不良品
と判定されたとき、それに対応する警報を出力する手
段、及び、良品と判定されたとき、ファイル名を製作し
て各算出値d,tを保存する手段とを備えている。
【0017】なお、上記CCD10における受光素子数
をモニタ画面M上の画像Pを見ながらその画像に山や谷
の部分があるとき、画素数を減少(絞る)する方向に調
整することによって、山や谷部分の計測を排除し溝最深
部の値tの計測精度を高めることができる。また、上記
画像処理部での総合判定手段による判定結果で良品であ
ると判定されたときは、溝最深部の値dから線状溝3底
部の残存厚みTが演算処理される。さらに、上記した各
設定値dmin,dmax,tminは上記のモニタ画
面M上に数値入力されるものである。
【0018】次に、上記構成の溝深さ計測記録システム
を用いて、自動車用樹脂製表皮1のエアバック設置箇所
に対応する部分に先行する溝加工装置により切り込み加
工された線状溝3の深さ等を計測し記録する方法につい
て、図4のフロチャートを参照して説明する。まず、樹
脂製表皮1への線状溝3の加工装置と定盤2の平坦上面
2aとの間の設定距離に対応してレーザ正反射CCD変
位センサ4におけるCCD10の補正値を設定する補正
キャリブレーションを行なった後、レーザ正反射CCD
変位センサ4による所定の計測動作を開始する(ステッ
プS21,S22)。
【0019】この計測動作に伴いCCD10の多数の受
光素子が反射光Lrを受光することにより微小面積の画
素が集合した所定幅Wの反射画像が作成され、この反射
画像が視覚認識装置5に取り込まれるとともに、その反
射画像Pの画像処理によって溝最深部の値d及び表皮1
の厚み値tが距離として算出される(ステップS23,
S24)。次いで、その算出溝最深部の値dと予め設定
入力されている最深部最小値dmin及び最大値dma
xとがそれぞれ比較されて該算出溝最深部の値dが設定
許容範囲内にあるか否かが判定される(ステップS2
5,S26)とともに、算出厚み値tが予め設定入力さ
れている最小厚み値tminと比較されて該算出厚み値
tが設定最小厚み値tminを超えているか否かが判定
される(ステップS27)。
【0020】そして、上記ステップS25,S26の判
定結果がOKであり、かつ、ステップS27の判定結果
もOKのアンド条件が成立した場合並びにステップS2
5,S26、S27の判定結果のいずれかがNGのオア
条件が成立した場合、その判定結果及びその時のデータ
(各算出値d,t)を記憶する(ステップS28)。
【0021】次に、記憶された判定結果に基づいて計測
動作を続行するか否かが判断されてOKのアンド条件が
成立したときは、線状溝3の長手方向に沿い計測位置を
移動させて上記したステップでの計測動作を繰り返し続
行する一方、NGのオア条件が成立したときは、計測動
作を終了する(ステップS29,S30)。
【0022】計測動作が終了したとき、線状溝3の全長
に亘る判定結果に基づいて総合判定が行なわれ(ステッ
プS31)、NGの判定結果が一つでもある場合、すな
わち、樹脂製表皮1の線状溝3の全長に亘る深さが設定
許容範囲外にある部分を含んでいる加工不良の場合及び
樹脂製表皮1自体の厚みが設定最小厚み以下の部分を含
んでいる厚み不良の場合は、製品(線状溝3が切り込み
加工された樹脂製表皮1)が不良品であるとして警報を
出力する(ステップS32)一方、全ての判定結果がO
Kの良品である場合、ファイル名を製作してそのファイ
ル名とともにハードディスクに各算出値d,t及びTを
保存するとともに、ファイル名のみを通信ポート8に出
力する(ステップS33,S34,S35)。
【0023】なお、上記実施の形態では、自動車用エア
バッグの設置箇所に対応する部分に所定の肉厚を残存さ
せる状態で線状溝3を切り込み加工する樹脂製表皮1を
計測対象としたが、表面上に線状溝を加工するいかなる
シート状ワークの溝計測に適用してもよいこともちろん
である。
【0024】また、上記実施の形態では、反射画像の画
像処理によって溝最深部の値tと同時に表皮1の厚み値
tも算出することによって、表皮1の厚みのばらつきに
起因する不良品の排除を可能としたもので説明したが、
溝最深部の値tのみ算出し、それが設定許容範囲内にあ
るか否かを判定するだけのものであってもよいこともち
ろんである。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シート
状ワークの表面に切り込み加工された線状溝の溝開口部
側からレーザ光を照射してその反射光をCCDの多数の
受光素子で受光させることで、等しい微小面積(画素)
が集合した所定幅の反射画像を作成し、この反射画像の
画像処理によって所定幅の中で最も小さな値を溝最深部
の値として算出することで、線状溝が許容される範囲内
で多少蛇行状態に加工されていたとしても、また、シー
ト状ワークの材質に関係なく、溝最深部の値及びそれに
対応する残存厚みをミスなく確実に計測し記録すること
ができる。したがって、その記録データを次に線状溝を
再現性よく加工するためのフィードバック資料に有効利
用して、製品全体の品質管理に役立てることができる。
【0026】加えて、レーザ光の反射光を受信するもの
であって、投光部も受光部もシート状ワークの表面側に
配置して、つまり、シート状ワークの裏面を定盤などの
平坦面に密着固定させて表面に溝を加工する溝加工装置
側に計測装置の全体を近接配置して溝加工と並行して溝
深さを計測することができ、これによって、溝加工及び
加工溝深さの計測を一連の工程で能率よく行なえ、製品
の生産性の向上にも資することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溝深さ計測記録方法の実施に際し
て用いられる自動車用樹脂製表皮の溝深さ計測記録シス
テムの概略構成図である。
【図2】同上システムにおける主要部であるレーザ正反
射CCD変位センサの動作原理図である。
【図3】同上システムにおける主要部である視覚認識装
置に画像表示されたモニタ画面の説明図である。
【図4】自動車用樹脂製表皮に切り込み加工された線状
溝の深さ等を計測・記録処理する動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 自動車用樹脂製表皮(シート状ワークの一例) 2 定盤 3 線状溝 4 レーザ正反射CCD変位センサ 5 視覚認識装置(画像処理装置の一例) 10 CCD
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA25 AA30 CC02 FF04 GG04 HH12 JJ02 JJ25 MM06 NN12 QQ25 QQ31 SS13 3D054 AA02 AA03 AA04 AA13 AA14 AA18 BB02 BB09 BB23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状ワークの表面に切り込み加工さ
    れた線状溝の深さを計測し、その計測値からシート状ワ
    ークにおける線状溝底部の残存厚みを演算出力し記録す
    る方法であって、 裏面が平坦面に密着するように固定保持されたシート状
    ワーク表面の線状溝に開口部側から溝底部に向けてのレ
    ーザ光を照射するとともに、その反射光を線状溝の長手
    方向に直交する方向に等しい間隔で多数の受光素子を有
    するCCDで受信して多数の微小面積が集合した所定幅
    の反射画像を作成し、 このCCDにより作成された反射画像を画像処理するこ
    とにより、所定幅の中で最も小さな値を溝最深部の値と
    して算出した後、 その算出された溝最深部値が予め設定された許容範囲内
    にあるか否かを判定し、 その判定において、上記算出溝最深部値が設定許容範囲
    内にあるとの判定結果が出た場合、算出溝最深部値から
    残存厚みを演算出力するとともに、その出力値を記録す
    ることを特徴とする溝深さ計測記録方法。
  2. 【請求項2】 対象とするシート状ワークが、エアバッ
    ク設置箇所に対応する部分に所定の肉厚を残存させる状
    態で線状溝を切り込み加工する自動車用樹脂製表皮であ
    る請求項1に記載の溝深さ計測記録方法。
  3. 【請求項3】 シート状ワークの表面に切り込み加工さ
    れた線状溝の深さを計測し、その計測値からシート状ワ
    ークにおける線状溝底部の残存厚みを演算出力し記録す
    るシステムであって、 シート状ワークをその裏面が平坦面に密着するように固
    定保持する定盤と、 シート状ワーク表面の線状溝の開口部側からレーザ光を
    照射するとともに、その反射光を線状溝の長手方向に直
    交する方向に等しい間隔で配置された多数の受光素子で
    受光することにより微小面積が集合した所定幅の反射画
    像を作成するCCDと、 このCCDにより作成された反射画像の画像処理によ
    り、所定幅の中で最も小さな値を溝最深部の値として算
    出する手段と、 その算出された溝最深部値が予め設定された許容範囲内
    にあるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段において、上記算出溝最深部値が設定許容
    範囲内にあるとの判定結果が出た場合、上記算出溝最深
    部値から残存厚みを演算出力するとともに、その出力値
    を記録する手段とを、具備していることを特徴とする溝
    深さ計測記録システム。
  4. 【請求項4】上記CCDにおける受光素子数は、手動で
    調整可能に構成されている請求項1に記載の溝深さ計測
    記録システム。
  5. 【請求項5】 対象とするシート状ワークが、エアバッ
    ク設置箇所に対応する部分に所定の肉厚を残存させる状
    態で線状溝を切り込み加工する自動車用樹脂製表皮であ
    る請求項3または4に記載の溝深さ計測記録システム。
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