JP2003106068A - 羽板の開閉構造及び開閉式がらり及びキャビネット - Google Patents

羽板の開閉構造及び開閉式がらり及びキャビネット

Info

Publication number
JP2003106068A
JP2003106068A JP2001305066A JP2001305066A JP2003106068A JP 2003106068 A JP2003106068 A JP 2003106068A JP 2001305066 A JP2001305066 A JP 2001305066A JP 2001305066 A JP2001305066 A JP 2001305066A JP 2003106068 A JP2003106068 A JP 2003106068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed screw
opening
screw
spur gear
cabinet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001305066A
Other languages
English (en)
Inventor
Shogo Sugano
昭吾 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HUMAN KK
Original Assignee
HUMAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HUMAN KK filed Critical HUMAN KK
Priority to JP2001305066A priority Critical patent/JP2003106068A/ja
Publication of JP2003106068A publication Critical patent/JP2003106068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な羽板の開閉構造を提供することを第1
の課題とし、次に、換気口に備え付けられる開閉式がら
り(鎧戸)であって、安価に製造可能、メンテナンス不
要の開閉式がらりを提供することを第2の課題とし、さ
らに、換気口に開閉式がらりを備え付けたキャビネット
を提供することを第3の課題とする。 【解決手段】 両端が回動自在に支持された羽板3に、
羽板3の回動軸を中心とする平歯車3bを備え付け、両
端が回動自在に支持された送りねじ4のねじ山を、送り
ねじ4のねじ軸が羽板3の回動軸と直交する方向から送
りねじ4のリード角と等しい角度で傾けられた状態で、
平歯車3bに歯合させ、送りねじ4のねじ軸まわりの回
動に連動させて羽板3を開閉する構造とした。そして、
開閉式がらり1は、換気口に取り付けられる枠体2に回
動自在に取り付けた複数の羽板3を、前記の羽板の開閉
構造を利用して開閉させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、羽板の開閉構造に
関し、さらに、羽板の開閉構造を利用した開閉式がらり
および換気口に開閉式がらりを備え付けたキャビネット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータなどの電子機器は、
塵や埃などを避けるために、あるいは安全管理上の理由
から、図8に示すような、収納棚を扉20aと板材20
bとで囲った筐体状のキャビネット20に収納されるこ
とが多い。ところで、多くの電子機器は、自ら熱を発す
る一方で、熱に弱いので、高温の場所に長期間にわたっ
て電子機器を放置すると、電子機器に誤動作や故障が発
生することがある。このため、キャビネット20に収納
された電子機器E自身の発熱により、キャビネット20
内が高温にならないように、キャビネット20には、背
面と天板とに換気口K1,K2が設けられ、背面の換気
口K1から冷えた空気を取り入れるとともに、天板の換
気口K2から電子機器Eにより熱せられた空気を排出し
て、キャビネット20内の温度が上昇するのを防止して
いる。
【0003】ところで、電子機器Eから発生する熱量は
その種類や使用状況によって異なり、また、例えば、図
9のように多くのキャビネット20が備え付けられてい
る場合には、空調装置Aからの距離によって、キャビネ
ット20内に取り入れられる空気の温度や量が異なる。
すなわち、空調装置Aに近いキャビネット20は冷却さ
れやすいが、空調装置Aから離れた位置にあるキャビネ
ット20(図9では中央付近)は冷却されにくい。
【0004】したがって、収納される電子機器Eやキャ
ビネット20の設置状況に合わせて、キャビネット20
に、適宜な大きさの換気口K1,K2を形成しておくの
が望ましいが、キャビネット20の生産性といった観点
からみると、収納される電子機器Eの種類やキャビネッ
ト20の設置状況ごとに、換気口K1,K2の大きさを
変えたキャビネット20を製造するのは、生産性が悪
く、製造コストも高くなるため、合理的ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来では
一定の大きさの換気口K1,K2を備えるキャビネット
20を製造していたが、この場合の換気口K1,K2の
大きさは、キャビネット20に収納される電子機器Eの
種類やキャビネット20の設置状況などに対応したもの
とは限らず、また、使用当初は適切な大きさの換気口K
1,K2であっても、収納されている電子機器Eを入れ
替えるなど、後日使用状況が変わった場合などには、対
応する術がなかった。一方で、必要以上に大きい換気口
K1,K2を備えるのは、埃や塵から電子機器Eを守る
というキャビネット20の本来の目的を損ねる可能性が
あるため望ましくない。このような背景のもと、キャビ
ネット20に収納される電子機器Eの種類やキャビネッ
ト20の設置状況に応じて、その開度を自在に調節でき
る換気口が切望されている。
【0006】また、図8のように、換気口K1,K2に
電動ファンFを設置して、換気量を調整しうるようにし
たものも提案されているが、電動ファンFそのものの費
用に加え、稼動中には電気費やメンテナンス費が必要と
なるために、経済性に問題がある。
【0007】なお、このような問題は、前記のような電
子機器のキャビネットに限らず、住宅における換気口な
どにおいても共通して当てはまる問題である。すなわ
ち、換気口が設置される地域、季節および天候などの様
々な要因によって、必要とされる換気口の開度が変動す
るからである。
【0008】そして、本願の発明者は、換気口の開度を
調節するものとして、住宅の窓やドアなどに取り付けら
れるがらり(鎧戸)に着目し、鋭意検討の結果、これを
簡単な機構で開閉でき、さらにはメンテナンスを必要と
しない開閉構造を発明するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、簡易な羽板の開閉構
造を提供することを第1の課題とし、次に、換気口に備
え付けられる開閉式がらり(鎧戸)であって、安価に製
造可能、メンテナンス不要の開閉式がらりを提供するこ
とを第2の課題とし、さらに、換気口に開閉式がらりを
備え付けたキャビネットを提供することを第3の課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、請求項1に記載の発明は、羽板の開閉構造で
あって、両端が回動自在に支持された羽板に、該羽板の
回動軸を中心とする平歯車を備え付け、両端が回動自在
に支持された送りねじのねじ山を、該送りねじのねじ軸
が前記羽板の回動軸と直交する方向から該送りねじのリ
ード角と等しい角度で傾けられた状態で、前記平歯車に
歯合させ、前記送りねじのねじ軸まわりの回動に連動し
て前記羽板が開閉されることを特徴とする。
【0011】かかる羽板の開閉構造は、羽板に回動軸を
中心とする平歯車を備え付け、羽板の回動軸と直交する
方向からリード角と等しい角度で傾けられた送りねじの
ねじ山を、平歯車と歯合させたものである。また、歯合
位置では、送りねじのねじ山のつるまき線と平歯車の歯
筋方向とは平行である。すなわち、ねじ軸を平歯車の中
心軸と直交する方向からリード角と等しい角度で傾けた
送りねじと平歯車とが、食違い軸歯車状に噛み合わされ
ている。ここで、食違い軸歯車とは、交わらず、かつ平
行でもない2軸(食違い軸)の間で運動を伝達する歯車
であり、リード角とは、ねじ山のつるまき線と、ねじ軸
に直角な平面とのなす角である。そして、送りねじのね
じ軸まわりの回動は、送りねじのねじ山と歯合する平歯
車により、羽板の開閉運動に変換される。また、平歯車
が備えられた羽板と、平歯車に噛み合う送りねじという
非常に簡易な構成であるため、操作が容易で、故障もほ
とんどない。
【0012】請求項2に記載の発明は、換気口に取り付
けられる枠体と、該枠体にそれぞれ回動自在に取り付け
られる複数の羽板と、前記枠体に回動自在に取り付けら
れる送りねじと、を備え、前記各羽板を開閉させて前記
換気口の開度を調節する開閉式がらりであって、前記各
羽板は、その回動軸が同一平面上で平行になるように並
べられ、前記各羽板には、その回動軸を中心とする平歯
車が備えられ、前記送りねじのねじ山を、前記送りねじ
のねじ軸が前記各羽板の回動軸と直交する方向から前記
送りねじのリード角と等しい角度で傾けられた状態で、
前記各平歯車に歯合させ、前記送りねじのねじ軸まわり
の回動に連動して前記各羽板が開閉される、ことを特徴
とする。
【0013】かかる開閉式がらりは、枠体に平行に並べ
られた複数の羽板のそれぞれに、回動軸を中心とする平
歯車を備え付けるとともに、各羽板の回動軸と直交する
方向からリード角と等しい角度で傾けて枠体に取り付け
た送りねじのねじ山を、各平歯車と歯合させたものであ
る。すなわち、各平歯車と送りねじとが食違い軸歯車状
に噛み合わされている。そして、送りねじのねじ軸まわ
りの回動は、送りねじのねじ山と歯合する平歯車によ
り、羽板の開閉運動に変換される。また、平歯車が備え
られた羽板と、平歯車に噛み合う送りねじという非常に
簡易な構成であるため、生産性に優れ、製造コストも安
価である。操作が容易で、故障もほとんどないため、維
持管理の負担が軽減される。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の開閉式がらりであって、前記平歯車は、前記羽板と一
体に形成され、前記羽板と前記平歯車とは、該羽板の回
動軸方向に等しい断面形状を有する、ことを特徴とす
る。
【0015】かかる開閉式がらりによると、羽板と平歯
車とが一体に形成されているとともに、これらが回転軸
方向に等しい断面形状を有するので、平歯車を備える羽
板を、アルミニウム合金やその他の金属の押出成形によ
り容易に製造することができる。そして、押出成形によ
り製造された羽板を、換気口に取り付けられる枠体の幅
に合わせて切断するだけでよいため、枠体の大きさが変
わっても容易に対応できる。また、本発明に開閉式がら
りでは、前記したように、送りねじが各羽板と直交する
方向からリード角に等しい角度だけ傾いて取り付けらる
ので、羽板の位置によって、送りねじと交差する位置が
羽板の回動軸方向に変化するが、平歯車も回動軸方向に
沿って形成されるので容易に対応できる。
【0016】請求項4に記載の発明は、換気口を有する
箱型のキャビネットであって、前記換気口に請求項2又
は請求項3に記載の開閉式がらりが備え付けられること
を特徴とする。
【0017】かかるキャビネットは、埃や塵を避けるた
めに、板材や扉などで棚を囲って箱形状に形成されたキ
ャビネットの換気口に、前記の開閉式がらりを備え付け
たものである。このようなキャビネットによれば、換気
口の開度を容易に調節できるので、キャビネットに収納
される収納物の性質やキャビネットの設置条件に応じた
換気を行うことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
した図面を参照して詳細に説明する。なお、便宜上、図
1及び図2には座標軸を付してある。
【0019】また、以下の実施形態では、図7に示すよ
うに、開閉式がらり1を電子機器のキャビネット10の
換気口K1,K2に備え付けた場合を例に説明するが、
これに限定されることはなく、建物の換気口などに広く
適用できる。
【0020】本発明に係る開閉式がらり1は、図1乃至
図3に示すように、枠体2と、枠体2に取り付けられた
複数の羽板3および送りねじ4と、から構成される。
【0021】枠体2は、本実施形態では、矩形形状であ
り、枠材2a、枠材2bおよび板状の枠材2c,2cに
より形成されている。また、羽板3を取り付けられない
送りねじ4の両端部において、隙間が生じないように、
枠材2aは断面U字形状に、枠材2bは断面L字形状に
形成され(図2参照)。さらに、枠体2の外周には、キ
ャビネット10の換気口K1,K2に取り付けるための
断面L字形状の取付枠材2dが装着されている。また、
枠材2a、2b、2cおよび取付枠材2dは、好適には
アルミニウム合金製の板材や鋼製の板材などを折曲加工
して形成することができるが、合成樹脂製の材料であっ
てもよい。
【0022】羽板3は、図4に示すように、板部3a
と、これに一体に形成された平歯車3bとからなる。平
歯車3bは、板部3aの側端部から突出するとともに、
Y軸方向(図1参照)に沿って形成され、平歯車3bの
歯3cは点Pを中心とした円弧上に形成されている。な
お、図4において、点線で示した円弧は歯3cの歯先円
である。また、点Pは平歯車3bの中心軸Pであり、後
述するように羽板3の回動軸でもある。なお、図示の実
施形態では、平歯車3bの歯3cは5個であるが、これ
に限定されるものではなく、送りねじ4のピッチなどに
合わせて適宜変更してよい。
【0023】羽板3は、板部3aおよび平歯車3bと
も、Y軸方向(回動軸方向)に等しい断面形状を有する
ので、アルミニウム合金やその他の金属あるいは合成樹
脂材料を押出成形することにより製造することができ
る。そして、枠体2の幅に合わせて押出形材を切断する
ことにより羽板3が形成される。
【0024】送りねじ4は、本実施形態では、旋盤など
の工作機械の送り用のねじとして用いられるねじ山の角
度が30度の台形ねじで、一端に送りねじ4を回動させ
るためのつまみ4aが装着されている。
【0025】以下、開閉式がらり1の組み立て方法につ
いて説明し、併せて、羽板の開閉構造についても説明す
る。まず、枠材2a,2b,2c,2cをビスBや溶接
により矩形形状に組み立てて枠体2を形成するととも
に、羽板3を平歯車3bの中心軸P(図4参照)を中心
として回動するように、枠材2c,2cに取り付ける。
このとき、羽板3は、それぞれの回動軸(中心軸P)
が、同一平面上(XY平面上)に、かつ、平行になるよ
うに並べられる。
【0026】次に、図5に示すように、羽板3の回動軸
と直交する方向(X軸方向)から送りねじ4のリード角
θと等しい角度で傾けた送りねじ4を、そのねじ山と平
歯車3bとを歯合させた状態で、枠材2a,2bに回動
自在に取り付ける。このとき、図6に示すように、送り
ねじ4のねじ軸はXY平面と平行な平面上にある。ま
た、送りねじ4のねじ軸と羽板3の回動軸とは、交わら
ず、かつ平行でもない食違い軸状態であり、送りねじ4
と平歯車3bとは食違い軸歯車状に噛み合わされる。ま
た、送りねじ4と平歯車3bとが当接する位置(歯合位
置)では、送りねじ4のねじ山のつるまき線と平歯車3
bの歯筋方向は平行になっている。
【0027】なお、本実施形態では、送りねじ4を前記
のような角度で保持するために、つまみ4a側が支持部
材2eを介して枠材2aに回動自在に取り付けられ、他
方が支持部材2fを介して枠材2bに回動自在に取り付
けられている。また、取付枠材2dは適宜な段階でビス
や溶接により枠体2に取り付ければよい。
【0028】開閉式がらり1は、以上のように構成され
ており、送りねじ4と平歯車3bとが食違い軸歯車状に
噛み合わされているので、送りねじ4をつまみ4aを利
用してそのねじ軸まわりに回動させると、送りねじ4の
回動が平歯車3bのY軸回りの運動に変換され、したが
って、羽板3がY軸回りに回動(開閉)する。また、送
りねじ4は、各羽板3の平歯車3bのそれぞれと食違い
歯車状に噛み合わされているので、送りねじ4を回動さ
せると、すべての羽板3が一緒に開閉する。
【0029】このように、開閉式がらり1は、羽板3の
開閉の度合いを自在に調節することができる。また、非
常に簡易な機構であるため製造が容易で、生産性に優れ
ている。また、開閉操作も容易で、故障もほとんどない
ためメンテナンスもほとんど必要としない。
【0030】さらに、羽板3が一方向に等しい断面形状
を有する場合には、アルミニウム合金やその他の金属の
押出形材が利用できるので、羽板3の製作が容易にな
る。また、枠体2の大きさが変わっても、押出形材を枠
体2のY軸方向の寸法に合わせて切断するだけで、所定
の寸法の羽板3を製作することができるので、製作コス
トを抑えることができる。また、枠体2のX軸方向の寸
法の変化に対しては、枠体2に取り付ける羽板3の枚数
を増減させることで容易に対応できる。
【0031】また、平歯車3bがY軸方向に沿って形成
されるので、送りねじ4はY軸方向の任意の位置におい
て平歯車3bと噛み合せることができる。
【0032】次に、開閉式がらり1をキャビネットの換
気口に備え付けた例を示す。開閉式がらり1は、例えば
図7に示すように、電子機器のキャビネット10の換気
口K1,K2に備え付けて使用される。なお、キャビネ
ット10では、上面と背面とに形成された換気口K1,
K2に開閉式がらり1を取り付けているが、取付位置は
これに限定されることはなく、適宜最適な部位に取り付
ければよい。
【0033】そして、図9のように、多数のキャビネッ
トが備え付ける場合には、キャビネット10に収納され
る電子機器Eの種類や使用状況、キャビネット10の設
置条件に応じて、開閉式がらり1の開度をそれぞれ調節
する。例えば、空調装置Aに近い位置に設置されたキャ
ビネット10の開閉式がらり1の開度を小さく設定し、
空調装置Aから遠い位置に設置されたキャビネット10
の開閉式がらり1の開度を大きく設定すればよい。
【0034】このように、キャビネット10の換気口K
1,K2に開閉式がらり1を備え付けておけば、換気口
K1,K2の開度を、収納される電子機器Eの種類や使
用状況、キャビネットの設置条件に応じて最適な大きさ
に調節することができるので、常に最適な換気を行うこ
とができる。
【0035】なお、前記の開閉式がらり1では、羽板3
は、回動軸方向に等しい断面形状を有するものとした
が、これに限らず、例えば、平歯車3bを送りねじ4と
交差する位置にのみ装着してもよいし、羽板3の断面形
状を回動軸方向に変化させてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の羽板の開閉構造によれば、羽板
を非常に簡易な機構で開閉させることができ、また開閉
操作も容易であり、故障が発生することもほとんどな
い。
【0037】また、本発明の開閉式がらりによれば、羽
板の開閉の度合いを自在に調節することができる。ま
た、非常に簡易な機構であるため製造が容易で、生産性
に優れている。また、開閉操作も容易で、故障もほとん
どないためメンテナンスもほとんど必要としない。
【0038】さらに、羽板が回動軸方向に等しい断面形
状を有する場合には、羽板をアルミニウム合金やその他
の金属の押出形材を利用して容易に製作することが可能
になるので、より安価に製造することができる。
【0039】さらに、本発明のキャビネットによれば、
本発明の開閉式がらりを備え付けることで、収納される
物品の性状やキャビネットの設置状況に合わせて、換気
口の開度を最適な状態に調節できるので、常に最適な換
気を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る開閉式がらりの平面図である。
【図2】 図1のA−Aにおける側断面図である
【図3】 本発明に係る開閉式がらりの斜視図である。
【図4】 羽板の拡大断面図である。
【図5】 羽板と送りねじの拡大平面図である。
【図6】 羽板と送りねじの拡大斜視図である。
【図7】 開閉式がらりをキャビネットに備え付けた例
を示す斜視図である。
【図8】 従来のキャビネットの斜視図である。
【図9】 多数のキャビネットが室内に設置された状況
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 開閉式がらり 2 枠体 3 羽板 4 送りねじ 2a、2b、2c 枠材 3a 板部 3b 平歯車 4a つまみ 10 キャビネット 20 従来のキャビネット E 電子機器 K1,K2 換気口 P 中心軸(回動軸) θ リード角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E036 JA00 KA03 KB01 LA06 LB02 LB06 LB07 NA04 NB01 QA02 QB01 3L081 AA02 AA03 AB06 FA04 HA08 HB04 5E322 BA02 BA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が回動自在に支持された羽板に、該
    羽板の回動軸を中心とする平歯車を備え付け、 両端が回動自在に支持された送りねじのねじ山を、該送
    りねじのねじ軸が前記羽板の回動軸と直交する方向から
    該送りねじのリード角と等しい角度で傾けられた状態
    で、前記平歯車に歯合させ、 前記送りねじのねじ軸まわりの回動に連動して前記羽板
    が開閉されることを特徴とする羽板の開閉構造。
  2. 【請求項2】 換気口に取り付けられる枠体と、 該枠体にそれぞれ回動自在に取り付けられる複数の羽板
    と、 前記枠体に回動自在に取り付けられる送りねじと、 を備え、前記各羽板を開閉させて前記換気口の開度を調
    節する開閉式がらりであって、 前記各羽板は、その回動軸が同一平面上で平行になるよ
    うに並べられ、 前記各羽板には、その回動軸を中心とする平歯車が備え
    られ、 前記送りねじのねじ山を、前記送りねじのねじ軸が前記
    各羽板の回動軸と直交する方向から前記送りねじのリー
    ド角と等しい角度で傾けられた状態で、前記各平歯車に
    歯合させ、 前記送りねじのねじ軸まわりの回動に連動して前記各羽
    板が開閉される、ことを特徴とする開閉式がらり。
  3. 【請求項3】 前記平歯車は、前記羽板と一体に形成さ
    れ、 前記羽板と前記平歯車とは、該羽板の回動軸方向に等し
    い断面形状を有する、ことを特徴とする請求項2に記載
    の開閉式がらり。
  4. 【請求項4】 換気口を有する箱型のキャビネットであ
    って、 前記換気口に請求項2又は請求項3に記載の開閉式がら
    りが備え付けられることを特徴とするキャビネット。
JP2001305066A 2001-10-01 2001-10-01 羽板の開閉構造及び開閉式がらり及びキャビネット Pending JP2003106068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001305066A JP2003106068A (ja) 2001-10-01 2001-10-01 羽板の開閉構造及び開閉式がらり及びキャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001305066A JP2003106068A (ja) 2001-10-01 2001-10-01 羽板の開閉構造及び開閉式がらり及びキャビネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003106068A true JP2003106068A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19124911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001305066A Pending JP2003106068A (ja) 2001-10-01 2001-10-01 羽板の開閉構造及び開閉式がらり及びキャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003106068A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057406A1 (ja) * 2007-11-01 2009-05-07 Nhk Spring Co., Ltd. スライド操作装置
CN110500756A (zh) * 2019-09-07 2019-11-26 珠海格力电器股份有限公司 一种出风组件、控制方法及空调
CN111601476A (zh) * 2020-05-15 2020-08-28 广西科讯智联科技有限公司 一种基于电磁变换的悬浮式数据处理机壳
CN112423524A (zh) * 2020-12-19 2021-02-26 山东云尚信息科技股份有限公司 一种方便检修的通信设备柜

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057406A1 (ja) * 2007-11-01 2009-05-07 Nhk Spring Co., Ltd. スライド操作装置
JP2009108663A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Nhk Spring Co Ltd スライド操作装置
CN110500756A (zh) * 2019-09-07 2019-11-26 珠海格力电器股份有限公司 一种出风组件、控制方法及空调
CN110500756B (zh) * 2019-09-07 2023-08-22 珠海格力电器股份有限公司 一种出风组件、控制方法及空调
CN111601476A (zh) * 2020-05-15 2020-08-28 广西科讯智联科技有限公司 一种基于电磁变换的悬浮式数据处理机壳
CN112423524A (zh) * 2020-12-19 2021-02-26 山东云尚信息科技股份有限公司 一种方便检修的通信设备柜
CN112423524B (zh) * 2020-12-19 2021-12-17 山东云尚信息科技股份有限公司 一种方便检修的通信设备柜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6244954B1 (en) Air conditioner
US20070127221A1 (en) Computer enclosure
CN102252407A (zh) 空调器室内机的导风装置
WO2018154681A1 (ja) 空気調和機
CN105805853B (zh) 一种空调室外机及空调
JP2003106068A (ja) 羽板の開閉構造及び開閉式がらり及びキャビネット
KR100296241B1 (ko) 공기 조화기의 토출 그릴
CN204176807U (zh) 空调室外机及空调
JP2021075973A (ja) 面格子の取付構造
JP2862165B2 (ja) 空気調和装置の屋外ユニット用のルーバー
KR101349632B1 (ko) 외벽 설치용 루버
JP2013194423A (ja) 可動ルーバー回転機構の組立体及び回転機構を備えた可動ルーバー建具
CN204678553U (zh) 空调室外机及其机壳
JPH0157227B2 (ja)
JP2004131991A (ja) 自然風力換気窓
JP3268037B2 (ja) 複層型ルーバー
JP7065529B2 (ja) 面格子の取付構造
CN215718336U (zh) 电动百叶窗
CN215723634U (zh) 一种机架式空调的室内机、机架式空调及机柜
CN213272857U (zh) 空调面板组件、嵌入机以及空调系统
JP3244434U (ja) ルーバー構造
US20150192322A1 (en) Air conditioner
CN214581453U (zh) 用于出风面板的推拉组件、出风口结构以及空调器
CN215898304U (zh) 一种弱电智能化系统用散热电控箱
CN216114356U (zh) 空调器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040303