JP2003105808A - 上水道配水系統の管理システム - Google Patents

上水道配水系統の管理システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】上水道配水系統の故障等、緊急時の水運用立案
を支援する。 【解決手段】計算装置と外部記憶装置と表示入力装置に
よって緊急時の運用案を立案するようにし、計算装置に
は配水経路変更とそれに伴う作業人員を算出する運用案
生成部,配水経路変更によって生じる断水地域の水需要
量を算出して給水車配備計画を生成する給水車配備計画
部を設けた。外部記憶装置には、施設及び配水管路の監
視制御DB,施設DB,設備変更に要する人員DB,地
理情報DB,給水車配備地点DB,水道検針ブロックD
B,給水車DBを備えた。 【効果】配水系統の故障時に断水箇所の少ない運用案を
生成でき、また断水地域に適切に給水車を配備できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、水源から取水した
水を浄化して配水池に送水し需要家群へ供給する上水道
配水系統の管理システムに係り、特に水処理施設或いは
配水管路網に故障が生じたり或いは異常が検知されたと
きに、水の流れを変更して断水地域を少なくし、また断
水が予想される地域へ給水車を配備する緊急時の運用案
立案システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術として、特開昭63−101905号公
報には、水システムの運用計画を作成し、モデルプログ
ラムによる配水池貯水量と管路流量の推移計算を行う装
置が提案されている。また、特開平7−64609号公報に
は、地図情報データベースと需要家データベースを利用
して、特定エリア内の需要量を算出する装置が提案され
ている。 【0003】しかし、これらの従来技術は、水処理設備
或いは配水管網の故障時の対応までを考慮していない。 【0004】特開昭55−143614号公報には、突発的な故
障や許容範囲を超えた需要量誤差に対応できるようにし
た上水送水系統の安全制御方式が記載されている。この
制御方式は、監視者が計算機と入出力装置を介して対話
しながら送水系統のシミュレーションを実行していくも
のである。 【0005】しかし、緊急時における水処理施設の状態
変更及び状態変更のための人員投入等に関してまでは記
載されていない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技
術、特に、数理アルゴリズムを応用した平常時用水運用
立案プログラムは、あくまでも平常時用の立案プログラ
ムであり、例えば、緊急時の水運用では、上記の様な平
常時とは異なる多数の事柄を考慮せねばならない為、こ
れをそのまま適用することは出来ない。そのため、従
来、水道局では、緊急時を想定して水運用の机上検討を
行い、検討結果を緊急時用の資料集として残し、緊急時
には、この資料に基づいて運用を行っていた。 【0007】しかしながら、緊急事態が発生した場合、
過去に検討してきた上記資料集を見ながら水運用を立案
するのでは時間がかかってしまっていた。 【0008】さらに、緊急事態において断水が発生した
場合、水供給を必要とする市民にとって、どこが給水地
点(広域広場,学校等)なのかは、大きな問題であり、
早急に必要な情報である。給水地点が通例であるとして
も、その通例となっている地点が震災等による被害があ
った場合は、給水地点を変更せざるを得ない。また、ど
の様な緊急時にも対応し、市民にとって距離的、または
時間的に平等な給水車配備地点を計画することも要求さ
れる。 【0009】そこで、本発明は、上記の従来技術におけ
る問題点に鑑み、かかる多変数,多制約,多目的,状況
依存である水システムにおける緊急時の水運用立案の作
成を支援するための緊急時水運用立案支援システムを提
供する。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的を達成するための手段として、かかるシステム運用
の緊急事態発生により、水道管路の流量変更または系統
変更を行う場合、変更に要する人員配備時間と作業時間
を考慮に入れた水運用立案結果を出力し、さらに、一般
需要家に対して、断水が余儀なく発生する際に、給水車
の配備計画を支援するための緊急時水運用立案支援シス
テムであって、従来技術に加えて、施設変更作業条件を
格納する人員データベースと、給水車の配備情報を格納
する給水車データベースを利用し、さらに、給水車配備
計画を付加することにより、課執を解決することができ
る、緊急時水運用立案支援システムを提案する。 【0011】本発明は、以下の(1)ないし(4)の水
管理システムにある。 【0012】(1)水源から取水した水を浄化した配水
池に送水し需要家群へ供給する上水道配水系統の管理シ
ステムであって、前記上水道配水系統に配備された水処
理施設及び配水管路網の監視制御データを格納する監視
制御システムデータベースと、前記水処理施設及び配水
管路の施設条件を格納する施設データベースと、前記上
水道配水系統に故障が生じた時或いは故障が予想された
ときに前記監視制御システムデータベースと施設データ
ベースからデータを取り込んで配水経路の変更を行う運
用案生成部と、前記水処理施設及び配水管路網の設備変
更作業に要する時間と投入人員を格納する人員データベ
ースとを備えたことを特徴とする上水道配水系統の管理
システム。 【0013】(2)前記(1)に記載の上水道配水系統
の管理システムにおいて、当該上水道配水系統を含む周
辺の地理情報を格納する地理情報データベースと、前記
運用案生成部で得られた運用案で断水が予想される地域
の地理情報を取り込んで給水車の配備地点候補を決定し
格納する配備地点データベースと、当該配水系統の需要
家の使用水量データを検針ブロック単位に格納する検針
ブロックデータベースと、給水車に関する情報を格納す
る給水車データベースと、前記断水が予想される地域の
水需要量を前記検針ブロックデータベースのデータに基
づいて算出して給水車配備地点と給水車配備計画を立案
する給水車・配備地点管理部とを備えたことを特徴とす
る上水道配水系統の管理システム。 【0014】(3)水源から取水した水を浄化して需要
家に配水する上水道配水系統に配備された水処理施設及
び配水管路網を管理するための外部記憶装置と計算装置
と表示入力装置とからなるシステムであって、前記外部
記憶装置には、水処理施設及び配水管路網の監視制御デ
ータを格納する監視制御システムデータベース,前記水
処理施設及び配水管路の施設条件を格納する施設データ
ベース,前記水処理施設及び配水管路網の設備変更作業
に要する時間と、投入人員を格納する人員データベー
ス,地域情報データベース,断水地域が生じた時の給水
車配備地点を格納する配備地点データベース,当該配水
系統における需要家の使用水量データを検針ブロック単
位に格納する検針ブロックデータベース及び給水車に関
する情報を格納する給水車データベースを備え、前記計
算装置には、配水系統の故障が生じたときに前記外部記
憶装置に格納されたデータ及び当該計算装置に内蔵され
たプログラムを用いて配水経路変更案を生成する運用案
生成部と、該運用案生成部で生成された運用案において
断水が生じる地域へ給水車を配備する計画を前記外部記
憶装置に格納されたデータを用いて立案する給水車配備
計画部とを備えたことを特徴とする上水道配水系統の管
理システム。 【0015】(4)前記(3)に記載の上水道配水系統
の管理システムにおいて、前記運用案生成部には前記外
部記憶装置から監視制御データを取り込んで配水経路の
現況を求める現況取り込み部と、前記施設データベース
のデータを入力し系統変更プログラムにしたがって配水
系統を変更する運用案改良部とを備えたことを特徴とす
る上水道配水系統の管理システム。 【0016】本発明により提供される緊急時水運用立案
支援システムによれば、上記運用案生成部において、人
員データベースを用いることにより、施設の状態変更の
ための人員配備時刻と作業時間を考慮に入れた適切で現
実的に可能な運用案を提供し、上記給水車配備計画部で
モデルプログラムを実行することにより、行政区域内に
おいて、いかなる緊急事態が発生した場合でも、市民に
対し、効果的な給水車の配備計画を提供できる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の詳細につ
いて、添付の図面を参照しながら説明する。まず、本発
明による緊急時水運用立案支援システムは、図2のよう
に基本的には、表示入力装置101,計算装置102、
及び外部記憶装置103とから構成される。表示入力装
置101は、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレ
イからなる表示装置,キーボード、及びマウスなどから
なる入力装置から構成される。表示装置は各部のデータ
の入力や出力の表示に、入力装置は上記表示装置上にお
ける各部のデータの入力等に用いる。以下の実施例の説
明では、給水車配備計画の実行部までの一連の動作を一
実施例として説明する。 【0018】図1には、計算装置102と外部記憶装置
103の内部の詳細な構成が示されており、計算装置1
02上には、マンマシンインターフェース104,実行
管理部105,運用案生成部106,給水車配備計画部
112が搭載されている。かかる構成において、さら
に、運用案生成部106は、現況取込部107と運用案
改良部108とから構成され、運用案改良部108に
は、さらに改良用サブプログラム群109とモデル実行
部110が搭載され、モデル実行部110には、モデル
プログラム群111が搭載されている。 【0019】さらに、給水車配備計画部112には、地
図情報取込部113,配備計画実行部114、及び給水
車・配備地点管理部118が搭載されている。配備計画
実行部114は、条件入力部115とモデル実行部11
6とから構成されており、モデル実行部116には、モ
デルプログラム群117が搭載されている。 【0020】外部記憶装置103には、各種のデータベ
ース(DB)が搭載されている。具体的には、監視制御
システムDB119,施設DB120,人員DB12
1,地理情報DB122,配備地点DB123,検針ブ
ロックDB124、及び給水車DB125が搭載されて
いる。 【0021】これらの各種データベースの内、まず、監
視制御システムDB119は、監視制御システムが活用
するデータベースやデータファイルを格納するための手
段である。図3に、監視制御システムDBの一例を示
す。次に、施設DB120は、配水池,管路,浄水場、
及び取水場の運用における容量上下限等を管理するため
の手段である。図4に、施設DBの一例を示す。次に、
給水車DB125は、自治体が所有する給水車のデータ
を格納するための手段である。図5に、給水車DBの一
例を示す。次に、配備地点DB123は、運用案生成部
により出力された運用案における、断水需要点の配備地
点候補を格納するための手段である。図6に配備地点候
補の一例を示す。次に、地理情報DB122は、行政区
域内における道路,河川,建造物等の地図情報を格納す
るための手段である。次に、検針ブロックDB124
は、検針ブロック単位の人口,世帯数,検針データ等を
格納するための手段である。図7に、検針ブロックDB
の一例を示す。次に、人員DB121は、施設の状態変
更を行う際の、作業員配備時間(施設までの到達時間)
と作業時間等を格納するための手段である。図8に、人
員DBの一例を示す。以上が各種データベースの説明で
ある。 【0022】かかる構成の緊急時水運用立案支援システ
ムにおいて、計算装置102上のマンマシンインターフ
ェース104は、上記表示入力装置101により表示や
入出力を実行するプログラムを搭載する。また、水運用
立案過程においては、利用者によって改良が施されるた
め、様々な場面で戻りが発生する。こうしたシステム上
の動作を監視し、各部の遷移と起動を管理するのが実行
管理部105である。次に、運用案生成部106におけ
る現況取込部107は、監視制御システムDB119よ
り現況のプラントデータ,設備データを取り込み、改良
前の初期値となる運用案を生成するための手段である。
運用案改良部108は、改良用サブプログラム109と
モデル実行部110から構成され、改良用サブプログラ
ム109は、例えば、管路の水量変更(管路の水量を任
意に変える)や系統変更(管路の向きを逆転させる等)
のためのプログラムである。一方、モデル実行部110
は、モデルプログラム群111を搭載し、然るべきモデ
ルプログラムを起動する。これは、例えば、運用案にお
ける配水池貯水量・管路流量推移計算や配水池貯水時間
均等化(閉じた水系における配水池の貯水量を互いに調
整し、時間の均等化を計る)である。 【0023】次に、給水車配備計画部112における地
理情報取込部113は、行政区域内の地理情報を地理情
報DB122より取り込むための手段である。さらに、
配備計画実行部114は、給水車の配備地点と配備地点
への給水車の台数と容量を計画し、配備支援するための
手段である。上記配備計画実行部114における、条件
入力部115は、配備地点の給水量を決定するための条
件を入力するための手段であり、さらに、モデル実行部
116は、モデルプログラム群117を搭載し、然るべ
きモデルプログラムを起動する。これは、例えば、配備
地点指定モデル、及び全指定モデルである。 【0024】配備地点指定モデルとは、配備地点を前記
表示入力装置101の地図上で指定し、検針ブロック単
位にそのブロックが最も近い配備地点をそのブロックが
属する配備地点とし、その配備地点に必要な、給水車に
よる給水量をその配備地点に属する検針ブロック内の一
般需要家の飲料水と生活用水の総和によって求め、給水
車の配備計画をたてる。 【0025】次に、全指定型モデルは、利用者による行
政区域の分割境界線と給水車配備地点を上記表示入力装
置101に直接入力し、配備計画をたてる。 【0026】最後に、給水車管理部118は、保有する
給水車、その配備の可否,給水容量等を登録,変更する
ための手段である。 【0027】続いて、本発明の緊急時水運用立案支援シ
ステムを利用した手順の一実施例を示す。なお、この実
施例では、図9における広域システムにおいて緊急事態
が起こるものとし、具体的には、導水管D1,D2で事
故が発生し、全く流れないものとする。また、事故発生
時刻は同時とする。 【0028】上記給水車配備計画部112を利用して給
水車の配備を計画する利用者は、運用案生成部106に
おいて、運用案を作成する。まず、現況取込部107
で、現況を監視制御システムDB119より取り込む。
これがまさに図9の状態である。 【0029】図9では、導水管D1,D2以外は全て正
常であり、送水管S2は逆流にすることを可能とする。
この場合、送水管S1,S2,S3、及びS4,S5,
S6も全く流れない状態になってしまう。いずれ、需要
点Y1,Y2は断水になるため、運用案改良部108で
なるべく断水しない様な運用案を作成する。 【0030】運用案改良部108では、例えば、改良サ
ブプログラム109の系統変更を用いて、図10の様に
送水管S2を逆方向に設定する。ここで、モデル実行部
110により配水池貯水量・管路流量推移移動計算を行
う。 【0031】配水池貯水量・管路流量推移移動計算にお
ける、施設状態の実変更時刻算出の過程を図18に示
す。入力項目として、変更施設名,変更の作業内容、及
び人員配備開始時刻がある。変更施設名と変更の作業内
容を入力することで、人員DB121の作業時間と作業
員配備時間の和より施設変更の遅れ時間が求まる。これ
により、施設状態の実時刻が算出される。 【0032】具体的には、ある施設の場態を変更した場
合は、人員DB121を利用して、施設状態を変化させ
るための遅れ時間を考慮し、例えば、管路の流量変更
で、人員配備時間と作業時間の遅れ時間が3時間の時、
人員配備開始時刻を13時に設定すれば、実際に管路の
流量が変更するのは、16時となり推移計算にこの値が
反映される。 【0033】運用案生成部106において、図10を運
用案として採用すれば、断水需要点は需要点Y2のみと
なり、断水需要点をY2の1つにすることができる。次
に、断水需要点への給水車配備計画を考える。 【0034】給水車配備計画における一実施例を図11
に示す。モデルプログラムは、配備地点指定モデルとす
る。 【0035】始めに、地理情報取込部113にて地理情
報DB122より需要点Y2の地図情報を取り込み、表
示入力装置101にて表示する。またこの時、配備地点
候補取込1101にて、配備地点候補を配備地点DB1
23に格納する。 【0036】取り込んだ断水需要点情報が、具体的に、
図12の様な行政区域で、この様な検針ブロックの場
合、配備地点入力1102にて表示入力装置101上に
直接、または間接的に配備地点を入力する。直接入力
は、例えば、ディスプレイに出力される地図情報にマウ
ス等を用いて入力する。間接入力とは、例えば、配備地
点DB123より配備地点を任意選択し、それを入力す
る。図12の様に、配備地点として3点A,B,Cが入
力されたとする。次に検針ブロック割付1103にて、
図13の様に各検針ブロックの中央からみて、最短距離
の配備地点を検索する。その結果、図14の様に各検針
ブロックについて、配備地点が割り付けられる。 【0037】次に、配備地点Aに必要な給水車による給
水量は、配備地点給水量算出1104にて、Aを割り付けら
れた全検針ブロックの一般需要家の飲料水と生活用水の
総和を検針ブロックDB124より求めればよい。配備
地点B,Cについても同様である。 【0038】次に、給水車配備1105にて、給水車D
B125における図5の給水車データテーブルを用い
て、各配備地点の給水量を元に、配備地点の給水車を選
択しそれらを配備する。 【0039】さらに、全指定モデルによる具体例を図1
5に示す。 【0040】具体的には、図12の様な行政区域の検針
ブロックの時、配備地点入力1102と分割境界線入力15
01にて、前記表示入出力装置101から直接図16の
様な配備地点A,B,Cと分割境界線が入力された場
合、検針ブロックは図17の様に、配備地点A,B,C
に割り付けられる。また、斜線部分の検針ブロックは、
入力された分割境界線により二分割されるので、配備地
点の割り付けは、この時、面積比により分割する。以上
で割り付けは終了する。給水車の配備地点への配備計画
は、上記配備地点指定モデルの場合と同様である。 【0041】 【発明の効果】(1)裏付けのあるデータに基づいてい
るため、緊急時水運用立案支援システムの実施におい
て、利用者に安心感・納得性などの心理的効果を与え
る。 【0042】(2)緊急時において、給水車配備計画
は、簡潔な条件を入力すれば結果が出力されるため、即
時性に優れ、計画の大幅な時間短縮ができる。 【0043】(3)給水車配備計画部112をシミュレ
ーションとして利用し、その結果の妥当性を検討すれ
ば、当該行政地域内における給水車配備地点の有効性が
得られる。 【0044】(4)さらに、給水車配備地点の有効性を
検討することにより、当該行政地域内の給水車配備地点
の拡張計画として、利用することができる。 【0045】(5)運用案生成部106における、モデ
ルプログラム群111の配水池貯水量・管路流量推移計
算において、設備変更に要する人員配備時間と作業時間
を考慮しているので、従来より適切な運用が計画でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明となる緊急時水運用立案支援システムの
詳細な構成を示すブロック図である。 【図2】緊急時水運用立案支援システムの概略構成を示
すブロック図である。 【図3】監視制御システムDB内の項目例図である。 【図4】施設DB内の項目例図である。 【図5】給水車DB内の項目例図である 【図6】配備地点DBの項目例図である。 【図7】検針ブロックDBの項目例図である。 【図8】人員DB内の項目例図である。 【図9】水運用の例図である。 【図10】水運用の例図である。 【図11】配備地点指定モデルフロー例図である。 【図12】行政区域の検針ブロック例図である。 【図13】検針ブロックの配備地点への割り付けの例図
である。 【図14】検針ブロックによる行政区域分割の例図であ
る。 【図15】全指定モデルフロー例図である。 【図16】行政区域分割と配備地点入力の例図である。 【図17】検針ブロックによる行政区域の分割例図であ
る。 【図18】施設状態の実変更時刻算出の過程の例図であ
る。 【符号の説明】 101…表示入力装置、102…計算装置、103…外
部記憶装置、104…マンマシンインターフェース、1
05…実行管理部、106…運用案生成部、107…現
況取込部、108…運用案改良部、109…改良用サブ
プログラム、110…モデル実行部、111…モデルプ
ログラム、112…給水車配備計画実行部、113…地
理情報取込部、114…配備計画実行部、115…条件
入力部、116…モデル実行部、117…モデルプログ
ラム、118…給水車・配備地点管理部、119…監視
制御システムDB、120…施設DB、121…人員D
B、122…地理情報DB、123…配備地点DB、1
24…検針ブロックDB、125…給水車DB、110
1…配備地点候補取込、1102…配備地点入力、11
03…検針ブロック割付、1104…配備地点給水量算
出、1105…給水車配備、1501…分割境界線入
力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信友 義弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 鈴木 真理子 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 植木 繁行 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 Fターム(参考) 5H223 AA01 AA20 DD03 DD07 EE30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】水源から取水した水を浄化して配水池に送
    水し需要家群へ供給する上水道配水系統の管理システム
    であって、前記上水道配水系統に配備された水処理施設
    及び配水管路網の監視制御データを格納する監視制御シ
    ステムデータベースと、前記水処理施設及び配水管路の
    施設条件を格納する施設データベースと、前記上水道配
    水系統に故障が生じた時或いは故障が予想されたときに
    前記監視制御システムデータベースと施設データベース
    からデータを取り込んで配水経路の変更を行う運用案生
    成部と、前記水処理施設及び配水管路網の設備変更作業
    に要する時間と投入人員を格納する人員データベースと
    を備えたことを特徴とする上水道配水系統の管理システ
    ム。
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Citations (2)

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JPH06169528A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Kansai Electric Power Co Inc:The 地中送電線事故復旧業務支援システム
JPH07113253A (ja) * 1993-10-20 1995-05-02 Hitachi Ltd 水運用立案支援システム

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