JP2003102301A - ジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子 - Google Patents
ジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子Info
- Publication number
- JP2003102301A JP2003102301A JP2001258596A JP2001258596A JP2003102301A JP 2003102301 A JP2003102301 A JP 2003102301A JP 2001258596 A JP2001258596 A JP 2001258596A JP 2001258596 A JP2001258596 A JP 2001258596A JP 2003102301 A JP2003102301 A JP 2003102301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gene
- diacylglycerol
- function
- gene encoding
- diacylglycerol acyltransferase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/10—Transferases (2.)
- C12N9/1025—Acyltransferases (2.3)
- C12N9/1029—Acyltransferases (2.3) transferring groups other than amino-acyl groups (2.3.1)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/63—Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
- C12N15/79—Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
- C12N15/82—Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for plant cells, e.g. plant artificial chromosomes (PACs)
- C12N15/8241—Phenotypically and genetically modified plants via recombinant DNA technology
- C12N15/8242—Phenotypically and genetically modified plants via recombinant DNA technology with non-agronomic quality (output) traits, e.g. for industrial processing; Value added, non-agronomic traits
- C12N15/8243—Phenotypically and genetically modified plants via recombinant DNA technology with non-agronomic quality (output) traits, e.g. for industrial processing; Value added, non-agronomic traits involving biosynthetic or metabolic pathways, i.e. metabolic engineering, e.g. nicotine, caffeine
- C12N15/8247—Phenotypically and genetically modified plants via recombinant DNA technology with non-agronomic quality (output) traits, e.g. for industrial processing; Value added, non-agronomic traits involving biosynthetic or metabolic pathways, i.e. metabolic engineering, e.g. nicotine, caffeine involving modified lipid metabolism, e.g. seed oil composition
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
- C12P7/64—Fats; Fatty oils; Ester-type waxes; Higher fatty acids, i.e. having at least seven carbon atoms in an unbroken chain bound to a carboxyl group; Oxidised oils or fats
- C12P7/6436—Fatty acid esters
- C12P7/6445—Glycerides
- C12P7/6463—Glycerides obtained from glyceride producing microorganisms, e.g. single cell oil
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生産工程の煩雑さやコスト面を改良するた
め、遣伝的に植物の脂質代謝経路を改変することで、通
常の植物はほとんど生産しないジアシルグリセロールを
直接生産することが可能なジアシルグリセロールの生産
方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラー
ゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子の配
列の提供。 【解決手段】 ジアシルグリセロールと酵素反応してト
リアシルグリセロールを生成する機能を有するジアシル
グリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺
伝子の機能を不活性化してジアシルグリセロールを種子
中に蓄積するジアシルグリセロールの生産方法。
め、遣伝的に植物の脂質代謝経路を改変することで、通
常の植物はほとんど生産しないジアシルグリセロールを
直接生産することが可能なジアシルグリセロールの生産
方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラー
ゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子の配
列の提供。 【解決手段】 ジアシルグリセロールと酵素反応してト
リアシルグリセロールを生成する機能を有するジアシル
グリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺
伝子の機能を不活性化してジアシルグリセロールを種子
中に蓄積するジアシルグリセロールの生産方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遺伝子組換えを利
用したジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグ
リセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝
子の機能を不活性化する遺伝子に関する。
用したジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグ
リセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝
子の機能を不活性化する遺伝子に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアシルグリセロールは、植物油脂の主
成分であるトリアシルグリセロールとは異なる栄養価と
物理化学的特性を持っており、これらの特性を生かした
サラダ油等の食用油脂としての利用や化学材料としての
応用等が期待されている。
成分であるトリアシルグリセロールとは異なる栄養価と
物理化学的特性を持っており、これらの特性を生かした
サラダ油等の食用油脂としての利用や化学材料としての
応用等が期待されている。
【0003】従来のジアシルグリセロールを生産する方
法は、大豆、ナタネ等から搾油したトリアシルグリセロ
ールから生産しており、その方法としては、(1)油脂
とグリセロール間でのエステル交換反応を利用する方
法、(2)脂肪酸とグリセロールを用いたエステル化反
応を用いる方法があり、アルカリ(土類)金属の水酸化
物触媒を用いる化学的反応又は酵素反応のいずれかを用
いて行われていた(特開2001−64671号公報、
W099/48378参照)。
法は、大豆、ナタネ等から搾油したトリアシルグリセロ
ールから生産しており、その方法としては、(1)油脂
とグリセロール間でのエステル交換反応を利用する方
法、(2)脂肪酸とグリセロールを用いたエステル化反
応を用いる方法があり、アルカリ(土類)金属の水酸化
物触媒を用いる化学的反応又は酵素反応のいずれかを用
いて行われていた(特開2001−64671号公報、
W099/48378参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの反応は、いず
れも(1)目的とする生成物と副産物の分離・精製工程
が必要であったり、(2)材料として精製した脂肪酸が
必要であったことから、生産工程の煩雑さやコスト面で
の問題があった。
れも(1)目的とする生成物と副産物の分離・精製工程
が必要であったり、(2)材料として精製した脂肪酸が
必要であったことから、生産工程の煩雑さやコスト面で
の問題があった。
【0005】そこで、本発明は、生産工程の煩雑さやコ
スト面を改良するため、遣伝的に植物の脂質代謝経路を
改変することで、通常の植物はほとんど生産しないジア
シルグリセロールを直接生産することが可能なジアシル
グリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシ
ルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活
性化する遺伝子の配列を提供するものである。
スト面を改良するため、遣伝的に植物の脂質代謝経路を
改変することで、通常の植物はほとんど生産しないジア
シルグリセロールを直接生産することが可能なジアシル
グリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシ
ルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活
性化する遺伝子の配列を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のジアシルグリセ
ロールの生産方法は、ジアシルグリセロールと酵素反応
してトリアシルグリセロールを生成する機能を有するジ
アシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコード
する遺伝子の機能を不活性化してジアシルグリセロール
を種子中に蓄積することを特徴とする。
ロールの生産方法は、ジアシルグリセロールと酵素反応
してトリアシルグリセロールを生成する機能を有するジ
アシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコード
する遺伝子の機能を不活性化してジアシルグリセロール
を種子中に蓄積することを特徴とする。
【0007】種子中でジアシルグリセロールからトリア
シルグリセロールを生成する機能を持つジアシルグリセ
ロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の
発現を抑制するためには、ダイズの場合、請求項2記載
の塩基配列をしたジアシルグリセロールアシルトランス
フェラーゼ遺伝子の全部あるいは一部を使用する。
シルグリセロールを生成する機能を持つジアシルグリセ
ロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の
発現を抑制するためには、ダイズの場合、請求項2記載
の塩基配列をしたジアシルグリセロールアシルトランス
フェラーゼ遺伝子の全部あるいは一部を使用する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はトリアシルグリセロールの
生合成の説明図である。
生合成の説明図である。
【0009】大豆、ゴマ等の未熟種子では、成長過程で
細胞質中で合成されたグリセロール−3−リン酸と、葉
緑体および小胞体で合成された脂肪酸とから、小胞体膜
に存在するケネディ経路の酵素によるアシル化及び脱リ
ン酸化反応によって、リゾフォスファチジン酸、フォス
ファチジン酸、ジアシルグリセロールを経てトリアシル
グリセロールが合成され、最終的にオイルボディに蓄積
される。
細胞質中で合成されたグリセロール−3−リン酸と、葉
緑体および小胞体で合成された脂肪酸とから、小胞体膜
に存在するケネディ経路の酵素によるアシル化及び脱リ
ン酸化反応によって、リゾフォスファチジン酸、フォス
ファチジン酸、ジアシルグリセロールを経てトリアシル
グリセロールが合成され、最終的にオイルボディに蓄積
される。
【0010】酵素であるジアシルグリセロールアシルト
ランスフェラーゼは、この一連の酵素反応の最終ステッ
プとなるジアシルグリセロールへのアシル基の転移反応
を触媒する酵素であり、本酵素の触媒する反応がトリア
シルグリセロールの生合成経路における律速反応となっ
ていると考えられる。
ランスフェラーゼは、この一連の酵素反応の最終ステッ
プとなるジアシルグリセロールへのアシル基の転移反応
を触媒する酵素であり、本酵素の触媒する反応がトリア
シルグリセロールの生合成経路における律速反応となっ
ていると考えられる。
【0011】このことから、本発明は、ジアシルグリセ
ロールアシルトランスフェラーゼ遺伝子を組み換えて機
能を不活性化し、触媒作用を抑制してトリアシルグリセ
ロールの合成過程で生産されるジアシルグリセロールを
トリアシルグリセロールに合成させることなく種子中に
多量に蓄積させるものである。
ロールアシルトランスフェラーゼ遺伝子を組み換えて機
能を不活性化し、触媒作用を抑制してトリアシルグリセ
ロールの合成過程で生産されるジアシルグリセロールを
トリアシルグリセロールに合成させることなく種子中に
多量に蓄積させるものである。
【0012】ジアシルグリセロールアシルトランスフェ
ラーゼ遺伝子の配列は、例えば重要な油糧作物の一つで
あるダイズの場合、シロイヌナズナのジアシルグリセロ
ールアシルトランスフェラーゼcDNAの塩基配列を基
に設計したプローブを用いてダイズ未熟種子由来のcD
NAライブラリーをスクリーニングすることで得られ
た。更に、常法に従い塩基配列を決定することにより明
らかになったダイズのジアシルグリセロールアシルトラ
ンスフェラーゼ遺伝子の配列は請求項2に記載のとおり
である。その結果、ダイズのジアシルグリセロールアシ
ルトランスフェラーゼ遺伝子は、500アミノ酸からな
るポリペプチドをコードしており、シロイヌナズナおよ
びタバコのジアシルグリセロールアシルトランスフェラ
ーゼとアミノ酸レベルで59.9%、62.0%の相同
性を示すことが明らかとなった。また、ノーザンブロッ
ト分析によりその発現パターンを解析したところ、直径
が7〜9mm程度の未熟種子において強く発現している
ことやエチレン処理によって発現が誘導されることも明
らかとなった。
ラーゼ遺伝子の配列は、例えば重要な油糧作物の一つで
あるダイズの場合、シロイヌナズナのジアシルグリセロ
ールアシルトランスフェラーゼcDNAの塩基配列を基
に設計したプローブを用いてダイズ未熟種子由来のcD
NAライブラリーをスクリーニングすることで得られ
た。更に、常法に従い塩基配列を決定することにより明
らかになったダイズのジアシルグリセロールアシルトラ
ンスフェラーゼ遺伝子の配列は請求項2に記載のとおり
である。その結果、ダイズのジアシルグリセロールアシ
ルトランスフェラーゼ遺伝子は、500アミノ酸からな
るポリペプチドをコードしており、シロイヌナズナおよ
びタバコのジアシルグリセロールアシルトランスフェラ
ーゼとアミノ酸レベルで59.9%、62.0%の相同
性を示すことが明らかとなった。また、ノーザンブロッ
ト分析によりその発現パターンを解析したところ、直径
が7〜9mm程度の未熟種子において強く発現している
ことやエチレン処理によって発現が誘導されることも明
らかとなった。
【0013】本発明は目的とする本来のジアシルグリセ
ロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の
機能の不活性化は遺伝子組換えにより行うことができ
る。遺伝子組換えは、ベクターの作成、遺伝子導入によ
る公知の遺伝子組換え技術によって行うことができる。
ロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の
機能の不活性化は遺伝子組換えにより行うことができ
る。遺伝子組換えは、ベクターの作成、遺伝子導入によ
る公知の遺伝子組換え技術によって行うことができる。
【0014】導入するcDNA断片は、完全長のもので
も部分的なものであっても構わないが、遺伝子を導入す
る植物種由来のものを用いることが望ましい。このcD
NA断片を例えばカリフラワーモザイクウイルス35S
プロモーターの様に植物中で強く働くプロモーターに正
方向もしくは逆方向につなぎ、アグロバクテリウム法や
パーティクルガン法といった一般的な方法を用いて植物
体に導入する。この際、遺伝子導入を行うための組織の
種類は、遺伝子組み換え個体を得るための手段が準備さ
れているものであれば、培養細胞、葉片、成長点など特
に制限はない。また、遺伝子が導入された細胞(個体)
を選抜するためのマーカーについても、種々の抗生物質
や除草剤あるいは植物ホルモン合成遺伝子などの様に特
に制限はない。
も部分的なものであっても構わないが、遺伝子を導入す
る植物種由来のものを用いることが望ましい。このcD
NA断片を例えばカリフラワーモザイクウイルス35S
プロモーターの様に植物中で強く働くプロモーターに正
方向もしくは逆方向につなぎ、アグロバクテリウム法や
パーティクルガン法といった一般的な方法を用いて植物
体に導入する。この際、遺伝子導入を行うための組織の
種類は、遺伝子組み換え個体を得るための手段が準備さ
れているものであれば、培養細胞、葉片、成長点など特
に制限はない。また、遺伝子が導入された細胞(個体)
を選抜するためのマーカーについても、種々の抗生物質
や除草剤あるいは植物ホルモン合成遺伝子などの様に特
に制限はない。
【0015】ベクターの作成法は、公知の技術で行うこ
とができる。植物用の遺伝子導入ベクターpBI121
のT−DNA領域について、このベクターはアグロバク
テリウムを用いた遺伝子導入に用いられRBからLBの
間の部分が植物中に導入される。このようなベクターを
用いて目的の遺伝子植物中に導入するが、仮にジアシル
グリセロールアシルトランスフェラーゼ遺伝子を導入し
たい場合にはGUS遺伝子を切り出して、その代わりに
ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ遺伝子
を組み込めばよい。この際切り出しと組み込みにはGU
S遺伝子の両側にある制限酵素の認識配列を用いる。ま
た、一方から他方に向かって組み込んだ遺伝子の転写が
おこるので、この方向を正方向、逆を逆方向と言い正方
向に組み込んだ場合は、コサプレッション法、逆方向に
組み込んだ場合は、アンチセンス法あるいはRNA干渉
法といった方法等を用いて、植物本来の遺伝子の働きを
止めることができる。
とができる。植物用の遺伝子導入ベクターpBI121
のT−DNA領域について、このベクターはアグロバク
テリウムを用いた遺伝子導入に用いられRBからLBの
間の部分が植物中に導入される。このようなベクターを
用いて目的の遺伝子植物中に導入するが、仮にジアシル
グリセロールアシルトランスフェラーゼ遺伝子を導入し
たい場合にはGUS遺伝子を切り出して、その代わりに
ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ遺伝子
を組み込めばよい。この際切り出しと組み込みにはGU
S遺伝子の両側にある制限酵素の認識配列を用いる。ま
た、一方から他方に向かって組み込んだ遺伝子の転写が
おこるので、この方向を正方向、逆を逆方向と言い正方
向に組み込んだ場合は、コサプレッション法、逆方向に
組み込んだ場合は、アンチセンス法あるいはRNA干渉
法といった方法等を用いて、植物本来の遺伝子の働きを
止めることができる。
【0016】遺伝子導入法は、アグロバクテリウム法、
パーティクルガン法、エレクトロポレーション法などい
ずれも一般的に使用される方法を使用する。
パーティクルガン法、エレクトロポレーション法などい
ずれも一般的に使用される方法を使用する。
【0017】遺伝子組換えによるほか、ジアシルグリセ
ロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の
本来の働きを止める遺伝子を突然変異を利用して求めて
もよい。突然変異を誘発するためには、DNAにダメー
ジを与えるような処理を行う。例えば、放射線の照射や
化学変異原の処理(アルキル化剤など)あるいは核酸の
アナログ等を取り込ませ、これらの処理によって得られ
た変異集団より目的とするジアシルグリセロール蓄積型
の突然変異体を選抜する。
ロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の
本来の働きを止める遺伝子を突然変異を利用して求めて
もよい。突然変異を誘発するためには、DNAにダメー
ジを与えるような処理を行う。例えば、放射線の照射や
化学変異原の処理(アルキル化剤など)あるいは核酸の
アナログ等を取り込ませ、これらの処理によって得られ
た変異集団より目的とするジアシルグリセロール蓄積型
の突然変異体を選抜する。
【0018】このような処理を行うとDNAの不特定な
位置で切断や欠失、塩基置換が起こり、本来の遺伝子と
は異なる遺伝子が生じる場合がある。
位置で切断や欠失、塩基置換が起こり、本来の遺伝子と
は異なる遺伝子が生じる場合がある。
【0019】ただし、これらの変異は全く無選択に生じ
るので、生じた異変のほとんどは、目的とする遺伝子に
無関係な変異である。そこでこの変異集団の中から、目
的とする遺伝子に変異が生じたものを選び出す必要があ
るが、例えば、ダイズであれば、数万〜数十万個体に一
つ程度しか目的の変異体は期待できない。そこで、効率
的で正確な遺伝子変異の検出法が必要となる。
るので、生じた異変のほとんどは、目的とする遺伝子に
無関係な変異である。そこでこの変異集団の中から、目
的とする遺伝子に変異が生じたものを選び出す必要があ
るが、例えば、ダイズであれば、数万〜数十万個体に一
つ程度しか目的の変異体は期待できない。そこで、効率
的で正確な遺伝子変異の検出法が必要となる。
【0020】突然変異により目的とする遺伝子の検出
は、突然変異がDNA上に生じた変異であるから、DN
Aの塩基配列を直接分析することで確認することがで
き、DNAの解析法にはPCR法およびサザンブロット
法が利用できる。また、ジアシルグリセロールアシルト
ランスフェラーゼは、酵素として機能を持つことから、
DNAから転写されたmRNA、更にmRNAが翻訳さ
れたタンパク質を調べることによっても確認することが
でき、RNAの解析法としてノーザンブロット法、タン
パク質の解析法としてウエスタンブロット法を利用でき
る。
は、突然変異がDNA上に生じた変異であるから、DN
Aの塩基配列を直接分析することで確認することがで
き、DNAの解析法にはPCR法およびサザンブロット
法が利用できる。また、ジアシルグリセロールアシルト
ランスフェラーゼは、酵素として機能を持つことから、
DNAから転写されたmRNA、更にmRNAが翻訳さ
れたタンパク質を調べることによっても確認することが
でき、RNAの解析法としてノーザンブロット法、タン
パク質の解析法としてウエスタンブロット法を利用でき
る。
【0021】
【実施例】ダイズについて遺伝子組換えの一例について
説明する。
説明する。
【0022】1.ダイズジアシルグリセロールアシルト
ランスフェラーゼ遺伝子の単離(クローニング) (1)ダイズ未熟種子より、常法に従ってmRNAを抽
出・精製する。
ランスフェラーゼ遺伝子の単離(クローニング) (1)ダイズ未熟種子より、常法に従ってmRNAを抽
出・精製する。
【0023】(2)このmRNAを鋳型として2本鎖c
DNAを合成した後、ベクターに組み込みcDNAライ
ブラリーを作成する。
DNAを合成した後、ベクターに組み込みcDNAライ
ブラリーを作成する。
【0024】(3)既知のジアシルグリセロールアシル
トランスフェラーゼ遺伝子の塩基配列を基に設計したプ
ライマーを用いて、作成したライブラリーに対するPC
R反応を行い、ジアシルグリセロールアシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子の一部分を増幅する。
トランスフェラーゼ遺伝子の塩基配列を基に設計したプ
ライマーを用いて、作成したライブラリーに対するPC
R反応を行い、ジアシルグリセロールアシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子の一部分を増幅する。
【0025】(4)PCRにより増幅した遺伝子断片の
塩基配列を確認した後、この断片をプローブとしてcD
NAライブラリーをスクリーニングすることにより、完
全長のダイズのジアシルグリセロールアシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子を得る。
塩基配列を確認した後、この断片をプローブとしてcD
NAライブラリーをスクリーニングすることにより、完
全長のダイズのジアシルグリセロールアシルトランスフ
ェラーゼ遺伝子を得る。
【0026】2.アンチセンスジアシルグリセロールア
シルトランスフェラーゼ遺伝子発現用ベクターの作成 クローニングしたダイズジアシルグリセロールアシルト
ランスフェラーゼ遺伝子を制限酵素を用いて切り出した
後、常法に従って適当なプロモーターに逆方向に連結
し、任意の選抜マーカー遺伝子を持つプラスミドを作成
する(なお、この際使用するプロモーターは、種子特異
的な発現をするものが望ましいが、CaMV35Sプロ
モーターやアクチンプロモーター等、恒常的に発現する
プロモーターであっても構わない。)。
シルトランスフェラーゼ遺伝子発現用ベクターの作成 クローニングしたダイズジアシルグリセロールアシルト
ランスフェラーゼ遺伝子を制限酵素を用いて切り出した
後、常法に従って適当なプロモーターに逆方向に連結
し、任意の選抜マーカー遺伝子を持つプラスミドを作成
する(なお、この際使用するプロモーターは、種子特異
的な発現をするものが望ましいが、CaMV35Sプロ
モーターやアクチンプロモーター等、恒常的に発現する
プロモーターであっても構わない。)。
【0027】3.ダイズ細胞へのアンチセンス遺伝子の
導入 (1)作成したベクターを金粒子等にコーティングし、
パーティクルガンを用いて、植物の培養細胞中へと導入
する。
導入 (1)作成したベクターを金粒子等にコーティングし、
パーティクルガンを用いて、植物の培養細胞中へと導入
する。
【0028】(2)適当な薬剤等を用いて遺伝子が導入
された細胞の選抜を行いながら培養し、不定胚経由で植
物体を得る。
された細胞の選抜を行いながら培養し、不定胚経由で植
物体を得る。
【0029】
【発明の効果】本発明に従えば、ジアシルグリセロール
アシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を
不活性化した植物を用いることで、搾油後直ちに目的と
するジアシルグリセロールが得られ、従来の工業的な生
産では回避することが出来なかった煩雑な合成工程や副
産物の除去工程が不要となり、より廉価で安定したジア
シルグリセロールの供給が可能となる。
アシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を
不活性化した植物を用いることで、搾油後直ちに目的と
するジアシルグリセロールが得られ、従来の工業的な生
産では回避することが出来なかった煩雑な合成工程や副
産物の除去工程が不要となり、より廉価で安定したジア
シルグリセロールの供給が可能となる。
【0030】また、本発明により、遺伝的に植物体内の
脂質代謝経路を改変することが可能となり、通常の植物
はほとんど生産しないジアシルグリセロールを種子中に
多量に蓄積させることができるため、従来法の様に複雑
な工程を経ることなく、植物から直接目的とするジアシ
ルグリセロールが得られる。
脂質代謝経路を改変することが可能となり、通常の植物
はほとんど生産しないジアシルグリセロールを種子中に
多量に蓄積させることができるため、従来法の様に複雑
な工程を経ることなく、植物から直接目的とするジアシ
ルグリセロールが得られる。
【0031】また、従来法では、ジアシルグリセロール
は、搾油して得られた油脂を加工することにより生産さ
れていたため、穀粒中に含まれている脂質を変化させる
ことは不可能であったが、本発明によれば、自由にトリ
アシルグリセロール/ジアシルグリセロール比を変化さ
せることが可能となり、直接食用に供する穀物について
も栄養価の改良等が可能となる。
は、搾油して得られた油脂を加工することにより生産さ
れていたため、穀粒中に含まれている脂質を変化させる
ことは不可能であったが、本発明によれば、自由にトリ
アシルグリセロール/ジアシルグリセロール比を変化さ
せることが可能となり、直接食用に供する穀物について
も栄養価の改良等が可能となる。
【図1】トリアシルグリセロールの生合成の説明図であ
る。
る。
フロントページの続き
Fターム(参考) 2B030 CA14
4B024 AA08 BA10 CA04 CA06 DA01
EA04 FA02 FA10 GA11 GA27
HA20
Claims (2)
- 【請求項1】 ジアシルグリセロールと酵素反応してト
リアシルグリセロールを生成する機能を有するジアシル
グリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺
伝子の機能を不活性化してジアシルグリセロールを種子
中に蓄積することを特徴とするジアシルグリセロールの
生産方法。 - 【請求項2】 トリアシルグリセロールを生成する機能
を有するジアシルグリセロールアシルトランスフェラー
ゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する、次の配列
の全部又は一部を含むことを特徴とする、ジアシルグリ
セロールの生産に使用するダイズのジアシルグリセロー
ルアシルトランスフェラーゼ遺伝子。 61 GTCTTCTTTTCCATGGCGATTTCCGATGAGCCTGAAACTGTAGCCACTGCTCTCAACCAC 120 M A I S D E P E T V A T A L N H 121 TCTTCCCTGCGCCGCCGTCCCACCGCCGCTGGCCTCTTCAATTCGTCCGAGACGACCACC 180 S S L R R R P T A A G L F N S S E T T T 181 GACAGTTCCGGTGATGACTTGGCCAAGGATTCCGGTTCCGACGACTCCATCAGCAGCGAC 240 D S S G D D L A K D S G S D D S I S S D 241 GCCGCCGCCAATTCGCAACCGCAACAAAAACAAGACACTGATTTCTCCGTCCTCAAATTC 300 A A A N S Q P Q Q K Q D T D F S V L K F 301 GCCTACCGTCCTTCCGTCCCCGCTCACCGCAAAGTGAAGGAAAGTCCGCTCAGCTCCGAC 360 A Y R P S V P A H R K V K E S P L S S D 361 ACCATTTTCCGTCAGTTGCAGAGTCACGCGGGCCTCTTCAACCTCTGTATAGTAGTCCTT 420 T I F R Q L Q S H A G L F N L C I V V L 421 GTTGCTGTGAACAGCAGACTTATCATTGAGAATTTAATGAAGTATGGTTGGTTGATCAAG 480 V A V N S R L I I E N L M K Y G W L I K 481 TATGGCTTTTGGTTTAGTTCAAAATCATTGAGAGATTGGCCTCTCTTCATGTGCTGTCTT 540 Y G F W F S S K S L R D W P L F M C C L 541 AGTCTTGCCATATTTCCACTTGCTGCCTTTGTTGTGGAAAGGTTGGCACAACAAAAGTGT 600 S L A I F P L A A F V V E R L A Q Q K C 601 ATTTCTGAACCAGTTGTTGTTCTACTTCATCTAATAATATCAACTGTTGAACTGTGCTAT 660 I S E P V V V L L H L I I S T V E L C Y 661 CCGGTTTTAGTAATACTCAGGTGTGATTCTGCTTTTGTATCTGGTGTCACGTTGATGCTA 720 P V L V I L R C D S A F V S G V T L M L 721 TTAACTTGCATTGTGTGGTTAAAATTGGTGTCATATGCACATACAAACTATGATATGAGA 780 L T C I V W L K L V S Y A H T N Y D M R 781 GCACTTACTGTTTCGAATGAAAAGGGAGAAACATTACCCAATACTTTGATTATGGAGTAT 840 A L T V S N E K G E T L P N T L I M E Y 841 CCGTACACTGTGACCTTCAGGAGTTTGGCATACTTCATGGTTGCTCCTACATTATGCTAT 900 P Y T V T F R S L A Y F M V A P T L C Y 901 CAGACAAGCTATCCTCGCACACCTTCAGTTCGAAAGGGTTGGGTGTTTCGTCAACTTGTC 960 Q T S Y P R T P S V R K G W V F R Q L V 961 AAGCTGATAATATTTACAGGAGTTATGGGATTTATAATAGAACAATATATGAATCCTATT 1020 K L I I F T G V M G F I I E Q Y M N P I 1021 GTACAAAACTCAACTCATCCTTTGAAGGGAAACCTTCTATATGCCATTGAGAGAATTCTG 1080 V Q N S T H P L K G N L L Y A I E R I L 1081 AAGCTTTCTGTCCCAAATGTATATGTGTGGCTCTGCATGTTCTACTGCTTTTTCCACCTT 1140 K L S V P N V Y V W L C M F Y C F F H L 1141 TGGTTAAATATACTTGCAGAGCTTGTTCGATTTGGTGATCGTGAGTTCTATAAAGATTGG 1200 W L N I L A E L V R F G D R E F Y K D W 1201 TGGAATGCCAAAACTGTTGAAGAGTATTGGAAGATGTGGAATATGCCTGTGCACAAATGG 1260 W N A K T V E E Y W K M W N M P V H K W 1261 ATGGTTCGCCACATATATTTTCCATGCCTAAGGCGTGGTATACCCAAGGGTGCTGCTCCA 1320 M V R H I Y F P C L R R G I P K G A A P 1321 TTAATTGCATTCCTGGTTTCTGCTGTGTTTCATGAGTTATGCATTGCCGTTCCTTGCCAC 1380 L I A F L V S A V F H E L C I A V P C H 1381 ATGTTCAAGTTGTGGGCTTTTATAGGAATTATGTTTCAGGTTCCTTTGGTCTTGATCACT 1440 M F K L W A F I G I M F Q V P L V L I T 1441 AATTACCTCCAAAATAAATACAGAAACTCAATGGTTGGAAATATGATTTTTTGGTTCATA 1500 N Y L Q N K Y R N S M V G N M I F W F I 1501 TTTTGTATTCTTGGTCAACCAATGAGCGTACTATTGTACTACCATGACTTGATGAATAGA 1560 F C I L G Q P M S V L L Y Y H D L M N R 1561 AAAGGAGAAGTTGACTAAGGTAGCATTACACTGTTCATGTGGATGAGCTTTTGCGTTTTC 1620 K G E V D *
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258596A JP2003102301A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子 |
US10/103,247 US7067718B2 (en) | 2001-08-28 | 2002-03-20 | Method of producing diacylglycerol and gene for inactivating function of gene which encodes diacylglycerol acyltransferase |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258596A JP2003102301A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003102301A true JP2003102301A (ja) | 2003-04-08 |
Family
ID=19086088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001258596A Pending JP2003102301A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7067718B2 (ja) |
JP (1) | JP2003102301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014515610A (ja) * | 2011-04-18 | 2014-07-03 | アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー | タバコからグリセリンを生成するための方法 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3779505B2 (ja) * | 1999-08-24 | 2006-05-31 | 花王株式会社 | 油脂組成物 |
JP4098276B2 (ja) * | 2003-06-16 | 2008-06-11 | 花王株式会社 | 酸性水中油型乳化組成物 |
TWI363600B (en) * | 2004-09-21 | 2012-05-11 | Kao Corp | Acidic oil-in-water emulsion composition |
US8431772B1 (en) | 2008-11-19 | 2013-04-30 | University Of Kentucky Research Foundation | Diacylglycerol acyltransferase sequences and related methods |
US9289011B2 (en) | 2013-03-07 | 2016-03-22 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Method for producing lutein from tobacco |
US9265284B2 (en) | 2014-01-17 | 2016-02-23 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Process for producing flavorants and related materials |
US10881133B2 (en) | 2015-04-16 | 2021-01-05 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Tobacco-derived cellulosic sugar |
US10499684B2 (en) | 2016-01-28 | 2019-12-10 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Tobacco-derived flavorants |
US11091446B2 (en) | 2017-03-24 | 2021-08-17 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Methods of selectively forming substituted pyrazines |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2703147C (en) * | 1998-12-02 | 2014-07-29 | Karlene H. Butler | Plant diacylglycerol acyltransferases |
-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001258596A patent/JP2003102301A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-20 US US10/103,247 patent/US7067718B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014515610A (ja) * | 2011-04-18 | 2014-07-03 | アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー | タバコからグリセリンを生成するための方法 |
US9458476B2 (en) | 2011-04-18 | 2016-10-04 | R.J. Reynolds Tobacco Company | Method for producing glycerin from tobacco |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20040111762A1 (en) | 2004-06-10 |
US7067718B2 (en) | 2006-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Shockey et al. | Identification of Arabidopsis GPAT9 (At5g60620) as an essential gene involved in triacylglycerol biosynthesis | |
Kim et al. | Ubiquitous and endoplasmic reticulum–located lysophosphatidyl acyltransferase, LPAT2, is essential for female but not male gametophyte development in Arabidopsis | |
CN111154724B (zh) | 包含二十二碳六烯酸的提取的植物脂质 | |
Panavas et al. | Identification of senescence-associated genes from daylily petals | |
Zhu et al. | Expression patterns of purple acid phosphatase genes in Arabidopsis organs and functional analysis of AtPAP23 predominantly transcribed in flower | |
van Erp et al. | Reducing isozyme competition increases target fatty acid accumulation in seed triacylglycerols of transgenic Arabidopsis | |
AU2010203054B2 (en) | Marchantiales-Derived Unsaturated Fatty Acid Synthetase Genes and Use of the Same | |
Yanai et al. | Genomic organization of 251 kDa acetyl-CoA carboxylase genes in Arabidopsis: tandem gene duplication has made two differentially expressed isozymes | |
Haselier et al. | Two closely related genes of Arabidopsis encode plastidial cytidinediphosphate diacylglycerol synthases essential for photoautotrophic growth | |
CN101442903A (zh) | 单子叶植物中油的提高 | |
KR100854607B1 (ko) | 식물 스테롤 아실전달효소 | |
JP2003102301A (ja) | ジアシルグリセロールの生産方法及びジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の機能を不活性化する遺伝子 | |
JP2003518369A (ja) | 多不飽和脂肪酸および脂質の合成に関与するタンパク質をコードするフィスコミトレラ・パテンス由来のコケの遺伝子 | |
MXPA04009927A (es) | Acil-coa sintetasas vegetales. | |
MX2015005270A (es) | Polinucleotidos, polipeptidos y metodos de uso novedosos de aciltransferasa. | |
US10550409B2 (en) | Drimenol synthases III | |
CN106032390B (zh) | 油脂代谢相关蛋白GmNF307在植物油脂代谢调控中的应用 | |
CN113717264B (zh) | 与油脂代谢调控相关的大豆RNA结合蛋白GmTSN990及其编码基因与应用 | |
US20060156430A1 (en) | Novel cytochrome P450 monooxygenase | |
CA2436862C (en) | Elongase promoters | |
EP1010760A1 (en) | Lumazine synthase and riboflavin synthase | |
Xu et al. | Ectopic expression of Crambe abyssinica lysophosphatidic acid acyltransferase in transgenic rapeseed increases its oil content | |
CN116768991B (zh) | 与油脂代谢调控相关的大豆四跨膜区蛋白GmTET270及其编码基因与应用 | |
WO2023111871A1 (en) | Modified acyltransferase polynucleotides, polypeptides, and methods of use | |
CN116836249A (zh) | 与小麦产量相关的三个同源基因及相关蛋白质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050324 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071005 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080215 |