JP2003101537A - ネットワーク構築検証シミュレータ及びコンピュータ・プログラム - Google Patents

ネットワーク構築検証シミュレータ及びコンピュータ・プログラム

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JP2003101537A
JP2003101537A JP2001293559A JP2001293559A JP2003101537A JP 2003101537 A JP2003101537 A JP 2003101537A JP 2001293559 A JP2001293559 A JP 2001293559A JP 2001293559 A JP2001293559 A JP 2001293559A JP 2003101537 A JP2003101537 A JP 2003101537A
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network construction
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JP2001293559A
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Masaaki Hayakawa
正昭 早川
Katsuhiko Tanno
克彦 丹野
Isao Satani
勲 佐谷
Norikazu Yamagishi
令和 山岸
Mutsuharu Takesada
睦治 武貞
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Hitachi Electronics Services Co Ltd
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Hitachi Electronics Services Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークシステムを実際に構築する前に
仮想的にネットワークシステムを構築し動作検証するこ
とを可能とし、また、費用やトラフィック量を考慮する
ことができ、そして、実際に構築した後の各種サービス
を提供することができるネットワーク構築検証シミュレ
ータ及びコンピュータ・プログラムを提供する。 【解決手段】 ネットワークシステムを構築し動作検証
するシミュレータ1であって、ネットワークシステムに
必要な機器を選択する機能と、選択された機器を構成機
器としたネットワーク構成図を作成する機能と、作成し
たネットワーク構成図の評価を行う機能とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク構築
検証シミュレータ及びコンピュータ・プログラムであ
り、複数種類のネットワーク構成機器、例えばPC、H
UB、ルータを接続してネットワークシステムを仮想構
築し動作検証することができるシミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】複数種類のネットワーク構成機器、例え
ばPC、HUB、ルータを接続してネットワークシステ
ムを構築することが行われている。従来、構築されたネ
ットワークシステムの動作を検証することは、実際にネ
ットワークシステムを構築することにより行われていた
ため、使用する機器の数量や接続形態を変更する際に
は、再度ネットワークシステムを構築する必要が有るた
め、時間がかかり、また、コストなどの面からも現実的
ではないという問題が有った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の問題
を解決するものであり、ネットワークシステムを実際に
構築する前に仮想的にネットワークシステムを構築し動
作検証することを可能とし、また、費用やトラフィック
量を考慮することができ、そして、実際に構築した後の
各種サービスを提供することができるネットワーク構築
検証シミュレータ及びコンピュータ・プログラムを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
システムを構築し動作検証するシミュレータであって、
前記ネットワークシステムに必要な機器を選択する機能
と、選択された機器を構成機器としたネットワーク構成
図を作成する機能と、作成したネットワーク構成図の評
価を行う機能とを有するネットワーク構築検証シミュレ
ータである。
【0005】また、本発明は、選択する機器をホームペ
ージの製品カタログとして表示する機能を有するネット
ワーク構築検証シミュレータである。
【0006】そして、本発明は、構築したネットワーク
システムの費用を表示する機能を有するネットワーク構
築検証シミュレータである。
【0007】更に、本発明は、上記ネットワークシステ
ムの費用を入力する機能と、入力された費用の範囲内で
ネットワーク構成図を作成する機能とを有するネットワ
ーク構築検証シミュレータである。
【0008】また、本発明は、構築したネットワークの
中から費用計算に不要な機器を選択する機能を有するネ
ットワーク構築検証シミュレータである。
【0009】そして、本発明は、必要とするネットワー
クトラフィック量を入力する機能を有するネットワーク
構築検証シミュレータである。
【0010】更に、本発明は、金額又はネットワークト
ラフィック量に適した機器の提案を表示する機能を有す
るネットワーク構築検証シミュレータである。
【0011】また、本発明は、構築したネットワークの
不具合を指摘する機能を有するネットワーク構築検証シ
ミュレータである。
【0012】そして、本発明は、作成したネットワーク
に適したC/Sサポートサービスを表示して提案する機
能を有するネットワーク構築検証シミュレータである。
【0013】更に、本発明は、C/Sサポートサービス
の提供を発注する機能を有するネットワーク構築検証シ
ミュレータである。
【0014】また、本発明は、構築したネットワークシ
ステムの注文を受付ける機能を有するネットワーク構築
検証シミュレータである。
【0015】そして、本発明は、前記のネットワーク構
築検証シミュレータの機能をコンピュータに実行させる
コンピュータ・プログラムである。
【0016】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を説明する。本
発明のネットワーク構築検証シミュレータの実施例につ
いて、図1〜図6を用いて説明する。図1は、実施例の
ネットワーク構築検証シミュレータの説明図である。図
2は、実施例のネットワーク構築検証シミュレータで構
築したネットワークシステムの一例の説明図である。図
3は、実施例のネットワーク構築検証シミュレータにお
ける手順の一例の説明図である。図4は、実施例のネッ
トワーク構築検証シミュレータにおけるルーティングの
一例の説明図である。図5は、実施例のネットワーク構
築検証シミュレータにおけるルーティングの別の例の説
明図である。図6は、実施例のネットワーク構築検証シ
ミュレータにおけるHOP数の説明図である。
【0017】実施例を説明する。本実施例のネットワー
ク構築検証シミュレータ1は、図1に示すように、導入
希望者用コンピュータ21、C/Sサポートサービスセ
ンタ用機器22、機器販売センタ用機器23等とネット
ワーク回線3を介して接続され、導入希望のネットワー
クシステムを例えばインターネットのホームページ上で
構築し動作検証するシミュレータであり、また、C/S
サポートサービスや機器販売を希望する際にも対応可能
である。そして、本実施例のネットワーク構築検証シミ
ュレータ1は、例えばサーバからなり、ネットワークシ
ステムに必要な機器を選択する機能と、選択された機器
を構成機器としたネットワーク構成図を作成する機能及
び作成したネットワーク構成図の評価を行う機能を有す
る。また、選択する機器をホームページの製品カタログ
として表示する機能を有する。そして、構築したネット
ワークシステムの費用を表示する機能、ネットワークシ
ステムの費用を入力する機能及び入力された費用の範囲
内でネットワーク構成図を作成する機能、構築したネッ
トワークの中から費用計算に不要な機器を選択する機
能、必要とするネットワークトラフィック量を入力する
機能、金額又はネットワークトラフィック量に適した機
器の提案を表示する機能、構築したネットワークの不具
合を指摘する機能を有する。更に、作成したネットワー
クに適したC/Sサポートサービスを表示して提案する
機能、C/Sサポートサービスの提供を発注する機能、
構築したネットワークシステムの注文を受付ける機能を
有する。
【0018】本実施例のネットワーク構築検証シミュレ
ータ1により、ネットワークシステムを実際に構築する
前に仮想的にネットワークシステムを構築し検証するこ
とを可能とし、また、費用やトラフィック量を考慮し、
そして、実際に構築した後の各種サービスを提供するこ
とができる。
【0019】本実施例により構築したネットワークシス
テムの一例を図2に示す。ネットワーク構成機器は、サ
ーバ3等のPC、HUB4及びルータ5であり、そし
て、図2において、サーバ3、HUB4及びルータ5の
数量は、それぞれ8、6、8となっている。
【0020】なお、本実施例のネットワーク構築検証シ
ミュレータは、正誤判断機能、模擬判断機能、機器指定
機能、確認表示機能、保護確認機能、一覧出力機能、自
動作成機能、増設模擬機能、撤去模擬機能のいずれか一
つ又は複数の機能を有することも可能である。正誤判断
機能により、入力された接続形態が正しいか判断するこ
とができる。模擬判断機能により、信号のやり取りのシ
ミュレーションを行って正しい接続形態であるか判断す
ることができる。機器指定機能により、信号のやり取り
を行う機器を指定することができる。確認表示機能によ
り、信号のやり取りを色表示又は点滅により表示するこ
とができる。保護確認機能により、ルータ上でファイア
ウォールを確認するを有することができる。一覧出力機
能により、設定項目の一覧表を出力することができる。
自動作成機能により、設定項目の一覧表からネットワー
クシステムの構成を自動作成することができる。増設模
擬機能により、ネットワークシステムを構成する機器を
増設し動作をシミュレートすることができる。撤去模擬
機能により、ネットワークシステムを構成する機器を撤
去し動作をシミュレートすることができる。
【0021】実施例のネットワーク構築検証シミュレー
タを用いた構築検証の手順の一例について、図3を用い
て説明する。 S101)スタートする。 S102)ホームページを公開する。 S103)プログラムを起動する。 S104)システム導入希望か判断し、希望であるとス
テップS111に進み、希望ではないとステップS18
1に進む。 S111)ホームページのカタログに従い、構築機器を
選択する。 S112)仮想ネットワーク機器情報に従い、画面上に
ネットワーク構成図を作成する。 S113)設定情報を機器毎に登録する。 S114)トラフィック量入力か判断し、入力であると
ステップS121に進み、入力ではないとステップS1
31に進む。 S121)必要なトラフィック(伝送)量を入力する。 S122)能力不足部分を表示する。 S123)構成機器を再選択する。 S131)金額入力か判断し、入力であるとステップS
141に進み、入力ではないとステップS151に進
む。 S141)購入金額の限度額を入力する。 S142)金額不足を表示する。 S143)構成機器を再選択する。 S151)コマンドを使用して通信確認を行う。 S152)マルチベンダ環境の自動動作を確認する。 S153)設定情報による不具合点を表示する。 S154)不具合点に対するアドバイスを表示する。 S155)設定情報の再設定を行う。 S156)正常に動作したか判断し、正常であるとステ
ップS161に進み、正常ではないとステップS151
に戻る。 S161)システムに合った運用サービスメニューを表
示する。 S162)サービスメニューを選択する。 S163)構成機器、サービスの金額を表示する。 S164)購入するか判断し、購入するとステップS1
71に進み、購入しないとステップS181に進む。 S171)メーカーへ自動発注処理を行う。 S172)サービスプロバイダへ自動発注修理を行う。 S173)本人へ納品し、ステップS181に進む。 S181)終了となる。 このようにして、実施例のネットワーク構築検証シミュ
レータを用いてネットワークシステムを構築し動作検証
することができる。
【0022】実施例のネットワーク構築検証シミュレー
タの動作について、説明する。検証シミュレータの動作
として、導入作業モード、アニメーションモードがあ
る。導入作業モードにおいて、必要な機器を並べてケー
ブルをつなぎ、必要な設定をする導入作業を行う。設定
項目は、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルト
ゲートウェイ、アクセスリストである。
【0023】アニメーションモードにおいて、機器の設
定がすべて済んだら、Pingを使って機器の疎通を確
認する。このモードではパケットの流れる様子がアニメ
ーションで観察できる。
【0024】本実施例で使用できる機器の性能と特徴を
説明する。まず、PCについて、PCに設定できる項目
として、(a)IPアドレス、サブネットマスク(それ
ぞれ1つ)、(b)デフォルトゲートウェイが有る。デ
フォルトゲートウェイは、同じネットワークアドレス内
での通信では設定する必要はない。そして、PCはPi
ngの発信元と受信先になることができる。発信元にな
るには、その機器の仮想コマンドプロンプトを開き、コ
マンドを入力、実行する。アニメーションモード中にパ
ケットを受取ると、PCは自分の判断で返答するかどう
か、どのような返事を返せばよいかを決める。
【0025】HUBについて説明する。HUBには5つ
のポートのものを採用した。一つのポートからパケット
の入力があると、その他のポートから同じ内容のパケッ
トを送り出す。2つ以上のポートから同時に入力があっ
た場合、HUBはコリジョンを起こす。このとき、LA
N上を流れていたパケットはすべて無効になる。また、
ポートには1から5の番号がついているが、5番のポー
トにはMDI、MDI−Xのスイッチを持っていて、設
定を変えることができる。これは、現実のHUBについ
ている同種のスイッチと同じ動作をするよう設定してあ
る。そして、HUBはインテリジェントHUBとしての
機能は持っていないので、MACアドレスやIPアドレ
スは設定しない。また、一般に5つ以上のHUBをカス
ケード接続(他の機器をはさまず連続して接続)するこ
とは禁止されているが、このソフトウェアでもHUBを
5段以上連続でつなぐと、パケットを伝えることができ
ない仕様にしてある。
【0026】ルータについて説明する。ルータは、この
ソフトウェア中で最も複雑な仕組みで動作している。4
つのポートを持ち、違うLANを相互に接続することが
できる。ルータには、次の項目を設定できるように作成
した。(a)IPアドレス、サブネットマスク、(b)
アクセスリスト(ポートごと、INとOUTひとつづ
つ、計8つ)である。そして、ルータの重要な仕組みに
ルーティングがあるが、このソフトウェア中のルータ
は、RIPを使用したダイナミックルーティングとほぼ
同じことができる(まったく同じではない)。ルーティ
ングの詳細設定については後述する。また、ルータのも
うひとつの大切な役目であるフィルタリングの機能につ
いても実装してあり、IPアドレスをもとにしたフィル
タをかけることができる。フィルタリングの基礎を学ぶ
のには充分な内容となっている。そして、難点をあげる
とすれば、ルータはPingを発信する機能を搭載して
いない(ベータ版での設定)。これは、単に開発時間の
関係上そうなったのであって、技術上は何ら問題のない
ことなので、今後この機能を実装することもできる。ま
た、受信したパケットに返事を返すことは可能なので、
Pingの受信先になることはできる。
【0027】実施例におけるケーブルの機能について、
説明する。ケーブルには、ストレートケーブルとクロス
ケーブルがあり、必要に応じて選択して使用する。基本
的にはツイストペアケーブルと同等の使用法ができるよ
うにしてあり、トランシーバなどを使うことはできな
い。したがって、LANはスター型のトポロジを構成す
ることになる。また、ケーブルには長さの概念を取り入
れていない。機器をドラッグ&ドロップして移動する
と、簡単にケーブルは(見た目)伸び縮みする。そし
て、接続するときにストレートとクロスの選択、HUB
のMDI、MDI−Xのスイッチの選択が正しい組み合
わせかどうかを検証しており、誤った選択では信号を伝
えないように設定した。この様子はアニメーションモー
ドで観察することができる。
【0028】実施例におけるパケットの仕様について、
説明する。アニメーションモードにおいては、各機器と
ケーブルは実際に仮想パケット(以下、単に「パケッ
ト」と呼ぶ。)をお互いにやり取りすることで通信を行
っている。パケットは、以下の6種類を採用している。 (1)ARP Broadcast PCがルータを超えて通信をする必要がある場合、PC
はまずルータとの通信を確立するためにARP Bro
adcastを送信する。同じネットワークアドレス内
のPC同士が通信する場合には、このパケットは送信さ
れずに直接ICMP Echo Requestパケッ
トを送信する。これはPCがWindows(登録商
標)搭載機であることを意識しているため、名前解決は
すでにNetBEUIなどの方法を用いて済んでいるも
のとしたためである。 (2)ARP Reply ARP Broadcastを受取ったききは、自分の
MACアドレスを通知するためにARP Replyパ
ケットを送信する。このパケットには発信元のMAcア
ドレスが書き込まれており、ARP Replyを受け
取った機器はこれを利用することができる。 (3)ICMP Echo Request 通信の準備が整ったら、受信先機器へエコーを要求する
パケットを送信する。このとき、送信されるパケットが
ICMP Echo Requestである。このパケ
ットはルータによってルーティングされ、正常に接続し
ていれば受信先機器まで到達する。すべてのパケットの
はTTLが設定されており、ルータを超えるごとに1ず
つ減少していく。そして、TTLが0となった時点でそ
のパケットは破棄される。これはネットワークにおいて
同じパケットが同じルートをいつまでも周りつづけるこ
とを防ぐための仕組みであり、実際のネットワークでも
採用されている。TTLの初期値は、機器によって異な
るが、このアプリケーション内ではPCの発信するパケ
ットは32、ルータの発信するパケットは256に設定
してある。 (4)ICMP Echo Reply ICMP Echo Requestを受取った機器
は、自分あてのものであることを確認すると発信元機器
へ返事を出す。このときのパケットがICMPEcho
Replyである。このパケットが発信元機器へ無事
に到着すると、1回のパケットのやり取りが完結する。 (5)ICMP Redirection ICMP Echo Requestを受け取ったルー
タが、送信先までのルーティングを試みた結果、発信元
は別のルータへ送るほうが良いと判断した場合には、ル
ータは発信元へ、正しいルータのIPアドレスを書き込
んだパケットを返す。これがICMP Redirec
tionである。このパケットはPCがデフォルトゲー
トウェイへパケットを送信し、ルータがルーティングを
試みた結果発生する。これを受け取った発信元は、パケ
ットに記載されている新しいルータを通して再度通信を
試みる。 (6)ICMP Destination ルータが受取ったパケットをルーティングした結果、指
定のネットワークアドレスを持つネットワークと接続し
ていないことが分かった場合、ルータは発信元へ、パケ
ットがあて先まで到達できないことを通知する。この通
知がICMPDestination Unreach
ableである。このパケットを発信元が受取ったとき
には、ユーザーに向けて「Destination h
ostUnreachable」というメッセージが表
示されるように設定した。
【0029】ルーティングの方法について、説明する。
ルーティングの動作の(このソフトウェア内で)設定に
ついて解説する。例として、図4に示すようなネットワ
ークでRouter1からRouter3へルーティン
グをする場合を考える。ここで、話を簡単にするために
ケーブルの選択は正しいものとし、IPアドレスなども
すでに設定されているものとする(実際には、ケーブル
が正しくリンクしているか、ネットワークアドレスが一
致しているかをチェックしている)。また、ルーティン
グルーチンはまずルーティングに関わる機器(実際には
ルータのみ)を検出し、HOP数が0で接続している機
器を検索し、図5のようなグラフを作成する。グラフ
は、内部では動的配列を用いて管理されている。次に、
ルーティング開始機器からのHOP数を書き込んで行
く。まず開始機器に「0」を代入し、その隣接機器に
「1」を代入する。「1」を代入し終わったら「1」と
書き込まれた機器に隣接する機器に「2」を代入し、以
下繰り返して隣接する機器がなくなるまで続ける。図6
に一例を示す。そして、この作業が終わったときに送信
先機器にHOP数が代入されていなかったら、送信先機
器へのルーティングは失敗したことになり、エラーを返
す。孤立している機器については、このようなことが起
こる。最後に、送信先機器に隣接していて、送信先機器
よりHOP数が1小さい機器を探し、その機器にマーク
する。この例では送信先機器のHOP数は2であるの
で、隣接していてHOP数が1の機器を探し、マークす
る。次に、マークされた機器に隣接していて、HOP数
が0(つまり、発信元)の機器へとたどり着くことがで
きる。ここで、HOP数が0の機器からマークをはじめ
ると、行き止まりにぶつかり先に進めなくなることがあ
り、うまく行かない。例でいえば、「ルータ4」にマー
クしてしまうと、それ以上先へ進めなくなる。ここまで
の作業でマークされた機器を順にたどれば、最短のHO
P数で目的の機器までパケットを届けることができる。
【0030】アクセスリストの作用について、説明す
る。ルータにはアクセスリストを設定することができ
る。この機能はポートごと、入出力別に設定することが
でき、1台のルータに4つのポートがあるので、1台あ
たり8つのアクセスリストがある。ひとつのリストは1
0行で構成されており、ひとつの行にIPアドレスとワ
イルドカードマスクをひとつ設定できる。ルータはパケ
ットを受取ると、アクセスリストの一番上の行から該当
するものがないかどうか照らし合せていく。適合するも
のが見つかると、「permit(通行可)」「den
y(通行不可)」に応じて動作を決定する。適合する行
がなかったパケットの処理については、どのように動作
させるかまとめて設定することができて、「permi
t(通行可)」「deny(通行不可)」のどちらかの
動作をする。現実のダイナミックルーティングを行って
いるルータ同士では、お互いにRIP情報をやり取りし
ているが、このときお互いの情報がフィルタされている
と情報交換をすることができず、正しくルーティングを
することができなくなってしまう。しかし、LAN S
imulatorのルータはこの現象を考慮しておら
ず、アクセスリストの情報はルーティングにはまったく
関係ない。
【0031】なお、上記実施例では、ネットワーク構築
検証シミュレータ1を説明したが、ネットワークシステ
ムに必要な機器を選択する機能、選択された機器を構成
機器としたネットワーク構成図を作成する機能、作成し
たネットワーク構成図の評価を行う機能、選択する機器
をホームページの製品カタログとして表示する機能、構
築したネットワークシステムの費用を表示する機能、ネ
ットワークシステムの費用を入力する機能及び入力され
た費用の範囲内でネットワーク構成図を作成する機能、
構築したネットワークの中から費用計算に不要な機器を
選択する機能、必要とするネットワークトラフィック量
を入力する機能、金額又はネットワークトラフィック量
に適した機器の提案を表示する機能、構築したネットワ
ークの不具合を指摘する機能、作成したネットワークに
適したC/Sサポートサービスを表示して提案する機
能、C/Sサポートサービスの提供を発注する機能、構
築したネットワークシステムの注文を受付ける機能をコ
ンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラ
ムを使用すること、あるいはこのコンピュータ・プログ
ラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体(例え
ば、CD−ROM等)を使用することにより、サーバ等
をネットワーク構築検証シミュレータとして使用するこ
とは、それぞれ可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワークを実際に
構築する前に仮想的にネットワークシステムを構築し動
作検証することを可能とし、また、費用やトラフィック
量を考慮することができ、そして、実際に構築した後の
各種サービスを提供することができるネットワーク構築
検証シミュレータ及びコンピュータ・プログラム得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のネットワーク構築検証シミュレータの
説明図。
【図2】実施例のネットワーク構築検証シミュレータで
構築したネットワークシステムの一例の説明図。
【図3】実施例のネットワーク構築検証シミュレータに
おける手順の一例の説明図。
【図4】実施例のネットワーク構築検証シミュレータに
おけるルーティングの一例の説明図。
【図5】実施例のネットワーク構築検証シミュレータに
おけるルーティングの別の例の説明図。
【図6】実施例のネットワーク構築検証シミュレータに
おけるHOP数の説明図。
【符号の説明】
1 ネットワーク構築検証シミュレータ 21 導入希望者用機器 22 C/Sサポートサービスセンタ用機器 3 ネットワーク回線 4、41、42 HUB 5、51−56 ルータ 61−66 HOP数
フロントページの続き (72)発明者 佐谷 勲 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 (72)発明者 山岸 令和 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 (72)発明者 武貞 睦治 神奈川県横浜市戸塚区品濃町504番地2 日立電子サービス株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA07 BA01 CA06 GA01 JA03 JA04 5K030 MD07 MD08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークシステムを構築し動作検証
    するシミュレータであって、 前記ネットワークシステムに必要な機器を選択する機能
    と、選択された機器を構成機器としたネットワーク構成
    図を作成する機能と、作成したネットワーク構成図の評
    価を行う機能とを有することを特徴とするネットワーク
    構築検証シミュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワーク構築検証シ
    ミュレータにおいて、 選択する機器をホームページの製品カタログとして表示
    する機能を有することを特徴とするネットワーク構築検
    証シミュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のネットワーク構築検証シ
    ミュレータにおいて、 構築したネットワークシステムの費用を表示する機能を
    有することを特徴とするネットワーク構築検証シミュレ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のネットワーク構築検証シ
    ミュレータにおいて、 上記ネットワークシステムの費用を入力する機能と、入
    力された費用の範囲内でネットワーク構成図を作成する
    機能とを有することを特徴とするネットワーク構築検証
    シミュレータ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のネットワーク構築検証シ
    ミュレータにおいて、 構築したネットワークの中から費用計算に不要な機器を
    選択する機能を有することを特徴とするネットワーク構
    築検証シミュレータ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のネットワーク構築検証シ
    ミュレータにおいて、 必要とするネットワークトラフィック量を入力する機能
    を有することを特徴とするネットワーク構築検証シミュ
    レータ。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれか1項に記載のネ
    ットワーク構築検証シミュレータにおいて、 金額又はネットワークトラフィック量に適した機器の提
    案を表示する機能を有することを特徴とするネットワー
    ク構築検証シミュレータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のネ
    ットワーク構築検証シミュレータにおいて、 構築したネットワークの不具合を指摘する機能を有する
    ことを特徴とするネットワーク構築検証シミュレータ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のネ
    ットワーク構築検証シミュレータにおいて、 作成したネットワークに適したC/Sサポートサービス
    を表示して提案する機能を有することを特徴とするネッ
    トワーク構築検証シミュレータ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のネットワーク構築検証
    シミュレータにおいて、 C/Sサポートサービスの提供を発注する機能を有する
    ことを特徴とするネットワーク構築検証シミュレータ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    のネットワーク構築検証シミュレータにおいて、 構築したネットワークシステムの注文を受付ける機能を
    有することを特徴とするネットワーク構築検証シミュレ
    ータ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    のネットワーク構築検証シミュレータの機能をコンピュ
    ータに実行させるコンピュータ・プログラム。
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