JP2003100242A - X線発生装置内で電子ビームを発生する方法及びシステム - Google Patents

X線発生装置内で電子ビームを発生する方法及びシステム

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JP2003100242A
JP2003100242A JP2002187004A JP2002187004A JP2003100242A JP 2003100242 A JP2003100242 A JP 2003100242A JP 2002187004 A JP2002187004 A JP 2002187004A JP 2002187004 A JP2002187004 A JP 2002187004A JP 2003100242 A JP2003100242 A JP 2003100242A
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Colin R Wilson
コリン・アール・ウィルソン
Bruce M Dunham
ブルース・エム・ダンハム
John Scott Price
ジョン・スコット・プライス
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/06Cathodes
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  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流を必要とすることなく室温で動作する
フィラメントを持つ頑丈で低コストで、寿命の長いX線
発生装置を提供する。 【解決手段】 本発明のX線発生装置は、電子ビームを
発生するために電界放出アレイ(12)を有する。電界
放出アレイ(12)は通常室温で動作し、先行技術の熱
イオン放出器を超える電流密度を生じさせることができ
る。本発明によれば、電子ビームは、例えば50〜10
0V程度のバイアス電圧を用いて発生される。このバイ
アス電圧は、必要な場合に調節することができる。電界
放出アレイ(12)は12000時間を超える推定寿命
を持ち、またX線発生装置(10)において電子ビーム
を発生する頑丈で効率の良い放出装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的にはX線発生
装置に関し、より具体的には、X線発生装置において電
子ビームを発生するために電界放出アレイを持つ改良X
線発生装置に関する。
【0002】
【発明の背景】現在のX線発生装置技術では、典型的に
はタングステンより成る熱イオン型フィラメントを利用
している。1つのX線発生装置は、異なる用途のために
幾つかのX線スポット寸法が得られるように通常2つ以
上のタングステン・フィラメントを有している。タング
ステン・フィラメントは高い温度で動作し、典型的には
数百乃至一千時間程度の短い推定寿命を持つ。フィラメ
ントの推定寿命は、タングステン・フィラメントを侵食
及び変形させる高い動作温度により制限されている。そ
の上、熱イオン型フィラメントはこのような高い温度で
動作するために大電流電源装置を必要とする。
【0003】幾種かの熱イオン型フィラメントは、放出
表面上の温度分布を調整するようにモデル化した複雑な
フィラメント設計、すなわち、コイル又螺旋にしてあ
る。電子放出電流密度は温度の関数である。温度を精密
に制御することは、焦点スポットの電流密度を精密に制
御すること、従ってX線放出パターンを精密に制御する
ことを意味する。
【0004】フィラメントによっては、タングステン・
コイルではなく、平坦なタングステン・シートから作ら
れている。先行技術の平坦なフィラメントは、螺旋フィ
ラメントよりも良好な焦点スポットを形成する。また、
電子は高温のエッジ(縁)からも放出される。これらの
電子は集束するのが困難であり、システム効率及び焦点
スポットの品質を低下させる。電子ビームを集束させよ
うとして、X線発生装置のカソード・カップにバイアス
電圧を加えることが可能である。バイアス電圧はエッジ
の電子を抑制して、付加的なビーム集束を行う。
【0005】一般的に、X線発生装置の効率及び性能を
改善し、該装置の推定寿命を延ばすことが望ましい。そ
の上、X線発生装置及びこれらの装置を使用するシステ
ムの複雑さ及びコストを低減することも望ましい。
【0006】
【発明の概要】従って、本発明の目的は、大電流を必要
とすることなく室温で動作するフィラメントを持つX線
発生装置を提供することである。本発明の別の目的は頑
丈で低コストのX線発生装置を提供することである。本
発明の更に別の目的は、1000時間を超える推定寿命
を持つ効率の良いX線発生装置を提供することである。
【0007】本発明の一面では、X線発生装置において
電子ビームを発生するための方法及びシステムを提供す
る。本発明によれば、X線発生装置は、電子ビームを発
生するために電界放出アレイ(FEA)を有する。FE
Aは通常室温で動作し、先行技術の熱イオン放出器を超
える電流密度を生じさせることができる。本発明によれ
ば、電子ビームは、例えば50〜100V程度のバイア
ス電圧を用いて発生される。このバイアス電圧は、必要
な場合に調節することができる。
【0008】本発明の他の目的および利点は、添付の図
面を参照した以下の説明及び特許請求の範囲から明らか
になろう。
【0009】
【発明の実施の形態】図面において、様々な図で同じ構
成部品には同じ参照番号を使用する。ここで図面につい
て説明すると、図1は本発明による電界放出アレイを有
するX線発生装置のカソード部分10の斜視図である。
図2は、図1の線2−2に沿って取ったX線発生装置の
カソード10の断面図であり、電子源12を示す。図3
は、図2の線3−3に沿って取ったX線発生装置のカソ
ード10及び電子源12の断面図である。図1〜3を全
体的に参照して説明すると、電子源12は電界放出アレ
イ型電子放出器で構成され、以下に詳しく説明する。X
線発生装置のカソード10は低ゲート電圧電界放出を使
用して室温で動作され、従って、典型的には余分なコス
トがかかり且つ発生装置10の動作を複雑にするような
付加的な大電流熱イオン型フィラメント電源装置を必要
としない。
【0010】FEA電子源12は、図1の参照番号16
によって示される方向に進む電子ビームを放出する。電
子ビームはX線発生装置のカソード10の大体凹形のに
よって集束することができる。この凹形部分14は、電
子源12によって放出される電子ビーム中のビームの進
行方向を向いているカソード10の部分上に配置されて
いる。
【0011】本発明によれば、電子源12は電界放出ア
レイである。電界放出アレイ(FEA)技術の背景を知
ることは、本発明を理解し、X線発生装置技術に対する
その利点を理解するのに有益である。FEAは、最初
は、コンピュータ画面やテレビジョン画面などのフラッ
トパネル表示装置用に開発された。FEAは、半導体/
絶縁体/導体のサンドイッチ構造を作ることによって製
作される。図4は放出器のアレイの斜視図であり、放出
器は図4では円錐体として示されている。図5は、図4
の線5−5に沿って取った断面図である。図4について
説明すると、頂部導体100、すなわちゲートが、エッ
チングにより形成された開口102を持っている。開口
102の直径は、典型的には1〜3ミクロン程度であ
る。開口102の内部には空洞104と放出器106が
あり、放出器は尖った円錐体の形を持つ。円錐体は、典
型的には、モリブデンのような適当な金属で作られる。
【0012】複数の放出器が図4に示されるように配列
されてアレイ(配列体)を形成し、これは本発明のフィ
ラメントを構成する。各々の放出器は、典型的には1.
2×10-15 cm2 程度の実効放出面積を持つ。放出器
の先端108(図5参照)における電界が充分高いとき
50〜150マイクロアンペアの電流を生じさせること
ができる。現在のFEA製作技術によれば、円錐体実装
密度を6.4×105円錐体数/cm2 にすることがで
き、従って全電流密度を10A/cm2 にすることがで
きる。これらの密度は現在の熱イオン型カソードよりも
遙かに大きい。この差は、電子ビームを形成するように
集束される電子を放出する単一の電子銃の代わりに、電
子を放出する円錐体106がアレイ内に5億個も存在す
ることによる。
【0013】電界放出器アレイは、「スピント(Spind
t)」技術を使用して形成されており、この技術では、モ
リブデンのような金属を誘電体中のマスクした孔の中へ
蒸発させる。蒸発した金属は先ずフィルタ処理すること
により、非常に指向性のある材料ビームを形成する。円
錐体の先端は、この方法又は当業者に既知の他の任意の
方法を使用して製作される。
【0014】「スピント」型放出器、すなわち、別の層
の中の孔によって形成された凹部の中心に配置された尖
った円錐体が唯一の電界放出アレイ型放出器ではないこ
とに留意されたい。ここで説明する「スピント」型放出
器の代わりに用いられる、同様な結果を生じる他の幾つ
かの代替物がある。例えば、電子放出のためにゲート構
造に電位が印加される、図6に示す中空円筒構造体11
2や、図7に示す炭素微小管型放出器114のような他
の異なる型式の放出器も、本発明の範囲内で使用し得
る。
【0015】本発明に従ってX線発生装置における電子
ビームを発生するためにFEA型フィラメントを利用す
ることにより、多くの利点が得られる。FEA型フィラ
メントは室温で動作し、熱源ではない。従って、このフ
ィラメントは変形せず且つ蒸発による侵食もない。FE
A型フィラメントは、X線発生装置に典型的に使用され
ていたタングステン・フィラメントよりも遥かに頑丈で
ある。その上、試験により、FEAは12000時間を
超える推定寿命を有する。
【0016】電子放出はFEAの上側表面でのみ発生さ
れる。従って、本発明のX線発生装置には何らエッジ効
果がない。先行技術のカソード設計では、集束し難いこ
と及び不所望なエッジ効果を有することが知られている
ので一般的に効率が悪い。先行技術のX線発生装置にお
ける電子ビームの集束は、典型的には、X線発生装置の
カソードにバイアスを加えることによって電子を抑圧す
ることにより達成される。本発明では、エッジ効果がな
いので、先行技術における電子ビームの集束に伴う問題
が生じない。
【0017】図1及び図3はフィラメント12を囲む領
域内にX線発生装置10の大体凹形の部分14を示して
おり、これは大体電子ビームを集束する。各放出器の先
端108では、先端108から放出される電子の量が、
図4及び5に示されるように先端108と開口102と
の間にバイアス電圧110を印加することによって制御
される。典型的なバイアス電圧は0〜100V程度であ
る。バイアス電圧によって生じる電界ははまた、円錐体
先端108からの個々の電子ビーム(これは、「ビーム
レット」とも呼ばれる)を成形する。図6に示されるカ
ソード・カップは、個別のビームレットの全てより成る
ビームを集束させる。円筒体はカソードとアノード又は
ゲートとの間の電界を成形して、所望のビーム寸法を得
る。
【0018】FEAは完全等温表面と同様に振る舞う。
従って、各円錐体に同じバイアス電圧が印加されると、
同じ量の電子流が放出される。先行技術のフィラメント
は、典型的には、電子放出表面について温度分布を調整
するための複雑なフィラメント設計モデルを必要とす
る。これは本発明のフィラメントでは必要ではない。と
云うのは、本発明のフィラメントが、複雑なフィラメン
ト設計を必要とすることなく、一様な温度を持つタング
ステン・フィラメントと同様に振る舞うからである。
【0019】本発明で使用されるFEA型フィラメント
は、室温で動作するので非常に長い寿命を有する。従っ
て、これは、高い温度に曝されることによって変形する
従来のタングステン・フィラメントよりも一層頑丈であ
る。さらに、発生装置に唯一つのフィラメントしか必要
とされない。先行技術の発生装置は、典型的には2つ以
上のタングステン・フィラメントを有しており、これに
より発生装置のコストを増大させるばかりでなく、コイ
ンシデンス(coincidence) 問題も引き起こす。本発明の
単一のFEA型フィラメントでは、何らコインシデンス
問題はない。
【0020】先行技術の発生装置の実際の用途では、大
きいX線スポット寸法及び小さいX線スポット寸法を必
要とする手順のために2つ以上のタングステン・フィラ
メントが使用されている。しかしながら、先行技術にお
けるようにカソード・カップにおいて2つのタングステ
ン・フィラメントが並んで配置されている場合、その結
果生じる電子ビームは相互に僅かに異なる位置でターゲ
ットに衝突する。ターゲット上のこのスポット間の距離
は「コインシデンス距離」と呼ばれている。コインシデ
ンス距離は可能な限りゼロに近づけることが望ましい。
【0021】現在のFEA技術では、各々の電子放出す
る放出器を電子的にアドレス指定することが可能であ
る。従って、共にカソード・カップ内の同じ点を中心と
する大きいスポット寸法及び小さいスポット寸法を生じ
させることによって、電子放出表面の寸法を制御するこ
とが可能である。本発明によれば、全放出器アレイ表面
より小さい放出器アレイの一部分を励起するか又は全放
出器アレイ表面を励起することにより、スポット寸法の
制御が可能にする。図8は、全放出器表面を励起するこ
とによって生成される大きいスポット20の一例であ
る。図9は、FEA型電子源の中間部分のみを励起する
ことによって生成される小さいスポット30の一例であ
る。大きいスポット及び小さいスポットがスポット放出
器上の同じ位置から由来し、且つ同じ電界を受けるの
で、コインシデンス距離はゼロである。異なる寸法のX
線スポットのために複数のフィラメントを用いないの
で、本発明では実質的に一層小さいカソード・カップの
製作を可能にする。
【0022】さらに、本発明では、FEA電子源の異な
る部分に異なるバイアス電圧を印加することによってビ
ーム形状を動的に変更することが出来る。例えば、FE
Aの特定の領域に印加されるバイアス電圧を変えること
によって、指定位置におけるX線ビームのパワーを増減
させることができる。電子ビームを成形することは、X
線発生装置が耐えることのできる全パワーを最大化する
ことが可能になるので、重要な特徴である。
【0023】本発明の更に別の実施形態では、ビームを
高い周波数で「揺動(wobble)」させることができる。
焦点スポットの揺動は、CTスキャナの性能を最適化す
ることを含めて様々な用途にとって非常に望ましい特徴
である。本発明によれば、放出器の異なる領域を個々に
アドレス指定することにより、ビームを効果的に揺動さ
せる。図10及び図11は、放出器の右側にバイアス電
圧を印加し(図10参照)、次いで放出器の左側にバイ
アス電圧を印加する(図11参照)ことによって、ビー
ムを揺動させる例を示している。バイアス電圧は、ビー
ムが左右に揺動するように所定の周波数で交互に印加さ
れる。図10及び図11は、当業者が決定することがで
きる特定の用途に従って構成されるような様々な起こり
得る構成のほんの一例である。
【0024】本発明によるFEA型電子源は、簡単な安
価な電子装置部品を使用して、電子ビームを発生し、こ
れにより発生装置のコストをかなり低減する。同様に、
FEA型電子源は大きいバッチで製作することができ、
その結果、発生装置のコストをさらに低減する。例え
ば、FEAは、家庭用電子装置の市場で販売されている
フラットパネル表示装置用の14平方インチのスクリー
ンとして製作される。この技術は競争の激しい家庭用電
子装置の市場で使用するので、製作コストは低くする必
要があり、従って、X線発生装置用のFEA型フィラメ
ントの製作コストも低くなると予想される。FEA製作
技術の新しい進歩により、X線発生装置に関連する真空
レベル及びイオン打ち込み率に対する典型的なFEAの
適用性が改善されて、X線発生装置の動作寿命が更に増
大する。
【0025】本発明を1つ以上の実施形態について詳述
したが、本発明がこれらの実施形態に制限されないこと
を留意されたい。対照的に、本発明は、特許請求の範囲
の真の精神および趣旨の範囲内にある全ての代替、変更
および等価置換を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFEA型フィラメントを持つX線
発生装置の斜視図である。
【図2】図1の線2−2に沿って取ったX線発生装置の
一部の断面図である。
【図3】図2の線3−3に沿って取ったX線発生装置の
一部の断面図である。
【図4】円錐体形電界放出器のアレイの斜視図である。
【図5】図4の線5−5に沿って取った1つの円錐体の
断面図である。
【図6】中空円筒体形放出器のアレイの斜視図である。
【図7】微小管体形放出器のアレイの斜視図である。
【図8】大きいスポットを示す本発明の放出器の上面図
である。
【図9】小さいスポットを示す本発明の放出器の上面図
である。
【図10】放出器の右側部分にバイアス電圧が印加され
た場合を示す本発明の放出器の上面図である。
【図11】放出器の左側部分にバイアス電圧が印加され
た場合を示す本発明の放出器の上面図である。
【符号の説明】
10 X線発生装置のカソード部分 12 電子源 14 凹形部分 20 大きいスポット 30 小さいスポット 100 頂部導体 102 開口 104 空洞 106 放出器 108 放出器先端 110 バイアス電圧 112 中空円筒体構造 114 炭素微小管体放出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コリン・アール・ウィルソン アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニスカ ユナ、ウォーナー・ロード、882番 (72)発明者 ブルース・エム・ダンハム アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、メク ォン、ノース・メルローズ・コート、9815 番 (72)発明者 ジョン・スコット・プライス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ウォ ーワトサ、ノース・69ティーエイチ・スト リート、2618番 Fターム(参考) 4C092 AA01 AB19 AB27 BD04 CE06

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集束用カップと、 前記集束用カップ内に収容された電子源であって、電界
    放出アレイ(FEA)型放出装置を有している、電子ビ
    ームを発生する電子源と、 電子ビームを集束するように配置されたビーム集束構造
    と、を有するX線発生装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム集束構造は、前記電子ビーム
    を集束し且つ前記電子ビームについての焦点スポットを
    決定するために所定のパターンで配列された複数の電界
    放出器を持つ前記電界放出アレイ型放出装置を含んでい
    る、請求項1記載のX線発生装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の電界放出器は複数の円錐体形
    の放出器で構成されている、請求項2記載のX線発生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の電界放出器は複数の中空円筒
    体形の放出器で構成されている、請求項2記載のX線発
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の電界放出器は複数のワイヤ形
    の放出器で構成されている、請求項2記載のX線発生装
    置。
  6. 【請求項6】 X線発生装置において電子ビームを発生
    する方法であって、 X線発生装置内の電界放出アレイ型放出装置である電子
    源から電子を放出するステップと、 ビーム集束構造内で前記電子を集束して、電子ビームを
    形成するステップと、前記電子ビームについて焦点を決
    定するステップと、を含む前記方法。
  7. 【請求項7】 前記電子ビームを集束する前記ステップ
    は、凹形フィラメントを有するビーム集束構造内で前記
    電子ビームを集束するステップを有している、請求項6
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 電子源から電子を放出する前記ステップ
    は、 前記電界放出アレイ型電子源の第1の所定の部分に第1
    のバイアス電圧を印加するステップと、 前記電界放出アレイ型電子源の第2の所定の部分に第2
    のバイアス電圧を印加するステップと、を含んでいる、
    請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 第2の所定の部分に第2のバイアス電圧
    を印加する前記ステップにおいて、前記第1の所定の部
    分が前記第2の所定の部分よりも大きく、前記第1の所
    定の部分が中心を持つ大きいスポットを定め、前記第2
    の所定の部分が前記大きいスポットの中心と一致する中
    心を持つ小さいスポットを定める、請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 更に、前記電界放出アレイ型電子源の
    複数の所定の部分に複数のバイアス電圧を印加して、電
    子ビームのパワー及び形状を動的に変更するステップを
    含んでいる、請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記電界放出アレイ型電子源の複数の
    所定の部分に複数のバイアス電圧を印加する前記ステッ
    プは、前記電界放出アレイの個々の放出器を構成する複
    数の所定の部分に複数のバイアス電圧を印加するステッ
    プを含んでいる、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 更に、前記電界放出アレイ型電子源の
    複数の異なる所定の部分に複数の異なるバイアス電圧を
    印加することによって、電子ビームを成形するステップ
    を含んでいる、請求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】 更に、ビーム集束構造内で電子を集束
    するステップを有している、請求項8記載の方法。
  14. 【請求項14】 更に、電子ビームを所定のパターンで
    揺動させるように前記第1及び第2のバイアス電圧の印
    加を所定の周波数で変更するステップを含んでいる、請
    求項8記載の方法。
  15. 【請求項15】 更に、ビーム集束構造内で電子を集束
    するステップを有している、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 集束用カップと、 前記集束用カップ内に収容された電子源であって、電界
    放出アレイ型放出装置を有している、電子ビームを発生
    する電子源と、前記電子ビームを集束し且つ前記電子ビ
    ームについての焦点スポットを決定するために所定のパ
    ターンで配列された複数の電界放出器を持つ電界放出ア
    レイ型放出装置を有するビーム集束構造と、 前記電界放出アレイ型放出装置の所定の部分に所定のバ
    イアス電圧を印加して、所定の放出パターンを持つ電子
    ビームを発生させるために、前記電子源に印加される電
    圧源と、を有するX線発生装置。
  17. 【請求項17】 前記所定のパターンは凹形パターンを
    有している、請求項16記載のX線発生装置。
  18. 【請求項18】 前記所定のパターンは更に、前記電界
    放出アレイ型放出装置の第1の部分と前記電界放出アレ
    イ型放出装置の第2の部分との間で可変であるビームを
    含んでいる、請求項17記載のX線発生装置。
  19. 【請求項19】 前記所定のパターンは更に、小さいス
    ポット・パターンを持つビームを有しており、該小さい
    スポット・パターンでは、電圧が印加される前記電界放
    出アレイ型放出装置の部分が前記電界放出アレイ型放出
    装置の全領域より小さい、請求項17記載のX線発生装
    置。
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