JP2003099636A - 知的所有権取引サーバ装置及びその方法 - Google Patents
知的所有権取引サーバ装置及びその方法Info
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- JP2003099636A JP2003099636A JP2001291714A JP2001291714A JP2003099636A JP 2003099636 A JP2003099636 A JP 2003099636A JP 2001291714 A JP2001291714 A JP 2001291714A JP 2001291714 A JP2001291714 A JP 2001291714A JP 2003099636 A JP2003099636 A JP 2003099636A
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Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】取引成約率の高い知的所有権取引サーバ装置を
提供する。 【解決手段】 インターネットを介して外部から少なく
とも発明の目的、技術分野、及び効果を含む要求情報を
受信する接受部と、要求情報を技術分野別にウエブペー
ジへ掲載する発明公募部と、ウエブページを閲覧する利
用者からインターネットを介して課題解決情報を受信し
サーバへ蓄積する発明情報蓄積部と、課題解決情報を要
求情報の発信源へ報知しファンドを募集するオークショ
ン部と、を備える。
提供する。 【解決手段】 インターネットを介して外部から少なく
とも発明の目的、技術分野、及び効果を含む要求情報を
受信する接受部と、要求情報を技術分野別にウエブペー
ジへ掲載する発明公募部と、ウエブページを閲覧する利
用者からインターネットを介して課題解決情報を受信し
サーバへ蓄積する発明情報蓄積部と、課題解決情報を要
求情報の発信源へ報知しファンドを募集するオークショ
ン部と、を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は知的所有権取引サー
バ装置及びその方法に関するものである。
バ装置及びその方法に関するものである。
【従来の技術】一般に、今日の地球環境問題や、人口増
加を解決し、平和で繁栄した社会の形成に大きく貢献す
る「知的所有権取引所」がインターネットの社会で活動
している。これは各界の第一人者を発起人として開設さ
れたものである。インターネットを活用して世界的に創
造性を高めて、彼らはかつて考えられなかった新しい歴
史の幕開けと主張している。「知的所有権取引所」設立
の意義に賛同し、発起人、つまり出資者に名を連ねてい
る方と共に、今後の「知的所有権取引所」の拡大発展に
向けて活躍している。例えば、インターネット時限利用
課金システムの日本および米国にてビジネスモデル特許
認可と題して、発明のポイントをインターネットでサー
ビスを受ける際に、ID、パスワードを入力して、ネット
に接続する上限を設定して課金する。或る範囲まで時限
課金サービスが受けられ、サーバは上限から度数を減算
し、ゼロになるまで監視するメソッドが特許である」と
して、実際に特許侵害訴訟を4社に対して提訴したが、
特許侵害の立証の精度が低いのか、昨年末に一審で敗訴
し、多くのファウンダを失望させるという課題を残し
た。また、他の発明についてもファウンダにも分かりや
すく図面を表示しながら技術的な説明や、市場規模を文
章で説明するホームページを解説しているが、素人には
発明の価値や特許の価値がわかり難いという課題も存在
する。しかも、紹介している発明は既に特許出願したも
のに限定され、ウエッブサイト上で発明提案者が改良発
明を創作するような構成ではない。
加を解決し、平和で繁栄した社会の形成に大きく貢献す
る「知的所有権取引所」がインターネットの社会で活動
している。これは各界の第一人者を発起人として開設さ
れたものである。インターネットを活用して世界的に創
造性を高めて、彼らはかつて考えられなかった新しい歴
史の幕開けと主張している。「知的所有権取引所」設立
の意義に賛同し、発起人、つまり出資者に名を連ねてい
る方と共に、今後の「知的所有権取引所」の拡大発展に
向けて活躍している。例えば、インターネット時限利用
課金システムの日本および米国にてビジネスモデル特許
認可と題して、発明のポイントをインターネットでサー
ビスを受ける際に、ID、パスワードを入力して、ネット
に接続する上限を設定して課金する。或る範囲まで時限
課金サービスが受けられ、サーバは上限から度数を減算
し、ゼロになるまで監視するメソッドが特許である」と
して、実際に特許侵害訴訟を4社に対して提訴したが、
特許侵害の立証の精度が低いのか、昨年末に一審で敗訴
し、多くのファウンダを失望させるという課題を残し
た。また、他の発明についてもファウンダにも分かりや
すく図面を表示しながら技術的な説明や、市場規模を文
章で説明するホームページを解説しているが、素人には
発明の価値や特許の価値がわかり難いという課題も存在
する。しかも、紹介している発明は既に特許出願したも
のに限定され、ウエッブサイト上で発明提案者が改良発
明を創作するような構成ではない。
【0002】また、特許調査のツールとしてNRIサイ
バーパテントという製品が知られている。これは、従来
のパトリス検索を凌駕し、新着特許公報の自動検索、概
念検索、国内特許公報、海外特許情報(DWPI)、及
び、各社の技術情報のデータベースを駆使して、調査対
象の特許の特徴を請求項若しくは要約を手掛かりにベク
トル計算し、先行技術のベクトルとの内積を抽出して発
明が近似するか否かをパーセントでスコア判定するもの
であるが、技術の近似性をランキングするに過ぎず、特
許性の判定は常にマニュアル操作で行っていた。
バーパテントという製品が知られている。これは、従来
のパトリス検索を凌駕し、新着特許公報の自動検索、概
念検索、国内特許公報、海外特許情報(DWPI)、及
び、各社の技術情報のデータベースを駆使して、調査対
象の特許の特徴を請求項若しくは要約を手掛かりにベク
トル計算し、先行技術のベクトルとの内積を抽出して発
明が近似するか否かをパーセントでスコア判定するもの
であるが、技術の近似性をランキングするに過ぎず、特
許性の判定は常にマニュアル操作で行っていた。
【0003】さらに、特許出願人「ザ パテント アン
ド ライセンス エクスチェンジ」社の特開2000−
268111号公報には、特許権の売却およびライセン
スのための効率的で信頼性の高い電子商取引システムに
関する記述があり、同様に「グローバルパテントネット
ワーク」社の特開2001−216456号公報には、
知的所有権をインターネット上で売買する入札システム
に関する記述が在り、同様に「ジオニクス」社の特開2
001−117972号には、知的所有権を証券化して
売買するシステムに関する記述が在る。
ド ライセンス エクスチェンジ」社の特開2000−
268111号公報には、特許権の売却およびライセン
スのための効率的で信頼性の高い電子商取引システムに
関する記述があり、同様に「グローバルパテントネット
ワーク」社の特開2001−216456号公報には、
知的所有権をインターネット上で売買する入札システム
に関する記述が在り、同様に「ジオニクス」社の特開2
001−117972号には、知的所有権を証券化して
売買するシステムに関する記述が在る。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、発明や特許の価値を技術や法律の門外漢たるファ
ウンダに分かりやすく、更に精度の高い評価や認定や検
定を実行するコンピュータを使用したウエップサイトは
存在しなかった。また、新製品開発を企図する企業側か
ら発明を募集するシステムや新たな発明を実施化する企
業を検索するシステムも存在しなかった。
如く、発明や特許の価値を技術や法律の門外漢たるファ
ウンダに分かりやすく、更に精度の高い評価や認定や検
定を実行するコンピュータを使用したウエップサイトは
存在しなかった。また、新製品開発を企図する企業側か
ら発明を募集するシステムや新たな発明を実施化する企
業を検索するシステムも存在しなかった。
【0004】本発明は、斯かる実情に鑑み、知的所有権
取引サーバ装置を提供しようとするものである。より詳
細には、生まれた発明を保護し、事業化への道筋を補助
する知的所有権取引サーバ装置に係るものである。
取引サーバ装置を提供しようとするものである。より詳
細には、生まれた発明を保護し、事業化への道筋を補助
する知的所有権取引サーバ装置に係るものである。
【課題を解決するための手段】本発明は、インターネッ
トを介して外部から少なくとも発明の構成要件をデジタ
ル情報で受信する接受部と、発明の構成要件を文章解析
し構成要件毎にデータベース化するデータベース部と、
受信した発明を構成要件数又は機能的記載要件数に基づ
き先行技術調査を実行する検索エンジン部と、先行技術
の検索結果に基づく近似値から発明の有効性を評価する
発明評価部と、発明評価部から発明の有効性数値と発明
の構成要件とをウエブサイトからインターネットを介し
て外部の利用者へ配信するウエブページ部と、ウエブペ
ージを閲覧する利用者からインターネットを介してファ
ンドを募集するオークション部と、を含むものである。
トを介して外部から少なくとも発明の構成要件をデジタ
ル情報で受信する接受部と、発明の構成要件を文章解析
し構成要件毎にデータベース化するデータベース部と、
受信した発明を構成要件数又は機能的記載要件数に基づ
き先行技術調査を実行する検索エンジン部と、先行技術
の検索結果に基づく近似値から発明の有効性を評価する
発明評価部と、発明評価部から発明の有効性数値と発明
の構成要件とをウエブサイトからインターネットを介し
て外部の利用者へ配信するウエブページ部と、ウエブペ
ージを閲覧する利用者からインターネットを介してファ
ンドを募集するオークション部と、を含むものである。
【0005】また本発明は、インターネットを介して外
部から少なくとも発明の目的、技術分野、及び効果を含
む要求情報を受信する接受部と、要求情報を技術分野別
にウエブページへ掲載する発明公募部と、ウエブページ
を閲覧する利用者からインターネットを介して課題解決
情報を受信しサーバへ蓄積する発明情報蓄積部と、該課
題解決情報を要求情報の発信源へ報知しファンドを募集
するオークション部と、を含むものである。
部から少なくとも発明の目的、技術分野、及び効果を含
む要求情報を受信する接受部と、要求情報を技術分野別
にウエブページへ掲載する発明公募部と、ウエブページ
を閲覧する利用者からインターネットを介して課題解決
情報を受信しサーバへ蓄積する発明情報蓄積部と、該課
題解決情報を要求情報の発信源へ報知しファンドを募集
するオークション部と、を含むものである。
【0006】さらに本発明は、課題解決情報の中に、特
許出願中または特許登録済の技術情報、若しくは、特許
出願前の技術情報を含み、特許出願前の技術情報と判定
した際に秘密保持契約に同意するか否かを要求情報及び
課題解決情報の発信源へ確認要求する秘密保持契約発行
部と、要求情報及び課題解決情報の発信源から秘密保持
契約に同意したか否かをインターネットを介して判定
し、双方共に同意の判定結果を得た段階で発明情報蓄積
部から特許出願前の技術情報を読み出して要求情報の発
信源へ送信する秘密保持契約締結部をさらに含むもので
ある。
許出願中または特許登録済の技術情報、若しくは、特許
出願前の技術情報を含み、特許出願前の技術情報と判定
した際に秘密保持契約に同意するか否かを要求情報及び
課題解決情報の発信源へ確認要求する秘密保持契約発行
部と、要求情報及び課題解決情報の発信源から秘密保持
契約に同意したか否かをインターネットを介して判定
し、双方共に同意の判定結果を得た段階で発明情報蓄積
部から特許出願前の技術情報を読み出して要求情報の発
信源へ送信する秘密保持契約締結部をさらに含むもので
ある。
【0007】またさらに本発明は、インターネットを介
して外部から少なくとも発明の目的、技術分野、及び効
果を含む要求情報を受信する要求情報受信段階と、要求
情報をウエブページへ掲載する発明公募段階と、当該ウ
エブページを閲覧する利用者からインターネットを介し
て課題解決情報を受信しサーバへ蓄積する発明情報蓄積
段階と、該課題解決情報を要求情報の発信源へ報知しフ
ァンドを募集するオークション段階と、をコンピュータ
で処理する方法である。
して外部から少なくとも発明の目的、技術分野、及び効
果を含む要求情報を受信する要求情報受信段階と、要求
情報をウエブページへ掲載する発明公募段階と、当該ウ
エブページを閲覧する利用者からインターネットを介し
て課題解決情報を受信しサーバへ蓄積する発明情報蓄積
段階と、該課題解決情報を要求情報の発信源へ報知しフ
ァンドを募集するオークション段階と、をコンピュータ
で処理する方法である。
【0008】さらにまた本発明のコンピュータは、イン
ターネット環境へ接続し製造業や知的所有権仲介者や個
人発明家が使用する汎用コンピュータからアクセスされ
るクライアントサーバを使用することができ、そのオペ
レーティングシステムはウインドウズNTやUNIX
(登録商標)を使用でき、外部からアクセスする汎用コ
ンピュータはペンティアム(登録商標)利用のDOS/
Vタイプはもとよりアップル社のマッキントッシュタイ
プの双方が使用され、利用者がウエブサイトを閲覧する
際にはインターネット・エクスプローラやネットスケー
プ・ナビゲータを利用することにより、要求情報や課題
解決情報や秘密保持契約条項を送受信することができる
ものである。
ターネット環境へ接続し製造業や知的所有権仲介者や個
人発明家が使用する汎用コンピュータからアクセスされ
るクライアントサーバを使用することができ、そのオペ
レーティングシステムはウインドウズNTやUNIX
(登録商標)を使用でき、外部からアクセスする汎用コ
ンピュータはペンティアム(登録商標)利用のDOS/
Vタイプはもとよりアップル社のマッキントッシュタイ
プの双方が使用され、利用者がウエブサイトを閲覧する
際にはインターネット・エクスプローラやネットスケー
プ・ナビゲータを利用することにより、要求情報や課題
解決情報や秘密保持契約条項を送受信することができる
ものである。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1乃至図11は発明を実施する形
態の一例であって、基本的な構成は図3に示す従来のも
のと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図
9に示す如く、知的財産権を債権化し商品を市場に流通
させるシステムを構築した点にある。
例と共に説明する。図1乃至図11は発明を実施する形
態の一例であって、基本的な構成は図3に示す従来のも
のと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図
9に示す如く、知的財産権を債権化し商品を市場に流通
させるシステムを構築した点にある。
【0009】次に、上記図示例の作動を説明する。本発
明の実施の形態では例えば、新ビジネスモデルを提示
し、それらビジネスモデルを実施すための資金収集や、
ビジネスモデル実施に必要な人材をコンピュータで確保
するサポートシステムエンジンを開発し提供することを
目的とする。
明の実施の形態では例えば、新ビジネスモデルを提示
し、それらビジネスモデルを実施すための資金収集や、
ビジネスモデル実施に必要な人材をコンピュータで確保
するサポートシステムエンジンを開発し提供することを
目的とする。
【0010】上記実施の形態を実現する方法は、発明を
創作するためのコンポーザーシステムがいかに秀逸でも
それだけでは何の利益も生まないため、そのビジネスモ
デル発明のためのコンポーザーシステムを有効に活用
し、ビジネスとして成功するためにビジネスモデルを実
施化するための資金や人材若しくは企業体を効率的に集
めることができる。例えば、一般の方法、或いは独自の
方法で考察した発明のためのコンポーザーシステムをイ
ンターネットや光ファイバのような広帯域なネットワー
ク上のウエッブサイトに掲載し、そのビジネスモデルヘ
の投資を募ることができる。むろん従来の株式投資など
と同様に、投資額が大きいほど、利益をあげた場合の配
当も大きい。
創作するためのコンポーザーシステムがいかに秀逸でも
それだけでは何の利益も生まないため、そのビジネスモ
デル発明のためのコンポーザーシステムを有効に活用
し、ビジネスとして成功するためにビジネスモデルを実
施化するための資金や人材若しくは企業体を効率的に集
めることができる。例えば、一般の方法、或いは独自の
方法で考察した発明のためのコンポーザーシステムをイ
ンターネットや光ファイバのような広帯域なネットワー
ク上のウエッブサイトに掲載し、そのビジネスモデルヘ
の投資を募ることができる。むろん従来の株式投資など
と同様に、投資額が大きいほど、利益をあげた場合の配
当も大きい。
【0011】上記ビジネスモデルの提示者は、提案する
発明ためのコンポーザーシステムと今後のビジネスの方
針や、損益の見通し、つまり事業計画と同等の情報をウ
エップサイト上で公表し、資金を募ることができる。ま
たビジネスモデルを実施するために必要な人材や資材、
その他の情報を提示することができ、サポートシステム
側である程度のアドバイスや当座の人材確保をバックア
ップするウェブマネージメントも提供することができ
る。
発明ためのコンポーザーシステムと今後のビジネスの方
針や、損益の見通し、つまり事業計画と同等の情報をウ
エップサイト上で公表し、資金を募ることができる。ま
たビジネスモデルを実施するために必要な人材や資材、
その他の情報を提示することができ、サポートシステム
側である程度のアドバイスや当座の人材確保をバックア
ップするウェブマネージメントも提供することができ
る。
【0012】上記実施の形態では発明を対象としたが、
本発明の他の実施の形態では.ビジネスモデルの他に、
絵画、楽音、文学、芸術を含む著作権についても適用す
ることができる。つまり著作権や著作隣接権の使用権を
取引管理するシステムをも提供することができる。本実
施の形態では、ビジネスモデルの著作権や、その使用
権、その他同等の権利を総合的に取引させ、権利の管理
をサポートするシステムを提供することを目的とする。
例えぱ、上述のシステムの中核部分は、新しい発明を創
作するためのコンポーザーシステムを提示した場合であ
っても、それら新規発明を権原なき第三者に無断で使用
されないシステムを構築することである。そのために本
発明者は新規システムを提案する。例えば、著作物の創
作日の確保や、著作権や特許権や意匠権のような排他的
独占権を取得する手続きをも提案者に代わって手続代行
を行うことができる。またそれら権利を保障するインタ
ーネット知的所有権取引所のサポートをも提供すること
ができる。
本発明の他の実施の形態では.ビジネスモデルの他に、
絵画、楽音、文学、芸術を含む著作権についても適用す
ることができる。つまり著作権や著作隣接権の使用権を
取引管理するシステムをも提供することができる。本実
施の形態では、ビジネスモデルの著作権や、その使用
権、その他同等の権利を総合的に取引させ、権利の管理
をサポートするシステムを提供することを目的とする。
例えぱ、上述のシステムの中核部分は、新しい発明を創
作するためのコンポーザーシステムを提示した場合であ
っても、それら新規発明を権原なき第三者に無断で使用
されないシステムを構築することである。そのために本
発明者は新規システムを提案する。例えば、著作物の創
作日の確保や、著作権や特許権や意匠権のような排他的
独占権を取得する手続きをも提案者に代わって手続代行
を行うことができる。またそれら権利を保障するインタ
ーネット知的所有権取引所のサポートをも提供すること
ができる。
【0013】上記インターネット知的所有権取引所は、
各保険機関のような信用保証システムと提携して、権利
の保証とともに、その権利侵害や契約不履行のような不
作為行為が発覚した場合には、迅速に法的措置も講じる
ことができる。従って、はじめてこのシステム全体が安
全に稼働する。従来は、特許権のような排他的独占権を
所有しても自ら実施もせず権原なき第三者の実施につい
ても権利行使をせずに、唯闇雲に特許料を納付している
に過ぎない場合が多く。従って、特許だけが存在して
も、産業の発達に何ら寄与するものではない。発見や思
考や発明もそれと同様に、発した者が存在し、明けた者
が存在しなければ発明は生まれないのである。発明者は
理解者とならなければ技術の累積進歩は停滞するであろ
う。発明とは、発した者である発明者とその価値を理解
し、実現する力を持った者、つまり理解者の間にのみ存
在するということができる。発した者と明けた者がひと
つになった時に、発明は真の発明となるのである。発明
者だけでも、また理解者、資本家だけでも発明は生まれ
ないのが自由競争社会の現実である。その二つが交わら
ないために消えていってしまった発明の種が、いままで
にどれほどの数あるだろうか。それは人類にとって大き
な知の損失である。そしてまたどれほどの発明が、難解
な権利の登録やその管理、実現への資金調達、知的財産
の流通のような専門知識を必要とし、且つ雑多な問題の
ために忘却のかなたへと消えていった事であろう。素晴
らしいアイデアが輝くこともなく消えていってしまう。
そのようなことをみすみす見逃すことは出来ない。発明
者をそのような問題から解放しなければ今世紀の成功は
成り立たないであろう。忘れ去られた発明でも、そして
日の目を見なかった発明でも、それを今、理解し、実現
出来る者が現れれぱ、その発明は大きく花開くのであ
る。発と明を結ぶこと、それこそが今、求められている
のである。
各保険機関のような信用保証システムと提携して、権利
の保証とともに、その権利侵害や契約不履行のような不
作為行為が発覚した場合には、迅速に法的措置も講じる
ことができる。従って、はじめてこのシステム全体が安
全に稼働する。従来は、特許権のような排他的独占権を
所有しても自ら実施もせず権原なき第三者の実施につい
ても権利行使をせずに、唯闇雲に特許料を納付している
に過ぎない場合が多く。従って、特許だけが存在して
も、産業の発達に何ら寄与するものではない。発見や思
考や発明もそれと同様に、発した者が存在し、明けた者
が存在しなければ発明は生まれないのである。発明者は
理解者とならなければ技術の累積進歩は停滞するであろ
う。発明とは、発した者である発明者とその価値を理解
し、実現する力を持った者、つまり理解者の間にのみ存
在するということができる。発した者と明けた者がひと
つになった時に、発明は真の発明となるのである。発明
者だけでも、また理解者、資本家だけでも発明は生まれ
ないのが自由競争社会の現実である。その二つが交わら
ないために消えていってしまった発明の種が、いままで
にどれほどの数あるだろうか。それは人類にとって大き
な知の損失である。そしてまたどれほどの発明が、難解
な権利の登録やその管理、実現への資金調達、知的財産
の流通のような専門知識を必要とし、且つ雑多な問題の
ために忘却のかなたへと消えていった事であろう。素晴
らしいアイデアが輝くこともなく消えていってしまう。
そのようなことをみすみす見逃すことは出来ない。発明
者をそのような問題から解放しなければ今世紀の成功は
成り立たないであろう。忘れ去られた発明でも、そして
日の目を見なかった発明でも、それを今、理解し、実現
出来る者が現れれぱ、その発明は大きく花開くのであ
る。発と明を結ぶこと、それこそが今、求められている
のである。
【0014】上記実施の形態において知的所有権と企業
との関係を説明する。著作権や特許権とは何か、と考え
ると、著作権は著作物を管理し、その権利への侵犯を取
り締まるためにあるのではなく、著作権は、一般に著作
者の死後50年間とうい一定期間その著作物の模倣を第三
者に対して禁じることで、その著作物以上の解決策の探
求や、違った側面からの研究、開発を行うことを暗黙に
要請しながら、人類のさらなるブレイクスルーを、より
活性化させるために存在するのである。一方、企業とは
何か、と考える場合に、図1に示す企業体4は上述の著
作権や特許権、その他の排他独占権からなる知的所有権
3と、その成果物である製品5を製造し、それを販売、
使用のような実施化をして、自らの企業を存在せしめて
いるのである。つまり企業は著作権、特許権を入力し、
投資家1から集めた資金2というエネルギーを使用し
て、製品を出力するシステム、いわば知的財産権を加工
する工場ということができる。企業が単なる工場である
とすれば、その工場は最後に利用すれば良いだけであ
り、投資家と知的所有権が直接結びつく形態と企業が研
究開発費を投下せずに技術的課題を解決する手段を外部
から直接入手する形態の2つが考えられる。
との関係を説明する。著作権や特許権とは何か、と考え
ると、著作権は著作物を管理し、その権利への侵犯を取
り締まるためにあるのではなく、著作権は、一般に著作
者の死後50年間とうい一定期間その著作物の模倣を第三
者に対して禁じることで、その著作物以上の解決策の探
求や、違った側面からの研究、開発を行うことを暗黙に
要請しながら、人類のさらなるブレイクスルーを、より
活性化させるために存在するのである。一方、企業とは
何か、と考える場合に、図1に示す企業体4は上述の著
作権や特許権、その他の排他独占権からなる知的所有権
3と、その成果物である製品5を製造し、それを販売、
使用のような実施化をして、自らの企業を存在せしめて
いるのである。つまり企業は著作権、特許権を入力し、
投資家1から集めた資金2というエネルギーを使用し
て、製品を出力するシステム、いわば知的財産権を加工
する工場ということができる。企業が単なる工場である
とすれば、その工場は最後に利用すれば良いだけであ
り、投資家と知的所有権が直接結びつく形態と企業が研
究開発費を投下せずに技術的課題を解決する手段を外部
から直接入手する形態の2つが考えられる。
【0015】図2に示す投資家10、あるいは世界中の
人々のアイデア14が、自由に著作権や特許権を取引
し、その結果を成果物にするための工場である企業12
を選択し、出来た製品16を世界に流通17させる。こ
れが著作権者や本発明者19が提案する知的所有権取引
18の基本形態である。昨今のビジネスモデル、ビジネ
スモデルに関する特許のような独占権が注目を集めてい
るが、それらのモデルの各要素を検証すると、要素の一
つ一つは既存のモデルや方法論を流用して汎用コンピュ
ータに処理させていることが理解できるであろう。つま
りビジネスモデルの新規性は、各構成要素の新規性によ
るものではなく、それら既存の要素、モデル、方法論の
新しい組み合わせに特徴があり、それらの間に新しい関
係性を見いだすことにあるといえる。従って、ビジネス
モデルは既存モデルとの間で創作された新しい関係性の
発見と言える。また、新しいビジネスモデルを開発して
も、それを有効に利用するために事業を起こしたり、新
製品を開発、製造していくことは資金面や人材面その他
必要な資源を調達することが非常に困難である。そして
ビジネスモデル特許の権利や著作権、使用権のような正
当権原をどのように管理、運用していくかについても総
合的なサポートは受けられないのが現状である。
人々のアイデア14が、自由に著作権や特許権を取引
し、その結果を成果物にするための工場である企業12
を選択し、出来た製品16を世界に流通17させる。こ
れが著作権者や本発明者19が提案する知的所有権取引
18の基本形態である。昨今のビジネスモデル、ビジネ
スモデルに関する特許のような独占権が注目を集めてい
るが、それらのモデルの各要素を検証すると、要素の一
つ一つは既存のモデルや方法論を流用して汎用コンピュ
ータに処理させていることが理解できるであろう。つま
りビジネスモデルの新規性は、各構成要素の新規性によ
るものではなく、それら既存の要素、モデル、方法論の
新しい組み合わせに特徴があり、それらの間に新しい関
係性を見いだすことにあるといえる。従って、ビジネス
モデルは既存モデルとの間で創作された新しい関係性の
発見と言える。また、新しいビジネスモデルを開発して
も、それを有効に利用するために事業を起こしたり、新
製品を開発、製造していくことは資金面や人材面その他
必要な資源を調達することが非常に困難である。そして
ビジネスモデル特許の権利や著作権、使用権のような正
当権原をどのように管理、運用していくかについても総
合的なサポートは受けられないのが現状である。
【0016】本発明の実施の形態では例えぱ、上記現状
を踏まえた上で本発明者は次の提案を開示する。図3は
本発明の実施の形態を例示したコンポーザシステムのブ
ロック図である。第一に、新ビジネスモデル発明ための
コンポーザーシステムは、発明家のパーソナルコンピュ
ータ30からインターネット36を経由してウエブサー
バ22へアクセスし、アイデアを送信することができ、
企業体21のコンピュータ20から専用回線を経由して
ウエブサーバ22へアクセスすることもできる。発明家
のアイデアは対象となる発明の技術分野に対応する記憶
領域24、26に個別に蓄積され、投資家の汎用コンピ
ュータ34からインターネット36経由若しくは専用線
経由でウエブサーバ22へアクセスすることができる。
第二に新ビジネスモデル、ビジネスモデル特許、ビジネ
スモデル著作権に関して知的所有権の債券化を行い。投
資家はスクリーニングされたアイデアをコンピュータデ
ィスプレイ32上に表示し、投資対象となる発明を抽出
してから、フアンドできる検索ルータシステイムを提供
することができる。第三に新ビジネスモデルの知的所有
権保護システムを提供することにある。ビジネスのロジ
ックはある程度明文化可能なセオリーが存在するため、
それらのロジックをエキスパートシステムとして組み込
むことにより、コンテナの接続操作の際に、おおまかな
指針を示すことや、バリエーションを生み出す検索の半
自動化をコンピュータで実施して始めて実現することが
できる。またそれらのサポートとして、組み上げたビジ
ネスモデルが既存のビジネスモデル特許に抵触するか否
か、また自分が組み上げたビジネスモデルをデジタル的
に保存、閲覧、検索するようなシステムも提供すること
ができる。更に、ビジネスモデルファンド化システムに
関して説明する。新ビジネスモデルを提示し、それらの
資金収集やそれらに必要な人材その他資源の確保をする
サポートシステムエンジンを提供することができる。
を踏まえた上で本発明者は次の提案を開示する。図3は
本発明の実施の形態を例示したコンポーザシステムのブ
ロック図である。第一に、新ビジネスモデル発明ための
コンポーザーシステムは、発明家のパーソナルコンピュ
ータ30からインターネット36を経由してウエブサー
バ22へアクセスし、アイデアを送信することができ、
企業体21のコンピュータ20から専用回線を経由して
ウエブサーバ22へアクセスすることもできる。発明家
のアイデアは対象となる発明の技術分野に対応する記憶
領域24、26に個別に蓄積され、投資家の汎用コンピ
ュータ34からインターネット36経由若しくは専用線
経由でウエブサーバ22へアクセスすることができる。
第二に新ビジネスモデル、ビジネスモデル特許、ビジネ
スモデル著作権に関して知的所有権の債券化を行い。投
資家はスクリーニングされたアイデアをコンピュータデ
ィスプレイ32上に表示し、投資対象となる発明を抽出
してから、フアンドできる検索ルータシステイムを提供
することができる。第三に新ビジネスモデルの知的所有
権保護システムを提供することにある。ビジネスのロジ
ックはある程度明文化可能なセオリーが存在するため、
それらのロジックをエキスパートシステムとして組み込
むことにより、コンテナの接続操作の際に、おおまかな
指針を示すことや、バリエーションを生み出す検索の半
自動化をコンピュータで実施して始めて実現することが
できる。またそれらのサポートとして、組み上げたビジ
ネスモデルが既存のビジネスモデル特許に抵触するか否
か、また自分が組み上げたビジネスモデルをデジタル的
に保存、閲覧、検索するようなシステムも提供すること
ができる。更に、ビジネスモデルファンド化システムに
関して説明する。新ビジネスモデルを提示し、それらの
資金収集やそれらに必要な人材その他資源の確保をする
サポートシステムエンジンを提供することができる。
【0017】図4は本発明の実施の形態を例示した知的
所有権取引システムのブロック図である。第1グループ
40の登録会員はアイデアを守秘義務無き第三者へ漏洩
しないという責務を負う秘密保持契約で結ばれた関係に
在る。第1グループ40の会員は登録IDとパスワード
を入力することにより、ウエブサーバ22に接続された
ビジネスモデルパテントBMPの各データベース44乃
至47にアクセスし、興味あるコンテンツを選択するこ
とができるが、これらは第1次提案のアイデアであり発
明の構成まで閲覧するものではない。例えば、「高価で
あるが消費電力を従来の10分の1にできる液晶表示装
置を使用すると電力割引が受けられるBMP」や「不動
産のファンドBMP」や「ピーク時の列車乗車券の先取
りBMP」のような様々な発明を発見することができ
る。発見した発明に協力する者は未完成発明を共同で完
成させることもできるが、既に完成された発明について
はファウンダとして参加することもできる。次にウエブ
サーバは、ファウンダが付いた発明若しくはアイデアの
コンテンツを優先して特許性の有無を自動的に判定す
る。例えば、既存の特許庁データーベースから先行技術
を自動的に検索し、近似する発明を抽出してコンテンツ
との相違を数値化する。またNRIサイバーパテントか
らも先行技術を自動的に検索し、近似する発明を抽出し
てコンテンツとの相違を数値化する。数値化されたコン
テンツは例えば、90%近似する場合はファウンダ及び
コンテンツ提供者に対して特許の可能性が低いグレー判
定の通知する。一方、先行技術に比して60%しか近似
しない場合はファウンダ及びコンテンツ提供者に対して
特許の可能性が高い白判定の通知する。この場合は、ア
イデアの実施を促すために例えば、先行技術で列挙され
た特許出願人名簿を自動的に作成して関連性の高い企業
をリストし、アイデア製品若しくは特許製品を生産する
潜在企業を抽出することができる。図示した東京都のウ
エブサーバ56には企業と生産製品の情報が配信されて
いるため、その中の企業からも適宜抽出することができ
る。ウエブサーバはコンテンツ、製品、企業を各々数値
化してデジタル情報で管理しているので、技術の近似
性、関連企業、特許登録性について全て自動的に処理す
ることができ、従来のマニュアル操作や半自動化による
膨大な情報処理という煩雑さから開放することができ
る。さらに、一般の守秘義務無き不特定人グループ50
もウエブサーバ22を閲覧することができるが、これら
は守秘義務がないために第1グループから送信された特
許出願前の発明については閲覧する権利はないので閲覧
を規制することができる。
所有権取引システムのブロック図である。第1グループ
40の登録会員はアイデアを守秘義務無き第三者へ漏洩
しないという責務を負う秘密保持契約で結ばれた関係に
在る。第1グループ40の会員は登録IDとパスワード
を入力することにより、ウエブサーバ22に接続された
ビジネスモデルパテントBMPの各データベース44乃
至47にアクセスし、興味あるコンテンツを選択するこ
とができるが、これらは第1次提案のアイデアであり発
明の構成まで閲覧するものではない。例えば、「高価で
あるが消費電力を従来の10分の1にできる液晶表示装
置を使用すると電力割引が受けられるBMP」や「不動
産のファンドBMP」や「ピーク時の列車乗車券の先取
りBMP」のような様々な発明を発見することができ
る。発見した発明に協力する者は未完成発明を共同で完
成させることもできるが、既に完成された発明について
はファウンダとして参加することもできる。次にウエブ
サーバは、ファウンダが付いた発明若しくはアイデアの
コンテンツを優先して特許性の有無を自動的に判定す
る。例えば、既存の特許庁データーベースから先行技術
を自動的に検索し、近似する発明を抽出してコンテンツ
との相違を数値化する。またNRIサイバーパテントか
らも先行技術を自動的に検索し、近似する発明を抽出し
てコンテンツとの相違を数値化する。数値化されたコン
テンツは例えば、90%近似する場合はファウンダ及び
コンテンツ提供者に対して特許の可能性が低いグレー判
定の通知する。一方、先行技術に比して60%しか近似
しない場合はファウンダ及びコンテンツ提供者に対して
特許の可能性が高い白判定の通知する。この場合は、ア
イデアの実施を促すために例えば、先行技術で列挙され
た特許出願人名簿を自動的に作成して関連性の高い企業
をリストし、アイデア製品若しくは特許製品を生産する
潜在企業を抽出することができる。図示した東京都のウ
エブサーバ56には企業と生産製品の情報が配信されて
いるため、その中の企業からも適宜抽出することができ
る。ウエブサーバはコンテンツ、製品、企業を各々数値
化してデジタル情報で管理しているので、技術の近似
性、関連企業、特許登録性について全て自動的に処理す
ることができ、従来のマニュアル操作や半自動化による
膨大な情報処理という煩雑さから開放することができ
る。さらに、一般の守秘義務無き不特定人グループ50
もウエブサーバ22を閲覧することができるが、これら
は守秘義務がないために第1グループから送信された特
許出願前の発明については閲覧する権利はないので閲覧
を規制することができる。
【0018】図5は本発明の実施の形態を例示した先行
技術調査の表示画面図である。NRIサイバーパテント
は、例えば図示した画面200には「高速道路の料金所
において自動車の速度を落とさずに通行料金を支払う方
法」というキーワード検索で上位100件の最高スコア
79.2と最低スコア62.0の数値を抽出している。
しかしながら、この情報だけでは抽出した特許の内容を
図6の画面202を閲覧しながら近似性を判断しなけれ
ばならず、取引者の手間が煩雑である。しかも使用方
法、初期検索画面、及び、フロント画面のGIF画像は
データを伸張させる時間が無駄であり、本質的には上述
した画面200の「高速道路の料金所において自動車の
速度を落とさずに通行料金を支払う方法」というキーワ
ードと上位100件の最高スコア79.2と最低スコア
62.0の数値を用いて技術の近似性をコンピュータは
判断することができる。図7に示す近似性のスコアラン
キングも同様にマニュアルで判断するものである。図8
は特許の出願公開番号を入力して近似する発明を抽出す
る画面206である。図示したように入力した「特開2
000−163611」は最高スコア100(同一の公
報)と最低スコア73.6を示している。これもスコア
100の発明をデータから除外しなければ特許の有効性
は判定することができない。従って、本実施の形態のウ
エブサーバはこれら数値情報を取得してから、スクリー
ニング処理をしてから次のステップでファウンダ閲覧処
理に遷移することができるものである。
技術調査の表示画面図である。NRIサイバーパテント
は、例えば図示した画面200には「高速道路の料金所
において自動車の速度を落とさずに通行料金を支払う方
法」というキーワード検索で上位100件の最高スコア
79.2と最低スコア62.0の数値を抽出している。
しかしながら、この情報だけでは抽出した特許の内容を
図6の画面202を閲覧しながら近似性を判断しなけれ
ばならず、取引者の手間が煩雑である。しかも使用方
法、初期検索画面、及び、フロント画面のGIF画像は
データを伸張させる時間が無駄であり、本質的には上述
した画面200の「高速道路の料金所において自動車の
速度を落とさずに通行料金を支払う方法」というキーワ
ードと上位100件の最高スコア79.2と最低スコア
62.0の数値を用いて技術の近似性をコンピュータは
判断することができる。図7に示す近似性のスコアラン
キングも同様にマニュアルで判断するものである。図8
は特許の出願公開番号を入力して近似する発明を抽出す
る画面206である。図示したように入力した「特開2
000−163611」は最高スコア100(同一の公
報)と最低スコア73.6を示している。これもスコア
100の発明をデータから除外しなければ特許の有効性
は判定することができない。従って、本実施の形態のウ
エブサーバはこれら数値情報を取得してから、スクリー
ニング処理をしてから次のステップでファウンダ閲覧処
理に遷移することができるものである。
【0019】図9は本発明の実施の形態を例示した発明
コンポーザのブロック図である。レベル1は上述した知
的財産取引システムに蓄積された発明、著作物、意匠に
知的財産権を獲得させるアイデア段階60で、レベル2
は権利化された知的財産にバリューを付けて一般投資家
であっても知的財産を個別に評価できるようにした知的
所有権段階62である。債権化段階64は個々の権利別
に債権化するタイプ1と複数の権利をグループとして債
権化するタイプ2で構成することができる。タイプ1は
リスクが高いがリターンも高いという特質があるが、タ
イプ2は少なくともグループ中の権利で利益を上げてい
るものを含みリスクが低いがリターンは安定していると
いう特質もある。そして債権化された例えば特許権は投
資資金が調達できたものであり、これを足がかりにレベ
ル3の商品化段階66に移行する。図示したように投資
家68はインターネットを介してレベル2からでもレベ
ル3からでも投資することができ、発明の提案、権利
化、商品化が債権を利用して初めて産業の発達に寄与す
ることができるという、本発明の目的を達成できるので
ある。
コンポーザのブロック図である。レベル1は上述した知
的財産取引システムに蓄積された発明、著作物、意匠に
知的財産権を獲得させるアイデア段階60で、レベル2
は権利化された知的財産にバリューを付けて一般投資家
であっても知的財産を個別に評価できるようにした知的
所有権段階62である。債権化段階64は個々の権利別
に債権化するタイプ1と複数の権利をグループとして債
権化するタイプ2で構成することができる。タイプ1は
リスクが高いがリターンも高いという特質があるが、タ
イプ2は少なくともグループ中の権利で利益を上げてい
るものを含みリスクが低いがリターンは安定していると
いう特質もある。そして債権化された例えば特許権は投
資資金が調達できたものであり、これを足がかりにレベ
ル3の商品化段階66に移行する。図示したように投資
家68はインターネットを介してレベル2からでもレベ
ル3からでも投資することができ、発明の提案、権利
化、商品化が債権を利用して初めて産業の発達に寄与す
ることができるという、本発明の目的を達成できるので
ある。
【0020】図10は本発明の実施の形態を例示したシ
ステムのフローを示す流れ図である。ウエブサーバ22
は処理開始ステップ70で起動し、ステップ71で発明
の効果や目的のような発明の構成を開示しないコンテン
ツを電子掲示板に掲載する。掲載された発明に興味を持
ち応答が在ったか否かを次のステップ72で判定し、応
答がなければ電子掲示板の処理に分岐し、応答が在れば
次のステップ73で共同発明をするか否かを判定する。
判定結果が否のときは非共同発明の報知処理処理95、
例えばウエブページ上に表示しても良く電子メール媒体
を使用して送信しても良い。報知処理95を実行してか
ら終了処理99に移行する。一方、判定結果が是のとき
はステップ76へ移行し発明へのアクセス許可通知を応
答者の電子メールサーバへ通知し、発明の構成要件を閲
覧できるURLを知らせることもできるが、これに代え
て直接発明閲覧ウエブページを表示させることもでき
る。次にステップ77で開示された構成要件を手掛かり
に先行技術自動調査を実行するか否かを確認し、サーチ
を必要とするか否かを判定する。判定結果が否の場合は
終了処理78を実行し、判定結果が是であればステップ
79に移行してサーチを遂行する。サーチは上述したN
RIサイバーパテントでも特許庁のIPDLでも任意に
選択することができ、サーチ結果を抽出することができ
る。抽出した先行技術は次のステップ80で提案された
発明とサーチ結果との近似値を判定し、近似値が80%
以下の場合は特許性在りと判定され、80%より大きい
場合は特許性が在っても技術的レベルが低いものと判断
され判定結果を通知86し終了処理82を実行する。一
方、特許性が高い発明は次のステップ83へ進み協力企
業の抽出処理を遂行する。この場合、サーチ処理で抽出
した特許公報中に記載されている出願人企業をフィルタ
リングして最も出願件数が多い企業順にリストを作成す
る。発明コンポーザは企業情報をもデーターベース化し
ており、連絡先電話番号に対してコンタクト先を探索し
音声自動案内で発明の実施化を促すと共に、ファクシミ
リ番号に対して自動的に発明の実施化を申し込む処理を
遂行することができる。申し込みを受けた企業から電話
連絡があれば手動でコンポーザへ協力企業ありの情報入
力を行い。電子メールで通知があれば自動的に協力企業
ありの自動入力処理を実行する。その後3日から1週間
程度の期間が経過した段階で発明コンポーザは、発明の
実施化に協力する企業があるか否かを判定し、判定結果
が否であれば協力企業なしの通知を発明の提案者に電子
メールを送信する。一方、判定結果が是であれば電子掲
示板へ実施化ありの掲示処理87を実行する。実施化あ
りの発明を掲示板で閲覧したファウンダ達は発明の価値
と実施の是非が容易に判断することができるため、掲示
板に投資する旨の確認ボタンをチェックしてから、その
投資額を入力することができる。発明コンポーザはステ
ップ90でファウンダの有無を定期的にチェックし、フ
ァウンダの存在を判定する。判定結果が否であればファ
ウンダなしの通知処理92を実行してから終了処理99
し、判定が是であれば次のステップ93で資金調達状況
を算出する。そして発明実施に関する資金が十分か否か
をステップ94で判定し、判定結果が否の場合はステッ
プ95で発明の提案者に資金不足の通知を電子メールで
自動送信してから終了処理96を実行する。一方、資金
が潤沢に集まった場合は、ステップ97で事業開始を促
すように発明提案者、特許管理者、投資家達へ各々電子
メールで事業開始許容の通知を自動送信してから、終了
処理98を実行する。
ステムのフローを示す流れ図である。ウエブサーバ22
は処理開始ステップ70で起動し、ステップ71で発明
の効果や目的のような発明の構成を開示しないコンテン
ツを電子掲示板に掲載する。掲載された発明に興味を持
ち応答が在ったか否かを次のステップ72で判定し、応
答がなければ電子掲示板の処理に分岐し、応答が在れば
次のステップ73で共同発明をするか否かを判定する。
判定結果が否のときは非共同発明の報知処理処理95、
例えばウエブページ上に表示しても良く電子メール媒体
を使用して送信しても良い。報知処理95を実行してか
ら終了処理99に移行する。一方、判定結果が是のとき
はステップ76へ移行し発明へのアクセス許可通知を応
答者の電子メールサーバへ通知し、発明の構成要件を閲
覧できるURLを知らせることもできるが、これに代え
て直接発明閲覧ウエブページを表示させることもでき
る。次にステップ77で開示された構成要件を手掛かり
に先行技術自動調査を実行するか否かを確認し、サーチ
を必要とするか否かを判定する。判定結果が否の場合は
終了処理78を実行し、判定結果が是であればステップ
79に移行してサーチを遂行する。サーチは上述したN
RIサイバーパテントでも特許庁のIPDLでも任意に
選択することができ、サーチ結果を抽出することができ
る。抽出した先行技術は次のステップ80で提案された
発明とサーチ結果との近似値を判定し、近似値が80%
以下の場合は特許性在りと判定され、80%より大きい
場合は特許性が在っても技術的レベルが低いものと判断
され判定結果を通知86し終了処理82を実行する。一
方、特許性が高い発明は次のステップ83へ進み協力企
業の抽出処理を遂行する。この場合、サーチ処理で抽出
した特許公報中に記載されている出願人企業をフィルタ
リングして最も出願件数が多い企業順にリストを作成す
る。発明コンポーザは企業情報をもデーターベース化し
ており、連絡先電話番号に対してコンタクト先を探索し
音声自動案内で発明の実施化を促すと共に、ファクシミ
リ番号に対して自動的に発明の実施化を申し込む処理を
遂行することができる。申し込みを受けた企業から電話
連絡があれば手動でコンポーザへ協力企業ありの情報入
力を行い。電子メールで通知があれば自動的に協力企業
ありの自動入力処理を実行する。その後3日から1週間
程度の期間が経過した段階で発明コンポーザは、発明の
実施化に協力する企業があるか否かを判定し、判定結果
が否であれば協力企業なしの通知を発明の提案者に電子
メールを送信する。一方、判定結果が是であれば電子掲
示板へ実施化ありの掲示処理87を実行する。実施化あ
りの発明を掲示板で閲覧したファウンダ達は発明の価値
と実施の是非が容易に判断することができるため、掲示
板に投資する旨の確認ボタンをチェックしてから、その
投資額を入力することができる。発明コンポーザはステ
ップ90でファウンダの有無を定期的にチェックし、フ
ァウンダの存在を判定する。判定結果が否であればファ
ウンダなしの通知処理92を実行してから終了処理99
し、判定が是であれば次のステップ93で資金調達状況
を算出する。そして発明実施に関する資金が十分か否か
をステップ94で判定し、判定結果が否の場合はステッ
プ95で発明の提案者に資金不足の通知を電子メールで
自動送信してから終了処理96を実行する。一方、資金
が潤沢に集まった場合は、ステップ97で事業開始を促
すように発明提案者、特許管理者、投資家達へ各々電子
メールで事業開始許容の通知を自動送信してから、終了
処理98を実行する。
【0021】上記実施の形態では、発明や特許をウエブ
上に掲載して興味を引くであろう企業の担当者に閲覧さ
せ、オークションのような入札システムでビジネスチャ
ンスを出現させるように構成したが、本発明の他の実施
の形態によれば例えば、逆オークションをウエブ上で実
施することもできる。図11は本発明の実施の形態を例
示したシステムのフローを示す流れ図である。処理開始
のステップ100でウエブサーバ22は、企業側から発
明の目的や課題や効果を記述した要約文を受付ける画面
をウエブページに出力する。企業の担当者はステップ1
01でリクエスト画面に従い自社が要望する発明の目
的、技術的課題、効果、を含む要求情報と提案に基づく
報酬若しくは特許ライセンスに対する対価、特許譲渡に
対する金額を含む条件情報を各々入力しウエブサーバ2
2へインターネットを経由して送信する。ウエブサーバ
22が受信した要求情報と条件情報を含むリクエスト情
報は次のステップ102でウエブサーバ22内にデータ
ベース化され蓄積される。次のステップ103ではデー
タベース化されたリクエスト情報と上記実施の形態で使
用したNRIデーターべスやIPDL情報に基づき近似
する課題や効果を開示した特許情報を自動検索して近似
値を抽出し90%以上近似する先行技術が存在する場合
には、ステップ104で有効性低い旨の特許情報レポー
トを作成し、ステップ105においてこのレポートをリ
クエスト企業へ電子メール媒体で送信する。この処理を
経由してステップコンポーザ非掲載処理を終了106す
ることができるので要求情報を送信した企業の担当者は
オークションを経ないで関連技術情報を入手することが
できる。一方、抽出した発明の近似値が90%を超えな
い場合は、特許コンポーザはリクエストをした企業の業
態に関連する掲示板にリクエスト情報を掲載する掲載処
理107を実行し、外部の会員に閲覧させることができ
る。次のステップ108では会員からの提案が存在する
か否かを判定し、リクエスト情報に基づく自己の発明や
特許権や出願中の特許に関連性を見出した会員からの提
案があれば、次のステップ109で提案された開示事項
をリクエストした企業の担当者へ電子メール媒体を使用
して自動配信してから終了処理110を実行することが
できる。一方、提案が所定の期間、例えば1ヶ月を経過
しても存在しない場合にはコンポーザ掲載を中止し、そ
の旨の結果報告をリクエスト企業の担当者へ電子メール
媒体を使用して送信することもできる。さらに本実施の
形態では要求情報を技術分野別または企業の業態に区別
して掲載するように構成したが、これに代えて全分野を
一括して且つ時系列順にコンポーザ表示することもでき
る。係る構成によれば、現在何が要求されているか社会
のニーズを把握することができるので、従来実施してき
た特許公報により18ヶ月前の企業ニーズを把握するシ
ステムに比してリアルタイムで生の企業ニーズを知るこ
とができるため、非公開である18ヶ月間の重複投資を
有効に軽減することもできる。例えば、数社で並行して
携帯電話の次期システムに対応する開発投資を行ってい
たものを一人若しくは複数の発明者の課題解決情報に基
づき短期に開発が終了するのでオークションで提示する
金額も費用対効果を検討するまでもなく開発資金と同等
若しくは高く設定しても企業に十分利益があるのはいう
までもない。
上に掲載して興味を引くであろう企業の担当者に閲覧さ
せ、オークションのような入札システムでビジネスチャ
ンスを出現させるように構成したが、本発明の他の実施
の形態によれば例えば、逆オークションをウエブ上で実
施することもできる。図11は本発明の実施の形態を例
示したシステムのフローを示す流れ図である。処理開始
のステップ100でウエブサーバ22は、企業側から発
明の目的や課題や効果を記述した要約文を受付ける画面
をウエブページに出力する。企業の担当者はステップ1
01でリクエスト画面に従い自社が要望する発明の目
的、技術的課題、効果、を含む要求情報と提案に基づく
報酬若しくは特許ライセンスに対する対価、特許譲渡に
対する金額を含む条件情報を各々入力しウエブサーバ2
2へインターネットを経由して送信する。ウエブサーバ
22が受信した要求情報と条件情報を含むリクエスト情
報は次のステップ102でウエブサーバ22内にデータ
ベース化され蓄積される。次のステップ103ではデー
タベース化されたリクエスト情報と上記実施の形態で使
用したNRIデーターべスやIPDL情報に基づき近似
する課題や効果を開示した特許情報を自動検索して近似
値を抽出し90%以上近似する先行技術が存在する場合
には、ステップ104で有効性低い旨の特許情報レポー
トを作成し、ステップ105においてこのレポートをリ
クエスト企業へ電子メール媒体で送信する。この処理を
経由してステップコンポーザ非掲載処理を終了106す
ることができるので要求情報を送信した企業の担当者は
オークションを経ないで関連技術情報を入手することが
できる。一方、抽出した発明の近似値が90%を超えな
い場合は、特許コンポーザはリクエストをした企業の業
態に関連する掲示板にリクエスト情報を掲載する掲載処
理107を実行し、外部の会員に閲覧させることができ
る。次のステップ108では会員からの提案が存在する
か否かを判定し、リクエスト情報に基づく自己の発明や
特許権や出願中の特許に関連性を見出した会員からの提
案があれば、次のステップ109で提案された開示事項
をリクエストした企業の担当者へ電子メール媒体を使用
して自動配信してから終了処理110を実行することが
できる。一方、提案が所定の期間、例えば1ヶ月を経過
しても存在しない場合にはコンポーザ掲載を中止し、そ
の旨の結果報告をリクエスト企業の担当者へ電子メール
媒体を使用して送信することもできる。さらに本実施の
形態では要求情報を技術分野別または企業の業態に区別
して掲載するように構成したが、これに代えて全分野を
一括して且つ時系列順にコンポーザ表示することもでき
る。係る構成によれば、現在何が要求されているか社会
のニーズを把握することができるので、従来実施してき
た特許公報により18ヶ月前の企業ニーズを把握するシ
ステムに比してリアルタイムで生の企業ニーズを知るこ
とができるため、非公開である18ヶ月間の重複投資を
有効に軽減することもできる。例えば、数社で並行して
携帯電話の次期システムに対応する開発投資を行ってい
たものを一人若しくは複数の発明者の課題解決情報に基
づき短期に開発が終了するのでオークションで提示する
金額も費用対効果を検討するまでもなく開発資金と同等
若しくは高く設定しても企業に十分利益があるのはいう
までもない。
【0022】上記実施の形態では、企業の担当者へ電子
メール媒体で会員からの提案を送信していたが、これに
代えてリクエスト情報に対応する専用のウエブページを
設けることもできる、すなわち業種別や技術分野別に分
類されたウエブページにリンクを張り専門知識集団がア
クセスするポータルサイトを立ち上げ、リクエスト情報
の発信源となる企業の担当者とリクエスト情報に関連す
る専門家達が共有するウエブページを定期的に巡回する
だけでインターネットを介して時間的及び地理的条件の
不整合を補うことができる。また課題解決情報を提供す
る者はその技術分野の専門家である必要はなく、所謂証
券アナリストのような業界通の者が課題解決情報を仲介
することもできる。すなわち情報のネットワークを持つ
ものが第三者の所有する技術を把握するだけで、その詳
細を知らなくてもウエブページを巡回して必要な情報を
提供することができる。例えば製薬会社が癌の根治薬を
特定の蛋白質をDNA解析することで製造する発明をリ
クエストした場合は、この蛋白質に関係するネットワー
クに存在する学者やベンチャ企業の知り合いを紹介する
こともリクエストした企業担当者へ提供することもでき
うる。また電機業界においても同様に低消費電力のLE
DやLCDやELパネルの発明をリクエストした場合
は、企業体、個人、若しくは、アナリストの情報を頼り
に短期間に課題解決情報を入手することができるので、
同業者が同一の発明を重複して研究開発するという従来
の弊害を速やかに解決することができ、企業側も限られ
た研究開発資源を有効に配分できるので、例えば10億
円の逆オークションをインターネットを経由して開催し
ても十分採算が採れる事業展開が考えられる。さらに、
課題解決情報を送信する際は、発明家達には企業が提示
した条件情報中に示された実施許諾金額や譲渡金額より
高くオークション設定することもでき、逆に低くオーク
ション情報を設定することもできる。これは、上述した
特開2000−268111号公報に記載されているよ
うに、公開入札、密封入札、掲示板入札、オランダ式の
リアルタイム競売、非差別的競売、ヴィツクリ競売のよ
うな公知のオークション形式を適宜組み合わせることに
より、より課題解決情報の提供者と要求情報の発信者と
の利益の衡平はかることができる。特に同一の課題に対
して多方面の解決手段が存在する場合には選択肢が増え
る利点もあり、選択肢が少ない場合には条件金額を釣り
上げることもできるからである。
メール媒体で会員からの提案を送信していたが、これに
代えてリクエスト情報に対応する専用のウエブページを
設けることもできる、すなわち業種別や技術分野別に分
類されたウエブページにリンクを張り専門知識集団がア
クセスするポータルサイトを立ち上げ、リクエスト情報
の発信源となる企業の担当者とリクエスト情報に関連す
る専門家達が共有するウエブページを定期的に巡回する
だけでインターネットを介して時間的及び地理的条件の
不整合を補うことができる。また課題解決情報を提供す
る者はその技術分野の専門家である必要はなく、所謂証
券アナリストのような業界通の者が課題解決情報を仲介
することもできる。すなわち情報のネットワークを持つ
ものが第三者の所有する技術を把握するだけで、その詳
細を知らなくてもウエブページを巡回して必要な情報を
提供することができる。例えば製薬会社が癌の根治薬を
特定の蛋白質をDNA解析することで製造する発明をリ
クエストした場合は、この蛋白質に関係するネットワー
クに存在する学者やベンチャ企業の知り合いを紹介する
こともリクエストした企業担当者へ提供することもでき
うる。また電機業界においても同様に低消費電力のLE
DやLCDやELパネルの発明をリクエストした場合
は、企業体、個人、若しくは、アナリストの情報を頼り
に短期間に課題解決情報を入手することができるので、
同業者が同一の発明を重複して研究開発するという従来
の弊害を速やかに解決することができ、企業側も限られ
た研究開発資源を有効に配分できるので、例えば10億
円の逆オークションをインターネットを経由して開催し
ても十分採算が採れる事業展開が考えられる。さらに、
課題解決情報を送信する際は、発明家達には企業が提示
した条件情報中に示された実施許諾金額や譲渡金額より
高くオークション設定することもでき、逆に低くオーク
ション情報を設定することもできる。これは、上述した
特開2000−268111号公報に記載されているよ
うに、公開入札、密封入札、掲示板入札、オランダ式の
リアルタイム競売、非差別的競売、ヴィツクリ競売のよ
うな公知のオークション形式を適宜組み合わせることに
より、より課題解決情報の提供者と要求情報の発信者と
の利益の衡平はかることができる。特に同一の課題に対
して多方面の解決手段が存在する場合には選択肢が増え
る利点もあり、選択肢が少ない場合には条件金額を釣り
上げることもできるからである。
【0023】ここで、上記実施の形態で説明した課題解
決情報は特許出願中の技術や特許登録済の技術に関して
は開示範囲が特定できる為、企業側のリスクが低いとい
う利点がある一方で、現在研究開発中であって特許出願
前の技術については従来から企業の対応は消極的であり
新規発明を紹介できないという弊害があった。従って秘
密保持契約(NDA)をインターネットを経由して締結
させる必要がある。本発明者は、この点に鑑み、ソフト
ウエア使用許諾処理に類似する処理をウエブ上で実行す
ることとした。すなわち企業側が文書で証明できる自社
開発技術、若しくは公知の技術に包摂されるものを課題
解決情報として受信した場合は、秘密保持の責務は負わ
ず、一方、課題解決情報の発信者に対しては開示した技
術を不特定人に漏洩しないことを保証する契約をインタ
ネット経由で、例えばこれら条項に同意するボタンのク
リック操作で締結し、同意しない場合にはウエブサーバ
22へ蓄積した課題解決情報を要求情報の発信源である
企業の担当者へ配信しないというシーケンスをウエブペ
ージ上で実行することができる。
決情報は特許出願中の技術や特許登録済の技術に関して
は開示範囲が特定できる為、企業側のリスクが低いとい
う利点がある一方で、現在研究開発中であって特許出願
前の技術については従来から企業の対応は消極的であり
新規発明を紹介できないという弊害があった。従って秘
密保持契約(NDA)をインターネットを経由して締結
させる必要がある。本発明者は、この点に鑑み、ソフト
ウエア使用許諾処理に類似する処理をウエブ上で実行す
ることとした。すなわち企業側が文書で証明できる自社
開発技術、若しくは公知の技術に包摂されるものを課題
解決情報として受信した場合は、秘密保持の責務は負わ
ず、一方、課題解決情報の発信者に対しては開示した技
術を不特定人に漏洩しないことを保証する契約をインタ
ネット経由で、例えばこれら条項に同意するボタンのク
リック操作で締結し、同意しない場合にはウエブサーバ
22へ蓄積した課題解決情報を要求情報の発信源である
企業の担当者へ配信しないというシーケンスをウエブペ
ージ上で実行することができる。
【0024】上記実施の形態では、発明、特許について
説明したが、本発明の他の実施の形態では、著作物、特
にアニメや絵画や写真についても適用することができ
る。例えば、漫画、アニメの著作権者が日本の作品を外
国の企業へ使用許諾する際に本発明が有用である。即
ち、インターネット環境に国境はなく万国からアクセス
することができ、優れた作品に関しては国境を問わず関
心があるはずである。但し、ベルヌ条約により著作物が
保護されている現在、権原なき第三者は無断で私用する
ことができないが、本発明の発明コンポーザによれば、
正当権者からの申し出であり、適法に知的財産権を流通
させることができる。
説明したが、本発明の他の実施の形態では、著作物、特
にアニメや絵画や写真についても適用することができ
る。例えば、漫画、アニメの著作権者が日本の作品を外
国の企業へ使用許諾する際に本発明が有用である。即
ち、インターネット環境に国境はなく万国からアクセス
することができ、優れた作品に関しては国境を問わず関
心があるはずである。但し、ベルヌ条約により著作物が
保護されている現在、権原なき第三者は無断で私用する
ことができないが、本発明の発明コンポーザによれば、
正当権者からの申し出であり、適法に知的財産権を流通
させることができる。
【0025】こうして、従来埋もれていた知的財産を本
発明により顕在化させると共に、未完成発明でも共同発
明者を容易に募ることができるので知的財産の有効利用
に寄与することができる。
発明により顕在化させると共に、未完成発明でも共同発
明者を容易に募ることができるので知的財産の有効利用
に寄与することができる。
【0026】尚、本発明の知的所有権取引サーバ装置
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。例えば、実施の形態で説明したよ
うな要求情報に基づく先行技術調査を省略してコンポー
ザ掲載を実施しても、発明者が闇雲にオークションに発
明を提示するよりは企業のニーズに合致した発明を提案
することができるという本発明の効果を奏することは明
らかである。
は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。例えば、実施の形態で説明したよ
うな要求情報に基づく先行技術調査を省略してコンポー
ザ掲載を実施しても、発明者が闇雲にオークションに発
明を提示するよりは企業のニーズに合致した発明を提案
することができるという本発明の効果を奏することは明
らかである。
【発明の効果】以上、説明したように本発明の知的所有
権取引サーバ装置によれぱ、知的財産の育成及び有効利
用が促進させることができる、という優れた効果を奏し
得る。
権取引サーバ装置によれぱ、知的財産の育成及び有効利
用が促進させることができる、という優れた効果を奏し
得る。
【図1】本発明のシステムブロック図
【図2】本発明のシステムブロック図
【図3】本発明のコンポーザシステムのブロック図
【図4】本発明の知的所有権取引システムのブロック図
【図5】本発明の先行技術調査の表示画面図
【図6】本発明の画面表示図
【図7】本発明の画面表示図
【図8】本発明の画面表示図
【図9】本発明の発明コンポーザのブロック図
【図10】本発明のシステムのフローを示す流れ図
【図11】本発明のシステムのフローを示す流れ図
3 知的所有権
4 企業体
5 製品
10 投資家
12 企業
14 アイデア
16 製品
17 流通
18 知的所有権取引
20 コンピュータ
21 企業体
22 ウエブサーバ
24 記憶領域
30 パーソナルコンピュータ
32 コンピュータディスプレイ
34 パーソナルコンピュータ
36 インターネット
50 不特定人グループ
56 ウエブサーバ
200 画面
202 画面
206 画面
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC
17/30 170 17/30 170Z
(72)発明者 長岡 功
東京都港区南青山2丁目6番18号
Fターム(参考) 5B075 KK02 ND20 NK06 UU40
Claims (5)
- 【請求項1】 インターネットに接続され、発明を外部
から閲覧させ、ファンドを募集するコンピュータを含む
ウエッブサーバであって、インターネットを介して外部
から少なくとも発明の構成要件をデジタル情報で受信す
る接受部と、当該発明の構成要件を文章解析し構成要件
毎にデータベース化するデータベース部と、受信した発
明を構成要件数又は機能的記載要件数に基づき先行技術
調査を実行する検索エンジン部と、先行技術の検索結果
に基づく近似値から前記発明の有効性を評価する発明評
価部と、該発明評価部から発明の有効性数値と前記発明
の構成要件とをウエブサイトからインターネットを介し
て外部の利用者へ配信するウエブページ部と、当該ウエ
ブページを閲覧する利用者からインターネットを介して
ファンドを募集するオークション部と、を含む知的所有
権取引サーバ装置。 - 【請求項2】 インターネットに接続され、発明を外部
から閲覧させ、ファンドを募集するコンピュータを含む
ウエッブサーバであって、インターネットを介して外部
から少なくとも発明の目的、技術分野、及び効果を含む
要求情報を受信する接受部と、当該要求情報を技術分野
別にウエブページへ掲載する発明公募部と、当該ウエブ
ページを閲覧する利用者からインターネットを介して課
題解決情報を受信しサーバへ蓄積する発明情報蓄積部
と、該課題解決情報を前記要求情報の発信源へ報知しフ
ァンドを募集するオークション部と、を含む知的所有権
取引サーバ装置。 - 【請求項3】 前記課題解決情報は、特許出願中または
特許登録済の技術情報を含む請求項2に記載の知的所有
権取引サーバ装置。 - 【請求項4】 前記課題解決情報が特許出願前の技術情
報を含むと判定した際に秘密保持契約に同意するか否か
を前記要求情報及び課題解決情報の発信源へ確認要求す
る秘密保持契約発行部と、前記要求情報及び課題解決情
報の発信源から該秘密保持契約に同意したか否かをイン
ターネットを介して判定し、双方共に同意の判定結果を
得た段階で前記発明情報蓄積部から前記特許出願前の技
術情報を読み出して前記要求情報の発信源へ送信する秘
密保持契約締結部をさらに含む請求項2に記載の知的所
有権取引サーバ装置。 - 【請求項5】 インターネットに接続され、発明を外部
から閲覧させ、ファンドを募集するコンピュータを含む
ウエッブサーバを使用して知的所有権取引をする方法で
あって、インターネットを介して外部から少なくとも発
明の目的、技術分野、及び効果を含む要求情報を受信す
る要求情報受信段階と、当該要求情報をウエブページへ
掲載する発明公募段階と、当該ウエブページを閲覧する
利用者からインターネットを介して課題解決情報を受信
しサーバへ蓄積する発明情報蓄積段階と、該課題解決情
報を前記要求情報の発信源へ報知しファンドを募集する
オークション段階と、をコンピュータで処理する知的所
有権取引方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001291714A JP2003099636A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 知的所有権取引サーバ装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001291714A JP2003099636A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 知的所有権取引サーバ装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003099636A true JP2003099636A (ja) | 2003-04-04 |
Family
ID=19113810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001291714A Pending JP2003099636A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 知的所有権取引サーバ装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003099636A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215797A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Gvin:Kk | 協業開発仲介システム及び協業開発仲介方法 |
JP2008027087A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 知的財産取引市場システム |
JP2015146219A (ja) * | 2015-05-18 | 2015-08-13 | 将隆 田中 | 産業財産権活用システム |
WO2020241757A1 (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 株式会社Hirotsuバイオサイエンス | 情報処理装置 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001291714A patent/JP2003099636A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215797A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-08-17 | Gvin:Kk | 協業開発仲介システム及び協業開発仲介方法 |
JP2008027087A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 知的財産取引市場システム |
JP2015146219A (ja) * | 2015-05-18 | 2015-08-13 | 将隆 田中 | 産業財産権活用システム |
WO2020241757A1 (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 株式会社Hirotsuバイオサイエンス | 情報処理装置 |
JPWO2020241757A1 (ja) * | 2019-05-30 | 2021-09-13 | 株式会社Hirotsuバイオサイエンス | 情報処理装置 |
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