JP2003099363A - 顧客登録システムおよびこれを利用した広告配信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 登録時に顧客を特定する情報として電子メー
ルアドレスの入力操作の負担が無く、かつ登録が即時に
完了させ、広告配信時においても広告主が即時に配信で
きるシステムを提供する。 【解決手段】 携帯端末を利用して電子メールを広告主
の受信アドレスに発信するステップと、発信された電子
メールをコンピューターが受信するステップと、コンピ
ューターが顧客の発信アドレスと広告主の受信アドレス
とを対応させて記録するステップと、コンピューターが
顧客の発信アドレスに対し広告主毎にあらかじめ定めら
れた情報を電子メールにて返信するステップを有し、顧
客が電子メールを発信したことを契機にコンピューター
が以降全てのステップを自動的かつ即時に行うことを特
徴とする顧客登録システム

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は顧客情報の登録、お
よび顧客への広告配信技術に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、顧客情報の登録方法としては、電
話や葉書を用いる方法やインターネットのホームページ
を利用したものが多く利用されている。また広告配信方
法としては、チラシやテレビ・ラジオのコマーシャル、
さらにはホームページや電子メールが利用されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】電話や葉書を利用した
顧客情報の登録方法や、チラシやテレビ・ラジオのコマ
ーシャルなどの広告配信方法はいずれも作成の手間がか
かり、コストも高いという問題点があった。コストを解
決する方法として最近はインターネットのホームページ
を利用した方法が多く利用されるようになってきた。ま
た、顧客に負担をかけずに、登録の完了や広告の配信を
行う方法として電子メールがよく利用されているが、少
なくとも登録時において顧客に顧客を特定する情報とし
て電子メールアドレスの入力操作を負担させるという問
題があった。さらに登録が即時に完了すると共に、広告
配信時においても広告主が即時に配信できるシステムが
求められていた。

【０００４】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、登録時において顧客に顧客を特定する情
報としての電子メールアドレスの入力操作の負担が無
く、かつ登録が即時に完了すると共に、広告配信時にお
いても広告主が即時に配信できるシステムを提供するこ
とにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１に記載の顧客登録システムは、顧客が事
前に何ら登録する必要が無く、顧客が携帯端末を利用し
て本文を含まない電子メールを広告主の受信アドレスに
発信するステップと、顧客が広告主に対して発信した電
子メールをコンピューターが受信するステップと、コン
ピューターが顧客の発信アドレスと広告主の受信アドレ
スとを対応させて記録するステップと、コンピューター
が顧客の発信アドレスに対し広告主毎にあらかじめ定め
られた情報を電子メールにて返信するステップを有し、
顧客が電子メールを発信したことを契機にコンピュータ
ーが以降全てのステップを自動的かつ即時に行うことを
特徴とする顧客登録システムである。

【０００６】請求項２に記載の広告配信システムは、広
告主が携帯端末を利用して広告情報を含む電子メールを
広告主の転送用アドレスに発信するステップと、広告主
が発信した広告情報を含む電子メールをコンピューター
が受信するステップと、請求項１に記載の方法によって
広告主の受信アドレスに対応させて記録された顧客の発
信アドレスに対して、広告主が発信した広告情報を含む
電子メールをコンピューターが転送するステップを有
し、広告主が電子メールを発信したことを契機にコンピ
ューターが以降全てのステップを自動的かつ即時に行う
ことを特徴とする広告配信システムである。

【０００７】従って、請求項１に記載の顧客登録システ
ムは、顧客が事前に何ら登録する必要が無く、さらに登
録時において顧客に顧客を特定する情報としての電子メ
ールアドレスの入力操作の負担が無く、かつ登録を即時
に完了させることができる。

【０００８】また請求項２に記載の広告配信システムで
は、広告主が広告情報を含む電子メールを即時に配信す
ることができる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態について詳細に説明する。本発明は広告主が顧客に
顧客を特定する情報としての電子メールアドレスの入力
操作の負担を強いることなく即時に顧客を登録し、さら
に広告の即時配信を可能にするシステムである。

【００１０】本発明においては、顧客は事前に何ら登録
する必要がなく、単に広告主があらかじめ広告主の受信
アドレスを顧客に周知するために、店内における掲示や
アナウンスをしたり、さらにはポスター、ビラ、チラ
シ、コマーシャル、ホームページ等の既存の広告媒体を
用いて顧客に周知させるだけで良い。

【００１１】顧客はこれらの周知活動により広告主の受
信アドレスを知ることとなり、顧客が携帯端末を利用し
て本文を含まない電子メールを広告主の受信アドレスに
発信するだけで第一のステップが完了する。このステッ
プにおいて利用できる携帯端末の一例としては電子メー
ルが送信可能な携帯電話が挙げられる。顧客は常用して
いる携帯電話を用いて本文を含まない電子メールを広告
主の受信アドレスに発信するだけで、顧客自身を特定す
るために必要な情報やその他の文字情報を入力するため
の操作は全く必要ない。

【００１２】顧客が広告主に対して発信した電子メール
をコンピューターが受信するステップは、コンピュータ
ーのハードウエアおよびソフトウエアにより自動的に行
われる。コンピューターは顧客が発信する電子メールの
一つもしくは複数の通信形式に対応できる一つもしくは
複数のソフトウエアを実行しているとともに、顧客が発
信した電子メールを遅延無くコンピューターが受信でき
るように、常時通信可能な状態を保っていることが望ま
しい。

【００１３】次に、コンピューターは顧客の発信アドレ
スと広告主の受信アドレスとを対応させてコンピュータ
ーの記憶部に記録する。通常、コンピューターは顧客の
発信アドレスと広告主の受信アドレスとを一対一に対応
させるが、顧客への周知の段階で広告主の広告内容に対
する顧客の意志等と対応するように複数の広告主の受信
アドレスを設定し顧客に選択させることで、顧客の意思
等を確認することができるようになる。このように顧客
の選択と受信アドレスとを対応させた運用をすること
で、コンピューターがコンピューターの記憶部に、顧客
の選択と顧客の発信アドレスとを対応させた複数の顧客
グループを記録することができるようになる。

【００１４】最後にコンピューターがあらかじめ定めら
れた情報を顧客の発信アドレスに対し電子メールにて返
信する。このように顧客が電子メールを発信したことを
契機にコンピューターが以降全てのステップを自動的か
つ即時に行うことができる。

【００１５】返信の内容は、単に登録が完了したことを
顧客に知らせる内容であっても良いし、複数の受信アド
レスを設定し選択させることで顧客の意思等を確認した
場合には、顧客の選択と対応する内容を送信することも
できる。さらに登録の結果として顧客に有益な結果が与
えられるように、割引、優待、許可、承認等の証となる
文書、音声情報、図形情報およびこれに相当する暗号情
報等を含む電子メールを返信することもできる。また、
返信された各情報を顧客または広告主等が他の連携する
機器に入力することによって、例えば登録の再確認や情
報の追加、管理、拡張および制限等など、登録情報を２
次的に活用することもできる。

【００１６】本発明の広告配信システムは、広告主が広
告情報を含む電子メールを顧客に対して即時に配信する
ことを可能とする。本発明では広告主が携帯端末を利用
して広告情報を含む電子メールを広告主の転送用アドレ
スに発信することで第１のステップが完了する。このス
テップにおいて利用できる携帯端末の一例としては電子
メールが送信可能な携帯電話が挙げられる。広告主は携
帯端末を利用して広告情報を含む電子メールを特定の転
送用アドレスに発信する。転送用アドレスは広告主の受
信アドレスと一対一に対応させ全ての顧客を対象に発信
することができる。さらに、コンピューターの記憶部に
複数の顧客グループが記録されている場合には、各顧客
グループ毎に複数の転送用アドレスを対応させることに
よって、各顧客グループ毎に発信することもできる。

【００１７】次に広告主が発信した広告情報を含む電子
メールをコンピューターが受信するステップは、コンピ
ューターのハードウエアおよびソフトウエアにより自動
的に行われる。コンピューターは広告主が発信する一つ
もしくは複数の電子メールの通信形式に対応できる一つ
もしくは複数のソフトウエアを実行しているとともに、
広告主が発信した電子メールを遅延無くコンピューター
が受信できるように常時通信可能な状態を保っているこ
とが望ましい。

【００１８】最後にコンピューターは広告主が発信した
広告情報を含む電子メールを一つもしくは複数の顧客グ
ループ毎に発信する。このように広告主が電子メールを
発信したことを契機にコンピューターが以降全てのステ
ップを自動的かつ即時に行うことができる。

【００１９】

【発明の効果】請求項１に記載の顧客登録システムは、
顧客が携帯端末を利用して本文を含まない電子メールを
広告主の受信アドレスに発信するステップと、顧客が広
告主に対して発信した電子メールをコンピューターが受
信するステップと、コンピューターが顧客の発信アドレ
スと広告主の受信アドレスとを対応させて記録するステ
ップと、コンピューターが顧客の発信アドレスに対し広
告主毎にあらかじめ定められた情報を電子メールにて返
信するステップを有し、顧客が電子メールを発信したこ
とを契機にコンピューターが以降全てのステップを自動
的かつ即時に行うことを特徴とする顧客登録システムで
あるので、顧客が事前に何ら登録する必要が無く、登録
時において顧客に顧客を特定する情報としての電子メー
ルアドレスの入力操作の負担が無く、かつ登録を即時に
完了させることができる。請求項２に記載の広告配信シ
ステムは、広告主が携帯端末を利用して広告情報を含む
電子メールを広告主の転送用アドレスに発信するステッ
プと、広告主が発信した広告情報を含む電子メールをコ
ンピューターが受信するステップと、請求項１に記載の
方法によって広告主の受信アドレスに対応させて記録さ
れた顧客の発信アドレスに対して、広告主が発信した広
告情報を含む電子メールをコンピューターが転送するス
テップを有し、広告主が電子メールを発信したことを契
機にコンピューターが以降全てのステップを自動的かつ
即時に行うことを特徴とする広告配信システムであるの
で、広告主が広告情報を含む電子メールを顧客に対して
即時に配信することができる。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 顧客が事前に何ら登録する必要が無く、
   顧客が携帯端末を利用して本文を含まない電子メールを
   広告主の受信アドレスに発信するステップと、顧客が広
   告主に対して発信した電子メールをコンピューターが受
   信するステップと、コンピューターが顧客の発信アドレ
   スと広告主の受信アドレスとを対応させて記録するステ
   ップと、コンピューターが顧客の発信アドレスに対し広
   告主毎にあらかじめ定められた情報を電子メールにて返
   信するステップを有し、顧客が電子メールを発信したこ
   とを契機にコンピューターが以降全てのステップを自動
   的かつ即時に行うことを特徴とする顧客登録システム。
2. 【請求項２】 広告主が携帯端末を利用して広告情報を
   含む電子メールを広告主の転送用アドレスに発信するス
   テップと、広告主が発信した広告情報を含む電子メール
   をコンピューターが受信するステップと、請求項１に記
   載の方法によって広告主の受信アドレスに対応させて記
   録された顧客の発信アドレスに対して、広告主が発信し
   た広告情報を含む電子メールをコンピューターが転送す
   るステップを有し、広告主が電子メールを発信したこと
   を契機にコンピューターが以降全てのステップを自動的
   かつ即時に行うことを特徴とする広告配信システム。