JP2003099165A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003099165A
JP2003099165A JP2001292901A JP2001292901A JP2003099165A JP 2003099165 A JP2003099165 A JP 2003099165A JP 2001292901 A JP2001292901 A JP 2001292901A JP 2001292901 A JP2001292901 A JP 2001292901A JP 2003099165 A JP2003099165 A JP 2003099165A
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bus
ddc
display device
image
microcontroller
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JP2001292901A
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Akihiro Matsushita
明弘 松下
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロコントローラに複数のI2Cバスイ
ンタフェースを持つこと無く、内部制御用I2Cバス
と、DDC用I2Cバスに対しアクセスが可能とし、か
つ、内部制御用I2Cバスと、DDC用I2Cバスとを
独立して動作させることを可能とする。さらに、外部に
接続された装置から異常な信号が印加されたときに、内
部の回路を保護する。 【解決手段】 外部装置が接続されるインタフェース
と、前記外部装置と通信を行うICとを、第1のバスに
より接続し、マイクロコントローラを、第2のバスに接
続し、第1と第2のバスとの間に、短絡及び開放を行う
スイッチ手段を配し、マイクロコントローラから、スイ
ッチ手段の短絡及び開放の切り換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部に接続された
パーソナルコンピュータなどの画像出力装置から入力さ
れた画像の表示を行うための表示装置に関し、特に、D
isplay Data Channel(以下、DD
C)に対応する表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータなどの出
力画像を表示するための、CRTディスプレイモニタや
液晶ディスプレイモニタなどの画像表示装置は、近年の
パーソナルコンピュータの増加と共に、広く普及してい
る。
【0003】これらの画像表示装置には、例えば、表示
できる解像度や、表示できるリフレッシュレートなどと
いった仕様の異なる、さまざまな製品が存在する。
【0004】従って、パーソナルコンピュータなどの画
像出力装置と、CRTディスプレイモニタや液晶ディス
プレイモニタなどの画像表示装置を接続するとき、仕様
の異なった様々なディスプレイモニタが接続される可能
性がある。
【0005】このとき、パーソナルコンピュータなどの
画像出力側が、例えば、接続されたディスプレイモニタ
が対応していない解像度を出力するなどして、ディスプ
レイモニタの仕様を逸脱した画像出力をおこなってしま
うと、ディスプレイモニタ上の画像が正常に表示されな
かったり、場合によっては表示状態が悪いため表示内容
が分からず、パーソナルコンピュータの操作すらできな
いということにもなりかねない。
【0006】このような問題に対処するため、画像出力
装置と、画像表示装置との間で通信を行い、各々の装置
の仕様などの情報をやり取りするようにした、Disp
lay Data Channel(以下、DDC)と言
われる規格が、VideoElectronic St
andards Association(以下、VE
SA)により提案されている。
【0007】DDCにおいては、画像出力装置と、画像
表示装置とを接続するケーブル中の、Inter IC
バス(以下、I2Cバス)、あるいはアクセスバスと呼
ばれる、データラインと、クロックラインの2本のライ
ンからなるシリアルバスを通して、画像出力装置と、画
像表示装置との間で相互に情報のやり取りを行う。
【0008】現在、DDCには、DDC1、DDC2
B、DDC2Bi、DDC2B+、DDC2ABといっ
たような、幾つかの異なる仕様が提案されている。
【0009】これらのいくつかの仕様の中で、現在広く
採用されているのは、DDC2Bである。DDC2Bで
は、画像出力装置側から画像表示装置に対し、I2Cバ
スのプロトコルに従ってコマンドを送信する。
【0010】画像表示装置側では、受け取ったコマンド
に対応した、Extended Display Ide
ntification Data(以下、EDI
D)、または、Video Display Ident
ification Format(以下、VDIF)
と言われる、画像表示装置が表示可能な解像度や、対応
可能な同期信号周波数の範囲などのデータを、画像出力
装置に対して返信する。
【0011】このとき、画像出力装置から送信されるコ
マンドは、指定したアドレスからのデータの読み出しを
行うコマンドとなっている。そのため、画像表示装置が
DDC2Bに対応するためには、I2Cバスプロトコル
に対応したメモリを使用することで可能である。
【0012】DDCに対応するための、I2Cインタフ
ェース、アドレス及びメモリ領域を持ったメモリは、各
ICメーカより市販されており、それらを使用する方法
が一般的に広く行われている。
【0013】一方で、I2Cバスは、配線数が少ないシ
リアルバスに、多数のIC(Integrated C
ircuits)やLSI(Large Scale I
ntegrated)を同じバス上に接続することがで
きるなどの長所があるため、従来より一般的に使用され
ているものであり、市販のICやLSIの中には、I2
Cバスインタフェースを持つものが多く存在する。
【0014】通常、画像表示装置には、装置の動作を制
御するためのマイクロコントローラが内蔵されており、
装置内にI2Cバス対応のICやLSIがある場合、そ
の制御は、マイクロコントローラにより行なわれる。
【0015】DDC対応メモリが接続されるDDC用I
2Cバスと、装置内部のIC、LSIを制御するための
内部制御用I2Cバスは、共用することが可能である。
【0016】共用とした場合、I2Cバスに外部から画
像出力装置が接続されると、随時、画像出力装置側から
のDDC通信コマンドが入力される可能性がある。
【0017】I2Cバスはシリアルバスであるから、あ
るコマンドが入力されている間は、別のコマンドを入力
することはできず、現在入力されているコマンドが終了
するまで待たなければならない。
【0018】また、接続された画像出力装置に何らかの
異状があったり、接続方法を間違えたりして、外部から
異常な信号が印加されるなどすると、I2Cバスが使用
できなくなってしまう可能性もある。
【0019】もし内部制御用I2Cバスが使用できなく
なり、装置の制御が正常に行えなくなると、装置動作の
パフォーマンス低下や、動作異状を引き起こす可能性が
ある。
【0020】そのため、従来は、内部制御用I2Cバス
が、外部に接続された画像出力装置の影響を受けないよ
うにするため、DDC用I2Cバスと、内部制御用I2
Cバスは、それぞれ独立に動作できるように分離してい
た。
【0021】このとき、マイクロコントローラから、D
DC対応メモリに対して、装置の製造時などに、メモリ
に必要なデータを書き込んだり、随時、メモリ内のデー
タのチェックなどが行なえるように、マイクロコントロ
ーラと、DDC対応メモリとは、DDC用I2Cバスを
介して接続していた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成では、DD
C用I2Cバスと、内部制御用I2Cバスとの、独立し
た2系統のI2Cバスが存在する。
【0023】マイクロコントローラから、それぞれのI
2Cバスにアクセスできるようにするためには、マイク
ロコントローラ側に2系統のI2Cバスインタフェース
を持つ必要がある。
【0024】マイクロコントローラ側にI2Cバスイン
タフェースを構成するためには、マイクロコントローラ
内部に、I2Cバスインタフェースを、ハード的あるい
はソフト的に構成する方法や、マイコンバスとI2Cバ
スとの間に、マイコンバスとI2Cバスのプロトコルを
相互に変換するためのインタフェースICを接続するな
どの方法がある。
【0025】しかし、内部にハード的なI2Cバスイン
タフェースを持つマイクロコントローラは、多く市販さ
れているが、持つインタフェースの数は一般的には1つ
である。
【0026】また、ソフト的にインタフェースを持たせ
る場合には、システムパフォーマンスに影響を与えるこ
となくインタフェースを実現するためには、マイクロコ
ントローラに一定以上の能力が必要であり、コストアッ
プにつながる。
【0027】また、マイクロコントローラの外部にマイ
コンバスとI2Cバスとの変換ICを持つ構成とした場
合、IC使用により、コスト的、実装面積的にも不利と
なる。
【0028】本発明は上記の問題を鑑みて成されたもの
であり、マイクロコントローラに複数のI2Cバスイン
タフェースを持つこと無く、内部制御用I2Cバスと、
DDC用I2Cバスに対しアクセスが可能とし、なおか
つ、内部制御用I2Cバスと、DDC用I2Cバスとを
独立して動作させることを可能とし、相互のバスに影響
を与えることのないようにしたものである。
【0029】さらに、外部に接続された画像出力装置に
何らかの異状があったり、接続方法を間違えたりして、
外部から異常な信号が印加されるなどしたときに、内部
の回路を保護するようにしたものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明によれば、外部装置が接続され
るインタフェースと、前記外部装置と通信を行うIC
と、第1のバスと第2のバスとの間の短絡及び開放を行
うスイッチ手段と、前記スイッチ手段の短絡及び開放の
切り換えを行う制御手段とを備え、前記インタフェース
は、前記第1のバスに接続され、前記ICは、前記第1
のバスに接続され、前記制御手段は、前記第2のバスに
接続されることを特徴とする。
【0031】請求項4記載の発明によれば、外部装置が
接続されるインタフェースと、前記外部装置と通信を行
うICと、第1のバスと第2のバスとの間の短絡及び開
放を行う第1のスイッチ手段と、第2のバスと第3のバ
スとの間の短絡及び開放を行う第2のスイッチ手段と、
前記第1のスイッチ手段と、第2のスイッチ手段それぞ
れの短絡及び開放の切り換えを行う制御手段とを備え、
前記インタフェースは、前記第1のバスに接続され、前
記ICは、前記第2のバスに接続され、前記制御手段
は、前記第3のバスに接続されることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。
【0033】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態による表示装置の一部を示すブロック図で
ある。図1においてコネクタ101は、パーソナルコン
ピュータなどの外部装置を、画像信号ケーブルを介し接
続するためのインタフェースコネクタである。
【0034】コネクタ101には、画像信号ケーブルを
介してパーソナルコンピュータが接続され、赤色画像信
号、緑色画像信号、青色画像信号からなる3本の画像信
号が画像信号ライン107に入力され、水平同期信号、
垂直同期信号からなる2本の同期信号が同期信号ライン
108に入力され、DDCデータライン、DDCクロッ
クラインからなる2本のDDC信号がDDC用I2Cバ
ス109に、それぞれ入力される。
【0035】画像信号ライン107に入力された画像信
号および同期信号ライン108に入力された同期信号
は、画像処理部102に入力される。
【0036】画像処理部102においては、入力された
画像信号に対して、コントラスト調整、ブライト調整、
ガンマ調整、表示位置調整などの、ユーザーにより指定
された画像調整や、入力された画像信号の解像度を液晶
パネル103の画素数に合わせるための解像度の変換、
液晶パネル103に対する画像の出力タイミング調整な
どの各処理を施し、画像信号112として液晶パネル1
03に対して出力する。
【0037】同時に画像処理部102は、液晶パネル1
03を駆動するための各駆動パルス113を、液晶パネ
ル103に対し出力する。
【0038】画像処理部102から出力された画像信号
112および、各駆動パルス113は、液晶パネル10
3に入力され、画面上に画像が表示される。
【0039】マイクロコントローラ106は、表示装置
の電源が入ったときの内部の電源処理を始め、各IC、
LSIの制御や、キーやリモコンからの入力コマンド処
理、電源を切るときの処理等々の、表示装置の全体的な
制御を司っている。
【0040】マイクロコントローラ106は、I2Cバ
スプロトコルのエンコード、デコードを行うI2Cバス
インタフェースを内蔵し、表示装置の内部制御用I2C
バス110に接続しており、アクセスができるようにな
っている。
【0041】また、マイクロコントローラ106には、
同期信号ライン108が入力されており、入力された画
像信号の水平同期信号と垂直同期信号の周波数、極性を
測定しており、入力画像信号の解像度の種類を判別して
いる。
【0042】マイクロコントローラ106は、解像度の
判別結果に従い、内部制御用I2Cバス110を介して
画像処理部102に対し、入力画像信号のサンプリング
位置や、解像度の変換倍率などの、画像処理に必要な設
定を行なう。
【0043】内部制御用I2Cバス110には、バスス
イッチIC105を介してDDC用I2Cバス109が
接続されている。バススイッチIC105は、制御線1
11を介しマイクロコントローラ106により、内部制
御用I2Cバス110と、DDC用I2Cバス109と
の短絡、開放の切換えができるようになっている。
【0044】DDC用I2Cバス109には、DDC対
応メモリ104が接続されており、DDC通信に対応す
るようになっている。DDC対応メモリ104は、通
常、EEPROM(Electrically Era
sable Programmable Read On
ly Memory)などの、不揮発性メモリが使用さ
れる。
【0045】図1には図示していないが、マイクロコン
トローラ106には、外部のコンピュータと接続しデー
タの授受を行なうためのインタフェースを持っている。
【0046】装置製造時などに、外部コンピュータを接
続し、外部コンピュータからDDCデータをマイクロコ
ントローラ106に送信し、マイクロコントローラ10
6は、バススイッチIC105を短絡状態に設定して、
DDC対応メモリ104に外部コンピュータから受け取
ったDDCデータを書き込むことで、DDC対応メモリ
104には、DDC用データをあらかじめ書き込んでお
く。
【0047】表示装置の電源が投入されたとき、マイク
ロコントローラ106は、装置内部の各ICの初期設定
などを行うが、このとき、バススイッチIC105を、
開放状態に設定する。
【0048】マイクロコントローラ106からは、内部
制御用I2Cバス110を介し、画像処理部102に対
して随時データの設定が行なわれる。特に、コネクタ1
01からの入力画像信号の解像度や周波数が変更したと
きなどは、画像処理部102に対する設定変更が発生す
るため、内部制御用I2Cバス110の使用頻度が高く
なる。
【0049】なお、ここでは図示していないが、実際は
内部制御用I2Cバス110には、画像処理部102の
他にも、音声処理用ICや、D/AコンバータICなど
の、I2Cバスインタフェースを持つICが接続されて
おり、随時マイクロコントローラ106から各ICの制
御が行なわれるようになっている。
【0050】一方で、コネクタ101に接続されたパー
ソナルコンピュータからは、DDCのコマンドがDDC
用I2Cバス109に随時入力される。コマンドに従
い、DDC対応メモリからは、指定されたアドレスか
ら、DDCデータの出力を行う。
【0051】このとき、バススイッチIC105は開放
状態であるから、内部制御用I2Cバス110と、DD
C用I2Cバス109が同時に使用されても、他方に影
響を与えること無く同時に独立に動作させることができ
る。
【0052】つまり、マイクロコントローラ106から
画像処理部102に対するアクセスは常に妨げられるこ
とが無く、迅速な制御が可能であり、また同様に、外部
のパーソナルコンピュータからのDDCコマンドも妨げ
られることがない。
【0053】特に、外部に接続されたパーソナルコンピ
ュータに異状があったり、接続を間違えたりして、DD
C用I2Cバス109が全く使用できないような状況に
あっても、内部制御用I2Cバス110は問題なく使用
できる。
【0054】また、バススイッチIC105を短絡する
ことにより、マイクロコントローラ106からDDC対
応メモリ104へのアクセスが可能であるから、バスス
イッチIC105を短絡し、DDC用I2Cバス109
が使用状態でないことを確認すれば、DDC対応メモリ
のデータチェックやデータの更新が可能である。
【0055】また、装置製造時に行なったように、外部
コンピュータを接続してマイクロコントローラ106に
DDCデータを送信し、バススイッチIC105を短絡
状態に設定して、マイクロコントローラ106からDD
C対応メモリ104にDDCデータを書き込む処理を行
うという手順で、装置出荷後のDDCデータのバージョ
ンアップが可能である。
【0056】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態による表示装置の一部を示すブロック図で
ある。図2においてPC端子201は、パーソナルコン
ピュータなどの外部装置を接続するためのインタフェー
ス端子である。
【0057】PC端子201には、画像信号ケーブルを
介して外部にパーソナルコンピュータが接続され、赤色
画像信号、緑色画像信号、青色画像信号からなる3本の
画像信号が画像信号ライン211に入力され、水平同期
信号、垂直同期信号からなる2本の同期信号が同期信号
ライン212に入力され、DDCデータライン、DDC
クロックラインからなる2本のDDC信号がDDC用I
2Cバス213に、それぞれ入力される。
【0058】画像信号ライン211に入力された画像信
号および同期信号ライン212に入力された同期信号
は、画像処理部203に入力される。
【0059】ビデオ端子202には、NTSC画像など
のコンポジットビデオ画像が入力され、ビデオデコード
部204において、入力された画像信号に、色味調整、
エッジ強調、ノイズ低減などの処理を施し、さらに、画
像処理部203で処理が可能なフォーマットである、赤
色画像信号、緑色画像信号、青色画像信号に変換し、画
像信号215として、画像処理部203に出力する。
【0060】画像処理部203においては、入力された
パーソナルコンピュータ画像信号あるいはビデオ画像信
号に対して、コントラスト調整、ブライト調整、ガンマ
調整、表示位置調整などの、ユーザーにより指定された
画像調整や、入力された画像信号の解像度を、液晶パネ
ルやPDPパネルなどの表示デバイス205の画素数に
合わせるための解像度の変換、表示デバイス205に対
する画像の出力タイミング調整などの各処理を施し、画
像信号216として表示デバイス205に対して出力す
る。
【0061】同時に画像処理部203は、表示デバイス
205を駆動するための各駆動パルス217を出力し、
表示デバイス205を駆動する。
【0062】マイクロコントローラ206は表示装置の
全体的な制御を司っている。マイクロコントローラ20
6は、データライン、アドレスライン、リードライン、
ライトラインなどからなるマイコンバス222に接続し
ている。
【0063】マイコンバス222には、マイコンバスの
プロトコルと、I2Cバスのプロトコルを相互に変換す
るためのバスインタフェースIC207が接続してお
り、マイクロコントローラ206は、バスインタフェー
スIC207を介して、内部制御用I2Cバス219に
アクセスできるようになっている。
【0064】バスインタフェースIC207の機能は、
バスプロトコルを変換するだけであるから、マイクロコ
ントローラ206と、バスインタフェース207とを含
めた部分を、装置の制御を司る部分である制御部223
とみなすことができる。
【0065】マイコンバス222には、画像処理部20
3とも接続されており、マイクロコントローラ206か
ら随時制御を行なうようになっている。
【0066】バススイッチICA209および、バスス
イッチICB210は、バスの短絡、開放状態を切り換
えるためのICであり、それぞれ、制御線220および
制御線221を介して、マイクロコントローラ206か
ら制御される。
【0067】表示装置の電源投入時には、制御部223
は、装置各部の初期設定をおこなうが、このとき、バス
スイッチICA209を開放状態に、また、バススイッ
チICB210を短絡状態に、それぞれ設定する。
【0068】バススイッチICA209は開放状態にあ
るから、マイクロコントローラ206から、内部制御用
I2Cバス219を介して、ビデオデコード部204に
対するアクセスは、バススイッチICA209の外側の
DDC対応メモリ用I2Cバス218の使用状態に関わ
らず、常に可能である。
【0069】例えば、ビデオ画像を表示しているとき、
ユーザーにより、色合いやエッジ強調などの調整が行わ
れたときに、ビデオデコード部204に対して、即座に
設定の変更が可能となる。一方で、PC端子201に接
続されたパーソナルコンピュータからは、DDCのコマ
ンドがDDC用I2Cバス213に随時入力される。
【0070】バススイッチICB210は短絡状態であ
るから、入力されたコマンドは、DDC対応メモリ20
8にアクセスされ、DDC対応メモリ208からは、指
定されたアドレスから、DDCデータが出力される。
【0071】このとき、バススイッチICA209は開
放状態であるから、外部のパーソナルコンピュータから
のDDCのコマンドは、内部制御用I2Cバス219の
使用状態に関わらず、いつでも入力できる。
【0072】以上のように、バススイッチICA209
を開放状態にすることにより、内部制御用I2Cバス2
19と、DDC用I2Cバス213は、他方に影響を与
えること無く、同時に独立に動作させることができる。
特に、外部に接続されたパーソナルコンピュータに異状
があったり、接続を間違えたりして、DDC用I2Cバ
ス213が全く使用できないような状況にあっても、内
部制御用I2Cバス219は影響を受けること無く使用
できる。
【0073】次に、マイクロコントローラ206は、内
部クロックを基準とするタイマ機能を持っており、一定
時間毎に決められた処理を行うようになっている。
【0074】様々なインターバルのタイマ処理が設定さ
れており、詳しい説明は省くが、例えば、1ms毎のタ
イマ処理では、外部からの入力信号の時間計測などの処
理、10ms毎のタイマ処理では、キー入力受付や、L
ED表示の切り換えなどの処理、100ms毎のタイマ
処理では、LED点滅処理などの処理を行うようになっ
ている。
【0075】マイクロコントローラ206は、10秒毎
に実行されるタイマ処理で、バススイッチICA209
を短絡状態に設定して、内部制御用I2Cバス219
と、DDC用I2Cバス213を接続し、DDC用I2
Cバス213の使用状態のチェックを行ったのち、バス
スイッチICA209を再び開放状態に設定する。
【0076】DDC用I2Cバス213の使用状態チェ
ックの結果、DDC用I2Cバス213が、使用されて
いないか、適正なコマンドが入力されていて、使用状態
が正常であれば、このままタイマ処理を終了する。
【0077】もし、DDC用I2Cバス213にコマン
ドが入力されておらず、かつ、データあるいはクロック
ラインの信号レベルが、例えば1秒以上の長時間に渡っ
て、使用状態を示すローレベルであるような場合には、
外部に接続されたパーソナルコンピュータに何らかの異
状があるか、接続に問題があることが考えられる。
【0078】もし、PC端子201を通して外部から異
状な電圧が印加されるなどすると、DDC対応メモリ2
08の内部データの破壊や、さらにはIC自体の破壊に
つながる危険性がある。
【0079】DDC用I2Cバス213の状態に異状が
あると判断された場合には、バススイッチICB210
を開放状態に設定することにより、外部との接続を遮断
することができ、外部からの異状な入力による、DDC
対応メモリ208の破壊などを極力防ぐことができる。
その後、バススイッチICA209を短絡することによ
り、制御部223から、DDC対応メモリ208に対す
るアクセスができるから、必要に応じて、DDC対応メ
モリ208の内部データチェックや、データのバージョ
ンアップなどにも対応できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイクロコントローラに1つのI2Cバスインタフェー
スを持ち、マイクロコントローラから内部制御用I2C
バスと、DDC用I2Cバスのそれぞれに対してアクセ
スが可能となる。
【0081】このとき、複数のI2Cバスインタフェー
スを持つ必要がないため、コスト的な面や、マイクロコ
ントローラの負荷の面で有利である。さらに、内部制御
用I2Cバスと、DDC用I2Cバスは、それぞれ独立
して動作させることができ、もし一方に異状があるよう
な場合にも、他方に影響を与えることが無い。
【0082】さらに、マイクロコントローラから、DD
C用I2Cバスへのアクセスが可能であるから、DDC
データのチェックや、将来のバージョンアップにも対応
できる。さらに、第2の実施の形態においては、外部に
接続された画像出力装置に何らかの異状があったり、接
続方法を間違えるなどしたとき、DDC対応メモリを保
護することができる。
【0083】またこのとき、マイクロコントローラか
ら、DDC対応メモリに対するアクセスを可能としたか
ら、メモリデータのチェックや、データの書き換えが可
能である。
【0084】なお、以上に説明した各実施例は、画像出
力装置と、画像表示装置との間のDDC通信に関するも
のであるが、本発明はDDC通信に限定されるものでは
なく、画像出力装置が、画像表示装置内のICに対して
アクセスを行う場合には、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で、様々な様態において適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を説明するブロック図
である。
【図2】 本発明の第1の実施例を説明するブロック図
である。
【符号の説明】
101 コネクタ 102 画像処理部 103 液晶パネル 104 DDC対応メモリ 105 バススイッチIC 106 マイクロコントローラ 107 画像信号ライン 108 同期信号ライン 109 DDC用I2Cバス 110 内部制御用I2Cバス 111 制御線 112 画像信号 113 駆動パルス 201 PC端子 202 ビデオ端子 203 画像処理部 204 ビデオデコード、画像調整部 205 表示デバイス 206 マイクロコントローラ 207 バスインタフェースIC 208 バススイッチIC A 209 DDC対応メモリ 210 バススイッチIC B 211 画像信号ライン 212 同期信号ライン 213 DDC用I2Cバス 214 ビデオ画像信号ライン 215 画像信号 216 画像信号 217 駆動パルス 218 DDC対応メモリ用I2Cバス 219 内部制御用I2Cバス 220 制御線 221 制御線 222 マイコンバス 223 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置が接続されるインタフェース
    と、 前記外部装置と通信を行うICと、 第1のバスと第2のバスとの間の短絡及び開放を行うス
    イッチ手段と、 前記スイッチ手段の短絡及び開放の切り換えを行う制御
    手段とを備え、 前記インタフェースは、前記第1のバスに接続され、 前記ICは、前記第1のバスに接続され、 前記制御手段は、前記第2のバスに接続されることを特
    徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置の電源投入時に、前記スイ
    ッチ手段を開放状態に設定することを特徴とする請求項
    1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ICは、DDC(Display
    Data Channel)通信を行うためのICであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 外部装置が接続されるインタフェース
    と、 前記外部装置と通信を行うICと、 第1のバスと第2のバスとの間の短絡及び開放を行う第
    1のスイッチ手段と、 第2のバスと第3のバスとの間の短絡及び開放を行う第
    2のスイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段と、第2のスイッチ手段それぞ
    れの短絡及び開放の切り換えを行う制御手段とを備え、 前記インタフェースは、前記第1のバスに接続され、 前記ICは、前記第2のバスに接続され、 前記制御手段は、前記第3のバスに接続されることを特
    徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置の電源投入時に、 前記第1のスイッチ手段を、短絡状態に設定し、 前記第2のスイッチ手段を、開放状態に設定することを
    特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、一定の時間毎に所定の
    処理を行うタイマ処理機能を有し、 前記タイマ処理の中で、前記第2のスイッチ手段を、短
    絡状態に設定し、 前記制御手段は、前記第2のバスの状態を検出し、 前記第2のスイッチ手段を開放状態に設定し、 前記第2のバスの状態に異状があった場合、前記第1の
    スイッチ手段を、開放状態に設定することを特徴とする
    請求項4又は5記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記ICは、DDC通信を行うためのI
    Cであることを特徴とする請求項4、5又は6記載の表
    示装置。
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