JP2003099145A - インストーラ及びコンピュータ - Google Patents

インストーラ及びコンピュータ

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JP2003099145A
JP2003099145A JP2001287948A JP2001287948A JP2003099145A JP 2003099145 A JP2003099145 A JP 2003099145A JP 2001287948 A JP2001287948 A JP 2001287948A JP 2001287948 A JP2001287948 A JP 2001287948A JP 2003099145 A JP2003099145 A JP 2003099145A
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JP2001287948A
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Akira Noda
明 野田
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Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】システム内のオープンソース・ソフトウェアの
実行状況を収集し、システム管理者が容易に実行状況の
把握を行えるようにする。 【解決手段】通常のオープンソース・ソフトウエアでは
当該ソフトウエアの機能を実現するためのロード・モジ
ュールとそれを起動するサービス起動シェルとで構成さ
れるが、本発明では、オープンソース・ソフトウエアの
実行状況を通知するための付加モジュール14と、当該付
加モジュール14及びロード・モジュール106を起動し、
通常のオープンソース・ソフトウエアの起動シェルと同
名のサービス起動モジュール12とをインストールする。
これにより、もし異なるバージョンを勝手にインストー
ルした場合には、サービス起動シェル12が上書きされ、
付加モジュール14が起動されなくなるため、実行状況が
通知されなくなり、システム管理者は問題発生を把握す
ることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、プログラムの実行
状況を監視するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、システム構築においてオープンソ
ース・ソフトウェアを用いる事例が多くなっている。こ
れは、オープンソース・ソフトウェアを用いることによ
り安価なシステム構築が可能であること、また、リナッ
クス(Linux)を代表とするOS(Operating Syste
m)、アプリケーション・プログラム群の充実が理由で
あると考えられる。
【0003】このようにオープンソース・ソフトウェア
は便利である反面、頻繁なバージョンアップ、セキュリ
ティホールへの対処、他のオープンソース・ソフトウェ
アとの整合性など、運用時における管理の負荷が大き
く、実際に活用するためには様々なノウハウが必要であ
る。また、オープンソース・ソフトウエアは、一般に販
売されているパッケージ・ソフトウエア等とは異なり入
手が容易であるため、システム内のオープンソース・ソ
フトウエアのバージョンアップのため、利用者が勝手に
インストールを行うような場合も生じ得る。
【0004】このためシステム管理者は、例えば遠隔地
にあるシステム内のオープンソース・ソフトウエア等の
実行状況等を管理しておき、安定したシステム運用を行
う必要がある。例えばオープンソース・ソフトウェアに
関するセキュリティ情報が公表された場合、従来ではシ
ステム管理者は、(a)管理台帳を基に対応するオープ
ンソース・ソフトウェアのバージョンを確認するか、
(b)実際にオープンソース・ソフトウェアが実行され
ているコンピュータにログインし、実行状況を確認のう
え対策を施す必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、以下に示す問題点があり、正確かつ迅速な処置を実
施することが困難であった。例えば(a)の場合、シス
テム管理者以外がオープンソース・ソフトウェアをイン
ストールを実施した場合は、管理台帳との不整合が生
じ、適切な対応が行なえない可能性がある。また、
(b)の場合、ファイアウォール(Firewall)等により
ネットワーク経由でログインできないときは、コンピュ
ータが稼働している場所に移動し、オープンソース・ソ
フトウェアの実行状態を確認する必要がある。
【0006】従って、本発明の目的は、これらの問題解
決することであって、システム内のオープンソース・ソ
フトウェアの実行状況を収集し、システム管理者が容易
に実行状況の把握を行えるようにするための技術を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】通常のオープンソース・
ソフトウエアでは当該ソフトウエアの機能を実現するた
めのロード・モジュールと当該ロード・モジュールを起
動する起動モジュール(例えば実施の形態におけるサー
ビス起動シェル)とで構成されるが、本発明では、当該
オープンソース・ソフトウエアの実行状況を通知するた
めの通知モジュール(例えば実施の形態における付加モ
ジュール)と、ロードモジュールと、当該通知モジュー
ル及びロード・モジュールを起動し、通常のオープンソ
ース・ソフトウエアの起動モジュールと同名の起動モジ
ュールとをインストールする。それにより、もし利用者
が、インストールされたオープンソース・ソフトウエア
とは異なるバージョンのオープンソース・ソフトウエア
を勝手にインストールした場合には、起動モジュールが
上書きされ、通知モジュールが起動されなくなるため、
実行状況が通知されなくなって、システム管理者は問題
発生を把握することができるようになる。
【0008】本発明の第1の態様に係るインストーラ
は、プログラムの機能を実現するためのロード・モジュ
ールと、プログラムの実行状況に関する情報を管理用コ
ンピュータに送信する通知モジュールとを起動するため
の起動モジュールを、ロード・モジュールのみを起動す
るための第2の起動モジュールに付された名称をもっ
て、指定のコンピュータの記憶装置にインストールする
ためのインストーラである。
【0009】これによりシステム管理者は、管理対象コ
ンピュータに実行状況を通知させる仕組みを整えること
ができるようになる。
【0010】すなわち、管理対象コンピュータでは、プ
ログラムの機能を実現するためのロード・モジュール
と、プログラムの実行状況に関する情報を管理用コンピ
ュータに送信する通知モジュールと、ロード・モジュー
ルと通知モジュールとを起動するための起動モジュール
であって、前記ロード・モジュールのみを起動するため
の第2の起動モジュールと同一の名称を有する起動モジ
ュールとを有する。
【0011】また、ロード・モジュールと、通知モジュ
ールと、起動モジュールと、上で述べたインストーラと
が格納された記録媒体として実現される場合もある。
【0012】なお、記録媒体は、例えばフレキシブルデ
ィスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモ
リ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置である。
また、インストーラ等はネットワークなどを介して配布
される場合もある。尚、中間的な処理結果はメモリに一
時保管される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に従来の管理対象サーバ10
0の構成を示す。従来の管理対象サーバ100には、シ
ェル名がstart.shというサービス起動シェル102と、
ロードモジュール名がserviceであり且つオープンソー
ス・ソフトウエアとしての機能を実現するための1又は
複数のロードモジュール106を含むオープンソース・
ソフトウエア104とがインストールされており、サー
ビス起動シェル102によりオープンソース・ソフトウ
エア104のロードモジュール106が起動されてい
た。
【0014】これに対して図2に本発明の一実施の形態
における管理対象サーバ10の構成を示す。管理対象サ
ーバ10には、ロードモジュール106のみを起動する
サービス起動シェル102と同じstart.shを名称とし且
つオープンソース・ソフトウエア104のロードモジュ
ール106及び付加モジュール14の起動を行うための
サービス起動シェル12と、メール送付モジュール14
0と管理IDファイル生成モジュール142とを含む付
加モジュール14と、1又は複数のロード・モジュール
106を含み且つ名称がserviceであるオープンソース
・ソフトウエア104とがインストールされている。サ
ービス起動シェル12により付加モジュール14とロー
ドモジュール106とが起動されると、ロードモジュー
ル106によりオープンソース・ソフトウエア104の
本来の機能が達成され、また付加モジュール14の管理
IDファイル生成モジュール142により生成される、
オープンソース・ソフトウエア104の実行状況に関す
る情報がメール送付モジュール140により例えば定期
的に監視メールとして、管理用サーバに送信される。こ
れにより、本実施の形態における管理対象サーバ10の
管理がシステム管理者により行われるようになる。
【0015】すなわち図3のようなシステムが構成され
るようになる。例えばインターネットやLAN(Local
Area Network)等であるネットワーク20には、管理対
象サーバA(10a)、管理対象サーバB(10b)、
管理対象サーバC(10c)、及び管理用サーバ24が
接続されている。ここでは3台しか管理対象サーバを示
していないが、これは一例であって何台であってもよ
い。管理対象サーバA乃至C(10a乃至10c)で
は、サービス起動シェル12が、オープンソース・ソフ
トウエア104の付加モジュール14をも起動するた
め、メール送付モジュール140が監視メール22を、
管理用サーバ24に例えば定期的に送付する。管理用サ
ーバ24は、監視メール22を受信し、後に述べる管理
対象サーバA乃至Cの監視のための処理を実施する監視
処理部241と、監視メールの統計処理などを実施する
統計処理部243とが設けられており、管理対象サーバ
A乃至Cのオープンソース・ソフトウエア104の実行
状況を監視する。必要があれば、システム管理者に警告
を出力したり、監視状況を管理用サーバ24に接続され
た別のコンピュータの表示装置に又は管理用サーバ24
の表示装置に表示する。
【0016】このような管理体制の下、管理対象サーバ
10の利用者が、例えば勝手に同じロードモジュール名
servicveである別のバージョンのオープンソース・ソフ
トウエア104aをインストールした場合を図4に示
す。なお、本実施の形態のような特別なサービス起動シ
ェルではなく通常のとおりにロードモジュールのみを起
動するサービス起動シェルと、利用者が指定したバージ
ョンのロードモジュールを含むオープンソース・ソフト
ウエアとがインストールされる。上で述べたような付加
モジュール14はインストールされない。
【0017】そうすると、名称start.shのサービス起動
シェル12は上書きされて、別のサービス起動シェル1
2aがインストールされる。このサービス起動シェル1
2aは、本実施の形態に係る付加モジュール14の存在
を前提としていないため、付加モジュール14は起動さ
れなくなってしまう。すなわち、図4に示したように、
サービス起動シェル12aは、オープンソース・ソフト
ウエア104aのロードモジュール106aのみを起動
するようになり、インストールされている付加モジュー
ル14のメール送付モジュール140も管理IDファイ
ル生成モジュール142も起動されなくなってしまう。
そうすると、監視メール22は管理用サーバ24に送信
されなくなるので、管理用サーバ24の監視処理部24
1及び統計処理部243にて、管理対象サーバ10に異
常が発生したことを検出することができるようになる。
【0018】次に、管理対象サーバ10において実施さ
れる処理内容を図5及び図6を用いて説明する。最初
に、図2に示すような管理対象サーバ10を構成するた
めに、後に詳しく述べるような処理にてサービス起動シ
ェル12、付加モジュール14及びオープンソース・ソ
フトウエア104のインストールが実施される(ステッ
プS1)。すなわち、サービス起動シェル12が、本実
施の形態ではなく通常のインストールにて設定されるサ
ービス起動シェルと同じ名称で、管理対象サーバ10の
記憶装置に格納される。また、メール送付モジュール1
40及び管理IDファイル生成モジュール142を含む
付加モジュール14も管理対象サーバ10の記憶装置に
格納される。さらに、オープンソース・ソフトウエア1
04も記憶装置に格納される。なお、後に述べるがオー
プンソース・ソフトウエア104には、ロードモジュー
ル106だけではなく、そのソースプログラムのファイ
ルや、マニュアルやヘルプのためのドキュメント・ファ
イルなどもインストールされる場合もある。なお、一般
的に新規にインストールが実施されると、コンピュータ
の再起動を実施し、新たにインストールされたロードモ
ジュールを有効にする。ここでもコンピュータの再起動
が実施されたものとする。
【0019】コンピュータの再起動が実施されると、サ
ービス起動シェル12により、メール送付モジュール1
40及び管理IDファイル生成モジュール142を含む
付加モジュール14とロードモジュール106を起動す
る(ステップS3)。本実施の形態では、付加モジュー
ル14が起動されると、管理IDファイル生成モジュー
ル142が、例えば図6のようなデータを含むファイル
を生成し、当該ファイルの内容を含む監視メール22を
ファイル送付モジュール140が管理用サーバ24に送
信する(ステップS5)。起動後直ぐに監視メール22
を送信する必要は必ずしもないが、後のメール送信タイ
ミングで何らかの理由により監視メールを送信できない
状態になるかもしれないため、ここでは直ぐに送信する
ものとする。図6の例では、管理IDファイル生成モジ
ュール142により生成されるファイルに格納される情
報には、オープンソース・ソフトウエアの名称、オープ
ンソース・ソフトウエアのバージョン、管理対象サーバ
名、管理用サーバ名、管理番号(例えばメール送信シリ
アル番号など)、稼動状態(起動/停止の別など)、監
視メール送信日時、管理対象サーバ10のIPアドレス
等が含まれる。
【0020】この付加モジュール14による監視メール
送信の処理(ステップS5)を、送信タイミング毎に
(ステップS7)、処理終了とされるまで(ステップS
9)実施する。例えば一日一回監視メール22を送信す
る。すなわち、ステップS7において監視メールの送信
タイミングである判断されればステップS5に戻り、送
信タイミングではない場合には、処理終了か否かを判断
して(ステップS9)、処理終了ではないと判断されれ
ばステップS7に戻る。処理終了と判断されれば、その
時点で処理を終了する。
【0021】次に、管理用サーバ24の監視処理部24
1の処理について図7を用いて説明する。なお、図7は
一つの管理対象オープンソース・ソフトウエアについて
の処理である。監視処理部241は、最初、監視メール
の受信待ち状態にある(ステップS11)。そして、こ
の監視メール受信待ち状態においてメール受信を受信し
たかを判断する(ステップS13)。もし、監視メール
を受信した場合には特に問題は生じていないので、メー
ル送信タイミング以降であってメールを受信すると想定
されるメール受信時刻になると(ステップS17:Ye
sルート)、メール受信待ちのステップS11に戻る。
一方、メール受信待ち状態においてメールを受信しない
と、例えば3回連続して監視メールを受信できなかった
というような所定の基準を超えたかを判断する(ステッ
プS15)。例えば、ネットワーク20がインターネッ
トである場合には、何らかの理由で監視メールが不達と
なることもあるためである。また、管理対象サーバ10
が何らかの理由でシャットダウンされている場合もある
ためである。
【0022】もしステップS15で所定の基準を超えて
いないと判断された場合にはステップS17に移行す
る。一方、所定の基準を超えていると判断された場合に
は、システム管理者に例えばメールを送信したり、表示
装置に警告を表示させる(ステップS20)。
【0023】もしステップS17において想定されるメ
ール受信時刻ではないと判断された場合には、処理終了
であるか判断する(ステップS19)。処理終了でなけ
ればステップS17に戻り、処理終了である場合には、
そのまま処理を終了する。
【0024】図7は、上でも述べたが一つの管理対象オ
ープンソース・ソフトウエアについての処理である。通
常管理用サーバ24では多くの管理対象サーバ10にイ
ンストールされている多くのオープンソース・ソフトウ
エアの管理を実施する。従って、管理用サーバ24にお
いて統計処理が必要になる場合もある。この統計処理は
統計処理部243が実施し、例えば図8に示すようなデ
ータを生成して、システム管理者に提示する。
【0025】図8の例では、1日一回監視メールを送信
するようにメール送付モジュール140を設定した場合
であって、仮に一つの管理対象サーバ10につき1つの
オープンソース・ソフトウエア104がインストールさ
れている場合の例を示す。図8(a)はテーブル形式で
各管理対象サーバ10(図8ではシステムと呼んでい
る)からの監視メール到着数、最終メール送信時刻、管
理対象サーバの状態を示している。また、図8(b)は
棒グラフにて監視メールの到着数を管理対象サーバ10
毎に示している。これらのデータは、監視メールに含ま
れる管理対象サーバ名、メール送信日時データ、稼動状
態などを用いて作成することができる。図8(a)及び
(b)から、システム管理者は、1週間のうちでxxシ
ステムは4通の監視メールしか送信しておらず、9月2
7日から監視メールを送信していないことから9月27
日に異常が発生したと判定することができるようにな
る。
【0026】なお、監視メールには管理対象サーバ10
のIPアドレスも含まれているため、IPアドレスのサ
ブネット単位に監視を行うことにより、異常が発生した
サブネットワークの検出も可能となる。
【0027】次に図9乃至図11を用いて、システム管
理者が図2に示すような管理対象サーバ10を構築する
ために用いるインストーラ等について説明する。図9に
は、システム管理者がインストール用に用いる記録媒体
300(例えば、CD−ROM、フレキシブルディス
ク、DVDなど)の構成を示す。記録媒体300には、
システム管理者用のインターフェースを提供するインタ
ーフェース部301と、インストールデータベース30
3と、各オープンソース・ソフトウエアのインストール
に必要となるモジュール群305a乃至305cが記録
されている。インストールデータベース303には、オ
ープンソース・ソフトウエアの名称の欄と、サービス起
動シェル名の欄と、ロードモジュール名の欄と、バージ
ョンの欄が設けられている。例えば、各オープンソース
・ソフトウエアのインストールに必要となるモジュール
群305a乃至305cは、ロードモジュール名のディ
レクトリに格納されている。
【0028】各オープンソース・ソフトウエアのインス
トールに必要となるモジュール群305a乃至305c
の各々は、インストーラ350と、サービス起動シェル
352と、付加モジュール354と、オープンソース・
ソフトウエア本体部分356とを含む。付加モジュール
354には、メール送付モジュール3541と、メール
送付ソースプログラムのファイル3542と、管理ID
ファイル生成モジュール3543と、管理IDファイル
生成ソースプログラムのファイル3544とを含む。ま
た、オープンソース・ソフトウエア本体部分356に
は、1又は複数のロードモジュール3565とそのソー
スプログラムの1又は複数のファイル3561と、これ
らのヘルプ情報等を含むドキュメントの1又は複数のフ
ァイル3563のファイルを含む。
【0029】図10を用いて図9に示した記録媒体を用
いたインストールの処理について説明する。なお、図5
のステップS1の処理でもある。システム管理者の指示
により、まずインターフェース部301が、インストー
ルデータベース303の情報を参照して、例えば図11
に示すようなインストーラ画面を表示する(ステップS
21)。図10のインストーラ画面では、インストール
するオープンソース・ソフトウエアをプルダウンメニュ
ーから選択するようになっている。但し、プルダウンメ
ニューではなく、一覧表を表示して、例えばラジオボタ
ン等により選択させるような構成であってもよい。
【0030】次に、システム管理者から、インストール
対象オープンソース・ソフトウエアの選択指示を受け付
ける(ステップS23)。そうすると、インストール対
象オープンソース・ソフトウエアとして指定されたオー
プンソース・ソフトウエア用のインストーラ350が、
インストールデータベース303を参照してサービス起
動シェル名を取得し、当該オープンソース・ソフトウエ
ア用のサービス起動シェル352を、取得したサービス
起動シェル名で管理対象サーバ10にインストールする
(ステップS25)。すなわち、サービス起動シェル3
52を、取得したサービス起動シェル名で、管理対象サ
ーバ10の記憶装置に書き込む。このサービス起動シェ
ル352は、付加モジュール及びロードモジュールの両
方を起動するように設定されている。
【0031】そして、インストーラ350は、記録媒体
300に格納された付加モジュール354及びロードモ
ジュール3565を含むオープンソース・ソフトウエア
本体部分356を、管理対象サーバ10にインストール
する(ステップS27)。すなわち、付加モジュール3
54及びロードモジュール3565を含むオープンソー
ス・ソフトウエア本体部分356を、管理対象サーバの
記憶装置に格納する。なお、他にシステム上必要な設定
があれば、インストーラ350が設定を実行する。
【0032】以上の処理が終了するとインストーラ35
0は、システム管理者に管理対象サーバ10の再起動を
要求する(ステップS29)。通常は、再起動すること
によりインストールされた新たなモジュールが有効とな
るためである。なお、再起動する必要がない場合には、
再起動を要求しなくともよい。そして処理を終了する。
【0033】このようにインストールすることにより、
図2に示すような管理対象サーバ10の構成が完成し、
監視メール22が管理用サーバ24に例えば定期的に送
信されるようになる。
【0034】以上本発明の一実施の形態を説明したが、
これは一例に過ぎない。例えば、上で述べた実施の形態
では、UNIX(登録商標)系のOSを前提として説明
したが、他のOSでも適用することができる。また、図
3における管理用サーバ24は管理対象が多くなると負
荷重くなるため、1台のコンピュータではなく複数台の
コンピュータにて処理する場合もある。また、図6に示
した監視メールの内容も一例であって、例えば管理用サ
ーバ名や管理番号、IPアドレス等がない場合であって
も、本発明の目的を達成することができる。また、図8
に示した統計処理結果の表示例は一例であって、棒グラ
フの代わりに折れ線グラフにしたり、他の表現形態にて
統計処理の結果を示すようにしてもよい。
【0035】また、監視メールの送信タイミングは、定
期的である方が管理しやすいが、正確に定期的である必
要はない。例えば、1日に一回の場合であっても、1日
のうち定時に送信するのではなく、例えば管理対象サー
バ10の処理負荷が低い状態を検出して送信するように
してもよい。また、常に監視メールを送信できるわけで
はない状態にあれば、送信できる状態を検出してその時
に送信するような構成であってもよい。
【0036】さらに、図9の記録媒体30の構成も一例
である。図9の例では、各オープンソース・ソフトウエ
アをインストールするためのモジュール群305a乃至
305cに、インストーラ350が含まれている例を示
したが、独立に1つのインストーラを設け、このインス
トーラが全ての種類のオープンソース・ソフトウエアを
インストールするような構成であってもよい。さらに、
図10では、サービス起動モジュール、付加モジュール
及びオープンソース・ソフトウエアの順番でインストー
ルする例を示したが、逆であってもよい。また、図4に
利用者が勝手に異なるバージョンのオープンソース・ソ
フトウエアをインストールした場合の例を示したが、図
1のような状態、すなわち付加モジュール14が削除さ
れてしまうような場合もありえる。
【0037】(付記1)プログラムの機能を実現するた
めのロード・モジュールと、前記プログラムの実行状況
に関する情報を管理用コンピュータに送信する通知モジ
ュールとを起動するための起動モジュールを、前記ロー
ド・モジュールのみを起動するための第2の起動モジュ
ールに付された名称をもって、指定のコンピュータの記
憶装置にインストールするためのインストーラ。
【0038】(付記2)前記通知モジュールが、少なく
とも前記プログラム及び前記指定のコンピュータを識別
する情報を含む前記実行状況に関する情報を生成するモ
ジュールと、起動中には定期的に前記実行状況に関する
情報を前記管理用コンピュータに送信するモジュール
と、を含む付記1記載のインストーラ。
【0039】(付記3)前記ロード・モジュールと、前
記通知モジュールと、前記起動モジュールと、付記1又
は2記載のインストーラとが格納された記録媒体。
【0040】(付記4)プログラムの機能を実現するた
めのロード・モジュールと、前記プログラムの実行状況
に関する情報を管理用コンピュータに送信する通知モジ
ュールと、前記ロード・モジュールと前記通知モジュー
ルとを起動するための起動モジュールであって、前記ロ
ード・モジュールのみを起動するための第2の起動モジ
ュールと同一の名称を有する起動モジュールと、を有す
るコンピュータ。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、システム
内のオープンソース・ソフトウェアの実行状況を収集
し、システム管理者が容易に実行状況の把握を行えるよ
うにするための技術を提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の管理対象サーバの構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る管理対象サーバの
構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るシステム概要を示
す図である。
【図4】利用者が勝手にオープンソース・ソフトウエア
の異なるバージョンをインストールした場合における管
理対象サーバの状態を表す図である。
【図5】管理対象サーバにおける処理フローの一例を示
す図である。
【図6】監視メールの内容の一例を示す図である。
【図7】管理用サーバにおける処理フローの一例を示す
図である。
【図8】管理用サーバにおける表示内容の一例を示す図
である。
【図9】インストール用記録媒体の構成を示す図であ
る。
【図10】インストールの処理フローの一例を示す図で
ある。
【図11】インストール時における管理対象サーバの画
面例を示す図である。
【符号の説明】
10 管理対象サーバ 12 サービス起動シェル 14 付加モジュール 104 オープンソース・ソ
フトウエア 106 ロードモジュール 140 メール送付モジ
ュール 142 管理IDファイル生成モジュール 20 ネットワーク 22 監視メール 24 管
理用サーバ 300 記録媒体 301 インターフェース部 303 インストールデータベース 305 モジュ
ール群 350 インストーラ 352 サービス起動シェル 354 付加モジュール 356 オープンソース・ソフトウエア本体部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラムの機能を実現するためのロード
    ・モジュールと、前記プログラムの実行状況に関する情
    報を管理用コンピュータに送信する通知モジュールとを
    起動するための起動モジュールを、前記ロード・モジュ
    ールのみを起動するための第2の起動モジュールに付さ
    れた名称をもって、指定のコンピュータの記憶装置にイ
    ンストールするためのインストーラ。
  2. 【請求項2】前記通知モジュールが、 少なくとも前記プログラム及び前記指定のコンピュータ
    を識別する情報を含む前記実行状況に関する情報を生成
    するモジュールと、 起動中には定期的に前記実行状況に関する情報を前記管
    理用コンピュータに送信するモジュールと、 を含む請求項1記載のインストーラ。
  3. 【請求項3】プログラムの機能を実現するためのロード
    ・モジュールと、 前記プログラムの実行状況に関する情報を管理用コンピ
    ュータに送信する通知モジュールと、 前記ロード・モジュールと前記通知モジュールとを起動
    するための起動モジュールであって、前記ロード・モジ
    ュールのみを起動するための第2の起動モジュールと同
    一の名称を有する起動モジュールと、を有するコンピュ
    ータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016522489A (ja) * 2013-05-15 2016-07-28 ソフトキャンプ カンパニー,リミテッド データプロセシングシステムのセキュリティ装置とセキュリティ方法

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