JP2003092593A - 輻輳制御を考慮した経路選択制御機能付きノード及びこれを適用したネットワークにおける経路選択制御方式 - Google Patents

輻輳制御を考慮した経路選択制御機能付きノード及びこれを適用したネットワークにおける経路選択制御方式

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JP2003092593A
JP2003092593A JP2001284253A JP2001284253A JP2003092593A JP 2003092593 A JP2003092593 A JP 2003092593A JP 2001284253 A JP2001284253 A JP 2001284253A JP 2001284253 A JP2001284253 A JP 2001284253A JP 2003092593 A JP2003092593 A JP 2003092593A
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Yoshihiro Iwasaki
至宏 岩崎
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ノード間に対して輻輳が起こった際に、その
ノード間を通る経路を異なる経路に変更することで輻輳
を回避する。 【解決手段】送信ノードにおいて、フォワーディング処
理部12がデータの宛先とテーブル番号を基にルーティ
ングテーブル13から次の送り先を得て、送信ポート部
11からデータにテーブル番号を付加して送信する。中
継ノードは、受信したデータから付加されたテーブル番
号から次の送り先ノードを決定して、データを送信す
る。 輻輳制御部14は、隣接ノードへの輻輳を監視
し、輻輳が発生すると他のノードに通知する。通知を受
け取ると、フォワーディング処理部12で輻輳が発生し
たノード間を通る経路に対して参照するテーブル番号が
変更され、次に送信される時には別のテーブルによって
別の経路で送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
通信経路における経路制御方式及び、ネットワーク上に
接続されたスイッチノードであって前記経路制御方式を
適用したスイッチノードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ資源が分散化し、大
規模なネットワークが構築されている。このようなネッ
トワークの大規模化によって回線負荷も多くなり、送信
データの品質保証、ネットワーク資源の有効利用のため
にネットワークの状態に応じて経路を動的に制御する方
式が用いられている。この実現方式として従来、リンク
情報を一括管理する集中管理方式や各ノードが隣接ノー
ドとのリンク情報を交換して経路を選択する分散管理方
式が用いられる。
【0003】しかし、集中管理方式ではノードが増加す
るにつれ経路計算時間・各ノードへの通知時間の増加す
ることになり、また分散管理方式では、近接ノード間の
みで情報交換するため最小距離の経路が選択できないと
いう問題があった。
【0004】これらの問題解決を目的とする技術とし
て、特開平9−270801号が知られている。この公
報によると、輻輳が起こりうるリンクを特定し、そのリ
ンクが切断した際の経路を第2の経路候補として各ノー
ドは複数の経路候補を持つ事で解消している。輻輳が起
こりうるリンクをつなぐノードは輻輳状況の管理を行
い、そのリンクの負荷が基準値を超えると他のノードに
経路変更の指示を行う。そして、経路変更指示を受けた
ノードは、第2の経路候補を経路として決定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報の技術では、特定のリンクに対してのみ輻輳の検出を
行っているため、輻輳検出の対象外のリンクにおいて輻
輳が発生した場合に対応できない欠点を有する。その理
由は、経路を切り替えるためのテーブルを作成する際
に、輻輳が起こりうるリンクを削除したネットワークで
のルーティングテーブルを生成しているためである。
【0006】また、ネットワークを構成する際に予め輻
輳が起こりうるリンクに対して推定する構成を採用して
いる。そのため、構築されたネットワーク内のノード及
びリングが追加或いは削除されるたびに、再度輻輳が起
こりうるリンクを推定し、かつ輻輳制御機能付きスイッ
チを再配置し直す等が必要であり、ネットワークの再構
成が容易ではない問題を有する。
【0007】そこで、本発明の目的は、ネットワーク内
における任意のリンクで発生する輻輳発生に対して有効
なルーティング制御を実行しうる方法及びスイッチノー
ドの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、ネットワーク上に接続され、隣接ノードから受信
したパケットデータの宛先ノードに基づき自己が有する
送信経路情報に従って当該パケットを送信するノードに
おいて、送信パケットの宛先ノード毎に複数の送信経路
情報を複数格納するルーティングテーブルと、送信パケ
ットの宛先ノード毎に現在の送信経路情報を保持する経
路情報保持手段と、隣接ノードへのパケット送信状態を
検出し当該送出方路の輻輳状態を監視する輻輳制御手段
と、前記輻輳制御手段にて輻輳が検出された送出方路を
隣接するノードに通知する輻輳通知手段と、前記輻輳制
御手段にて輻輳状態が検出された場合または隣接するノ
ードから輻輳状態の通知を受けた場合に、前記ルーティ
ングテーブルを参照し、前記経路情報保持手段にて保持
する送信経路情報のうち輻輳が検出された送出方路を中
継経路として含む前記送信経路情報に替えて他の送信経
路情報に変更する経路情報変更手段と、備えることを特
徴とする経路選択機能付きノードを得ることができる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の経路選択機能付きノードにてネットワークが構成さ
れた経路選択制御方式を得ることができる。
【0010】請求項3記載の発明によれば、ネットワー
ク上に接続され、隣接ノードから受信したパケットデー
タの宛先ノードに基づき自己が有する送信経路情報に従
って当該パケットを送信するノードにおいて、送信パケ
ットの宛先ノード毎に複数の送信経路情報を複数格納す
るルーティングテーブルと、送信パケットの宛先ノード
毎に現在の送信経路情報を保持する経路情報保持手段
と、隣接ノードへのパケット送信状態を検出し当該送出
方路の輻輳状態を監視する輻輳制御手段と、前記輻輳制
御手段にて輻輳が検出された場合に当該輻輳経路を経由
する送信経路の中から送信を抑制する送信経路を決定
し、当該送信経路を有するノードに対して送信ルートの
変更を通知する輻輳通知手段と、前記輻輳制御手段にて
送信の抑制する送信経路を有する場合または他のノード
から送信ルート変更の通知を受けた場合に、前記ルーテ
ィングテーブルを参照し、前記経路情報保持手段にて保
持する送信経路情報のうち輻輳が検出された送出方路を
中継経路として含む前記送信経路情報に替えて他の送信
経路情報に変更する経路情報変更手段と、備えることを
特徴とする経路選択機能付きノードを得ることができ
る。
【0011】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の経路選択機能付きノードにてネットワークが構成さ
れた経路選択制御方式を得ることができる。
【0012】請求項5記載の発明によれば、ネットワー
ク上に接続され、隣接ノードから受信したパケットデー
タの宛先ノードに基づき自己が有する送信経路情報に従
って当該パケットを送信するノードにおいて、送信パケ
ットの宛先ノード毎に複数の送信経路情報を複数格納す
るルーティングテーブルと、送信パケットの宛先ノード
毎に現在の送信経路情報を保持する経路情報保持手段
と、隣接ノードへのパケット送信状態を検出し当該送出
方路の輻輳状態を監視する輻輳制御手段と、前記輻輳制
御手段にて輻輳が検出された場合に当該輻輳経路を経由
する送信経路の中から送信を抑制する送信経路を決定
し、当該送信経路を有するノードに対して送信量の抑制
を通知する輻輳通知手段と、前記輻輳制御手段にて送信
量を抑制する送信経路を有する場合または他のノードか
ら送信量の抑制通知を受けた場合に、当該抑制対象の送
信量を所定値に抑制する送信抑制手段と、備えることを
特徴とする経路選択機能付きノードを得ることができ
る。
【0013】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の経路選択機能付きノードにてネットワークが構成さ
れた経路選択制御方式を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係る経路選択機能付きノードのブロック図で
ある。かかる経路選択機能付きノードは、パケットデー
タの送受信を行う送受信ポート部11と、パケットデー
タを送るべき宛先ノード毎に複数の送信経路情報(以
下、テーブルという。)を格納したルーティングテーブ
ル13と、前記ルーティングテーブル13に格納される
複数のテーブルのうち、宛先ノード毎に一のテーブルを
書き換え可能に保持し、これらテーブルの経路に基づき
受信したパケットデータ及び自己のノードから送信する
パケットデータの送信先を決定する機能、及び後述する
輻輳制御部14からの輻輳状態の検出を受けてテーブル
の書き換えを行う機能とを有するフォワーディング処理
部12と、送受信ポート部11の送信状態を検出し送出
方路毎の輻輳状態を検出する輻輳制御部14とから構成
される。
【0015】次に、当該ノードからパケットデータを送
信する際の動作について説明する。フォワーディング処
理部12において宛先ノード毎に保持するテーブル情報
は、ルーティングテーブル13の格納される複数のテー
ブルのインデックスとして付されたテーブル番号を示
す。フォワーディング処理部12は、送信パケットの宛
先情報および現在保持するテーブル番号をルーティング
テーブル13へ送信する。ルーティングテーブル13
は、受信した宛先情報及びテーブル番号を元に次に送る
ノード番号をフォワーディング処理部12に送る。フォ
ワーディング処理部12は、次に送るノード番号を受信
すると、使用したテーブル番号をデータに付加して送受
信ポート部11にパケットデータを送る。このデータフ
ォーマットを図2の(a)に示す。このフォーマット
は、データの宛先ノード情報と送信元ノード情報のあと
に通常データであることを識別するためのフラグ(0)
を挿入し、続いて使用したテーブル番号とデータ内容を
付加した構成である。かかるフォーマットからなるパケ
ットデータを受けた送受信ポート部11は、次に送るノ
ードに対応するポートからパケットデータを送信する。
【0016】続いて、上記パケットデータを受信したノ
ードのパケット中継動作について説明する。送受信ポー
ト部11にて受信されたパケットデータは、フォワーデ
ィング処理部12に受け渡される。
【0017】フォワーディング処理部12では、受信し
たパケットデータから宛先情報と付加されたテーブル情
報を取り出し、次に送るノードの決定と送信用のフォー
マットを生成する。ここで宛先ノードが自己に隣接する
ノードであるならば、受信したパケットデータを送受信
ポート部11に受け渡し、隣接ノード(=宛先ノード)
に対応するポートからデータを送信する。
【0018】一方、宛先ノードが隣接ノードでない場合
には、フォワーディング処理部12は、パケットデータ
から取り出した宛先情報とテーブル番号をルーティング
テーブル13へ送信する。ルーティングテーブル13
は、受信したテーブル番号から宛先情報を元に検索され
た次に送るノード番号を、フォワーディング処理部12
に送る。フォワーディング処理部12は、受信した次に
送るノード番号を受け取ると、次に送るノードに対応す
る送受信ポート部11のポートからパケットデータを送
信する。
【0019】次に、ノードにおける輻輳制御動作につい
て説明する。輻輳制御部14は、フォワーディング処理
部12から送受信ポート部11にデータを送る際に、送
り先のノード番号を受け取り、隣接ノード毎の送信数を
チェックする。そして、隣接ノード毎に、予め定めた期
間内に所定数のパケット送出を越えると、当該ポートに
対応する方路を輻輳状態と判断する。そして、輻輳状態
が検出された隣接ノードの番号をフォワーディング処理
部12に送る。フォワーディング処理部12では、宛先
ノード毎に使用しているテーブル番号から隣接ノードを
検索する。その結果、隣接ノード番号が輻輳制御部14
から受けたノード番号と同じであるならば、その隣接ノ
ード番号として使用しているテーブルを他のテーブルに
変更するとともに、テーブル変更通知として送受信ポー
ト部11を経由して他の隣接ノードに送信する。このデ
ータフォーマットを図2の(b)に示す。このフォーマ
ットでは、テーブル変更の通知先としてその先頭位置に
「隣接ノード」を、次に輻輳を検出したノードとして
「送信元ノード」を指定し、続いてテーブル変更通知で
あることを識別するためのフラグ(1)を挿入し、続い
て使用した「テーブル番号」と輻輳状態が検出された
「宛先ノード」が付加された構成である。なお、テーブ
ルの変更を通知するデータについては、隣接する他のノ
ードに対して輻輳状態が検出されたノード区間を通知で
きるものであれば足りる。従って、必ずしもテーブル番
号を通知する必要はない。
【0020】続いて、テーブル変更通知を受けたノード
における宛先ノード毎に保持する一のテーブル情報の変
更制御について説明する。テーブル変更通知は、送受信
ポート部11にて受信され、フォワーディング処理部1
2に受け渡す。フォワーディング処理部12では、テー
ブル変更通知に示される「送信元ノード」、「テーブル
番号」、および「宛先ノード」を抽出する。そして、抽
出した「宛先ノード番号」および「テーブル番号」と、
フォワーディング処理部12にて現在保持する宛先ノー
ド及びテーブル番号との比較を行う。その結果、一致が
検出されると、抽出した「宛先ノード」及び「テーブル
番号」をルーティングテーブル13に送り、次に送るノ
ード番号を受け取る。次に送るノード番号が、テーブル
変更通知にて示される送信元ノードと一致するならば、
当該テーブルは輻輳が検出されたリンクを経由するもの
と判断して、当該宛先について使用するテーブルを他の
テーブル番号に変更する。なお、使用テーブル番号の変
更が行われない場合には、テーブル変更通知は廃棄され
る。そして、自ノードの使用テーブル番号についてを変
更の制御が終了すると、テーブル変更を通知した送信元
ノード以外の隣接ノードに送受信ポート部11を経由し
てテーブル変更通知を送信する。テーブル変更通知を受
信した他のノードでは、前記と同様のテーブル変更制御
動作を実行する。
【0021】次に、本実施の形態に係る実施例について
図3〜6を用いて説明する。図3にて示すネットワーク
に対して、各ノードは、図4に示すルーティングテーブ
ルをそれぞれ有するものとする。各ノードのルーティン
グテーブルは、宛先ノードに対して次に送るノードとを
関連付けし、宛先ノード毎にテーブル1及びテーブル2
からなる2つの経路を有する。輻輳検出前の初期値とし
て、各ノードでは、テーブル1が設定されている。
【0022】まずは、パケットの送信動作について、ノ
ード4からノード2へ送信する場合を例に説明する。
【0023】ノード4では、フォワーディング処理部1
2において、以下の手順で次に送るノードの決定および
パケットデータの生成を経て、パケットデータを送受信
ポート部11から送信する。すなわち、フォワーディン
グ処理部12では、宛先ノード2及びテーブル1をルー
ティングテーブル13に送り、次に送るノードとしてノ
ード3を取得する。宛先となるノード2および使用する
テーブル1に基づき、図2(a)のフォーマットデータ
を生成し、送受信ポート部11のノード3に対応するポ
ートから生成したパケットデータを送信する。
【0024】ノード4からパケットデータを受信したノ
ード3は、パケットの先頭に示される宛先ノードを参照
し、宛先ノード2が自己に隣接するノードであることを
確認すると、そのパケットデータをノード2へ送信す
る。
【0025】続いて、輻輳制御動作について、ノード2
においてノード5に対する方路に輻輳が検出された場合
の動作を例に説明する。
【0026】ノード2では、初期値としてテーブル1が
設定されており、輻輳制御部14において、フォワーデ
ィング処理部12からパケットデータを送信する際の送
り先ノード番号を取得し、所定期間におけるパケット出
力数を検出する。その結果、ノード5を送り先ノードと
する経路において輻輳が検出されると、図3に示すノー
ドの2のルーティングテーブルから現在使用するテーブ
ル1で送り先ノード5であるものは、宛先ノード5に対
するテーブル1のみであることが検出される。そこで、
ノード2は、輻輳方路として検出されたノード5以外に
隣接するノード1及び3に対して、宛先ノード5に対す
るテーブルの変更通知を行う。このテーブル変更通知
は、図2(b)に示すフォーマットに従って、先頭の隣
接ノードにノード1又は3を、送信元データとしてノー
ド2を挿入し、続いてテーブル変更通知を示すフラグ
(1)、テーブル1,変更宛先ノードとしてノード5の
順に指定される。
【0027】テーブル変更通知を受けたノード1では、
フォワーディング処理部12において、現在使用するテ
ーブルを参照し、宛先ノードのテーブル番号をチェック
する。その結果、初期値テーブルとしてテーブル1が設
定されているので、ルーティングテーブル13にこれら
の情報を渡し、次に送るノード番号としてノード2を取
得する。この送信経路は、輻輳が発生しているリンクで
あるので、宛先ノード5に対する使用テーブルをテーブ
ル1から2に変更する。そして、自己のテーブル変更動
作が終了すると、テーブル変更の通知を受けたノード2
以外の隣接ノードにテーブル変更通知を送信する。な
お、ノード2からテーブル変更通知を受けたノード3に
おいても、ノード1と同様のテーブル変更動作を行い、
その後ノード1から受信するテーブル変更通知を廃棄す
る。
【0028】ノード1からテーブル変更通知を受信した
ノード4では、宛先ノード5に対するテーブル1におい
て次に送るノードがノード5に設定されているので、テ
ーブル1に輻輳経路を含まないと判断し、テーブルの変
更は行わずに当該テーブル変更通知を廃棄する。以上説
明した一連のテーブルの変更を図5に示す。
【0029】ここで、ノード2において、テーブルを2
に変更した後のノード5へのパケットデータの送信につ
いて説明する。ノード2では、宛先ノード5と使用する
テーブル2から次に送るノードを決定する。図4に示す
ルーティングテーブルからノード2に対して宛先ノード
5でテーブル2から次に送るノードがノード3と決定
し、ノード3へパケットデータを送信する。このとき、
テーブル2を使用したことをデータに付加してノード3
に送信する。ノード3は、データを受けると宛先ノード
5が隣接ノードであるのかを確認し、隣接ノードではな
いので、ルーティングテーブルで次の送り先ノードを決
定する。使用するテーブルは、受信したデータに付加さ
れているテーブル番号つまりテーブル2を使用する。宛
先ノード5とテーブル2から次に送るノード4が得ら
れ、ノード3は、ノード4にデータを送信する。ノード
4は、ノード5が隣接ノードであるので、ノード3から
受けたデータをノード5へ送信する。
【0030】図6に示すように輻輳制御する前において
は、ノード2からノード5への経路は点線で示されたノ
ード2からノード5の経路でデータが送られていたが、
輻輳制御後では、太線で示されたノード2から、ノード
3、ノード4、ノード5の経路でデータが送られること
になる。
【0031】以上、本実施の形態によれば、ネットワー
ク内における任意のリンクで発生する輻輳を制御してフ
レキシブルなルーティング制御を行うことができる。そ
の理由は、ネットワーク内の各ノードが保持しているル
ーティングテーブルにおいて、複数の経路を送り先ノー
ド単位切り替えることことが出来る構成を採用するから
である。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第1の実施の形態においてノード間に輻輳が
発生するとルーティングテーブル変更通知が他のノード
に送信されるため、輻輳が起こったノード間を通るデー
タはすべて別のルーティングテーブルが参照されて別の
経路を通って送信されることとなる。本実施の形態で
は、輻輳制御部14の輻輳検出において、隣接ノードへ
の送信数に加えて、輻輳が検出された経路を経由する送
信経路毎の送信数をチェックすることで、送信経路単位
の負荷を検出する。そして、送信経路単位の負荷の検出
に基づき、テーブルを変更する送信経路を決定する。変
更する送信経路は、最大負荷の送信数を有する送信経路
としてもよいし、この送信経路を優先して、それ以外の
送信経路の一部又は全部の送信経路に対してテーブルを
変更するようにテーブル変更通知を送出することができ
る。例えば、最大負荷の送信経路に対してテーブルの変
更を通知する場合を考える。図3のネットワークにおい
て、各ノードのルーティングテーブルが図4に示すもの
としテーブル番号を1とする。ノード2からノード5へ
の経路を経由する送信経路は、送信元ノード1からノー
ド2を経由してノード5、送信元ノード2からノード
5、送信元ノード3からノード2を経由してノード5の
3通りである。ノード2からノード5のリンクで輻輳が
起こるとノード2からノード5を通る経路で送信数が多
い経路に対してのみテーブル変更通知を送信する。
【0033】送信元ノード1からノード2を経由してノ
ード5の経路の送信数が多い場合、ノード1に対して、
宛先ノード5に送信するパケットデータの参照するテー
ブル番号を変更するように通知する。ノード1では、テ
ーブル変更通知を受け取るとノード5へのテーブル番号
を1から2へ変更する。これにより、図7に示すように
ノード1からノード5への経路は、ノード1からノード
4を経由してノード5となり、他の2つの経路はテーブ
ル番号の変更は行われないので、経路も変更されずにノ
ード2からノード5を通る経路のままである。
【0034】また、単に参照するテーブル番号を変更す
るのではなく、送信の容量を抑制するようにしてもよ
い。この場合、宛先ノード毎に各テーブル番号で送信可
能な容量をフォワーディング処理部12で保持してお
く。そして、データを送信する際には、宛先ノードの各
ルーティングテーブルの送信容量からどのテーブル番号
を使用するかを決定する。輻輳が起こったノードは、テ
ーブル変更通知を送信するが、このテーブル変更通知に
送信可能である容量を付加する。他のノードは、テーブ
ル変更通知を受け取ると輻輳が起こっているノード間を
通る宛先ノードに対してのテーブル番号の容量を変更通
知で受け取った容量に変更する。これにより、送信する
際には容量が変更された値をもとにテーブル番号が決定
されるので、送信量を抑制することができる。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ネットワーク内
における任意のリンクで発生する輻輳を制御してフレキ
シブルなルーティング制御を行うことができる。
【0036】また、ネットワークを構成する際に、輻輳
箇所を特定する必要がない。前述の効果にあるように任
意のリンクに対して輻輳が発生してもルーティングテー
ブルを切り替えることができる構成を採用しているから
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】輻輳制御機能を持つスイッチノードのブロック
【図2】スイッチノードから出力される通常のデータフ
ォーマット(a)及びテーブル変更通知時に出力される
データフォーマット(b)である。
【図3】ネットワークの構成図である。
【図4】各スイッチノードのルーティングテーブルの構
成図である。
【図5】輻輳制御時の使用テーブルの変更を表す遷移図
である。
【図6】ネットワーク内に輻輳が発生した場合の送信経
路の一例である。
【図7】本発明の第二の実施形態における輻輳時の送信
経路の一例である。
【符号の説明】
1 スイッチノード 11 送信ポート部 12 フォワーディング処理部 13 ルーティングテーブル 14 輻輳制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に接続され、隣接ノード
    から受信したパケットデータの宛先ノードに基づき自己
    が有する送信経路情報に従って当該パケットを送信する
    ノードにおいて、 送信パケットの宛先ノード毎に複数の送信経路情報を複
    数格納するルーティングテーブルと、 送信パケットの宛先ノード毎に現在の送信経路情報を保
    持する経路情報保持手段と、 隣接ノードへのパケット送信状態を検出し当該送出方路
    の輻輳状態を監視する輻輳制御手段と、 前記輻輳制御手段にて輻輳が検出された送出方路を隣接
    するノードに通知する輻輳通知手段と、 前記輻輳制御手段にて輻輳状態が検出された場合または
    隣接するノードから輻輳状態の通知を受けた場合に、前
    記ルーティングテーブルを参照し、前記経路情報保持手
    段にて保持する送信経路情報のうち輻輳が検出された送
    出方路を中継経路として含む前記送信経路情報に替えて
    他の送信経路情報に変更する経路情報変更手段と、を備
    えることを特徴とする経路選択機能付きノード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の経路選択機能付きノード
    にてネットワークが構成された経路選択制御方式。
  3. 【請求項3】 ネットワーク上に接続され、隣接ノード
    から受信したパケットデータの宛先ノードに基づき自己
    が有する送信経路情報に従って当該パケットを送信する
    ノードにおいて、 送信パケットの宛先ノード毎に複数の送信経路情報を複
    数格納するルーティングテーブルと、 送信パケットの宛先ノード毎に現在の送信経路情報を保
    持する経路情報保持手段と、 隣接ノードへのパケット送信状態を検出し当該送出方路
    の輻輳状態を監視する輻輳制御手段と、 前記輻輳制御手段にて輻輳が検出された場合に当該輻輳
    経路を経由する送信経路の中から送信を抑制する送信経
    路を決定し、当該送信経路を有するノードに対して送信
    ルートの変更を通知する輻輳通知手段と、 前記輻輳制御手段にて送信の抑制する送信経路を有する
    場合または他のノードから送信ルート変更の通知を受け
    た場合に、前記ルーティングテーブルを参照し、前記経
    路情報保持手段にて保持する送信経路情報のうち輻輳が
    検出された送出方路を中継経路として含む前記送信経路
    情報に替えて他の送信経路情報に変更する経路情報変更
    手段と、を備えることを特徴とする経路選択機能付きノ
    ード。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の経路選択機能付きノード
    にてネットワークが構成された経路選択制御方式。
  5. 【請求項5】 ネットワーク上に接続され、隣接ノード
    から受信したパケットデータの宛先ノードに基づき自己
    が有する送信経路情報に従って当該パケットを送信する
    ノードにおいて、 送信パケットの宛先ノード毎に複数の送信経路情報を複
    数格納するルーティングテーブルと、 送信パケットの宛先ノード毎に現在の送信経路情報を保
    持する経路情報保持手段と、 隣接ノードへのパケット送信状態を検出し当該送出方路
    の輻輳状態を監視する輻輳制御手段と、 前記輻輳制御手段にて輻輳が検出された場合に当該輻輳
    経路を経由する送信経路の中から送信を抑制する送信経
    路を決定し、当該送信経路を有するノードに対して送信
    量の抑制を通知する輻輳通知手段と、 前記輻輳制御手段にて送信量を抑制する送信経路を有す
    る場合または他のノードから送信量の抑制通知を受けた
    場合に、当該抑制対象の送信量を所定値に抑制する送信
    抑制手段と、を備えることを特徴とする経路選択機能付
    きノード。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の経路選択機能付きノード
    にてネットワークが構成された経路選択制御方式。
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