JP2003091616A - 地域診断システム - Google Patents

地域診断システム

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JP2003091616A
JP2003091616A JP2001282428A JP2001282428A JP2003091616A JP 2003091616 A JP2003091616 A JP 2003091616A JP 2001282428 A JP2001282428 A JP 2001282428A JP 2001282428 A JP2001282428 A JP 2001282428A JP 2003091616 A JP2003091616 A JP 2003091616A
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Takeshi Sato
岳史 佐藤
Hideki Kobayashi
英樹 小林
Kentaro Yoshida
健太郎 吉田
Masahiro Oguchi
正弘 小口
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、環境汚染等による地域の環境リスク
または健康リスクを診断できる地域診断システムを提供
する。 【解決手段】環境リスクの診断を希望する地点を入力す
る入力部(11)と、化学物質排出施設を含む地図デー
タベースから化学物質排出地点を検出する検出部(1
3)と、前記施設から排出される化学物質に関する情報
を格納した化学物質排出情報データベース(18)と、
前記化学物質に関する情報を重み付けするための重み係
数を算出する重み係数算出部(14)と、前記重み係数
算出部により算出された重み係数と前記化学物質排出情
報データベースの情報とを用いて前記診断希望地点の環
境リスクを算出する環境リスク算出部(15)とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地域診断システ
ム、特に地域環境リスクまたは地域健康リスクを診断す
る地域診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染による環境問題への意識
が高まってきており、化学物質の人体への影響などが環
境リスクとして評価されつつある。環境リスクの定義は
さまざまであるが、文字通りの意味は、環境への負荷が
どの程度の重大さであり、どの程度の確率で発生する
か、という概念である。具体的には、例えば工場から排
出される化学物質により発生する環境影響の重大さの評
価などに用いられ、今後環境問題を議論していくには必
須の考え方である。
【0003】しかし、企業のリスクの一つとして環境リ
スクが取り入れられ、評価および定量化されている例な
どがあるが、環境リスクの定量的な評価はまだ一般的で
はない。
【0004】また、工場から排出される化学物質による
健康障害や感染症の伝播による健康障害など、地域的に
発生する健康被害がある。それらはなるべく早期に発見
して対策を施すことで被害者の増加を防ぐことができ
る。しかしながら、地域の健康被害はその被害がある程
度大きくなって初めて認識され、原因の調査をはじめる
というのが現状である。また、地域的な健康障害として
は、自動車排気ガスなどによるものなどの慢性的なもの
も考えられる。例えば居住地を選択する場合などにはそ
のような地域的な健康状況を把握して選択要因のひとつ
とすることが考えられるが、現状では地域的な健康状況
を簡便に把握する手段がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】今後環境問題に対する
意識がより高まることが予想され、例えば居住地の選択
においてその地域の環境リスクが重要視されるようにな
る可能性がある。ところが現状ではある地域や地点にお
ける環境リスクを把握するのは難しく、その周辺に存在
する工場や農場を知る程度の評価しかできない。
【0006】本発明は、環境汚染等による地域の環境リ
スクまたは健康リスクを診断できる地域診断システムを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1局面は、リ
スク診断を希望する診断希望地点を入力する入力手段
と、地図データベースから前記リスク診断において考慮
すべきリスク要因を付帯するリスク要因地点を検出する
検出手段と、前記リスク要因に関する情報を格納したリ
スク要因データベースと、前記診断希望地点と前記リス
ク要因地点との地理的パラメータに応じた重み係数を算
出する算出手段と、前記重み係数及び前記リスク要因デ
ータベースのリスク要因に基づいて診断希望地点におけ
るリスクを算出する算出手段とを具備する地域診断シス
テムを提供する。
【0008】本発明の第2局面は、環境リスクの診断を
希望する地点を入力する入力手段と、地図データベース
から環境汚染源を検出する検出手段と、前記環境汚染源
から排出される環境汚染要因に関する情報を格納した環
境汚染要因データベースと、前記環境汚染要因に関する
情報を重み付けするための重み係数を算出する重み係数
算出手段と、前記算出手段により算出された重み係数と
前記環境汚染要因データベースの情報とを用いて前記診
断希望地点の環境リスクを算出する環境リスク算出手段
とを具備する地域診断システムを提供する。
【0009】本発明の第3の局面は、健康リスクの診断
を希望する地点を入力する入力手段と、地図データベー
スから健康リスク要因対象の地点を検出する検出手段
と、前記健康リスク要因対象の健康リスクに関する情報
を格納した健康リスクデータベースと、前記健康リスク
の情報を重み付けするための重み係数を算出する重み係
数算出手段と、前記算出手段により算出された重み係数
と前記健康リスクデータベースの情報とを用いて前記診
断希望地点の健康リスクを算出する健康リスク算出手段
とを具備する地域診断システムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は第1の実施形態の地域
環境リスク診断装置の構成を示している。
【0011】図1に示すように、地域環境リスク診断装
置は、診断を希望する地点(移転を希望する地点)の住
所を入力する診断希望住所入力部11と、診断希望地点
を検出する診断希望地点検出部12と、環境汚染要因を
排出する地点を検出する環境汚染要因排出地点検出部1
3と、例えば、診断希望地点と環境汚染要因排出地点と
の距離のような地理的パラメータに応じた重み係数を算
出する重み係数算出部14と、診断希望地点の環境リス
クを算出する環境リスク算出部15と、環境リスクを表
示する表示部16とを有している。なお、環境リスクを
表示する表示部16は設けなくてもよい。
【0012】また、地域診断システムは、地図情報を格
納した地図情報データベース17と、環境リスク要因と
なる、施設が排出する環境汚染要因、例えば化学物質に
関する情報を格納した環境汚染要因情報データベース
(リスク要因データベース)18と、排出される環境汚
染要因の毒性に関する情報を格納する化学物質等毒性情
報データベース19とを有している。これらデータベー
スの詳しい内容は後述する。
【0013】次に、上記構成の地域診断システムによる
処理を図2を参照して説明する。本装置では、最初に診
断希望住所入力部11により、リスクを診断したい地
点、即ちリスク要因地点(以下、診断地点)の住所をユ
ーザに入力させる(S11)。
【0014】この入力ステップS11では、例えば実際
の住所(○○県□□市△△町1−1−1など)や郵便番
号を入力する方法や、地図上で地点を指示して住所を特
定する方法や、電話番号やメールアドレスを入力して住
所を特定する方法などのうち、希望の方法を選択でき
る。このため、本実施形態においては、地図情報データ
ベース17は地図データ、地図に対応した住所データ、
住所に対応した電話番号データを格納している。
【0015】次に、診断希望地点検出部12により、入
力された診断希望地点を地図情報データベース17に格
納された地図データから検出する(S12)。具体的に
は、診断希望住所入力部11により入力された診断地点
の住所を地図情報データベース17内の住所データから
検索し、その住所に該当する地点を地図データから検出
する。
【0016】次に、環境汚染要因排出地点検出部13に
より、診断地点に影響を及ぼす環境汚染要因排出施設
(以下、影響施設)を検出する(S13)。この検出ス
テップS13では、一定のルールに基づいて施設を検出
する範囲を決定し、その中に存在する環境汚染要因排出
施設をすべて検出する。ここで、範囲を決定するルール
は、たとえば診断地点を中心にした半径10km以内の範
囲というように診断地点からの距離で決定する方法や、
診断地点の電話番号とおなじ市外局番をもつ範囲に限定
する方法や、診断地点と同じ市町村内に限定する方法な
ど、適宜変えることが可能である。
【0017】また、このルールは、地域で限定するので
はなく、施設の規模で限定する方法や、地域での限定と
施設の規模での限定を組み合わせた方法や、まったく範
囲を限定せずにデータベースに登録されているすべての
環境汚染要因排出施設を影響施設とする方法など、適宜
変えることが可能である。これらを実現するために、地
図情報データベース17は前述した地図データ、住所デ
ータ、電話番号データに加え、地図に対応した化学物質
排出施設データを格納する。この化学物質排出施設デー
タはその施設の規模などのデータを含んでいる。
【0018】第3図は、地点αを診断地点とし、影響施
設の検出は診断地点を中心とした半径10kmの円内に
ておこなうことをルール付けした時の例を示している。
施設P、Q、Rが範囲内に検出されたため、これら3施
設P、Q、Rが影響施設になる。施設Sは半径10km
の円外に存在するため、地点αに対する影響施設には含
まれない。
【0019】次に、重み係数算出部14により、診断地
点αに対する各影響施設P、Q、Rの影響度を重み係数
として算出する(S14)。この重み係数算出の方法
は、各影響施設の環境汚染要因排出先により変えること
が可能である。例えば大気への化学物質の放出の場合、
診断地点と各影響施設の直線距離から求める方法や、診
断地点と影響施設の間にある山岳や高層建築物などの影
響を考慮して算出した有効距離から求める方法など、適
宜変えることが可能である。また、地域における環境中
での化学物質の移動や拡散を地形データや気象データを
基にモデル化することで、詳細な重み係数を算出するこ
とも考えられる。同様に、水系への化学物質の放出の場
合、診断地点への給水系統と該当河川との関係から重み
係数を算出する方法などが考えられる。更に、土壌への
放出の場合には地下水への浸透の程度および該当地下水
と診断地点への給水系統の関係から算出する方法などが
考えられる。
【0020】このため、地図情報データベース17は前
述した地図データ、住所データ、電話番号データ、環境
汚染要因排出施設データに加え、地図に対応した地形デ
ータや気象データを保有している。
【0021】更に、化学物質が人体に及ぼす影響を環境
リスクとして診断する場合、人体への摂取量などをモデ
ル化することでさらに詳細な重み係数を算出することも
考えられる。このような場合、化学物質の種類によって
物質移動や人体摂取の程度が異なる可能性があるため、
各影響施設の各化学物質ごとに重み係数を算出すること
も考えられる。これらの場合は各影響施設がどのような
化学物質を排出しているかを施設化学物質排出情報デー
タベース18より取り込む。なお、環境汚染要因排出情
報データベース18の詳しい内容については後述する。
【0022】本実施形態では、大気への化学物質の排出
のみを評価する場合を例にとり、重み係数を診断地点と
各影響施設の直線距離から単純に計算する方法が示され
ている。表1は地点αに対する影響施設である施設P、
Q、Rについてそれぞれの重み係数を求めた例である。
【0023】
【表1】
【0024】重み係数の算出は、次式(1)に基づいて
おこなった。
【0025】 F=1/(1+x1) (1) F:影響施設iの重み係数[−] x:診断地点と影響施設iの距離[km] 次に、環境リスク算出部15により、診断地点αにおけ
るリスクポイントを算出する(S15)。この算出に
は、重み係数算出部14により算出した各影響施設の重
み係数と、施設化学物質排出情報データベース18およ
び化学物質毒性情報データベース19の情報とを用い
る。
【0026】本実施形態において施設化学物質排出情報
データベース18は、すべての化学物質排出施設が排出
している全化学物質の種類、排出先(大気、水系、土壌
など)および量のデータを格納している。このようなデ
ータには、化学物質の排出や移動を行っている企業や施
設が、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管
理の改善の促進に関する法律」(PRTR法)に基づい
て提出するデータなどが用いられる。
【0027】また、化学物質排出情報には、農場などに
おいて散布される農薬などのデータや、害虫駆除などの
ために散布された殺虫剤のデータなども含めることが望
ましい。また、現存の施設のみならず、過去に存在した
施設のデータも蓄積しておき、例えば土壌中に存在する
化学物質の影響を見る場合などに適宜用いることが可能
である。表2に施設化学物質排出情報データベース18
の例として、各施設が現在大気に放出している化学物質
の量を表すデータを示している。
【0028】
【表2】
【0029】化学物質毒性情報データベース19は、例
えば毎日化学物質を取り入れてもある毒性が発現するこ
とが無い量のデータや、基準とする化学物質の毒性を1
としたときのある化学物質の毒性の強さのデータなどを
格納しており、それらを適宜用いることが可能となって
いる。表3には、化学物質毒性情報データベース19の
例が示されている。
【0030】
【表3】
【0031】環境リスクの算出法では、診断地点αにお
ける環境リスクは、次式(2)にしたがって算出される
リスクポイントによって表される。
【0032】 R=Σ(Fi,j×Hi,j×T) (2) R :リスクポイント Fi,j:施設iからの物質jについての重み係数 Hi,j:施設iからの物質jの排出量(施設化学物質
排出情報データベース18より検索する) T :物質jの物性値(化学物質毒性情報データベー
ス19より検索する)。
【0033】表4に、表1〜3のデータに基づいて計算
された地点αのリスクポイントの値が示されている。あ
る影響施設から排出されるある化学物質について、その
排出量とその毒性値を乗じ、さらにそれに重み係数を乗
ずることによって、その影響施設から排出されるその化
学物質についてのリスクポイントが算出される。それを
すべての影響施設の化学物質について合計することによ
って、地点αのリスクポイントが算出される。
【0034】
【表4】
【0035】次に、環境リスク表示部16により、環境
リスク算出部16によって算出されたリスクポイントを
ユーザに対し表示する(S16)。
【0036】リスクポイントの表示は、たとえば診断地
点のリスクポイントをそのまま表示する方法や、他の地
点のリスクポイントと比較した結果を表示する方法など
を適宜用いることが可能である。地点αと地点βを比較
してグラフで表示した結果が図4に示されている。これ
によると、地点βが地点αよりも環境リスクが高いこと
を示している。
【0037】また、表4に示すように、リスクポイント
は各影響施設P,Q,R、および各化学物質ごとに振り
分けて算出されているため、各施設、各化学物質ごとの
診断地点の環境リスクへの寄与度を表示することも可能
である。
【0038】表示方法には、画面上で表示する方法や、
プリントアウトして紙媒体に表示する方法など、適宜変
えてよい。また、算出されたリスクポイントを診断地点
の住所データと共に記憶装置に記憶してもよい。
【0039】また、算出されたリスクポイントを診断地
点の住所データとともに記憶装置に記憶してもよい。
【0040】図5は、気象条件とか施設の稼働状況とか
により環境リスクが変わることを考慮してデータを補正
する補正部20を設けた実施形態を示している。これに
よると、補正部20は施設から排出される化学物質など
が気象条件または施設の稼働状況、例えばフル稼働か非
フル稼働かに応じた補正値を環境リスク算出部15に出
力する。環境リスク算出部15は補正値に従って環境リ
スクを修正し、修正した環境リスクを表示部16に出力
する。この実施形態のように補正部20を設けることに
より診断地点での環境リスクがより高い精度で知ること
ができる。
【0041】具体的な補正の例としては、例えば地域の
特徴的な風向きに応じて、風上の施設由来の環境リスク
は大きめになるように補正し、反対に風下の施設由来の
環境リスクは小さめになるように補正することなどが考
えられる。
【0042】上記の実施形態によると、施設から排出さ
れる化学物質によるある地域の環境リスクを評価するこ
とができる。これにより、環境リスクの大きさを参考に
して居住地を決定することや、農作物をその産地の環境
リスクの大きさから比較評価することなど、従来の地域
評価に環境リスクという新しい評価項目を加えることが
可能になる。
【0043】なお、上記地域環境リスク診断装置は、図
2の処理をコンピュータに実行させるプログラムをロー
ドして実現できる。
【0044】次に、図6を参照して本発明の第3の実施
形態である地域健康リスク診断装置を説明する。
【0045】図6に示すように、地域健康リスク診断装
置は、診断を希望する地点(例えば移転を希望する地
点)の住所を入力する診断希望住所入力部111と、診
断希望地点を検出する診断希望地点検出部112と、診
断希望地点周辺の住人であり、健康状況を提供してくれ
る情報提供者の地点を検出する周辺情報提供者検出部1
13と、例えば、診断希望地点と情報提供者の地点との
距離等の地理的パラメータに応じた重み係数を算出する
重み係数算出部114と、診断希望地点の健康リスクポ
イントを算出する健康リスクポイント算出部115と、
健康リスクポイントを表示する健康リスクポイント表示
部116とを有している。なお、健康リスクポイント表
示部は設けなくてもよい。
【0046】また、地域健康リスク診断装置は、地図情
報データベース117と健康状況情報データベース(リ
スク要因データベース)118と、健康リスク定量化情
報データベース119とを有している。これらデータベ
ースの内容については後述する。
【0047】次に、図7のフローチャートを参照して地
域健康リスク診断装置による処理を説明する。本装置で
は、最初に診断希望住所入力部111により、リスクを
診断したい地点、即ちリスク要因地点(以下、診断地
点)の住所をユーザーに入力させる(S111)。この
入力ステップS111では、例えば実際の住所(○○県
□□市△△町1−1−1など)を入力する方法や、地図
上で地点を指示して住所を特定する方法や、電話番号を
入力して住所を特定する方法などのうち、希望の方法を
選択できるものとする。このため、本実施形態において
は、地図情報データベース117は地図データ、地図に
対応した住所データ、住所に対応した電話番号データを
格納している。
【0048】次に、診断希望地点検出部112により、
診断地点の場所を地図情報データベース117が有する
地図データから検出する(S112)。この検出ステッ
プにおいては、診断希望住所入力部111により入力さ
れた診断地点の住所を地図情報データベース内の住所デ
ータから探し出し、その住所に該当する地点を地図デー
タから検出する。
【0049】次に、地図情報データベース117を参照
して周辺情報提供者検出部113により、診断地点周辺
の住人であり、健康リスク要因対象、即ち健康状況を提
供してくれる健康状況情報提供者(以下、周辺情報提供
者)の居所を検出する(S113)。
【0050】ここで、本実施形態における健康状況デー
タの構築法と環境リスク関連地点の決定法について説明
する。健康状況データとしては、どこにどのような健康
状況の人が存在しているかというデータを、なるべく多
くしかもタイムリーに収集することが必要となる。収集
法としては、たとえばウエブ上で健康状況情報提供者を
募って会員登録させ毎日の健康状況を入力してもらう方
法や訪問看護組織の看護データを提供してもらう方法な
どが考えられる。
【0051】収集する健康状況のデータは、死亡、入
院、通院、気分が悪いなどの症状の程度および健康状態
をデータとする方法や、咳、くしゃみ、目のかゆみ、下
痢などの症状自体をデータとする方法や、インフルエン
ザ、肺炎、ガンなどの病名をデータとする方法などが考
えられる。
【0052】情報提供者の居所は、情報提供者の居住と
する方法や、一日のうち最も長時間滞在する地点とする
方法や、一日の中のすべての滞在地点について滞在時間
で重み付けして情報提供者地点とする方法などが考えら
れる。
【0053】データベースへの割り付けは、地図情報デ
ータベースには情報提供者居所をデータとして保有さ
せ、健康状況情報データベースには各情報提供者の健康
状況をデータとして格納する。
【0054】上述のデータを用い、周辺情報提供者の地
点を検出するが、この検出においては、ルールに基づい
て周辺情報提供者を検出する範囲を決定し、その中の情
報提供者居所をすべて検出する。ここで、範囲を決定す
るルールは、たとえば診断地点を中心にした半径10km
以内の範囲というように診断地点からの距離で決定する
方法や、診断地点の電話番号とおなじ市外局番をもつ範
囲に限定する方法や、診断地点と同じ市町村内に限定す
る方法など、適宜変えることが可能である。また、地域
で限定するのではなく、症状の程度で限定する方法や、
地域での限定と症状の程度での限定を組み合わせた方法
や、まったく範囲を限定せずに登録されているすべての
情報提供者を周辺情報提供者とする方法など、適宜変え
ることが可能である。
【0055】第8図は、地点αを診断地点とし、情報提
供者は診断地点を中心とした半径10kmの円内に居所
をおいていることをルール付けした時の例を示してい
る。情報提供者P、Q、Rが範囲内に居住しているた
め、これら3人の情報提供者P、Q、Rが健康リスク算
出対象者となる。情報提供者Sは半径10kmの円外に
存在するため、地点αに対する対象者には含まれない。
【0056】次に、地図情報データベース117および
健康状況情報データベース118を参照して重み係数算
出部114により、診断地点αに対する各周辺情報提供
者の影響度を重み係数として算出する(S114)。重
み係数算出の方法には、例えば診断地点と各周辺情報提
供者の地点との直線距離から求める方法や、診断地点と
情報提供者地点との間に位置する山岳などの影響を考慮
して算出した有効距離から求める方法など、適宜変える
ことが可能である。このため、地図情報データベースは
前述した地図データ、住所データ、電話番号データ、情
報提供者存在地点データに加え、地図に対応した地形デ
ータを保有している。
【0057】第5表は地点αについて、周辺情報提供者
を抜き出して症状を表示するとともに、それぞれの重み
係数を診断地点と各周辺情報提供者に由来する環境リス
ク関連地点の直線距離から求めた例である。
【0058】
【表5】
【0059】本例においては、症状データを死亡、入
院、通院、気分が悪い、健康という症状の程度で表すも
のとした。また、重み係数の算出は、次式(3)に基づ
いておこなった。
【0060】 F=(1/x)/Σ(1/x) (3) F:周辺情報提供者iの重み係数 x:診断地点と周辺情報提供者に由来する健康リスク
関連地点の距離[m] ここで、Σ(1/x)で割ることにより重み係数を正
規化しているが、これをおこなうことで周辺情報提供者
の多少に関わらず健康リスクポイントを平等に評価する
ことができる。
【0061】次に、健康リスクポイント算出部115に
より、診断地点における健康リスクポイントを算出す
る。この算出には、重み係数算出部114により算出し
た各周辺情報提供者の重み係数と、健康状況情報データ
ベース118と、健康状況定量化情報データベース11
9とを用いる。
【0062】前述したように、健康状況情報データベー
ス118は、各健康状況情報提供者の健康状況データを
有している。具体的には、第5表の周辺情報提供者と症
状の組み合わせのデータがすべての症状データ提供者に
ついて存在しているデータベースである。
【0063】また、健康状況定量化情報データベース1
19は、症状データを定量化するためのデータを有して
いる。例えばある症状を1としたときに他の症状との深
刻さを表すデータやその症状を完治するのに必要な医療
費のデータなどが考えられる。第6表に、健康状況デー
タが症状の程度データだった場合に、それぞれの症状の
深刻さについて死亡を1として入院0.8、通院0.
5、気分が悪い0.3、健康0としたデータ例を示して
いる。
【0064】
【表6】
【0065】健康リスクポイントの算出法では、診断地
点における健康状況は、次式(4)にしたがって算出さ
れる健康リスクポイントで表す。
【0066】 H=Σ(F×D) (4) H:健康リスクポイント F:周辺情報提供者iの重み係数 D:周辺情報提供者iの症状の定量化データ 第7表に、第1・2表のデータに基づいて計算された地
点αの健康リスクポイントの値を示す。
【0067】
【表7】
【0068】次に、健康リスクポイント表示部116に
より、健康リスクポイント算出部115によって算出さ
れた健康リスクポイントをユーザに対し表示する。
【0069】健康リスクポイントの表示は、たとえば診
断地点の健康リスクポイントをそのまま表示する方法
や、他の地点の健康リスクポイントと比較した結果を表
示する方法や、ある基準地点の健康リスクポイントを1
00とした場合の診断地点の健康リスクポイントの大き
さを表示する方法などを適宜用いることが可能である。
また、健康リスクポイントは時系列で変化していくた
め、健康リスクポイントの時系列変化を表示することも
可能である。また、時系列で表示する場合の時系列の単
位(日、月、年など)をユーザが適宜選択して表示する
ことも可能である。
【0070】図9に、基準地点の健康リスクポイントを
100とした時の地点αの健康リスクポイントの大きさ
の月を単位とした時系列変化を棒グラフで表示した例を
示す。また、図10に、地点αと地点βの健康リスクポ
イントの年を単位とした時系列変化を折れ線グラフで表
示した例を示す。
【0071】表示方法には、画面上での表示する方法
や、プリントアウトして紙媒体に表示する方法など、適
宜変えてよい。また、算出された健康リスクポイントを
診断地点の住所データとともに記憶装置に記憶してもよ
い。
【0072】図11は、年齢や性別により健康リスクが
変わることを考慮してデータを補正する補正部120を
設けた実施形態を示している。これによると、補正部1
20は年齢や性別により異なる症状を補正したり、地域
による年齢や性別の偏りを補正するために使用する補正
値を健康リスク算出部115に出力する。健康リスク算
出部115は補正値に従って健康リスクポイントを修正
し、修正した健康リスクポイントを表示部116に出力
する。この実施形態のように補正部120を設けること
により診断地点での健康リスクがより高い精度で知るこ
とができる。
【0073】具体的な補正の例としては、例えばある症
状が年齢が高いほどかかりやすい場合は、その症状につ
いてのデータ提供者の年齢が高い場合にはその提供者由
来の健康リスクを大きくし、反対に年齢が低い場合には
健康のリスクを小さくするなどの補正が考えられる。
【0074】上記の実施形態の地域健康リスク診断装置
によると、ある地域についての健康状況を評価すること
ができる。これにより、ある地域での地域の健康状況の
急激な悪化を確認することでその原因を早期に検討し、
感染症や食中毒などの早期発見が可能になる。また、工
場の化学物質排出データなどと組み合わせることで、あ
る工場からの公害の早期発見が可能になる。また、居住
地域を決定する場合の要因として、最近の健康リスクポ
イントを比較検討し、健康状況の良い地域を選択すると
いうことが可能になる。
【0075】なお、地域健康リスク診断装置は、図7の
処理をコンピュータに実行させるプログラムをロードし
て実現できる。
【0076】上記実施形態では、特に人体への環境リス
クおよび健康リスクの診断について説明したが、本発明
は、動物および植物など種々生態に対する環境リスクお
よび健康リスクの診断に適用できる。
【0077】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つ
が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少
なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除
された構成が発明として抽出され得る。
【0078】
【発明の効果】本発明の地域診断システムによれば、環
境汚染等による地域の環境リスクまたは健康リスクを診
断できるので、例えば居住地の選択においてその地域の
環境リスクおよび健康リスクを参考に居住地を選ぶこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に従った環境リスク診
断装置のブロック図を示す。
【図2】図1の環境リスク診断装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図3】図1の環境リスク診断装置による診断範囲を示
す図である。
【図4】図1の環境リスク診断装置による診断結果とし
ての環境リスクポイントの表示例を示す。
【図5】本発明の第2の実施形態に従った環境リスク診
断装置のブロック図を示す。
【図6】本発明の第3の実施形態に従った健康リスク診
断装置のブロック図を示す。
【図7】図6の健康リスク診断装置の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図8】図6の健康リスク診断装置による診断範囲を示
す図である。
【図9】図6の健康リスク診断装置による診断結果とし
ての健康リスクポイントの表示例を示す。
【図10】図6の健康リスク診断装置による診断結果と
しての健康リスクポイントの表示例を示す。
【図11】本発明の第4の実施形態に従った健康リスク
診断装置のブロック図を示す。
【符号の説明】
11…診断希望住所入力部 12…診断希望地点検出部 13…化学物質排出地点検出部 14…重み係数算出部 15…環境リスクポイント算出部 16…環境リスクポイント表示部 17…地図情報データベース 18…施設化学物質排出情報データベース 19…化学物質毒性情報データベース 20…補正部 111…診断希望住所入力部 112…診断希望地点検出部 113…周辺情報提供者検出部 114…重み係数算出部 115…健康リスクポイント算出部 116…健康リスクポイント表示部 117…地図情報データベース 118…健康状況情報データベース 119…健康状況定量化情報データベース 120…補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 健太郎 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 小口 正弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リスク診断を希望する診断希望地点を入
    力する入力手段と、地図データベースから前記リスク診
    断において考慮すべきリスク要因を付帯するリスク要因
    地点を検出する検出手段と、前記リスク要因に関する情
    報を格納したリスク要因データベースと、前記診断希望
    地点と前記リスク要因地点との地理的パラメータに応じ
    た重み係数を算出する算出手段と、前記重み係数及び前
    記リスク要因データベースのリスク要因に基づいて診断
    希望地点におけるリスクを算出する算出手段とを具備す
    る地域診断システム。
  2. 【請求項2】 環境リスクの診断を希望する地点を入力
    する入力手段と、地図データベースから環境汚染源を検
    出する検出手段と、前記環境汚染源から排出される環境
    汚染要因に関する情報を格納した環境汚染要因データベ
    ースと、前記環境汚染要因に関する情報を重み付けする
    ための重み係数を算出する重み係数算出手段と、前記算
    出手段により算出された重み係数と前記環境汚染要因デ
    ータベースの情報とを用いて前記診断希望地点の環境リ
    スクを算出する環境リスク算出手段とを具備する地域診
    断システム。
  3. 【請求項3】 前記重み付け係数算出手段は、前記地図
    データベースに含まれる地図データに基づいて前記診断
    希望地点と前記環境汚染源との地理的パラメータに応じ
    て重み係数を算出する、請求項2に記載の地域診断シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記環境汚染物質データベースは前記環
    境汚染源から排出される化学物質の排出量を示すデータ
    を有する、請求項2に記載の地域診断システム。
  5. 【請求項5】 前記環境リスク算出手段により算出され
    た環境リスクを表示する表示手段を有する、請求項2に
    記載の地域診断システム。
  6. 【請求項6】 健康リスクの診断を希望する地点を入力
    する入力手段と、地図データベースから健康リスク要因
    対象の地点を検出する検出手段と、前記健康リスク要因
    対象の健康リスクに関する情報を格納した健康リスクデ
    ータベースと、前記健康リスクの情報を重み付けするた
    めの重み係数を算出する重み係数算出手段と、前記算出
    手段により算出された重み係数と前記健康リスクデータ
    ベースの情報とを用いて前記診断希望地点の健康リスク
    を算出する健康リスク算出手段とを具備する地域診断シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記重み付け係数算出手段は、前記地図
    データベースに含まれる地図データに基づいて前記診断
    希望地点と前記健康リスク要因対象の地点との地理的パ
    ラメータに応じて重み係数を算出する、請求項6に記載
    の地域診断システム。
  8. 【請求項8】 前記健康リスク算出手段により算出され
    た健康リスクを表示する表示手段を有する、請求項6に
    記載の地域診断システム。
  9. 【請求項9】 リスク診断を希望する診断希望地点を入
    力する命令と、地図データベースから前記リスク診断に
    おいて考慮すべきリスク要因を付帯するリスク要因地点
    を検出する命令と、前記リスク要因に関する情報をリス
    ク要因データベースに格納する命令と、前記診断希望地
    点と前記リスク要因地点との地理的パラメータに応じた
    重み係数を算出する命令と、前記重み係数及び前記リス
    ク要因データベースのリスク要因に基づいて診断希望地
    点におけるリスクを算出する命令とをコンピュータに実
    行させる地域診断プログラム。
  10. 【請求項10】 健康リスクの診断を希望する地点を入
    力する命令と、地図データベースから健康リスク要因対
    象の地点を検出する命令と、前記健康リスク要因対象の
    健康リスクに関する情報を健康リスクデータベース格納
    する命令と、前記健康リスクの情報を重み付けするため
    の重み係数を算出する命令と、算出された重み係数と前
    記健康リスクデータベースの情報とを用いて前記診断希
    望地点の健康リスクを算出する命令とコンピュータに実
    行させる地域診断プログラム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140683A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Terumo Corp 循環器疾患発症予報装置
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KR101926368B1 (ko) 2018-06-08 2018-12-07 주식회사 주빅스 유해 화학물질 누출 시 실시간 피해 예측 모니터링 시스템

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