JP2003091012A - 表示装置およびその製造方法 - Google Patents

表示装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003091012A
JP2003091012A JP2001281199A JP2001281199A JP2003091012A JP 2003091012 A JP2003091012 A JP 2003091012A JP 2001281199 A JP2001281199 A JP 2001281199A JP 2001281199 A JP2001281199 A JP 2001281199A JP 2003091012 A JP2003091012 A JP 2003091012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light reflection
display device
film
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001281199A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Chikama
義雅 近間
Atsuto Murai
淳人 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001281199A priority Critical patent/JP2003091012A/ja
Publication of JP2003091012A publication Critical patent/JP2003091012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック基板を用いるのに適した表示装
置を提供する。 【解決手段】 プラスチック基板300上のTFTを覆
うように層間絶縁膜108が形成されている。層間絶縁
膜108上には、TFTに接続された光反射層112、
パターニングされた複数のカラーフィルタ110、およ
び透明電極112がこの順序で積層されている。透明電
極112は下層のカラーフィルタ110に設けられた開
口部209を介して、光反射層109と電気的に接続さ
れている。光反射層109のエッジは上層に位置するカ
ラーフィルタ109のエッジに対して自己整合してお
り、かつ、各透明電極112のエッジは下層に位置する
光反射層109のエッジに対して自己整合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型の表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】観察方向から入射した光を反射させて表
示を行う反射型液晶表示装置が提案されている。このよ
うな反射型液晶表示装置の従来例は、例えば特開平20
00−162625号公報に開示されている。以下、図
5Aを参照しながら、従来の反射型液晶表示装置を説明
する。
【0003】図5Aに示されている反射型液晶表示装置
は、アクティブマトリックス基板10と対向基板12と
を備えている。アクティブマトリックス基板10は、ガ
ラス基板100、および、ガラス基板100上に配列さ
れた薄膜トランジスタ(以下、「TFT」と称する。)
などから構成されており、対向基板12は、ガラス基板
とガラス基板上に形成された透明電極とから構成されて
いる。なお、図において、各構成部材の厚さ比率は、現
実の各部材の厚さ比率を反映していない。
【0004】アクティブマトリックス基板10は、ガラ
ス基板100上に形成された、ゲート電極101および
ゲート配線(図示せず)、ゲート絶縁膜102、チャネ
ル層103、コンタクト層104、チャネル保護膜10
5、ソース電極106、ドレイン電極107、層間絶縁
膜108、光反射層109、カラーフィルタ110、ブ
ラックマスク111、透明電極112、および配向膜1
13を備えている。これらのうち、ゲート電極101、
ゲート絶縁膜102、チャネル層103、コンタクト層
104、チャネル保護膜105、ソース電極106、お
よびドレイン電極107によってTFTが構成されてい
る。
【0005】TFTのドレイン電極107は、層間絶縁
膜108に設けられるコンタクトホール208を介して
上層の光反射層109と電気的に接続されている。そし
て、この光反射層109は、カラーフィルタ110に設
けられるコンタクトホール209を介して透明電極11
2と電気的に接続されている。透明電極112上には、
配向膜113が形成されている。
【0006】TFTのゲート電極101は、不図示のゲ
ート信号線に接続されており、ソース電極106は、不
図示のソース信号線に接続されている。
【0007】上記の構成を有するアクティブマトリック
ス基板10に対向して、対向基板12が配置されてい
る。対向基板12には、対向電極114および配向膜1
15が基板側からのこの順序で形成されている。対向基
板12の対向電極114とは反対の側には、拡散板11
6や偏光板117などの光学シートが貼り付けられてい
る。
【0008】対向基板12とアクティブマトリックス基
板10はシール接着剤(不図示)によって接着され、基
板間の空隙に液晶118が注入される。
【0009】なお、対向基板12上に拡散板116を設
ける代わりに、層間絶縁膜108の表面に微細な凹凸を
形成した表示装置が提案されている(特開平10−18
6414号公報)。層間絶縁膜108の表面に微細な凹
凸を設ければ、その上に形成した光反射層112の表面
にも微細な凹凸が形成される。このような光反射層11
2によれば、反射光に拡散性が付与されるため、対向基
板に拡散板116を設ける必要がなくなる。
【0010】上記従来の反射型液晶表示装置は、ガラス
基板を用い、そのガラス基板上にTFTやカラーフィル
タを形成している。一方、ガラス基板よりも軽量化に適
したプラスチック基板を用いる液晶表示装置も提案され
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック基板を用
いてアクティブマトリックス基板10を作製する場合、
基板の伸縮が大きな問題になり、実用化の障害となって
いる。プラスチック基板上にTFTを形成するには、ス
パッタ法やプラズマCVD法など薄膜堆積工程を行う必
要があり、これら工程により、プラスチック基板は複数
回の加熱工程を経ることになる。プラスチック基板はガ
ラス基板に比べて熱膨張率が大きいため、薄膜堆積工程
の加熱過程でプラスチック基板は大きく伸張し、その状
態で薄膜が堆積されることになる。その結果、薄膜堆積
工程の終了後も、プラスチック基板のサイズは薄膜堆積
工程前の状態には復帰せず、製造工程の進行に伴って、
基板上の要素サイズや要素間隔が変化してゆくことにな
り、しかも、その変化はプロセスに依存するため、前も
って正確に予測することは難しい。このため、プラスチ
ック基板上に積層パターンを形成していく場合、上下の
パターン間でのアライメントに位置ずれが生じてしま
う。
【0012】より具体的には、ガラス基板の線膨張係数
は約4であるが、PES(ポリエチルサルホン)からな
るプラスチック基板の線膨張係数は約75である。従っ
て、基板の雰囲気温度が1℃変化すると、プラスチック
基板は75ppm、ガラス基板は4ppm伸びることに
なる。このため、300×400mmのサイズを持つガ
ラス基板は、温度が1℃上昇すると、300mmの長さ
を持つ辺の方向に沿って1.2μm程度伸び、400m
mの長さを持つ方向に沿って1.6μm程度伸びる。こ
れに対して、同サイズのプラスチック基板は、300m
mの長さを持つ辺の方向に沿って22μm程度伸び、4
00mmの長さを持つ辺の方向に沿って30μm程度も
伸びる。
【0013】上述のような基板の伸長が生じると、下層
の電極パターンと上層の電極パターンとの間の位置合わ
せズレが大きくなる。基板中心部での位置あわせズレを
最小化するようにアライメントを行うと、基板伸縮の影
響は基板の周縁部においては顕著になる。このため、例
えば100μm角サイズを持つ透明電極(絵素電極)の
場合、雰囲気温度が4℃程度変化すれば、基板周辺部に
おいて、1画素分の位置ずれが発生してしまうことにな
る。比較的高い温度で実行される薄膜堆積工程の後、パ
ターニングに必要な露光/現像工程を行う前、プラスチ
ック基板の冷却時間が変動すると、基板の温度が大きく
変動する可能性がある。このため、基板の伸び縮みによ
るアライメントずれの問題を解決することが強く望まれ
ている。
【0014】プラスチック基板を用いて図5Aに示すよ
うな従来の反射型液晶表示装置を製造する場合、光反射
層109、カラーフィルタ110、および透明電極11
2を形成する各工程の間に複数の加熱工程やフォトリソ
グラフィ工程が行われる。特開平2000−16262
5号公報に記載されている製造方法によれば、光反射層
109がパターニングされた後、カラーフィルタ110
が作製され、その後、通常のリソグラフィ法によって透
明電極112のパターニングが行われることになる。従
って、プラスチック基板を用いて上記従来構成を持つ表
示装置を製造しようとすると、プラスチック基板上に形
成される光反射層109、カラーフィルタ110、およ
び透明電極112の間にアライメントずれに起因する位
置ずれが発生することになる。
【0015】このような位置ずれの発生を考慮すると、
予め設計段階で、透明電極112の形状およびサイズを
縮小し、位置合わせのためのマージンをもたせる必要性
が生じる。この場合、必要なマージンの大きさは、フォ
トリソグラフィ時の温度制御能力、薄膜堆積などの各工
程での加熱温度、加熱回数などに依存するが、透明電極
112のサイズは光反射層109のサイズよりもかなり
小さく設計しておく必要がある。透明電極112のサイ
ズ縮小は、実質的な開口率を犠牲にする。実質的な開口
率が、透明電極112、カラーフィルタ110、および
光反射層109の重畳領域の面積で決定されるからであ
る。
【0016】更に、位置合わせマージンのため、透明電
極112を、光反射層109やカラーフィルタ110よ
りも小さくした場合、画素領域内で透明電極112の存
在しない部分が形成される。この部分では、液晶層11
8に印加される電圧が変化してしまうとともに、入射光
の経路によって画素領域内で透過率も不均一になる。こ
れらのことを原因として、カラーフィルタ110のエッ
ジと透明電極112のエッジが大きくずれると、表示む
らが発生してしまうことになる。
【0017】また、カラーフィルタ110と光反射層1
09との間で位置ずれが生じた場合も、同様の問題が発
生する。
【0018】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、カラーフィルタをアクティブ
マトリクス基板に形成し、しかも各パターンの位置ずれ
による表示むらの発生を抑制した表示装置、および、そ
の製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による表示装置
は、マトリクス状に配列された複数のスイッチング素子
を有するアクティブマトリクス基板と、前記スイッチン
グ素子を覆うように、前記アクティブマトリクス基板上
に形成された層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に位置
し、パターニングされた複数のカラーフィルタと、各カ
ラーフィルタと前記層間絶縁膜の間に位置し、前記層間
絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して、対応す
るスイッチング素子と電気的に接続された光反射層と、
各カラーフィルタ上に形成され、下層のカラーフィルタ
に設けられた開口部を介して、下層の光反射層と電気的
に接続されている透明電極とを備えた表示装置であっ
て、前記光反射層のエッジは、上層に位置するカラーフ
ィルタのエッジに対して自己整合しており、かつ、各透
明電極のエッジは、下層に位置する光反射層のエッジに
対して自己整合している。
【0020】好ましい実施形態において、前記複数のカ
ラーフィルタ間には遮光性部材が形成されている。
【0021】好ましい実施形態において、前記遮光性部
材のエッジは、前記光反射層のエッジに対して自己整合
している。
【0022】好ましい実施形態において、前記透明電極
および前記遮光性部材のパターニングは、前記光反射層
をマスクとする裏面露光法によって行われている。
【0023】好ましい実施形態において、前記アクティ
ブマトリクス基板は、前記複数のスイッチング素子が形
成されたプラスチック基板を含んでいる。
【0024】好ましい実施形態において、前記層間絶縁
膜の表面には凹凸が形成されており、前記凹凸は前記光
反射層の表面に光拡散性を付与している。
【0025】本発明による表示装置の製造方法は、透光
性を有する基板上に配線およびスイッチング素子を形成
する工程と、前記配線およびスイッチング素子を覆うよ
うに層間絶縁膜を前記基板上に形成する工程と、前記層
間絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、前記層
間絶縁膜上に光反射膜を堆積する工程と、前記光反射膜
上に複数のカラーフィルタを形成する工程と、前記複数
のカラーフィルタをマスクとして、前記光反射膜をパタ
ーニングすることにより、前記光反射膜から複数の光反
射層を形成する工程とを包含する。
【0026】好ましい実施形態において、前記複数のカ
ラーフィルタを形成する工程は、感光性カラーフィルタ
材料膜を前記光反射膜上に形成する工程と、前記カラー
フィルタ材料膜をパターニングすることにより、コンタ
クトホールを有するカラーフィルタを作製する工程を含
む。
【0027】好ましい実施形態においては、前記複数の
カラーフィルタを覆うように透明導電膜を堆積する工程
と、前記透明導電膜上にポジ型レジストを形成する工程
と、前記アクティブマトリクス基板の裏面側から前記レ
ジストへ光を照射し、前記ポジ型レジストの一部を露光
する工程と、前記ポジ型レジストを現像することによ
り、前記光反射層の形状を反映したパターンを有するレ
ジストマスクを形成する工程と、前記レジストマスクを
耐エッチングマスクとして用いて前記透明導電膜をエッ
チングすることにより、前記透明導電膜から複数の透明
電極を形成する工程とを包含する。
【0028】好ましい実施形態においては、ネガ型の黒
色感光性レジストを形成する工程と、前記アクティブマ
トリクス基板の裏面側から前記黒色感光性レジストへ光
を照射し、前記黒色感光性レジストの一部を露光する工
程と、前記黒色感光性レジストを現像することにより、
前記光反射層のエッジに整合したエッジを有する遮光性
部材を形成する工程とを包含する。
【0029】好ましい実施形態においては、前記基板と
してプラスチック基板を用いる。
【0030】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図面を参照しなが
ら、本発明による表示装置の実施形態を説明する。
【0031】まず、図1を参照する。図示されている本
実施形態の表示装置は、反射型の液晶表示装置であり、
アクティブマトリクス基板30と、対向基板31と、こ
れらの基板間に注入された液晶層118とを有してい
る。図1では、一つの画素部分に対応する領域の断面が
示されているが、実際の表示装置には多数の画素部分が
行および列からなるマトリクス状に配列されている。以
下の説明では、簡単化のため、一つの画素部分に着目し
て実施形態の構成を説明することとする。なお、図1に
おいては、図5Aに示す部材と対応する部材に対して共
通の参照符号を与えている。
【0032】本実施形態におけるアクティブマトリック
ス基板30は、PES(ポリエチルサルホン)から形成
されたプラスチック基板(厚さ:0.2mm)300を
構成要素として備えており、このプラスチック基板30
0上に配線、スイッチング素子、カラーフィルタ(C
F)などが形成されている。
【0033】以下、図1および図2を参照しながら、ア
クティブマトリクス基板30の構成を説明する。図2
は、アクティブマトリクス基板30の平面図であり、1
画素部分のレイアウトを示している。
【0034】プラスチック基板300上には、図2に示
すレイアウトを有するゲート電極101が設けられてお
り、ゲート電極101は、図2に示すゲート配線(走査
線)505と一体的に形成されている。ゲート配線50
5は走査信号(ゲート信号)を伝送し、ゲート電極10
1の電位に応じてTFTの導通/非導通状態がスイッチ
ングされる、TFTが導通状態にあるとき、TFTのソ
ース電極106には、図2に示す信号配線(データ線)
507から信号電荷が供給される。本実施形態では、後
に説明する裏面露光によって画素電極のパターニングを
行うため、ゲート電極101、ゲート配線505、ソー
ス電極106、および信号配線507は、いずれも透明
導電材料から形成されている。ゲート配線505および
信号配線507の厚さは例えば100〜500nmに設
定される。
【0035】ゲート電極101の表面は、図1に示され
るように、窒化シリコンから形成されたゲート絶縁膜
(厚さ:300〜500nm)102によって覆われて
いる。ゲート絶縁膜102上には、真性アモルファスシ
リコンから形成されたチャネル層(厚さ:30〜100
nm)103、窒化シリコンから形成されたチャネル保
護層(厚さ:150〜250nm)105、P(リン)
を不純物として含むn+アモルファスシリコンから形成
されたコンタクト層(厚さ:50〜100nm)104
が、この順に積層されている。コンタクト層104は、
ITOから形成されたソース電極106およびドレイン
電極107と電気的に接続されている。
【0036】以上の断面構成を持つTFTが基板300
上にマトリクス状に配列され、ゲート配線および信号配
線を介して、不図示の駆動回路(ソースドライバ・ゲー
ト度ドライバ)と電気的に接続されている。
【0037】基板上には、これらのTFTや各種の配線
を覆うように、表面が平坦化された層間絶縁膜(厚さ:
1000〜3000nm)108が形成されている。層
間絶縁膜108の上には、画素毎に独立して駆動される
複数の光反射層109が形成され、下方に位置するTF
Tを介して、対応する信号敗戦から信号電荷を受け取
る。
【0038】本実施形態における各光反射層109は、
アルミニウム(Al)から形成されており、層間絶縁膜
108に設けられたコンタクトホール208を介して、
下層に位置するTFTのドレイン電極と電気的に接続さ
れている。
【0039】本実施形態では、各光反射層109の上に
感光性アクリル樹脂からなる顔料分散型のカラーフィル
タ110が設けられ、カラーフィルタ110の上には透
明電極112が形成されている。透明電極112と光反
射層109とは、カラーフィルタ110に設けられるコ
ンタクトホール209を介して相互に電気的に接続され
ている。
【0040】本実施形態では、あとで詳しく説明する製
造方法に従って、透明電極112、カラーフィルタ11
0、および光反射層109のパターニングが行われるた
め、透明電極112および光反射層106の平面形状
は、いずれも、カラーフィルタ110の平面形状に自己
整合している。その結果、透明電極112、カラーフィ
ルタ110、および光反射層109の間に、マスクアラ
イメントに必要なマージンを設ける必要が無く、また、
マスク合わせズレに起因する位置ズレも生じず、透明電
極112、カラーフィルタ110、および光反射層10
9の各々のエッジの位置が高い精度で一致(整合)して
いる。
【0041】なお、本明細書における「整合」とは、異
なるレイヤに位置する部材のエッジが同一のフォトマス
クによって規定され、これらのエッジ間にマスクアレイ
メントのズレに起因する位置ズレが生じてない状態を指
すものとする。同一のフォトマスクによって平面形状が
規定される場合でも、パターニング時に生じるサイドエ
ッチなどにより、異なるレイヤ間でエッジ位置のズレが
生じ得るが、このような位置ズレが生じている場合で
も、両エッジは整合しているものとする。
【0042】本実施形態では、カラーフィルタ110と
光反射層109の各々に比べて、透明電極112は狭い
平面形状を有している。具体的には、カラーフィルタ1
10と光反射層109は、いずれも、100μm×15
0μmのサイズを有しているが、透明電極112は、カ
ラーフィルタ110のエッジから2.0〜3.0μ程度
内側にシフトしたサイズを有している。本明細書では、
このような位置ズレが生じている場合でも、「透明電極
112のエッジはカラーフィルタ110のエッジに自己
整合している」と表現する。
【0043】透明電極112、カラーフィルタ110、
および光反射層109の周辺部には、黒色の顔料が分散
された感光性アクリル樹脂から形成されたブラックマス
ク(遮光部材)111が格子状に配置されている。この
ブラックマスク111のエッジと透明電極112のエッ
ジは整合しており、両者の間にはほとんど隙間が生じて
いない。透明電極112は、対向基板の対向電極ととも
に、液晶層に画素単位で所望の電圧を印加する機能を有
している。本実施形態では、透明電極112とブラック
マスク111との間に無用な隙間が存在しないため、表
示ムラが発生しにくい。
【0044】なお、透明電極112およびブラックマス
ク111の上には、ポリイミドを材料とする配向膜11
3が設けられている。
【0045】次に、対向基板31の構造を説明する。
【0046】ガラス基板100の一方の面(液晶側)に
はITOから形成されたなる対向電極114、ポリイミ
ドを材料とする配向膜115が、この順に積層されてい
る。そして、ガラス基板100の他方の面には、拡散板
116および偏光板117が、この順に積層されてい
る。
【0047】このような構成の対向基板31は、アクテ
ィブマトリクス基板30と図示されるような配置で貼り
合せられ、両基板間に液晶層118が注入される。
【0048】次に、図3A〜図3Kを参照しながら、上
記実施形態における液晶表示装置の製造方法を説明す
る。
【0049】まず、アクティブマトリックス基板30の
製造工程を説明する。
【0050】プラスチック基板300の上にITO膜を
スパッタ法によって堆積した後、フォトリソグラフィ技
術によってITO膜をパターニングし、図3Aに示すよ
うに、ITO膜からゲート電極101を形成する。この
とき、図2に示すゲート配線505も同時にITO膜か
ら形成される。
【0051】次に、CVD法により、ゲート電極101
およびゲート信号線505(図2)を覆うようにして、
第1窒化シリコン(SiNx:xは正の数)膜、真性ア
モルファスシリコン膜、および第2窒化シリコン(Si
x':x'は正の数)膜を、この順でプラスチック基板
300上に堆積する。この後、フォトリソグラフィ技術
により、最上層の第2窒化シリコン膜をパターニング
し、第2窒化シリコン膜からチャネル保護層105を形
成する(図3B)。
【0052】次に、CVD法により、P(リン)をn型
不純物として含有するn+アモルファスシリコン膜を堆
積した後、フォトリソグラフィ技術によってn+アモル
ファスシリコン膜をパターニングし、n+アモルファス
シリコン膜からコンタクト層104を形成する。このと
き、n+アモルファスシリコン膜だけではなく、下層の
真性アモルファスシリコン膜をもパターニングすること
により、真性アモルファスシリコン膜からチャネル層1
03を形成する(図3C)。このような方法を採用する
ことにより、チャネル層103のエッジは、コンタクト
層104のエッジに整合して形成される。ただし、コン
タクト層104は、ソース側とドレイン側とに分離され
て形成されるが、チャネル層103はそのように分離さ
れないため、チャネル層103の形状はコンタクト層1
04の形状に完全には一致していない。コンタクト層1
04を形成するためにn+アモルファスシリコン膜のエ
ッチングを進行させているとき、チャネル保護層105
がエッチングストップとして機能するため、下層に位置
する真性アモルファスシリコン膜はソース側とドレイン
側とに分離されずにすむ。
【0053】コンタクト層104上にITO膜をスパッ
タ法によって堆積した後、フォトリソグラフィ法によっ
てITO膜をパターニングして、ITO膜からソース電
極106およびドレイン電極107を形成する(図3
D)。このとき、図2に示すソース配線507もソース
電極106と一体的に形成される。
【0054】感光性のアクリル系樹脂をスピン法によっ
て基板30上に塗布した後、フォトリソグラフィ法によ
って層間絶縁膜108のパターニングを行う。このと
き、層間絶縁膜108の適切な位置にコンタクトホール
208を形成する(図3E)。層間絶縁膜108の材料
は、上記感光性材料に限定されない。ただし、層間絶縁
膜108の材料の誘電率が大きいと、下層に位置する配
線(電極)と上層に位置する光反射層との間で寄生容量
が形成されてしまうため、誘電率の低い材料を用いるこ
とが好ましい。また、層間絶縁膜108を厚く形成する
することが可能な場合は、誘電率が比較的高い材料を用
いることも可能である。寄生容量は、層間絶縁膜の誘電
率に比例し、厚さに反比例するからである。
【0055】次に、スパッタ法により、銀の光反射膜
(厚さ:0.1μm)309を層間絶縁膜108上に堆
積する(図3F)。光反射膜309は、最終的には、画
素単位でパターニングされた光反射層109として機能
するものであり、その厚さは、上記の厚さに限定され
ず、光を反射する機能を発揮すれば任意である。また、
光反射膜309の材料は銀に限定されず、他の種類の導
電性材料を用いることができる。本実施形態では、パタ
ーニングされた光反射層109を裏面露光のマスクとし
て利用するため、遮光性を持つ材料(例えば金属)から
光反射膜309を形成する。
【0056】次に、スピン法によりカラーフィルタ(厚
さ:2.5μm)層を基板前面に塗布した後、フォトリ
ソグラフィ法を用いてカラーフィルタ層をパターニング
して、カラーフィルタ110を形成する(図3G)。こ
のとき、カラーフィルタ110にコンタクトホール20
9を形成する。コンタクトホール209は層間絶縁膜1
08のコンタクトホール208とは異なる位置に形成す
る。また、カラーフィルタ110はTFT部を覆うよう
に形成する。カラーフィルタ110の形成は、電着法、
スピン塗布法、印刷法など多様な方法を用いて行うこと
ができるが、平坦化を重視する場合は、塗布法にって感
光性材料からカラーフィルタを形成することが好まし
い。また感光性材料からカラーフィルタを形成すると、
別途レジストパターンを形成する必要がなくなる。
【0057】本実施形態では、3色(RGB)のカラー
フィルタを別々の工程で形成する必要があるため、上記
のスピン法による塗布工程およびフォトリソグラフィ工
程は、3回繰り返される。
【0058】次に、カラーフィルタ110をマスクとし
て光反射膜309をエッチングすることにより、光反射
膜309から複数の光反射層109を形成する。光反射
膜309のエッチングを行う前に、カラーフィルタ11
0のコンタクトホール209はレジストなどで覆ってお
く(図3H)。この工程により、光反射層109はは、
エッチングマスクとして機能する上層カラーフィルタ1
10に対して自己整合する。
【0059】スパッタ法により、基板全面にITO膜
(厚さ:0.1μm)を形成し、ITO膜でカラーフィ
ルタ110を覆った後、ITO膜上にポリイミド系樹脂
からなるポジ型レジストを塗布する。続いて、プラスチ
ック基板300の裏面側から光を照射し、光反射層10
9をマスクとしてポジ型レジストの一部を露光する。光
反射層109は光を遮断するため、ポジ型レジストのう
ち、光反射層109の真上に位置する部分は光を受けな
い。このため、光反射層109の平面レイアウトを反転
したレイアウトを持つ露光領域がポジ型レジストに形成
される。この後、ポジ型レジストを現像すると、露光領
域が現像液中に溶け出し、光反射層109の形状を反映
した形状を持つレジストマスクが光反射層109の真上
に残ることとなる。このレジストマスクを用いてITO
膜をエッチングし、このITO膜から複数の透明電極1
12を形成すれば、各透明電極112は、光反射層10
9(およびカラーフィルタ110)に対して自己整合
し、カラーフィルタ110の真上に位置することとなる
(図3I)。
【0060】なお、裏面露光に用いる照射光の一部は回
折し、光反射層109の真上に位置する領域の内側に回
り込む。このような回折光は、光反射層109の真上に
位置するポジ型レジストの一部を感光させてしまうた
め、透明電極112のエッジは、光反射層109のエッ
ジから均等に内側へシフトした位置に存在することとな
る。従って、透明電極112は、カラーフィルタ110
および光反射層109の各々に比べて占有面積が小さ
く、透明電極112のエッジは、カラーフィルタ110
のエッジから2.0〜3.0μm程度は内側にシフトし
ている。ただし、このシフトは、マスクアライメントの
ズレが生じだものではなく、透明電極112のエッジは
カラーフィルタ110のエッジに対して自己整合してい
る。
【0061】透明電極112を形成した後、ネガ型の黒
色感光性樹脂(黒色の顔料を分散したアクリル系感光性
樹脂)を基板全面に塗布した後、基板300の裏面側か
ら光を照射し、光反射層109をマスクとして黒色感光
性樹脂の一部を露光する。光反射層109は光を遮断す
るため、黒色感光性樹脂のうち、光反射層109の真上
に位置する部分は光を受けない。このため、光反射層1
09の平面レイアウトを反転したレイアウトを持つ露光
領域が黒色感光性樹脂に形成される。この後、黒色感光
性樹脂を現像すると、非露光領域が現像液中に溶け出
し、光反射層109の形状を反映した形状を持つ開口部
が黒色感光性樹脂中に形成される。この開口部は、光反
射層109の真上に位置することとなり、残った黒色感
光性樹脂は透明電極112間の隙間部分に位置し、ブラ
ックマスク111を構成する(図3J)。
【0062】なお、ブラックマスク111を形成するた
め、光反射層109をマスクとする裏面露光によってネ
ガ型黒色感光性レジストを露光するとき、露光用照射光
の一部は、光反射層109のパターンの内側に回り込
み、光反射層109の真上に位置するネガ型黒色感光性
レジストの一部をも感光させてしまう。このため、ブラ
ックマスク111は、光反射層109およびカラーフィ
ルタ110のエッジを乗り越えて、各透明電極112の
周囲を埋めるため、透明電極112とブラックマスク1
11との間にはほとんど隙間が生じない。
【0063】次に、基板全面にポリイミドなどからなる
配向膜113を形成し、アクティブマトリクス基板30
が完成する(図3K)。
【0064】このようにして作製されたアクティブマト
リクス基板30は、その後、対向電極114が設けられ
た対向基板31と貼り合わせられる。そして、基板間に
液晶が注入され、液晶表示装置が構成されることとな
る。
【0065】本実施形態によれば、裏面露光により、光
反射層、カラーフィルタ、透明電極、およびブラックマ
スクを自己整合的に作製するため、これらの位置あわせ
を高い精度で再現性良く実行できる。そのため、製造工
程中に著しく伸縮するプラスチック基板を用いても、ア
ライメントズレを防止することができる。
【0066】なお、本実施形態ではプラスチック基板を
用いたが、本発明はこれに限定されず、セラミック、石
英、またはガラスなどの材料から形成された基板を用い
てもよい。ただし、裏面露光を行う必要があるため、光
透過性を持つ材料から形成された基板を用いる必要があ
る。
【0067】本実施形態によれば、光反射層109は、
カラーフィルタ110をマスクとするパターニングによ
ってカラーフィルタ110に対して自己整合的に形成さ
れる。また、透明電極112は、光反射層109をマス
クとする裏面露光により、光反射層109に対して自己
整合的に形成される。このため、光反射層109、カラ
ーフィルタ110、および透明電極112の位置あわせ
は、プラスチック基板300の加熱に伴う伸縮の影響を
ほとんど受けず、また、アライメントマージンを設ける
必要がなくなるため、実効的な開口率を大きくすること
ができる。
【0068】更に、透明電極112の周辺部は、光反射
層109をマスクとした裏面露光によって形成されたブ
ラックマスク111によってほぼ完全に埋められている
ため、液晶層に印加される電圧を画素領域(=「ブラッ
クマスク111で囲まれた開口領域」)内で均一にする
ことができ、ドメインや表示むらの発生を防止すること
ができる。
【0069】以上、光変調層として液晶層を用いる反射
型液晶表示装置について本発明を説明してきたが、本発
明はこれに限定されず、液晶を用いない他のタイプの表
示装置にも適用可能である。
【0070】(実施形態2)図4を参照しながら、本発
明による表示装置の他の実施形態を説明する。
【0071】上記実施形態1では、層間絶縁膜108の
上面を平坦化しているため、層間絶縁膜108上に形成
した光反射層の表面も平坦である。このため、実施形態
1では、対向基板31に光拡散層を設けることにより、
外光の映りこみを防止している。これに対して、本実施
形態では、図4に示すように、層間絶縁膜108上に微
細な凹凸を形成している。この凹凸は、層間絶縁膜10
8上に堆積した光反射層109にも反映し、光反射層1
09の上面にも層間絶縁膜108の凹凸に対応した微細
な凹凸を形成する。光反射層109の凹凸は外光を拡散
反射させるため、対向基板31側に拡散板を設ける必要
がなくなり、製造コストを低減することができる。
【0072】層間絶縁膜108の表面に凹凸を形成する
には種々の方法を用いることができる。例えば、実施形
態1のように、アクリル系の感光性樹脂をパターニング
することにより、コンタクトホール208を有する層間
絶縁膜108を形成する場合、コンタクトホール208
の形状および位置を規定するパターンだけではなく、多
数の小さな開口部(ドット)を有するパターンを含むフ
ォトマスクを用いて感光性樹脂を露光すれば、小さなド
ット部分で局所的な解像不良が生じ、それによって層間
絶縁膜108の表面に凹凸を形成することができる。
【0073】また、層間絶縁膜に用いる材料の種類によ
っては、堆積した層間絶縁膜の表面を薬液で処理するこ
とによって凹凸を表面に形成することも可能である。例
えばポリイミドから層間絶縁膜を形成した場合、フッ酸
により層間絶縁膜の表面を処理すれば、層間絶縁膜の表
面の微細な凹凸を形成できる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、透明電極、カラーフィ
ルタ、および光反射層のパターン間で位置ズレがなく、
アライメントマージンを大きく設定する必要が無いた
め、開口率を大きくすることができる。また、透明電極
が光反射層やカラーフィルタと比べて大幅に小さくなる
ことがないため、液晶層へ印加される電圧が均一化さ
れ、表示むらの発生が防止される。更に、入射光の経路
によって透過率が不均一になることもなく、透過率の不
均一に起因する表示むらの発生を防止することもでき
る。
【0075】本発明はプラスチック基板を用いてアクテ
ィブマトリクス基板を作製する場合に特に顕著な効果を
発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示装置の第1の実施形態を示す
断面図である。
【図2】上記実施形態の平面レイアウト図である。
【図3A】上記実施形態の工程断面である。
【図3B】上記実施形態の工程断面である。
【図3C】上記実施形態の工程断面である。
【図3D】上記実施形態の工程断面である。
【図3E】上記実施形態の工程断面である。
【図3F】上記実施形態の工程断面である。
【図3G】上記実施形態の工程断面である。
【図3H】上記実施形態の工程断面である。
【図3I】上記実施形態の工程断面である。
【図3J】上記実施形態の工程断面である。
【図3K】上記実施形態の工程断面である。
【図4】本発明による表示装置の第2の実施形態を示す
断面図である。
【図5A】従来の表示装置を示す断面図である。
【図5B】図5Aの表示装置において生じる表示むらを
示す断面図である。
【符号の説明】
10、30アクティブマトリックス基板 11 TFT 12 対向基板 100 ガラス基板 101 ゲート電極 102 ゲート絶縁膜 103 チャネル層 104 コンタクト層 105 チャネル保護膜 106 ソース電極 107 ドレイン電極 108 層間絶縁膜 109 光反射層 110 カラーフィルタ 111 ブラックマスク 112 透明電極 113、115 配向膜 114 対向電極 116 拡散板 117 偏光板 118 液晶 300 プラスチック基板 505 ゲート信号線 507 ソース信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 338 G09F 9/30 338 349 349B 349C 349D H01L 21/336 H01L 29/78 619A 29/786 612D Fターム(参考) 2H090 HB08Y JB03 LA01 LA04 LA15 LA20 2H091 FA02Y FA14Y GA01 GA02 GA03 GA06 GA13 2H092 JA26 JA34 JA37 JA41 JA46 JB07 JB22 JB31 JB57 KA05 MA07 MA13 MA18 MA42 NA01 NA07 NA29 PA01 PA02 PA08 5C094 AA03 AA12 BA03 BA43 CA19 CA24 DA14 DA15 DB04 EA04 EA06 EA07 EB02 ED03 ED11 ED15 5F110 AA30 BB01 CC07 DD01 DD02 DD03 DD06 EE07 EE44 FF03 FF29 GG02 GG15 GG25 GG44 HK07 HK09 HK16 HK21 HK25 HK33 HK34 HL02 HL03 NN03 NN12 NN24 NN27 NN35 NN36 NN72 NN80 QQ11 QQ12 QQ19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数のスイッ
    チング素子を有するアクティブマトリクス基板と、 前記スイッチング素子を覆うように、前記アクティブマ
    トリクス基板上に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に位置し、パターニングされた複数の
    カラーフィルタと、 各カラーフィルタと前記層間絶縁膜の間に位置し、前記
    層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールを介して、対
    応するスイッチング素子と電気的に接続された光反射層
    と、 各カラーフィルタ上に形成され、下層のカラーフィルタ
    に設けられた開口部を介して下層の光反射層と電気的に
    接続されている透明電極と、を備えた表示装置であっ
    て、 前記光反射層のエッジは、上層に位置するカラーフィル
    タのエッジに対して自己整合しており、かつ、 各透明電極のエッジは、下層に位置する光反射層のエッ
    ジに対して自己整合している表示装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のカラーフィルタ間には遮光性
    部材が設けられている請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記遮光性部材のエッジは、前記光反射
    層のエッジに対して自己整合している請求項2に記載の
    表示装置。
  4. 【請求項4】 前記透明電極および前記遮光性部材のパ
    ターニングは、前記光反射層をマスクとする裏面露光法
    によって行われている請求項3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記アクティブマトリクス基板は、前記
    複数のスイッチング素子が形成されたプラスチック基板
    を含んでいる、請求項1から4のいずれかに記載の表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記層間絶縁膜の表面には凹凸が形成さ
    れており、前記凹凸は前記光反射層の表面に光拡散性を
    付与している、請求項1から5のいずれかに記載の表示
    装置。
  7. 【請求項7】 透光性を有する基板上に配線およびスイ
    ッチング素子を形成する工程と、 前記配線およびスイッチング素子を覆うように層間絶縁
    膜を前記基板上に形成する工程と、 前記層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、 前記層間絶縁膜上に光反射膜を堆積する工程と、 前記光反射膜上に複数のカラーフィルタを形成する工程
    と、 前記複数のカラーフィルタをマスクとして、前記光反射
    膜をパターニングすることにより、前記光反射膜から複
    数の光反射層を形成する工程と、を包含する表示装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記複数のカラーフィルタを形成する工
    程は、 感光性カラーフィルタ材料膜を前記光反射膜上に形成す
    る工程と、 前記カラーフィルタ材料膜をパターニングすることによ
    り、コンタクトホールを有するカラーフィルタを作製す
    る工程を含む請求項7に記載の表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記複数のカラーフィルタを覆うように
    透明導電膜を堆積する工程と、 前記透明導電膜上にポジ型レジストを形成する工程と、 前記アクティブマトリクス基板の裏面側から前記レジス
    トへ光を照射し、前記ポジ型レジストの一部を露光する
    工程と、 前記ポジ型レジストを現像することにより、前記光反射
    層の形状を反映したパターンを有するレジストマスクを
    形成する工程と、 前記レジストマスクを耐エッチングマスクとして用いて
    前記透明導電膜をエッチングすることにより、前記透明
    導電膜から複数の透明電極を形成する工程と、を包含す
    る請求項8に記載の表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 ネガ型の黒色感光性レジストを形成す
    る工程と、 前記アクティブマトリクス基板の裏面側から前記黒色感
    光性レジストへ光を照射し、前記黒色感光性レジストの
    一部を露光する工程と、 前記黒色感光性レジストを現像することにより、前記光
    反射層のエッジに整合したエッジを有する遮光性部材を
    形成する工程と、を包含する請求項7から9のいずれか
    に記載の表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記基板として、プラスチック基板を
    用いることを特徴とする請求項7から10のいずれかに
    記載の表示装置の製造方法。
JP2001281199A 2001-09-17 2001-09-17 表示装置およびその製造方法 Pending JP2003091012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281199A JP2003091012A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 表示装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281199A JP2003091012A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 表示装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003091012A true JP2003091012A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19105071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001281199A Pending JP2003091012A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 表示装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003091012A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004310039A (ja) * 2002-12-09 2004-11-04 Lg Philips Lcd Co Ltd 液晶表示装置用アレイ基板とその製造方法
KR100684176B1 (ko) 2004-12-16 2007-02-20 한국전자통신연구원 저온 능동 구동 표시 소자 및 그 제조 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004310039A (ja) * 2002-12-09 2004-11-04 Lg Philips Lcd Co Ltd 液晶表示装置用アレイ基板とその製造方法
KR100684176B1 (ko) 2004-12-16 2007-02-20 한국전자통신연구원 저온 능동 구동 표시 소자 및 그 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6262783B1 (en) Liquid crystal display device with reflective electrodes and method for fabricating the same
JP4362882B2 (ja) 液晶パネル、液晶パネルの製造方法および液晶表示装置
KR100391157B1 (ko) 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그의 제조 방법
US8212976B2 (en) Liquid crystal display device and method of manufacturing the same
KR100808466B1 (ko) 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그의 제조 방법
US7876412B2 (en) Thin film transistor array panel and method for manufacturing the same
KR100474058B1 (ko) 액정표시장치
US7499118B2 (en) Structure of switching device for liquid crystal display device and fabrication method thereof
KR101190045B1 (ko) 포토 마스크 및 이를 이용한 액정표시장치용 어레이 기판의제조 방법
JPH1010582A (ja) 液晶ディスプレイ装置及びその製造方法
JP3097841B2 (ja) フォトマスク及びアクティブ素子アレイ基板の製造方法
KR100464204B1 (ko) 그레이톤 마스크 및 이를 이용한 액정디스플레이 제조방법
KR20080025544A (ko) 액정표시패널 및 이의 제조 방법
KR100723599B1 (ko) 반사형 액정표시장치 및 그 제조방법과 반사형액정표시장치의 제조용 마스크
US6567135B1 (en) Liquid crystal display device and method for fabricating the same
US20050248700A1 (en) Substrate for liquid crystal display and liquid crystal display having the same
KR20020011573A (ko) 액정 표시 장치 및 그의 제조 방법
US20010024247A1 (en) Active matrix substrate and manufacturing method thereof
JP4196645B2 (ja) 液晶表示装置及び電子機器
KR20050104338A (ko) 포스트 스페이서 형성 방법, 포스트 스페이서, 디스플레이,액정 셀 및 포토마스크
KR101172254B1 (ko) 액정표시장치용 컬러필터 기판 및 그의 제조 방법
KR20010027685A (ko) 액정 표시 장치용 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법
JP2003091012A (ja) 表示装置およびその製造方法
KR100670062B1 (ko) 액정 표시 장치용 색 필터 기판 및 그 제조 방법
KR20080049383A (ko) 수직정렬모드 액정표시장치