JP2003090766A - 光信号品質劣化要因監視方法および装置 - Google Patents

光信号品質劣化要因監視方法および装置

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JP2003090766A JP2002172035A JP2002172035A JP2003090766A JP 2003090766 A JP2003090766 A JP 2003090766A JP 2002172035 A JP2002172035 A JP 2002172035A JP 2002172035 A JP2002172035 A JP 2002172035A JP 2003090766 A JP2003090766 A JP 2003090766A
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一平 社家
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秀彦 高良
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健太郎 内山
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービスあたりの通信容量が大きく、多様な
信号形式、信号ビットレートを有するマルチメディアサ
ービスを収容できるような経済的で信頼性の高い光ネッ
トワークを実現するのに寄与する光信号品質劣化要因監
視方法および光信号品質劣化要因監視装置を提供する。 【解決手段】 監視装置101は、被測定光信号から得
た光信号振幅ヒストグラムから平均Q値パラメータ並び
に波形劣化パラメータを得る第1並びに第2の評価部1
05および107を有し、平均Q値パラメータと波形劣
化パラメータの両方を規定して、これらと光信号品質劣
化がないときの初期値または初期特性との比較などによ
って、光信号品質劣化の主要因が波形劣化なのかそれ以
外なのかを判別する第3の評価部111を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信における光
信号品質劣化の要因を監視する方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光通信におけるこれまでの地点間通信で
は、同期網が提供するフレームに光時分割多重(OTD
M:Optical Time Division Multiplexing)を用いて信
号を束ねている。
【0003】このような光時分割多重では、同期光通信
網(Synchronous Optical Network(SONET))/同
期デジタルハイアライキー(Synchronous Digital Hier
archy(SDH))伝送方式等が用いられているが、この
SONET/SDH伝送方式では効率的な信号伝送を行
うためにオーバーヘッドが定められており(参考文献
[1]: ITU−T Recommendation G707)、その
オーバーヘッドを用いてビット・インタリーブド・パリ
ティ(Bit Interleaved Parity)とよばれるパリティ検
査を、中継器間や多重化端局相互間でそれぞれ実施する
ことで、故障区間の同定と切替起動信号を得ている。
【0004】ところが、SONET/SDH伝送方式な
どの信号品質監視系では、対象とする信号のビットレー
トや信号形式や変調形式(NRZ(Non Return to Zer
o:非ゼロ復帰)またはRZ(Return to Zero:ゼロ復
帰)に応じた受信系(クロック抽出回路、受信回路、フ
レーム検出回路、パリティ検査回路または照合回路から
なる誤り検出回路)が必要となる。そのため、単一の受
信系では任意のビットレートや信号形式や変調形式の信
号には対応できないという点がある。また、この従来の
光信号監視系では、光信号を電気信号に置換した後に電
気信号処理を行う必要があったため、経済性を考慮する
と、光増幅中継系に適用することが難しく、例えばネッ
トワーク障害が検知されたときに、光増幅中継系間のど
の区間で障害が発生したかまでを同定することができな
い。
【0005】以上のことから、サービスあたりの通信容
量が大きく、多様な信号形式、信号ビットレートに対応
した、経済的なサービス転送網を構築することが不可欠
である。ここで光ネットワークは、光時分割多重や波長
分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexin
g)を用いることにより通信容量を拡大でき、信号ビッ
トレート、信号形式および変調形式に対して透明性があ
る点において極めて有望である。
【0006】そこで、このような光ネットワークに適し
た光信号品質監視法として、振幅ヒストグラムから光信
号品質パラメータを評価する方法が提案されている(参
考文献[2]:EPC公開番号 EP0920250A
2、米国出願(未公開)USP Application 09/204,0
01)。図17にこの従来例の構成を示す。この従来例の
光信号品質監視部1701は、光信号振幅ヒストグラム
測定部1703と平均Q値パラメータ評価部1705と
光信号品質評価部1707とから構成され、光信号振幅
ヒストグラム測定部1703において、ビットレートf
(bit/s)の被測定光信号から光信号振幅ヒスト
グラムを得て、平均Q値パラメータ評価部1705にお
いて、その光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラ
メータである平均Q値パラメータを評価し、光信号品質
評価部1707において、その平均Q値パラメータを解
析することにより光信号品質監視を実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のマル
チメディアサービスの需要が急速に高まり、個々のサー
ビスの通信容量を拡大する必要が生じてきた上に、映
像、音声、データ等、多様な信号ビットレート・信号形
式に効率的に対応するネットワークが切望されてくる
と、それに伴って監視すべき光信号の劣化要因も多様化
し、特に伝送光ファイバの損失や伝送端局内の損失、光
源劣化などによる光信号対雑音比劣化や、伝送光ファイ
バ中の波長分散による波形劣化などに個々に対応した監
視が必要になる。
【0008】しかしながら、上述した従来例における平
均Q値パラメータは光信号対雑音比劣化や波長分散によ
る波形劣化に対して感度があるが、それぞれの原因を判
別することはできない。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、サービスあたりの通信容量が大きく、
多様な信号形式、信号ビットレートを有するマルチメデ
ィアサービスを収容できるような経済的で信頼性の高い
光ネットワークを実現するのに寄与する光信号品質劣化
要因監視方法および光信号品質劣化要因監視装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1の光信号品質劣化要因監視方法
は、被測定光信号から光振幅ヒストグラムを得る光信号
振幅ヒストグラム測定工程と、前記光信号振幅ヒストグ
ラム測定工程によって得られる前記光信号振幅ヒストグ
ラムから光信号品質パラメータである平均Q値パラメー
タと波形劣化パラメータを得る平均Q値パラメータ評価
および波形劣化パラメータ評価工程と、前記平均Q値パ
ラメータ評価および波形劣化パラメータ評価工程で得ら
れた前記平均Q値パラメータの測定値と前記波形劣化パ
ラメータの測定値を利用して光信号品質劣化要因を評価
する光信号品質評価工程であって、該平均Q値パラメー
タと該波形劣化パラメータの両方を規定し評価すること
によって、光信号品質劣化の主要因が前記被測定光信号
の波形劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信号品
質評価工程とを有することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、本発明の請求項
2の光信号品質劣化要因監視方法は、被測定光信号から
光振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラム測定
工程と、前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって
得られる前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パ
ラメータである平均Q値パラメータと波形劣化パラメー
タを得る平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメ
ータ評価工程と、前記平均Q値パラメータ評価および波
形劣化パラメータ評価工程を利用して得られる、光信号
品質劣化がないシステム導入時の平均Q値パラメータと
波形劣化パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体
に記憶する初期状態記憶工程と、前記平均Q値パラメー
タ評価および波形劣化パラメータ評価工程で得られた前
記平均Q値パラメータの測定値と前記波形劣化パラメー
タの測定値と、前記初期状態記憶工程において前記記憶
媒体に記憶されている前記初期値または前記初期特性と
を利用して光信号品質劣化要因を評価する光信号品質評
価工程であって、該平均Q値パラメータと該波形劣化パ
ラメータの両方を規定し評価することによって、光信号
品質劣化の主要因が前記被測定光信号の波形劣化なの
か、それ以外なのかを判別する光信号品質評価工程とを
有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の請求項
3の光信号品質劣化要因監視方法は、被測定光信号を分
岐する光分岐工程と、前記光分岐工程により分岐された
一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得る
光信号振幅ヒストグラム測定工程と、前記光分岐工程に
より分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑音
強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定工程と、前記
光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる前記
光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
る平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評価工
程と、前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られ
る前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータで
ある光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パ
ラメータ評価工程と、前記平均Q値パラメータ評価工程
で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と前記光信
号対雑音比パラメータ評価工程で得られた前記光信号対
雑音比パラメータの測定値とを利用して光信号品質劣化
要因を評価する光信号品質評価工程であって、該平均Q
値パラメータと該光信号対雑音比パラメータの両方を規
定し評価することによって、光信号品質劣化の主要因が
光信号対雑音比劣化なのか、それ以外なのかを判別する
光信号品質評価工程とを有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の請求項
4の光信号品質劣化要因監視方法は、被測定光信号を分
岐する光分岐工程と、前記光分岐工程により分岐された
一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得る
光信号振幅ヒストグラム測定工程と、前記光分岐工程に
より分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑音
強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定工程と、前記
光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる前記
光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
る平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評価工
程と、前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られ
る前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータで
ある光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パ
ラメータ評価工程と、前記平均Q値パラメータ評価工程
と前記光信号対雑音比パラメータ評価工程を利用して得
られる、光信号品質劣化がないシステム導入時の平均Q
値パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期値また
は初期特性を記憶媒体に記憶する初期状態記憶工程と、
前記平均Q値パラメータ評価工程で得られた前記平均Q
値パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
評価工程で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
定値と、前記初期状態記憶工程で前記記憶媒体に記憶さ
れている前記光信号品質劣化がないシステム導入時の平
均Q値パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期値
または初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を評価
する光信号品質評価工程であって、該平均Q値パラメー
タと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価す
ることによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑
音比劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信号品質
評価工程とを有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の請求項
5の光信号品質劣化要因監視方法は、被測定光信号を分
岐する光分岐工程と、前記光分岐工程により分岐された
一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得る
光信号振幅ヒストグラム測定工程と、前記光分岐工程に
より分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑音
強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定工程と、前記
光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる前記
光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
る波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評価工
程と、前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られ
る前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータで
ある光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パ
ラメータ評価工程と、前記波形劣化パラメータ評価工程
によって得られた前記波形劣化パラメータの測定値と前
記光信号対雑音比パラメータ評価工程によって得られた
前記光信号対雑音比パラメータの測定値とを利用して光
信号品質劣化要因を評価する光信号品質評価工程であっ
て、該波形劣化パラメータと該光信号対雑音比パラメー
タの両方を規定し評価することによって、光信号品質劣
化の主要因が光信号対雑音比劣化なのか波形劣化なのか
を判別する光信号品質評価工程と有することを特徴とす
る。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の請求項
6の光信号品質劣化要因監視方法は、被測定光信号を分
岐する光分岐工程と、前記光分岐工程により分岐された
一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得る
光信号振幅ヒストグラム測定工程と、前記光分岐工程に
より分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑音
強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定工程と、前記
光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる前記
光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
る波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評価工
程と、前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られ
る前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータで
ある光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パ
ラメータ評価工程と、前記波形劣化パラメータ評価工程
および前記光信号対雑音比パラメータ評価工程を利用し
て得られる、光信号品質劣化がないシステム導入時の該
波形劣化パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期
値または初期特性を記憶媒体に記憶する初期状態記憶工
程と、前記波形劣化パラメータ評価工程で得られた前記
波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラ
メータ評価工程で得られた前記光信号対雑音比パラメー
タの測定値と、前記初期状態記憶工程で前記記憶媒体に
記憶されている光信号品質劣化がないシステム導入時の
該波形劣化パラメータと光信号対雑音比パラメータの初
期値または初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を
評価する光信号品質評価工程であって、該波形劣化パラ
メータと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評
価することによって、光信号品質劣化の主要因が光信号
対雑音比劣化なのか波形劣化なのかを判別する光信号品
質評価工程とを有することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の請求項
7の光信号品質劣化要因監視方法は、被測定光信号を分
岐する光分岐工程と、前記光分岐工程により分岐された
一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得る
光信号振幅ヒストグラム測定工程と、前記光分岐工程に
より分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑音
の測定を行う光信号・光雑音強度測定工程と、前記光信
号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる光信号振
幅ヒストグラムから光信号品質パラメータである平均Q
値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均Q値パラ
メータ評価および波形劣化パラメータ評価工程と、前記
光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記光信
号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光信号
対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメータ評
価工程と、前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化
パラメータ評価工程で得られた前記平均Q値パラメータ
の測定値と前記波形劣化パラメータの測定値と前記光信
号対雑音比パラメータ評価工程で得られた光信号対雑音
比パラメータの測定値を利用して光信号品質劣化要因を
評価する光信号品質評価工程であって、該平均Q値パラ
メータと該波形劣化パラメータと該光信号対雑音比パラ
メータの全部を規定し評価することによって、光信号品
質劣化の主要因が光信号対雑音比劣化なのか、波形劣化
なのか、それ以外なのかを判別する光信号品質評価工程
とを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の請求項
8の光信号品質劣化要因監視方法は、被測定光信号を分
岐する光分岐工程と、前記光分岐工程により分岐された
一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得る
光信号振幅ヒストグラム測定工程と、前記光分岐工程に
より分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑音
の測定を行う光信号・光雑音強度測定工程と、前記光信
号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる光信号振
幅ヒストグラムから光信号品質パラメータである平均Q
値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均Q値パラ
メータ評価および波形劣化パラメータ評価工程と、前記
光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記光信
号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光信号
対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメータ評
価工程と、前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化
パラメータ評価工程と前記光信号対雑音比パラメータ評
価工程とを利用して得られる、光信号品質劣化がないシ
ステム導入時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメー
タと光信号対雑音比パラメータの初期値または初期特性
を記憶媒体に記憶する初期状態記憶工程と、前記平均Q
値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価工程で
得られた前記平均Q値パラメータの測定値と前記波形劣
化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
評価工程で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
定値と、前記初期状態記憶工程で前記記憶媒体に記憶さ
れている光信号品質劣化がないシステム導入時の平均Q
値パラメータと波形劣化パラメータと光信号対雑音比パ
ラメータの初期値または初期特性とを利用して光信号品
質劣化要因を評価する光信号品質評価工程であって、該
平均Q値パラメータと該波形劣化パラメータと該光信号
対雑音比パラメータの全部を規定し評価することによっ
て、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音比劣化なの
か、波形劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信号
品質評価工程とを有することを特徴とする。
【0018】ここで、好ましくは、前記光信号振幅ヒス
トグラム測定工程が、ビットレートf(bit/s)
の被測定光信号を電気強度変調信号に変換する光電変換
工程と、前記光電変換工程によって得られる前記電気強
度変調信号を、繰り返し周波数がf(Hz)(f
(n/m)f+a:n,mは自然数、aはオフセット
周波数)のサンプリングクロックでサンプリングする電
気サンプリング工程と、前記電気サンプリング工程によ
って得られるサンプリング信号から光信号強度分布を求
め、ある平均時間内の光信号強度分布から光信号振幅ヒ
ストグラムを得るヒストグラム評価工程とを含む。
【0019】また、好ましくは、前記光信号振幅ヒスト
グラム測定工程が、ビットレートf (bit/s)の
被測定光信号を、繰り返し周波数がf(Hz)(f
=(n/m)f+a:n,mは自然数、aはオフセッ
ト周波数)でパルス幅がビットレートf(bit/
s)のタイムスロットよりも十分狭いサンプリング光パ
ルス列と合波する光合波工程と、前記光合波工程により
合波された合波光を、前記被測定光信号と前記サンプリ
ング光パルス列の非線形相互作用を誘起するための非線
形光学媒質に入射させることによって相互相関光信号を
得る相互相関光信号発生工程と、前記相互相関光信号発
生工程により得られる前記相互相関光信号を前記被測定
光信号および前記サンプリング光パルス列から分波する
光分波工程と、前記光分波工程により分波された前記相
互相関光信号を電気強度変調信号に変換する光電変換工
程と、前記光電変換工程によって得られる前記電気強度
変調信号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の
光信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒス
トグラム評価工程とを含む。
【0020】また、好ましくは、前記光信号振幅ヒスト
グラム測定工程が、ビットレートf (bit/s)の
被測定光信号を、サンプリングクロック発生工程から発
生する繰り返し周波数が、f(Hz)(f=(n/
m)f+a:n,mは自然数、aはオフセット周波
数)のサンプリングクロックでサンプリングする光ゲー
ト工程と、前記光ゲート工程によって得られるサンプリ
ング光信号をサンプリング電気信号に変換する光電変換
工程と、前記光電変換工程によって得られる前記サンプ
リング電気信号から光信号強度分布を求め、ある平均時
間内の光信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得
るヒストグラム評価工程とを含む。
【0021】また、好ましくは、前記平均Q値パラメー
タ評価および波形劣化パラメータ評価工程が、あらかじ
め定めた強度しきい値(a)よりも高い振幅ヒストグラ
ム部分から「レベル1」に相当する振幅ヒストグラム分
布関数g1を推定し、別途定めた強度しきい値(b)よ
りも低い部分から「レベル0」に相当する振幅ヒストグ
ラム分布関数g0を推定し、「レベル1」と「レベル
0」それぞれの平均値強度と標準偏差値を関数g1及び
g0からそれぞれ求め、「レベル1」と「レベル0」そ
れぞれの平均値強度の差と、「レベル1」と「レベル
0」それぞれの標準偏差値の和の比を平均Q値パラメー
タとし、「レベル1」の標準偏差値、「レベル0」の標
準偏差値、「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均
値強度の差、の全部または一部を波形劣化パラメータと
する処理を行う。
【0022】上記目的を達成するため、本発明の請求項
12の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号か
ら光振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラム測
定手段と、前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によっ
て得られる前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質
パラメータである平均Q値パラメータと波形劣化パラメ
ータを得る平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラ
メータ評価手段と、前記平均Q値パラメータ評価および
波形劣化パラメータ評価手段で得られた前記平均Q値パ
ラメータの測定値と前記波形劣化パラメータの測定値を
利用して光信号品質劣化要因を評価する光信号品質評価
手段であって、該平均Q値パラメータと該波形劣化パラ
メータの両方を規定し評価することによって、光信号品
質劣化の主要因が前記被測定光信号の波形劣化なのか、
それ以外なのかを判別する光信号品質評価手段とを有す
ることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、本発明の請求項
13の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号か
ら光振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラム測
定手段と、前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によっ
て得られる前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質
パラメータである平均Q値パラメータと波形劣化パラメ
ータを得る平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラ
メータ評価手段と、前記平均Q値パラメータ評価および
波形劣化パラメータ評価手段を利用して得られる、光信
号品質劣化がないシステム導入時の平均Q値パラメータ
と波形劣化パラメータの初期値または初期特性を記憶媒
体に記憶する初期状態記憶手段と、前記平均Q値パラメ
ータ評価および波形劣化パラメータ評価手段で得られた
前記平均Q値パラメータの測定値と前記波形劣化パラメ
ータの測定値と、前記初期状態記憶手段において前記記
憶媒体に記憶されている前記初期値または前記初期特性
とを利用して光信号品質劣化要因を評価する光信号品質
評価手段であって、該平均Q値パラメータと該波形劣化
パラメータの両方を規定し評価することによって、光信
号品質劣化の主要因が前記被測定光信号の波形劣化なの
か、それ以外なのかを判別する光信号品質評価手段とを
有することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、本発明の請求項
14の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号を
分岐する光分岐手段と、前記光分岐手段により分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、前記光分岐手段
により分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑
音強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定手段と、前
記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる前
記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータで
ある平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評価
手段と、前記光信号・光雑音強度測定手段によって得ら
れる前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータ
である光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比
パラメータ評価手段と、前記平均Q値パラメータ評価手
段で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と前記光
信号対雑音比パラメータ評価手段で得られた前記光信号
対雑音比パラメータの測定値とを利用して光信号品質劣
化要因を評価する光信号品質評価手段であって、該平均
Q値パラメータと該光信号対雑音比パラメータの両方を
規定し評価することによって、光信号品質劣化の主要因
が光信号対雑音比劣化なのか、それ以外なのかを判別す
る光信号品質評価手段とを有することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、本発明の請求項
15の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号を
分岐する光分岐手段と、前記光分岐手段により分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、前記光分岐手段
により分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑
音強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定手段と、前
記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる前
記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータで
ある平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評価
手段と、前記光信号・光雑音強度測定手段によって得ら
れる前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータ
である光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比
パラメータ評価手段と、前記平均Q値パラメータ評価手
段と前記光信号対雑音比パラメータ評価手段を利用して
得られる、光信号品質劣化がないシステム導入時の平均
Q値パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期値ま
たは初期特性を記憶媒体に記憶する初期状態記憶手段
と、前記平均Q値パラメータ評価手段で得られた前記平
均Q値パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメ
ータ評価手段で得られた前記光信号対雑音比パラメータ
の測定値と、前記初期状態記憶手段で前記記憶媒体に記
憶されている前記光信号品質劣化がないシステム導入時
の平均Q値パラメータと光信号対雑音比パラメータの初
期値または初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を
評価する光信号品質評価手段であって、該平均Q値パラ
メータと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評
価することによって、光信号品質劣化の主要因が光信号
対雑音比劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信号
品質評価手段とを有することを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、本発明の請求項
16の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号を
分岐する光分岐手段と、前記光分岐手段により分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、前記光分岐手段
により分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑
音強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定手段と、前
記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる前
記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータで
ある波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評価
手段と、前記光信号・光雑音強度測定手段によって得ら
れる前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータ
である光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比
パラメータ評価手段と、前記波形劣化パラメータ評価手
段によって得られた前記波形劣化パラメータの測定値と
前記光信号対雑音比パラメータ評価手段によって得られ
た前記光信号対雑音比パラメータの測定値とを利用して
光信号品質劣化要因を評価する光信号品質評価手段であ
って、該波形劣化パラメータと該光信号対雑音比パラメ
ータの両方を規定し評価することによって、光信号品質
劣化の主要因が光信号対雑音比劣化なのか波形劣化なの
かを判別する光信号品質評価手段とを有することを特徴
とする。
【0027】上記目的を達成するため、本発明の請求項
17の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号を
分岐する光分岐手段と、前記光分岐手段により分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、前記光分岐手段
により分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑
音強度の測定を行う光信号・光雑音強度測定手段と、前
記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる前
記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータで
ある波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評価
手段と、前記光信号・光雑音強度測定手段によって得ら
れる前記光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータ
である光信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比
パラメータ評価手段と、前記波形劣化パラメータ評価手
段および前記光信号対雑音比パラメータ評価手段を利用
して得られる、光信号品質劣化がないシステム導入時の
該波形劣化パラメータと光信号対雑音比パラメータの初
期値または初期特性を記憶媒体に記憶する初期状態記憶
手段と、前記波形劣化パラメータ評価手段で得られた前
記波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パ
ラメータ評価手段で得られた前記光信号対雑音比パラメ
ータの測定値と、前記初期状態記憶手段で前記記憶媒体
に記憶されている光信号品質劣化がないシステム導入時
の該波形劣化パラメータと光信号対雑音比パラメータの
初期値または初期特性とを利用して光信号品質劣化要因
を評価する光信号品質評価手段であって、該波形劣化パ
ラメータと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し
評価することによって、光信号品質劣化の主要因が光信
号対雑音比劣化なのか波形劣化なのかを判別する光信号
品質評価手段とを有することを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、本発明の請求項
18の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号を
分岐する光分岐手段と、前記光分岐手段により分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、前記光分岐手段
により分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑
音の測定を行う光信号・光雑音強度測定手段と、前記光
信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる光信号
振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータである平均
Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均Q値パ
ラメータ評価および波形劣化パラメータ評価手段と、前
記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記光
信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光信
号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメータ
評価手段と、前記平均Q値パラメータ評価および波形劣
化パラメータ評価手段で得られた前記平均Q値パラメー
タの測定値と前記波形劣化パラメータの測定値と前記光
信号対雑音比パラメータ評価手段で得られた光信号対雑
音比パラメータの測定値を利用して光信号品質劣化要因
を評価する光信号品質評価手段であって、該平均Q値パ
ラメータと該波形劣化パラメータと該光信号対雑音比パ
ラメータの全部を規定し評価することによって、光信号
品質劣化の主要因が光信号対雑音比劣化なのか、波形劣
化なのか、それ以外なのかを判別する光信号品質評価手
段とを有することを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、本発明の請求項
19の光信号品質劣化要因監視装置は、被測定光信号を
分岐する光分岐手段と、前記光分岐手段により分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、前記光分岐手段
により分岐された他方の被測定光信号から光信号・光雑
音の測定を行う光信号・光雑音強度測定手段と、前記光
信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる光信号
振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータである平均
Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均Q値パ
ラメータ評価および波形劣化パラメータ評価手段と、前
記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記光
信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光信
号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメータ
評価手段と、前記平均Q値パラメータ評価および波形劣
化パラメータ評価手段と前記光信号対雑音比パラメータ
評価手段とを利用して得られる、光信号品質劣化がない
システム導入時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメ
ータと光信号対雑音比パラメータの初期値または初期特
性を記憶媒体に記憶する初期状態記憶手段と、前記平均
Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価手段
で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と前記波形
劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメー
タ評価手段で得られた前記光信号対雑音比パラメータの
測定値と、前記初期状態記憶手段で前記記憶媒体に記憶
されている光信号品質劣化がないシステム導入時の平均
Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号対雑音比
パラメータの初期値または初期特性とを利用して光信号
品質劣化要因を評価する光信号品質評価手段であって、
該平均Q値パラメータと該波形劣化パラメータと該光信
号対雑音比パラメータの全部を規定し評価することによ
って、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音比劣化な
のか、波形劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信
号品質評価手段とを有することを特徴とする。
【0030】ここで、好ましくは、前記光信号振幅ヒス
トグラム測定手段が、ビットレートf(bit/s)
の被測定光信号を電気強度変調信号に変換する光電変換
手段と、前記光電変換手段によって得られる前記電気強
度変調信号を、繰り返し周波数がf(Hz)(f
(n/m)f+a:n,mは自然数、aはオフセット
周波数)のサンプリングクロックでサンプリングする電
気サンプリング手段と、前記電気サンプリング手段によ
って得られるサンプリング信号から光信号強度分布を求
め、ある平均時間内の光信号強度分布から光信号振幅ヒ
ストグラムを得るヒストグラム評価手段とを含む。
【0031】また、好ましくは、前記光信号振幅ヒスト
グラム測定手段が、ビットレートf (bit/s)の
被測定光信号を、繰り返し周波数がf(Hz)(f
=(n/m)f+a:n,mは自然数、aはオフセッ
ト周波数)でパルス幅がビットレートf(bit/
s)のタイムスロットよりも十分狭いサンプリング光パ
ルス列と合波する光合波手段と、前記光合波手段により
合波された合波光を、前記被測定光信号と前記サンプリ
ング光パルス列の非線形相互作用を誘起するための非線
形光学媒質に入射させることによって相互相関光信号を
得る相互相関光信号発生手段と、前記相互相関光信号発
生手段により得られる前記相互相関光信号を前記被測定
光信号および前記サンプリング光パルス列から分波する
光分波手段と、前記光分波手段により分波された前記相
互相関光信号を電気強度変調信号に変換する光電変換手
段と、前記光電変換手段によって得られる前記電気強度
変調信号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の
光信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒス
トグラム評価手段とを含む。
【0032】また、好ましくは、前記光信号振幅ヒスト
グラム測定手段が、ビットレートf (bit/s)の
被測定光信号を、サンプリングクロック発生手段から発
生する繰り返し周波数が、f(Hz)(f=(n/
m)f+a:n,mは自然数、aはオフセット周波
数)のサンプリングクロックでサンプリングする光ゲー
ト手段と、前記光ゲート手段から出力されるサンプリン
グ光信号を受光してサンプリング電気信号に変換する光
電変換手段と、前記光電変換手段によって得られる前記
サンプリング電気信号から光信号強度分布を求め、ある
平均時間内の光信号強度分布から光信号振幅ヒストグラ
ムを得るヒストグラム評価手段とを含む。
【0033】また、好ましくは、前記平均Q値パラメー
タ評価および波形劣化パラメータ評価手段が、あらかじ
め定めた強度しきい値(a)よりも高い振幅ヒストグラ
ム部分から「レベル1」に相当する振幅ヒストグラム分
布関数g1を推定し、別途定めた強度しきい値(b)よ
りも低い部分から「レベル0」に相当する振幅ヒストグ
ラム分布関数g0を推定し、「レベル1」と「レベル
0」それぞれの平均値強度と標準偏差値を関数g1及び
g0からそれぞれ求め、「レベル1」と「レベル0」そ
れぞれの平均値強度の差と、「レベル1」と「レベル
0」それぞれの標準偏差値の和の比を平均Q値パラメー
タとし、「レベル1」の標準偏差値、「レベル0」の標
準偏差値、「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均
値強度の差、の全部または一部を波形劣化パラメータと
する処理を行う。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1の(A)、(B)に本発明の第1
の実施形態における光信号品質劣化要因監視装置の構成
を示す。本実施形態の光信号品質劣化要因監視装置10
1は、光信号振幅ヒストグラム測定部103と、平均Q
値パラメータ評価部105と、波形劣化パラメータ評価
部107と、初期状態記憶部109と、光信号品質評価
部111とを有する。
【0035】光信号振幅ヒストグラム測定部103は被
測定光信号から光振幅ヒストグラムを得る。平均Q値パ
ラメータ評価部105はその光信号振幅ヒストグラムか
ら光信号品質パラメータである平均Q値パラメータを得
る。波形劣化パラメータ評価部107はその光信号振幅
ヒストグラムから光信号品質パラメータである波形劣化
パラメータを得る。初期状態記憶部109は光信号品質
劣化がないシステム導入時の平均Q値パラメータと波形
劣化パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体に記
憶する。
【0036】光信号品質評価部111は平均Q値パラメ
ータの測定値と波形劣化パラメータの測定値と、初期状
態記憶部109の記憶媒体に記憶されている初期値また
は初期特性とを利用して、光信号品質劣化要因を評価す
るが、その際に、平均Q値パラメータと波形劣化パラメ
ータの両方を規定し評価することによって、光信号品質
劣化の主要因が被測定光信号の波形劣化なのか、それ以
外なのかを判別する。
【0037】次に、図2のフローチャートを参照して、
本実施形態における光信号品質劣化要因監視の手順を詳
述する。 ステップ201:信号劣化がない状態のシステム導入時
に、平均Q値パラメータと波形劣化パラメータの(a)
…初期値のみ、または(b)…光信号対雑音比劣化依存
性を評価する。 ステップ203:ステップ201の測定結果を初期状態
記憶部109に記憶する。(以上、図1の(A))。 ステップ205:システム運用開始後は一定の時間間隔
で平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを評価す
る。 ステップ207:平均Q値パラメータと波形劣化パラメ
ータを測定するごとに光信号品質評価部111において
それら測定値と、初期状態記憶部109の初期値または
光信号対雑音比劣化依存グラフと比較する。 ステップ209:初期値からの平均Q値パラメータの劣
化を観測した場合、または平均Q値パラメータが初期状
態記憶部の光信号対雑音比劣化依存性グラフのあらかじ
め決められたしきい値を下回った場合に、 (a)…波形劣化パラメータの変化がないか、もしくは
小さいときは、劣化要因は波形劣化以外であると判別す
る。 (b)…波形劣化パラメータの変化が大きいときは、劣
化要因は主に波形劣化であると判別する。(以上、図1
の(B))。
【0038】光信号振幅ヒストグラム測定部103は、
例えば図3に示すように、光電変換部303と、電気サ
ンプリングオシロスコープ305と、ヒストグラム評価
部307とで構成される。この構成では、光電変換部3
03において、ビットレートf(bit/s)の被測
定光信号を電気強度変調信号に変換し、電気サンプリン
グオシロスコープ305において、その電気強度変調信
号を繰り返し周波数がf(Hz)(f=(n/m)
+a:n,mは自然数、aはオフセット周波数)の
サンプリングクロックでサンプリングし、ヒストグラム
評価部307において、そのサンプリングオシロスコー
プ305によって得られるサンプリング信号から、図5
に示すように、光信号強度分布を求め、ある平均時間内
のその光信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得
る。
【0039】また、光信号振幅ヒストグラム測定部10
3の別の例を図4に示す。本例の光信号振幅ヒストグラ
ム測定部103は、光サンプリングオシロスコープ40
5とヒストグラム評価部307とで構成される。
【0040】この光サンプリングオシロスコープ405
は、公知技術の光サンプリング法(参考文献[3]:H.
Takara, S, Kawanishi, A. Yokoo, S.Tomaru, T. Kito
h, and M. Saruwatari, “100 Gbit/s optical signal
eye-diagram measurement with optical sampling usin
g organic nonlinear optical crystal”, Electron,Le
tt., 24, pp. 2256-2258, 1996. )を利用できる。すな
わち、光サンプリングオシロスコープ405は、ビット
レートf(bit/s)の被測定光信号と繰り返し周
波数がf(Hz)(f=(n/m)f+a:n,
mは自然数、aはオフセット周波数)でパルス幅がビッ
トレートf(bit/s)のタイムスロットよりも十
分狭いサンプリング光パルス列とを合波する光合波部
と、その被測定光信号とそのサンプリング光パルス列の
非線形相互作用を誘起するための非線形光学媒質に入射
させることによって相互相関光信号を得る相互相関光信
号発生部と、その相互相関光信号をその被測定光信号お
よびそのサンプリング光パルス列から分波する光分波部
と、この光分波部により分波された相互相関光信号を電
気強度変調信号に変換する光電変換と、その電気強度変
調信号から図5のように光信号強度分布を求め、ある平
均時間内の該光信号強度分布から光信号振幅ヒストグラ
ムを得るヒストグラム評価部とから構成できる。
【0041】また、光サンプリングオシロスコープ40
5は、別の例として、サンプリングクロック発生部と、
ビットレートf(bit/s)の光信号をこのサンプ
リングクロック発生部から発生する繰り返し周波数が、 f(Hz)(f=(n/m)f+a:n,mは自
然数、aはオフセット周波数) のサンプリングクロックでサンプリングする光ゲート部
と、この光ゲート部から出力されるサンプリング光信号
を受光してサンプリング電気信号に変換する光電変換部
と、そのサンプリング電気信号から光信号強度分布を求
め、ある平均時間内の光信号強度分布から光信号振幅ヒ
ストグラムを得るヒストグラム評価部とから構成でき
る。ここで、サンプリングクロック発生部には、シンセ
サイズド信号発生器+コムジェネレータによる電気短パ
ルス発生などを用いることができる。また、必要に応じ
て、そのコムジェネレータの前段または後段に電気増幅
器を用いることもできる。また、必要に応じて、そのコ
ムジェネレータの後段にベースバンドクリッパを用いる
こともできる。上記光ゲート部には、電界吸収型光変調
器によるゲート動作などを用いることができる。
【0042】図1の平均Q値パラメータ評価部105と
波形劣化パラメータ評価部107では、例えば、図6か
ら図9に示すような評価方法が利用できる。
【0043】図6における平均Q値パラメータおよび波
形劣化パラメータ評価アルゴリズムは以下の通りであ
る。 (1): 光信号振幅ヒストグラム測定部103から得
られる光信号振幅ヒストグラム(図6の(A))に対し
て、 (2): 振幅ヒストグラムのうち強度レベルの小さい
方から調べたときの極大値をm0′と定める(図6の
(B))。 (3): 次に、強度レベル最大のサンプリング点(m
0′)から強度レベルが小さい方に向かってサンプリン
グ点数を積分して、 N(middle)=N(total)×D×M (但し、N(total)は全サンプリング点数、Dは光信号
のデューティー比(パルス幅とタイムスロットの比)、
Mはマーク率(ディジタル伝送におけるレベル1の発生
確率)) で求まるサンプリング点数N(middle)と、積分値が等
しくなったときの積分したサンプリング点の最小レベル
をm(middle)とする(図6の(C))。 (4): m1′=2×{m(middle)−m
0′} で求まるm1′を定める(図6の(D))。 (5): m1′−alpha (m1′−m0′) で求まる強度レベルをしきい値(a) m0′+alpha (m1′−m0′) で求まる強度レベルをしきい値(b) (但し、alpha は0<alpha <0.5の実数)と定め、
強度レベルがしきい値(a)以上の分布をレベル1の分
布g1、しきい値(b)以下の分布をレベル0の分布g
0とし、それぞれの分布g1、g0において、平均値m
1,m0と標準偏差s1,s0を求める(図6の
(E))。 (6): (5)で求めた平均値と標準偏差から Qavg=|m1−m0|/(s1+s0) で求まるQ値を平均Q値パラメータとし、s1を波形劣
化パラメータ(WD)とする。
【0044】図7における平均Q値パラメータおよび波
形劣化パラメータ評価アルゴリズムは以下の通りであ
る。 (1): 光信号振幅ヒストグラム測定部103から得
られる光信号振幅ヒストグラムに対して(図7の
(A))、 (2): 振幅ヒストグラムのうち強度レベルの小さい
方から調べたときの最初の極大値をしきい値(b)と定
める(図7の(B))。 (3): 強度レベル最大のサンプリング点から強度レ
ベルが小さい方に向かってサンプリング点数を積分し
て、 N(middle)=N(total)×D×M (但し、N(total)は全サンプリング点数、Dは光信号
のデューティー比(パルス幅とタイムスロットの比)、
Mはマーク率(ディジタル伝送におけるレベル1の発生
確率))で求まるサンプリング点数N(middle)と積分
値が等しくなったときの、積分したサンプリング点の最
小レベルをm(middle)とする(図7の(C))。 (4): しきい値(a)=2×{m(middle)−し
きい値(b)}でしきい値(a)を定める(図7の
(D))。 (5): 振幅ヒストグラムのうち、強度レベルがしき
い値(a)以上の部分を正規分布g1の一部と仮定し、
しきい値(b)以下の部分を正規分布g0の一部と仮定
し、最小二乗法などによりフィッテングしてレベル1、
レベル0の平均値m1、m0と標準偏差s1、s0を求
める(図7の(E))。 (6): (5)で求めた平均値と標準偏差から Qavg=|m1−m0|/(s1+s0) で求まるQ値を平均Q値パラメータとし、s1を波形劣
化パラメータとする。分布関数g0,g1としてはカイ
二乗分布を仮定することもできる(参考文献[4]:D.
Marcuse, “Derivation of Analytical Expressions f
or the Bit-ErrorProbability in Lightwave Systems w
ith Optical Amplifiers,”IEEE J. Lightwave Techno
l., Vol.8, No. 12, pp1816-1823, 1990)。
【0045】図8における平均Q値パラメータおよび波
形劣化パラメータ評価アルゴリズムは以下の通りであ
る。 (1): 光信号振幅ヒストグラム測定部103から得
られる光信号振幅ヒストグラムに対して(図8の
(A))、 (2): 振幅ヒストグラムのうち強度レベルの小さい
方から調べたときの最初の極大値をしきい値(b)と定
める(図8の(B))。 (3): 振幅ヒストグラムのうち、強度レベルがしき
い値(b)以下の部分を正規分布g0の一部と仮定し、
最小二乗法などによりフィッテングしてレベル0の平均
値m0と標準偏差s0をそれぞれ求める(図8の
(C))。 (4): 振幅ヒストグラム全体から(3)で求めた関
数g0を差し引いた分布g1xを求め、分布g1xのう
ち強度レベルの大きい方から調べたときの最初の極大値
をしきい値(a)と定める。g1xは、レベル1の分布
関数g1とクロスポイントの分布関数gxの重ね合わせ
と考えられる(図8の(D))。 (5): 分布g1xのうち強度レベルがしきい値
(a)以上の部分を正規分布g1の一部と仮定し、最小
二乗法などによりフィツテングしてレベル1の平均値m
1と標準偏差s1をそれぞれ求める(図8の(E))。 (6): しきい値(a),(b)をそれぞれm1,m
0とする(図8の(F))。 (7): (5)で求めた平均値と標準偏差から Qavg=|m1−m0|/(s1+s0) で求まるQ値を平均Q値パラメータとし、s1を波形劣
化パラメータとする。分布関数g0,g1としてはカイ
二乗分布を仮定することもできる(参照文献[4])。
【0046】図9における平均Q値パラメータおよび波
形劣化パラメータ評価アルゴリズムは以下の通りであ
る。 (1): 光信号振幅ヒストグラム測定部103から得
られる光信号振幅ヒストグラムに対して(図9の
(A))、 (2): 振幅ヒストグラムのうち強度レベルの大きい
方から調べたときの最初の極大値をしきい値(a)、振
幅ヒストグラムのうち強度レベルの小さい方から調べた
ときの最初の極大値をしきい値(b)と定める(図9の
(B))。 (3): 振幅ヒストグラムのうち、強度レベルがしき
い値(a)以上の部分を正規分布g1と仮定し、しきい
値(b)以下の部分を正規分布g0と仮定し、最小二乗
法などによりフィッテングして、最小二乗法などにより
フィッテングしてレベル1の平均値m1と標準偏差s
1、レベル0の平均値m0と標準偏差s0を求める(図
9の(C))。 (4): (3)で求めた平均値と標準偏差から Qavg=|m1−m0|/(s1+s0) で求まるQ値を平均Q値パラメータとし、s1を波形劣
化パラメータとする。分布関数g0,g1としてはカイ
二乗分布を仮定することもできる(参考文献[4])。
【0047】本実施形態における、実際の測定結果を図
10、および図11に示す。
【0048】図10の(A)〜(C)は、10Gbit
/sNRZ光信号から得られる光信号振幅ヒストグラム
を示す。図10の(A)は波長分散値が340ps/n
m、最小受光パワー−31dBmの場合であり、図10
の(B)は波長分散値が1360ps/nm、最小受光
パワー−31dBmの場合であり、図10の(C)は波
長分散値が340ps/nm、最小受光パワー−39d
Bmの場合である。
【0049】すなわち、図10の(A)と(B)の比較
では、光信号対雑音比劣化がなく波長分散による波形劣
化がある場合の振幅ヒストグラムの変化を確認できる
が、レベル1(振幅の大きい側のピーク)の分布の標準
偏差の増加が見られ、それによる平均Q値の減少が予想
できる。
【0050】図10の(A)と(C)の変化では、波長
分散による波形劣化がなく光信号対雑音比劣化がある場
合の振幅ヒストグラムの変化を確認できるが、レベル1
と0の平均値の差の減少が顕著に見られ、それによる平
均Q値の減少が予想される。つまり、波形劣化だけの場
合と光信号対雑音比劣化だけの場合とで、平均Q値減少
の原因が異なる傾向が確認できる。
【0051】図11の(A)、(B)のグラフは上記の
考察を実験的に確認したものである。左右どちらのグラ
フも波長分散値が340ps/nm、最小受光パワー−
31dBmの場合の値を1として各パラメータの変化を
プロットしている。
【0052】左側の図11の(A)に示すグラフは、波
長分散値の変化に対する平均Q値パラメータの変化、波
形劣化パラメータs1の変化、レベル0と1の平均値の
差の変化を示しており、波長分散値の増加(波形劣化の
増大)に伴って、平均Q値パラメータの減少と波形劣化
パラメータs1の増加が見られる。
【0053】右の図11の(B)に示すグラフは、最小
受光パワーの変化に対する平均Q値パラメータの変化、
波形劣化パラメータs1の変化、レベル0と1の平均値
の差の変化を示しており、最小受光パワーの減少(光信
号対雑音比の減少)に伴って、平均Q値パラメータの減
少がみられ、波形劣化パラメータs1の変化が小さい。
これは左側のグラフの波形劣化の場合と区別できる。
【0054】(第2の実施形態)図12に本発明の第2
の実施形態における光信号品質劣化要因監視装置の構成
を示す。本実施形態の光信号品質劣化要因監視装置12
01は、光分岐器1203と、光信号振幅ヒストグラム
測定部1205と、光信号・光雑音強度測定部1207
と、平均Q値パラメータ評価部1209と、光信号対雑
音比パラメータ評価部1211と、初期状態記憶部12
13と、光信号品質評価部1214とを有する。
【0055】光分岐器1203は被測定光信号を分岐す
る。光信号振幅ヒストグラム測定部1205は分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る。光信号・光雑音強度測定部1207は分岐された他
方の被測定光信号から光信号・光雑音強度の測定を行
う。平均Q値パラメータ評価部1209は光信号振幅ヒ
ストグラム測定部1205によって得られる光信号振幅
ヒストグラムから光信号品質パラメータである平均Q値
パラメータを得る。光信号対雑音比パラメータ評価部1
211は光信号振幅ヒストグラム測定部1205によっ
て得られる光信号・光雑音強度から光信号品質パラメー
タである光信号対雑音比パラメータを得る。初期状態記
憶部1213は光信号品質劣化がないシステム導入時の
平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号対雑
音比パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体に記
憶する。
【0056】光信号品質評価部1214は、平均Q値パ
ラメータの測定値と光信号対雑音比パラメータの測定値
と、記憶媒体に記憶されている光信号品質劣化がないシ
ステム導入時の平均Q値パラメータと光信号対雑音比パ
ラメータの初期値または初期特性とを利用して光信号品
質劣化要因を評価するが、その際に平均Q値パラメータ
と光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価するこ
とによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音比
劣化なのか、それ以外なのかを判別する。
【0057】次に、図13のフローチャートを参照し
て、本実施形態における光信号品質劣化要因監視の手順
を詳述する。 ステップ1301: 信号劣化がない状態のシステム導
入時に、平均Q値パラメータと光信号対雑音比パラメー
タの(a)…初期値のみ、または(b)…光信号対雑音
比劣化依存性を評価する。 ステップ1303: その測定結果を初期状態記憶部1
213に記憶する。(以上、図12の(A))。 ステップ1305: システム運用開始後は一定の時間
間隔で平均Q値パラメータと光信号対雑音比パラメータ
を評価する。 ステップ1307: 平均Q値パラメータと光信号対雑
音比パラメータを測定するごとに、光信号品質評価部1
214において初期状態記憶部1213の初期値または
光信号対雑音比劣化依存性グラフと比較する。 ステップ1309: 初期値からの平均Q値パラメータ
の劣化を観測した場合、または平均Q値パラメータが初
期状態記憶部1213の光信号対雑音比劣化依存性グラ
フのあらかじめ決められたしきい値を下回った場合に、 (a)…光信号対雑音比パラメータの変化がないか、も
しくは小さいときは、劣化要因は波形劣化と光信号対雑
音比劣化以外であると判別する。 (b)…光信号対雑音比パラメータの変化が大きいとき
は、劣化要因は主に光信号対雑音比劣化であると判別す
る。(以上、図12の(B))。
【0058】光信号振幅ヒストグラム測定部1205
は、図3〜図5に具体例で示すように、電気サンプリン
グや光サンプリングを用いた方法を利用でき、その詳細
は第1の実施形態に述べたとおりである。
【0059】平均Q値パラメータ評価部1209は、図
6〜図9に示すような評価方法が利用できる。その詳細
は第1の実施形態に述べたとおりである。
【0060】光信号・光雑音強度測定部1207には、
例えば光スペクトルアナライザを用いることができる。
【0061】また、光信号対雑音比パラメータ評価部1
211では、例えば図14に示すように、光信号対雑音
比(OSNR)=10Log(光信号強度/光雑音強
度)で光信号対雑音比パラメータを評価できる。
【0062】(第3の実施形態)図15に本発明の第3
の実施形態における光信号品質劣化要因監視装置の構成
を示す。なお、図15において、図12と同様な構成要
素には同一符号を付してある。本実施形態の光信号品質
劣化要因監視装置1501は、光分岐器1203と、光
信号振幅ヒストグラム測定部1205と、光信号・光雑
音強度測定部1207と、平均Q値パラメータ評価部1
503と、波形劣化パラメータ評価部1505と、光信
号対雑音比パラメータ評価部1211と、初期状態記憶
部1213と、光信号品質評価部1214とを有する。
【0063】光分岐器1203は被測定光信号を分岐す
る。光信号振幅ヒストグラム測定部1205は分岐され
た一方の被測定光信号から光信号振幅ヒストグラムを得
る。光信号・光雑音強度測定部1207は分岐された他
方の被測定光信号から光信号・光雑音の測定を行う。平
均Q値パラメータ評価部1503は光信号振幅ヒストグ
ラムから光信号品質パラメータである平均Q値パラメー
タを得る。波形劣化パラメータ評価部1505は光信号
振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータである波形
劣化パラメータを得る。光信号対雑音比パラメータ評価
部1211は光信号・光雑音強度から光信号品質パラメ
ータである光信号対雑音比パラメータを得る。初期状態
記憶部1213は光信号品質劣化がないシステム導入時
の平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号対
雑音比パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体に
記憶する。
【0064】光信号品質評価部1214は、平均Q値パ
ラメータの測定値と波形劣化パラメータの測定値と光信
号対雑音比パラメータの測定値と、記憶媒体に記憶され
ている光信号品質劣化がないシステム導入時の初期値ま
たは初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を評価す
るが、その際に平均Q値パラメータと波形劣化パラメー
タと光信号対雑音比パラメータの全部を規定し評価する
ことによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音
比劣化なのか、波形劣化なのか、それ以外なのかを判別
する。
【0065】次に、図16のフローチャートを参照し
て、本実施形態における光信号品質劣化要因監視の手順
を詳述する。 ステップ1601: 信号劣化がない状態のシステム導
入時に、平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光
信号対雑音比パラメータの(a)…初期値のみ、または
(b)…光信号対雑音比劣化依存性を評価する。 ステップ1603: その測定結果を初期状態記憶部1
213に記憶する。(以上、図15の(A))。 ステップ1605: システム運用開始後は一定の時間
間隔で平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信
号対雑音比パラメータを評価する。ステップ1607:
平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号対
雑音比パラメータを測定するごとに、光信号品質評価部
1214において初期状態記憶部1213の初期値また
は光信号対雑音比劣化依存性グラフと比較する。ステッ
プ1609: 初期値からの平均Q値パラメータの劣化
を観測した場合、または平均Q値パラメータが初期状態
記憶部1213の光信号対雑音比劣化依存性グラフのあ
らかじめ決められたしきい値を下回った場合に、 (a)…波形劣化パラメータの変化がないか、もしくは
小さく、かつ、光信号対雑音比パラメータの変化がない
か、もしくは小さいときは、劣化要因は波形劣化と光信
号対雑音比劣化以外であると判別する。 (b)…光信号対雑音比パラメータの変化が大きいとき
は、劣化要因は主に光信号対雑音比劣化であると判別す
る。 (c)…波形劣化パラメータの変化が大きいときは、劣
化要因は主に波形劣化であると判別する。(以上、図1
5の(B))。
【0066】光信号振幅ヒストグラム測定部1205
は、図3〜図5に具体例で示すように、電気サンプリン
グや光サンプリングを用いた方法を利用でき、その詳細
は第1の実施形態に述べたとおりである。
【0067】平均Q値パラメータ評価部1503は、図
6〜図9に示すような評価方法が利用できる。その詳細
は第1の実施形態に述べたとおりである。
【0068】光信号・光雑音強度測定部1207と光信
号対雑音比パラメータ評価部1211は、図14に示す
ような評価方法が利用できる。その詳細は第2の実施形
態に述べたとおりである。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光信号品質の劣化要因を監視できるので、サービスあた
りの通信容量が大きく、多様な信号形式、信号ビットレ
ートを有するマルチメディアサービスを収容できるよう
な、経済的で信頼性の高い光ネットワークを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の光信号品質劣化要因
監視装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の光信号品質劣化要因
監視装置で利用した光信号劣化要因の推測アルゴリズム
を示すフローチャートである。
【図3】図1の光信号振幅ヒストグラム測定部の構成例
を示すブロック図である。
【図4】図1の光信号振幅ヒストグラム測定部の他の構
成例を示すブロック図である。
【図5】図1の光信号品質劣化要因監視装置におけるヒ
ストグラム評価の方法を示す特性図である。
【図6】図1の光信号品質劣化要因監視装置における平
均Q値パラメータおよび波形劣化パラメータ評価のアル
ゴリズムの第1の例を示す特性図である。
【図7】図1の光信号品質劣化要因監視装置における平
均Q値パラメータおよび波形劣化パラメータ評価のアル
ゴリズムの第2の例を示す特性図である。
【図8】図1の光信号品質劣化要因監視装置における平
均Q値パラメータおよび波形劣化パラメータ評価のアル
ゴリズムの第3の例を示す特性図である。
【図9】図1の光信号品質劣化要因監視装置における平
均Q値パラメータおよび波形劣化パラメータ評価のアル
ゴリズムの第4の例を示す特性図である。
【図10】図1の光信号品質劣化要因監視装置において
10Gbit/sNRZ光信号から得られる光信号振幅
ヒストグラムを示すグラフである。
【図11】波形劣化だけの場合と光信号対雑音比劣化だ
けの場合とで、平均Q値減少の原因が異なる傾向を実験
的に確認したグラフである。
【図12】本発明の第2の実施形態の光信号品質劣化要
因監視装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第2の実施形態の光信号品質劣化要
因監視装置で利用した光信号劣化要因の推測アルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
【図14】図12の信号対雑音比パラメータ評価部の特
性を示す概念図である。
【図15】本発明の第3の実施形態の光信号品質劣化要
因監視装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第3の実施形態の光信号品質劣化要
因監視装置で利用した光信号劣化要因の推測アルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
【図17】従来の光信号品質監視部の構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
101 光信号品質劣化要因監視装置 103 光信号振幅ヒストグラム測定部 105 平均Q値パラメータ評価部 107 波形状態記憶部 111 光信号品質評価部 303 光電変換部 305 電気サンプリングオシロスコープ 307 ヒストグラム評価部 405 光サンプリングオシロスコープ 1201 光信号品質劣化要因監視装置 1203 光分岐器 1205 光信号振幅ヒストグラム測定部 1207 光信号・光雑音強度測定部 1209 平均Q値パラメータ評価部 1211 信号対雑音比パラメータ評価部 1213 初期状態記憶部 1214 光信号品質評価部 1501 光信号品質劣化要因監視装置 1503 平均Q値パラメータ評価部 1505 波形劣化パラメータ評価部 1701 光信号品質監視部 1703 光信号振幅ヒストグラム測定部 1705 平均Q値パラメータ評価部 1707 光信号品質評価部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 健太郎 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2G065 AA04 AA12 AB14 AB16 BB14 BC13 BC14 BC16 BC33 BD01 CA12 2G086 KK01 KK02

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定光信号から光振幅ヒストグラムを
    得る光信号振幅ヒストグラム測定工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る
    平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価
    工程と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価工程で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と
    前記波形劣化パラメータの測定値を利用して光信号品質
    劣化要因を評価する光信号品質評価工程であって、該平
    均Q値パラメータと該波形劣化パラメータの両方を規定
    し評価することによって、光信号品質劣化の主要因が前
    記被測定光信号の波形劣化なのか、それ以外なのかを判
    別する光信号品質評価工程とを有することを特徴とする
    光信号品質劣化要因監視方法。
  2. 【請求項2】 被測定光信号から光振幅ヒストグラムを
    得る光信号振幅ヒストグラム測定工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る
    平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価
    工程と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価工程を利用して得られる、光信号品質劣化がないシ
    ステム導入時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメー
    タの初期値または初期特性を記憶媒体に記憶する初期状
    態記憶工程と、前記平均Q値パラメータ評価および波形
    劣化パラメータ評価工程で得られた前記平均Q値パラメ
    ータの測定値と前記波形劣化パラメータの測定値と、前
    記初期状態記憶工程において前記記憶媒体に記憶されて
    いる前記初期値または前記初期特性とを利用して光信号
    品質劣化要因を評価する光信号品質評価工程であって、
    該平均Q値パラメータと該波形劣化パラメータの両方を
    規定し評価することによって、光信号品質劣化の主要因
    が前記被測定光信号の波形劣化なのか、それ以外なのか
    を判別する光信号品質評価工程とを有することを特徴と
    する光信号品質劣化要因監視方法。
  3. 【請求項3】 被測定光信号を分岐する光分岐工程と、 前記光分岐工程により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定工程と、 前記光分岐工程により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評
    価工程と、 前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価工程と、 前記平均Q値パラメータ評価工程で得られた前記平均Q
    値パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
    評価工程で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
    定値とを利用して光信号品質劣化要因を評価する光信号
    品質評価工程であって、該平均Q値パラメータと該光信
    号対雑音比パラメータの両方を規定し評価することによ
    って、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音比劣化な
    のか、それ以外なのかを判別する光信号品質評価工程と
    を有することを特徴とする光信号品質劣化要因監視方
    法。
  4. 【請求項4】 被測定光信号を分岐する光分岐工程と、 前記光分岐工程により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定工程と、 前記光分岐工程により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評
    価工程と、 前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価工程と、 前記平均Q値パラメータ評価工程と前記光信号対雑音比
    パラメータ評価工程を利用して得られる、光信号品質劣
    化がないシステム導入時の平均Q値パラメータと光信号
    対雑音比パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体
    に記憶する初期状態記憶工程と、 前記平均Q値パラメータ評価工程で得られた前記平均Q
    値パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
    評価工程で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
    定値と、前記初期状態記憶工程で前記記憶媒体に記憶さ
    れている前記光信号品質劣化がないシステム導入時の平
    均Q値パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期値
    または初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を評価
    する光信号品質評価工程であって、該平均Q値パラメー
    タと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価す
    ることによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑
    音比劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信号品質
    評価工程とを有することを特徴とする光信号品質劣化要
    因監視方法。
  5. 【請求項5】 被測定光信号を分岐する光分岐工程と、 前記光分岐工程により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定工程と、 前記光分岐工程により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評
    価工程と、 前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価工程と、 前記波形劣化パラメータ評価工程によって得られた前記
    波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラ
    メータ評価工程によって得られた前記光信号対雑音比パ
    ラメータの測定値とを利用して光信号品質劣化要因を評
    価する光信号品質評価工程であって、該波形劣化パラメ
    ータと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価
    することによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対
    雑音比劣化なのか波形劣化なのかを判別する光信号品質
    評価工程と有することを特徴とする光信号品質劣化要因
    監視方法。
  6. 【請求項6】 被測定光信号を分岐する光分岐工程と、 前記光分岐工程により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定工程と、 前記光分岐工程により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評
    価工程と、 前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価工程と、 前記波形劣化パラメータ評価工程および前記光信号対雑
    音比パラメータ評価工程を利用して得られる、光信号品
    質劣化がないシステム導入時の該波形劣化パラメータと
    光信号対雑音比パラメータの初期値または初期特性を記
    憶媒体に記憶する初期状態記憶工程と、 前記波形劣化パラメータ評価工程で得られた前記波形劣
    化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
    評価工程で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
    定値と、前記初期状態記憶工程で前記記憶媒体に記憶さ
    れている光信号品質劣化がないシステム導入時の該波形
    劣化パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期値ま
    たは初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を評価す
    る光信号品質評価工程であって、該波形劣化パラメータ
    と該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価する
    ことによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音
    比劣化なのか波形劣化なのかを判別する光信号品質評価
    工程とを有することを特徴とする光信号品質劣化要因監
    視方法。
  7. 【請求項7】 被測定光信号を分岐する光分岐工程と、 前記光分岐工程により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定工程と、 前記光分岐工程により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音の測定を行う光信号・光雑音強度測定
    工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
    る平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均
    Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価工程
    と、 前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価工程と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価工程で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と
    前記波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比
    パラメータ評価工程で得られた光信号対雑音比パラメー
    タの測定値を利用して光信号品質劣化要因を評価する光
    信号品質評価工程であって、該平均Q値パラメータと該
    波形劣化パラメータと該光信号対雑音比パラメータの全
    部を規定し評価することによって、光信号品質劣化の主
    要因が光信号対雑音比劣化なのか、波形劣化なのか、そ
    れ以外なのかを判別する光信号品質評価工程とを有する
    ことを特徴とする光信号品質劣化要因監視方法。
  8. 【請求項8】 被測定光信号を分岐する光分岐工程と、 前記光分岐工程により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定工程と、 前記光分岐工程により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音の測定を行う光信号・光雑音強度測定
    工程と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程によって得られる
    光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
    る平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均
    Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価工程
    と、 前記光信号・光雑音強度測定工程によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価工程と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価工程と前記光信号対雑音比パラメータ評価工程とを
    利用して得られる、光信号品質劣化がないシステム導入
    時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号
    対雑音比パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体
    に記憶する初期状態記憶工程と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価工程で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と
    前記波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比
    パラメータ評価工程で得られた前記光信号対雑音比パラ
    メータの測定値と、前記初期状態記憶工程で前記記憶媒
    体に記憶されている光信号品質劣化がないシステム導入
    時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号
    対雑音比パラメータの初期値または初期特性とを利用し
    て光信号品質劣化要因を評価する光信号品質評価工程で
    あって、該平均Q値パラメータと該波形劣化パラメータ
    と該光信号対雑音比パラメータの全部を規定し評価する
    ことによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音
    比劣化なのか、波形劣化なのか、それ以外なのかを判別
    する光信号品質評価工程とを有することを特徴とする光
    信号品質劣化要因監視方法。
  9. 【請求項9】 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程
    が、 ビットレートf(bit/s)の被測定光信号を電気
    強度変調信号に変換する光電変換工程と、 前記光電変換工程によって得られる前記電気強度変調信
    号を、繰り返し周波数がf(Hz)(f=(n/
    m)f+a:n,mは自然数、aはオフセット周波
    数)のサンプリングクロックでサンプリングする電気サ
    ンプリング工程と、 前記電気サンプリング工程によって得られるサンプリン
    グ信号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の光
    信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒスト
    グラム評価工程とを含むことを特徴とする請求項1から
    8のいずれかに記載の光信号品質劣化要因監視方法。
  10. 【請求項10】 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程
    が、 ビットレートf(bit/s)の被測定光信号を、繰
    り返し周波数がf(Hz)(f=(n/m)f
    a:n,mは自然数、aはオフセット周波数)でパルス
    幅がビットレートf(bit/s)のタイムスロット
    よりも十分狭いサンプリング光パルス列と合波する光合
    波工程と、 前記光合波工程により合波された合波光を、前記被測定
    光信号と前記サンプリング光パルス列の非線形相互作用
    を誘起するための非線形光学媒質に入射させることによ
    って相互相関光信号を得る相互相関光信号発生工程と、 前記相互相関光信号発生工程により得られる前記相互相
    関光信号を前記被測定光信号および前記サンプリング光
    パルス列から分波する光分波工程と、 前記光分波工程により分波された前記相互相関光信号を
    電気強度変調信号に変換する光電変換工程と、 前記光電変換工程によって得られる前記電気強度変調信
    号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の光信号
    強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒストグラ
    ム評価工程とを含むことを特徴とする請求項1から8の
    いずれかに記載の光信号品質劣化要因監視方法。
  11. 【請求項11】 前記平均Q値パラメータ評価および波
    形劣化パラメータ評価工程が、 あらかじめ定めた強度しきい値(a)よりも高い振幅ヒ
    ストグラム部分から「レベル1」に相当する振幅ヒスト
    グラム分布関数g1を推定し、 別途定めた強度しきい値(b)よりも低い部分から「レ
    ベル0」に相当する振幅ヒストグラム分布関数g0を推
    定し、 「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均値強度と標
    準偏差値を関数g1及びg0からそれぞれ求め、 「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均値強度の差
    と、「レベル1」と「レベル0」それぞれの標準偏差値
    の和の比を平均Q値パラメータとし、 「レベル1」の標準偏差値、「レベル0」の標準偏差
    値、「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均値強度
    の差、の全部または一部を波形劣化パラメータとする処
    理を行うことを特徴とする請求項1、2、7、8のいず
    れかに記載の光信号品質劣化要因監視方法。
  12. 【請求項12】 被測定光信号から光振幅ヒストグラム
    を得る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る
    平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価
    手段と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価手段で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と
    前記波形劣化パラメータの測定値を利用して光信号品質
    劣化要因を評価する光信号品質評価手段であって、該平
    均Q値パラメータと該波形劣化パラメータの両方を規定
    し評価することによって、光信号品質劣化の主要因が前
    記被測定光信号の波形劣化なのか、それ以外なのかを判
    別する光信号品質評価手段とを有することを特徴とする
    光信号品質劣化要因監視装置。
  13. 【請求項13】 被測定光信号から光振幅ヒストグラム
    を得る光信号振幅ヒストグラム測定手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る
    平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価
    手段と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価手段を利用して得られる、光信号品質劣化がないシ
    ステム導入時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメー
    タの初期値または初期特性を記憶媒体に記憶する初期状
    態記憶手段と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価手段で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と
    前記波形劣化パラメータの測定値と、前記初期状態記憶
    手段において前記記憶媒体に記憶されている前記初期値
    または前記初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を
    評価する光信号品質評価手段であって、該平均Q値パラ
    メータと該波形劣化パラメータの両方を規定し評価する
    ことによって、光信号品質劣化の主要因が前記被測定光
    信号の波形劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信
    号品質評価手段とを有することを特徴とする光信号品質
    劣化要因監視装置。
  14. 【請求項14】 被測定光信号を分岐する光分岐手段
    と、 前記光分岐手段により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定手段と、 前記光分岐手段により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評
    価手段と、 前記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価手段と、 前記平均Q値パラメータ評価手段で得られた前記平均Q
    値パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
    評価手段で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
    定値とを利用して光信号品質劣化要因を評価する光信号
    品質評価手段であって、該平均Q値パラメータと該光信
    号対雑音比パラメータの両方を規定し評価することによ
    って、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音比劣化な
    のか、それ以外なのかを判別する光信号品質評価手段と
    を有することを特徴とする光信号品質劣化要因監視装
    置。
  15. 【請求項15】 被測定光信号を分岐する光分岐手段
    と、 前記光分岐手段により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定手段と、 前記光分岐手段により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である平均Q値パラメータを得る平均Q値パラメータ評
    価手段と、 前記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価手段と、 前記平均Q値パラメータ評価手段と前記光信号対雑音比
    パラメータ評価手段を利用して得られる、光信号品質劣
    化がないシステム導入時の平均Q値パラメータと光信号
    対雑音比パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体
    に記憶する初期状態記憶手段と、 前記平均Q値パラメータ評価手段で得られた前記平均Q
    値パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
    評価手段で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
    定値と、前記初期状態記憶手段で前記記憶媒体に記憶さ
    れている前記光信号品質劣化がないシステム導入時の平
    均Q値パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期値
    または初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を評価
    する光信号品質評価手段であって、該平均Q値パラメー
    タと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価す
    ることによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑
    音比劣化なのか、それ以外なのかを判別する光信号品質
    評価手段とを有することを特徴とする光信号品質劣化要
    因監視装置。
  16. 【請求項16】 被測定光信号を分岐する光分岐手段
    と、 前記光分岐手段により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定手段と、 前記光分岐手段により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評
    価手段と、 前記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価手段と、 前記波形劣化パラメータ評価手段によって得られた前記
    波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラ
    メータ評価手段によって得られた前記光信号対雑音比パ
    ラメータの測定値とを利用して光信号品質劣化要因を評
    価する光信号品質評価手段であって、該波形劣化パラメ
    ータと該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価
    することによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対
    雑音比劣化なのか波形劣化なのかを判別する光信号品質
    評価手段とを有することを特徴とする光信号品質劣化要
    因監視装置。
  17. 【請求項17】 被測定光信号を分岐する光分岐手段
    と、 前記光分岐手段により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定手段と、 前記光分岐手段により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音強度の測定を行う光信号・光雑音強度
    測定手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    前記光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータ
    である波形劣化パラメータを得る波形劣化パラメータ評
    価手段と、 前記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価手段と、 前記波形劣化パラメータ評価手段および前記光信号対雑
    音比パラメータ評価手段を利用して得られる、光信号品
    質劣化がないシステム導入時の該波形劣化パラメータと
    光信号対雑音比パラメータの初期値または初期特性を記
    憶媒体に記憶する初期状態記憶手段と、 前記波形劣化パラメータ評価手段で得られた前記波形劣
    化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比パラメータ
    評価手段で得られた前記光信号対雑音比パラメータの測
    定値と、前記初期状態記憶手段で前記記憶媒体に記憶さ
    れている光信号品質劣化がないシステム導入時の該波形
    劣化パラメータと光信号対雑音比パラメータの初期値ま
    たは初期特性とを利用して光信号品質劣化要因を評価す
    る光信号品質評価手段であって、該波形劣化パラメータ
    と該光信号対雑音比パラメータの両方を規定し評価する
    ことによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音
    比劣化なのか波形劣化なのかを判別する光信号品質評価
    手段とを有することを特徴とする光信号品質劣化要因監
    視装置。
  18. 【請求項18】 被測定光信号を分岐する光分岐手段
    と、 前記光分岐手段により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定手段と、 前記光分岐手段により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音の測定を行う光信号・光雑音強度測定
    手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
    る平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均
    Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価手段
    と、 前記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価手段と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価手段で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と
    前記波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比
    パラメータ評価手段で得られた光信号対雑音比パラメー
    タの測定値を利用して光信号品質劣化要因を評価する光
    信号品質評価手段であって、該平均Q値パラメータと該
    波形劣化パラメータと該光信号対雑音比パラメータの全
    部を規定し評価することによって、光信号品質劣化の主
    要因が光信号対雑音比劣化なのか、波形劣化なのか、そ
    れ以外なのかを判別する光信号品質評価手段とを有する
    ことを特徴とする光信号品質劣化要因監視装置。
  19. 【請求項19】 被測定光信号を分岐する光分岐手段
    と、 前記光分岐手段により分岐された一方の被測定光信号か
    ら光信号振幅ヒストグラムを得る光信号振幅ヒストグラ
    ム測定手段と、 前記光分岐手段により分岐された他方の被測定光信号か
    ら光信号・光雑音の測定を行う光信号・光雑音強度測定
    手段と、 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段によって得られる
    光信号振幅ヒストグラムから光信号品質パラメータであ
    る平均Q値パラメータと波形劣化パラメータを得る平均
    Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ評価手段
    と、 前記光信号・光雑音強度測定手段によって得られる前記
    光信号・光雑音強度から光信号品質パラメータである光
    信号対雑音比パラメータを得る光信号対雑音比パラメー
    タ評価手段と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価手段と前記光信号対雑音比パラメータ評価手段とを
    利用して得られる、光信号品質劣化がないシステム導入
    時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号
    対雑音比パラメータの初期値または初期特性を記憶媒体
    に記憶する初期状態記憶手段と、 前記平均Q値パラメータ評価および波形劣化パラメータ
    評価手段で得られた前記平均Q値パラメータの測定値と
    前記波形劣化パラメータの測定値と前記光信号対雑音比
    パラメータ評価手段で得られた前記光信号対雑音比パラ
    メータの測定値と、前記初期状態記憶手段で前記記憶媒
    体に記憶されている光信号品質劣化がないシステム導入
    時の平均Q値パラメータと波形劣化パラメータと光信号
    対雑音比パラメータの初期値または初期特性とを利用し
    て光信号品質劣化要因を評価する光信号品質評価手段で
    あって、該平均Q値パラメータと該波形劣化パラメータ
    と該光信号対雑音比パラメータの全部を規定し評価する
    ことによって、光信号品質劣化の主要因が光信号対雑音
    比劣化なのか、波形劣化なのか、それ以外なのかを判別
    する光信号品質評価手段とを有することを特徴とする光
    信号品質劣化要因監視装置。
  20. 【請求項20】 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段
    が、 ビットレートf(bit/s)の被測定光信号を電気
    強度変調信号に変換する光電変換手段と、 前記光電変換手段によって得られる前記電気強度変調信
    号を、繰り返し周波数がf(Hz)(f=(n/
    m)f+a:n,mは自然数、aはオフセット周波
    数)のサンプリングクロックでサンプリングする電気サ
    ンプリング手段と、 前記電気サンプリング手段によって得られるサンプリン
    グ信号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の光
    信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒスト
    グラム評価手段とを含むことを特徴とする請求項12か
    ら19のいずれかに記載の光信号品質劣化要因監視装
    置。
  21. 【請求項21】 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段
    が、 ビットレートf(bit/s)の被測定光信号を、繰
    り返し周波数がf(Hz)(f=(n/m)f
    a:n,mは自然数、aはオフセット周波数)でパルス
    幅がビットレートf(bit/s)のタイムスロット
    よりも十分狭いサンプリング光パルス列と合波する光合
    波手段と、 前記光合波手段により合波された合波光を、前記被測定
    光信号と前記サンプリング光パルス列の非線形相互作用
    を誘起するための非線形光学媒質に入射させることによ
    って相互相関光信号を得る相互相関光信号発生手段と、 前記相互相関光信号発生手段により得られる前記相互相
    関光信号を前記被測定光信号および前記サンプリング光
    パルス列から分波する光分波手段と、 前記光分波手段により分波された前記相互相関光信号を
    電気強度変調信号に変換する光電変換手段と、 前記光電変換手段によって得られる前記電気強度変調信
    号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の光信号
    強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒストグラ
    ム評価手段とを含むことを特徴とする請求項12から1
    9のいずれかに記載の光信号品質劣化要因監視装置。
  22. 【請求項22】 前記平均Q値パラメータ評価および波
    形劣化パラメータ評価手段が、 あらかじめ定めた強度しきい値(a)よりも高い振幅ヒ
    ストグラム部分から「レベル1」に相当する振幅ヒスト
    グラム分布関数g1を推定し、 別途定めた強度しきい値(b)よりも低い部分から「レ
    ベル0」に相当する振幅ヒストグラム分布関数g0を推
    定し、 「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均値強度と標
    準偏差値を関数g1及びg0からそれぞれ求め、 「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均値強度の差
    と、「レベル1」と「レベル0」それぞれの標準偏差値
    の和の比を平均Q値パラメータとし、 「レベル1」の標準偏差値、「レベル0」の標準偏差
    値、「レベル1」と「レベル0」それぞれの平均値強度
    の差、の全部または一部を波形劣化パラメータとする処
    理を行うことを特徴とする請求項12、13、18、1
    9のいずれかに記載の光信号品質劣化要因監視装置。
  23. 【請求項23】 前記光信号振幅ヒストグラム測定工程
    が、 ビットレートf(bit/s)の被測定光信号を、サ
    ンプリングクロック発生工程から発生する繰り返し周波
    数が、f(Hz)(f=(n/m)f+a:n,
    mは自然数、aはオフセット周波数)のサンプリングク
    ロックでサンプリングする光ゲート工程と、 前記光ゲート工程によって得られるサンプリング光信号
    をサンプリング電気信号に変換する光電変換工程と、 前記光電変換工程によって得られる前記サンプリング電
    気信号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の光
    信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒスト
    グラム評価工程とを含むことを特徴とする請求項1から
    8のいずれかに記載の光信号品質劣化要因監視方法。
  24. 【請求項24】 前記光信号振幅ヒストグラム測定手段
    が、 ビットレートf(bit/s)の被測定光信号を、サ
    ンプリングクロック発生手段から発生する繰り返し周波
    数が、f(Hz)(f=(n/m)f+a:n,
    mは自然数、aはオフセット周波数)のサンプリングク
    ロックでサンプリングする光ゲート手段と、 前記光ゲート手段から出力されるサンプリング光信号を
    受光してサンプリング電気信号に変換する光電変換手段
    と、 前記光電変換手段によって得られる前記サンプリング電
    気信号から光信号強度分布を求め、ある平均時間内の光
    信号強度分布から光信号振幅ヒストグラムを得るヒスト
    グラム評価手段とを含むことを特徴とする請求項12か
    ら19のいずれかに記載の光信号品質劣化要因監視装
    置。
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