JP2003090315A - 軸力目視確認ボルト - Google Patents

軸力目視確認ボルト

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JP2003090315A
JP2003090315A JP2001326990A JP2001326990A JP2003090315A JP 2003090315 A JP2003090315 A JP 2003090315A JP 2001326990 A JP2001326990 A JP 2001326990A JP 2001326990 A JP2001326990 A JP 2001326990A JP 2003090315 A JP2003090315 A JP 2003090315A
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JP
Japan
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bolt
axial force
head
softer
hollow cylindrical
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JP2001326990A
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Inventor
Takashi Kato
高司 加藤
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MEIDOO KK
Meidoh Co Ltd
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MEIDOO KK
Meidoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 組立作業場や屋外締結作業など、設定締め付
け軸力管理が特別な測定器具を持ち入らなくても簡単に
誰でも該ボルトの隙間や頭部位置で設定締め付け軸力が
目視確認できる軸力目視確認ボルトを提供する。 【解決手段】 該ボルト頭部(1)と被締結体(8A)
との間に、該ボルト頭部(1)や首下テーパー部(4)
より軟らかい金属(2)を組み込んだ中空円柱状の金属
(3)を組み込み、設定する締め付け軸力に応じて該ボ
ルト頭部(1)や首下テーパー部(4)より軟らかい金
属(2)の食い込み力のテーパー角度を設定したテーパ
ー部(4)を設け、締結時に軸力が発生すると該ボルト
首下テーパー部(4)に該ボルト頭部(1)や首下テー
パー部(4)より軟らかい金属(2)を組み込んだ中空
円柱状の金属(3)が食い込まれて設定締め付け軸力で
隙間(S)がゼロになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被締結体を締結する
ボルトにおいて、締結時に該ボルトの軸力を目視確認で
きる軸力目視確認ボルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】被締結体を締結するボルトにおいて、確
実に締結するために締め付ける軸力を設計して、その軸
力が発生するように締め付けているが、ほとんど締め付
けトルクでの管理で締め付けされているので、ねじや座
面の摩擦係数が変化すると同じ締め付けトルクで締め付
けても軸力が変動してしまい、ボルトが締め付けしすぎ
で折れたり、締め付け不足でゆるんだりする。また現状
軸力を確認するには超音波測定器やロードワッシャー測
定器などで大掛かりな測定をして確認するしかない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし組立作業場など
では超音波測定器などの測定器で確認しながら締結作業
をするのは費用や工数などが非常に大きくかかり効率が
悪くてできない。そのため締め付けトルク管理が現状多
く採用されているが、作業現場等はボルトやナット及び
被締結部に油や水などの付着で摩擦係数を変動させる要
因はあるので、摩擦係数が変動し軸力も変動している可
能性があり、簡単に設定軸力を確認できない問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、該ボルト頭部(1)と被
締結体(8A)との間に、該ボルト頭部(1)や首下テ
ーパー部(4)より軟らかい金属(2)を組み込んだ中
空円柱状の金属(3)を組み込み、設定する締め付け軸
力に応じて該ボルト頭部(1)や首下テーパー部(4)
より軟らかい金属(2)の食い込み力のテーパー角度を
設定したテーパー部(4)を設け、締結時に軸力が発生
すると該ボルト首下テーパー部(4)に該ボルト頭部
(1)や首下テーパー部(4)より軟らかい金属(2)
を組み込んだ中空円柱状の金属(3)が食い込まれて設
定締め付け軸力で隙間(S)がゼロになる。また、関連
発明として、頭部が内頭部(9)と外頭部(10)とに
分割されており、該ボルトの内頭部(9)や外頭部(1
0)より軟らかい中空円柱状の金属(21)が内頭部
(9)と外頭部(10)の間に組み込まれており、該ボ
ルトに軸力が発生すると圧縮され、つぶされて、該ボル
トの内頭部(9)と外頭部(10)の頭部の位置関係
(H)で軸力を目視確認できる。本発明は、以上の構成
よりなる軸力目視確認ボルトである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。該ボルト頭部(1)と被締結体(8A)と
の間に、該ボルト頭部(1)や首下テーパー部(4)よ
り軟らかい金属(2)を組み込んだ中空円柱状の金属
(3)を組み込み、設定する締め付け軸力に応じて該ボ
ルト頭部(1)や首下テーパー部(4)より軟らかい金
属(2)の食い込み力のテーパー角度を設定したテーパ
ー部(4)を設け、締結時に軸力が発生すると該ボルト
首下テーパー部(4)に該ボルト頭部(1)や首下テー
パー部(4)より軟らかい(2)金属を組み込んだ中空
円柱状の金属(3)が食い込まれて設定締め付け軸力で
隙間(S)がゼロになる。また、関連発明として、頭部
が内頭部(9)と外頭部(10)とに分割されており、
該ボルト内頭部(9)や外頭部(10)より軟らかい中
空円柱状の金属(21)が内頭部(9)と外頭部(1
0)の間に組み込まれており、該ボルトに軸力が発生す
ると圧縮され、つぶされて、該ボルトの内頭部(9)と
外頭部(10)の頭部の位置関係(H)で軸力を目視確
認できる。本発明は、以上のような構造でこれを使用す
るときは、あらかじめボルト硬さ(頭部、首下部、軸
部、ねじ部)は設定締め付け軸力以上の保証強度に設計
されているので、中空円柱状の金属の硬さや食い込み力
のテーパー角度を設計して設定締め付け軸力に応じてお
けば、締結時の軸力発生で頭部と中空円柱状の金属部と
の隙間で軸力を簡単に目視確認できる。なお設定締め付
け軸力の下限値に隙間ゼロを設計しておけば、隙間ゼロ
の目視確認で設定締め付け軸力の下限値以上であること
が判断できる。また関連発明で、内頭部と外頭部との間
に中空円柱状の金属部を組み込んで、あらかじめつぶさ
れる力を設定締め付け軸力の下限値に内頭部と外頭部が
平行位置になるように設計しておけば、締結時の軸力発
生において、内頭部と外頭部の位置関係で設定締め付け
軸力の下限値以上であることが判断できる。
【0006】上記実施例以外に中空円柱状の金属部前後
に座金を使用しても良い。その場合の中空円柱状の金属
(3)は該ボルト頭部(1)や首下テーパー部(4)よ
り軟らかい金属(2)と同じでも良い。また頭部と中空
円柱状の金属部との隙間ゼロや内頭部と外頭部の平行位
置での設定締め付け軸力の下限値以上の目視管理にとら
われず、軸力に応じた設定位置としても良い。たとえば
隙間量とか内頭部と外頭部の位置平行前後で軸力を換算
して目視確認しても良い。頭部形状は六角形状でも丸形
状等でも良いし、頭部首下側にはフランジが付いている
ものでも良い。該ボルトを螺着されるのはナットやナッ
ト以外の部品に設けられている雌螺子穴でも良い。
【0007】
【発明の効果】本発明では、組立作業場や屋外締結作業
など、設定締め付け軸力管理が特別な測定器具を持ち入
らなくても簡単に誰でも該ボルトの隙間や頭部位置で設
定締め付け軸力が目視確認できるので、軸力目視確認ボ
ルトとして使用できる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】本発明軸力首下目視確認ボルトの締め付け後の
断面図
【図2】本発明軸力目視確認ボルトの締め付け前の断面
【図3】中空円柱状の金属(テーパー食い込み用)の平
面図
【図4】本発明軸力頭部目視確認ボルトの締め付け後の
断面図
【図5】本発明軸力頭部目視確認ボルトの締め付け前の
断面図
【図6】中空円柱状の金属(つぶし用)の平面図
【符号の説明】
1 ボルト頭部 2 該ボルトより硬度が軟らかいテーパー食い込
み用中空円柱状の金属部 21 該ボルトより硬度が軟らかいつぶし用中空円
柱状の金属部 3 該ボルトと同等硬度の中空円柱状の金属部 4 首下テーパー部 5 該ボルトと同等硬度の座金 6 軸部 7 ねじ部 8A 被締結体 8B 雌螺子穴が設けられた被締結体 9 内頭部 10 外頭部 S 頭部と中空円柱状の金属部との目視確認の隙
間 H 内頭部と外頭部との目視確認の位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被締結体を締結するボルトにおいて、該ボ
    ルトと被締結体との間に該ボルトより軟らかい中空円柱
    状の金属が組み込まれているのを特徴とする軸力目視確
    認ボルト。
  2. 【請求項2】該ボルトの頭部首下軸部がテーパー形状に
    なっていることを特徴とする請求項1に記載の軸力目視
    確認ボルト。
  3. 【請求項3】該ボルトと被締結体との間に組み込まれて
    いる該ボルトより軟らかい中空円柱状の金属が締結時に
    該ボルトに軸力が発生すると該ボルト頭部首下テーパー
    部に食い込まれることを特徴とする請求項1または2に
    記載の軸力目視確認ボルト。
  4. 【請求項4】該ボルト頭部と該ボルトより軟らかい中空
    円柱状の金属部との隙間で軸力を目視確認できることを
    特徴とする請求項1〜3に記載の軸力目視確認ボルト。
  5. 【請求項5】被締結体を締結するボルトにおいて、頭部
    が内頭部と外頭部とに分割されており、該ボルトより軟
    らかい中空円柱状の金属が頭部内外の間に組み込まれて
    いることを特徴とする請求項1に記載の軸力目視確認ボ
    ルト。
  6. 【請求項6】該ボルトの頭部内外の間に組み込まれた該
    ボルトより軟らかい中空円柱状の金属が締結時に該ボル
    トに軸力が発生すると圧縮され、つぶされることを特徴
    とする請求項5に記載の軸力目視確認ボルト。
  7. 【請求項7】該ボルトの内頭部と外頭部の頭部の位置関
    係で軸力を目視確認できることを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の軸力目視確認ボルト。
JP2001326990A 2001-09-17 2001-09-17 軸力目視確認ボルト Pending JP2003090315A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155751A (ja) * 2014-02-07 2015-08-27 バーンズ グループ インコーポレーテッド トルク保持配置

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JP2015155751A (ja) * 2014-02-07 2015-08-27 バーンズ グループ インコーポレーテッド トルク保持配置

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