JP2003087352A - 通信制御方法及び通信制御装置並びにadsl通信装置 - Google Patents

通信制御方法及び通信制御装置並びにadsl通信装置

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JP2003087352A
JP2003087352A JP2001279555A JP2001279555A JP2003087352A JP 2003087352 A JP2003087352 A JP 2003087352A JP 2001279555 A JP2001279555 A JP 2001279555A JP 2001279555 A JP2001279555 A JP 2001279555A JP 2003087352 A JP2003087352 A JP 2003087352A
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communication
signal
gain
communication control
gain characteristic
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JP2001279555A
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Nobuhiko Noma
伸彦 野間
Keiichi Tomita
桂一 冨田
Tatsuo Imai
達夫 今井
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
    • H04L5/1438Negotiation of transmission parameters prior to communication
    • H04L5/1446Negotiation of transmission parameters prior to communication of transmission speed
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2614Peak power aspects

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADSL方式の通信において高域の減衰
率が大きくても信号の到達距離を延長でき、より高速の
データレートを実現すること。 【解決手段】 センター側とリモート側との間で回線1
を接続し、通信速度を決めるイニシャライズシーケンス
を実行し、双方でイニシャライズシーケンスの途中で受
信した信号のゲイン特性を検出する。そして、検出した
ゲイン特性を互いにセンター側又はリモート側通知し、
相手から通知されたゲイン特性に基づいて以後の送信信
号のゲイン特性を補正することにより、送信側で減衰量
に応じて送信信号のゲインアップをする補正が可能とな
り、受信側での受信レベルを所定値以上に維持すること
ができ、高速のレートを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加入者回線用の銅
線ケーブルでも数Mビット/秒の高速通信を可能にする
xDSL技術を用いた通信制御装置に係り、特にイニシ
ャライズ手順を実行して回線状況に応じた最適なパラメ
ータ設定をしてからデータ通信を開始するADSL方式
の通信制御方法及び通信制御装置並びにADSL通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及を背景にして、常
時接続に使える高速アクセス回線を求めるニーズが高ま
っている。また、通信事業者のバックボーンは光ファイ
バー化が進んでおり、基幹部分ではギガビット級の超高
速回線の運用が始まっている。ところが、ユーザ宅と通
信事業者の収容局とを結んでいる加入者回線のほとんど
は電話用に敷設された銅線ケーブルである。そこで、電
話用銅線ケーブルで数Mビット/秒の高速通信を可能に
するxDSL技術の導入が考えられている。
【0003】xDSL技術の一つにADSL方式があ
る。ADSL方式は、キャリア周波数を通話で使う帯域
(4kHz以下)よりも、はるかに高い35kHz以上
にとっている。このため、電話回線を使って、電話の機
能を損なうことなく、高速のデータ通信を行えるといっ
た利点がある。
【0004】図9は加入者側の概略的なシステム構成図
である。通信事業者の収容局(以後、センター側とい
う)から回線1へ信号が送出される。ユーザ宅(以後、
リモート側という)では、回線1から受信する信号をス
プリッタ2で分離し、音声帯域(4kHz以下)の信号
は電話機(POTS:Plain Old System)3へ入力し、
高域(35kHz以上)の信号はADSL通信装置4へ
入力する。ADSL通信装置4はADSLモデム5と制
御部6を備えている。制御部6は、パーソナルコンピュ
ータなどのデータ通信装置7との間のデータ送受信を制
御すると共にADSLモデム5のイニシャライズ制御な
どを実行する。
【0005】図10及び図11はADSLモデム5にお
いてITU−T勧告G.992.1に基づいて実行され
るイニシャライズシーケンスを示す図である。図10に
示す例では、イニシャライズシーケンスを実行する前
に、ITU−T勧告G.994.1に基づいたハンドシ
ェイク手順を実行してイニシャライズを実行することを
申し合わせている。
【0006】ITU−T勧告G.992.1に基づいた
イニシャライズシーケンスでは、1回目のネゴシエーシ
ョンとしてセンター側からリモート側に対してC−RA
TES1、C−MSG1を送信して、下り回線及び上り
回線の概略的な通信速度及び付加的情報を通知する。こ
れに対しリモート側からセンター側にR−RATES
1、R−MSG1を送信して、リモート側の通信速度及
び付加的情報をセンター側に通知する。
【0007】1回目のネゴシエーションの後、センター
側及びリモート側の双方からトレーニング信号に相当す
るC−MEDLEY、R−MEDLEYを送信し、セン
ター側及びリモート側の双方において受信状況をチェッ
クしてキャリアオフの対象となるキャリアやキャリア毎
の使用ビット数等を決定する。そして、2回目のネゴシ
エーションとしてリモート側からセンター側に対してR
−RATES、R−MSGを送信して、リモート側の能
力情報及び受信状況に対応した情報(S/N等)をセン
ター側に通知する。センター側もR−MEDLEYを受
信した結果に基づいて詳細な情報(上り下りの通信速度
等)及び能力情報を決定し、センター側の能力情報及び
受信状況に対応した詳細情報をリモート側に通知するた
めにリモート側に対してC−RATES、C−MSGを
送信する。
【0008】2回目のネゴシエーションの後、リモート
側では2回目のネゴシエーションでセンター側から受信
した能力情報及び上り下りの通信速度等に基づいてリモ
ート側の能力情報及び上り下りの通信速度等を決定す
る。そして、3回目のネゴシエーションとしてリモート
側からセンター側に対してR−RATES2、R−MS
G2を送信して、リモート側で決定した能力情報及び上
り下りの通信速度等をセンター側へ送信にする。センタ
ー側では、リモート側からR−RATES2、R−MS
G2を受信した後、2回目のネゴシエーションで決めた
能力情報及び上り下りの通信速度等に変更がなければ同
一内容の情報をC−RATES2、C−MSG2として
リモート側へ送信し、当該センター側で決定した能力情
報、上り下りの通信速度、付加的情報で通信を行うこと
を宣言する。
【0009】最後に、センター側では、上記3回目のネ
ゴシエーションにて宣言した能力情報、上り下りの通信
速度及び付加的情報をC−B&Gとしてリモート側へ送
信し、リモート側はセンター側から指示された能力情
報、上り下りの通信速度、付加的情報のR−B&Gをセ
ンター側に対して送信する。
【0010】以上のように、センター側とリモート側と
の間で3回のネゴシエーションを実行して、最終的にキ
ャリアオフ対象のキャリア番号、各使用キャリアへのビ
ット割付、使用キャリアのゲイン情報等を定めたB&G
を交換してイニシャライズシーケンスを終了する。イニ
シャライズシーケンスが正常終了したら、データ通信
(SHOWTIME)に入る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たADSL通信装置は、使用帯域として数十KHzから
1MKHz程度の帯域を使用しているので、高域の減衰
率が大きいために信号の到達距離に大きな制限を受け、
より高速のデータレートを実現する上で大きな障害とな
っていた。
【0012】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、高域の減衰が大きくても信号の到達距離を延長
でき、より高速のデータレートを実現できる通信制御方
法及び通信制御装置並びにADSL通信装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、イニシャライ
ズシーケンスの途中で受信した信号のゲイン特性を検出
し、検出したゲイン特性を互いに通知し、相手の通信制
御装置から通知されたゲイン特性に基づいて以後の送信
信号のゲイン特性を補正するようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、2つの通
信制御装置の間で回線を接続し、通信速度を決めるイニ
シャライズシーケンスを実行し、当該イニシャライズシ
ーケンスの途中で受信した信号のゲイン特性を検出し、
検出したゲイン特性を互いに通知し、相手の通信制御装
置から通知されたゲイン特性に基づいて以後の送信信号
のゲイン特性を補正するようにしたものである。
【0015】また、本発明の第2の態様は、相手の通信
制御装置との間の回線を接続し、通信速度を決めるイニ
シャライズシーケンスを実行する手段と、前記イニシャ
ライズシーケンスの途中で受信した信号のゲイン特性を
検出する手段と、検出したゲイン特性を前記相手の通信
制御装置に対して通知する手段と、を具備する構成とし
た。
【0016】また、本発明の第3の態様は、相手の通信
制御装置との間の回線を接続し、通信速度を決めるイニ
シャライズシーケンスを実行する手段と、前記イニシャ
ライズシーケンスの途中で前記相手の通信制御装置から
送信信号のゲイン特性を通知されると、当該通知された
ゲイン特性に基づいて送信信号をゲイン補正する手段
と、を具備する構成とした。
【0017】これらの通信制御方法及び通信制御装置に
よれば、イニシャライズシーケンスの途中で受信した信
号のゲイン特性を検出し、相手の通信制御装置から通知
されたゲイン特性に基づいて以後の送信信号のゲイン特
性を補正するので、送信側で減衰量に応じて送信信号の
ゲインアップをする補正が可能となり、受信側での受信
レベルを所定値以上に維持することができ、より高速の
データレートで通信することが可能になる。
【0018】また、本発明の第4の態様は、第1の態様
の通信制御方法において、前記イニシャライズシーケン
ス及びその後に実行されるデータ通信は複数のキャリア
を同時に使用する通信方式であり、前記ゲイン特性をキ
ャリア毎に検出するものである。
【0019】また、本発明の第5の態様は、第2の態様
の通信制御装置において、キャリア毎にゲイン特性を検
出するものである。
【0020】これらの通信制御方法及び通信制御装置に
よれば、キャリア毎にゲイン特性を検出するので、AD
SL方式の通信のように多数のキャリアを同時に利用す
る通信においてキャリア毎にゲイン補正を加えることが
でき、ADSL方式の通信についてより高速のデータレ
ートを実現できる。
【0021】また、本発明の第6の態様は、第1又は第
4の態様の通信制御方法において、前記イニシャライズ
シーケンスは、リバーブ信号を互いに送受信する手順
と、その後にメドレー信号を送受信する手順とを含み、
前記リバーブ信号のゲイン特性を検出するものである。
【0022】また、本発明の第7の態様は、第2又は第
5の態様の通信制御装置において、リバーブ信号のゲイ
ン特性を検出するものである。
【0023】これらの通信制御方法及び通信制御装置に
よれば、リバーブ信号のゲイン特性を検出するので、周
波数帯域が低域から高域に分散しているリバーブ信号の
ゲイン特性を検出でき、全てのキャリアのゲイン特性を
検出する上で効率が良く、信頼性の高い検出結果を得る
ことが出来る。
【0024】また、本発明の第8の態様は、第6の態様
の通信制御方法において、前記リバーブ信号のゲイン特
性を検出して、前記メドレー信号以降の信号に対してゲ
イン補正を加えるものである。
【0025】また、本発明の第9の態様は、第3の態様
の通信制御装置において、前記イニシャライズシーケン
スは、リバーブ信号を互いに送受信する手順と、その後
にメドレー信号を送受信する手順とを含み、前記メドレ
ー信号以降の信号に対してゲイン補正を加えるものであ
る。
【0026】これらの通信制御方法及び通信制御装置に
よれば、リバーブ信号のゲイン特性を検出して、メドレ
ー信号以降の信号に対してゲイン補正を加えるので、メ
ドレー信号のやりと自体を予めゲインアップすることに
より、B&Gの結果を良好化することが出来る。
【0027】また、本発明の第10の態様は、第1、
4、6、8のいずれかの態様の通信制御方法において、
前記イニシャライズシーケンスの前にハンドシェイク手
順を実行し、当該ハンドシェイク手順においてイニシャ
ライズシーケンスにてゲイン特性を検出してゲイン補正
を行う独自手順を実行することを申し合わせるものであ
る。
【0028】また、本発明の第11の態様は、第2、
3、5、7、9のいずれかの態様の通信制御装置におい
て、前記イニシャライズシーケンスの前に実行するハン
ドシェイク手順にてゲイン特性を検出してゲイン補正を
行う独自手順を実行することを申し合わせるものであ
る。
【0029】これらの通信制御方法及び通信制御装置に
よれば、ハンドシェイク手順にてゲイン特性を検出して
ゲイン補正を行う独自手順を実行することを申し合わせ
るので、相手の通信制御装置が独自手順を実行できない
場合にはそのまま標準のイニシャライズシーケンスに移
行することができ、それまでの処理が無駄ならないとい
う利点がある。
【0030】また、本発明の第12の態様は、第2、
3、5、7、9、11のいずれかの態様の通信制御装置
を備え、当該通信制御装置にてADSL方式の通信を実
行するADSL通信装置である。
【0031】以下、本発明をADSL通信装置に適用し
た実施の形態について図面を参照して具体的に説明す
る。
【0032】図1は本実施の形態においてセンター側と
リモート側との間でやり取りされるハンドシェイク手順
及びイニシャライズシーケンスを示す図である。センタ
ー側及びリモート側には、図1に示すシーケンスを実行
可能なADSL通信装置がそれぞれ装備されている。
【0033】リモート側のADSL通信装置に電源が投
入されると、ADSL通信装置からセンター側のADS
L通信装置に対して接続要求を出してリモート側とセン
ター側との間の回線を接続する。センター側のADSL
通信装置は、リモート側からの接続要求に対して常に応
答できる状態にあるものとする。
【0034】リモート側とセンター側との間に回線が確
立すると、ハンドシェイク手順が実行される。図1には
ITU−T勧告G.994.1に基づいたハンドシェイ
ク手順を実行する場合を示している。本実施の形態で
は、ハンドシェイク手順において相手機種が独自手順を
実行可能であるか否か判断して、独自手順を実行可能で
あればイニシャライズシーケンスの途中からゲイン補正
を加える独自手順を実行する。
【0035】図2はハンドシェイク手順においてリモー
ト側で実行する独自手順判定のフローチャートを示して
いる。リモート側は、NS(Non-Standard Informatio
n)フィールド付きのモードセレクト信号(MS)をセ
ンター側に対して送信する(S10)。
【0036】ここで、図3にモードセレクト信号(M
S)のフィールド構成を示す。同図に示すように、モー
ドセレクト信号(MS)は識別情報フィールド(Identi
fication Field)31、標準情報フィールド(Standard
Information Field)32、非標準情報フィールド(Non-S
tandard Information Field)33で構成されている。識
別情報フィールド31は、ハンドシェイク手順の全体の
性格を規定するコマンドが設定されている。図3に示す
例では、モードセレクト信号であること示すコマンドで
ある「MS」が設定されている。標準情報フィールド3
2はイニシャライズシーケンス及びデータ通信で使用す
る通信方式等の標準情報が設定される。例えば、識別情
報フィールド31に「MS」が設定され、標準情報フィ
ールド32に「G.dmt」が設定され、非標準情報フ
ィールド33が付いていなければ、イニシャライズシー
ケンス及びデータ通信はITU−T勧告G.dmtに基
づいて行うことが申し合わされることになる。非標準情
報フィールド33は、メーカが独自の情報を設定できる
フィールドである。本実施の形態では、リモート側が独
自手順を実行可能であることを示す情報として、ベンダ
ーID、モデム機種、独自手順の有無及び独自手順の内
容を設定している。なお、非標準情報フィールド33に
設定する情報は後述するゲイン補正のための独自手順を
実行可能であることを相手に知らせることができれば上
記情報に限定されない。
【0037】一方、センター側は、リモート側から送信
されたモードセレクト信号の非標準情報フィールド33
を解析して情報を認識できる機種である場合と認識でき
ない機種である場合とが想定される。本実施の形態で
は、非標準情報フィールド33を解析して情報を認識で
きる機種であれば、図1に示す独自手順を実行可能であ
るものとする。
【0038】センター側が非標準情報フィールド33を
解析して情報を認識できる機種である場合は、独自手順
を実行可能であることを示すために独自ACKをリモー
ト側に対して送信する。また、非標準情報フィールド3
3を認識できない場合は、識別情報フィールド31及び
標準情報フィールド32の情報に対応した正規ACK
(勧告にしたがったACKの意味)をリモート側へ送信
する。
【0039】リモート側では、センター側から受信した
ACKを解析して正規ACKであるか否か判断し(S1
1)、正規ACKでなければ独自ACKであるか否か判
断する(S12)。センター側が独自ACKを返してき
た場合は、図1に示す独自手順によるイニシャライズを
実行する(S13)。
【0040】また、センター側が正規ACKを返してき
た場合は、独自手順には入らずに、所定期間無音送出し
た後(S14)、例えば、図10、図11に示した勧告
に従ったイニシャライズシーケンスを実行する(S1
5)。
【0041】これにより、イニシャライズシーケンスの
前に実行されるハンドシェイク手順において相手機種が
独自手順を実行可能か否か判断するので、相手機種が独
自手順を実行できない場合にはそのまま標準のイニシャ
ライズシーケンスに移行することができ、それまでの処
理が無駄ならないという利点がある。
【0042】次に、上記ステップS13で独自非標準通
信(独自手順)を実行した場合のイニシャライズシーケ
ンスについて図1を参照して説明する。ハンドシェイク
手順で上述した通り独自手順に入ることをセンター側と
リモート側とで確認した場合は、センター側からPIL
OTを送信した後、センター側からリバーブ信号(C−
REVERB)を送信する。リモート側はQUIET期
間の後、リバーブ信号(R−REVERB)を送信す
る。
【0043】ここで、図4から図6を参照して独自手順
において実行されるゲイン補正の概念について説明す
る。
【0044】図4は、下り回線及び上り回線のリバーブ
信号の受信スペクトラムを示す。同図において、♯N
(N=7から255)はサブキャリアの番号を示してい
る。図4(a)はセンター側で受信される下り回線のリ
バーブ信号の受信スペクトラムを示している。下り回線
は高域を使用しているので全体としてゲインレベルが低
下しているが、特にサブキャリアの番号が大きい高域で
はゲインレベルの低下が顕著である。また、図4(b)
はリモート側で受信される上り回線のリバーブ信号の受
信スペクトラムを示している。サブキャリアの番号で示
す通り、上り回線は全体的に低域を使用しているので、
下り回線に比べてゲインレベルの低下が小さいが、やは
りサブキャリアの番号が大きくなるほどゲインレベルが
低下している。
【0045】そこで、送信側において送信キャリアのゲ
インを予め通常値よりも高くして送信することにより、
通信経路で減衰しても受信側での受信レベルが許容範囲
内になるように制御する。
【0046】図5は、キャリア毎にゲイン補正した下り
回線及び上り回線の送信スペクトラムを示す。図5
(a)はセンター側から送信される下り回線の送信信号
の送信スペクトラムを示している。図4(a)に示す下
り回線の受信スペクトラムとは逆に、送信信号のゲイン
が低域側(♯32)から高域側(♯255)に掛けて徐
々に高くなっている。また、図5(b)はリモート側か
ら送信される上り回線の送信信号の送信スペクトラムを
示している。図4(b)に示す上り回線の受信スペクト
ラムとは逆に、送信信号のゲインが低域側(♯7)から
高域側(♯31)に掛けて徐々に高くなっている。すな
わち、上り回線及び下り回線ともに、伝搬経路での減衰
量を見込んだゲイン補正値を送信信号に加えてかさあげ
して送信するようにしている。
【0047】図6は、図5に示す送信スペクトラムを持
った送信信号を送信側が送信し、受信側が当該送信信号
を受信した時の受信スペクトラムを示す図である。図6
(a)は下り回線の受信スペクトラムを示し、図6
(b)は上り回線の受信スペクトラムを示す図である。
上り回線及び下り回線ともに、伝搬経路での減衰量を見
込んだゲイン補正値を送信信号に加えてかさあげして送
信することにより、受信側では図6(a)(b)に示す
ように見かけ上は減衰の影響が軽減された受信スペクト
ルとなる。本実施の形態は、図6(a)(b)に示すよ
うな受信スペクトルとするために、受信側で各キャリア
のゲイン特性を検出し、その検出したゲイン特性を送信
側へ通知して送信時のゲイン補正に使用するようにして
いる。なお、本明細書において「ゲイン特性」なる用語
は、受信側で直接測定される減衰率、送信側で最終的に
ゲイン補正に使用するゲイン補正値、又は受信側で直接
測定される減衰率から送信側で最終的にゲイン補正に使
用するゲイン補正値に変換する過程の中間データを含む
概念である。
【0048】本実施の形態では、リモート側は、センタ
ー側から受信したC−REVERBを構成する♯32か
ら♯255の各キャリアのレベルを測定し、♯32から
♯255のキャリアの中から1番レベルの高いキャリア
(最高値)を検出してその値を記憶する。さらに、この
記憶した最高レベルと各キャリアのレベルとの差分を計
算し、この計算結果を記憶する。センター側は、リモー
ト側と同様に、リモート側から受信したR−REVER
Bを構成する♯7から♯31の各キャリアのレベルを測
定し、♯7から♯31のキャリアの中から1番レベルの
高いキャリア(最高値)を検出してその値を記憶する。
さらに、この記憶した最高レベルと各キャリアのレベル
との差分を計算し、この計算結果を記憶する。
【0049】センター側は、上り回線の各キャリア(♯
7から♯31)に関して記憶した「差分値」を、各キャ
リア(♯7から♯31)のゲイン補正値を示すデシベル
データに変換して4ビットで表現する。例えば、4ビッ
トで表現されたゲイン補正値が、「0000」ならば0
dB、「0001」ならば1dB、「0010」ならば
2dB、…、「1111」ならば15dB、アップする
ことを示す。なお、「差分値」をデシベルデータで直接
計算しているときにはデシベル変換が不要である。リモ
ート側でも、下り回線の各キャリア(♯32から♯25
5)に関して記憶した「差分値」を、各キャリア(♯3
2から♯255)のゲイン補正値を示すデシベルデータ
に変換して4ビットで表現する。
【0050】次に、センター側とリモート側との間でリ
バーブ信号(C−REVERB、R−REVERB)を
送受信した後、センター側及びリモート側からセグエ信
号(C−SEGUE1、R−SEGUE1)を送信して
リバーブ信号を打ち切る。
【0051】次に、センター側からリモート側へ送信す
るC−RATE1の後ろに各キャリア(♯7から♯3
1)毎のゲイン補正要求コードを載せる。図7(a)に
ゲイン補正要求コードを載せた信号形態を示す。同図
(a)に示すように、通信速度情報71とパラメータ情
報(「R」「S」「D」)72と、ゲイン補正要求コー
ドとなるキャリア毎のゲイン補正値73とから構成され
ている。ゲイン補正値73がゲイン特性となる。
【0052】なお、パラメータ「R」は何バイトのリー
ドソロモン符号を付加できるかを示すパラメータであ
り、パラメータ「S」は何バイトごとにリードソロモン
符号を付加できるかを示すパラメータであり、パラメー
タ「D」はどの程度の深さまでインターリーブできるか
を示すパラメータである。
【0053】このような、C−RATE1にゲイン補正
要求コードを付加した信号をセンター側からリモート側
へ送信することにより、C−RATE1にて通信速度及
びパラメータを指示する他、ゲイン補正要求コードによ
りリモート側に対して上り回線の各キャリア(♯7から
♯31)をゲイン補正要求コードで指示したゲイン補正
値にて補正した信号を送信することを要求する。
【0054】一方、リモート側は、センター側からC−
RATE1にゲイン補正要求コードを付加した信号を受
信することにより、センター側がリモート側の送信する
キャリアのゲイン補正を要求していることを認識する。
そして、リモート側もセンター側に対してセンター側が
送信するキャリアのゲイン補正を要求する。図7(b)
はリモート側からセンター側へ送信するR−RATE1
にゲイン補正要求コードを載せた信号形態を示す。
【0055】このような、R−RATE1にゲイン補正
要求コードを付加した信号をリモート側からセンター側
へ送信することにより、R−RATE1にて通信速度及
びパラメータを通知する他、ゲイン補正要求コードによ
りセンター側に対して下り回線の各キャリア(♯32か
ら♯255)をゲイン補正要求コードで指示したゲイン
補正値にて補正した信号を送信することを要求する。
【0056】次に、センター側は、リモート側からR−
RATE1にゲイン補正要求コードを付加した信号を受
信したら、独自セグエ信号(勧告に定められたセグエ信
号でないという意味)を送信した後、ゲイン補正された
MEDLEY信号をリモート側に対して送信する。ここ
で、送信されるMEDLEY信号は、♯32から♯25
5の各キャリアについて先にリモート側から要求された
ゲイン補正値にてゲインアップする補正がなされてい
る。したがって、図5(a)に示すような右肩上がりの
送信スペクトラムのMEDLEY信号が送信され、リモ
ート側で受信した時には図6(a)に示すようなフラッ
トな受信スペクトラムのMEDLEY信号が受信される
ことになる。
【0057】また、リモート側は、センター側に対して
R−RATE1にゲイン補正要求コードを付加した信号
を送信したら、独自セグエ信号を送信した後、ゲイン補
正されたMEDLEY信号をリモート側に対して送信す
る。ここで、送信されるMEDLEY信号は、♯7から
♯31の各キャリアについて先にセンター側から要求さ
れたゲイン補正値にてゲインアップする補正がなされて
いる。したがって、図5(b)に示すような右肩上がり
の送信スペクトラムのMEDLEY信号が送信され、セ
ンター側で受信した時には図6(b)に示すようなフラ
ットな受信スペクトラムのMEDLEY信号が受信され
ることになる。
【0058】これにより、センター側及びリモート側は
自分が送信した信号の減衰量を知ることができ、その減
衰量がゲインアップすべきゲイン補正値として送信側に
要求されるので、送信側は要求されたゲイン補正値でキ
ャリア毎にゲインアップすれば、信号の到達距離を延長
でき、より高速のデータレートを実現することも可能に
なる。
【0059】なお、センター側及びリモート側の双方
は、ゲイン補正されたMEDLEY信号を受信したら、
勧告で定められている残りのイニシャライズシーケンス
を実行する。例えば、ハンドシェイク手順で勧告G.9
92.1でデータ通信することを申し合わせていれば、
図10、図11に示すC−MEDLEY、R−MEDL
EY以降の処理を実行する。このとき、各キャリアは上
記独自手順にて定めたゲイン補正値によって補正され
る。そして、ゲイン補正されたC−MEDLEY、R−
MEDLEYの受信結果からB&Gを決定し、高域回線
においても良好な結果が得られる通信速度を設定する。
【0060】このように、リバーブ信号の受信結果に基
づいて上り回線及び下り回線のゲイン補正値を決定し、
ゲイン補正されたメドレー信号(C−MEDLEY、R
−MEDLEY)の受信結果からB&Gを決定している
ので、メドレー信号のやり取り自体、予め高域をゲイン
アップすることにより、決定されるB&Gの値を良好化
することができ、通信速度の高速化を図ることができ
る。
【0061】なお、図8にセンター側及びリモート側に
装備されるADSL通信装置のモデム部分の構成を示し
ている。ADSL通信装置のモデム部は、回線1に対し
てアナログフロントエンド(AFE)70を介して接続
される。アナログフロントエンド(AFE)70は、上
り回線に送出するデジタル信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換機能と、下り回線から入力するアナログ信
号をデジタル信号に変換するA/D変換機能とを有す
る。送信側は、スーパーフレームの先頭にチェックビッ
トを付加するスーパーフレームCRC付加部71、送信
周波数を拡散するスクランブル処理、誤り訂正符号を付
加するフォワード・エラー・コレクション処理及びイン
ターリーブ処理を実行するスクランブラー/FEC/イ
ンターリーブ部72、ビットを割り付けるキャリアの順
番を制御するトーンオーダリング処理を行うトーンオー
ダリング部73、シンボルを所定ビット単位でIQ平面
上の位相情報に変換するコンステレーションエンコーダ
74、逆高速フーリエ変換部75から構成されている。
また、受信側は、アナログフロントエンド70から出力
される受信信号を高速フーリエ変換する高速フーリエ変
換部76、高速フーリエ変換部76からキャリア毎に出
力されるIQ平面上の位相情報をビット情報に変換する
コンステレーションデコーダ77、送信側でトーンオー
ダリング処理した順番を元に戻すトーンデオーダリング
部78、送信側でしたスクランブル処理、フォワード・
エラー・コレクション処理及びインターリーブ処理を元
に戻すデスクランブラー/デFEC/デインターリーブ
部79、スーパーフレームの先頭に付加されているチェ
ックビットを検査してデータの信頼性を確認するスーパ
ーフレームCRCチェック部80から構成されている。
【0062】以上の送信側及び受信側の各機能が、図示
していない制御部によって制御されて図1に示すシーケ
ンスを実行する。
【0063】なお、上述の説明では、各キャリアのゲイ
ン補正値として受信レベルの最高値からの差分値をその
まま使用しているが、受信レベルの最高値が低いような
場合は各キャリアのゲイン補正値にオフセットを加える
ようにしてもよい。
【0064】また、上述の説明では、受信側が送信側の
各キャリアのゲイン補正値を計算して送信側に要求を出
しているが、送信側に対しては各キャリアの減衰率デー
タだけを知らせて、送信側において減衰率データからゲ
イン補正値を計算するようにしてもよい。
【0065】また、上述の説明では、全てのキャリアに
ついてゲイン補正値を送信側に知らせているが、減衰率
が所定値以上のキャリを補正対象サブキャリとして検出
し、各補正対象サブキャリについて減衰率に応じたゲイ
ン補正値を計算して送信側へ通知するようにしてもよ
い。
【0066】また、以上の説明では、本発明をADSL
通信装置に適用した場合について例示したが、ハンドシ
ェイク手順を実行した後にイニシャライズシーケンスを
実行する通信方式であれば、他のxDSL装置にも同様
に適用できる。
【0067】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、高
域の減衰率が大きくても信号の到達距離を延長でき、よ
り高速のデータレートを実現できる通信制御方法及び通
信制御装置並びにADSL通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態において実行される独自
手順によるイニシャライズシーケンスを示すシーケンス
【図2】上記一実施の形態においてリモート側で実行さ
れるハンドシェイク手順のフロー図
【図3】上記一実施の形態において使用されるモードセ
レクト信号のフィールド構成図
【図4】(a)ゲイン補正前の下り回線の受信スペクト
ラムを示す図 (b)ゲイン補正前の上り回線の受信スペクトラムを示
す図
【図5】(a)ゲイン補正後の下り回線の送信スペクト
ラムを示す図 (b)ゲイン補正後の上り回線の送信スペクトラムを示
す図
【図6】(a)ゲイン補正後の下り回線の受信スペクト
ラムを示す図 (b)ゲイン補正後の上り回線の受信スペクトラムを示
す図
【図7】(a)上記一実施の形態においてリモート側へ
送信されるC−RATE1の信号形態を示す図 (b)上記一実施の形態においてセンター側へ送信され
るR−RATE1の信号形態を示す図
【図8】上記一実施の形態においてADSL通信装置の
一部の機能ブロック図
【図9】リモート側における概略的なシステム構成図
【図10】ITU−T勧告G.992.1に基づくイニ
シャライズシーケンスの前半部のシーケンス図
【図11】ITU−T勧告G.992.1に基づくイニ
シャライズシーケンスの後半部のシーケンス図
【符号の説明】
1 回線 2 スプリッタ 3 電話機 4 ADSL通信装置 5 ADSLモデム 6 制御部 7 データ通信装置 70 アナログフロントエンド 71 スーパーフレームCRC付加部 72 スクランブラー/FEC/インターリーブ部 73 トーンオーダリング部 74 コンステレーションエンコーダ 75 逆高速フーリエ変換部 76 高速フーリエ変換部 77 コンステレーションデコーダ 78 トーンデオーダリング部 79 デスクランブラー/デFEC/デインターリーブ
部 80 スーパーフレームCRCチェック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 達夫 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送システム株式会社内 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD19 DD21 DD31 5K034 AA01 FF02 FF05 HH01 HH02 HH04 KK03 LL01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの通信制御装置の間で回線を接続
    し、通信速度を決めるイニシャライズシーケンスを実行
    し、当該イニシャライズシーケンスの途中で受信した信
    号のゲイン特性を検出し、検出したゲイン特性を互いに
    通知し、相手の通信制御装置から通知されたゲイン特性
    に基づいて以後の送信信号のゲイン特性を補正する通信
    制御方法。
  2. 【請求項2】 前記イニシャライズシーケンス及びその
    後に実行されるデータ通信は複数のキャリアを同時に使
    用する通信方式であり、前記ゲイン特性をキャリア毎に
    検出する請求項1記載の通信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記イニシャライズシーケンスは、リバ
    ーブ信号を互いに送受信する手順と、その後にメドレー
    信号を送受信する手順とを含み、前記リバーブ信号のゲ
    イン特性を検出する請求項1又は請求項2記載の通信制
    御方法。
  4. 【請求項4】 前記リバーブ信号のゲイン特性を検出し
    て、前記メドレー信号以降の信号に対してゲイン補正を
    加える請求項3記載の通信制御方法。
  5. 【請求項5】 前記イニシャライズシーケンスの前にハ
    ンドシェイク手順を実行し、当該ハンドシェイク手順に
    おいてイニシャライズシーケンスにてゲイン特性を検出
    してゲイン補正を行う独自手順を実行することを申し合
    わせる請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信制
    御方法。
  6. 【請求項6】 相手の通信制御装置との間の回線を接続
    し、通信速度を決めるイニシャライズシーケンスを実行
    する手段と、前記イニシャライズシーケンスの途中で受
    信した信号のゲイン特性を検出する手段と、検出したゲ
    イン特性を前記相手の通信制御装置に対して通知する手
    段と、を具備した通信制御装置。
  7. 【請求項7】 キャリア毎にゲイン特性を検出する請求
    項6記載の通信制御装置。
  8. 【請求項8】 リバーブ信号のゲイン特性を検出する請
    求項6又は請求項7記載の通信制御装置。
  9. 【請求項9】 相手の通信制御装置との間の回線を接続
    し、通信速度を決めるイニシャライズシーケンスを実行
    する手段と、前記イニシャライズシーケンスの途中で前
    記相手の通信制御装置から送信信号のゲイン特性を通知
    されると、当該通知されたゲイン特性に基づいて送信信
    号をゲイン補正する手段と、を具備した通信制御装置。
  10. 【請求項10】 前記イニシャライズシーケンスは、リ
    バーブ信号を互いに送受信する手順と、その後にメドレ
    ー信号を送受信する手順とを含み、前記メドレー信号以
    降の信号に対してゲイン補正を加える請求項9記載の通
    信制御装置。
  11. 【請求項11】 前記イニシャライズシーケンスの前に
    実行するハンドシェイク手順にてゲイン特性を検出して
    ゲイン補正を行う独自手順を実行することを申し合わせ
    る請求項6から請求項10のいずれかに記載の通信制御
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項6から請求項11のいずれかに
    記載の通信制御装置を備え、当該通信制御装置にてAD
    SL方式の通信を実行することを特徴とするADSL通
    信装置。
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