JP2003087300A - パケット伝送装置、通信システム及びパケット伝送方法 - Google Patents

パケット伝送装置、通信システム及びパケット伝送方法

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JP2003087300A
JP2003087300A JP2001274414A JP2001274414A JP2003087300A JP 2003087300 A JP2003087300 A JP 2003087300A JP 2001274414 A JP2001274414 A JP 2001274414A JP 2001274414 A JP2001274414 A JP 2001274414A JP 2003087300 A JP2003087300 A JP 2003087300A
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Mikio Shimazu
幹夫 島津
Makoto Matsuoka
誠 松岡
Masayuki Kumazawa
雅之 熊澤
Hiroki Goto
博喜 後藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ通信時のポート番号が不定でも、Qo
S保証する。 【解決手段】 優先制御情報を記憶する優先制御情報記
憶手段4と、ネゴーシエーション時に使用される、特定
ポート番号を持つパケットを監視し、該当するパケット
のIPアドレスを抽出するパケット簡易検査手段6と、
抽出されたIPアドレスを持つパケットを監視し、該当
するパケットを、TCP/UDPレベルにおいて解析
し、データ通信時のポート番号の情報を取得するパケッ
ト詳細検査手段8と、詳細検査結果に該当するパケット
の優先度を高優先度とする優先度設定手段9とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、QoS(Qual
ity of Service:サービス品質)保証を
行う通信システム及びそれに使用されるパケット伝送技
術に関する。
【0002】本発明において、ルータ、ゲートウエイ、
スイッチなど、パケット伝送を制御する機器を総称し
て、「パケット伝送装置」という。
【0003】
【従来の技術】さて、一般的なQoS制御機能を持つパ
ケット伝送装置を用いて、優先制御を行う技術を、図1
1を参照して説明する。
【0004】図11は、従来の通信システムの構成図で
ある。図11の例では、QoSネットワーク90は、ル
ータ70、80、HGW(Home Gateway)
301、302を、ノードとする。
【0005】ルータ70とHGW301は、アクセスネ
ットワークN1で接続され、ルータ70とHGW302
は、アクセスネットワークN2で接続されている。これ
らのアクセスネットワークN1、N2においては、FT
THやxDSL等を使用することが考えられる。そし
て、ルータ70とルータ80は、共用ネットワークN3
で接続されている。
【0006】また、HGW301は、配下端末61を持
ち、配下端末61は、VoIP通信と一般のデータ通信
(FTP等)を同時に行えるようになっている。
【0007】ここで一般に、VoIP通信のような、A
V通信では、データがとぎれると、通信品質が大幅に劣
化するので、優先度を高くし、通信がとぎれにくいよう
に取り扱われる。
【0008】一方、一般のデータ通信(FTP等)で
は、AV通信ほど、即時性を要求されないので、優先度
を低くし、AV通信のパケットをより優先させるような
取り扱いが行われる。
【0009】また、HGW302は、配下端末として、
VoIP専用端末125を持つ。VoIP専用端末12
5は、高優先度のVoIP通信のみを行い、また、プラ
イベートIPアドレスを使用するものとする。
【0010】そして、HGW302は、VoIP専用端
末125の、プライベートIPアドレスとグローバルI
Pアドレスとを、相互に変換するNAT(Networ
kAdress Translation)機能を有す
る。
【0011】さらに、ルータ80は、他のネットワーク
(典型的には、インターネット)100との接続点に位
置し、配下端末61又はVoIP専用端末125と通信
する、相手端末101が、このネットワーク100に接
続している。
【0012】(一般の配下端末と相手端末との通信)図
11の例では、配下端末61と相手端末101が、通信
を行う場合が、これに該当する。
【0013】このとき、配下端末61は、VoIP通信
と一般のデータ通信(FTP等)を同時に行えるから、
HGW301は、AV通信について、高い優先度を設定
し、一般のデータ通信については、通常の優先度を設定
して、パケットに優先度のラベル付けを行い、優先度に
応じた優先制御を行えばよい。
【0014】(VoIP専用端末と相手端末との通信)
図11の例では、VoIP専用端末125と相手端末1
01が、通信を行う場合が、これに該当する。
【0015】このとき、配下端末61は、VoIPのデ
ータしか出さないので、HGW302は、全てのパケッ
トについて、高い優先度を設定し、パケットに優先度の
ラベル付けを行い、優先度に応じた優先制御を行えばよ
い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】(一般の配下端末と相
手端末との通信)この場合、配下端末61のように、V
oIP通信(AV通信)と一般のデータ通信(FTP)
を同時に行える端末において、送受信されるパケット
は、そのパケットの送信ポート番号、宛先ポート番号を
抽出し、そのポート番号を元にパケットの優先度を判定
する必要がある。
【0017】しかしながら、VoIP(H.323)通
信のように、通信を開始する前のネゴシエーションの際
に使用するポート番号は、特定のポート番号に決まって
いるが、実際に通信をするときのポート番号は、毎回ラ
ンダムに決定され、そのポート番号は機器の仕様によ
り、一定しないものもある。
【0018】このような場合、従来技術では、パケット
の優先度を判定することができず、QoS保証ができな
いという問題点がある。
【0019】そこで本発明は、ネゴーシエーション時と
実際のデータ通信時のポート番号が変更されても、Qo
S保証ができるパケット伝送装置及びその関連技術を提
供することを、第1の目的とする。
【0020】(VoIP専用端末と相手端末との通信)
この場合、VoIP専用端末は、優先度が高いAVデー
タしか送受信しないのであるから、送信元IPアドレス
及び送信先IPアドレスが、グローバルIPアドレスで
あれば、アドレスのみに基づいて、優先度を決定するこ
とができる。
【0021】配下端末が、VoIP専用端末125のよ
うに、プライベートIPアドレスを用いるものであり、
かつ、パケット伝送装置が、HGW302のように、N
AT機能によって、プライベートIPアドレスとグロー
バルIPアドレスとを、相互に変換する場合、HGW3
02は、パケットの優先度を決定することができる。
【0022】しかしながら、HGW302を通過したパ
ケットは、全て1つのアドレス(通常、HGW302の
グローバルIPアドレス)に変換されてしまうため、ル
ータ70やルータ80では、IPアドレスのみによっ
て、そのパケットの優先度を判定することはできない。
【0023】なぜなら、HGW302が、VoIP専用
端末125の他に、低優先度のパケットを送受信する配
下端末を持つ場合もあり得るので、HGW302のグロ
ーバルIPアドレスを持つことのみによって、パケット
の優先度が高優先度であると決めつけることはできない
からである。
【0024】結局、従来技術では、VoIP専用端末と
相手端末との通信を行う場合、VoIP専用端末を配下
に持つ、パケット伝送装置が、NAT機能で、アドレス
変換を行うと、QoS保証ができないという問題点があ
る。
【0025】そこで本発明は、高優先度パケットのみを
送受信する専用端末を配下に持ち、かつ、NAT機能
で、アドレス変換を行う場合であっても、QoS保証が
できるパケット伝送装置及びその関連技術を提供するこ
とを、第2の目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
め、本発明のパケット伝送装置は、QoSネットワーク
のノードを構成し、配下端末と、このQoSネットワー
クを経由して配下端末に接続する相手端末との間におけ
るパケット伝送を制御すると共に、パケットの優先度、
送信先IPアドレス、送信元IPアドレス及びポート番
号を含む優先制御情報を記憶する優先制御情報記憶手段
と、配下端末と相手端末との間でネゴーシエーション時
に使用される、特定ポート番号を持つパケットを監視
し、該当するパケットの送信先IPアドレス及び送信元
IPアドレスを抽出するパケット簡易検査手段と、抽出
された、送信先IPアドレス及び送信元IPアドレスを
持つパケットを監視し、該当するパケットを、TCP/
UDPレベルにおいて解析し、データ通信時のポート番
号の情報を取得するパケット詳細検査手段と、パケット
簡易検査手段が抽出した、送信先IPアドレス及び送信
元IPアドレスを持ち、かつ、パケット詳細検査手段が
取得した、データ通信時のポート番号を持つ、パケット
の優先度が高優先度となるように、優先制御情報記憶手
段に優先制御情報を格納する優先度設定手段とを備え
る。
【0027】この構成により、ネゴーシエーション時と
実際のデータ通信時のポート番号が変更されても、Qo
S保証ができるパケット伝送装置を実現できる。
【0028】また、第2の目的を達成するため、本発明
のパケット伝送装置は、プライベートIPアドレスを使
用し、かつ、高優先度のパケットのみを送受信する配下
端末を持ち、QoSネットワークのノードを構成し、し
かも、このQoSネットワークを経由して、この配下端
末と、この配下端末に接続する相手端末との間のパケッ
ト伝送を制御すると共に、パケットの優先度、送信先I
Pアドレス及び送信元IPアドレスを含む優先制御情報
を記憶する優先制御情報記憶手段と、この配下端末の、
プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスと
を相互に変換するアドレス変換手段と、この配下端末に
係るパケットの優先度を高優先度とする優先制御情報
を、他のノードから参照できるように、優先制御情報記
憶手段に格納する優先度設定手段とを備える。
【0029】この構成により、高優先度パケットのみを
送受信する専用端末を配下に持ち、かつ、NAT機能
で、アドレス変換を行う場合であっても、QoS保証が
できるパケット伝送装置を実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】請求項1記載のパケット伝送装置
では、QoSネットワークのノードを構成し、配下端末
と、このQoSネットワークを経由して配下端末に接続
する相手端末との間におけるパケット伝送を制御すると
共に、パケットの優先度、送信先IPアドレス、送信元
IPアドレス及びポート番号を含む優先制御情報を記憶
する優先制御情報記憶手段と、配下端末と相手端末との
間でネゴーシエーション時に使用される、特定ポート番
号を持つパケットを監視し、該当するパケットの送信先
IPアドレス及び送信元IPアドレスを抽出するパケッ
ト簡易検査手段と、抽出された、送信先IPアドレス及
び送信元IPアドレスを持つパケットを監視し、該当す
るパケットを、TCP/UDPレベルにおいて解析し、
データ通信時のポート番号の情報を取得するパケット詳
細検査手段と、パケット簡易検査手段が抽出した、送信
先IPアドレス及び送信元IPアドレスを持ち、かつ、
パケット詳細検査手段が取得した、データ通信時のポー
ト番号を持つ、パケットの優先度が高優先度となるよう
に、優先制御情報記憶手段に優先制御情報を格納する優
先度設定手段とを備える。
【0031】この構成により、ネゴーシエーション時と
データ通信時において、ポート番号が変化する場合にお
いても、パケットの優先制御を行え、QoS保証ができ
る。
【0032】請求項2記載のパケット伝送装置では、優
先制御情報記憶手段の優先制御情報を、QoSネットワ
ークを構成する他のノードへ通知する他ノード通知手段
を備える。
【0033】この構成により、優先制御情報の通知を受
けた、他のノードと、このパケット伝送装置において、
優先制御情報を共用できる。このため、この他のノード
は、この優先制御情報を適用できる範囲で、その配下に
ある端末の監視を行う必要がなくなり、この他のノード
の負担が大幅に軽くなる。
【0034】請求項3記載のパケット伝送装置では、Q
oSネットワークは、他のネットワーク及び/または他
のアクセス網との接続点に位置する、エッジノードを持
ち、他ノード通知手段は、優先制御情報記憶手段の優先
制御情報を、このエッジノードへ通知する。
【0035】この構成により、優先制御情報の通知を受
けた、エッジノードは、この優先制御情報を適用できる
範囲で、その配下にある端末の監視を行う必要がなくな
り、エッジノードの負担を大幅に削減することができ
る。特に、エッジノードが、インターネットなどの大規
模な網への接続点に位置するときに、負担軽減の実益が
大きい。
【0036】請求項4記載のパケット伝送装置では、パ
ケット詳細検査手段は、パケット簡易検査手段が送信先
IPアドレス及び送信元IPアドレスを抽出した後一定
時間だけTCP/UDPレベルにおける解析を行う。
【0037】この構成により、詳細な解析を一定時間に
限定することにより、無駄な解析を排除して、パケット
伝送装置の負担を軽減できる。
【0038】請求項5記載のパケット伝送装置では、配
下端末と相手端末は、VoIPにて接続しており、か
つ、パケット詳細検査手段は、パケット簡易検査手段が
抽出した、送信先IPアドレス及び送信元IPアドレス
を持つパケットが、RTCPパケットであるかどうかを
検討し、RTCPパケットであるとき、このRTCPパ
ケットから、データ通信時のポート番号の情報を取得す
る。
【0039】この構成により、RTCPパケットから、
データ通信時のポート番号を、簡単かつ正確に取得する
ことができる。
【0040】請求項6記載のパケット伝送装置では、Q
oSネットワークは、Diffservドメインを構成
する。
【0041】この構成により、ある共通のルールに従
い、優先制御を行うDiffservドメインにおい
て、優先制御情報の通知を受けた、他のノードは、この
優先制御情報を適用できる範囲で、その配下にある端末
の監視を行う必要がなくなり、この他のノードの負担を
大幅に削減することができる。
【0042】請求項7記載のパケット伝送装置では、優
先制御情報は、優先的に通知される。
【0043】この構成により、優先制御情報を、速やか
に、他のノードへ通知できる。
【0044】請求項8記載のパケット伝送装置では、優
先制御情報は、QoSネットワークに接続された認証サ
ーバによる認証を受ける。
【0045】この構成により、例えば、ユーザ又は悪意
の第三者によって、不正に改竄された優先制御情報を排
除でき、信頼度の高い優先制御を実施できる。なお、認
証サーバは、優先制御情報を、認証できるように参照で
きれば十分であり、どのような位置に配置されていても
差し支えない。
【0046】請求項9記載のパケット伝送装置では、プ
ライベートIPアドレスを使用し、かつ、高優先度のパ
ケットのみを送受信する配下端末を持ち、QoSネット
ワークのノードを構成し、しかも、このQoSネットワ
ークを経由して、この配下端末と、この配下端末に接続
する相手端末との間のパケット伝送を制御すると共に、
パケットの優先度、送信先IPアドレス及び送信元IP
アドレスを含む優先制御情報を記憶する優先制御情報記
憶手段と、この配下端末の、プライベートIPアドレス
とグローバルIPアドレスとを相互に変換するアドレス
変換手段と、この配下端末に係るパケットの優先度を高
優先度とする優先制御情報を、他のノードから参照でき
るように、優先制御情報記憶手段に格納する優先度設定
手段とを備える。
【0047】この構成により、パケット伝送装置が、高
優先度パケットのみを送受信する専用端末を配下に持
ち、かつ、NAT機能で、プライベートIPアドレスと
グローバルIPアドレスの間において、アドレス変換を
行う場合であっても、他のノードが、優先制御情報を参
照することにより、優先制御を行えるものであり、Qo
S保証ができる。
【0048】次に、図面を参照しながら、本発明の実施
の形態を説明する。 (実施の形態1)以下の説明では、VoIP(H.32
3)に対応する例を取り上げるが、ネゴーシエーション
時とデータ通信時で、使用するポート番号が変化しうる
ものであれば、本形態は、同様に適用できる。
【0049】さて図1に示すように、本形態のパケット
伝送装置は、HGW50として使用され、次の要素を備
える。
【0050】まず、制御手段1は、図1の各要素を制御
する。
【0051】QoS送受信手段3は、下流側ポート31
と上流側ポート32を持ち、パケットの送受信を行う。
下流側ポート31は、配下端末へ接続され、上流側ポー
ト32は、上流側へ接続される。
【0052】また、QoS送受信手段3は、スケジュー
ラ、キュー、シェーパ等を備えて構成され、パケットの
優先制御を行う機能を持ち、QoSを保証する通信を行
えるようになっている。
【0053】優先制御情報記憶手段4は、図2に例示す
る構造の、優先制御情報を記憶する、メモリ等から構成
される。この優先制御情報は、パケットの優先度、送信
先IPアドレス、送信元IPアドレス及びポート番号を
含む。
【0054】そして、この例では、VoIP(H.32
3)に対応するため、ポート番号は、ネゴーシエーショ
ン時の送信先ポート番号、ネゴーシエーション時の送信
元ポート番号、データ通信時の送信先ポート番号、デー
タ通信の送信元ポート番号の、4つのフィールドから構
成される。
【0055】また、この例では、優先度は、高い優先度
を示す”EF(Expendited Forward
ing)”と、低い優先度を示す”BE(Best E
ffort)”の、2種類を使用する。
【0056】ここで、このように、2種類の優先度のみ
を使用する際には、高い優先度を持つもののみを、優先
制御情報記憶手段4に格納し、優先制御情報記憶手段4
に格納されていないパケットは、全て低い優先度を持つ
ものとして、取り扱うこともできる。
【0057】さらに、3種類以上の優先度を用いる場合
にも、本発明は、同様に適用できる。
【0058】ポート番号記憶手段5は、配下端末と相手
端末との間で、ネゴーシエーション時に使用される、特
定ポート番号を記憶する。ここで、本明細書で取り上げ
る例では、この特定ポート番号は、VoIP(H.32
3)では、「1720」という一定値である。なお、機
器の仕様によっては、他の値(例えば、1700〜17
40のうちの、一定値)が使用されることもある。勿
論、このような場合にも、本発明は同様に適用できる。
【0059】パケット簡易検査手段6は、QoS送受信
手段3を通過するパケットを簡易検査する。即ち、パケ
ット簡易検査手段6は、配下端末と相手端末との間で、
ネゴーシエーション時に使用される特定ポート番号(1
720)を持つパケットを監視する。
【0060】そして、パケット簡易検査手段6は、この
パケットが見つかったら、アドレス記憶手段7をクリア
して、そのパケットの送信先IPアドレス及び送信元I
Pアドレスを抽出して、アドレス記憶手段7に格納す
る。
【0061】パケット詳細検査手段8は、アドレス記憶
手段7に格納された、送信先IPアドレス及び送信元I
Pアドレスを持つパケットを監視し、該当するパケット
を詳細検査する。
【0062】即ち、パケット詳細検査手段8は、該当す
るパケットを、TCP/UDPレベルにおいて解析し、
該当するパケットが、データ通信時のポート番号の情報
を持つものであるかどうかを、検討する。
【0063】ここで、VoIP(H.323)では、こ
の情報を持つパケットは、RTCP(Realtime
Transport Contorol Proto
col)パケットである。
【0064】したがって、本例では、パケット詳細検査
手段8は、TCP/UDPレベルにおける詳細な解析を
行い、該当するパケットが、RTCPパケットであるか
どうかを検討する。そして、RTCPパケットが見つか
ったら、RTCPパケットからデータ通信時のポート番
号の情報を取得する。
【0065】因みに、RTCPパケットが使用するポー
ト番号は、データ通信時のポート番号に「1」を加えた
ものであるため、パケット詳細検査手段8は、RTCP
パケットのポート番号から「1」を引いたポート番号
を、データ通信時のポート番号とする。
【0066】優先度設定手段9は、パケット簡易検査手
段6が抽出した、送信先IPアドレス及び送信元IPア
ドレス(アドレス記憶手段7に格納されている)を持
ち、かつ、パケット詳細検査手段8が取得したデータ通
信時のポート番号(RTCPパケットのポート番号から
「1」を引いた値)を持つ、パケットの優先度が、高優
先度(”EF”)となるように、優先制御情報記憶手段
4に優先制御情報を格納する。
【0067】時間計測手段10は、パケット簡易検査手
段6による詳細検査の経過時間を計測する。この経過時
間を計測するのは、パケット詳細検査手段8による詳細
な解析が、必要以上に長くなって、処理負担が重くなら
ないようにするためである。
【0068】このため、制御手段1は、パケット詳細検
査手段8が詳細検査を開始すると、時間計測手段10に
時間計測を指示し、一定時間が経過すると、時間計測手
段10の時間計測を終了させると共に、パケット詳細検
査手段8の詳細な検査を終了させる。
【0069】他ノード通知手段11は、優先制御情報記
憶手段4の優先制御情報が更新されると、QoS送受信
手段3を介して、新しい優先制御情報を、QoSネット
ワークを構成する、他のノードへ通知する。
【0070】この通知のために使用される、パケット
は、高い優先度(”EF”)とされる。これは、速やか
に、他のノードへ新しい優先制御情報を通知するためで
ある。
【0071】これにより、他のノードは、本発明のパケ
ット伝送装置から、優先制御情報を取得でき、取得した
優先制御情報に基づいて、優先制御を行える。特に、上
流側の他のノードへ通知すると、このノードの負担軽減
の効果が高い。
【0072】次に、図3〜図5を用いて、本形態のパケ
ット伝送装置の動作を説明する。
【0073】図3に示しているように、この動作は、パ
ケット簡易検査手段6を中心とする簡易検査(ステップ
100)と、パケット詳細検査手段8を中心とする詳細
検査(ステップ200)と、その後のデータ通信との、
3つのステップからなる。
【0074】まず、簡易検査は、図4に示すように行わ
れ、この過程において、配下端末と相手端末は、ネゴー
シエーションを行う。
【0075】ステップ101において、制御手段1は、
QoS送受信手段3にパケットが入力されるのを待つ。
パケットが入力されると、制御手段1は、パケットをパ
ケット簡易検査手段6に渡す。
【0076】すると、ステップ102において、パケッ
ト簡易検査手段6は、受け取ったパケットから、送信先
IPアドレス及び送信元IPアドレスと、ポート番号を
抽出する。
【0077】そして、ステップ103において、パケッ
ト簡易検査手段6は、抽出したポート番号が、「172
0」であるかどうかチェックする。「1720」でなけ
れば、ステップ101へ戻る。
【0078】「1720」であれば、このパケットは、
ネゴーシエーション時のパケットであり、ステップ10
4にて、優先度設定手段9は、パケット簡易検査手段6
が抽出した、送信先IPアドレス、送信元IPアドレス
及びポート番号を持つ、パケットの優先度を”EF”と
し、優先度設定手段9は、この優先制御情報を、優先制
御情報記憶手段4に格納する(ステップ105)。
【0079】そして、ステップ106にて、制御手段1
は、更新された優先制御情報を、他のノードへ通知する
ように、他ノード通知手段11へ指示を出し、他ノード
通知手段11は、優先制御情報記憶手段4の優先制御情
報を、QoS送受信手段3を介して、他のノードへ通知
する。この通知に使用されるパケットの優先度は、上述
したように、”EF”とされる。
【0080】そして、ステップ107にて、パケット簡
易検査手段6が抽出した、送信先IPアドレス及び送信
元IPアドレスは、アドレス記憶手段7に格納され、こ
の送信先IPアドレス及び送信元IPアドレスを持つ、
パケットが、次の詳細検査(ステップ200)の対象と
される。
【0081】図5に示すように、詳細検査は、次のよう
に行われる。まず、ステップ201にて、制御手段1
は、パケット詳細検査手段8の詳細検査が開始される
と、時間計測手段10に時間計測を開始させる。
【0082】そして、ステップ202において、制御手
段1は、QoS送受信手段3にパケットが入力されるの
を待つ。パケットが入力されると、制御手段1は、パケ
ットをパケット詳細検査手段8に渡す。
【0083】すると、ステップ203において、パケッ
ト詳細検査手段8は、受け取ったパケットから、送信先
IPアドレス及び送信元IPアドレスと、ポート番号を
抽出する。
【0084】そして、ステップ204において、パケッ
ト詳細検査手段8は、抽出した、送信先IPアドレス及
び送信元IPアドレスが、アドレス記憶手段7に格納さ
れているかどうかチェックする。格納されていなけれ
ば、ステップ209へ処理が移る。
【0085】格納されていれば、ステップ205におい
て、パケット詳細検査手段8は、このパケットを、TC
P/UDPレベルで詳細に解析する。
【0086】ステップ206において、この解析の結
果、このパケットがRTCPパケットであれば、ステッ
プ207へ処理が移り、そうでなければ、ステップ20
9へ処理が移る。
【0087】ステップ207では、このパケットは、R
TCPパケットであり、データ通信時のポート番号の情
報を持っている。したがって、パケット詳細検査手段8
は、RTCPパケットのポート番号から「1」を引いた
値を、データ通信時のポート番号とし、この値を優先度
設定手段9へ渡す。
【0088】すると、優先度設定手段9は、ステップ2
03にて抽出された、送信先IPアドレス、送信元IP
アドレスを持ち、かつ、この値のポート番号を持つ、パ
ケットの優先度を”EF”とし、優先度設定手段9は、
この優先制御情報を、優先制御情報記憶手段4に格納す
る。
【0089】そして、ステップ208にて、制御手段1
は、更新された優先制御情報を、他のノードへ通知する
ように、他ノード通知手段11へ指示を出し、他ノード
通知手段11は、優先制御情報記憶手段4の優先制御情
報を、QoS送受信手段3を介して、他のノードへ通知
する。この通知に使用されるパケットの優先度は、上述
したように、”EF”とされる。
【0090】これにより、データ通信時における、この
種のパケットは、優先的に伝送され、QoSを保証でき
る。
【0091】一方、ステップ209では、制御手段1が
時間計測手段10に経過時間の報告を求める。そして、
この経過時間tが、予め設定された一定時間tmaxを
こえていない間、詳細検査が継続される。この経過時間
tが一定時間tmaxをこえると、詳細検査は打ち切ら
れ、処理負担が軽減される。
【0092】次に、図6を用いて、配下端末51と相手
端末101の通信例を説明する。
【0093】時刻t0において、配下端末51と相手端
末101が接続するに先立ち、図4の簡易検査が開始さ
れる。
【0094】時刻t1において、配下端末51は、相手
端末101と接続するため、ネゴーシエーションを求め
るパケットを、相手端末101へ送信する。このパケッ
トのポート番号は、「1720」であるため、図4のス
テップ103からステップ104へ処理が進む。
【0095】そして、このパケットの優先度は、”E
F”として、優先制御情報記憶手段4に格納されると共
に、このパケットの送信先IPアドレス及び送信元IP
アドレスを持つ、パケットが詳細検査の対象となり、図
5の詳細検査が開始される。
【0096】時刻t2、t3において、相手端末101
は、配下端末51との間で、RTCPパケットを送受信
し、データ通信時のポート番号を決定しようとする。
【0097】このとき、図5のステップ206、207
を経由し、データ通信時のポート番号が優先制御情報記
憶手段4に格納される。
【0098】そして、時刻t4以降は、このポート番号
を使用する、実際のデータ通信が行われる。勿論、この
データ通信にかかるパケットは、優先的に伝送され、Q
oSが保証される。
【0099】次に、図7を参照して、本形態によるパケ
ット伝送装置を用いた、ネットワークの構成例を説明す
る。
【0100】図7は、本発明の実施の形態1における通
信システムの構成図である。図7の例では、QoSネッ
トワーク90は、ルータ70、80、HGW50、60
を、ノードとする。ここで、HGW50、60は、本形
態のパケット伝送装置である。
【0101】ルータ70とHGW60は、アクセスネッ
トワークN1で接続され、ルータ70とHGW50は、
アクセスネットワークN2で接続されている。これらの
アクセスネットワークN1、N2においては、FTTH
やxDSL等を使用することが考えられる。そして、ル
ータ70とルータ80は、共用ネットワークN3で接続
されている。
【0102】また、HGW60は、配下端末61を持
ち、配下端末61は、VoIP通信と一般のデータ通信
(FTP等)を同時に行えるようになっている。同様
に、HGW50は、配下端末51を持ち、配下端末51
は、VoIP通信と一般のデータ通信(FTP等)を同
時に行えるようになっている。
【0103】さらに、ルータ80は、他のネットワーク
(典型的には、インターネット)100との接続点に位
置し、配下端末51、61と通信する、相手端末101
が、このネットワーク100に接続している。
【0104】つまり、ルータ80は、エッジノードであ
り、ネットワーク100とQoSネットワーク90との
間におけるパケット伝送をQoS保証しなければならな
い。
【0105】ここで、ネットワーク100がインターネ
ットなどのように、膨大な規模のネットワークであると
き、ルータ80の負担は、非常に大きい。
【0106】ところが、上述したように、本形態のパケ
ット伝送装置は、その配下の端末に関する優先制御情報
を持っており、それをこのエッジノードに通知(矢印参
照)する機能を有する。
【0107】これにより、ルータ80は、HGW50、
HGW60から得た優先制御情報を活用して、パケット
の優先制御を行える。その結果、ルータ80の処理負担
を、大幅に軽減できることは、容易に理解されよう。
【0108】つまり、QoSネットワークにおいて、配
下端末にかかる優先制御情報を、共有することにより、
QoS保証のための処理負担が大幅に軽減されるのであ
る。
【0109】また、図7に示しているように、本形態で
は、QoSネットワークに接続される、認証サーバ11
0は、優先制御情報の認証を行う。
【0110】この認証によって、ユーザ又は悪意の第三
者によって、不正に改竄された優先制御情報を排除で
き、優先制御の信頼性を向上できる。
【0111】そして、図示しているように、認証サーバ
110は、優先制御情報を参照できれば十分であるか
ら、どのような位置に配置しても良い。
【0112】例えば、QoSネットワーク90の内部に
認証サーバ110を配置しても良いし、認証サーバ11
0は、ネットワーク100を経由して、QoSネットワ
ーク90に接続するようにしても良い。
【0113】(実施の形態2)本形態は、VoIP専用
端末と相手端末との通信において、VoIP専用端末を
配下に持つ、パケット伝送装置が、NAT機能で、アド
レス変換を行う場合であっても、QoS保証できる技術
に関する。
【0114】つまり、図9に示すように、本形態のパケ
ット伝送装置である、HGW120は、プライベートI
Pアドレスを使用し、かつ、高優先度のパケットのみを
送受信するVoIP専用配下端末125を持つ。
【0115】さて図8は、本発明の実施の形態2におけ
るパケット伝送装置のブロック図である。図中、実施の
形態1における構成要素と同様の構成要素については、
同一符号を付することにより、説明を省略する。
【0116】図8において、アドレス情報記憶手段12
1は、メモリなどからなり、HGW120の配下端末の
それぞれについて、プライベートIPアドレスとグロー
バルIPアドレスを関連付けて記憶している。
【0117】アドレス変換手段122は、アドレス情報
記憶手段121が記憶する情報に基づいて、その配下端
末の、プライベートIPアドレスとグローバルIPアド
レスとを相互に変換する。つまり、HGW120は、N
AT機能を持つ。
【0118】優先度設定手段123は、VoIP専用端
末125に係るパケットの優先度を高優先度とする優先
制御情報を、他のノードから参照できるように、優先制
御情報記憶手段4に格納する。
【0119】なお、HGW120は、高優先度のパケッ
トのみを送受信する、VoIP専用端末125に加え
て、配下端末61のような配下端末を持つようにしても
良い。この場合には、優先度設定手段123は、VoI
P専用端末125については、全て”EF”の優先度を
付与し、その他の端末については、是々非々で、優先度
を付与するようにすると良い。
【0120】また、図8の例では、他ノード通知手段1
1が、他のノードへ優先制御情報を通知することによ
り、他のノードが、優先制御情報を参照できるようにな
っている。
【0121】本形態では、HGW120が、VoIP専
用端末125を配下に持ち、かつ、HGW120がNA
T機能で、プライベートIPアドレスとグローバルIP
アドレスの間において、アドレス変換を行う。
【0122】しかしながら、HGW120が所有する優
先制御情報は、図9に示しているように、他のノード
(ルータ80)に通知され、この他のノードは、優先制
御情報を参照できる。
【0123】より具体的には、HGW120は、VoI
P専用端末125のプライベートIPアドレスと、グロ
ーバルIPアドレスと、VoIP専用端末125と通信
するパケットのポート番号とを、容易に知ることができ
る。
【0124】そして、これらの情報を、HGW120
は、優先制御情報として、優先制御情報記憶手段4に格
納し、他ノード通知手段11を用いて、他のノードであ
る、ルータ80へ通知するものである。
【0125】ルータ80は、この情報に基づいて、Vo
IP専用端末125宛のパケットを、具体的に特定する
ことができ、ネットワーク100を経由するパケットで
あっても、パケットの優先制御を行える。
【0126】(実施の形態3)本形態は、実施の形態
1,2を、さらに汎用化したものである。図10に示す
ように、QoSネットワークとして、Diffserv
ドメインが構成されている。
【0127】このネットワークは、ノード206〜20
7の他に、エッジノード201〜205を有する。この
エッジノード201〜205として、実施の形態1又は
2のパケット伝送装置を用いる。なお、エッジノード2
03は、さらにサブノード210,211を有し、この
サブノード210,211に、配下端末が接続されてい
る。
【0128】また、エッジノード205は、破線で囲ん
だ配下端末を持ち、これらの配下端末で優先制御情報に
変化があれば、直ちに、他のノード204へ通知する。
【0129】この場合でも、ネットワーク/アクセス網
212や、他のDiffservドメイン213(優先
度ルールが異なっていても差し支えない)への、接続点
に位置するノード204へ、優先制御情報を通知する
と、上流側のノードへの通知となるため、このノード2
04の処理負担軽減の効果が高い。
【0130】また、上述したのと同様に、エッジノード
201〜205において、優先制御情報を共有すること
により、各ノードの処理負担軽減に役立つことが、容易
に理解されよう。
【0131】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、ネゴーシ
エーション時とデータ通信時において、ポート番号が変
わっても、QoS保証できる。
【0132】請求項2記載の発明によると、優先制御情
報を共用し、他のノードの負担を軽減できる。
【0133】請求項3記載の発明によると、エッジノー
ドの負担を大幅に削減することができる。特に、エッジ
ノードが、大規模な網への接続点に位置するときに、負
担軽減の実益が大きい。
【0134】請求項4記載の発明によると、無駄な解析
を排除して、パケット伝送装置の負担を軽減できる。
【0135】請求項5記載の発明によると、RTCPパ
ケットから、データ通信時のポート番号を、簡単かつ正
確に取得できる。
【0136】請求項6記載の発明によると、他のノード
は、この優先制御情報を適用できる範囲で、その配下に
ある端末の監視が不要となり、この他のノードの負担を
大幅に軽減できる。
【0137】請求項7記載の発明によると、優先制御情
報を、速やかに、他のノードへ通知できる。
【0138】請求項8記載の発明によると、優先制御情
報の信頼性を向上できる。
【0139】請求項9記載の発明によると、NAT機能
で、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレ
スの間において、アドレス変換を行う場合であっても、
他のノードが、優先制御情報を参照することにより、優
先制御を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるパケット伝送装
置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における優先制御情報の
構造図
【図3】本発明の実施の形態1におけるパケット伝送を
示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態1におけるパケット伝送を
示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1におけるパケット伝送を
示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1におけるパケット伝送を
示すタイムチャート
【図7】本発明の実施の形態1におけるネットワーク構
成図
【図8】本発明の実施の形態2におけるパケット伝送装
置のブロック図
【図9】本発明の実施の形態2におけるネットワーク構
成図
【図10】本発明の実施の形態3におけるネットワーク
構成図
【図11】従来の通信システムの構成図
【符号の説明】
1 制御手段 3 QoS送受信手段 4 優先制御情報記憶手段 5 ポート番号記憶手段 6 パケット簡易検査手段 7 アドレス記憶手段 8 パケット詳細検査手段 9 優先度設定手段 10 時間計測手段 11 他ノード通知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 熊澤 雅之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後藤 博喜 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA15 HA08 HB01 HB02 HB17 HD03 HD09 LE05 5K033 BA14 CB09 CB17 DB18 EC03

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】QoSネットワークのノードを構成し、配
    下端末と、このQoSネットワークを経由して配下端末
    に接続する相手端末との間におけるパケット伝送を制御
    するパケット伝送装置であって、 パケットの優先度、送信先IPアドレス、送信元IPア
    ドレス及びポート番号を含む優先制御情報を記憶する優
    先制御情報記憶手段と、 配下端末と相手端末との間でネゴーシエーション時に使
    用される、特定ポート番号を持つパケットを監視し、該
    当するパケットの送信先IPアドレス及び送信元IPア
    ドレスを抽出するパケット簡易検査手段と、 抽出された、送信先IPアドレス及び送信元IPアドレ
    スを持つパケットを監視し、該当するパケットを、TC
    P/UDPレベルにおいて解析し、データ通信時のポー
    ト番号の情報を取得するパケット詳細検査手段と、 前記パケット簡易検査手段が抽出した、送信先IPアド
    レス及び送信元IPアドレスを持ち、かつ、前記パケッ
    ト詳細検査手段が取得した、データ通信時のポート番号
    を持つ、パケットの優先度が高優先度となるように、前
    記優先制御情報記憶手段に優先制御情報を格納する優先
    度設定手段とを備えることを特徴とするパケット伝送装
    置。
  2. 【請求項2】前記優先制御情報記憶手段の優先制御情報
    を、QoSネットワークを構成する他のノードへ通知す
    る他ノード通知手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載のパケット伝送装置。
  3. 【請求項3】QoSネットワークは、他のネットワーク
    及び/または他のアクセス網との接続点に位置する、エ
    ッジノードを持ち、前記他ノード通知手段は、前記優先
    制御情報記憶手段の優先制御情報を、このエッジノード
    へ通知することを特徴とする請求項2記載のパケット伝
    送装置。
  4. 【請求項4】前記パケット詳細検査手段は、一定時間だ
    けTCP/UDPレベルにおける解析を行うことを特徴
    とする請求項1から3記載のパケット伝送装置。
  5. 【請求項5】配下端末と相手端末は、VoIPにて接続
    しており、かつ、前記パケット詳細検査手段は、前記パ
    ケット簡易検査手段が抽出した、送信先IPアドレス及
    び送信元IPアドレスを持つパケットが、RTCPパケ
    ットであるかどうかを検討し、RTCPパケットである
    とき、このRTCPパケットから、データ通信時のポー
    ト番号の情報を取得することを特徴とする請求項1から
    4記載のパケット伝送装置。
  6. 【請求項6】QoSネットワークは、Diffserv
    ドメインを構成する請求項2から5記載のパケット伝送
    装置。
  7. 【請求項7】前記優先制御情報は、優先的に通知される
    請求項2、3記載のパケット伝送装置。
  8. 【請求項8】前記優先制御情報は、QoSネットワーク
    に接続された認証サーバによる認証を受けることを特徴
    とする請求項1から7記載のパケット伝送装置。
  9. 【請求項9】プライベートIPアドレスを使用し、か
    つ、高優先度のパケットのみを送受信する配下端末を持
    ち、QoSネットワークのノードを構成し、しかも、こ
    のQoSネットワークを経由して、この配下端末と、こ
    の配下端末に接続する相手端末との間のパケット伝送を
    制御するパケット伝送装置であって、 パケットの優先度、送信先IPアドレス及び送信元IP
    アドレスを含む優先制御情報を記憶する優先制御情報記
    憶手段と、 この配下端末の、プライベートIPアドレスとグローバ
    ルIPアドレスとを相互に変換するアドレス変換手段
    と、 この配下端末に係るパケットの優先度を高優先度とする
    優先制御情報を、他のノードから参照できるように、前
    記優先制御情報記憶手段に格納する優先度設定手段とを
    備えることを特徴とするパケット伝送装置。
  10. 【請求項10】前記優先制御情報記憶手段の優先制御情
    報を、QoSネットワークを構成する他のノードへ通知
    する他ノード通知手段を備えることを特徴とする請求項
    9記載のパケット伝送装置。
  11. 【請求項11】QoSネットワークは、他のネットワー
    ク及び/または他のアクセス網との接続点に位置する、
    エッジノードを持ち、前記他ノード通知手段は、前記優
    先制御情報記憶手段の優先制御情報を、このエッジノー
    ドへ通知することを特徴とする請求項10記載のパケッ
    ト伝送装置。
  12. 【請求項12】QoSネットワークは、Diffser
    vドメインを構成する請求項10から11記載のパケッ
    ト伝送装置。
  13. 【請求項13】前記優先制御情報は、優先的に通知され
    る請求項10、11記載のパケット伝送装置。
  14. 【請求項14】前記優先制御情報は、QoSネットワー
    クに接続された認証サーバによる認証を受けることを特
    徴とする請求項9から13記載のパケット伝送装置。
  15. 【請求項15】請求項1から14記載のパケット伝送装
    置をノードとして有する通信システム。
  16. 【請求項16】QoSネットワークのノードを構成し、
    配下端末と、このQoSネットワークを経由して配下端
    末に接続する相手端末との間におけるパケット伝送を制
    御するパケット伝送方法であって、 パケットの優先度、送信先IPアドレス、送信元IPア
    ドレス及びポート番号を含む優先制御情報を記憶するス
    テップと、 配下端末と相手端末との間でネゴーシエーション時に使
    用される、特定ポート番号を持つパケットを監視し、該
    当するパケットの送信先IPアドレス及び送信元IPア
    ドレスを抽出するステップと、 抽出された、送信先IPアドレス及び送信元IPアドレ
    スを持つパケットを監視し、該当するパケットを、TC
    P/UDPレベルにおいて解析し、データ通信時のポー
    ト番号の情報を取得するステップと、 抽出された、送信先IPアドレス及び送信元IPアドレ
    スを持ち、かつ、取得された、データ通信時のポート番
    号を持つ、パケットの優先度が高優先度となるように、
    優先制御情報を設定するステップとを含むことを特徴と
    するパケット伝送方法。
  17. 【請求項17】優先制御情報を、QoSネットワークを
    構成する他のノードへ通知するステップを含むことを特
    徴とする請求項16記載のパケット伝送方法。
  18. 【請求項18】QoSネットワークは、他のネットワー
    ク及び/または他のアクセス網との接続点に位置する、
    エッジノードを持ち、優先制御情報を、このエッジノー
    ドへ通知するステップを含むことを特徴とする請求項1
    7記載のパケット伝送方法。
  19. 【請求項19】一定時間だけTCP/UDPレベルにお
    ける解析を行うことを特徴とする請求項16から18記
    載のパケット伝送方法。
  20. 【請求項20】配下端末と相手端末は、VoIPにて接
    続しており、かつ、抽出した、送信先IPアドレス及び
    送信元IPアドレスを持つパケットが、RTCPパケッ
    トであるかどうかを検討し、RTCPパケットであると
    き、このRTCPパケットから、データ通信時のポート
    番号の情報を取得するステップを含むことを特徴とする
    請求項16から19記載のパケット伝送方法。
  21. 【請求項21】QoSネットワークは、Diffser
    vドメインを構成する請求項17から20記載のパケッ
    ト伝送方法。
  22. 【請求項22】優先制御情報は、優先的に通知される請
    求項17、18記載のパケット伝送方法。
  23. 【請求項23】優先制御情報は、QoSネットワークに
    接続された認証サーバによる認証を受けることを特徴と
    する請求項16から23記載のパケット伝送方法。
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