JP2003087220A - マルチパルス生成器、無線インパルス送信機、及びパルス生成方法 - Google Patents

マルチパルス生成器、無線インパルス送信機、及びパルス生成方法

Info

Publication number
JP2003087220A
JP2003087220A JP2001273536A JP2001273536A JP2003087220A JP 2003087220 A JP2003087220 A JP 2003087220A JP 2001273536 A JP2001273536 A JP 2001273536A JP 2001273536 A JP2001273536 A JP 2001273536A JP 2003087220 A JP2003087220 A JP 2003087220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
order
quadrature
modified
generator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001273536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4715067B2 (ja
Inventor
Michael Rokkuran
マイケル ロックラン
Gabami Mohamad
ガバミ モハマド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001273536A priority Critical patent/JP4715067B2/ja
Publication of JP2003087220A publication Critical patent/JP2003087220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4715067B2 publication Critical patent/JP4715067B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】通信レート低下させることなくユーザ数を増加
できる無線インパルスシステムを提供する。 【解決手段】 2つの互いに異なる変形エルミートパル
スを生成するためのマルチパルス生成器は、源信号に基
づいて、特定の次数の変形エルミート直交パルスを生成
する第1のパルス生成器と、限定された持続時間を有す
る1次時間関数を生成するランプ波生成器と、該特定の
次数の変形エルミート直交パルスと該限定された持続時
間を有する1次時間関数とを使用して、該特定の次数と
は異なる別の次数の変形エルミート直交パルスを生成す
る第2のパルス生成器とを、備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチパルス生成
器、無線インパルス送信機、及び、パルス生成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常のデジタル通信は、メッセージのシ
ンボルを表すアナログ波形をチャンネルを介して送信す
ることにより行われる。超広帯域(UWB)通信は、パ
ルス列の送信及び検出により行われる。パルス幅は1n
s未満で、そのバンド幅は3GHz以上にまで及ぶ。超
広帯域システムは、高密度のマルチパスで、おそらく遮
蔽のある環境での短距離の移動体による無線通信に適し
ている。
【0003】パルス列は、送信前に、デジタル信号を表
すように変調される。複数の異なる変調スキームが知ら
れている。例えば、モノサイクルと呼ばれる基準パルス
は、パルス位置変調(PPM)により時間的に変調でき
る。このパルス位置変調では、1つの位置にあるパルス
は“1”を表し、当該位置からずれているパルスは
“0”を表す。ここで、パルス間時間は、達成できる通
信レートに大きく影響を与えるものでありパルス位置変
調を行うのに必要なものだが、かかるパルス間時間は、
送信回路の回復特性や、タイミング回路の精度、及び、
他の要因に依存する。また、基準パルスの振幅を、パル
ス振幅変調(PAM)によって変調しても良い。パルス
振幅変調では、1つの振幅のパルスが“1”を表し、他
の振幅のパルスが“0”を表す。しかしながら、無線環
境では、パルス形状は、距離に応じて減衰しながら小さ
くなる。この減衰により、受信機においてパルスを正確
に受け取ることが困難となる。この問題は、超広帯域通
信システムに限定された問題ではなく、レベル数が追加
されるほど、そして、受信機と送信機とが一定の距離だ
け隔てられているわけではない場合に、特に顕著とな
る。
【0004】ベースステーションが複数の遠隔受信機へ
データ送信する場合、ベースステーションは、遠隔受信
機がそれぞれ対応するパルス列のみを受信するように、
複数の互いに異なるパルス列を送信しなければならな
い。例えば、ベースステーションは、モノサイクルと呼
ばれる基準パルスを、パルス位置変調(PPM)にて時
間的に変調し、同じコードが割り当てられた受信機のみ
が解読できるよう、各パルス列を符号化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数の異なるパルス列
の識別を可能とする従来の方法では、マルチユーザベー
スステーションは、データを順次、つまりパルスを1つ
ずつ順番に送信する必要がある。順次送信しないと、パ
ルス間の干渉によって遠隔受信機における正確な受信が
不可能となる。従って、遠隔受信機の数が増すにつれ符
号化スキームはより複雑になり、ユーザ1人当たりのデ
ータレートが低下してしまう。
【0006】そこで、無線インパルス送信機が相互に直
交(orthogonal)したパルスを使用して複数の受信機と
通信を行うことが考えられる。ここで、各受信機には、
互いに異なる一対の直交パルスが、デジタル信号を表す
よう、割り当てられる。全てのパルスが直交しているた
め、これらは、互いに干渉することなく、同時に送信で
きる。送信機と受信機とは、予め、どのパルスがどの受
信機用であるかを知っている。このため、各受信機は、
当該受信機に割り当てられたパルス形状を有する信号の
みを受信する。したがって、識別処理のためにパルス列
を変調する必要がなくなる。
【0007】しかしながら、かかる想定しうる構成で
は、送信機には、互いに異なる各パルス形状を生成する
ための別々のパルス生成器を設ける必要がある。受信機
の数の増加に応じて、パルスを生成するのに必要なハー
ドウェアの量が、線形的に増加してしまう。
【0008】本発明の目的は、単一のパルスを生成する
ために必要なハードウェアよりずっと多くのハードウェ
アがなくても、2つ以上の直交パルスを生成することが
できるマルチパルス生成器を提供することである。
【0009】また、本発明の他の目的は、パルス位置変
調の回路により生じる限界やパルス振幅変調の距離によ
る減衰の問題がなく、単純な構成にて高通信レートを達
成することができる無線インパルス送信機を提供するこ
とである。
【0010】さらに、本発明の他の目的は、通信レート
を低下させることなくユーザの数を増やすことが可能な
単純な構成を備えた無線インパルスシステムを提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明による2つの互いに異なる変形エルミートパ
ルスを生成するためのマルチパルス生成器は、第1及び
第2のパルス生成器とランプ波生成器(ramp generato
r)とを備えている。第1のパルス生成器は、源信号に
基づいて、特定の次数(order)の変形エルミート直交
パルスを生成する。ランプ波生成器は、限定された持続
時間を有する1次時間関数(limited-duration first-o
rder time function)を生成する。第2のパルス生成器
は、該特定の次数の変形エルミート直交パルスと該限定
された持続時間を有する1次時間関数とを使用して、該
特定の次数とは異なる別の次数の変形エルミート直交パ
ルスを生成する。
【0012】従来の方法では、互いに異なる形状の2つ
の異なるパルスを生成するためには、完全なハードウェ
アのセットが2個必要となる。しかしながら、本発明で
は、第2のパルス生成器にて、第1のパルス生成器から
の特定の次数の変形エルミート直交パルスを使用して、
異なる次数の変形エルミート直交パルスを生成するよう
にしている。したがって、第2のパルス生成器の構成
は、当該異なる次数の変形エルミート直交パルスを源信
号に基づくものを出発点として作成する場合に比べ、ず
っと単純化されている。しかも、2つの互いに異なる次
数のパルスを作成するのに、単一の源信号しか必要な
い。
【0013】かかる異なる次数のパルスは、積分処理、
もしくは、微分処理のいずれかにより簡単に導出でき
る。つまり、第1のパルス生成器が高い次数の変形エル
ミート直交パルスを生成する場合には、第2のパルス生
成器は、該高い次数の変形エルミート直交パルスと該限
定された持続時間を有する1次時間関数とを使用した積
分処理に基づいて、より低い次数の変形エルミート直交
パルスを生成する積分器を備えていれば良い。また、第
1のパルス生成器が低い次数の変形エルミート直交パル
スを生成する場合には、第2のパルス生成器は、該低い
次数の変形エルミート直交パルスと該限定された持続時
間を有する1次時間関数とを使用した微分処理に基づい
て、より高い次数の変形エルミート直交パルスを生成す
る微分器を備えていれば良い。
【0014】ここで、ランプ波生成器は、第1のパルス
生成器によって使用される源信号に基づき、限定された
持続時間を有する1次時間関数を生成するのが好まし
い。
【0015】かかる構成によれば、第1のパルス生成器
及びランプ波生成器の両方の動作に対して、単一の源信
号しか必要ない。したがって、構成が単純化されるのみ
ならず、同期をとるのも簡単になる。
【0016】また、第1のパルス生成器は、ランプ波生
成器により生成される限定された持続時間を有する1次
時間関数に基づき、特定の次数の変形エルミート直交パ
ルスを生成するのが好ましい。
【0017】かかる構成によれば、第1と第2のパルス
生成器とが、限定された持続時間を有する1次時間関数
を共用するため、構成が単純化される。
【0018】1つまたは複数の追加のパルス生成器を直
列配置構造にて接続し、当該直列配置構造が、前段のパ
ルス生成器からの変形エルミート直交パルスを後続のパ
ルス生成器へ伝達し、かつ、限定された持続時間を有す
る1次時間関数を追加のパルス生成器に分配するように
しても良い。
【0019】かかる構成によれば、更なるパルス生成器
を直列に追加するだけで、異なる次数の変形エルミート
直交パルスの数を増加させることができるので、マルチ
パルス生成器の複雑さを大きく増大させることがない。
ここで、2値チャンネルを実施するためには、追加のパ
ルス生成器を、2個ずつを1つの組として追加すること
が望ましい。
【0020】また、本発明によるパルス列を複数の受信
機へ送信するための無線インパルス送信機は、本発明の
マルチパルス生成器を備え、さらに、パルス選択器と送
信ユニットとを備えている。パルス選択器は、入力デー
タに基づいて、2値チャンネルを表すよう、第1及び第
2のパルス生成器からのパルスを選択する。送信ユニッ
トが、パルス選択器により選択されたパルスを送信す
る。
【0021】本発明の無線インパルス送信機は、本発明
のマルチパルス生成器を備えているため、本発明のマル
チパルス生成器の利点を享受する。
【0022】ここで、無線インパルス送信機内に直列配
置構造にて更にパルス生成器を設けることが好ましい。
ここで、直列配置構造内に連続して設けられる各パルス
生成器は、前段のパルス生成器からの変形エルミート直
交パルスと限定された持続時間を有する1次時間関数と
を使用して、他のパルス生成器からの変形エルミート直
交パルスの次数とは異なる次数の変形エルミート直交パ
ルスを生成する。パルス選択器が、複数の互いに異なる
次数のパルスと複数の受信機との間の2対1の対応関係
に基づいて、該複数のパルス生成器からのパルスを選択
する。送信ユニットが、複数の互いに異なる受信機に対
応する複数のパルスを同時に送信する。
【0023】変形エルミートパルスは、直交である特性
を備えている。ここで、 の範囲内で定義される2つの実数値関数g(t)及び
(t)は、以下の場合に直交関係にある。
【0024】変形エルミートパルスは、次のように直交
するように変形されたエルミート多項式に基づいてい
る。
【0025】複数のパルス生成器が複数の変形エルミー
トパルスを生成するので、互いに異なる次数(order)
のパルスを干渉を生じさせることなく同時に送信するこ
とができる。したがって、チャンネルのビットレートを
低下させることなく、ユーザ受信機の数を増やすことが
できる。
【0026】また、パルス持続時間は、実際には、全て
のn値に対して同一である。つまり、パルスは、その次
数とは関係なく一定の時間に拘束される。
【0027】パルスの次数には制限がない。
【0028】さらに、パルスの直交性は、それらが微分
されても変わらない。アンテナでの現象はしばしば微分
処理に例えられる。
【0029】距離に伴う減衰も、レベルの数と共に顕著
に増すことはない。
【0030】また、パルス帯域幅は、パルスの次数に関
係なく、つまり全ての値nに対して、ほぼ同じである。
これは無線システムでは重要である。パルス幅を所定の
幅内に収めることで、周波数を所定バンド内に収めるこ
とができるからである。
【0031】次数n>0からのパルスは、DC成分がゼ
ロである。
【0032】パルスの直交性は、送信機アンテナや受信
機アンテナの微分効果に関わらず維持される。
【0033】中心周波数を変えることで比帯域幅(frac
tional bandwidth)を容易に制御できる。比帯域幅は広
帯域アンテナアレイの設計時に重要であり、通常、低周
波数に対する高周波数の比率は2又は3程度である。
【0034】本発明による2つの互いに異なる変形エル
ミートパルスを生成する方法は、源信号に基づいて、特
定の次数の変形エルミート直交パルスを生成する工程
と、限定された持続時間を有する1次時間関数を生成す
る工程と、該特定の次数の変形エルミート直交パルスと
該限定された持続時間を有する1次時間関数とを使用し
て、該特定の次数とは異なる別の次数の変形エルミート
直交パルスを生成する工程とからなることを特徴とす
る。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態による
超広帯域(UWB)通信システムについて、添付の図面
を参照して説明する。本発明によれば、超広帯域通信シ
ステムとは、25%より大きい比帯域幅Bを有するシ
ステムをいう。ここで、比帯域幅Bは次のように定義
される。
【0036】ここで、Bは信号帯域幅、fは中心周波
数、fは信号スペクトルの高周波側3dBポイン
ト、fは信号スペクトルの低周波側3dBポイントで
ある。
【0037】図1に示すように、第1の実施の形態によ
るシステムは、無線超広域帯インパルス送信機1と、2
つの遠隔受信機200と300とを備えている。本実施
の形態では、送信機1はマルチユーザ・ベースステーシ
ョンであり、受信機200と300とは移動端末であ
る。
【0038】送信機1は、パルス源2と、最高次数(hi
ghest order)ユニット3と、第1〜第4の生成器4〜
7と、パルス列合成器と、送信ユニット12とを、備え
ている。第1のパルス生成器4は、他のパルス生成器5
〜7に対して、ランプ波供給ライン8にて接続されてい
る。パルス生成器4〜7は、また、高次パルス入力ライ
ン4b、5b、及び、6bを介して、互いに直列的に接
続されており、また、それぞれ別々に、パルスライン4
a〜7aを介して、パルス選択器/合成器11に接続さ
れている。
【0039】これら4つのパルス生成器4〜7は、パル
ス源2と最高次数ユニット3からの入力に基づいて、互
いに同期しながら、それぞれ、次数3〜0の変形エルミ
ートパルスを生成する。パルス源2は、複数のパルスか
らなる1つのパルス列を第1のパルス生成器4に出力す
る。ここで、各パルスは矩形波形状をしている。本実施
の形態では、パルス源2は、振幅が0.5で幅が16の
パルスを出力する。なお、パルス生成器4〜7は、エル
ミート多項式に基づいて動作するため、パルス幅は次数
の増加に伴いわずかずつ長くなる。ここで、パルス源2
からのパルスのパルス幅がパルス生成器4〜7のパルス
出力のパルス幅を規定するため、最高次数のパルスの幅
を考慮して、パルス幅が16に設定されている。
【0040】最高次数ユニット3は、生成すべき最高次
数パルスを示す値、すなわち、本実施の形態の場合には
次数3を、出力する。
【0041】パルス選択器/合成器11は、複数の互い
に異なる次数のパルスと受信機200、300との間の
2対1の対応関係に基づき、パルス生成器4〜7からの
パルスを選択する。つまり、パルス選択器/合成器11
は、受信機200に送信すべき入力データに基づいて、
パルス生成器4及び5からのパルスを選択し、また、受
信機300に送信すべき入力データに基づいて、パルス
生成器6及び7からのパルスを選択する。なぜなら、パ
ルス生成器4〜7で生成された4つのパルス形状はシン
ボル番号1〜4によって表され、かつ、受信機200及
び300のそれぞれに対して、4つのパルス形状(シン
ボル番号)のうちの2つが、2値チャンネル、すなわ
ち、0または1を示すために、割り当てられるからであ
る。この例では、受信機200にはシンボル番号1と2
とが割り当てられ、受信機300にはシンボル番号3と
4とが割り当てられる。この対応関係をまとめると次の
ようになる。
【0042】パルス選択器/合成器11は、また、受信
機200,300用のパルスを合成し、これらを送信ユ
ニット12に送る。送信ユニット12は、これらのパル
スを、増幅器12aを用いて増幅し、アンテナ12bを
介して送信する。送信ユニットは、複数の互いに異なる
受信機に対応する複数のパルスを、同時に送信する。
【0043】第1〜第4のパルス生成器4〜7は、変形
エルミート多項式に基づいてパルスを生成する。ここ
で、変形エルミート多項式は、以下に述べるように直交
している。エルミート多項式は次の式で表される。
【0044】ここで、n=1,2,・・・、−∞<t<
∞である。エルミート多項式の例を次に示す。
【0045】これらは、以下の式に示す関係を有してい
る。
【0046】ここで、 の微分である。式(4)、(5)から導出されるよう
に、エルミート多項式によって満たされる微分方程式は
次のようになる。
【0047】これらエルミート多項式は直交ではない。
定義上、 の範囲内で定義される2つの実数値関数g(t)及び
(t)は、次の条件が満たされた場合に直交とな
る。
【0048】ここで、一セットの実数値関数g1(t), g
2(t), g3(t), ...は、当該一セット内の関数の直交セッ
トと呼ばれる。(g・g)の正平方根はg(t)
のノルムと呼ばれ、 で示される。つまり、
【0049】関数の正規直交セットは全ての値mについ
を満たす。
【0050】エルミート多項式は直交するように次の様
に変形される。
【0051】かかる変形されたエルミート多項式(MH
P)は、下記の微分方程式を満たしていることが分か
る。
【0052】ここで、h(t)のフーリエ変換をH
(f)とすると、式(10)、(11)、(12)は次
にように書き換えられる。
【0053】式 とは、n=0の場合の例である。式(15)より、MH
Pのより高次の変換は次の様に求められる。 ・・・等。
【0054】変形エルミート多項式関数に基づくパルス
は、次の特徴を有している。 1.パルス持続時間は全てのn値について実際に同一で
ある。 2.パルス帯域幅は全てのn値についてほぼ同一であ
る。これは無線システムでは重要である。パルス幅を特
定の幅領域内に納めれば、周波数を特定のバンド内に収
めることができるからである。 3.比帯域幅は中心周波数fにより容易に制御でき
る。 4.パルスは相互に直交である。 5.パルスのDC成分はゼロである。 6.送信機アンテナと受信機アンテナの微分効果にかか
わらず、パルスの直交性は維持される。
【0055】次に、パルス生成器4〜7の構成につい
て、図2を参照して説明する。なお、第1のパルス生成
器4は式(10)に基づいて設計され、第2〜第4のパ
ルス生成器5〜7は式(12)に基づいて設計されてい
る。第2〜第4のパルス生成器5〜7は互いに同一の構
成をしているため、第2のパルス生成器5の構成のみを
例として説明する。
【0056】第1のパルス生成器4は、初期パルス生成
器10,ノード20、55,85,ランプ波生成器4
0,積分器25,30,50,乗算器75,80,10
0,及び、定数供給器60,90を備えている。
【0057】初期パルス生成器10は、発振処理を開始
させるための初期パルスを生成するためのものである。
後述するように、かかる発振処理により、第1のパルス
生成器4が変形エルミートパルスを生成し、その結果と
して、第2〜第4のパルス生成器5〜7も変形エルミー
トパルスを生成する。初期パルス生成器10は、移送
(transport)遅延器11と微分(derivative)演算器
12とを備えている。移送遅延器11は、パルス源2か
らの信号をわずかに遅延させてから当該信号を微分演算
器12に供給する。この遅延は、微分演算器12での微
分を求める演算にかかる時間を考慮したものであり、設
計によっては不要となりうる。
【0058】ランプ波生成器40は、パルス源2からの
入力に基づいて、図4のグラフのランプ波形状で表され
る限定した持続時間を有する1次時間関数(limited-du
ration first-order time function)を、生成する。ラ
ンプ波生成器40は、このランプ波形状関数を、積分器
50と、ライン8を介して第2〜第4のパルス生成器5
〜7のそれぞれに、出力する。積分器50では、ランプ
波形状関数は、3次パルスを生成するのに使用される。
第2〜第4のパルス生成器5〜7では、ランプ波形状関
数は、それぞれ、第2〜第0次パルスの生成に使用され
る。ランプ波生成器40は、また、1または0の2値信
号を乗算器75に出力する。
【0059】ランプ波生成器40は、積分器41,加算
ノード42,乗算器43,46,及び、定数供給器4
3,45とを備えている。積分器41は、パルス源2か
らのパルスに対して積分動作を行い、積分結果をノード
42に出力する。ノード42は、積分結果を定数供給器
44からの定数(この実施の形態では、−4)に足しあ
わせ、足し算結果を乗算器43に出力する。乗算器46
は、パルス源2からのパルスを定数供給器46からの定
数(この実施の形態では2)とかけ合わせる。この結
果、乗算器46からの出力は、パルス源2からのパルス
のタイミングに依存して、1または0となる。乗算器4
6は、当該1または0の値を、乗算器43及び75に出
力する。
【0060】乗算器43は、ノード42からの足し算結
果を、乗算器46からのかけ算結果とかけ合わせて、得
られた積を、限定された持続時間を有する1次時間関数
として、積分器50と第2〜第4パルス生成器5〜7と
に出力する。
【0061】積分器50は、ランプ波生成器40からの
ランプ波形状関数に対して積分動作を行い、図5に示す
ような略U字形状の波形を、ノード55に対して、出力
する。ノード55は、このU字形状波形を定数供給器6
0からの定数(この実施の形態の場合、16)に足しあ
わせる。定数供給器60からの定数は、乗算器75がU
字形状波形を強制的に0にする前に、U字形状波形の底
を、−16から0へと移動させるためのものである。ノ
ード55は、足し算結果を乗算器75に出力する。
【0062】乗算器75は、乗算器46からの出力を、
ノード55からの足し算結果とかけ合わせ、得られた積
を乗算器80に出力する。この結果、パルス源2からの
パルスが0の時、乗算器46からの出力が0となり、ノ
ード55からのU字形状波形が図6に示すように強制的
に0にさせられる。乗算器80は、積分器30から出力
された3次パルス波形を乗算器75からのかけ算結果と
かけ合わせ、フィードバック処理の一部の処理として、
得られた積をノード20に出力する。
【0063】ノード85は、最高次数ユニット3からの
値を定数供給器90から供給された定数(この実施の形
態では、0.5)と足しあわせ、足し算結果を乗算器1
00に出力する。乗算器100は、積分器30からの0
次パルス波形をノード85からの足し算結果とかけ合わ
せて、フィードバック処理の一部の処理として、得られ
た積をノード20に出力する。
【0064】ノード20は、初期パルス生成器10から
の初期パルスからのパルスと乗算器80からのかけ算結
果との和から、乗算器100からのかけ算結果を、引き
算して、その結果を積分器25に出力する。積分器25
は、ノード20からの結果に対して積分処理を行い、積
分結果を積分器30に出力する。積分器30は、積分器
25からの積分結果に対して積分処理を行い、図7に示
す積分結果を、3次パルス波形として、パルス選択器/
合成器11と第2のパルス生成器5とに出力する。
【0065】第2のパルス生成器5は、第1のパルス生
成器からの3次の変形エルミート直交パルスと、ランプ
波生成器40からの限定された持続時間を有する1次時
間関数とを使用して、図8に示す2次の変形エルミート
直交パルスを生成する。第2のパルス生成器5は、乗算
器115と、ノード120と、積分器125とを備えて
いる。乗算器115は、ランプ波生成器40からのラン
プ波形状波形を積分器125からの2次パルス波形とか
け算して、得られた積をノード120に出力する。ノー
ド120は、乗算器115からのかけ算結果から、積分
器30からの3次パルス波形を引き算して、その結果を
積分器125に出力する。積分器125は、ノード12
0からの出力に対して積分処理を行い、積分結果を、2
次のパルス波形として、ライン5aを介してパルス選択
器/合成器11へと出力すると共に、フィードバック処
理の一部として、乗算器115へも出力する。この2次
のパルス波形は、また、ライン5bを介して第3のパル
ス生成器6へも出力され、1次パルスを生成するのに使
用される。
【0066】第2〜第4のパルス生成器5〜7は、それ
ぞれ、同一の構成を有しており、前段のパルス生成器か
らのより高い次数の変形エルミート直交パルスとランプ
波生成器40からの限定された持続時間を有する1次時
間関数とを使用して、より低い次数の変形エルミート直
交パルスを生成する。このようにして、最高次数のパル
スを生成するのに必要なハードウェアに対しほんの少し
ハードウェアを追加しただけの構成により、4つの互い
に異なる次数のパルスを生成することができる。
【0067】受信機200と300とは、2つのパルス
形状が各受信機に割り当てられている点を除き、入来信
号を復調するための略同一の構成を有している。ここで
は受信機200を例に説明する。図3に示すように、受
信機200は、受信ユニット201と、タイミング制御
回路240と、基準パルス供給器250と、相関器26
0と、直交―デジタルデータ選択器270と、出力ユニ
ット280とを備えている。受信ユニット201は、ア
ンテナ210と、フィルタ220と、増幅器230とを
備えている。
【0068】アンテナ210がパルスを受信すると、そ
の信号はフィルタ220にかけられ、増幅器230によ
り増幅される。基準パルス供給器250が、当該受信機
200に割り当てられた2つの異なる次数のパルス波形
(この実施の形態の場合には、3次及び2次のパルス波
形)を供給する。
【0069】相関器260は、各入来パルスと、基準パ
ルス供給器250からの複数の直交パルス形状との類似
性の相関をとり、対応するシンボルを識別する。直交パ
ルスが使用されているので、互いに異なる次数のパルス
間の相互相関はゼロである。従って、相関器260は、
異なる次数のパルス間の識別を正しく行うことができ
る。相関器260は、タイミング制御回路240によっ
て変更されたタイミングで相関処理を行うことにより、
例えば送信機1、受信機200、もしくは両者が移動す
る時に生じる送信機−受信機間での飛行時間の違いを許
容し、さらに、PPMと擬似雑音(PN)のコードタイ
ミングの変化の算入をも許容している。図3の例では、
相関器260は、連続して入来した4つのパルスがシン
ボル番号1,2,2,1に対応していると決定してい
る。
【0070】直交−デジタルデータ選択器270は、相
関器260からのシンボル番号を、対応する2値データ
に変換する。図3の例では、直交−デジタルデータ選択
器270は、相関器260からのシンボル番号1,2,
2,1を、対応する2値データ0,1,1,0に変換し
ている。
【0071】本実施の形態では、受信機200と300
とは、システムに割り当てられた全ての異なる直交パル
ス形状を復調する能力を備えている。これにより、受信
機200と300とのうちのいずれかだけが使用されて
いるときには、M-ary変調スキームを実行しシステムの
送信レートを向上させることができる。例えば、受信機
200だけが使用されているときには、送信機1は、互
いに異なる次数の全ての直交パルス波形を受信機200
に割り当て、以下に示すように、各パルス形状をマルチ
ビットシンボルに対応させて割り当てることにより、4
-ary変調スキームを作成する。
【0072】なお、第2〜第4の生成器5〜7の積分器
125を、微分器に変更することができる。この場合に
は、最高次数ユニット3を最低次数(lowest order)ユ
ニットに変更しなければならない。この結果、第1のパ
ルス生成器4は、最低次数の変形エルミート直交パルス
を生成し、第2〜第4のパルス生成器は、低い次数の変
形エルミート直交パルスと限定された持続時間を有する
1次時間関数とを使用した微分処理に基づいて、次数が
順次高くなっていく複数の変形エルミート直交パルスを
生成する。
【0073】上記の実施の形態では4つのパルス生成器
を記載したが、6個もしくはそれより多くの互いに次数
の異なるパルス生成器を設けても良い。かかる場合にお
いて、システムで使用する受信機の数を増やすために
は、各一対のパルス生成器を異なる1つの受信機に割り
当てればよい。もしくは、または、かかる構成に追加し
て、各一対の生成器に対し異なるマルチビットシンボル
を割り当てれば、上述したように、システムの送信レー
トを向上させることができる。
【0074】パルス位置変調(PPM)もしくはパルス
振幅変調(PAM)などの従来の変調スキームをさらに
使用することにより、システムの送信レートを向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による超広帯域システムの
概要を示すブロック図。
【図2】図1のシステムにおける送信機の第1,第2の
パルス生成器の構成を示すブロック図。
【図3】図1のシステムにおける受信機を示すブロック
図。
【図4】第1のパルス生成器のランプ波生成器により生
成される限定された持続時間を有する1次時間関数を示
すグラフ。
【図5】第1のパルス生成器内部で生成され使用される
U字形状波形を示すグラフ。
【図6】強制的に0とされた後のU字形状波形を示すグ
ラフ。
【図7】第1のパルス生成器によって生成される3次の
変形正規化エルミートパルスの時間応答を示すグラフ。
【図8】第2のパルス生成器によって生成される2次の
変形正規化エルミートパルスの時間応答を示すグラフ。
【符号の説明】
1 送信機 2 パルス源 3 最高次数ユニット 4 第1のパルス生成器 4a パルスライン 4b 高次パルス入力ライン 5 第2のパルス生成器 5a パルスライン 5b 高次パルス入力ライン 6 第3のパルス生成器 6a パルスライン 6b 高次パルス入力ライン 7 第4のパルス生成器 7a パルスライン 8 ランプ波供給ライン 11 パルス選択器/合成器 12 送信ユニット 12a 増幅器 12b アンテナ 200 受信機 300 受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モハマド ガバミ 東京都品川区東五反田3丁目14番13号 株 式会社ソニーコンピュータサイエンス研究 所内 Fターム(参考) 5K022 CC12 DD00 DD11 DD22 EE11 EE22 GG00

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 源信号に基づいて、特定の次数の変形エ
    ルミート直交パルスを生成する第1のパルス生成器と、 限定された持続時間を有する1次時間関数を生成するラ
    ンプ波生成器と、 該特定の次数の変形エルミート直交パルスと該限定され
    た持続時間を有する1次時間関数とを使用して、該特定
    の次数とは異なる別の次数の変形エルミート直交パルス
    を生成する第2のパルス生成器と、 を備えたことを特徴とする、2つの互いに異なる変形エ
    ルミートパルスを生成するためのマルチパルス生成器。
  2. 【請求項2】 前記第1のパルス生成器は最高次数の変
    形エルミート直交パルスを生成し、 前記第2のパルス生成器が、該最高次数の変形エルミー
    ト直交パルスと前記限定された持続時間を有する1次時
    間関数とを使用した積分処理に基づいて、より低い次数
    の変形エルミート直交パルスを生成する積分器を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のマルチパルス生成
    器。
  3. 【請求項3】 前記第1のパルス生成器は低い次数の変
    形エルミート直交パルスを生成し、 前記第2のパルス生成器が、該低い次数の変形エルミー
    ト直交パルスと前記限定された持続時間を有する1次時
    間関数とを使用した微分処理に基づいて、より高い次数
    の変形エルミート直交パルスを生成する微分器を備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のマルチパルス生成
    器。
  4. 【請求項4】 前記ランプ波生成器は、前記第1のパル
    ス生成器によって使用される前記源信号に基づき、前記
    限定された持続時間を有する1次時間関数を生成するこ
    とを特徴とする請求項1記載のマルチパルス生成器。
  5. 【請求項5】 前記第1のパルス生成器は、前記ランプ
    波生成器により生成される前記限定された持続時間を有
    する1次時間関数に基づき、前記特定の次数の変形エル
    ミート直交パルスを生成することを特徴とする請求項1
    記載のマルチパルス生成器。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの追加のパルス生成器を
    更に備え、前記第1のパルス生成器、第2のパルス生成
    器、及び、該少なくとも1つの追加のパルス生成器とが
    直列配置構造にて接続されており、当該直列配置構造
    が、前段のパルス生成器からの変形エルミート直交パル
    スを後続のパルス生成器へ伝達し、かつ、前記限定され
    た持続時間を有する1次時間関数を、該第2のパルス生
    成器と該少なくとも1つの追加のパルス生成器とに分配
    することを特徴とする請求項1記載のマルチパルス生成
    器。
  7. 【請求項7】 源信号に基づいて、特定の次数の変形エ
    ルミート直交パルスを生成する第1のパルス生成器と、 限定された持続時間を有する1次時間関数を生成するラ
    ンプ波生成器と、 該特定の次数の変形エルミート直交パルスと該限定され
    た持続時間を有する1次時間関数とを使用して、該特定
    の次数とは異なる別の次数の変形エルミート直交パルス
    を生成する第2のパルス生成器と、 入力データに基づいて、2値チャンネルを表すよう、該
    第1及び第2のパルス生成器からのパルスを選択するパ
    ルス選択器と、 該パルス選択器により選択されたパルスを送信する送信
    ユニットとを備えたことを特徴とする、パルス列を複数
    の受信機へ送信するための無線インパルス送信機。
  8. 【請求項8】 前記第2のパルス生成器からの前記変形
    エルミート直交パルスと前記限定された持続時間を有す
    る1次時間関数とを使用して、前記第1のパルス生成器
    及び該第2のパルス生成器からの前記変形エルミート直
    交パルスの次数とは異なる次数の変形エルミート直交パ
    ルスを生成する第3のパルス生成器と、 該第3のパルス生成器からの該変形エルミート直交パル
    スと該限定された持続時間を有する1次時間関数とを使
    用して、該第1、第2、第3のパルス生成器からの該変
    形エルミート直交パルスの次数とは異なる次数の変形エ
    ルミート直交パルスを生成する第4のパルス生成器と、 を更に備え、 前記パルス選択器は、該互いに異なる次数のパルスと前
    記複数の受信機との間の2対1の対応関係に基づいて、
    該第1、第2,第3、及び、第4のパルス生成器からの
    パルスを選択し、前記送信ユニットが、複数の互いに異
    なる受信機に対応する複数のパルスを同時に送信するこ
    とを特徴とする請求項7記載の無線インパルス送信器。
  9. 【請求項9】 前記第1のパルス生成器は最高次数の変
    形エルミート直交パルスを生成し、 前記第2のパルス生成器が、該最高次数の変形エルミー
    ト直交パルスと前記限定された持続時間を有する1次時
    間関数とを使用した積分処理に基づいて、より低い次数
    の変形エルミート直交パルスを生成する積分器を備えて
    いることを特徴とする請求項7記載の無線インパルス送
    信機。
  10. 【請求項10】 前記第1のパルス生成器は低い次数の
    変形エルミート直交パルスを生成し、 前記第2のパルス生成器が、該低い次数の変形エルミー
    ト直交パルスと前記限定された持続時間を有する1次時
    間関数とを使用した微分処理に基づいて、より高い次数
    の変形エルミート直交パルスを生成する微分器を備えて
    いることを特徴とする請求項7記載の無線インパルス送
    信機。
  11. 【請求項11】 前記ランプ波生成器は、前記第1のパ
    ルス生成器によって使用される前記源信号に基づき、前
    記限定された持続時間を有する1次時間関数を生成する
    ことを特徴とする請求項7記載の無線インパルス送信
    機。
  12. 【請求項12】 前記第1のパルス生成器は、前記ラン
    プ波生成器により生成される前記限定された持続時間を
    有する1次時間関数に基づき、前記特定の次数の変形エ
    ルミート直交パルスを生成することを特徴とする請求項
    7記載の無線インパルス送信機。
  13. 【請求項13】 源信号に基づいて、特定の次数の変形
    エルミート直交パルスを生成する工程と、 限定された持続時間を有する1次時間関数を生成する工
    程と、 該特定の次数の変形エルミート直交パルスと該限定され
    た持続時間を有する1次時間関数とを使用して、該特定
    の次数とは異なる別の次数の変形エルミート直交パルス
    を生成する工程と、 からなることを特徴とする、2つの互いに異なる変形エ
    ルミートパルスを生成する方法。
  14. 【請求項14】 前記特定の次数の変形エルミート直交
    パルスを生成する工程は、最高次数の変形エルミート直
    交パルスを生成する工程であり、 前記異なる次数の変形エルミート直交パルスを生成する
    工程が、該最高次数の変形エルミート直交パルスと前記
    限定された持続時間を有する1次時間関数とを使用した
    積分処理に基づいて、より低い次数の変形エルミート直
    交パルスを生成する工程であることを特徴とする請求項
    13記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記特定の次数の変形エルミート直交
    パルスを生成する工程は、低い次数の変形エルミート直
    交パルスを生成する工程であり、 前記異なる次数の変形エルミート直交パルスを生成する
    工程が、該低い次数の変形エルミート直交パルスと前記
    限定された持続時間を有する1次時間関数とを使用した
    微分処理に基づいて、より高い次数の変形エルミート直
    交パルスを生成する工程であることを特徴とする請求項
    13記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記限定された持続時間を有する1次
    時間関数を生成する工程は、前記源信号に基づき行われ
    ることを特徴とする請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記特定の次数の変形エルミート直交
    パルスを生成する工程は、前記限定された持続時間を有
    する1次時間関数に基づき行われることを特徴とする請
    求項13記載の方法。
JP2001273536A 2001-09-10 2001-09-10 マルチパルス生成器、無線インパルス送信機、及びパルス生成方法 Expired - Fee Related JP4715067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273536A JP4715067B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 マルチパルス生成器、無線インパルス送信機、及びパルス生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273536A JP4715067B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 マルチパルス生成器、無線インパルス送信機、及びパルス生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003087220A true JP2003087220A (ja) 2003-03-20
JP4715067B2 JP4715067B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=19098735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001273536A Expired - Fee Related JP4715067B2 (ja) 2001-09-10 2001-09-10 マルチパルス生成器、無線インパルス送信機、及びパルス生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4715067B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525747A (ja) * 2007-04-23 2010-07-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド 粗タイミング源から微細タイミングを発生する装置及び方法
US7940841B2 (en) 2004-11-09 2011-05-10 Panasonic Corporation Modulating circuit, transmitting apparatus using the same, receiving apparatus and communication system

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001516162A (ja) * 1997-08-13 2001-09-25 ドイッチェ テレコム アーゲー メッセージ伝送方法とその回路配置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001516162A (ja) * 1997-08-13 2001-09-25 ドイッチェ テレコム アーゲー メッセージ伝送方法とその回路配置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7940841B2 (en) 2004-11-09 2011-05-10 Panasonic Corporation Modulating circuit, transmitting apparatus using the same, receiving apparatus and communication system
JP2010525747A (ja) * 2007-04-23 2010-07-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド 粗タイミング源から微細タイミングを発生する装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4715067B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ghavami et al. A novel UWB pulse shape modulation system
US5774493A (en) Sequence constructions for delay-and-correlate transmitted reference signaling
US10020839B2 (en) Reliable orthogonal spreading codes in wireless communications
US20030099280A1 (en) Method and apparatus for generating a large number of codes having desirable correlation properties
US7675960B2 (en) Method for generating communication signal sequences having desirable correlation properties and system for using same
JP2002271428A (ja) 通信装置および通信方法、並びにプログラムおよび記録媒体
JP2009523359A (ja) 動的に変化する時間ホッピング系列をuwb信号のために生成する方法及び装置
US10778279B2 (en) High-order PSK signaling (HOPS) techniques for low-power spread spectrum communications
TW200539598A (en) A method and transmitter, receiver and transceiver systems for ultra wideband communication
CN1497863B (zh) 对超宽带宽电信系统的用户发射数据码元的方法
US7440505B2 (en) Wireless impulse transmitter, receiver, and method
US20070025420A1 (en) Transmission and detection in ultrawide band communications
de Abreu et al. On the design of orthogonal pulse-shape modulation for UWB systems using Hermite pulses
US20090252259A1 (en) Receiving device and receiving method
KR100643745B1 (ko) 한점 직교 및 zcd 구간을 갖는 단극성 코드를 이용하는ook-cdma 기반의 유무선 통신 시스템 및 그 방법
Harada et al. Modulation and hopping using modified Hermite pulses for UWB communications
JP4715067B2 (ja) マルチパルス生成器、無線インパルス送信機、及びパルス生成方法
WO1995001016A1 (fr) Procede de reception selective d'un signal a spectre etale sur une microplaquette
Mishra et al. Performance of pulse shape modulation of UWB signals using composite hermite pulses
Dilmaghani et al. UWB multiple-pulse generator and transmitter
JP2006525760A (ja) マルチバンド広帯域通信システムにおける個別電力スペクトル密度成分を減少させる方法及び装置
KR100716722B1 (ko) 초광대역 통신 장치 및 방법
JP2003037639A (ja) 無線インパルス送信機、受信機、及び方法
RU2713384C1 (ru) Способ передачи информации с помощью широкополосных сигналов
Zhang et al. Multiple-access slightly frequency-shifted reference ultra-wideband communications for dense multipath channels

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040527

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040527

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040629

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110314

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees