JP2003085788A - 記憶装置及び記憶媒体 - Google Patents

記憶装置及び記憶媒体

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JP2003085788A
JP2003085788A JP2001271199A JP2001271199A JP2003085788A JP 2003085788 A JP2003085788 A JP 2003085788A JP 2001271199 A JP2001271199 A JP 2001271199A JP 2001271199 A JP2001271199 A JP 2001271199A JP 2003085788 A JP2003085788 A JP 2003085788A
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Fumihiro Tawa
文博 田和
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置及び記憶媒体に関し、安定したトラ
ックサーボ制御を行う装置と記憶媒体上の記録形式を提
供する。 【解決手段】 1枚の記憶媒体1にトラックサーボ信号
を記憶したトラックサーボ領域2と、ユーザが情報記憶
に利用するユーザデータ領域3とを同心円状に分けて設
けるとともに、トラックサーボ情報を読み取るヘッド5
と情報を読み出す複数のヘッド5とによって書込・読取
機構を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記憶装置及び記憶媒
体に関するものであり、例えば、光ディスク装置等の高
密度・大容量記憶装置における記憶媒体構成と情報書込
・読取手段との組合せに特徴のある記憶装置及び記憶媒
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記憶装置には、大きく分けて光ディ
スク装置と磁気ディスク装置があり、年々大容量・高速
データ転送化が進んでおり、特に、記録密度の向上によ
る大容量化は、激しく進歩している。
【0003】この内、光ディスク装置のRAM(Ran
dom Access Memory)には、相変化型
と光磁気型(MO)があり、いずれの光ディスク装置
も、半導体レーザ(LD)からの光線を、対物レンズを
用いて、記憶媒体上に集光し、媒体からの反射光を対物
レンズで取り込み、反射光に載った情報からトラックサ
ーボ信号とデータ信号を検知する構成である。
【0004】この様な光ディスク装置における高密度化
は、主として半導体レーザの短波長化と対物レンズの高
NA化によって達成されてきた。例えば、相変化型のD
VD−RAMは、波長が650nm、対物レンズNAが
0.6であり、記憶密度は、2.6Gbit/inch
2 (≒0.4Gbit/cm2 )となっている。今後
は、波長が410nmの青色レーザを用いることで、5
Gbit/inch2 (≒0.78Gbit/cm2
が達成される予定である。
【0005】また、光磁気ディスクでは、現在1.3G
用媒体があり、この記憶密度は、2.5Gbit/in
ch2 であるが、今後、磁気増幅技術(MAMMOS)
と青色レーザによって、50Gbit/inch2 (≒
7.8Gbit/cm2 )を越えるとされている。
【0006】一方、磁気ディスク装置では、当初記録密
度限界が1〜5Gbit/inch 2 とされていたが、
GMRヘッドなどの再生技術の進歩で記録密度が向上
し、1998年には光ディスクの記録密度を越えて、現
在、10Gbit/inch2以上を達成している。
【0007】情報記憶装置は、今後もさらなる大容量化
を目指し、1000Gbit/inch2 (=1Tbi
t/inch2 )以上の高密度記録の情報記憶装置の開
発が期待されている。
【0008】ところが、現状の光ディスク装置と磁気デ
ィスク装置の方式では、単純に高密度化することは難し
く、例えば磁気ディスク装置では、2005年には50
〜100Gbit/inch2 に達するといわれている
が、50〜100Gbit/inch2 以上になると常
温の環境では記録された微小磁気ビットが熱擾乱を受け
て磁化の反転が自然に起き、保存した情報を消してしま
う現象が起こり、これが磁気ディスク装置の記録密度の
真の限界とされている。
【0009】また、光ディスク装置は、磁気ディスク装
置のような限界記録密度というのは原理的にないとされ
ているが、実際には光ビームスポットをどれだけ微小化
できるかが問題となっており、対物レンズを用いた光学
系では、回折限界に達しつつある。
【0010】そこで、回折限界を超えて、ビームスポッ
トの微小化が可能な近接場を用いた方法が注目されてお
り、特に、浮上ヘッドを用いたSIL(Solid I
mmersion Lens)や波長以下の数十nmの
微小開口を用いた近接場記録が盛んに検討されている。
【0011】例えば、MO媒体を用いて400nmの波
長で380nmのスポットを記録したとの報告(必要な
らば、日本応用磁気学会誌,Vol.25,No.4−
1,2001参照)もあり、このように微細な信号の書
き込み及び読込みの方法が提案されている。この近接場
方式を用いることで、1000Gbit/inch2
記録密度を達成する可能性が見えてきた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近接場
方式を採用しても、記憶媒体や情報記憶装置としての課
題がある。即ち、近接場方式は、媒体までの距離や反射
率などから光の強弱を検知できるが、媒体からの反射光
にはトラック情報がないとされている。そこで近接場方
式を用いても、安定してデータ信号とトラックサーボ信
号を読み取る方式が必要となる。
【0013】例えば、1000Gbit/inch2
記録密度を達成するには、ビット長を20nm前後、ト
ラックピッチを30nm前後にする必要があり、これを
トラック数で比較すると、DVDでは約24.7倍、M
O(640M)で36.7倍のトラック密度になる。こ
のようなトラック数が増大した記憶媒体で、誤りなくト
ラック数をカウントする機能が必要である。
【0014】この様な1000Gbit/inch2
記録密度を達成する記憶媒体において、誤りなくトラッ
ク数をカウントするためには、トラックピッチが狭いた
めに、トラック位置精度を数nm以下にしなければ記録
した情報を再生できないという問題がある。
【0015】また、現在、ハードディスクで使用されて
いるスイングヘッド方式は、アームの回転でトラッキン
グを行っているが、トラック追随するための回転角度
は、秒以下の精度が必要となってくる。
【0016】一方、光ディスクで使用されているリニア
アクチュエーターでは、数nm以下での位置静止状態を
維持し続けることが難しく、そこで高精度でヘッドの位
置決めが可能な機構が必要である。
【0017】例えば、1000Gbit/inch2
記録密度を達成する記憶媒体においては、トラックピッ
チが狭いために、1mmのシーク動作で数万のトラック
を横切ってしまう。したがって長距離のシーク動作を行
う際には、目標トラック近くになってから減速してもオ
ーバーランしてしまい、読み出し時間が低下するといっ
た問題がある。
【0018】また、読み出し時間を短縮するために、シ
ーク動作速度を上げると、オーバーランの可能性が高ま
り、読み出し時間を短縮化できない可能性があるため、
シーク動作が小さくてすむような機構が必要となる。
【0019】高精度でトラックを追随するトラックサー
ボ方式としては、記憶媒体の周回に対して絶えずトラッ
ク位置を確かめている連続サーボ方式があり、この連続
サーボ方式は、光ディスク装置では記憶媒体面にランド
/グルーブ方式で、磁気ディスク装置ではベリードサー
ボ方式(この方式は主流ではない)で実現されている。
【0020】いずれの場合も、記憶媒体の全面にトラッ
ク情報を刻み付けるプリフォーム作業の必要があり、媒
体作製の歩留まりが問題になる。特に、光ディスクで
は、ランド/グルーブを30nmの加工精度で加工で
き、且つ、形状再現性が高い媒体作製法が必要になる。
そこで連続サーボ方式でありながら、媒体作製の歩留ま
りが高い方式が必要になる。
【0021】記憶媒体をアクチュエートする場合、情報
記憶装置の回転モータ中心と記憶媒体のプリフォーム時
のトラックの回転中心の加工誤差による不一致は、ヘッ
ドに対するトラックの半径方向の変動となる。この現象
は、トラックピッチが30nmに対して数μmの単位で
起こるが、情報を読み込むためには数nm以下のトラッ
ク追随精度が必要である。
【0022】また、データの転送速度の向上のために記
憶媒体の回転速度が高くなると、高周波でトラックを追
随するアクチュエータが必要となる。そこで、高周波で
アクチュエートできるヘッドか、もしくはトラックの半
径方向の変動が小さい方式が必要となる。
【0023】したがって、本発明は、安定したトラック
サーボ制御を行う装置と媒体上の記録形式を提供するこ
とを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】ここで図1を参照して本
発明における課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 上述の課題を解決するために、本発明においては、1枚
の記憶媒体1にトラックサーボ信号を記憶した複数のト
ラックを有するトラックサーボ領域2と、ユーザが情報
記憶に利用する複数のトラックを有するユーザデータ領
域3とを同心円状に分けて設け、前記トラックサーボ領
域2に、連続サーボ用のトラック信号が記憶されている
記憶媒体1と、複数のヘッド5を等間隔で配するととも
に、前記複数のヘッド5のトラックアクセス位置が記憶
媒体1の中心を通る線上に整列し、前記線上に平行に直
線可動するアーム4とを備え、前記複数のヘッド5を前
記トラックサーボ領域2のトラックサーボ情報を読み取
るヘッド5と、前記ユーザデータ領域3で少なくとも情
報を読み出す複数のヘッド5とに分け、前記トラックサ
ーボ領域2のヘッド5で読み取ったトラックサーボ情報
から位置計算をして前記ユーザデータ領域3の複数のヘ
ッド5のトラックサーボ制御を行うことを特徴とする。
【0025】この様に、記憶媒体1をトラックサーボ領
域2とユーザデータ領域3とに分割するとともに、アー
ム4に複数のヘッド5を取り付けることによって、ヘッ
ド5の数だけアーム4の移動量とヘッド5の一つが担当
するトラック数が減少できるので、位置精度が向上でき
る。また、ヘッド5の数を増やすことで、ユーザデータ
領域3を増やすことができ、また、高速データ転送化を
可能にしている。
【0026】また、複数のヘッド5の内、トラックサー
ボ領域2を担当するヘッド以外は、トラックサーボする
必要がないので、近接場方式が使用でき、高密度記憶が
可能になる。
【0027】また、トラックのカウントは、トラック総
数をカウントする必要がなく、トラックサーボ領域2の
ヘッドがカウントするだけで良いので、カウントエラー
を減少できる。
【0028】この場合、ヘッド5は、近接場光を発生さ
せるヘッド5であっても良いし、或いは、通常の光ヘッ
ド或いは光磁気ヘッドでも良い。また、トラックサーボ
領域2を担当するヘッド5をリードオンリーヘッドと
し、且つ、ユーザデータ領域3を担当する複数のヘッド
5は、リード・ライトヘッド或いはリードオンリヘッド
のいずれかとしても良い。
【0029】また、ユーザデータ領域3を担当する複数
のヘッド5が、アーム4と一体となって可動するもので
あり、また、このアーム4は、移動分解能が異なる2段
以上の直線駆動系で移動するようにしても良く、例え
ば、トラックサーボ領域2を担当するヘッド5とユーザ
データ領域3を担当するヘッド5が、互いに分解能が異
なる直進可動アーム4につなげても良く、直線移動の終
了後、移動分解能が粗い方のアーム4の位置を固定し
て、移動分解能の高い方のアームを移動させるようにし
ても良い。
【0030】この場合、トラックサーボ領域2における
トラック1本に対して、分割された一つのユーザデータ
領域3におけるトラックをm本対応させることができ、
それによって、トラック数のカウントを1/mに減少で
きるのでアクセス速度が向上する。
【0031】また、移動分解能の異なるアーム4を用い
る場合、移動分解能の高い方のアームを駆動するピエゾ
素子を設けても良く、或いは、ヘッド5毎に微調用の直
線駆動系を設けても良い。
【0032】また、複数のヘッド5を、記憶媒体1の中
心を通りアーム4に垂直な線に対して、線の両側に配置
しても良く、例えば、1つの浮上ヘッドが担当するトラ
ック領域を1つの組として、端から偶数番目のトラック
領域の組を担当する複数のヘッド5と奇数番目のトラッ
ク領域の組を担当する複数のヘッド5が、上記記憶媒体
1の中心を通り上記アーム4に垂直な線に対して分けて
配置しても良く、それによって、ヘッド5の実装密度を
高めることができる。
【0033】また、1つのヘッド5が担当するトラック
数が減るので、ヘッド5の移動によるトラックサーボ誤
差を改善することができ、また、ヘッド5が増える分だ
け、データ転送速度を向上することができる。
【0034】また、アーム4にアーム4の移動量を測定
する手段を配置しても良く、例えば、このアーム4の移
動量を測定する手段としては、半導体レーザ、半導体受
光素子、及び、ホログラム格子とを組み合わせたレーザ
スケールを用いても良い。特に、アーム4の移動量を測
定する手段をトラックサーボ領域2を担当するヘッド5
の近傍に配置することによって、アーム4の熱膨張によ
る各ヘッド5の位置ずれは、トラックサーボ領域2を担
当するヘッドに対する位置ずれとなるので、他の場所に
配置するよりは、各ヘッド5の位置ずれを小さくするこ
とができる。
【0035】また、ヘッド5は浮上ヘッドとしても良
く、浮上ヘッドを用いる場合には、浮上量が同じとなる
ように浮上ヘッドと上記記憶媒体1との間の相対速度に
応じてヘッド5の形状を変えることが望ましく、それに
よって、近接場方式のヘッド5を用いた場合にも、各ヘ
ッド5の浮上量を数10nm程度に安定に保つことがで
きる。
【0036】また、浮上ヘッドを用いた場合には、CS
S方式を用いる場合には、記憶媒体1にヘッド5を記憶
媒体1に接触させるための非記憶領域を設けることが望
ましく、或いは、記憶媒体1の回転休止時に持ち上げる
機構を設けても良い。
【0037】また、トラックサーボ領域2は、回転モー
タに装着後にトラックサーボ信号を記憶することが望ま
しく、それによって、モータ回転中心と記録媒体1のト
ラック中心の軸ずれを無くし、トラックの半径方向の変
動を小さくすることができる。
【0038】この場合、トラックサーボ信号を外部専用
装置で書き込むことが望ましく、それによって、高出力
のレーザを使用することが可能になるので、トラックサ
ーボ信号のS/N比を高めることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】ここで、図2乃至図5を参照し
て、本発明の第1の実施の形態の記憶装置を説明する。 図2参照 図2は、本発明の記憶装置の概念的構成図であり、記憶
媒体11はその1 枚の媒体中に情報記憶面に、トラック
サーボ領域12とユーザデータ領域13が半径位置で分
かれており、各領域を分けるような例えば、ランド/グ
ルーブ等の凹凸構造のない平滑面構造であり、また、情
報を記憶させる面は相変化膜である。
【0040】このトラックサーボ領域12とユーザデー
タ領域13におけるトラックピッチは等しく、トラック
サーボ領域12に書き込むトラックサーボ信号は回転モ
ータ14と記憶媒体11を一体化した後に書き込む。そ
れによって、回転モータ14の回転中心15と記録媒体
1のトラック中心の軸ずれを無くし、トラックの半径方
向の変動を小さくすることができる。
【0041】また、書込・読取手段は、リニアモータ1
6による図に示す矢印方向に直進するとともに、レール
18で支えられた温度膨張率が小さい剛体のアーム1
7、及び、このアーム17にサスペンション19を介し
て取り付けられた複数個のリードオンリーヘッド或いは
リード・ライトヘッドからなる浮上ヘッド20,21に
よって構成される。
【0042】この各浮上ヘッド20,21の担当するト
ラック数は等しく、複数の浮上ヘッド20,21は記憶
媒体1の半径方向に1列に均等間隔で配置され、アーム
17の直線可動する方向は浮上ヘッド20,21が情報
をアクセスするトラック位置のトラック方向の角度とほ
ぼ垂直方向である。
【0043】この場合、リニアモータ16によって複数
の浮上ヘッド20,21とアーム17が一体となって直
線可動し、記憶媒体1のトラックサーボ信号を記憶した
隣接する複数トラックの領域のトラックサーボ情報を、
トラックサーボ領域12の担当の浮上ヘッド20を使っ
て情報を読み出し、情報から演算を行って、リニアモー
タ16によってアーム17を移動させ、ユーザデータ領
域13を担当する複数の浮上ヘッド21を所定のトラッ
ク位置に移動させて書込或いは読出を行う。
【0044】なお、図2に示した記憶媒体1には、各浮
上ヘッド20,21毎に担当するトラック領域の幅を示
すために同心円を描画しているが、このような構造があ
るのではなく、また、信号読み出しや電力供給用のケー
ブルや制御回路等は自明のものとして図示を省略してい
る。
【0045】図3参照 図3は、本発明の第1の実施の形態の記憶装置における
記憶媒体11のトラックと各浮上ヘッド20,21との
関係を説明する図である。図3に示すように、レール1
8の上を摺動するアーム17に対しサスペンション19
によって浮上ヘッド20,21を支えている。
【0046】また、図3では、3個の浮上ヘッド20,
21以外に、図示していない複数の浮上ヘッドがあり、
複数の浮上ヘッド20,21は読み書きができる光学構
成を有し、各浮上ヘッド20,21は、同数のn本のト
ラックを担当している。このトラック数は、例えば、記
憶媒体11のトラックの総数を浮上ヘッド20,21の
数で割った値となっており、また、このときのアーム1
7の直進移動距離は、ヘッド間隔以下となる。
【0047】図4参照 図4は、浮上ヘッド21の具体的構成の一例であり、こ
こでは、近接場方式の浮上ヘッド21として示してい
る。例えば、Al2 3 −TiC等からなる基板31に
異方性エッチングを施すことによって、書込或いは読取
光源の波長より小さい、例えば、数10nmの微小開口
32を形成し、開口側から途中でビームスプリッタと同
じ機能を有するY字型分岐点34がある光導波路33を
設ける。この場合、光導波路33は、SiO2 /LiN
bO3 /SiO2 構造等で構成する。
【0048】この光導波路33のY字に分岐した一方が
レーザダイオード35の出射口に導かれ、他方がフォト
ダイオード36に導かれた構成とし、フォトダイオード
36上での光量変動で記憶媒体11からの信号を検知し
ている。
【0049】図5参照 図5は、浮上ヘッド21の動作の説明図であり、記憶媒
体11の回転時には、数10nmの浮上量で浮上してい
るが、記憶媒体11の回転休止時には、レール18に取
り付けた回転軸22とレール18を押し当てる直進ステ
ージ23からなるアーム17を傾ける機構によりアーム
17を傾け、それに連動して浮上力を失った浮上ヘッド
21を機械的に持ち上げるものである。
【0050】この様に、記憶媒体11の回転休止時に、
浮上ヘッド20,21を機械的に持ち上げているので、
回転休止時に揚力がなくなっても浮上ヘッド20,21
が記憶媒体11に押し付けられることがなく、したがっ
て、トラックの情報や記憶媒体11自体を破損すること
がない。
【0051】この様に、本発明の第1の実施の形態にお
いては、1枚の記憶媒体11をトラックサーボ領域12
とユーザデータ領域13とに分けたことで、トラックサ
ーボ領域12に連続サーボの信号を記憶でき、また、ラ
ンド/グルーブ等の加工が不要であるのでプリフォーム
の加工歩留まりを向上することができる。
【0052】また、記憶媒体11を情報記憶装置の回転
モータ14に装着後に、トラックサーボ信号を記憶させ
ているので、偏心による回転モータ14の回転中心15
と記録媒体11のトラック中心の軸ずれを無くすことが
でき、これによりトラックの半径方向の変動を小さくす
ることができる。
【0053】また、複数の浮上ヘッド20,21の内、
トラックサーボ領域12を担当する浮上ヘッド20以外
は、トラックサーボする必要がないので、近接場方式の
浮上ヘッド21を用いることができ、高記録密度化が可
能になる。
【0054】また、アーム14の移動がアクチュエート
になるが、浮上ヘッド21の数だけアーム14の移動量
と浮上ヘッド21一つが担当するトラック数が減少でき
るので、位置精度を向上することができ、さらに、浮上
ヘッド21の数を増やすことで、高速データ転送化が可
能になる。
【0055】また、上記の第1の実施の形態において
は、トラックサーボ領域12が記憶媒体11の最内周領
域にあり、この最内周領域にトラックサーボ領域12が
あることによって、半径の異なる記憶媒体11でも互換
性を保つことができる。
【0056】また、トラックのカウントは、トラック総
数をカウントする必要がなく、トラックサーボ領域12
を担当する浮上ヘッド20がカウントするだけで良いの
で、カウントエラーを減少できる。
【0057】次に、図6を参照して、本発明の第2の実
施の形態の記憶媒体を説明する。 図6参照 図6は、本発明の第2の実施の形態の記憶装置の概念的
構成図であり、トラックサーボ領域12を記憶媒体11
の中間領域に設けたものであり、それにともなって、ト
ラックサーボ領域12を担当する浮上ヘッド20をアー
ム17の中央部に配置したものであり、その他の構成は
上記の第1の実施の形態と同様である。
【0058】この様に、トラックサーボ領域12を記憶
媒体11の中間領域に設けることによって、アーム17
の熱膨張が原因で浮上ヘッド21とトラックの位置関係
がずれる所謂サーマルオフセットを最小にすることがで
きる。
【0059】次に、図7を参照して、本発明の第3の実
施の形態の記憶媒体を説明する。 図7参照 図7は、本発明の第3の実施の形態の記憶装置の概念的
構成図であり、トラックサーボ領域12を記憶媒体11
の最外周領域に設けたものであり、それにともなって、
トラックサーボ領域12を担当する浮上ヘッド20をア
ーム17の最もリニアモータ(図示を省略)側に配置し
たものであり、その他の構成は上記の第1の実施の形態
と同様である。
【0060】この様に、トラックサーボ領域12は、記
憶媒体11の何処に設けても良いものであり、さらに
は、トラックサーボ領域12を記憶媒体11の複数箇
所、例えば、最内周領域と最外周領域の2か所に設けて
も良いものであり、それによって、浮上ヘッド21とト
ラックの位置合わせの精度を向上することができる。
【0061】この様な場合、ある複数の浮上ヘッド2
0,21の内、どの浮上ヘッド20の担当するトラック
位置にサーボトラック情報が記憶させていることを情報
記憶装置が判別する必要があり、その情報が記憶媒体1
1に書き込まれていることが望ましい。
【0062】次に、図8を参照して、トラックサーボ信
号の書込に関する本発明の第4の実施の形態を説明す
る。 図8参照 図8は、本発明の第4の実施の形態の概念的構成図であ
り、情報記憶装置内の機構では実現できない、例えば、
W級出力のガスレーザと超精密描画ステージのような高
出力と高精度の外部加工装置を用いて、回転モータ14
に装着後の記憶媒体11のトラックサーボ領域12にト
ラックサーボ信号を記録するものである。
【0063】即ち、上記の第1の実施の形態において
は、図4に示す近接場方式の浮上ヘッド20を用いてト
ラックサーボ信号を書き込むことを想定しているが、近
接場方式における光の利用効率は、0.1%以下であ
り、且つ、レーザダイオードの出力は数10mWにすぎ
ないので、高S/N比のトラックサーボ信号を得ること
が困難である。
【0064】そこで、近接場方式用の微小開口32を有
する浮上ヘッド20を用い、高出力ガスレーザ37から
のレーザ光を超精密描画ステージ38により高精度に図
における矢印方向に移動可能な光ファイバ39を介し
て、微小開口32に照射してトラックサーボ信号を書き
込むものである。この場合、図示しないアームに取り付
けられた浮上ヘッド20の半径方向への移動に伴って、
超精密描画ステージ38により光ファイバ39を移動さ
せて、精度良く微小開口32にレーザ光を照射するもの
である。
【0065】この様に、レーザ光のスポット径ではな
く、微小開口32によって規定される光に広がりによっ
てトラックサーボ信号を記憶しているので、情報記憶装
置の浮上ヘッドで実現する微小スポットサイズより小さ
いサイズで、S/Nの高い信号を記憶することができ、
トラックサーボの精度を向上することができる。
【0066】また、外部加工装置を用いることで、トラ
ックサーボ領域12とユーザデータ領域13のトラック
ピッチの比を自由に設定でき、例えば、トラックサーボ
領域12のトラックピッチを、ユーザデータ領域13の
トラックピッチより広くすることによって、例えば、レ
ンズを用いた従来の光学系や磁気ヘッドでもトラックサ
ーボ信号を読み出すことが可能な記憶媒体11を作製す
ることができる。
【0067】次に、図9を参照して、本発明の第5の実
施の形態の記憶装置を説明する。図9は、本発明の第5
の実施の形態の記憶装置の概念的構成図であり、浮上ヘ
ッド21と記憶媒体11との相対速度に応じて浮上ヘッ
ド21及びその周辺の構造を変え、各複数のヘッド21
の浮上量を揃えたものである。
【0068】即ち、同一の形状または構造であれば、記
憶媒体11との相対速度が高いほど浮上量が高くなるの
で、相対速度が速い外周部の浮上ヘッド21の幅を、内
周部の浮上ヘッド21より狭くすることで浮上量を同じ
にしているものである。なお、図においては、図示を簡
単にするために4個の浮上ヘッド21しか示していない
が、実際にはさらに多くの浮上ヘッド21を設けるもの
である。
【0069】また、図9においては、浮上ヘッド21の
幅を変えることによって浮上量を揃えているが、幅の調
整に限られるものではなく、例えば、各浮上ヘッド21
の幅を同一とし、サスペンション19に取り付ける際の
揚角を変えることで浮上量の調整をしても良いものであ
り、或いは、幅と揚角の両方を制御しても良いものであ
る。
【0070】次に、図10を参照して、本発明の第6の
実施の形態の記憶装置を説明する。図10は、本発明の
第6の実施の形態の記憶装置の概念的構成図であり、複
数の浮上ヘッド20,21,24が付いたアーム25を
乗せるレール26が、複数の浮上ヘッド20,21,2
4が並んだ直径方向と平行に配し、レール25が記憶媒
体11をまたいで記憶装置に固定されており、レール2
6の一部がモータ軸受け27の一端のホルダーになって
いる。
【0071】複数の浮上ヘッド21,24は、トラック
の奇数番目か偶数番目の担当によってがモータ回転中心
で左右に分かれており、奇数番目のトラック担当の浮上
ヘッド21が、担当領域の内周側にあれば、偶数番目の
トラック担当の浮上ヘッド24は、担当領域の外周側に
配置される。
【0072】この第6の実施の形態においては、レール
26を両端で装置に固定することで、レール26の倒れ
を小さくできるとともに、レール26の一部がモータ軸
受け27の一端のホルダーになっているので、回転モー
タ14の軸ぶれによる浮上ヘッド20,21,24の位
置ずれを小さくすることができる。
【0073】また、記憶媒体11の回転中心に対して両
側に浮上ヘッド20,21,24を配することで浮上ヘ
ッド20,21,24の実装数を増やせるので、実効的
にヘッド間隔を狭めることができ、一つの浮上ヘッドが
担当するトラック数が減ることから、ヘッド移動量によ
るトラックサーボ誤差を改善でき、また浮上ヘッド2
1,24が増える分だけトラックサーボ領域を減らせる
のでユーザデータ領域を増やすことが可能になり、ま
た、データ転送速度を向上することができる。
【0074】次に、図11を参照して、本発明の第7の
実施の形態の記憶装置を説明する。 図11参照 図11は、本発明の第7の実施の形態の記憶装置の概念
的要部構成図であり、記憶媒体11の一部に、浮上ヘッ
ド接触用トラック41を浮上ヘッド20,21の数だけ
設けたものである。
【0075】この様に、浮上ヘッド接触用トラック41
を設けることによって、サスペンション19の押し付け
力と記憶媒体11の回転中に浮上ヘッド20,21に発
生する揚力によってバランスをとり、所定の浮上量で記
憶媒体11から浮上するように設計した浮上ヘッド2
0,21が、記憶媒体11の回転休止時には揚力がなく
なり、サスペンション19によって浮上ヘッド20,2
1が記憶媒体11に押し付けられても、トラックの情報
や記憶媒体11自体を破損することがない。
【0076】次に、図12を参照して、本発明の第8の
実施の形態の記憶装置を説明する。 図12参照 図12は、本発明の第8の実施の形態の記憶装置の概念
的要部構成図であり、トラックサーボ領域12のトラッ
クピッチを、ユーザデータ領域13のトラックピッチよ
りm倍(mは、例えば自然数)に広くした記憶媒体11
と、トラックサーボ領域12を担当する1つの浮上ヘッ
ド20を取り付けたアーム42と、ユーザデータ領域1
3を担当する複数の浮上ヘッド21を取り付けたアーム
43とからなる。
【0077】この内、トラックサーボ領域12を担当す
る1つの浮上ヘッド20を取り付けたアーム42はリニ
アモータ16からなる粗動直進駆動系により駆動され、
一方、ユーザデータ領域13を担当する複数の浮上ヘッ
ド21を取り付けたアーム43はピエゾ素子44を用い
た微動直進駆動系により駆動される。
【0078】この場合、粗動直進駆動系は、シーク動作
としてトラックサーボ領域12のトラックピッチ間のヘ
ッド移動させるものであり、一つのトラック位置に浮上
ヘッド20を移動させたのち、アーム位置固定機構45
によってアーム42を固定して、振動やリニアモータ1
6の分解能の荒さによる位置ずれを防止した状態で、微
動直進駆動系によってアーム43を、トラックサーボ領
域12のトラックピッチに対し1/mの精度以下で微小移
動させて、書込或いは読取を行う。
【0079】また、トラックサーボ領域12を担当する
1つの浮上ヘッド20の近傍には、レーザダイオード、
フォトダイオード、及び、ホログラム格子を組み合わせ
たレーザスケール測定器46からなるアーム43の移動
量を測定する手段が設けられており、レーザスケール測
定器46によるアーム43の移動量の測定結果から移動
分解能が異なる直進駆動機構でアーム43の移動量を制
御し、ユーザデータ領域13のトラックを追随させる。
因に、レーザスケール測定器46は、微動直進駆動系と
粗動直進駆動系との相対位置を数nmオーダー程度また
はそれ以下の精度で測定することができる。
【0080】この様に、レーザスケール測定器46を、
トラックサーボ領域12を担当する浮上ヘッド20の近
傍に配置することにより、例えば、アーム42,43の
熱膨張による各浮上ヘッド21の位置ずれは、トラック
サーボ専用領域12を担当する浮上ヘッド20に対する
位置ずれとなるので、他の場所に装備するより各浮上ヘ
ッド21の位置ずれを小さくすることができる。
【0081】この本発明の第8の実施の形態において
は、トラックサーボ領域12のトラック数nに対してユ
ーザデータ領域13における一つの浮上ヘッド21が担
当するトラック数をm×n本にしているので、トラック
数のカウントが1/m倍に減少し、それによって、アクセ
ス速度を向上できる。もちろん、m=1 でも良い。
【0082】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は各実施の形態に記載された構成・条件に
限られるものではなく、各種の変更が可能である。例え
ば、上記の各実施の形態においては、記憶媒体11にお
ける情報を記憶させる面を相変化膜としたが、光磁気記
録膜でも同様の効果を得ることができるものである。但
し、情報記憶装置と外部装置には磁界発生機構が必要と
なる。
【0083】また、上記の各実施の形態においては言及
していないが、別途で作製したアームと浮上ヘッドとを
溶接することで一体にした場合、加工誤差によるヘッド
間のばらつきが発生するが、この場合、記憶媒体11の
各浮上ヘッドの担当するトラック領域間に加工誤差に相
当する情報記憶に使用しない領域を設ける必要がある。
【0084】或いは、複数の浮上ヘッドとアームを一体
構造で製作しても良いものであり、一体構造にすること
で作製のスループットを高くすることができるととも
に、ヘッド相互間の間隔のばらつきを小さくすることが
できる。
【0085】また、上記の各実施の形態においては、ア
ームはレールの上にあるように図示しているが、レール
の下にアームがあっても良く、またアームを撓みに対し
て十分な強度にすることで、レールは必ずしも必要はな
いものである。
【0086】また、上記の各実施の形態においては、各
浮上ヘッドを単体で構成しているが、幾つかの浮上ヘッ
ドを分離せずに同一基板上に作製して良いものである。
【0087】また、上記の第8の実施の形態において
は、レーザスケール測定器で微動直進駆動系と粗動直進
駆動系との相対位置を測定しているが、微動直進駆動系
と装置全体との相対位置を測定しても良いものであり、
同様の効果が期待できる。
【0088】また、上記の第8の実施の形態において
は、ユーザデータ領域13を担当する浮上ヘッドを同時
に微動直進駆動系によって駆動しているが、各浮上ヘッ
ド毎に微動直進駆動系を装備しても良く、アームが粗動
直進駆動系と連結した場合、各浮上ヘッドの担当トラッ
クの中で、読み書きする浮上ヘッドの相対位置を変更で
きることは言うまでも無い。
【0089】また、上記の各実施の形態においては、ヘ
ッドを浮上ヘッドとして説明しているが、必ずしも浮上
ヘッドである必要はなく、例えば、SILを用いた摺動
型の近接場方式のヘッドを用いても良いものである。
【0090】また、上記の各実施の形態においては、ユ
ーザデータ領域13を担当する浮上ヘッド21の内、書
込或いは読出時には特定の一個の浮上ヘッド21しか駆
動しないことを前提にしているが、同時に複数個の浮上
ヘッド21を駆動しても良いものである。
【0091】例えば、記憶媒体11に膨大なデータ量の
単一ファイルが書き込まれている場合、複数の浮上ヘッ
ド21によって、担当するトラックに記録されている情
報を同時に読み出し、あとで、情報処理装置内において
各情報を結合させても良く、それによって、データ読取
速度を大幅に高めることができる。
【0092】逆に、一枚の記憶媒体11に膨大なデータ
量の単一ファイルが書き込む場合、データを複数のサブ
データに分割し、複数の浮上ヘッド21によって、担当
するトラックに同時に書き込んでも良いものであり、そ
れによって、データ書込速度を大幅に高めることができ
る。
【0093】ここで、再び図1を参照して、改めて本発
明の詳細な特徴を説明する。 図1参照 (付記1) 1枚の記憶媒体1にトラックサーボ信号を
記憶した複数のトラックを有するトラックサーボ領域2
と、ユーザが情報記憶に利用する複数のトラックを有す
るユーザデータ領域3とを同心円状に分けて設け、前記
トラックサーボ領域2に、連続サーボ用のトラック信号
が記憶されている記憶媒体1と、複数のヘッド5を等間
隔で配するとともに、前記複数のヘッド5のトラックア
クセス位置が記憶媒体1の中心を通る線上に整列し、前
記線上に平行に直線可動するアーム4とを備え、前記複
数のヘッド5を前記トラックサーボ領域2のトラックサ
ーボ情報を読み取るヘッド5と、前記ユーザデータ領域
3で少なくとも情報を読み出す複数のヘッド5とに分
け、前記トラックサーボ領域2のヘッド5で読み取った
トラックサーボ情報から位置計算をして前記ユーザデー
タ領域3の複数のヘッド5のトラックサーボ制御を行う
ことを特徴とする記憶装置。 (付記2) 上記ヘッド5が、近接場光を発生させるヘ
ッド5であることを特徴とする付記1記載の記憶装置。 (付記3) 上記ユーザデータ領域3を担当する複数の
ヘッド5が、上記アーム4と一体となって可動すること
を特徴とする付記1または2に記載の記憶装置。(3) (付記4) 上記アーム4の移動距離が上記トラックサ
ーボ領域2とユーザデータ領域3を合わせた距離を上記
ヘッド5の数で割った距離以下であることを特徴とする
付記1乃至3のいずれか1に記載の記憶装置。 (付記5) 上記アーム4は、移動分解能が異なる2段
以上の直線駆動系で移動することを特徴とする付記1乃
至4のいずれか1に記載の記憶装置。 (付記6) 上記アーム4は、直線移動の終了後、移動
分解能が粗い方のアーム4の位置を固定する機構を有し
ていることを特徴とする付記5記載の記憶装置。 (付記7) 上記トラックサーボ領域2を担当するヘッ
ド5とユーザデータ領域3を担当するヘッド5が、上記
互いに分解能が異なる直進可動アーム4につながってい
ることを特徴とする付記5または6に記載の記憶装置。 (付記8) 上記アーム4を駆動するピエゾ素子を備え
ていることを特徴とする付記5乃至7のいずれか1に記
載の記憶装置。 (付記9) 上記ヘッド5は、各ヘッド5毎に微調用の
直線駆動系を装備していることを特徴とする付記1乃至
8のいずれか1に記載の記憶装置。 (付記10) 上記複数のヘッド5が、上記記憶媒体1
の中心を通り上記アーム4に垂直な線に対して、線の両
側に配置されていることを特徴とする付記1乃至9のい
ずれか1に記載の記憶装置。 (付記11) 上記線の両側にあるヘッド5は、1つの
浮上ヘッドが担当するトラック領域を1組として、端か
ら偶数番目のトラック領域の組を担当する複数のヘッド
5と奇数番目のトラック領域の組を担当する複数のヘッ
ド5が、上記記憶媒体1の中心を通り上記アーム4に垂
直な線に対して分かれていることを特徴とする付記10
記載の記憶装置。 (付記12) 上記トラックサーボ領域2を担当するヘ
ッド5は、リードオンリーヘッド5であり、且つ、上記
ユーザデータ領域3を担当する複数のヘッド5は、リー
ド・ライトヘッド5であることを特徴とする付記1乃至
11のいずれか1に記載の記憶装置。 (付記13) 上記アーム4は、アーム4の移動量を測
定する手段を有していることを特徴とする付記1乃至1
2のいずれか1に記載の記憶装置。 (付記14) 上記アーム4の移動量を測定する手段
が、上記トラックサーボ領域2を担当するヘッド5の近
傍に配置されたことを特徴とする付記13記載の記憶装
置。 (付記15) 上記アーム4の移動量を測定する手段
が、半導体レーザ、半導体受光素子、及び、ホログラム
格子とを組み合わせたレーザスケールであることを特徴
とする付記13または14に記載の記憶装置。 (付記16) 上記アーム4の移動量を測定する手段
が、移動分解能が異なる2段以上の直線駆動系間の移動
量を測定していることを特徴とする付記13乃至15の
いずれか1に記載の記憶装置。 (付記17) 上記アーム4の移動量を測定する手段
と、トラックサーボ信号とによって上記ヘッド5の移動
量を制御することを特徴とする付記13乃至16のいず
れか1に記載の記憶装置。 (付記18) 上記ヘッド5が、浮上ヘッドであること
を特徴とする付記1乃至17のいずれか1に記載の記憶
装置。 (付記19) 上記浮上ヘッドは、浮上量が同じとなる
ように浮上ヘッドと上記記憶媒体1との間の相対速度に
応じてヘッド5形状を変えていることを特徴とする付記
18記載の記憶装置。 (付記20) 上記ヘッド5を、上記記憶媒体1の回転
休止時において記憶媒体1に接触させることを特徴とす
る付記18または19に記載の記憶装置。 (付記21) 上記ヘッド5を、上記記憶媒体1の回転
休止時に持ち上げる機構を備えたことを特徴とする付記
18または19に記載の記憶装置。 (付記22) 上記ヘッド5が、上記記憶媒体1の表面
を摺動する非浮上型のヘッド5であることを特徴とする
付記1乃至17のいずれか1に記載の記憶装置。 (付記23) 上記ヘッド5と一体となったアーム4を
支えるレール6の一部が、モータ軸の一端のホルダーに
なっていることを特徴とする付記1乃至22のいずれか
1に記載の記憶装置。 (付記24) 連続サーボ用のトラック信号を記憶した
複数のトラックを有するトラックサーボ領域2と、ユー
ザが情報記憶に利用する複数のトラックを有するユーザ
データ領域3とが同心円状に分かれており、前記トラッ
クサーボ領域2が、1 枚の記憶媒体1中の最内周領域、
最外周領域、或いは、中間領域の内の少なくとも一か所
に設けたことを特徴とする記憶媒体。 (付記25) 上記ユーザデータ領域3が、凹凸のない
平滑面構造であることを特徴とする付記24記載の記憶
媒体。 (付記26) 上記トラックサーボ領域2のトラックピ
ッチと、上記ユーザデータ領域3のトラックピッチが、
同じであることを特徴とする付記24または25に記載
の記憶媒体。 (付記27) 上記トラックサーボ領域2のトラックピ
ッチと、上記ユーザデータ領域3のトラックピッチが、
異なることを特徴とする付記24または25に記載の記
憶媒体。 (付記28) 上記トラックサーボ領域2は、回転モー
タに装着後にトラックサーボ信号を記憶されていること
を特徴とする付記24乃至27のいずれか1に記載の記
憶媒体。 (付記29) 情報記憶装置のヘッド5と同数のヘッド
5接触用の領域を記憶媒体1中を有することを特徴とす
る付記24乃至28のいずれか1に記載の記憶媒体。 (付記30) 連続サーボ用のトラック信号を記憶した
複数のトラックを有するトラックサーボ領域2と、ユー
ザが情報記憶に利用する複数のトラックを有するユーザ
データ領域3とが同心円状に分かれており、前記トラッ
クサーボ領域2が、1 枚の記憶媒体1中の最内周領域、
最外周領域、或いは、中間領域の内の少なくとも一か所
に設けたことを記憶媒体1の前記トラックサーボ領域2
に、トラックサーボ信号を記憶させる外部専用装置でト
ラックサーボ信号を記憶させていることを特徴とする記
憶媒体へのトラックサーボ信号の書込方法。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、トラックサーボ領域と
ユーザデータ領域に分割した記憶媒体を用いることによ
って近接場記録が可能になり、また、複数のヘッドを用
いているので、ヘッドの数だけデータ転送速度を向上で
きるとともに、微小なトラックピッチに対応できるた
め、高記録密度化が可能になる。
【0095】また、ヘッドの駆動機構の動作が小さいた
めに、ケーブルなどからのテンションが小さくなるとも
に、シーク時間を短縮化でき、それによって、高速書込
・読出が可能な高密度記憶装置の実用化に寄与するとこ
ろが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の記憶装置の概念的
構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の記憶装置における
記憶媒体のトラックと浮上ヘッドとの関係の説明図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態の記憶装置における
浮上ヘッドの具体的構成図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の記憶装置における
浮上ヘッドの動作の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の記憶装置の概念的
構成図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の記憶装置の概念的
構成図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の概念的構成図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態の記憶装置の概念的
構成図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態の記憶装置の概念
的構成図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態の記憶装置の概念
的構成図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態の記憶装置の概念
的構成図である。
【符号の説明】
1 記憶媒体 2 トラックサーボ領域 3 ユーザデータ領域 4 アーム 5 ヘッド 6 レール 11 記憶媒体 12 トラックサーボ領域 13 ユーザデータ領域 14 回転モータ 15 回転中心 16 リニアモータ 17 アーム 18 レール 19 サスペンション 20 浮上ヘッド 21 浮上ヘッド 22 回転軸 23 直進ステージ 24 浮上ヘッド 25 アーム 26 レール 27 モータ軸受け 31 基板 32 微小開口 33 光導波路 34 Y字分岐点 35 レーザダイオード 36 フォトダイオード 37 高出力ガスレーザ 38 超精密描画ステージ 39 光ファイバ 41 浮上ヘッド接触用トラック 42 アーム 43 アーム 44 ピエゾ素子 45 アーム位置固定機構 46 レーザスケール測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 571 G11B 7/24 571B 5D789 21/10 21/10 A N Fターム(参考) 5D029 PA04 5D090 AA01 FF02 FF22 GG22 GG38 5D096 AA05 BB01 BB02 CC06 EE08 GG01 GG02 NN01 5D118 AA14 BA01 BC02 CA13 CG09 CG16 CG34 CG36 EA08 5D119 AA28 BA01 CA12 EB12 EB13 EC44 5D789 AA28 BA01 CA12 CA21 CA22 CA23 EB12 EB13 EC44 JA66

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の記憶媒体にトラックサーボ信号を
    記憶した複数のトラックを有するトラックサーボ領域
    と、ユーザが情報記憶に利用する複数のトラックを有す
    るユーザデータ領域とを同心円状に分けて設け、前記ト
    ラックサーボ領域に、連続サーボ用のトラック信号が記
    憶されている記憶媒体と、複数のヘッドを等間隔で配す
    るとともに、前記複数のヘッドのトラックアクセス位置
    が前記記憶媒体の中心を通る線上に整列し、且つ、前記
    線上に平行に直線可動するアームとを備え、前記複数の
    ヘッドを前記トラックサーボ領域のトラックサーボ情報
    を読み取るヘッドと、前記ユーザデータ領域で少なくと
    も情報を読み出す複数のヘッドとに分け、前記トラック
    サーボ領域のヘッドで読み取ったトラックサーボ情報か
    ら位置計算をして前記ユーザデータ領域の複数のヘッド
    のトラックサーボ制御を行うことを特徴とする記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ヘッドが、近接場光を発生させるヘ
    ッドであることを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記ユーザデータ領域を担当する複数の
    ヘッドが、上記アームと一体となって可動することを特
    徴とする請求項1または2に記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記アームは、移動分解能が異なる2段
    以上の直線駆動系で移動することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 連続サーボ用のトラック信号を記憶した
    複数のトラックを有するトラックサーボ領域と、ユーザ
    が情報記憶に利用する複数のトラックを有するユーザデ
    ータ領域とが同心円状に分かれており、前記トラックサ
    ーボ領域が、1 枚の記憶媒体中の最内周領域、最外周領
    域、或いは、中間領域の内の少なくとも一か所に設けた
    ことを特徴とする記憶媒体。
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JPWO2008084551A1 (ja) 磁気ディスク装置及び磁気ディスク媒体及びヘッド及びトラック追従方法

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