JP2003085319A - 電子商取引システム - Google Patents

電子商取引システム

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JP2003085319A
JP2003085319A JP2001273090A JP2001273090A JP2003085319A JP 2003085319 A JP2003085319 A JP 2003085319A JP 2001273090 A JP2001273090 A JP 2001273090A JP 2001273090 A JP2001273090 A JP 2001273090A JP 2003085319 A JP2003085319 A JP 2003085319A
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Application number
JP2001273090A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kumada
辰男 熊田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給者がもつコンテンツデータの著作権を保
護し、仲介者が行う業務の軽減を図って電子商取引シス
テムを滞りなく安全に運営する。 【解決手段】 平文の暗号化処理および証明情報の電子
透かし埋め込み処理はそれぞれの平文の供給者が行って
電子透かし埋め込み暗号データを生成して使用者に送信
する。一方、仲介者は売買契約の証明情報を発行して供
給者と使用者間で取り引きされるディジタルデータの正
当性を証明する。この結果、仲介者は、供給者から復号
鍵を預かって保守管理するだけとなり、仲介者の負担は
軽減される。しかも、ディジタルデータが仲介者を通ら
ないため、システムの運用の安全性は保たれる。この結
果、供給者がもつコンテンツデータの著作権は有効に保
護され、仲介者が行う業務の軽減が図られ、電子商取引
システムを滞りなく安全に運営することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークを介し
てディジタルデータの送受信を行う電子商取引システム
に関し、詳しくは、電子透かし技術および電子暗号化技
術を用いてディジタルデータの送受信(電子商取引)に
おいて電子商取引の対象となる取引物の著作権を保護す
る手法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では様々なコンテンツがディジタル
化された商品となっている。動画像データ、静止画像デ
ータ、音声データ、音楽データ、コンピュータデータ、
コンピュータプログラム等がネットワークを介した電子
商取引の対象である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディジタルデータは複
写や転用や転送が容易に完全に大量に広範囲に行われる
ことが可能である。このような複写や転送などが無許可
で行われた場合、オリジナルデータが本来もつ著作権は
侵害されることになる。
【0004】ディジタルデータの不正使用を防止する目
的として考案された技術に電子透かし技術と電子暗号化
技術がある。電子透かしとは元々のコンテンツデータに
それとは異なるディジタル化されたデータを挿入する技
術である。電子暗号化とは復号鍵を持つ者だけが解読で
きるように暗号鍵を用いてコンテンツデータを変換する
技術である。
【0005】1人の供給者がもつコンテンツデータを1
人の使用者に提供する単純系の場合、双方の責任によっ
て電子商取引システムの安全と信頼が保たれていた。多
数の供給者と使用者とが電子商取引システムに参加する
ようになると供給者と使用者の間でコンテンツデータの
受け渡しを管理する仲介者が必要となった。1人の供給
者から提供されたコンテンツデータを複数の使用者に提
供したり、複数の供給者から提供されたコンテンツデー
タを集めて1人の使用者に提供したりする複雑系の場合
には仲介者の役割は重大になる。
【0006】インターネットを代表とするネットワーク
を利用する電子商取引システムに参加する人の数は最近
でも増加し続けている。それにともなって仲介者の介在
は必要不可欠なものとなりその業務の質もより高い信頼
性が要求されることになる。
【0007】従来の電子商取引システムでは、鍵によっ
て暗号化されたディジタルデータと、暗号を解除するた
めの鍵とを、コンテンツの供給者から同じ仲介者を介し
て使用者に送るようにしていた。このため、コンテンツ
の安全性が低い、仲介者の負担が大きい、という問題が
あった。
【0008】図6は従来の第1の電子商取引システムの
システム構成を示す構成図である。ここでは、図6とし
てディジタルデータの流れを中心に記載しており、実際
のネットワークを介したシステム構成とは若干異なった
状態で示している。
【0009】商取引対象物についての供給者側システム
(以下、単に供給者)100と仲介者側システム(以
下、単に仲介者)200と使用者側システム(以下、単
に使用者)300とが、ネットワーク(図示せず)を介
して、各種ディジタルデータ(コンテンツや各種情報
(証明情報、鍵など)のディジタルデータ)の送受信が
可能に構成されており、全体で電子商取引システムを構
成している。
【0010】供給者100は、使用者300から所望さ
れる商取引対象物のディジタルデータを送信する。使用
者300は、供給者100から所望のディジタルデータ
を受信する。仲介者200は、供給者100と使用者3
00間のディジタルデータの転送を管理する。
【0011】供給者100は、提供要求受理部101を
備える。提供要求受理部101は提供要求に従って所有
するディジタルデータを転送する。仲介者200は、提
供要求管理部201と暗号鍵生成部202と暗号化処理
部203と電子透かし埋め込み処理部204とを備え
る。提供要求管理部201は契約情報を確認した後、証
明情報を発行するとともに証明情報をディジタルデータ
に埋め込むときの方法を規定した情報埋め込みソフトウ
ェアを提供する。また電子透かし埋め込み情報を提供す
る。ここで証明情報とは本ディジタルデータの売買契約
の正当性を証明する情報である。電子透かし埋め込み情
報とは証明情報のディジタルデータに埋め込む位置と強
度に関する情報である。暗号鍵生成部202は、暗号化
処理の方法を規定する暗号鍵を生成するとともに、暗号
化処理で生成された暗号データを復号するときの復号化
処理を規定する復号鍵を生成する。暗号化処理部203
は暗号鍵を用いて元々のディジタルデータ平文を暗号化
して暗号データを生成する。電子透かし埋め込み処理部
204は指定された方法を用いて暗号データに証明情報
を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号データを生成す
る。
【0012】使用者300は、提供要求生成部301と
電子透かし抽出処理部302と復号処理部303を備え
る。提供要求生成部301は所望するディジタルデータ
の提供を求めるために契約情報を発行する。ここで契約
情報とは所望するディジタルデータを特定する情報およ
び使用者本人を証明するID等を含む。電子透かし抽出処
理部302は電子透かし埋め込み情報を用いて電子透か
し埋め込み暗号データから証明情報を抽出して出力す
る。復号処理部303は復号鍵を用いて電子透かし埋め
込み暗号データを復号して電子透かし埋め込みデータを
生成する。
【0013】なお、ここで、「平文」とは暗号化されて
いない状態のデータを言い、図ではディジタルデータ平
文を単に平文と記載している。以下、第1の従来例の電
子商取引システムの動作を、ステップ順(X1〜)に詳
細に説明する。
【0014】(X1)使用者300は、提供要求生成部
301において、所望するディジタルデータの提供を求
めるために仲介者に契約情報を発行する。契約情報には
所望するディジタルデータを特定する情報および使用者
300本人を証明するID等が含まれる。
【0015】(X2)仲介者200は、提供要求管理部
201において、契約情報を確認する。本システムに参
加する参加権をもつか、所望するディジタルデータの使
用権をもつか等の審査を行う。契約情報の正当性が確認
できた後、証明情報と情報埋め込みソフトウェアを生成
して、使用者300には電子透かし埋め込み情報を提供
する。供給者には提供要求を出力して所望するディジタ
ルデータを要求する。
【0016】(X3)供給者100は、仲介者200か
らディジタルデータの提供要求を受信すると、平文を仲
介者200に対して送信する。 (X4)仲介者200は、暗号鍵生成部202におい
て、暗号鍵と復号鍵を生成する。暗号鍵と復号鍵の生成
は、定期的に行われていても、提供要求を出力した後に
行われても良い。復号鍵は使用者300に送信される。
【0017】(X5)仲介者200は、暗号化処理部2
03において、暗号鍵を用いて平文を暗号化して暗号デ
ータを生成する。 (X6)仲介者200は、電子透かし埋め込み処理部2
04において、情報埋め込みソフトウェアを用いて暗号
データに証明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号
データを生成する。電子透かし埋め込み暗号データは使
用者300に送信される。
【0018】(X7)使用者300は、電子透かし抽出
処理部302において、電子透かし埋め込み情報を用い
て電子透かし埋め込み暗号データから証明情報を抽出す
る。証明情報は仲介者200に送信される。
【0019】(X8)仲介者200は、提供要求管理部
201において、証明情報を確認する。証明情報の正当
性が確認できた後、仲介者200と使用者300間で転
送された電子透かし埋め込み暗号データの正当性を保証
する。
【0020】(X9)使用者300は、復号処理部30
3において、復号鍵を用いて電子透かし埋め込み暗号デ
ータを復号して電子透かし埋め込みデータを生成する。
以上の(X1)〜(X9)に示した第1の従来システム
によると、平文の暗号化処理および証明情報の電子透か
し埋め込み処理はともに仲介者200が行って電子透か
し埋め込み暗号データを生成して使用者300に送信す
る。従って仲介者200は平文の安全性を保つための暗
号化処理と平文の正当性を証明するための証明情報の電
子透かし埋め込み処理を一手に担っていた。暗号化処理
と電子透かし埋め込み処理が行われた後の平文はネット
ワーク上を送受信されるときでも保護される。もし平文
が外部からの攻撃例えば複写されたり捏造されたとして
も、その要因を追跡して特定することができる。しかし
供給者100と仲介者200の間では平文そのものが送
信されることから、平文に与えられる外部からの攻撃に
対して無防備となり、平文の安全性および正当性を保証
することができなかった。
【0021】図7は第2の従来システムの構成を示す説
明図である。供給者100と仲介者200と使用者30
0と公開鍵管理局400はネットワークを介してディジ
タルデータの送受信が可能である。供給者100は所望
されるディジタルデータを送信する。使用者300は所
望するディジタルデータを受信する。仲介者200は供
給者100と使用者300間のディジタルデータの転送
を管理する。公開鍵管理局400は登録された公開鍵を
保守管理して希望する者に対して提供する。
【0022】第2の従来システムでは、平文を暗号化し
て暗号データを生成するときに用いる暗号鍵を公開鍵と
する。ここで公開鍵とは一般に公開されていてすべての
システム参加者が使用できる鍵である。公開鍵は信頼で
きる第三者機関の公開鍵管理局400に登録されてい
る。システム参加者は希望すれば公開鍵管理局400か
らいつでも入手できる。
【0023】供給者100は、提供要求受理部101を
備える。提供要求受理部101は提供要求に従って所有
するディジタルデータを転送する。仲介者200は、提
供要求管理部201と暗号鍵取得部と暗号化処理部20
3と電子透かし埋め込み処理部204を備える。提供要
求管理部201は契約情報を確認した後、証明情報を発
行するとともに証明情報をディジタルデータに埋め込む
ときの方法を規定した情報埋め込みソフトウェアを提供
する。また電子透かし埋め込み情報を提供する。ここで
証明情報とは本ディジタルデータの売買契約の正当性を
証明する情報である。電子透かし埋め込み情報とは証明
情報のディジタルデータに埋め込む位置と強度に関する
情報である。暗号鍵取得部は指定された暗号鍵を公開鍵
管理局400から入手する。暗号化処理部203は暗号
鍵を用いて元々のディジタルデータ平文を暗号化して暗
号データを生成する。電子透かし埋め込み処理部204
は指定された方法を用いて暗号データに証明情報を埋め
込んで電子透かし埋め込み暗号データを生成する。
【0024】使用者300は、暗号鍵登録部と提供要求
生成部301と電子透かし抽出処理部302と復号処理
部303を備える。暗号鍵登録部は暗号鍵を公開鍵管理
局400に登録する。提供要求生成部301は所望する
ディジタルデータの提供を求めるために契約情報を発行
する。電子透かし抽出処理部302は電子透かし埋め込
み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号データから証明
情報を抽出して出力する。復号処理部303は復号鍵を
用いて電子透かし埋め込み暗号データを復号して電子透
かし埋め込みデータを生成する。
【0025】公開鍵管理局400は、公開鍵登録部40
1を備える。公開鍵登録部401はシステム参加者が提
供する公開鍵を審査する。正当性が確認できた公開鍵は
正式に登録され一般に公開される。登録された公開鍵を
提供したシステム参加者には公開鍵登録証明情報が発行
される。一般公開された公開鍵を取得したいシステム参
加者には希望する公開鍵を提供する。
【0026】以下、第2の従来例の電子商取引システム
の動作を、ステップ順(Y1〜)に詳細に説明する。 (Y1)使用者300は、暗号鍵登録部において、公開
鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵管理局400に要請
する。
【0027】(Y2)公開鍵管理局400は、公開鍵登
録部401において、暗号鍵を審査する。暗号鍵の正当
性が確認できた後、使用者300に公開鍵登録証明情報
を発行する。暗号鍵は一般公開される。
【0028】(Y3)使用者300は、提供要求生成部
301において、所望するディジタルデータの提供を求
めるために仲介者200に契約情報と公開鍵登録証明情
報を発行する。契約情報には所望するディジタルデータ
を特定する情報および使用者300本人を証明するID等
が含まれる。
【0029】(Y4)仲介者200は、提供要求管理部
201において、契約情報を確認する。本システムに参
加する参加権をもつか、所望するディジタルデータの使
用権をもつか等の審査を行う。契約情報の正当性が確認
できた後、証明情報と情報埋め込みソフトウェアを生成
して、使用者300には電子透かし埋め込み情報を提供
する。供給者100には提供要求を出力して所望するデ
ィジタルデータを要求する。
【0030】(Y5)供給者100は、仲介者200か
らディジタルデータの提供要求を受信すると、平文を仲
介者200に対して送信する。 (Y6)仲介者200は、暗号鍵取得部において、公開
鍵登録証明情報を確認する。公開鍵登録証明情報で指定
された暗号鍵の提供を公開鍵管理局400に要請する。
【0031】(Y7)公開鍵管理局400は、公開鍵登
録部401において、一般公開された暗号鍵の中から仲
介者200が希望する暗号鍵を供給者100に提供す
る。 (Y8)仲介者200は、暗号化処理部203におい
て、暗号鍵を用いて平文を暗号化して暗号データを生成
する。
【0032】(Y9)仲介者200は、電子透かし埋め
込み処理部204において、情報埋め込みソフトウェア
を用いて暗号データに証明情報を埋め込んで電子透かし
埋め込み暗号データを生成する。電子透かし埋め込み暗
号データは使用者300に送信される。
【0033】(Y10)使用者300は、電子透かし抽
出処理部302において、電子透かし埋め込み情報を用
いて電子透かし埋め込み暗号データから証明情報を抽出
する。証明情報は仲介者200に送信される。
【0034】(Y11)仲介者200は、提供要求管理
部201において、証明情報を確認する。証明情報の正
当性が確認できた後、仲介者200と使用者300間で
転送された電子透かし埋め込み暗号データの正当性を保
証する。
【0035】(Y12)使用者300は、復号処理部3
03において、復号鍵を用いて電子透かし埋め込み暗号
データを復号して電子透かし埋め込みデータを生成す
る。以上の(Y1)〜(Y12)に示した第2の従来シ
ステムによると、平文の暗号化処理および証明情報の電
子透かし埋め込み処理はともに仲介者200が行って電
子透かし埋め込み暗号データを生成して使用者300に
送信する。従来システムの第1例との違いは暗号化処理
に用いる暗号化鍵を、第1例では仲介者200が生成し
たのに対して、第2例では使用者300が生成して保守
管理は公開鍵管理局400が行う点である。仲介者20
0は平文の安全性を保つための暗号化処理と平文の正当
性を証明するための証明情報の電子透かし埋め込み処理
を一手に担っていた。暗号化処理と電子透かし埋め込み
処理が行われた後の平文はネットワーク上を送受信され
るときでも保護される。もし平文が外部からの攻撃例え
ば複写されたり捏造されたとしても、その要因を追跡し
て特定することができる。しかし供給者100と仲介者
200の間では平文そのものが送信されることから、平
文に与えられる外部からの攻撃に対して無防備となり、
平文の安全性および正当性を保証することができなかっ
た。また、暗号化処理に重要な暗号化鍵の保守管理を公
開鍵管理局400に任せることによって第1例の場合と
比べて仲介者200の負担は軽減されたものの、取り扱
うディジタルデータが増加するにつれて、暗号化処理と
電子透かし埋め込み処理を行うことは仲介者200に対
して高い処理能力を要求することになり、システム運用
の信頼性を維持する上で問題であった。
【0036】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたもので、供給者がもつコンテンツデータの著作
権を保護し、仲介者が行う業務の軽減を図って電子商取
引システムを滞りなく安全に運営すること目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、以下に
述べるそれぞれの解決手段によって解決されるものであ
る。なお、解決手段を大きく4つに分けて説明する。
【0038】(1)請求項1記載の発明は、商取引対象
物についての供給者と仲介者と使用者とがネットワーク
を介してディジタルデータの送受信を可能に構成された
電子商取引システムであって、前記供給者は、平文の暗
号化処理および証明情報の電子透かし埋め込み処理を行
い、電子透かし埋め込み暗号データを生成して仲介者を
介さずに使用者に送信し、前記仲介者は、売買契約の証
明情報を発行して供給者と使用者間で取り引きされるデ
ィジタルデータの正当性を証明する、ことを特徴とする
電子商取引システムである。
【0039】この結果、仲介者は、供給者から復号鍵を
預かって保守管理するだけとなり、仲介者の負担は軽減
される。しかも、ディジタルデータが仲介者を通らない
ため、システムの運用の安全性は保たれる。
【0040】(2)請求項2記載の発明は、商取引対象
物についての供給者と仲介者と使用者とがネットワーク
を介してディジタルデータの送受信を可能に構成された
電子商取引システムであって、前記供給者は、前記仲介
者からの要求を受けて暗号鍵を用いて元々のディジタル
データ平文を暗号化して暗号データを生成する暗号化処
理手段と、情報埋め込みソフトウェアを用いて暗号デー
タに証明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号デー
タを生成して前記使用者に出力する電子透かし埋め込み
処理手段とを備え、前記仲介者は、使用者から発行され
た契約情報を確認した場合に証明情報と情報埋め込みソ
フトウェアとを前記供給者に発行すると共に電子透かし
埋め込み情報を前記使用者に発行する提供要求管理手段
と、供給者からの復号鍵を保守して証明情報が提示され
た要求に応じて、証明情報の正当性が確認できた後に復
号鍵を使用者に送信する復号鍵管理手段とを備え、前記
使用者は、所望のディジタルデータの提供を求めるため
に契約情報を発行する提供要求生成手段と、電子透かし
埋め込み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号データか
ら証明情報を抽出して前記仲介者に出力する電子透かし
抽出処理手段と、復号鍵を用いて電子透かし埋め込み暗
号データを復号して電子透かし埋め込みデータを生成す
る復号処理手段とを備えた、ことを特徴とする電子商取
引システムである。
【0041】なお、前記証明情報は、該当するディジタ
ルデータの売買契約の正当性を証明する情報である、こ
とが望ましい。また、前記電子透かし埋め込み情報は、
前記証明情報のディジタルデータに埋め込む位置と強度
に関する情報である、ことが望ましい。また、前記使用
者から前記仲介者に対して発行される契約情報は、所望
のディジタルデータを特定する情報および使用者本人を
証明する識別情報を含む、ことが望ましい。
【0042】以上の電子商取引システムにおいて、供給
者、仲介者、使用者は、以下のような処理を実行する。
供給者は、仲介者からデジタルデータの要求を受ける
と、暗号化処理手段において、暗号鍵を用いて平文を暗
号化して暗号データを生成する。また、電子透かし埋め
込み処理手段にて、情報埋め込みソフトウェアを用いて
暗号データに証明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み
暗号データを生成する。なお、上記の暗号鍵に対応し
て、復号鍵も生成される。また、電子透かし埋め込み暗
号データを使用者に送信し、復号鍵を仲介者に送信す
る。
【0043】一方、仲介者は、契約情報を確認して、提
供要求管理手段にて、契約情報の正当性が確認できた
後、供給者には所望するデジタルデータを要求して証明
情報と情報埋め込みソフトウェアを提供し、使用者には
電子透かし埋め込み情報を提供する。また、復号鍵管理
手段において、証明情報を確認して証明情報の正当性が
確認できた後、復号鍵を使用者に送信する。
【0044】そして、使用者は、提供要求生成手段にお
いて、所望するデジタルデータの提供を求めるために仲
介者に契約情報を発行する。また、電子透かし抽出処理
手段において、電子透かし埋め込み情報を用いて電子透
かし埋め込み暗号データから証明情報を抽出して仲介者
に送信する。また、復号処理手段において、復号鍵を用
いて電子透かし埋め込み暗号データを復号して電子透か
し埋め込みデータを生成する。
【0045】すなわち、平文の暗号化処理および証明情
報の電子透かし埋め込み処理はそれぞれの平文の供給者
が行って電子透かし埋め込み暗号データを生成して使用
者に送信する。一方、仲介者は売買契約の証明情報を発
行して供給者と使用者間で取り引きされるディジタルデ
ータの正当性を証明する。この結果、仲介者は、供給者
から復号鍵を預かって保守管理するだけとなり、仲介者
の負担は軽減される。しかも、ディジタルデータが仲介
者を通らないため、システムの運用の安全性は保たれ
る。
【0046】この結果、供給者がもつコンテンツデータ
の著作権は有効に保護され、仲介者が行う業務の軽減が
図られ、電子商取引システムを滞りなく安全に運営する
ことが可能となる。
【0047】(3)請求項6記載の発明は、商取引対象
物についての供給者、使用者、および仲介者、ならびに
公開鍵を管理する公開鍵管理局とがネットワークを介し
てディジタルデータの送受信を可能に構成された電子商
取引システムであって、前記供給者は、仲介者からディ
ジタルデータの要求を受けて公開鍵登録証明情報で指定
された暗号鍵を公開鍵管理局から入手する暗号鍵取得手
段と、前記仲介者からの要求を受けて暗号鍵を用いて元
々のディジタルデータ平文を暗号化して暗号データを生
成する暗号化処理手段と、情報埋め込みソフトウェアを
用いて暗号データに証明情報を埋め込んで電子透かし埋
め込み暗号データを生成して前記使用者に出力する電子
透かし埋め込み処理手段とを備え、前記仲介者は、使用
者から発行された契約情報を確認した場合に証明情報と
情報埋め込みソフトウェアと公開鍵登録証明情報とを前
記供給者に発行すると共に電子透かし埋め込み情報を前
記使用者に発行する提供要求管理手段を備え、前記使用
者は、公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵管理局に
要請する暗号鍵登録手段と、所望のディジタルデータの
提供を求めるために仲介者に対して契約情報と公開鍵登
録証明情報を発行する提供要求生成手段と、電子透かし
埋め込み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号データか
ら証明情報を抽出して前記仲介者に出力する電子透かし
抽出処理手段と、復号鍵を用いて電子透かし埋め込み暗
号データを復号して電子透かし埋め込みデータを生成す
る復号処理手段とを備え、前記公開鍵管理局は、電子商
取引システム参加者が提供する公開鍵を審査し、正当性
が確認できた公開鍵を登録して一般に公開する公開鍵登
録手段を備える、ことを特徴とする電子商取引システム
である。
【0048】なお、前記証明情報は、該当するディジタ
ルデータの売買契約の正当性を証明する情報である、こ
とが望ましい。また、前記電子透かし埋め込み情報は、
証明情報のディジタルデータに埋め込む位置と強度に関
する情報である、ことが望ましい。また、前記契約情報
は、所望のディジタルデータを特定する情報および使用
者本人を証明する識別情報を含む、ことが望ましい。ま
た、前記復号鍵は、公開鍵暗号方式において暗号データ
を復号するために用いられて秘密にされる鍵である、こ
とが望ましい。また、前記公開鍵管理局は、前記公開鍵
登録手段において、暗号鍵を審査して、暗号鍵の正当性
が確認できた後、暗号鍵を一般公開して、使用者に公開
鍵登録証明情報を発行する、ことが望ましい。また、前
記公開鍵管理局は、前記公開鍵登録手段において、一般
公開された暗号鍵の中から供給者が希望する暗号鍵を供
給者に提供する、ことが望ましい。また、前記仲介者
は、提供要求管理手段において、証明情報を確認して、
証明情報の正当性が確認できた後、供給者と使用者間で
転送された電子透かし埋め込み暗号データの正当性を保
証する、ことが望ましい。
【0049】以上の電子商取引システムにおいて、公開
鍵管理局、供給者、仲介者、使用者は、以下のような処
理を実行する。まず、公開鍵管理局は、公開鍵登録手段
にて、電子商取引システム参加者が提供する公開鍵を審
査して、正当性が確認できた公開鍵を登録して一般に公
開する。また、公開鍵登録手段にて、暗号鍵を審査し
て、暗号鍵の正当性が確認できた後、暗号鍵を一般公開
して、使用者に公開鍵登録証明情報を発行する。また、
公開鍵登録手段にて、一般公開された暗号鍵の中から供
給者が希望する暗号鍵を供給者に提供する。
【0050】そして、供給者は、仲介者からデジタルデ
ータの要求を受けると暗号鍵取得手段にて、公開鍵登録
証明情報で指定された暗号鍵の提供を公開鍵管理局に要
請する。また、暗号化処理手段にて、暗号鍵を用いて平
文を暗号化して暗号データを生成する。また、電子透か
し埋め込み処理手段にて、情報埋め込みソフトウェアを
用いて暗号データに証明情報を埋め込んで電子透かし埋
め込み暗号データを生成して使用者に送信する。
【0051】一方、仲介者は、契約情報を確認した後、
証明情報と証明情報をデジタルデータに埋め込むときの
方法を規定した情報埋め込みソフトウェアと電子透かし
埋め込み情報を発行する提供要求管理手段を有する。ま
た、仲介者は、提供要求管理手段にて、契約情報を確認
して、契約情報の正当性が確認できた後、供給者には所
望するデジタルデータを要求して証明情報と情報埋め込
みソフトウェアと公開鍵登録証明情報を提供し、使用者
には電子透かし埋め込み情報を提供する。また、提供要
求管理手段にて、証明情報を確認して、証明情報の正当
性が確認できた後、供給者と使用者間で転送された電子
透かし埋め込み暗号データの正当性を保証する。
【0052】そして、使用者は、暗号鍵登録手段にて、
公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵管理局に要請す
る。また、提供要求生成手段にて、所望するデジタルデ
ータの提供を求めるために仲介者に契約情報と公開鍵登
録証明情報を発行する。また、電子透かし抽出処理手段
にて、電子透かし埋め込み情報を用いて電子透かし埋め
込み暗号データから証明情報を抽出して仲介者に送信す
る。また、復号処理手段にて、復号鍵を用いて電子透か
し埋め込み暗号データを復号して電子透かし埋め込みデ
ータを生成する。
【0053】すなわち、平文の暗号化処理および証明情
報の電子透かし埋め込み処理はそれぞれの平文の供給者
が行って電子透かし埋め込み暗号データを生成して使用
者に送信する。一方、仲介者は売買契約の証明情報を発
行して供給者と使用者間で取り引きされるディジタルデ
ータの正当性を証明する。
【0054】また、仲介者は、供給者から復号鍵を預か
る必要が無くなるため、復号鍵の保守管理をする必要も
無くなり、仲介者の負担は軽減される。しかも、システ
ムの運用の安全性は保たれる。
【0055】この結果、供給者がもつコンテンツデータ
の著作権は有効に保護され、仲介者が行う業務の軽減が
図られ、電子商取引システムを滞りなく安全に運営する
ことが可能となる。
【0056】(4)請求項14記載の発明は、商取引対
象物についての供給者、使用者、および仲介者、ならび
に公開鍵を管理する公開鍵管理局とがネットワークを介
してディジタルデータの送受信を可能に構成された電子
商取引システムであって、前記供給者は、仲介者からデ
ィジタルデータの要求を受けて公開鍵登録証明情報で指
定された暗号鍵を公開鍵管理局から入手する暗号鍵取得
手段と、前記仲介者からの要求を受けて暗号鍵を用いて
元々のディジタルデータ平文を暗号化して暗号データを
生成する暗号化処理手段とを備え、前記仲介者は、使用
者から発行された契約情報を確認した場合に証明情報と
情報埋め込みソフトウェアと公開鍵登録証明情報とを前
記供給者に発行すると共に電子透かし埋め込み情報を前
記使用者に発行する提供要求管理手段と、情報埋め込み
ソフトウェアを用いて暗号データに証明情報を埋め込ん
で電子透かし埋め込み暗号データを生成して前記使用者
に出力する電子透かし埋め込み処理手段とを備え、前記
使用者は、公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵管理
局に要請する暗号鍵登録手段と、所望のディジタルデー
タの提供を求めるために仲介者に対して契約情報と公開
鍵登録証明情報を発行する提供要求生成手段と、電子透
かし埋め込み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号デー
タから証明情報を抽出して前記仲介者に出力する電子透
かし抽出処理手段と、復号鍵を用いて電子透かし埋め込
み暗号データを復号して電子透かし埋め込みデータを生
成する復号処理手段とを備え、前記公開鍵管理局は、電
子商取引システム参加者が提供する公開鍵を審査し、正
当性が確認できた公開鍵を登録して一般に公開する公開
鍵登録手段を備える、ことを特徴とする電子商取引シス
テムである。
【0057】また、前記証明情報は、該当するディジタ
ルデータの売買契約の正当性を証明する情報である、こ
とが望ましい。また、前記電子透かし埋め込み情報は、
証明情報のディジタルデータに埋め込む位置と強度に関
する情報である、ことが望ましい。また、前記契約情報
は、所望のディジタルデータを特定する情報および使用
者本人を証明する識別情報を含む、ことが望ましい。ま
た、前記復号鍵は、公開鍵暗号方式において暗号データ
を復号するために用いられて秘密にされる鍵である、こ
とが望ましい。また、前記公開鍵管理局は、前記公開鍵
登録手段において、暗号鍵を審査して、暗号鍵の正当性
が確認できた後、暗号鍵を一般公開して、使用者に公開
鍵登録証明情報を発行する、ことが望ましい。また、前
記公開鍵管理局は、前記公開鍵登録手段において、一般
公開された暗号鍵の中から供給者が希望する暗号鍵を供
給者に提供する、ことが望ましい。また、前記仲介者
は、提供要求管理手段において、証明情報を確認して、
証明情報の正当性が確認できた後、仲介者と使用者間で
転送された電子透かし埋め込み暗号データの正当性を保
証する、ことが望ましい。
【0058】以上の電子商取引システムにおいて、公開
鍵管理局、供給者、仲介者、使用者は、以下のような処
理を実行する。まず、公開鍵管理局は、公開鍵登録手段
において、暗号鍵を審査して、暗号鍵の正当性が確認で
きた後、暗号鍵を一般公開して、使用者に公開鍵登録証
明情報を発行する。また、公開鍵登録手段において、一
般公開された暗号鍵の中から供給者が希望する暗号鍵を
供給者に提供する。
【0059】そして、供給者は、仲介者からデジタルデ
ータの要求を受けると暗号鍵取得手段において、公開鍵
登録証明情報で指定された暗号鍵の提供を公開鍵管理局
に要請する。また、暗号化処理手段において、暗号鍵を
用いて平文を暗号化して暗号データを生成して仲介者に
送信する。
【0060】一方仲介者は、電子透かし埋め込み処理手
段において、情報埋め込みソフトウェアを用いて暗号デ
ータに証明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号デ
ータを生成して使用者に送信する。また、提供要求管理
手段において、契約情報を確認して、契約情報の正当性
が確認できた後、証明情報と情報埋め込みソフトウェア
生成して、供給者には公開鍵登録証明情報を提供し所望
するデジタルデータを要求して、使用者には電子透かし
埋め込み情報を提供する。また、提供要求管理手段にお
いて、証明情報を確認して、証明情報の正当性が確認で
きた後、仲介者と使用者間で転送された電子透かし埋め
込み暗号データの正当性を保証する。
【0061】そして、使用者は、暗号鍵登録手段におい
て、公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵管理局に要
請する。また、提供要求生成手段において、所望するデ
ジタルデータの提供を求めるために仲介者に契約情報と
公開鍵登録証明情報を発行する。また、復号処理手段に
おいて、復号鍵を用いて電子透かし埋め込み暗号データ
を復号して電子透かし埋め込みデータを生成する。ま
た、電子透かし抽出処理手段にて、電子透かし埋め込み
情報を用いて電子透かし埋め込み暗号データから証明情
報を抽出して仲介者に送信する。
【0062】すなわち、平文の暗号化処理は平文の供給
者が行って、証明情報の電子透かし埋め込み処理は仲介
者が供給者から得た暗号データに対してそれぞれの使用
者が発行した契約情報に基づく証明情報を埋め込んで行
われる。ここで、暗号鍵は信頼できる第三者機関の公開
鍵管理局によって保守管理される。これにより、仲介者
は売買契約の証明情報を発行して供給者と使用者間で取
り引きされるディジタルデータの正当性を証明するだけ
となる。したがって、仲介者の負担は軽減されるがシス
テムの運用の安全性は保たれる。
【0063】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、実
施の形態に限定されるものではない。
【0064】〈第1の実施形態〉図2は本発明の第1の
実施形態の環境を示したブロック図である。この図2に
示すように、単数の使用者300に対して複数の供給者
100a,100b,〜がいて、ディジタルデータが供
給者100a,100b〜のいずれかから使用者300
に送信される場合について考える。
【0065】図1は本発明の第1の実施形態の電子商取
引システム構成を示すブロック図である。ここでは、図
1としてディジタルデータの流れを中心に記載してお
り、実際のネットワークを介したシステム構成とは若干
異なった状態で示している。
【0066】商取引対象物についての供給者側システム
(以下、単に供給者)100と仲介者側システム(以
下、単に仲介者)200と使用者側システム(以下、単
に使用者)300とが、ネットワーク(図示せず)を介
して、各種ディジタルデータ(コンテンツや各種情報
(証明情報、鍵など)のディジタルデータ)の送受信が
可能に構成されており、全体で電子商取引システムを構
成している。
【0067】供給者100は、使用者300から所望さ
れる商取引対象物のディジタルデータを送信する。使用
者300は、供給者100から所望のディジタルデータ
を受信する。仲介者200は、供給者100と使用者3
00間のディジタルデータの転送を著作権に配慮しつつ
管理する。
【0068】供給者100は、暗号化処理部110と電
子透かし埋め込み処理部120を備える。ここでは、指
定された方法により暗号鍵と、その暗号鍵に対応する復
号鍵も生成される。暗号化処理部110は暗号鍵を用い
て元々のディジタルデータ平文を暗号化して暗号データ
を生成する。ここで、「平文」とは暗号化されていない
状態のデータを言い、図ではディジタルデータ平文を単
に平文と記載している。電子透かし埋め込み処理部12
0は指定された方法を用いて暗号データに証明情報を埋
め込んで電子透かし埋め込み暗号データを生成する。な
お、この実施の形態例では、平文を暗号化して暗号デー
タを生成するときに用いる暗号鍵を非公開鍵とする。
【0069】仲介者200は、提供要求管理部210と
復号鍵管理部220を備える。提供要求管理部210は
使用者からの契約情報を確認した後、その確認を証明す
る証明情報を発行するとともに、証明情報をディジタル
データに埋め込むときの方法を規定した情報埋め込みソ
フトウェアを供給者100に提供する。また電子透かし
埋め込み情報を使用者300に提供する。ここで証明情
報は、該当するディジタルデータの売買契約の正当性を
証明する情報である。電子透かし埋め込み情報は、証明
情報のディジタルデータに埋め込む位置と強度に関する
情報である。復号鍵管理部220は供給者からの復号鍵
を保守する。また、複合鍵管理部220は、使用者30
0から証明情報が提示された要求に応じて、使用者30
0に対して復号鍵を提供する。
【0070】使用者300は、提供要求生成部310と
電子透かし抽出処理部320と復号処理部330を備え
る。提供要求生成部310は所望のディジタルデータの
提供を求めるために契約情報を仲介者に対して発行す
る。ここで契約情報は、所望のディジタルデータを特定
する情報および使用者300本人を証明する識別情報等
を含む。電子透かし抽出処理部320は電子透かし埋め
込み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号データから証
明情報を抽出して出力する。復号処理部330は復号鍵
を用いて電子透かし埋め込み暗号データを復号して電子
透かし埋め込みデータを生成する。
【0071】以下、第1の実施形態の電子商取引システ
ムの動作を、ステップ順(A1〜)に詳細に説明する。 (A1)使用者300は、提供要求生成部310におい
て、所望のディジタルデータの提供を求めるために仲介
者200に対して契約情報を発行する(図1)。契約
情報には所望のディジタルデータを特定する情報および
使用者300本人を証明する識別情報等が含まれる。
【0072】(A2)仲介者200は、提供要求管理部
210において、契約情報を確認する。本電子商取引シ
ステムに参加する参加権をもつか、所望のディジタルデ
ータの使用権を持つか等の審査を行う。契約情報の正当
性が確認できた後、供給者100には証明情報と情報埋
め込みソフトウェアを提供し(図1)、使用者300
には電子透かし埋め込み情報を提供する(図1)。こ
のような処理により、供給者100に所望のディジタル
データを要求する。
【0073】(A3)供給者100は、仲介者200か
らディジタルデータの要求を受けると、暗号化処理部1
10において、暗号鍵を用いて平文を暗号化して暗号デ
ータを生成する(図1)。
【0074】(A4)供給者100は、電子透かし埋め
込み処理部120において、仲介者200からの情報埋
め込みソフトウェアを用いて暗号データに証明情報を埋
め込んで電子透かし埋め込み暗号データを生成する(図
1)。この電子透かし埋め込み暗号データは、仲介者
200を経由せずに、使用者300に送信される。ま
た、暗号鍵に対応して作成されている復号鍵が、仲介者
200に対して送信される(図1)。
【0075】(A5)使用者300は、電子透かし抽出
処理部320において、電子透かし埋め込み情報を用い
て電子透かし埋め込み暗号データから証明情報を抽出す
る(図1)。この証明情報は仲介者200に送信され
る。
【0076】(A6)仲介者200は、復号鍵管理部2
20において、使用者300からの証明情報の正当性を
確認する。証明情報の正当性が確認できた後、供給者1
00から預かって保守管理していた復号鍵を使用者30
0に対して送信する(図1)。
【0077】(A7)使用者300は、復号処理部33
0において、仲介者200から受け取った復号鍵を用い
て、供給者100から直接受け取った電子透かし埋め込
み暗号データを復号し、電子透かし埋め込みデータを生
成する(図1)。なお、この電子透かし埋め込みデー
タは、平文に対して証明情報(電子透かし)が埋め込ま
れたままの状態であるが、証明情報が埋め込まれたこと
による平文への影響は僅かである。このため、使用者3
00は、この電子透かし埋め込みデータを平文として扱
うことが可能である。なお、暗号化処理の後に埋め込ま
れた証明情報(電子透かし)について、その証明情報を
残したままで復号化するため、実際には当初の電子透か
しとは若干状態が変化しているが、ここでは、電子透か
し埋め込みデータと呼ぶことにする。
【0078】以上の(A1)〜(A7)で説明した第1
の実施形態は、複数の供給者100からのディジタルデ
ータを単数の使用者300に送信する電子商取引システ
ムに適用される。この第1の実施形態の電子商取引シス
テムによると、平文の暗号化処理および証明情報の電子
透かし埋め込み処理はそれぞれの平文の供給者100が
行って電子透かし埋め込み暗号データを生成して使用者
300に送信する。したがって、上述した(A1)はそ
れぞれの供給者100に対して共通に、(A2)から
(A7)はそれぞれの供給者100に対して個別に行わ
れることになる。
【0079】ここで、仲介者200は売買契約の証明情
報を発行して供給者100と使用者300間で取り引き
されるディジタルデータの正当性を証明しており、また
供給者100から復号鍵を預かって保守管理するだけと
なり、仲介者200の負担は大幅に軽減される。
【0080】また、商取引の対象となる膨大なディジタ
ルデータは、供給者100から使用者300に直接転送
されることによって、仲介者200を介在させた場合と
比べてネットワークを使用する時間を短縮でき、システ
ムの運用の安全性を維持することができる。
【0081】なお、以上の第1の実施形態では、仲介者
200は証明情報の正当性が確認できると使用者300
に対して復号鍵を送信しましたが、これと同様にして
「保証結果」を送信することができる。このときの「保
証結果」とは、偽造などがないことを意味するメッセー
ジデータである。そして、使用者300側に機能的な変
化は生じないが、このデータを適宜利用することが可能
である。すなわち、使用者300側に印刷装置が備わっ
ていれば印刷出力を可能にしたり、印刷物に保証コード
を加えることができる。またはディスプレイ等で表示さ
せることによって使用者300に対して保証内容を通知
することができる。また、保証がない場合は、印刷出力
そのものをできなくしたり、印刷物に余分な印刷を加え
て印刷物の内容を無効にすることができる。またはディ
スプレイに警告文を表示することもできる。
【0082】〈第2の実施形態〉この第2の実施の形態
例では、供給者100において平文を暗号化して暗号デ
ータを生成するときに用いる暗号鍵を公開鍵とする。こ
こで公開鍵とは一般に公開されていてすべてのシステム
参加者が使用できる鍵である。公開鍵は信頼できる第三
者機関の公開鍵管理局400に登録されている。本電子
商取引システムの参加者は希望すれば公開鍵管理局40
0からいつでも入手できる。公開鍵を用いる以外の点
で、第2の実施形態の環境は第1の実施形態の環境と同
じである。
【0083】図3は本発明の第2の実施形態の電子商取
引システム構成を示すブロック図である。ここでは、図
3としてディジタルデータの流れを中心に記載してお
り、実際のネットワークを介したシステム構成とは若干
異なった状態で示している。
【0084】供給者100と仲介者200と使用者30
0と公開鍵管理局400は、ネットワークを介してディ
ジタルデータの送受信が可能に構成されており、全体で
電子商取引システムを構成している。
【0085】供給者100は、使用者300から所望さ
れる商取引対象物のディジタルデータを送信する。使用
者300は、供給者100から所望のディジタルデータ
を受信する。仲介者200は、供給者100と使用者3
00間のディジタルデータの転送を著作権に配慮しつつ
管理する。また、公開鍵管理局400は登録された公開
鍵を保守管理して希望する者に対して提供する。
【0086】供給者100は、暗号鍵取得部130と暗
号化処理部110と電子透かし埋め込み処理部120を
備える。ここで、暗号鍵取得部130は、指定された暗
号鍵を公開鍵管理局400から入手する。暗号化処理部
110は暗号鍵を用いて元々のディジタルデータ平文を
暗号化して暗号データを生成する。電子透かし埋め込み
処理部120は指定された方法を用いて暗号データに証
明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号データを生
成する。
【0087】仲介者200は、提供要求管理部210を
備える。提供要求管理部210は使用者からの契約情報
を確認した後、それを証明する証明情報を発行するとと
もに証明情報をディジタルデータに埋め込むときの方法
を規定した情報埋め込みソフトウェアを供給者100に
提供する。また電子透かし埋め込み情報を使用者300
に対して提供する。
【0088】使用者300は、提供要求生成部310と
電子透かし抽出処理部320と復号処理部330のほか
に、暗号鍵登録部340を備える。暗号鍵登録部340
は、暗号鍵を公開鍵管理局400に登録する。提供要求
生成部310は、所望のディジタルデータの提供を求め
るために契約情報を仲介者200に発行する。電子透か
し抽出処理部320は、電子透かし埋め込み情報を用い
て電子透かし埋め込み暗号データから証明情報を抽出し
て出力する。復号処理部330は、暗号鍵登録部340
からの復号鍵を用いて、電子透かし埋め込み暗号データ
を復号して電子透かし埋め込みデータを生成する。
【0089】公開鍵管理局400は、公開鍵登録部41
0を備える。公開鍵登録部410は本電子商取引システ
ムの参加者が提供する公開鍵を審査する。正当性が確認
できた公開鍵は正式に登録され一般に公開される。登録
された公開鍵を提供したシステム参加者には、公開鍵登
録証明情報が発行される。一般公開された公開鍵を取得
したいシステム参加者には希望する公開鍵を提供する。
【0090】以下、第2の実施形態の電子商取引システ
ムの動作を、ステップ順(B1〜)に詳細に説明する。 (B1)使用者300は、暗号鍵登録部340におい
て、公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵管理局40
0に要請する(図3(a))。
【0091】(B2)公開鍵管理局400は、公開鍵登
録部410において、暗号鍵の正当性について審査す
る。暗号鍵の正当性が確認できた後、使用者300に公
開鍵登録証明情報を発行する(図3(b))。なお、公
開鍵管理局400の公開鍵登録部410にて登録された
暗号鍵は一般公開される。
【0092】(B3)使用者300は、提供要求生成部
310において、所望のディジタルデータの提供を求め
るために仲介者200に契約情報と公開鍵登録証明情報
を発行する(図3(c))。この契約情報には所望のデ
ィジタルデータを特定する情報および使用者300本人
を証明する識別情報等が含まれる。
【0093】(B4)仲介者200は、提供要求管理部
210において、使用者300からの契約情報の正当性
を確認する。この確認では、本電子商取引システムに参
加する参加権をもつか、所望のディジタルデータの使用
権をもつか等の審査を行う。この契約情報の正当性が確
認できた後、供給者100には証明情報と情報埋め込み
ソフトウェアと公開鍵登録証明情報を提供し(図3
(d))、使用者300には電子透かし埋め込み情報を
提供する(図3(e))。このような処理により、仲介
者200は供給者100に所望のディジタルデータを要
求する。
【0094】(B5)供給者100は、仲介者200か
らディジタルデータの要求を受けると、暗号鍵取得部1
30において、公開鍵登録証明情報を確認する。そし
て、確認できた後、公開鍵登録証明情報で指定された暗
号鍵の提供を、公開鍵管理局400に対して要請する。
【0095】(B6)公開鍵管理局400は、公開鍵登
録部410において、一般公開された暗号鍵の中から供
給者100が希望する(要請する)暗号鍵を供給者10
0に提供する(図3(f))。
【0096】(B7)供給者100は、暗号化処理部1
10において、公開鍵管理局400から提供(図3
(f))された暗号鍵を用いて平文を暗号化して暗号デ
ータを生成する(図3(g))。
【0097】(B8)供給者100は、電子透かし埋め
込み処理部120において、情報埋め込みソフトウェア
を用いて暗号データに証明情報を埋め込んで電子透かし
埋め込み暗号データを生成する(図3(h))。この電
子透かし埋め込み暗号データは、仲介者200を経由せ
ずに、使用者300に送信される。
【0098】(B9)使用者300は、電子透かし抽出
処理部320において、電子透かし埋め込み情報(図3
(e))を用いて、電子透かし埋め込み暗号データから
証明情報を抽出する。この証明情報は仲介者200の提
供要求管理部210に送信される(図3(i))。
【0099】(B10)仲介者200は、提供要求管理
部210において、証明情報を確認する。証明情報の正
当性が確認できた後、供給者100と使用者300間で
転送された電子透かし埋め込み暗号データの正当性を保
証する。このときの保証結果は、偽造などがないことを
意味するメッセージデータである。そして、使用者30
0側に機能的な変化は生じないが、このデータを適宜利
用することが可能である。すなわち、使用者300側に
印刷装置が備わっていれば印刷出力を可能にしたり、印
刷物に保証コードを加えることができる。またはディス
プレイ等で表示させることによって使用者300に対し
て保証内容を通知することができる。また、保証がない
場合は、印刷出力そのものをできなくしたり、印刷物に
余分な印刷を加えて印刷物の内容を無効にすることがで
きる。またはディスプレイに警告文を表示することもで
きる。
【0100】(B11)使用者300は、復号処理部3
30において、暗号鍵登録部340からの復号鍵(図3
(j))を用いて、電子透かし埋め込み暗号データを復
号して電子透かし埋め込みデータを生成する(図3
(k))。なお、この電子透かし埋め込みデータは、平
文に対して証明情報(電子透かし)が埋め込まれたまま
の状態であるが、証明情報が埋め込まれたことによる平
文への影響は僅かである。このため、使用者300は、
この電子透かし埋め込みデータを平文として扱うことが
可能である。なお、暗号化処理の後に埋め込まれた証明
情報(電子透かし)について、その証明情報を残したま
まで復号化するため、実際には当初の電子透かしとは若
干状態が変化しているが、ここでは、電子透かし埋め込
みデータと呼ぶことにする。
【0101】以上の(B1)〜(B11)で説明した第
2の実施形態は、複数の供給者100からのディジタル
データを単数の使用者300に送信する電子商取引シス
テムに適用される。この第2の実施形態の電子商取引シ
ステムによると、平文の暗号化処理および証明情報の電
子透かし埋め込み処理は、それぞれの平文の供給者10
0が行って電子透かし埋め込み暗号データを生成して使
用者300に送信する。したがって、上述した(B1)
から(B3)はそれぞれの供給者100に対して共通
に、(B4)から(B11)はそれぞれの供給者100
に対して個別に行われることになる。暗号鍵は信頼でき
る第三者機関の公開鍵管理局400によって保守管理さ
れる。 仲介者200は売買契約の証明情報を発行して
供給者100と使用者300間で取り引きされるディジ
タルデータの正当性を証明するだけとなり、仲介者20
0の負担は軽減される。
【0102】また、商取引の対象となる膨大なディジタ
ルデータは、供給者100から使用者300に直接転送
されることによって、仲介者200を介在させた場合と
比べてネットワークを使用する時間を短縮でき、システ
ムの運用の安全性を維持することができる。
【0103】また暗号化されたディジタルデータは第3
者機関によって管理されることでディジタルデータの著
作権の保護を含んだシステム全体の運用の安全性を維持
することができる。
【0104】〈第3の実施形態〉図4に第3の実施形態
の電子商取引システムの環境を示した。単数の供給者1
00に対して複数の使用者300(300a,300
b,…)がいて、ディジタルデータが供給者100から
使用者300に送信される場合について考える。
【0105】なお、この第3の実施の形態例では、供給
者100において平文を暗号化して暗号データを生成す
るときに用いる暗号鍵を公開鍵とする。ここで公開鍵と
は一般に公開されていてすべてのシステム参加者が使用
できる鍵である。公開鍵は信頼できる第三者機関の公開
鍵管理局400に登録されている。本電子商取引システ
ムの参加者は希望すれば公開鍵管理局400からいつで
も入手できる。
【0106】図5は本発明の第3の実施形態の電子商取
引システム構成を示すブロック図である。ここでは、図
5としてディジタルデータの流れを中心に記載してお
り、実際のネットワークを介したシステム構成とは若干
異なった状態で示している。
【0107】供給者100と仲介者200と使用者30
0と公開鍵管理局400は、ネットワークを介してディ
ジタルデータの送受信が可能に構成されており、全体で
電子商取引システムを構成している。
【0108】供給者100は、使用者300から所望さ
れる商取引対象物のディジタルデータを送信する。使用
者300は、供給者100から所望のディジタルデータ
を受信する。仲介者200は、供給者100と使用者3
00間のディジタルデータの転送を著作権に配慮しつつ
管理する。また、公開鍵管理局400は登録された公開
鍵を保守管理して希望する者に対して提供する。
【0109】供給者100は、暗号化処理部110と暗
号鍵取得部130とを備える。暗号鍵取得部130は指
定された暗号鍵を公開鍵管理局400から入手する。暗
号化処理部110は暗号鍵を用いて元々のディジタルデ
ータ平文を暗号化して暗号データを生成する。
【0110】仲介者200は、提供要求管理部210と
電子透かし埋め込み処理部230を備える。提供要求管
理部210は契約情報を確認した後、証明情報を発行す
るとともに証明情報をディジタルデータに埋め込むとき
の方法を規定した情報埋め込みソフトウェアを提供す
る。また、電子透かし埋め込み情報を使用者300に提
供する。電子透かし埋め込み処理部230は、情報埋め
込みソフトウェアを用いて、供給者100からの暗号デ
ータに証明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号デ
ータを生成する。
【0111】使用者300は、提供要求生成部310と
電子透かし抽出処理部320と復号処理部330のほか
に、暗号鍵登録部340を備える。暗号鍵登録部340
は暗号鍵を公開鍵管理局400に登録する。提供要求生
成部310は、所望のディジタルデータの提供を求める
ために、契約情報を仲介者200に対して発行する。電
子透かし抽出処理部320は、仲介者200からの電子
透かし埋め込み情報を用いて、電子透かし埋め込み暗号
データから証明情報を抽出して出力する。復号処理部3
30は復号鍵を用いて電子透かし埋め込み暗号データを
復号して電子透かし埋め込みデータを生成する。
【0112】公開鍵管理局400は、公開鍵登録部41
0を備える。公開鍵登録部410は本電子商取引システ
ムの参加者が提供する公開鍵を審査する。正当性が確認
できた公開鍵は正式に登録され一般に公開される。登録
された公開鍵を提供したシステム参加者には公開鍵登録
証明情報が発行される。一般公開された公開鍵を取得し
たいシステム参加者には希望する公開鍵を提供する。
【0113】以下、第3の実施形態の電子商取引システ
ムの動作を、ステップ順(C1〜)に詳細に説明する。 (C1)使用者300は、暗号鍵登録部340におい
て、公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵管理局40
0に要請する(図5(a))。
【0114】(C2)公開鍵管理局400は、公開鍵登
録部410において、暗号鍵の正当性について審査す
る。暗号鍵の正当性が確認できた後、使用者300に公
開鍵登録証明情報を発行する(図5(b))。なお、公
開鍵管理局400の公開鍵登録部410にて登録された
暗号鍵は一般公開される。
【0115】(C3)使用者300は、提供要求生成部
310において、所望のディジタルデータの提供を求め
るために仲介者200に契約情報と公開鍵登録証明情報
を発行する(図5(c))。この契約情報には所望のデ
ィジタルデータを特定する情報および使用者300本人
を証明する識別情報等が含まれる。
【0116】(C4)仲介者200は、提供要求管理部
210において、使用者300からの契約情報の正当性
を確認する。この確認では、本電子商取引システムに参
加する参加権をもつか、所望のディジタルデータの使用
権をもつか等の審査を行う。この契約情報の正当性が確
認できた後、電子透かし埋め込み処理部230に証明情
報と情報埋め込みソフトウェアを生成して提供し(図5
(d))、供給者100には公開鍵登録証明情報を提供
し(図5(e))、使用者300には電子透かし埋め込
み情報を提供する(図5(f))。このような処理によ
り、仲介者200は供給者100に所望のディジタルデ
ータを要求する。
【0117】(C5)供給者100は、仲介者200か
らディジタルデータの要求を受けると、暗号鍵取得部1
30において、公開鍵登録証明情報を確認する。そし
て、確認できた後、公開鍵登録証明情報で指定された暗
号鍵の提供を、公開鍵管理局400に対して要請する。
【0118】(C6)公開鍵管理局400は、公開鍵登
録部410において、一般公開された暗号鍵の中から供
給者100が希望する(要請する)暗号鍵を供給者10
0に提供する(図5(g))。
【0119】(C7)供給者100は、暗号化処理部1
10において、公開鍵管理局400から提供(図5
(g))された暗号鍵を用いて平文を暗号化して暗号デ
ータを生成する。生成された暗号データは仲介者200
に対して送信される(図5(h))。
【0120】(C8)仲介者200は、電子透かし埋め
込み処理部230において、情報埋め込みソフトウェア
を用いて、供給者100からの暗号データに証明情報を
埋め込んで電子透かし埋め込み暗号データを生成する
(図5(i))。この電子透かし埋め込み暗号データ
は、仲介者200から使用者300に送信される。
【0121】(C9)使用者300は、電子透かし抽出
処理部320において、仲介者200からの電子透かし
埋め込み情報(図5(f))を用いて、電子透かし埋め
込み暗号データ(図5(i))から証明情報を抽出する
(図5(j))。この証明情報は、使用者300から仲
介者200に送信される。
【0122】(C10)仲介者200は、提供要求管理
部210において、使用者300からの証明情報を確認
する。証明情報の正当性が確認できた後、仲介者200
と使用者300間で転送された電子透かし埋め込み暗号
データの正当性を保証する。このときの保証結果は、偽
造などがないことを意味するメッセージデータである。
そして、使用者300側に機能的な変化は生じないが、
このデータを適宜利用することが可能である。すなわ
ち、使用者300側に印刷装置が備わっていれば印刷出
力を可能にしたり、印刷物に保証コードを加えることが
できる。またはディスプレイ等で表示させることによっ
て使用者300に対して保証内容を通知することができ
る。また、保証がない場合は、印刷出力そのものをでき
なくしたり、印刷物に余分な印刷を加えて印刷物の内容
を無効にすることができる。またはディスプレイに警告
文を表示することもできる。
【0123】(C11)使用者300は、復号処理部3
30において、暗号鍵登録部340からの復号鍵(図5
(k))を用いて、電子透かし埋め込み暗号データを復
号して電子透かし埋め込みデータを生成する(図5
(l))。なお、この電子透かし埋め込みデータは、平
文に対して証明情報(電子透かし)が埋め込まれたまま
の状態であるが、証明情報が埋め込まれたことによる平
文への影響は僅かである。このため、使用者300は、
この電子透かし埋め込みデータを平文として扱うことが
可能である。なお、暗号化処理の後に埋め込まれた証明
情報(電子透かし)について、その証明情報を残したま
まで復号化するため、実際には当初の電子透かしとは若
干状態が変化しているが、ここでは、電子透かし埋め込
みデータと呼ぶことにする。
【0124】以上の(C1)〜(C11)で説明した第
3の実施形態は、単数の供給者100から得たディジタ
ルデータを複数の使用者300に送信する電子商取引シ
ステムに適用される。
【0125】この第3の実施形態の電子商取引システム
によると、平文の暗号化処理は平文の供給者100が行
って、証明情報の電子透かし埋め込み処理は仲介者20
0が供給者100から得た暗号データに対してそれぞれ
の使用者300が発行した契約情報に基づく証明情報を
埋め込んで行われる。したがって、上述した(C1)か
ら(C3)はそれぞれの使用者300に対して個別に、
(C4)から(C8)はそれぞれの使用者300に対し
て共通に、(C9)から(C11)はそれぞれの使用者
300に対して個別に行われることになる。暗号鍵は信
頼できる第三者機関の公開鍵管理局400によって保守
管理される。 仲介者200は売買契約の証明情報を発
行して供給者100と使用者300間で取り引きされる
ディジタルデータの正当性を証明するだけとなり仲介者
200の負担は軽減される。膨大なディジタルデータの
転送において、共通化可能な部分について共通化を図る
ことによってネットワークにかかる負荷を少なくでき
る。また暗号化されたディジタルデータは第3者機関に
よって管理されることでディジタルデータの著作権の保
護を含んだシステム全体の運用の安全性を維持すること
ができる。
【0126】
【発明の効果】(1)第1の発明の電子商取引システム
では、平文の暗号化処理および証明情報の電子透かし埋
め込み処理はそれぞれの平文の供給者が行って電子透か
し埋め込み暗号データを生成して使用者に送信する。一
方、仲介者は売買契約の証明情報を発行して供給者と使
用者間で取り引きされるディジタルデータの正当性を証
明する。この結果、仲介者は、供給者から復号鍵を預か
って保守管理するだけとなり、仲介者の負担は軽減され
る。しかも、ディジタルデータが仲介者を通らないた
め、システムの運用の安全性は保たれる。この結果、供
給者がもつコンテンツデータの著作権は有効に保護さ
れ、仲介者が行う業務の軽減が図られ、電子商取引シス
テムを滞りなく安全に運営することが可能となる。
【0127】(2)第2の発明の電子商取引システムで
は、平文の暗号化処理および証明情報の電子透かし埋め
込み処理はそれぞれの平文の供給者が行って電子透かし
埋め込み暗号データを生成して使用者に送信する。一
方、仲介者は売買契約の証明情報を発行して供給者と使
用者間で取り引きされるディジタルデータの正当性を証
明する。また、仲介者は、供給者から復号鍵を預かる必
要が無くなるため、復号鍵の保守管理をする必要も無く
なり、仲介者の負担は軽減される。しかも、システムの
運用の安全性は保たれる。この結果、供給者がもつコン
テンツデータの著作権は有効に保護され、仲介者が行う
業務の軽減が図られ、電子商取引システムを滞りなく安
全に運営することが可能となる。
【0128】(3)第3の発明の電子商取引システムで
は、平文の暗号化処理は平文の供給者が行って、証明情
報の電子透かし埋め込み処理は仲介者が供給者から得た
暗号データに対してそれぞれの使用者が発行した契約情
報に基づく証明情報を埋め込んで行われる。ここで、暗
号鍵は信頼できる第三者機関の公開鍵管理局によって保
守管理される。これにより、仲介者は売買契約の証明情
報を発行して供給者と使用者間で取り引きされるディジ
タルデータの正当性を証明するだけとなる。したがっ
て、仲介者の負担は軽減されるがシステムの運用の安全
性は保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例のシステム構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例のシステム概略を
示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態例のシステム構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態例のシステム概略を
示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態例のシステム構成を
示すブロック図である。
【図6】従来のシステムのシステム構成を示す構成図で
ある。
【図7】従来の他のシステムのシステム構成を示す構成
図である。
【符号の説明】
100 供給者 200 仲介者 300 使用者 400 公開鍵管理局

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商取引対象物についての供給者と仲介者
    と使用者とがネットワークを介してディジタルデータの
    送受信を可能に構成された電子商取引システムであっ
    て、 前記供給者は、平文の暗号化処理および証明情報の電子
    透かし埋め込み処理を行い、電子透かし埋め込み暗号デ
    ータを生成して仲介者を介さずに使用者に送信し、 前記仲介者は、売買契約の証明情報を発行して供給者と
    使用者間で取り引きされるディジタルデータの正当性を
    証明する、ことを特徴とする電子商取引システム。
  2. 【請求項2】 商取引対象物についての供給者と仲介者
    と使用者とがネットワークを介してディジタルデータの
    送受信を可能に構成された電子商取引システムであっ
    て、 前記供給者は、前記仲介者からの要求を受けて暗号鍵を
    用いて元々のディジタルデータ平文を暗号化して暗号デ
    ータを生成する暗号化処理手段と、情報埋め込みソフト
    ウェアを用いて暗号データに証明情報を埋め込んで電子
    透かし埋め込み暗号データを生成して前記使用者に出力
    する電子透かし埋め込み処理手段とを備え、 前記仲介者は、使用者から発行された契約情報を確認し
    た場合に証明情報と情報埋め込みソフトウェアとを前記
    供給者に発行すると共に電子透かし埋め込み情報を前記
    使用者に発行する提供要求管理手段と、供給者からの復
    号鍵を保守して証明情報が提示された要求に応じて、証
    明情報の正当性が確認できた後に復号鍵を使用者に送信
    する復号鍵管理手段とを備え、 前記使用者は、所望のディジタルデータの提供を求める
    ために契約情報を発行する提供要求生成手段と、電子透
    かし埋め込み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号デー
    タから証明情報を抽出して前記仲介者に出力する電子透
    かし抽出処理手段と、復号鍵を用いて電子透かし埋め込
    み暗号データを復号して電子透かし埋め込みデータを生
    成する復号処理手段とを備え、たことを特徴とする電子
    商取引システム。
  3. 【請求項3】 前記証明情報は、該当するディジタルデ
    ータの売買契約の正当性を証明する情報である、ことを
    特徴とする請求項2記載の電子商取引システム。
  4. 【請求項4】 前記電子透かし埋め込み情報は、前記証
    明情報のディジタルデータに埋め込む位置と強度に関す
    る情報である、ことを特徴とする請求項2記載の電子商
    取引システム。
  5. 【請求項5】 前記使用者から前記仲介者に対して発行
    される契約情報は、所望のディジタルデータを特定する
    情報および使用者本人を証明する識別情報を含む、こと
    を特徴とする請求項2記載の電子商取引システム。
  6. 【請求項6】 商取引対象物についての供給者、使用
    者、および仲介者、ならびに公開鍵を管理する公開鍵管
    理局とがネットワークを介してディジタルデータの送受
    信を可能に構成された電子商取引システムであって、 前記供給者は、仲介者からディジタルデータの要求を受
    けて公開鍵登録証明情報で指定された暗号鍵を公開鍵管
    理局から入手する暗号鍵取得手段と、前記仲介者からの
    要求を受けて暗号鍵を用いて元々のディジタルデータ平
    文を暗号化して暗号データを生成する暗号化処理手段
    と、情報埋め込みソフトウェアを用いて暗号データに証
    明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号データを生
    成して前記使用者に出力する電子透かし埋め込み処理手
    段とを備え、 前記仲介者は、使用者から発行された契約情報を確認し
    た場合に証明情報と情報埋め込みソフトウェアと公開鍵
    登録証明情報とを前記供給者に発行すると共に電子透か
    し埋め込み情報を前記使用者に発行する提供要求管理手
    段を備え、 前記使用者は、公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵
    管理局に要請する暗号鍵登録手段と、所望のディジタル
    データの提供を求めるために仲介者に対して契約情報と
    公開鍵登録証明情報を発行する提供要求生成手段と、電
    子透かし埋め込み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号
    データから証明情報を抽出して前記仲介者に出力する電
    子透かし抽出処理手段と、復号鍵を用いて電子透かし埋
    め込み暗号データを復号して電子透かし埋め込みデータ
    を生成する復号処理手段とを備え、 前記公開鍵管理局は、電子商取引システム参加者が提供
    する公開鍵を審査し、正当性が確認できた公開鍵を登録
    して一般に公開する公開鍵登録手段を備える、ことを特
    徴とする電子商取引システム。
  7. 【請求項7】 前記証明情報は、該当するディジタルデ
    ータの売買契約の正当性を証明する情報である、ことを
    特徴とする請求項6記載の電子商取引システム。
  8. 【請求項8】 前記電子透かし埋め込み情報は、証明情
    報のディジタルデータに埋め込む位置と強度に関する情
    報である、ことを特徴とする請求項6記載の電子商取引
    システム。
  9. 【請求項9】 前記契約情報は、所望のディジタルデー
    タを特定する情報および使用者本人を証明する識別情報
    を含む、ことを特徴とする請求項6記載の電子商取引シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記復号鍵は、公開鍵暗号方式におい
    て暗号データを復号するために用いられて秘密にされる
    鍵である、ことを特徴とする請求項6記載の電子商取引
    システム。
  11. 【請求項11】 前記公開鍵管理局は、前記公開鍵登録
    手段において、暗号鍵を審査して、暗号鍵の正当性が確
    認できた後、暗号鍵を一般公開して、使用者に公開鍵登
    録証明情報を発行する、ことを特徴とする請求項6記載
    の電子商取引システム。
  12. 【請求項12】 前記公開鍵管理局は、前記公開鍵登録
    手段において、一般公開された暗号鍵の中から供給者が
    希望する暗号鍵を供給者に提供する、ことを特徴とする
    請求項6記載の電子商取引システム。
  13. 【請求項13】 前記仲介者は、提供要求管理手段にお
    いて、証明情報を確認して、証明情報の正当性が確認で
    きた後、供給者と使用者間で転送された電子透かし埋め
    込み暗号データの正当性を保証する、ことを特徴とする
    請求項6記載の電子商取引システム。
  14. 【請求項14】 商取引対象物についての供給者、使用
    者、および仲介者、ならびに公開鍵を管理する公開鍵管
    理局とがネットワークを介してディジタルデータの送受
    信を可能に構成された電子商取引システムであって、 前記供給者は、仲介者からディジタルデータの要求を受
    けて公開鍵登録証明情報で指定された暗号鍵を公開鍵管
    理局から入手する暗号鍵取得手段と、前記仲介者からの
    要求を受けて暗号鍵を用いて元々のディジタルデータ平
    文を暗号化して暗号データを生成する暗号化処理手段と
    を備え、 前記仲介者は、使用者から発行された契約情報を確認し
    た場合に証明情報と情報埋め込みソフトウェアと公開鍵
    登録証明情報とを前記供給者に発行すると共に電子透か
    し埋め込み情報を前記使用者に発行する提供要求管理手
    段と、情報埋め込みソフトウェアを用いて暗号データに
    証明情報を埋め込んで電子透かし埋め込み暗号データを
    生成して前記使用者に出力する電子透かし埋め込み処理
    手段とを備え、 前記使用者は、公開鍵暗号方式の暗号鍵の登録を公開鍵
    管理局に要請する暗号鍵登録手段と、所望のディジタル
    データの提供を求めるために仲介者に対して契約情報と
    公開鍵登録証明情報を発行する提供要求生成手段と、電
    子透かし埋め込み情報を用いて電子透かし埋め込み暗号
    データから証明情報を抽出して前記仲介者に出力する電
    子透かし抽出処理手段と、復号鍵を用いて電子透かし埋
    め込み暗号データを復号して電子透かし埋め込みデータ
    を生成する復号処理手段とを備え、 前記公開鍵管理局は、電子商取引システム参加者が提供
    する公開鍵を審査し、正当性が確認できた公開鍵を登録
    して一般に公開する公開鍵登録手段を備える、ことを特
    徴とする電子商取引システム。
  15. 【請求項15】 前記証明情報は、該当するディジタル
    データの売買契約の正当性を証明する情報である、こと
    を特徴とする請求項14記載の電子商取引システム。
  16. 【請求項16】 前記電子透かし埋め込み情報は、証明
    情報のディジタルデータに埋め込む位置と強度に関する
    情報である、ことを特徴とする請求項14記載の電子商
    取引システム。
  17. 【請求項17】 前記契約情報は、所望のディジタルデ
    ータを特定する情報および使用者本人を証明する識別情
    報を含む、ことを特徴とする請求項14記載の電子商取
    引システム。
  18. 【請求項18】 前記復号鍵は、公開鍵暗号方式におい
    て暗号データを復号するために用いられて秘密にされる
    鍵である、ことを特徴とする請求項14記載の電子商取
    引システム。
  19. 【請求項19】 前記公開鍵管理局は、前記公開鍵登録
    手段において、暗号鍵を審査して、暗号鍵の正当性が確
    認できた後、暗号鍵を一般公開して、使用者に公開鍵登
    録証明情報を発行する、ことを特徴とする請求項14記
    載の電子商取引システム。
  20. 【請求項20】 前記公開鍵管理局は、前記公開鍵登録
    手段において、一般公開された暗号鍵の中から供給者が
    希望する暗号鍵を供給者に提供する、ことを特徴とする
    請求項14記載の電子商取引システム。
  21. 【請求項21】 前記仲介者は、提供要求管理手段にお
    いて、証明情報を確認して、証明情報の正当性が確認で
    きた後、仲介者と使用者間で転送された電子透かし埋め
    込み暗号データの正当性を保証する、ことを特徴とする
    請求項14記載の電子商取引システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019506684A (ja) * 2016-02-22 2019-03-07 タタ コンサルタンシー サービシズ リミテッドTATA Consultancy Services Limited データ製品の注文管理におけるコンフリクトを解消するためのシステムおよび方法

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