JP2003083830A - 差圧伝送器の時定数算出方法及び差圧伝送器 - Google Patents

差圧伝送器の時定数算出方法及び差圧伝送器

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JP2003083830A
JP2003083830A JP2001279473A JP2001279473A JP2003083830A JP 2003083830 A JP2003083830 A JP 2003083830A JP 2001279473 A JP2001279473 A JP 2001279473A JP 2001279473 A JP2001279473 A JP 2001279473A JP 2003083830 A JP2003083830 A JP 2003083830A
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differential pressure
pressure transmitter
capillary tube
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Akira Kurosawa
亮 黒沢
Tamaki Ishikawa
環 石川
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定媒体の圧力を伝達するキャピラリー管に
充填されている圧力伝達媒体の粘度をキャピラリー管の
温度データに基づいて応答速度を算出するようにして、
圧力伝達媒体の粘度に左右されないで応答速度を算出す
る。 【解決手段】 測定媒体の圧力を伝達するキャピラリー
管に充填されている圧力伝達媒体の粘度と、この粘度が
温度により変化する関係をパラメータとして複数個用意
しておき、キャピラリー管の温度データを受信したとき
に、この温度データに対応するパラメータを用いて粘度
変化分を求め、この求めた粘度変化分を圧力伝達媒体の
応答速度に加算すると共にダンピング処理で求めた応答
速度からこの粘度変化分を減算して新たなダンピング処
理の応答速度とし、少なくともこれらの求めた圧力伝達
媒体の応答速度とダンピング処理の応答速度とを加算し
て差圧伝送器自体の応答速度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差圧伝送器の時定
数算出方法及び差圧伝送器に関し、詳しくは工業計測に
用いられるダイアフラムシール付差圧伝送器の応答速度
を改良した時定数自己補正機能付きの差圧伝送器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術における差圧伝送器は、測定媒
体の圧力を受ける高圧側接液ダイアフラム部及び低圧側
接液ダイアフラム部のそれぞれがキャピラリー管で差圧
伝送器に接続され、キャピラリー管内部に充填されてい
る圧力伝達媒体により測定媒体の圧力が差圧伝送器に伝
達される。
【0003】図3は、接液ダイアフラム部での圧力を電
気信号に変換する信号処理部を備えた差圧伝送器13を
示したものであり、ダイアフラムを備えた接液ダイアフ
ラム部11と、圧力伝達媒体が充填してあるキャピラリ
ー管からなるキャピラリー部12と、差圧センサー14
及び温度センサー15と、信号処理部16とからなる。
【0004】信号処理部16は、差圧センサー14で検
出した信号と温度センサー15により得られた温度デー
タに基づいて演算処理する演算処理部17と、測定媒体
が収容されているタンク内部のレベル測定を行う場合、
タンク内に投入される液体(測定媒体)により液面が波
をうったり、液体成分や温度を均一にするために攪拌機
により絶えず液面が変わっているとき、即ち、変動や脈
動しているときに、平均的なレベルを計算するダンピン
グ処理を行うダンピング処理部18と、ダンピング処理
した信号をアナログ信号に変換するD/A変換部19と
からなる。
【0005】このような信号処理部16を有する差圧伝
送器は、接液ダイアフラム部の圧力の大きさに応じた出
力信号、例えば、直流電流信号(例えば、DC4〜20
mA)を出力することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術で説明した差圧伝送器において、接液ダイアフラム部
の圧力伝達媒体を伝達させるキャピラリー管の内径は小
さいため、圧力伝達媒体の粘度が高くなると応答速度が
遅くなるという問題がある。
【0007】具体的に示せば、差圧伝送器自体の応答速
度をτとすると、 τ=τ1+τ2+τd………式(1) τ1:キャピラリー部の圧力伝達媒体の応答速度、 τ2:カプセルの応答速度、 τd:ダンピング処理の応答速度、 で表わすことができる。
【0008】又、キャピラリー部の圧力伝達媒体の応答
速度τ1は、 τ1=K×(L/r)×μ………式(2) K:常数 L:キャピラリー管の長さ、 μ:キャピラリー管に充填されている圧力伝達媒体の粘
度、 r:キャピラリー管の内径、 で表わすことができる。
【0009】この式(2)の意味するところは、キャピ
ラリー部の圧力伝達媒体の応答速度τ1は、キャピラリ
ー管に充填されている圧力伝達媒体の粘度μに左右され
ることである。即ち、圧力伝達媒体の温度変化によって
圧力伝達媒体の粘度μは変化することにより、キャピラ
リー部の圧力伝達媒体の応答速度τ1は変化することに
なる。このことは、式(1)に示したように、圧力伝達
媒体の応答速度τ1は圧力伝達媒体の粘度μに依存する
ため、差圧伝送器自体の応答速度τも変化する。ところ
が、キャピラリー管の温度により差圧伝送器自体の時定
数は変化するはずであるが、温度との関連を持たないで
応答速度τを算出しているために、実際の応答速度と、
計算により算出した応答速度に誤差が生じてしまうとい
う問題がある。
【0010】従って、キャピラリー管を含む、その周囲
温度が変化しても、差圧伝送器自体の応答速度が追従し
て変化できるようにすることにより、差圧伝送器の周囲
温度に影響されない安定した計測、制御を可能とする差
圧伝送器に解決しなければならない課題を有する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明に係る差圧伝送器の時定数算出方法及び差圧
伝送器は、次に示す構成にすることである。
【0012】(1) 測定媒体の圧力を伝達するキャピ
ラリー管に充填されている圧力伝達媒体の粘度と、該粘
度が温度により変化する関係をパラメータとして複数個
用意しておき、前記キャピラリー管の温度データを受信
したときに、この温度データに対応するパラメータを用
いて粘度変化分を求め、該求めた粘度変化分を圧力伝達
媒体の応答速度に加算すると共にダンピング処理で求め
た応答速度から該粘度変化分を減算して新たなダンピン
グ処理の応答速度とし、少なくともこれらの求めた圧力
伝達媒体の応答速度とダンピング処理の応答速度とを加
算して差圧伝送器自体の応答速度としたことを特徴とす
る差圧伝送器の時定数算出方法。
【0013】(2) 圧力伝達媒体が充填されているキ
ャピラリー管からの圧力変化を電気信号に変換する差圧
センサー手段と、前記キャピラリー管の温度を測定する
温度センサー手段と、少なくとも前記圧力伝達媒体の粘
度μに基づく応答速度τ1と、ダンピング処理により任
意に設定される応答速度τd0とを加算して差圧伝送器
自体の応答速度τを求めるダンピング処理手段と、該ダ
ンピング処理手段により求められた差圧伝送器自体の応
答速度τに基づく出力信号をアナログ電流信号にして出
力するA/D変換手段とを備えてなる差圧伝送器であっ
て、前記ダンピング処理手段は、予め、前記圧力伝達媒
体の粘度μと温度による粘度μの変化との関係を、高次
近似関数により算出して得られたパラメータを複数個用
意しておき、前記温度センサー手段から温度データを受
信したときに、封入液ダンピングテーブル関数により、
前記温度データに近い前記パラメータを入力して粘度変
化分(μ0・Δt・a)を算出し、該算出した粘度変化
分(μ0・Δt・a)から前記圧力伝達媒体の応答速度
τ1の変化分Δτ1を算出し、この変化分Δτ1を前記
圧力伝達媒体の粘度μに基づく応答速度τ1に加算し、
且つダンピング処理により任意に設定されている応答速
度τd0に変化分Δτ1を減じて新たな応答速度τd0
として、差圧伝送器自体の応答速度τ0を求めるように
したことを特徴とする差圧伝送器。 (3) 前記圧力伝達媒体の応答速度τ1の変化分Δτ
1は、 Δτ1=K×(L/r)×(μ0・Δt・a) K:常数、 L:キャピラリー管の長さ、 r:キャピラリー管の内径、 μ0・Δt・a:粘度変化分、 であることを特徴とする(2)に記載の差圧伝送器。 (4) 前記応答速度τが、予め設定されている値以上
の場合には、報知する報知手段を備えたことを特徴とす
る(2)に記載の差圧伝送器。
【0014】このように、キャピラリー管に充填されて
いる圧力伝達媒体の粘度が温度により変化しても、予め
粘度と温度に関するパラメータを複数用意しておき、キ
ャピラリー管の温度データに対応したパラメ−タを用い
てキャピラリー管に充填されている圧力伝達媒体の応答
速度及びダンピング処理の応答速度を算出するようにし
たことにより、圧力伝達媒体の粘度が変化しても、その
変化に対応した時定数を設定することが可能になり、温
度に左右されない安定した制御が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る差圧伝送器の
時定数算出方法及び差圧伝送器の実施形態について図面
を参照して説明する。尚、従来技術で説明したものと同
じものには同一符号を付与して説明する。
【0016】本発明に係る差圧伝送器の時定数算出方法
を具現化することができる差圧伝送器は、図1に示すよ
うに、圧力を受けるダイアフラムを有する接液フランジ
アッセンブリー2と、圧力伝達媒体が充填されているキ
ャピラリー管3と、このキャピラリー管3に接続し、接
液フランジアッセンブリー2で検出した圧力を検出する
差圧センサーが組み込まれている受圧部4と、差圧セン
サーからの信号を電気信号に変換する増幅器5と、図示
しない増幅器5で増幅した信号を処理する信号処理部と
からなる。
【0017】図2は差圧伝送器のブロック図であり、圧
力伝達媒体が充填してあるキャピラリー管からなるキャ
ピラリー部12と、差圧センサー22及び温度センサー
23を備えたセンサー部21と、信号処理部24とから
なる。
【0018】信号処理部24は、差圧センサー22で検
出した信号と周囲の温度を検出する温度センサー23に
より得られた温度データに基づいて演算処理する演算処
理部26と、測定媒体を収容するタンク内部のレベル測
定を行う場合、タンク内に投入される液体により液面が
波をうったり、液体成分や温度を均一にするために攪拌
機によりたえず液面が変わっているとき、即ち、変動分
や脈動分を平均的なレベルに計算するダンピング処理を
行うダンピング処理部27と、予め設定されている接液
ダンピングテーブルの関数を収納しダンピング処理部2
7に提供する封入液ダンピングテーブル関数処理部28
と、ダンピング処理した信号をアナログ信号に変換する
D/A変換部およびデジタル信号に変換するD/D変換
部を備えた出力回路部29とからなる。この中で、演算
処理部26とダンピング処理部27は所謂CPUにより
処理するもので制御部25を生成する。
【0019】ダンピング処理部27は、出力信号の時定
数を決めるパラメータを持っており、任意の時定数を設
定でき、これをダンピング処理の応答速度τd0とす
る。
【0020】封入液ダンピングテーブル関数処理部28
の封入液ダンピングテーブル関数は、受圧部4(図1参
照)内部のメモリのEEPROMに格納されており、キ
ャピラリー管3(図1参照)に封入されている圧力伝達
媒体の粘度と、その粘度の温度変化との関係を高次近似
関数、又は折れ線近似関数により得た複数のパラメータ
をメモリーに蓄積しておく。
【0021】このような構成において、先ず、温度セン
サー23の温度データをダンピング処理部27に送る。
ダンピング処理部27では、従来技術の式(1)により
算出した応答速度に粘度変化分を加味して差圧伝送器自
体の応答速度τ0を算出する。その従来の具体的な差圧
伝送器自体の応答速度τは次の式(3)である。
【0022】τ=τ1+τ2+τd0………式(3) τ1:キャピラリー部の圧力伝達媒体の応答速度 τ2:カプセルの応答速度 τd0:ダンピング処理の応答速度 この応答速度τを定数(Const)として温度による
粘度変化分を加味するのである。
【0023】即ち、次に温度データを受け取ったダンピ
ング処理部27は、封入液ダンピングテーブル関数によ
り温度データに対応したパラメータから粘度変化分(μ
0・Δt・a)を受け取り、キャピラリー部12のキャ
ピラリー管3に充填されている圧力伝達媒体の応答速度
τ1の変化分Δτ1を算出する。
【0024】 Δτ1=K×(L/r)・(μ0×Δt×a)………式(4) K:常数、 L:キャピラリー管の長さ、 r:キャピラリー管の内径、 (μ0・Δt・a):粘度変化分
【0025】ダンピング処理は、初期に設定したダンピ
ング処理の応答速度τd0に変化分Δτ1を減じた値を
改めてτd0とし、次の式(5)のようになる。
【0026】τd0=τd0−Δτ1………式(5)
【0027】従って、差圧伝送器自体の応答速度τ0
は、 τ0=(τ1+Δτ1)+τ2+(τd0−Δτ1)・・・・・・…式(6) τ1+τ2+τd0=τ=Const となる。
【0028】この式(6)の意味するところは、一度設
定した式(3)の応答速度τを定数とし、温度の変化に
応じた粘度変化分を使用して差圧伝送器自体の応答速度
τ0を求めることができる。これは、キャピラリー管3
(図1参照)に充填されている圧力伝達媒体の粘度μと
直接関係しないで圧力伝達媒体の応答速度τ1及びダン
ピング処理の応答速度τd0を求めることができるた
め、周囲温度により影響される条件、即ち、キャピラリ
ー管に充填されている圧力伝達媒体の粘度変化を排除し
て差圧伝送器の応答速度τ0を求めることができる。
【0029】ところで、実際の設定において、キャピラ
リー部12の圧力伝達媒体の応答速度τ1が大きくな
り、差圧伝送器自体の応答速度τを補正できないケース
が出てくる。これは特に低温状態で見られる現象である
と考えられ、特に、キャピラリー管3に封入してある圧
力伝達媒体が低温になり、粘度が急激に高くなる弗素系
封入液が挙げられる。
【0030】このように、一度設定した「圧力伝達媒体
の応答速度τ1+ダンピング処理の応答速度τd=Co
nst」が守れなくなった場合は、信号処理部24を構
成する制御部25(CPU)の計算結果から判断するこ
とが可能であり、その場合、ダンピング処理の応答速度
τd0は最少の設定のままで警報等の報知を出力する。
【0031】この警報等の報知は、差圧伝送器に内蔵指
示計が付いている場合には、その指示計の一部に表示す
る。または、デジタル通信機能を持っている場合は、補
正不可の信号を上位の機種に通信で送るようにする。
【0032】また、温度センサーを内蔵していないタイ
プのセンサーでも、別途温度センサーを設置し、その信
号を差圧伝送器のCPUに取り込み、演算させることも
可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の差圧伝送
器の時定数算出方法及び差圧伝送器は、キャピラリー管
に充填されている圧力伝達媒体の粘度とその粘度の温度
変化との関係をパラメータとして用意しておき、キャピ
ラリー管の温度データを受信したときに、その温度デー
タに対応したパラメータを用いて粘度変化分を算出し
て、圧力伝達媒体の応答速度及びダンピング処理の応答
速度を算出するようにしたことにより、キャピラリー管
に充填されている圧力伝達媒体の温度による粘度変化が
生じても、直接関係しないで温度に基づく正確な応答速
度を得ることができるため、温度に影響されない適切な
制御ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイアフラムシール付き差圧伝送器を
略示的に示した全体構成図である。
【図2】同差圧伝送器における差圧信号を処理するブロ
ック図である。
【図3】従来技術における差圧伝送器における差圧信号
を処理するブロック図である。
【符号の説明】
1 差圧伝送器 2 接液フランジアッセンブリー 3 キャピラリー管 4 受圧部 5 増幅器 13A 差圧伝送器 21 センサー部 22 差圧センサー 23 温度センサー 24 信号処理部 25 制御部 26 演算処理部 27 ダンピング処理部 28 封入液ダンピングテーブル関数処理部 29 出力回路部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定媒体の圧力を伝達するキャピラリー
    管に充填されている圧力伝達媒体の粘度と、該粘度が温
    度により変化する関係をパラメータとして複数個用意し
    ておき、前記キャピラリー管の温度データを受信したと
    きに、この温度データに対応するパラメータを用いて粘
    度変化分を求め、該求めた粘度変化分を圧力伝達媒体の
    応答速度に加算すると共にダンピング処理で求めた応答
    速度から該粘度変化分を減算して新たなダンピング処理
    の応答速度とし、少なくともこれらの求めた圧力伝達媒
    体の応答速度とダンピング処理の応答速度とを加算して
    差圧伝送器自体の応答速度としたことを特徴とする差圧
    伝送器の時定数算出方法。
  2. 【請求項2】 圧力伝達媒体が充填されているキャピラ
    リー管からの圧力変化を電気信号に変換する差圧センサ
    ー手段と、前記キャピラリー管の温度を測定する温度セ
    ンサー手段と、少なくとも前記圧力伝達媒体の粘度μに
    基づく応答速度τ1と、ダンピング処理により任意に設
    定される応答速度τd0とを加算して差圧伝送器自体の
    応答速度τを求めるダンピング処理手段と、該ダンピン
    グ処理手段により求められた差圧伝送器自体の応答速度
    τに基づく出力信号をアナログ電流信号にして出力する
    A/D変換手段とを備えてなる差圧伝送器であって、前
    記ダンピング処理手段は、予め、前記圧力伝達媒体の粘
    度μと温度による粘度μの変化との関係を、高次近似関
    数により算出して得られたパラメータを複数個用意して
    おき、 前記温度センサー手段から温度データを受信したとき
    に、封入液ダンピングテーブル関数により、前記温度デ
    ータに近い前記パラメータを入力して粘度変化分(μ0
    ・Δt・a)を算出し、該算出した粘度変化分(μ0・
    Δt・a)から前記圧力伝達媒体の応答速度τ1の変化
    分Δτ1を算出し、この変化分Δτ1を前記圧力伝達媒
    体の粘度μに基づく応答速度τ1に加算し、且つダンピ
    ング処理により任意に設定されている応答速度τd0に
    変化分Δτ1を減じて新たな応答速度τd0として、差
    圧伝送器自体の応答速度τ0を求めるようにしたことを
    特徴とする差圧伝送器。
  3. 【請求項3】 前記圧力伝達媒体の応答速度τ1の変化
    分Δτ1は、 Δτ1=K×(L/r)×(μ0・Δt・a) K:常数、 L:キャピラリー管の長さ、 r:キャピラリー管の内径、 (μ0・Δt・a):粘度変化分、 であることを特徴とする請求項2に記載の差圧伝送器。
  4. 【請求項4】 前記応答速度τが、予め設定されている
    値以上の場合には、報知する報知手段を備えたことを特
    徴とする請求項2に記載の差圧伝送器。
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