JP2003080136A - パイプの頻繁な流量変動に高精度で流量比例混入する装置及び同装置を用いた農場の散水兼薬液散布装置 - Google Patents

パイプの頻繁な流量変動に高精度で流量比例混入する装置及び同装置を用いた農場の散水兼薬液散布装置

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JP2003080136A
JP2003080136A JP2001275662A JP2001275662A JP2003080136A JP 2003080136 A JP2003080136 A JP 2003080136A JP 2001275662 A JP2001275662 A JP 2001275662A JP 2001275662 A JP2001275662 A JP 2001275662A JP 2003080136 A JP2003080136 A JP 2003080136A
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mixing
control
flow rate
water
valve
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JP2001275662A
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Juichi Mitsuoka
重一 満岡
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Original Assignee
MAOKA SEKKEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量比例混入装置の混入精度の向上。 【解決手段】 流量比例混入装置は、給水管の流量に比
例して液体を混入する装置において、混入制御電動弁の
開度流量特性曲線に一定開度毎に接する開度流量1次関
数の係数を定めて混入制御のマイクロプログラミングを
容易にすることを特徴とする。混入制御電動弁の制御1
回当たりの開度値の上限を定めて制御時間を短縮するこ
と、混入制御電動弁の制御1回当たり開度値の下限を定
めて、制御時間を短縮すること、給水管の流量を測定
し、あらかじめ定めた混入比率を乗じた目標混入量を求
めるマイコンと、混入側の混入流量を測定し目標混入量
の差を求め、制御開度を演算し制御電動弁を制御するマ
イコンの2台で制御することで、マイコンのプログラミ
ングを容易にすると共に制御時間を短縮すること、混入
制御電動弁の開度をステップ数に換算して制御するこ
と、目標混入量と混入側の流量の差が定めた許容誤差と
なるまで短時間にくり返し混入制御電動弁を制御するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農場の薬剤又は液
肥を散布する装置に関し、詳しくは、同装置に用いる、
散布液の流量に変動があっても一定の濃度を保つことの
できる流量比例混入装置及び同混入装置を用いた農場の
散水兼薬液散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】農作物に液体を散布するために設けた液
体散布装置における液体散布用バルブを給水管に適宜間
隔で取り付け、該液体散布用バルブを順次開閉操作する
ことによって任意位置の枝管から所定量の農薬等の液体
を散布するようにしている。ところが、液体散布用バル
ブの開閉時間は短く頻繁に流量が変動するため混入精度
は±10〜20%と悪く精度の向上が望まれていた。
【0003】さらに、混入精度の向上を目的として図3
に示す混入器が提供された。この混入器は、流水管6
1、オリフィス62、64、注液管63、定圧注入ポン
プ65、等圧弁66から成り、 (1)流水管61にオリフィス62を付け、その1次側
から圧力検出用のパイプを取り出し、等圧弁66のダイ
ヤフラムの上部に接続している。 (2)等圧弁66の1次側には定圧注入ポンプ65を設
け、流水管61よりも注液管61は 常に高い圧を保っ
ている。 (3)等圧弁66の2次側の注液管63から圧力検出用
のパイプを取り出し、等圧弁66のダイヤフラムの下部
に接続している。 (4)さらに圧力検出管の2次側にオリフィス64を設
けて、流水管61のオリフィス62の2次側に接続して
いる。 (5)等圧弁66は流水管61の流量が大きくなれば、
オリフィス62の1次圧と2次圧の差圧が大きくなり等
圧弁66は開く方向に作用する。 (6)注液管63のオリフィス64の1次側は定圧に対
し、2次側は流水管61と同一圧に近づくため注入量は
増加する。 (7)このように流水管61のオリフィス62と注液管
63のオリフィス64及び等圧弁66の連動による制御
をしている。 (8)このため精度と流量範囲はオリフィスの流量特性
から決まる。ものであり、混入精度は± 10 %、流水
管の流量範囲は300 〜 900リットル/minである。 なお、図中67は水源、68は薬液原液タンク、69は
スプリンクラーを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
混入装置の混入精度は±10%が限度であったので、本
発明は、流量比例混入装置の混入精度の向上を目的と
し、加えて流水管の流量範囲の拡大することを目的と
し、さらには、同混入装置を用い、均一な散水又は薬液
の散布を可能にした農場の散水兼薬液散布装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の流量比
例混入装置は、給水管の流量に比例して液体を混入する
装置において、混入制御電動弁の開度流量特性曲線に一
定開度毎に接する開度流量1次関数の係数を定めて混入
制御のマイクロプログラミングを容易にすることを特徴
とする。
【0006】混入制御電動弁の制御1回当たりの開度値
の上限を定めて制御時間を短縮すること、混入制御電動
弁の制御1回当たり開度値の下限を定めて、制御時間を
短縮すること、給水管の流量を測定し、あらかじめ定め
た混入比率を乗じた目標混入量を求めるマイコンと、混
入側の混入流量を測定し目標混入量の差を求め、制御開
度を演算し制御電動弁を制御するマイコンの2台で制御
することで、マイコンのプログラミングを容易にすると
共に制御時間を短縮すること、混入制御電動弁の開度を
ステップ数に換算して制御すること、目標混入量と混入
側の流量の差が定めた許容誤差となるまで短時間にくり
返し混入制御電動弁を制御することを特徴とする。
【0007】また、本発明の農場の散水兼薬液散布装置
は、給水電磁弁により給水せしめるようにした水槽、該
水槽よりの給水を受けるようにした薬液槽、散水具を分
岐接続した散水用流水管、及び、薬液槽中の薬液を流水
管に注液する注入器で構成された農場の散水兼薬液散布
装置において、前記注入器を、混入制御電動弁の開度流
量特性曲線に一定開度毎に接する開度流量1次関数の係
数を定めて混入制御のマイクロプログラミングを容易に
した流量比例混入装置にしたことを特徴とする。
【0008】混入制御電動弁の制御1回当たりの開度値
の上限を定めて制御時間を短縮すること、混入制御電動
弁の制御1回当たり開度値の下限を定めて、制御時間を
短縮すること、給水管の流量を測定し、あらかじめ定め
た混入比率を乗じた目標混入量を求めるマイコンと、混
入側の混入流量を測定し目標混入量の差を求め、制御開
度を演算し制御電動弁を制御するマイコンの2台で制御
することで、マイコンのプログラミングを容易にすると
共に制御時間を短縮すること、混入制御電動弁の開度を
ステップ数に換算して制御すること、目標混入量と混入
側の流量の差が定めた許容誤差となるまで短時間にくり
返し混入制御電動弁を制御することを特徴とする。
【0009】
【作用】マイコンプログラミングを容易にするために、
混入制御電動弁の開度流量特性曲線に一定開度毎に接す
る開度流量1次関数の定数を定めると共に給水管の流量
計測し混入比率を乗じた目標混入量を求めるマイコンと
混入側の混入流量を測定し、目標混入量の差を求め、制
御開度を演算し、制御電動弁を制御するマイコンの2台
で制御することでプログラミングを容易にすると共に制
御時間を短縮する。また、制御1回当たりの開度値の上
限下限を定めて制御時間を短縮し低コストで高精度の流
量比例混入装置を得る。
【0010】
【発明の実施の形態】本出願人が先に提案した特開昭4
9-6509号発明を、本発明における改良する技術の
一つとするので、その発明の構成と使用方法を説明す
る。 1.構成 主な構成は水槽1、薬液槽3、水槽内諸電極4、薬液槽
内諸電極5、注入器8、注液管10、流水管11、散水
用電磁弁13から成る。
【0011】2.装置の概要 1)水槽、薬液槽容量の決め方 (1)薬液槽容量V5 散水用電磁弁13の全支配面積Aは施設からあらかじ
め決まっている。 10a当り散布量vは通常3通り程度を選択できるよ
うにするが、薬液槽容量は最大値で決める。 注入器8の注入比は、給水管11の流量に対し、1/
Nで表される。 →(Nは通常固定値としている。) 以上から、薬液槽容量Vは下記となる。 V=A10a×(v最大)×(1/N) (2)水槽容量のV2 流水管11の容積に注入器8の注入比1/Nを乗じて
求める。 2)制御の方法 水槽2及び薬液槽3に設置した電極は散布用電磁弁13
と接続している。また、散水開始前の電極は全部水没し
ている。散布開始信号と同時に最上位の電極から薬液位
は除々に下がり、次の電極が液面から離れると、最上位
の電極に接続された散水用電磁弁13は閉り、次の電極
に接続した電磁弁は開く、以下、次の電極の水面が切れ
ることで該散水用電磁弁13は閉り、次の電極に接続し
た散水用電磁弁13が開くことを繰り返し制御する。
【0012】3)薬液散布の手順 (1)条件 流水管11は水で満たされている。 (2)流水管11の水を薬液に置き換える。 (3)薬液散布 注入器8に近い方の散布用電磁弁13から薬液散布す
る。 この場合流水管11相当容量の散布用電磁弁13は末
端から残しておく。 (4)流水管11の薬液を水に置き換える。 流水管11の薬液を水に置き換えながら、前記(3)
に続く散布用電磁弁13から散布し、最後に散水用電
磁弁13Zの開閉で流水管は水と完全に置き換えられる
と共に薬液散布は全部終わる。
【0013】4)電極の配置 電極の順番 前記3)「薬液散布の手順」に基づいて配置する。 電極の間隔 前記1)「水槽、薬液槽容量の決め方」に基づいて各散
水用電磁13a、13b、13c・・・毎の散水量を求め、水
槽及び薬液槽の面積で除して電極の間隔を決める。 こ
れは、10a散布量毎にあらかじめ設置しておく。この
電極の配置は10a当り散布量毎に通常3通り程度設置
しておき、散布作業ではそのうちから選択して散布作業
をする。
【0014】3.実際の散布作業と制御 1)準備 散水用電磁弁13の全支配面積Aはあらかじめ決まっ
ている。 10a当り散布量はあらかじめ設定されたものから選
択する。 原液量は全支配面積A×10a当り散布量×散布希釈
倍率1/Mで求める。 薬液槽3に原液を投入して、で決められたFWLま
で給水し撹拌して1次希釈液を作る。 水槽2のFWLまで給水する。 流水管11の加圧ポンプはあらかじめ起動しておく。 注液管10の定圧注入ポンプ51もあらかじめ起動し
ておく。 2)薬液散布スタートボタンを押す。 3)流水管11内の水を薬液に置換。 設置された電極配置に基づいて、注入器8に近い方の散
水用電磁弁13を開閉しながら流水管11の水は薬液と
置き換わり最終散水用電磁弁13Zが閉まり、流水管1
1内の水は全部薬液に置き換わる。 4)薬液散布 次いで設置された電極配置に基づいて注入器8に近い方
の散水用電磁弁13を開閉すると薬液が散布されていく
が、薬液槽3の薬液が無くなると水槽2から水が薬液槽
3の下部に流入もする。 5)流水管11内の薬液を水置換 水槽2内に設置された電極に基づいて(前記4に続く散
水用電磁弁)散水用電磁弁13を開閉し薬液が散布され
ていくが、水槽2の水が無くなると流水管11内の薬液
は全部水と置き換わり散水用電磁弁13Zは閉まり、1
0a当り散布量を散布してすべてが終わる。
【0015】各散布ブロックに散布する薬液量をあらか
じめ計算し薬液槽に希釈液を作り給水管の流量にあらか
じめ定められた混入比率により所定倍率の薬液を混入し
て農場に散布するものであるが各散布ブロックの面積が
異なるため給水管の流量は変化する。また、1ブロック
の散布時間は3〜5分で短いため、散布ブロックの電磁
弁開閉による流量は激しく変動する。このような給水管
の流量変動を給水管の流量計で検出しあらかじめ定めた
混入比率を乗じて目標混入量を計算し、それに見合う薬
液を薬液槽に設けた注入ポンプで加圧した薬液を混入流
量計を介して混入制御電動弁で制御し目標混入量を短時
間で整合させ薬液を農場に散布する。
【0016】
【実施例】本発明の詳細を実施例で説明する。本発明は
これらの実施例により何ら限定されるものではない。
【0017】実施例 図1において、2点鎖線内は流量比例混入装置を示し、
給水管51に設置した給水管流量計53と、その2次側
に接続した注液管10に設置した混入流量計55と混入
電動制御弁52と定圧注入ポンプ50から成るこれらの
機器を計測演算制御するために、給水管絵51側に給水
管流量計53の流れを受信し演算するマイコンaを設け
る。また、注入管側に混入流量計55の流れを受信しマ
イコンaと連動して演算し、混入電動弁52を制御する
マイコンbを設ける。定圧注入ポンプ50は給水管51
よりも注液入管10の圧力を常に高く保つために、別途
動力盤より制御する。
【0018】次に、上記実施例のマイコンa及びマイコ
ンbの機能を説明する。 《マイコンa》 1.給水管流量Q、測定時間間隔T、を定める。 2.測定時間の計測流量Qに、あらかじめ定めた混入比
率Nを乗じて目標混入量qとして新しいデータを常に更
新して保持しておく。 《マイコンb》 1.混入流量測定時間間隔tを定める。 2.マイコンaの給水管流量測定検知と同時に混入流量
q′1を測定する。 3.上記混入流量測q′1定完了時に、マイコンaの目
標混入量qと照合して差Δq1を求める。 4.混入制御電動弁の開度流量特性曲線に一定開度(ス
テップ)毎に接する開度(ステップ)流量1次関数の係
数K(表1)をあらかじめ作成しておく。 5.上記混入量q′を測定した時の混入制御電動弁の開
度(ステップ)から表−1のKを求め前記Δq1を乗じ
て制御開度(ステップ)y1とする。 6.y=±Δq×K≦80とする。 以下繰り返す。
【0019】
【表1】
【0020】さらに、図1にもとづいて上記の流量比例
混入装置を薬液散布装置に適用した実施例を説明する。
主な構成は水槽2、薬液槽3、水槽液位制御器49、薬
液層液位制御器39、混入器58の内訳は(前記2点鎖
線内の説明)注液管10、給水管51、散水用電磁弁1
3から成り、以下、本実施例の使用例を説明する。
【0021】《準備》 1)農場10a当り散布量Aを定める。 2)散布用電磁弁13の支配面積当り散布量を計算す
る。 3)給水管51と注液管10の接続部から散布用電磁弁
13a、13b、13c-- - -までの給水管51の区間容
積を計算する。 4)混入倍率1/Nを定める。 5)散布濃度を定める。 6)薬流槽3の全薬液深36Σを計算する。 (散布用農場面積×10a当り散布量A÷混入倍率1/N
÷薬流槽3の面積) 7)給水管51の容積に相当する薬液槽3の給水管薬液
深59Wを計算する。 (給水管11容積÷混入倍率1/N÷薬液槽3の面積) 8)散布用電磁13a、13b- - - -の支配面積に相当
する薬液槽3の薬液深36を計算する。 (電磁弁13a支配面積×10a当り散布量A÷混入倍率
1/N÷薬液槽3の面積=電磁弁13aの薬液深さ36a) 以下電磁弁13b、13c支配面積の薬液深36b、36c
- - - -を順次求め、前記6)で求めた全薬液深36Σ
と等値となれば薬液槽3の薬液深36の計算は終わる。
(仮にこれの電磁弁を13Tとする。) 9)薬液層液位制御器39の薬液層固定ピン32を設置
する。 薬液槽3の薬液深36と薬液槽液位制御器39の寸法
比は1:1とする。 薬液層液位制御器39の最大制御高さは前記6)で求
めた全薬液深36Σと同じである。 薬液層液位制御器39の最上部に薬液槽3のFWLとな
る薬液層固定ピン32FWを打つ。 次に給水管51の中の水を薬液に置き換えるため7)
で求めた給水管薬液深59を取り32Zを打つ(末端で
給水管51の水を散布) 次に8)で求めた薬液深36に相当する間隔で固定ピ
ン32a、32b、- -- -を打つ。(散布用電磁弁13a
相当を32a、散布用電磁弁13b相当を32b------以
下同様にし、最下部は前記計算で仮に散布用電磁弁13
Tすれば、最下位の固定ピンは32Tとなる。) 10)水槽2の全水深46Σを計算する。 (給水管51容積÷混入倍率B÷水槽2の面積) 11)散布用電磁13の支配面積に相当する水槽2の水
深46を計算する。 前記9)−5)に続く電磁弁13uの支配面積×10a
当り散布量A÷混入倍率B÷水槽2の面積=電磁弁13
uの水深さ46U 以下順次求め、電磁弁13Zに相当する水深46Zで、
前記10)の全水深46Σと一致する。 12)水槽液位制御器49の水槽固定ピン42を設置す
る。 水槽2の水深46と液位制御器49の寸法比は1:1
とする。 水槽液位制御器49の最大制御高さは、前記10)で
求めた全水深46Σと同じである。 水槽液位制御器49の最上部に水槽2のFWLとなる水
槽固定ピン42FWを打つ。 次に11)で求めた水深46に相当する間隔で水槽固
定ピン42Uを打つ。(散布用電磁弁13U相当を42
U、散布用電磁弁13V相当を42V- - - -以下同様にし
て、最下位の水槽固定ピンは42Zとなる。) 13)薬液槽3の薬液槽電極35をセットする。 薬液槽液位制御器39の薬液槽移動接点38を最上部
の32FWに合わせる。 薬液槽3の全薬液深36Σ
液面36FWに薬液槽電極35を合わせ、薬液槽電極接続
コ−ド34で調整してセットする。 14)水槽2の水槽電極45をセットする。 水槽液位制御器49の水槽移動接点48を最上部の4
2FWに合わせる。 水槽2の全水深46Σの水面46FWに水槽電極45を
合わせ、水槽電極接続コ−ド48で調整してセットす
る。 15)薬液槽3に薬液原液を投入して給水し36FWにな
れば、給水を停止して1次希釈液が完成 16)水槽2に水を給水して46FWで給水を停止すれば
準備完了
【0022】2.給水管51の水を薬液と置き換える。 1)給水管51は満水している。 2)加圧ポンプ18をあらかじめ起動させておく。 3)注入ポンプ50をあらかじめ起動させておく。 4)散布スタートボタンを押す。 5)薬液槽移動接点34が作動して32FWからはずれ3
2Zに接して止まり通電し、散布用電磁13Z開散水開始
(実際は途中細分して散水する。)、薬液槽電極35は
給水管薬液深59だけ落ちて薬液深36aまで沈む。 6)薬液槽散布用電磁弁13Zが開くと、給水管51に
流れを生じ給水管流量計53で計測しマイコンaに送信
する。 7)同時に混入流量計55で計測しマイコンbに送信す
る。 8)マイコンbより、混入電動制御弁52を制御する。 9)給水管51の流量に対し所定混入倍率Bになるよう
に6)7)8)を繰り返し制御しながら、薬液槽3から
注液管10を通して給水管51に薬液が注入され、薬液
槽3の液位は徐々に下がる。 10)薬液槽3に保持されている薬液槽電極35から液
面が下がると薬液槽電極35で検知して薬液槽移動接点
34が作動して、薬液槽固定ピン32Zからはずれて落
下し薬液槽固定ピン32aに接して止まり通電する。 11)散布用電磁弁13Z閉13a開する。 以上で給水管51の中は水から薬液に置換完了する。
【0023】《薬液散布》 1)散水用電磁弁13aから薬液が散布される。 2)続いて薬液槽3の薬液位が低下して保持されている
薬液槽電極35から液面が下がると、薬液槽電極35で
検知して薬液槽移動接点34が作動して、薬液槽固定ピ
ン32aからはずれて落下し、固定ピン32bに接して止
まり通電する。 3)散布用電磁弁13a閉13b開する。 4)散布用電磁弁13bから薬液が散布される。 5)以上繰り返して、薬液槽固定ピン32Tで保持され
ている。電極35から液面が切れると薬液槽3の薬液は
無くなる。 6)同時に水槽2の水槽液位制御器49の水槽固定ピン
42FWに保持されている。水槽電極45は水槽移動接点
44が作動して水槽固定ピン42FWからはずれ固定ピン
42Uに接して止まり通電する。
【0024】4.給水管51の薬液を水と置き換える。 1)散布用電磁弁13T閉13U開する。 2)薬液槽3の薬液位が低下して保持されている水槽電
極45から液面が徐々に下がると、水槽電極45で検知
して水槽移動接点44が作動して、水槽固定ピン42U
からはずれ水槽固定ピン46Vに接して止まり通電す
る。 3)散布用電磁弁46U閉 46V開 散布用電磁弁13V
から散布される。 4)以上繰り返して水槽42Zで水槽の水は無くなり、
給水管51内の薬液は散布用電磁弁13Zから散布され
て、給水管11内の薬液は全部水に置き換わり、水槽電
極45の液面が切れて散布用電磁弁13Zは閉まり散布
作業は終わる。
【0025】5.以上の作業の中で高精度混入器は散水
用電磁弁13が開いて給水管51に流れが生じていると
これに連動して作動している。また散水用電磁弁13開
閉時間は一般には3〜5分程の短時間であると共に散水
用電磁弁13毎の容量(L/m)の変化及び開閉による流
水の変化等で給水管51内の流量変動は激しい。 6.後始末 1)周辺の後始末をしながら、注入ポンプ50を停止さ
せる。 2)加圧ポンプ18を停止させる。薬液散布作業は終わ
る。
【0026】上記構成の混入装置の混入精度を測定した
ところ、±3%の混入精度が得られ、また、流量範囲は
70〜700 〓/min 但し電動バルブの口径を大きくす
れば下限、上限共に大きくなり、電動バルブ口径を小さ
くすれば下限、上限共に小さくなることが解った。
【0027】
【発明の効果】液体散布用バルブの開閉時間は短く頻繁
に流量が変動するにもかかわらず、農薬の混入精度を高
精度にすることができる。また、従来の散布装置に簡単
に適用でき、従来の散布装置の混入精度を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量比例混入装置を散水装置に適用し
た実施例の概念図である。
【図2】従来(特開昭49−6509号)の散水装置の
概略図である。
【図3】従来(実公昭49−45012号)の薬液希釈
混合装置の概略図である。
【符号の説明】
1 給水電磁弁 2 水槽 3 薬液槽 4 水槽内の諸電極 5 薬液槽内の諸電極 6 置換給水管 7a 浮子弁 7 浮子 8 注入器 9 制御盤 10 注液管 11 流水管 12 操作線 13 散水用電磁弁 17 水源 18 加圧ポンプ 20 スプリンクラー 23 スプリンクラー支管 32 薬液槽固定ピン 34 薬液槽電極接続コード 35 薬液槽電極 36 薬液深 37 薬液深 38 薬液槽移動接点 39 薬液槽液位制御器 42 水槽固定ピン 44 水槽電極接続コード 45 電極 46 全水深 47 水深 48 水槽移動接点 49 水槽液位制御器 50 定圧注入ポンプ 51 給水管 52 混入電動制御弁 53 給水管流量計 54 マイコン 55 混入流量計 58 流量比例混入装置 61 流水管 62 オリフィス 63 注液管 64 オリフィス 65 定圧注入ポンプ 66 等圧弁 67 水源 68 薬液原液タンク 69 スプリンクラー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水管の流量に比例して液体を混入する
    装置において、混入制御電動弁の開度流量特性曲線に一
    定開度毎に接する開度流量1次関数の係数を定めて混入
    制御のマイクロプログラミングを容易にすることを特徴
    とする流量比例混入装置。
  2. 【請求項2】混入制御電動弁の制御1回当たりの開度値
    の上限を定めて制御時間を短縮する請求項1記載の流量
    比例混入装置。
  3. 【請求項3】 混入制御電動弁の制御1回当たり開度値
    の下限を定めて、制御時間を短縮する請求項1記載の流
    量比例混入装置。
  4. 【請求項4】 給水管の流量を測定し、あらかじめ定め
    た混入比率を乗じた目標混入量を求めるマイコンと、混
    入側の混入流量を測定し目標混入量の差を求め、制御開
    度を演算し制御電動弁を制御するマイコンの2台で制御
    することで、マイコンのプログラミングを容易にすると
    共に制御時間を短縮する請求項1、2または3記載の流
    量比例混入装置。
  5. 【請求項5】 混入制御電動弁の開度をステップ数に換
    算して制御する請求項1ないし4のいずれかに記載の流
    量比例混入装置。
  6. 【請求項6】 目標混入量と混入側の流量の差が定めた
    許容誤差となるまで短時間にくり返し混入制御電動弁を
    制御する請求項1ないし5のいずれかに記載の流量比例
    混入装置。
  7. 【請求項7】 給水電磁弁により給水せしめるようにし
    た水槽、該水槽よりの給水を受けるようにした薬液槽、
    散水具を分岐接続した散水用流水管、及び、薬液槽中の
    薬液を流水管に注液する注入器で構成された農場の散水
    兼薬液散布装置において、前記注入器を、混入制御電動
    弁の開度流量特性曲線に一定開度毎に接する開度流量1
    次関数の係数を定めて混入制御のマイクロプログラミン
    グを容易にした流量比例混入装置にしたことを特徴とす
    る農場の散水兼薬液散布装置。
  8. 【請求項8】混入制御電動弁の制御1回当たりの開度値
    の上限を定めて制御時間を短縮する請求項7記載の農場
    の散水兼薬液散布装置。
  9. 【請求項9】 混入制御電動弁の制御1回当たり開度値
    の下限を定めて、制御時間を短縮する請求項7記載の農
    場の散水兼薬液散布装置。
  10. 【請求項10】 給水管の流量を測定し、あらかじめ定
    めた混入比率を乗じた目標混入量を求めるマイコンと、
    混入側の混入流量を測定し目標混入量の差を求め、制御
    開度を演算し制御電動弁を制御するマイコンの2台で制
    御することで、マイコンのプログラミングを容易にする
    と共に制御時間を短縮する請求項7、8または9記載の
    農場の散水兼薬液散布装置。
  11. 【請求項11】 混入制御電動弁の開度をステップ数に
    換算して制御する請求項7ないし10のいずれかに記載
    の農場の散水兼薬液散布装置。
  12. 【請求項12】 目標混入量と混入側の流量の差が定め
    た許容誤差となるまで短時間にくり返し混入制御電動弁
    を制御する請求項7ないし11のいずれかに記載の農場
    の散水兼薬液散布装置。
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