JP2003079960A - まぶた動作機構 - Google Patents

まぶた動作機構

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JP2003079960A
JP2003079960A JP2001275500A JP2001275500A JP2003079960A JP 2003079960 A JP2003079960 A JP 2003079960A JP 2001275500 A JP2001275500 A JP 2001275500A JP 2001275500 A JP2001275500 A JP 2001275500A JP 2003079960 A JP2003079960 A JP 2003079960A
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eyelid
eyelids
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JP2001275500A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Matsumoto
裕昭 松本
Takanori Shibata
崇徳 柴田
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Microjenics Inc
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Microjenics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でやわらかい動きを実現できるま
ぶた動作機構を提供すること。 【解決手段】 駆動手段1と、まぶた2と、まぶたと駆
動手段とを繋ぐ連係部材3とを備え、駆動手段による連
係部材の押し引き動作によりまぶたを動かす機構におい
て、連係部材3を可撓性と適度な曲げ強さを有するもの
で形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ペットロボットの
まぶたを動かすための機構に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、ぬいぐるみの中にマイコンやモー
ター、センサー等を埋め込み、人が撫でたり名前を呼ん
だりすると、それに反応して手足や顔等を動かすように
したペットロボットが好評を得ている。ペットロボット
が、本物のペットと同じように、長い間にわたって愛情
を持って接してもらうためには、愛嬌のある顔の表情が
不可欠であると思われる。顔の表情の中でも、まぶたの
開閉する動作は重要な要素である。 【0003】通常、ペットロボットの顔の内部には各種
センサー等が配置され、また顔の造形デザインを優先し
なければならない都合上、まぶた開閉用のモーターを顔
の部分に配置することは困難である。このため、これま
でまぶた開閉用のモーター20は、図6に示すように、
後頭部などの目21から離れた位置に配置され、モータ
ーの回転体22とまぶた23を金属の棒などによる硬質
のロッド24で繋ぎ、モーターの回転でロッド24を押
し引きすることによってまぶた23を動かしていた。ロ
ッド24両端の、まぶたとモーターとの各連結部分に
は、フレキシブルジョイント25が使われていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような構造とした
場合、まぶたの動きはいかにも機械的な硬い動きとなっ
て、おもしろみが無かった。また、まぶたの間に指をは
さんだ時には、指をけがするか部品が壊れるかのどちら
かであった。さらに、まぶたの開閉を行う度にロッドの
角度が変化し、フレキシブルジョイントに負荷が掛かる
ので、簡素なものを用いるとすぐに動きが悪くなったり
故障したりすることとなっていた。 【0005】本発明はこうした実情に鑑み、簡単な構造
でやわらかい動きを実現できるまぶた動作機構を提供す
ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明によるまぶた動作機構は、駆動手段と、ま
ぶたと、まぶたと駆動手段とを繋ぐ連係部材とを備え、
駆動手段による連係部材の押し引き動作によりまぶたを
動かす機構において、連係部材を可撓性と適度な曲げ強
さを有するもので形成したことを特徴とする。可撓性と
曲げ強さの具体的な程度としては、連係部材が駆動手段
によって押された時に、通常は座屈することなく、まぶ
たを動かすために必要十分な力を伝えることができ、尚
且つ、まぶたに指をはさんだりして過負荷がかかった時
には座屈して、過負荷を逃がすことができるものとす
る。そのように機能し得る連係部材の好適な材料として
は、例えば適当な太さのワイヤーロープを使用すること
ができる。 【0007】本発明のまぶた動作機構によれば、可撓性
を有する連係部材によってまぶたが駆動されるために、
生き物に近いやわらかい動きをさせることができる。ま
ぶたに指をはさんだ時でも、連係部材が座屈して過負荷
を逃がすので、指をけがすることもなければ、部品が破
損することもない。また本発明の機構はいたって単純な
構造となっており、特に無理な負荷がかかるような箇所
もないから、長い間故障することなく動き続ける。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1と図2は、本発明によるまぶ
た動作機構の実施形態を示すもので、図1はまぶたを開
いた状態での平面図と側面図、図2はまぶたを閉じた状
態での平面図と側面図である。 【0009】図に示すように、左右の眼球4,4には、
まぶた2,2をピン5で軸支して回動可能に設けてあ
る。各まぶた2には、後方に向かって押し込み片6を延
設してあり、左右の押し込み片6,6は先端部を動作バ
ー7で繋いであって、動作バー7を前後に動かすと、左
右のまぶた2,2が一緒に開閉する。動作バー7の中央
部には、後述する連係部材3の端部を連結するための連
結体8を設けてある。連結体8は、軸回りに回転可能で
あって、横にはスライドしないものとなっている。 【0010】眼球4の後方、後頭部にはモーター9を設
置してあり、モーター9の回転軸には駆動プーリー10
を設け、駆動手段1を構成している。駆動プーリー10
とまぶたの動作バー7は連係部材3で繋いであり、駆動
プーリー10を所定の角度範囲で正逆回転させることに
より、まぶた2を開閉動作させる。連係部材3は、中間
部を筒状のガイド部材11に通してガイドしてある。ガ
イド部材11は、連係部材3の長さが長い場合に、まぶ
た2の動作を確実に行うために設けるものである。な
お、眼球4、モーター9、ガイド部材11は、図示しな
い頭部の骨格フレームに固定されている。 【0011】連係部材3には、ワイヤーロープを用いて
いる。ワイヤーロープ3は、図3に示すように、0.3
ミリの径のワイヤー19本を撚り合わせ、全体としては
1.6ミリの太さに形成してあり、可撓性と適度な曲げ
強さを有する。ワイヤーロープ3は、駆動プーリー10
によって押された時に、露出部分で座屈することなく、
その押す力をまぶた動作バー7に伝え、まぶた2を閉じ
ることのできる必要十分な太さのものを選択する。そし
て、まぶた2の動きを人間の指等で規制した場合には、
図4に示すように、ワイヤーロープ3が座屈し、無理に
まぶたを動かすことがないようにする。ワイヤーロープ
3が伝達できる押す力の大きさは、ワイヤーロープ3の
太さと、露出部分の長さとの兼ね合いによって決まる。
先の1.6ミリの太さのワイヤーロープを用い、初期状
態における先端側の露出部分の長さAを50ミリとした
場合には、500gfから1000gfの押す力を伝え
ることができる。これは、一般的なペットロボットのま
ぶたを動かすのに必要十分な力である。 【0012】本発明のまぶた動作機構は、ここに示した
実施形態に限定されない。左右のまぶたは、個々に設け
た2本の連係部材によって別々に動作させることもでき
る。また実施形態では、上まぶたしか設けてないが、下
まぶたを併設することもできる。連係部材の素材として
は、多種多様な太さ・性状のものが出回っているワイヤ
ーロープを利用するのが簡便であるが、これに限定する
ものではなく、同等の機能を発揮できる他のもの、例え
ば半硬質の樹脂の棒等を使用しても良い。 【0013】さらにガイド部材11は、変形しない硬い
材質で形成しても良いが、可撓性を有するものであって
も良い。ガイド部材11は、図5に示すように湾曲した
ものとすれば、連係部材3の露出部分での曲りを少なく
することができる。また駆動手段1は、連係部材3を押
し引きできるものであれば良く、例えばクランクやカム
をモーターで回転させるもの、回転するネジ軸に挿通し
たナット体を往復動させるものであっても良い。 【0014】 【発明の効果】本発明のまぶた動作機構は、可撓性を有
する連係部材によりまぶたを動かすようにしたので、生
き物に近いやわらかい動きをさせることが可能となり、
まぶたに指をはさんだりした時には連係部材が座屈し、
まぶたを無理に動作させることがないので、指をけがす
ることもなければ、部品が破損することもない。また本
発明の機構は構造が単純で、特に無理な負荷がかかるよ
うな箇所もないから、故障しにくい。
【図面の簡単な説明】 【図1】(イ)(ロ) 本発明のまぶた動作機構の実施形態を示す平面図と側面
図であって、まぶたを開いた時の状態を示す。 【図2】(イ)(ロ) 同じく本発明のまぶた動作機構の実施形態を示す平面図
と側面図であって、まぶたを閉じた時の状態を示す。 【図3】ワイヤーロープを用いた連係部材の断面図であ
る。 【図4】過負荷がかかった時の連係部材の様子を示す平
面図である。 【図5】ガイド部材を湾曲させた実施形態を示す平面図
である。 【図6】(イ)(ロ) まぶた動作機構の従来例を示す平面図と側面図である。 【符号の説明】 1 駆動手段 2 まぶた 3 ワイヤーロープ(連係部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 崇徳 茨城県つくば市梅園1丁目1番地1中央第 2 独立行政法人産業技術総合研究所つく ば中央第2事業所内 Fターム(参考) 2C150 CA01 CA02 CA04 DA25 EB01 EC12 EC13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 駆動手段(1)と、まぶた(2)と、ま
    ぶたと駆動手段とを繋ぐ連係部材(3)とを備え、駆動
    手段による連係部材の押し引き動作によりまぶたを動か
    す機構において、連係部材(3)を可撓性と適度な曲げ
    強さを有するもので形成したことを特徴とするまぶた動
    作機構。
JP2001275500A 2001-09-11 2001-09-11 まぶた動作機構 Pending JP2003079960A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108098787A (zh) * 2017-12-25 2018-06-01 大连大学 一种语音互动机器人结构及其系统
CN108237537A (zh) * 2016-12-23 2018-07-03 深圳光启合众科技有限公司 机器人的眼部结构和机器人
US10942234B2 (en) 2012-06-20 2021-03-09 Oxford Instruments Nanotechnology Tools Limited Reduction of blockages in a cryogenic refrigeration system such as for magnetic resonance imaging systems

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